JPH0711498A - 微小めっき部位を有するめっき物のめっき装置 - Google Patents

微小めっき部位を有するめっき物のめっき装置

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JPH0711498A
JPH0711498A JP5178596A JP17859693A JPH0711498A JP H0711498 A JPH0711498 A JP H0711498A JP 5178596 A JP5178596 A JP 5178596A JP 17859693 A JP17859693 A JP 17859693A JP H0711498 A JPH0711498 A JP H0711498A
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plated
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anode
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Yoshima Hirose
義真 広瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 添加剤の消耗の少ないめっき装置を提供す
る。 【構成】 この発明の微小めっき部位を有するめっき物
のめっき装置は、微小めっき部位の総面積に対する不溶
性アノード10の表面積を、0.5〜5倍の範囲にし
た。不溶性アノードの表面積が微小めっき部位の総面積
に応じて、5倍以下の範囲に抑えられていることから、
不溶性アノードの表面で分解される添加剤の量が少な
い。また、不溶性アノードの表面積が微小めっき部位の
総面積の少なくも0.5倍(即ち、1/2)はあるの
で、微小めっき部位へのめっきは支障なく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微小めっき部位を有する
めっき物のめっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】めっき装置の「アノード」としては、溶
解アノードと不溶性アノードとがある。溶解アノード
は、めっき液中に金属を溶かしこむためのものであり、
めっき金属で出来ている。不溶性アノードはめっき液に
溶けないように白金等により出来ている。溶解アノード
の場合は、溶解アノードの表面にスラッジが発生し、め
っき液を汚す欠点があるため、現在では不溶性アノード
が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不溶性
アノードも欠点がないわけではない。すなわち、めっき
物のめっき部位に対して不溶性アノードの表面積が著し
く大きい場合には、不溶性アノードの表面において、め
っき液中の添加剤(光沢剤等)が分解されてしまう。例
えば、ウエハのバンプめっきのように、めっき物の全表
面積に対してめっき部位が著しく小さいような場合、こ
のめっき部位の総面積は、当然、不溶性アノードの表面
積に対しても著しく小さいものとなるため、このような
場合は、前述のように、不溶性アノードの表面でめっき
液中の添加物が分解されてしまう。これは、アノード部
での酸化反応によるもので、この酸化反応によりめっき
析出に必要とされる添加物が分解する。このように、め
っき液中の添加剤が分解により消耗されるため、従来は
めっき作業中に添加剤を頻繁に補給しなければならず、
作業性及びコストの面で大変不利であった。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、添加剤の消耗の少ないめっき装
置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の微小めっき部
位を有するめっき物のめっき装置は、上記の目的を達成
するために、微小めっき部位の総面積に対する不溶性ア
ノードの表面積を、0.5〜5倍の範囲にしたものであ
る。
【0006】不溶性アノードの表面積が微小めっき部位
の総面積に応じて、5倍以下の範囲に抑えられているこ
とから、不溶性アノードの表面で分解される添加剤の量
が少ない。また、不溶性アノードの表面積が微小めっき
部位の総面積の少なくも0.5倍(即ち、1/2)はあ
るので、微小めっき部位へのめっきは支障なく行える。
【0007】めっき方法は、浸漬タイプでも、噴流タイ
プでも、どちらでも良い。噴流タイプに適用する場合、
めっき液の流れを阻害しない形状で、且つ微小めっき部
位に対して均一な電流分布が得られる形状であれば、更
に好適である。
【0008】また、めっきの種類も、Au、Ag、C
u、Sn、Pb、Sn/Pb、Ni、Pd、Pt、Rh
など、どのような種類のめっきであっても良い。
【0009】更に、本願発明により分解が抑制される添
加剤としては、光沢剤、レベリング剤、界面活性剤など
が挙げられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。図1〜図4はこの発明の第1実施例を示す
図である。この実施例は、ウエハ1のバンプめっきを行
うための噴流型のめっき装置である。図4及び図5に示
すように、ウエハ1は、このシリコン製のベース2にア
ルミの蒸着層3を形成し、その上にバリアメタル層4を
形成し、更にその表面に、100μm径程度の微小めっ
き部位Pを残した状態で、フォトレジスト層5が形成さ
れている。めっき部位Pはウエハ1のめっき面1aに多
数形成されており、このめっき部位PにCuのバンプめ
っき6が形成されている。このようにめっき部位Pは大
変に微小なものであり、めっき部位Pの面積を全て合計
した総面積S1 と、めっき面1aの全表面積S2 の比率
は、S1 :S2 =1:100となっている。
【0011】次に、このバンプめっき6を形成するため
のめっき装置を、図1及び図2に基づいて説明する。7
がめっき槽で、全体ボックス形状をしており、このめっ
き槽7の上部には開口部7aが形成されている。この開
口部7aの周囲にはエアバッグ8が設けられている。こ
のエアバック8は非使用時は収縮状態となっており、開
口部7a上にウエハ1を載せた後に空気を圧送して膨張
させ、該膨張したエアバッグ8にてウエハ1の周縁を押
さえ付けることができる。ウエハ1はめっき面1aを下
向きにした状態で載置されており、めっき面1aがカソ
ード(陰極)に接続されている。めっき槽7の内部に
は、Cuのめっき液Mをウエハ1めがけて吹き出すため
の孔9aが多数形成された塩化ビニール(PVC)製の
整流板9が設けられている。そして、この整流板9の上
