JPH07114724B2 - 化粧用パフ発泡体及びその製造方法 - Google Patents
化粧用パフ発泡体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07114724B2 JPH07114724B2 JP27261988A JP27261988A JPH07114724B2 JP H07114724 B2 JPH07114724 B2 JP H07114724B2 JP 27261988 A JP27261988 A JP 27261988A JP 27261988 A JP27261988 A JP 27261988A JP H07114724 B2 JPH07114724 B2 JP H07114724B2
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- Japan
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- cosmetic puff
- producing
- tio
- cosmetic
- caco
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、水に濡らさない状態で化粧料を付着させ化粧
させる際、モイスチヤー感に優れた風合・感触を有する
化粧用パフ発泡体及びその製造法に関するものである。
させる際、モイスチヤー感に優れた風合・感触を有する
化粧用パフ発泡体及びその製造法に関するものである。
［従来の技術］ 従来化粧用パフ材として各種発泡体（いわゆるスポン
ジ）が多く用いられているが、これらはポリビニルアル
コール・NBR・SBR・天然ゴム等を単味もしくはブレンド
したものに起泡剤，加硫剤，加硫促進剤，老化防止剤，
気泡安定剤，活性剤，凝固剤，抗菌剤等を添加し、発泡
・加硫・成形することによつて製造している。
ジ）が多く用いられているが、これらはポリビニルアル
コール・NBR・SBR・天然ゴム等を単味もしくはブレンド
したものに起泡剤，加硫剤，加硫促進剤，老化防止剤，
気泡安定剤，活性剤，凝固剤，抗菌剤等を添加し、発泡
・加硫・成形することによつて製造している。
［発明が解決しようとする課題］ 以上の化粧用パフ発泡剤のうちポリビニルアルコール系
の水性化粧料用パフは水性化粧料を付着させ、使用する
状態いわゆる含水状態では極めて滑らかな感触を示す
が、反面水に濡らさず乾燥状態では硬く、水を使用しな
い油性化粧料とか粉末化粧料のパフとしては適さない。
の水性化粧料用パフは水性化粧料を付着させ、使用する
状態いわゆる含水状態では極めて滑らかな感触を示す
が、反面水に濡らさず乾燥状態では硬く、水を使用しな
い油性化粧料とか粉末化粧料のパフとしては適さない。
NBR・SBR・天然ゴム等を原料とする化粧用パフは乾燥状
態で柔軟であり、油性化粧料・粉末化粧料のパフとして
適しているが、女性の肌に対し、ゴム的性質に基づく滑
りの悪さ，かさかさ感（ドライ感）があるため不快感を
伴うのみならず、肌を傷めると言う問題点がある。
態で柔軟であり、油性化粧料・粉末化粧料のパフとして
適しているが、女性の肌に対し、ゴム的性質に基づく滑
りの悪さ，かさかさ感（ドライ感）があるため不快感を
伴うのみならず、肌を傷めると言う問題点がある。
以上のように水性，非水性化粧料共に滑りがよく、柔軟
でモイスチヤー感に優れた風合・感触を有する化粧用パ
フ発泡体及びその製造法として満足すべき公知のものは
存在しない。
でモイスチヤー感に優れた風合・感触を有する化粧用パ
フ発泡体及びその製造法として満足すべき公知のものは
存在しない。
［課題を解決するための手段］ 本発明に係わる化粧用パフ発泡体は、ゴムラテツクスを
主剤とし、硬蛋白質（フイブロイン）・一般抗菌剤・雲
母チタン等を含む化粧用パフ組成物の硬蛋白質にTiO2・
CaCO3・ZnO・タルク［Mg3H2（SiO3）４］をコーテイン
グしたものである。
主剤とし、硬蛋白質（フイブロイン）・一般抗菌剤・雲
母チタン等を含む化粧用パフ組成物の硬蛋白質にTiO2・
CaCO3・ZnO・タルク［Mg3H2（SiO3）４］をコーテイン
グしたものである。
また、本発明に係わる化粧用パフ発泡体には一般抗菌剤
としてシランカツプリング剤を添加したもの、更に／も
しくはマイカにTiO2・CaCO3・ZnO・タルク［Mg3H2（SiO
3）４］をコーテイングした雲母チタンを添加したもの
も含まれる。
としてシランカツプリング剤を添加したもの、更に／も
しくはマイカにTiO2・CaCO3・ZnO・タルク［Mg3H2（SiO
3）４］をコーテイングした雲母チタンを添加したもの
も含まれる。
本発明に係わる化粧用パフ発泡体の製造法は上記配合及
びコーテイング処理を施した材料を発泡させ、加硫・成
形することよりなるものである。
びコーテイング処理を施した材料を発泡させ、加硫・成
形することよりなるものである。
［作用］ 化粧用パフ発泡体は、滑りがよく、肌に対する親和性が
