JPS5858099B2 - コンド−ム - Google Patents
コンド−ムInfo
- Publication number
- JPS5858099B2 JPS5858099B2 JP51055519A JP5551976A JPS5858099B2 JP S5858099 B2 JPS5858099 B2 JP S5858099B2 JP 51055519 A JP51055519 A JP 51055519A JP 5551976 A JP5551976 A JP 5551976A JP S5858099 B2 JPS5858099 B2 JP S5858099B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- condom
- spheres
- glass
- powder
- hollow spheres
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良された被覆層を有するコンドームに関する
ものである。
ものである。
従来、浸漬法等で製造されるコンドームは粒径の小さい
ケイ酸、タルク、マイカ等の粉体とか界面活性剤等の粘
着防止剤を用いてゴム、合成樹脂自体の粘着を取り除き
、しかる後粒径の大きい澱粉、石松子等の植物性粉末あ
るいは鉱物性粉末又はシリコーンオイル等の液体で透明
性、耐久性、装着性を高める表面処理を施しているのが
通常である。
ケイ酸、タルク、マイカ等の粉体とか界面活性剤等の粘
着防止剤を用いてゴム、合成樹脂自体の粘着を取り除き
、しかる後粒径の大きい澱粉、石松子等の植物性粉末あ
るいは鉱物性粉末又はシリコーンオイル等の液体で透明
性、耐久性、装着性を高める表面処理を施しているのが
通常である。
しかしながら、表面処理として用いられる澱粉は腐敗し
易く、石松子は価格の変動が大きく高価であり、鉱物質
の粉末は粒形が凸凹であり、鱗片状、土塊状であったり
してコンドームへの付着量が多く、又付着むらを起し透
明性、装着性を損う欠点があった。
易く、石松子は価格の変動が大きく高価であり、鉱物質
の粉末は粒形が凸凹であり、鱗片状、土塊状であったり
してコンドームへの付着量が多く、又付着むらを起し透
明性、装着性を損う欠点があった。
そこで本発明は表面処理用の粉末として、無機質ではあ
るが粒形が丸みを帯ひ、粒径が5〜150ミクロンの範
囲の粉末によって表面処理を行ない、低置な、装着性の
良い、透明感があり、耐久性に富むコンドームを提供し
ようとするものである。
るが粒形が丸みを帯ひ、粒径が5〜150ミクロンの範
囲の粉末によって表面処理を行ない、低置な、装着性の
良い、透明感があり、耐久性に富むコンドームを提供し
ようとするものである。
本発明の粉末は、ガラス球(中空球、非中空球を含む)
、発泡ガラス球、シラス中空球、合成無機中空球等が用
いられ、これらは一般の鉱物質粉末より流動性が良く、
粒形が略球状に近く、又粒径が5〜150ミクロンの範
囲に有ってコンドームの表面処理に非常に適することが
わかった。
、発泡ガラス球、シラス中空球、合成無機中空球等が用
いられ、これらは一般の鉱物質粉末より流動性が良く、
粒形が略球状に近く、又粒径が5〜150ミクロンの範
囲に有ってコンドームの表面処理に非常に適することが
わかった。
該表面処理用粉末は上記の性質を持っているのでコンド
ームに適用した場合、一流動性が良好な為コンドームの
表面に滑性が得られ、装着の際、手触り、巻きほぐしが
良くなり、又粒形が球状に近いのでコンドームの表面に
不必要に付着することなくコンドームの透明性、光沢性
が良好となり、しかも一般の鉱物質とは違って吸水量が
非常に低いのでコンドームを劣化させず長期安定性に優
れている。
ームに適用した場合、一流動性が良好な為コンドームの
表面に滑性が得られ、装着の際、手触り、巻きほぐしが
良くなり、又粒形が球状に近いのでコンドームの表面に
不必要に付着することなくコンドームの透明性、光沢性
が良好となり、しかも一般の鉱物質とは違って吸水量が
非常に低いのでコンドームを劣化させず長期安定性に優
れている。
又、化学的に不活性なのでコンドーム皮膜の物性の低下
、人体皮膚への影響もなく良好なコンドームが得られる
。
、人体皮膚への影響もなく良好なコンドームが得られる
。
上記無機質粉末には従来の鉱物性、植物性、合成樹脂製
の粉末の適宜量を混合したものも同様に使用できる。
の粉末の適宜量を混合したものも同様に使用できる。
又、上記無機質粉末にはシリコーンオイル、エチレング
リコールその他のグリコール類、ポリエチレングリコー
ルその他のポリグリコール類、グリセリン、多糖類アル
コール、多価アルコールその他の同効の湿潤剤の一種若
しくは二種以上共用でき、その場合コンドームの表面に
は上記湿潤剤で処理した上記無機質粉末を適用したり、
無機質粉末をコンドームに処理した後湿潤剤を被覆する
ことによって今までにない透明性、長期安定性、装着性
の優れたコンドームが得られる。
リコールその他のグリコール類、ポリエチレングリコー
ルその他のポリグリコール類、グリセリン、多糖類アル
コール、多価アルコールその他の同効の湿潤剤の一種若
しくは二種以上共用でき、その場合コンドームの表面に
は上記湿潤剤で処理した上記無機質粉末を適用したり、
無機質粉末をコンドームに処理した後湿潤剤を被覆する
ことによって今までにない透明性、長期安定性、装着性
の優れたコンドームが得られる。
この理由は、鉱物性粉末の場合様々の成分の結晶が混合
している為に上記湿潤剤によって湿潤しても透明感が劣
り、植物性粉末では上記湿潤剤に湿潤しても不透明であ
ったり、合成樹脂製粉末では各樹脂によって相違するが
、上記湿潤剤に濡れにくかったり、粉末自体が不透明で
ある為と思われ、本発明に使用される無機質粉末は成分
がほぼ単一に近く、結晶の粒径が大きいので上記結果が
得られると思われる。
している為に上記湿潤剤によって湿潤しても透明感が劣
り、植物性粉末では上記湿潤剤に湿潤しても不透明であ
ったり、合成樹脂製粉末では各樹脂によって相違するが
、上記湿潤剤に濡れにくかったり、粉末自体が不透明で
ある為と思われ、本発明に使用される無機質粉末は成分
がほぼ単一に近く、結晶の粒径が大きいので上記結果が
得られると思われる。
次に本発明の実施例を述べる。
実施例 1
天然ゴムラテックス液を使用し浸漬法によって所定の製
造型で形成したコンドーム皮膜に従来の粘着防止用粉末
であるマイカで粉付し、粘着を防止しながら剥離した後
、該コンドームに10〜30ミクロンの略球状のホウケ