に設けられているのが不溶性アノード10である。この
不溶性アノード10は、ぜんまい状(或いは蚊取り線香
状)に巻かれたワイヤ形状を呈している。前記めっき部
位Pの総面積S1 と、この不溶性アノード10の表面積
3 との関係は、S1 :S3 =1:3という関係になっ
ている。そして、めっき槽7の下部に形成された図示せ
ぬ噴射パイプからめっき液Mが供給され、このめっき液
Mは整流板9の孔9aから、不溶性アノード10を介し
て、上向きに吹き出され、ウエハ1のめっき面1aに当
たる。めっき面1aに当たった後のめっき液Mはめっき
槽7の下部で回収され、図示せぬ噴射パイプより繰り返
し上に向けて噴射される。このように、めっき液Mが連
続的にウエハ1のめっき面1aに接触するため、めっき
液M中のCuイオンが微小めっき部位Pに析出し、図4
で示したようなバンプめっき6が形成される。
【0012】このめっき槽7で使用されるめっき液M
は、以下のような組成である。 めっき浴組成(硫酸銅めっき液) ・金属銅 28g/l (25〜35g/lが好
適範囲) ・硫酸 200g/l (180〜250g/l
が好適範囲) ・塩素イオン 70mg/l(50〜90mg/lが
好適範囲) ・有機光沢剤 25ml/l(20〜30ml/lが
好適範囲) ・温度 28℃
【0013】上記めっき液Mの組成中において、有機光
沢剤は不溶性アノード10に接触して分解され易い成分
であるが、この実施例のめっき装置では、めっき中にお
いて分解される量は大変に小さい。以下、本実施例にお
ける有機光沢剤の分解・消費量と、比較例としてのめっ
き装置における有機光沢剤の分解消費量との対比を下記
表1に示す。この比較例としためっき装置は、図示しな
いが、整流板自体が白金で製作されており、この整流板
自体を不溶性アノードとして利用したものである。従っ
て、めっき部位Pの総面積S1 と、比較例の整流板(不
溶性アノード)の表面積S4 との関係は、S1 :S4
1:200という関係になっている。それ以外の構造は
この実施例と同様である。
【0014】
【表1】
【0015】表1の通り、実施例の場合は、比較例に比
べて、有機光沢剤の分解・消耗が少ない。これは、実施
例の不溶性アノード10の表面積S3 が、めっき部位P
の総面積S1 の3倍程度の小さい面積に抑えられている
ことに起因する。これに対し、比較例の場合は、不溶性
アノード(整流板)の表面積S4 がめっき部位Pの総面
積S1 に比べて、著しく大きいため、有機光沢剤の分解
・消費される量が多い。
【0016】また、この実施例の不溶性アノード10
は、ぜんまい状に巻かれたワイヤ形状を呈しているた
め、めっき液Mの流れを阻害せず、しかもウエハ1のめ
っき面1aに対して均一な電流分布を示す。従って、実
施例で得られたバンプめっき6は、比較例で得られため
っきと略同じ程度のめっき厚となり、めっき厚の均一性
も良好であった。以上のように、この実施例のめっき液
によれば、めっき装置の本来の性能を低下させることな
く、有機光沢剤の分解・消費を少なくすることができ
る。
【0017】図5及び図6は、それぞれこの発明の他の
実施例に係る不溶性アノードを示す図である。図5のよ
うに網状の不溶性アノード12にしても良く、図6のよ
うに、ジグザク形状の不溶性アノード13にしても良
い。要は、不溶性アノード12、13の表面積が、めっ
き部位の総面積に対して、0.5〜5倍となれば良い。
【0018】尚、以上の各実施例では、噴流型のめっき
装置について説明したが、本願発明は浸漬型のめっき装
置にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】この発明に係る微小めっき部位を有する
めっき物のめっき装置は、以上説明してきた如き内容の
ものであって、添加剤の分解・消耗量を少なくすること
ができる。従って、めっき作業中に添加剤を補給する度
合いが少なくなり、作業性及びコストの面で有利とな
る。また、不溶性アノードを製作するために使用される
白金等の量も少なくて済むため、この面においても、コ
スト的に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るめっき装置の断面図
である。
【図2】整流板上に載せられた不溶性アノードを示す斜
視図である。
【図3】ウエハを示す斜視図である。
【図4】めっき部位の拡大断面図である。
【図5】別の実施例に係る不溶性アノードを示す斜視図
である。
【図6】別の実施例に係る不溶性アノードを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 めっき物 10 不溶性アノード P 微小めっき部位 M めっき液 S1 微小めっき部位の総面積 S3 不溶性アノードの表面積

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小めっき部位を有するカソード化され
    ためっき物と、不溶性アノードとを、それぞれめっき液
    に接触させ、該めっき液中の金属をめっき物の微小めっ
    き部位に析出させるめっき装置において、 前記微小めっき部位の総面積に対する不溶性アノードの
    表面積を、0.5〜5倍の範囲にしたことを特徴とする
    微小めっき部位を有するめっき物のめっき装置。
  2. 【請求項2】 不溶性アノードが、ぜんまい状に巻かれ
    たワイヤ形状を呈している請求項1記載の微小めっき部
    位を有するめっき物のめっき装置。
JP17859693A 1993-06-28 1993-06-28 微小めっき部位を有するめっき物のめっき装置 Expired - Lifetime JP3278245B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009242940A (ja) * 2008-03-11 2009-10-22 C Uyemura & Co Ltd 連続電気銅めっき方法
KR20220009394A (ko) 2019-05-17 2022-01-24 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 도금 방법, 도금용의 불용성 애노드, 및 도금 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598489A (ja) * 1991-10-02 1993-04-20 Sumitomo Metal Mining Co Ltd リードフレームの両面部分めつき装置

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