増し、シルキータツチのモイスチヤー感に優れた風合・
感触を示す。
増し、シルキータツチのモイスチヤー感に優れた風合・
感触を示す。
［実施例］ 本発明の実施例について説明すると、ゴムラテツクス10
0重量部に対して起泡剤0.4〜2.0重量部、加硫剤及び加
硫促進剤及び老化防止剤計1.5〜6.0重量部、硬蛋白質
（フイブロイン）0.01〜10重量部、気泡安定剤0.4〜10
重量部、活性剤・凝固剤計1.0〜6.0重量部、抗菌剤0.01
〜3.0重量部、雲母チタン0.01〜10重量部を配合した化
粧用パフ組成物のうち、硬蛋白質（フイブロイン）とし
て市販のシルクフイブロインを用い、それにTiO2・CaCO
3・ZnO・タルク［Mg3H2（SiO3）４］をコーテイングす
る。なお、TiOをコーテイングしたシルクフイブロイン
を多量に添加するとゲル化速度が増大するので、それを
抑制し、しかも発泡体にモイスチヤー感に優れた風合・
感触を与えるため、好ましくはゴムラテツクス100重量
部に対して１〜２重量部を添加する。
0重量部に対して起泡剤0.4〜2.0重量部、加硫剤及び加
硫促進剤及び老化防止剤計1.5〜6.0重量部、硬蛋白質
（フイブロイン）0.01〜10重量部、気泡安定剤0.4〜10
重量部、活性剤・凝固剤計1.0〜6.0重量部、抗菌剤0.01
〜3.0重量部、雲母チタン0.01〜10重量部を配合した化
粧用パフ組成物のうち、硬蛋白質（フイブロイン）とし
て市販のシルクフイブロインを用い、それにTiO2・CaCO
3・ZnO・タルク［Mg3H2（SiO3）４］をコーテイングす
る。なお、TiOをコーテイングしたシルクフイブロイン
を多量に添加するとゲル化速度が増大するので、それを
抑制し、しかも発泡体にモイスチヤー感に優れた風合・
感触を与えるため、好ましくはゴムラテツクス100重量
部に対して１〜２重量部を添加する。
次いでこの組成物を一般のゴムラテツクスと同じ条件で
発泡し、100〜120℃で30〜60分間保持し加硫・成形す
る。
発泡し、100〜120℃で30〜60分間保持し加硫・成形す
る。
フイブロインはこの条件でコラプトしやすいことから、
フイブロイン添加配合時もしくは後処理において抗菌剤
としてシランカツプリング剤、例えばオクタデシルジメ
チル［３−（トリメトシキル）プロピル］アンモニウム
クロライド を添加する。その添加量はゴムラテツクス100重量部に
対して0.01〜3.0重量部がよい。後処理の場合その0.5〜
２％溶液をゴムラテツクス加硫成形品に含浸させ、100
〜120℃で40〜60分熱処理する。このように処理するこ
とにより化粧用パフに抗菌性を与えることが出来る。
フイブロイン添加配合時もしくは後処理において抗菌剤
としてシランカツプリング剤、例えばオクタデシルジメ
チル［３−（トリメトシキル）プロピル］アンモニウム
クロライド を添加する。その添加量はゴムラテツクス100重量部に
対して0.01〜3.0重量部がよい。後処理の場合その0.5〜
２％溶液をゴムラテツクス加硫成形品に含浸させ、100
〜120℃で40〜60分熱処理する。このように処理するこ
とにより化粧用パフに抗菌性を与えることが出来る。
その他、雲母チタンをゴムラテツクス100重量部分に対
して0.01〜10重量部添加する。雲母チタンはマイカ（Mi
ca X2Y４〜６Z8O2（OHF）４にTiO2等をコーテイングし
たものである。なお、 ＸはK,Na,Ca,Ba,Rb,Cs等の元素、 ＹはAl,Mg,Fe,Li,Mn,Ti等の元素、及び ＺはSi,Al,Fe,Tiの元素を示す。
して0.01〜10重量部添加する。雲母チタンはマイカ（Mi
ca X2Y４〜６Z8O2（OHF）４にTiO2等をコーテイングし
たものである。なお、 ＸはK,Na,Ca,Ba,Rb,Cs等の元素、 ＹはAl,Mg,Fe,Li,Mn,Ti等の元素、及び ＺはSi,Al,Fe,Tiの元素を示す。
この雲母チタンとしてはテイカパール，セリパール（い
ずれも帝国化工製）が適用可能であり、特にTiOを約20
％含有し、粒径20〜110μのものが好ましい。雲母チタ
ンの添加量はパフ発泡体にソフト感を与え、シルキーカ
ラーを微妙に醸し出す光輝感を与え上からはゴムラテツ
クス100重量部に対して、２〜３重量部が最適である。
ずれも帝国化工製）が適用可能であり、特にTiOを約20
％含有し、粒径20〜110μのものが好ましい。雲母チタ
ンの添加量はパフ発泡体にソフト感を与え、シルキーカ
ラーを微妙に醸し出す光輝感を与え上からはゴムラテツ
クス100重量部に対して、２〜３重量部が最適である。
［発明の効果］ 本発明は、以上説明したように構成されているため、化
粧用パフ発泡体の皮膚に対する平滑性・親和性が著しく
増大し、シルキータツチのモイスチヤーに優れた風合・
感触を持ち、水性・非水性の両性化粧料に対して、肌を
傷めることはもちろん違和感もなく使用可能である。
粧用パフ発泡体の皮膚に対する平滑性・親和性が著しく
増大し、シルキータツチのモイスチヤーに優れた風合・
感触を持ち、水性・非水性の両性化粧料に対して、肌を
傷めることはもちろん違和感もなく使用可能である。
Claims (6)
- 【請求項１】ゴムラテツクスを主剤とし、硬蛋白質（フ
イブロイン）・一般抗菌剤・雲母チタン等を含む化粧用
パフ組成物の硬蛋白質にTiO2・CaCO3・ZnO・タルク［Mg
3H2（SiO3）４］をコーテイングしてなる化粧用パフ発
泡体。 - 【請求項２】一般抗菌剤としてシランカツプリング剤を
添加してなる請求項１記載の化粧用パフ発泡体。 - 【請求項３】マイカにTiO2・CaCO3・ZnO・タルク［Mg3H
2（SiO3）４］をコーテイングした雲母チタンを添加し
てなる請求項１又は２記載の化粧用パフ発泡体。 - 【請求項４】ゴムラテツクスを主剤とし、硬蛋白質（フ
イブロイン）・一般抗菌剤・雲母チタン等を含む化粧用
パフ組成物の硬蛋白質にTiO2・CaCO3・ZnO・タルク［Mg
3H2（SiO3）４］をコーテイングしてなる前記組成物を
発泡・加硫・成形することよりなる化粧用パフ発泡体製
造法。 - 【請求項５】一般抗菌剤としてシランカツプリング剤を
添加してなる前記組成物を発泡・加硫・成形することよ
りなる請求項４記載の化粧用パフ発泡体製造法。 - 【請求項６】マイカにTiO2・CaCO3・ZnO・タルク［Mg3H
2（SiO3）４］をコーテイングした雲母チタンを添加し
てなる前記組成物を発泡・加硫・成形することよりなる
請求項４又は５記載の化粧用パフ発泡体製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27261988A JPH07114724B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 化粧用パフ発泡体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27261988A JPH07114724B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 化粧用パフ発泡体及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02116311A JPH02116311A (ja) | 1990-05-01 |
| JPH07114724B2 true JPH07114724B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=17516457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27261988A Expired - Lifetime JPH07114724B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 化粧用パフ発泡体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07114724B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04269903A (ja) * | 1991-02-26 | 1992-09-25 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 化粧用パフ発泡体及びその製造方法 |
| JPH04297203A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-21 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 化粧用シリコーンゴム発泡体パフ |
| US7186045B2 (en) | 2000-02-16 | 2007-03-06 | L'oreal S.A. | Device and method for applying a cosmetic product |
| FR2804846B1 (fr) * | 2000-02-16 | 2002-08-09 | Oreal | Dispositif de conditionnement et d'application comportant une structure poreuse incorporant un agent biocide |
| CN113924022A (zh) * | 2019-06-03 | 2022-01-11 | 株式会社黛怡茜 | 化妆料保持用载体及化妆品 |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP27261988A patent/JPH07114724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02116311A (ja) | 1990-05-01 |
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