イ酸ガラスから製造されたガラス球で表面処理をして作
られたコンドームは表面が滑らかで、装着性、透明性の
優れたものであった。
造型で形成したコンドーム皮膜に従来の粘着防止用粉末
であるマイカで粉付し、粘着を防止しながら剥離した後
、該コンドームに10〜30ミクロンの略球状のホウケ
イ酸ガラスから製造されたガラス球で表面処理をして作
られたコンドームは表面が滑らかで、装着性、透明性の
優れたものであった。
実施例 2
ガラス球100重量部と粘度350 C8のシリコーン
オイル10重量部を混合した湿潤粉末で表面処理した以
外は実施例1と同様にして良好な製品を得た。
オイル10重量部を混合した湿潤粉末で表面処理した以
外は実施例1と同様にして良好な製品を得た。
実施例 3
ポリウレタン溶液を使用し浸漬法によって所定の製造型
で形成したポリウレタン製コンドーム皮膜に、粘着防止
用微粉末含水ケイ酸で粘着を防止し剥離した後、該コン
ドームに粒径20〜50ミクロンのシラス中空球で表面
処理し、更に350CSシリコーンオイルを塗布した所
非常に透明なコンドームが得られた。
で形成したポリウレタン製コンドーム皮膜に、粘着防止
用微粉末含水ケイ酸で粘着を防止し剥離した後、該コン
ドームに粒径20〜50ミクロンのシラス中空球で表面
処理し、更に350CSシリコーンオイルを塗布した所
非常に透明なコンドームが得られた。
実施例4
350 CSシリコーンオイルの代わりに、グリセリン
50部、エチレンクリコール50部、水100部を混合
した湿潤剤を使用した以外は実施例3と同様にしてほと
んど同様の製品を得た。
50部、エチレンクリコール50部、水100部を混合
した湿潤剤を使用した以外は実施例3と同様にしてほと
んど同様の製品を得た。
実施例 5
天然ゴムラテックス液を使用し浸漬法によって所定の製
造型で形成したコンドーム皮膜に非イオン界面活性剤を
塗布して粘着を防止しつつ剥離し、含水ケイ酸で粉打ち
した後、50〜100ミクロンの発泡ガラス球で表面処
理した。
造型で形成したコンドーム皮膜に非イオン界面活性剤を
塗布して粘着を防止しつつ剥離し、含水ケイ酸で粉打ち
した後、50〜100ミクロンの発泡ガラス球で表面処
理した。
該コンドームは滑らかで、装着性、透明性の良い優れた
コンドームであった。
コンドームであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 完成又は未完成状態のコンドームの表面にね径5〜
150ミクロン付近のガラス球、発泡ガラス球、シラス
中空球、合成無機中空球等無機質略球形状の表面処理用
粉末で被覆層を形成したコンドーム。 2 完成又は未完成状態のコンドームの表面に粒径5〜
150ミクロン付近のガラス球、発泡ガラス球、シラス
中空球、合成無機中空球等無機質略球形状の表面処理用
粉末と湿潤剤とからなる被覆層を形成したコンドーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51055519A JPS5858099B2 (ja) | 1976-05-15 | 1976-05-15 | コンド−ム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51055519A JPS5858099B2 (ja) | 1976-05-15 | 1976-05-15 | コンド−ム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52138397A JPS52138397A (en) | 1977-11-18 |
JPS5858099B2 true JPS5858099B2 (ja) | 1983-12-23 |
Family
ID=13000940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51055519A Expired JPS5858099B2 (ja) | 1976-05-15 | 1976-05-15 | コンド−ム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858099B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5137032A (en) * | 1987-08-10 | 1992-08-11 | Harmon James V | Natural feeling flexible contraceptive device |
US4869723A (en) * | 1987-08-10 | 1989-09-26 | Microbionics Inc | Natural feeling condom and method |
GB0215905D0 (en) * | 2002-07-09 | 2002-08-21 | Ssl Internat | Finishing powders |
-
1976
- 1976-05-15 JP JP51055519A patent/JPS5858099B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52138397A (en) | 1977-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2156524C (en) | Flexible polyvinyl chloride article and method of making | |
JPS606655B2 (ja) | 医科用手袋とその製法 | |
JP4308653B2 (ja) | 手袋のマイクロカプセルコーティング | |
JPH01107758A (ja) | 男性外用カテーテル | |
US2373933A (en) | Cosmetic preparation | |
AU2002336533A1 (en) | Microencapsulation coating for gloves | |
CN108433217B (zh) | 一种丁腈假发泡防滑手套的制备方法 | |
JPS5858099B2 (ja) | コンド−ム | |
US7084204B2 (en) | Coating for rubber gloves | |
JPH1161527A (ja) | 着脱性に優れたゴム製手袋及びその製造方法 | |
KR20160019306A (ko) | 이중 하이드로겔 마스크팩의 제조방법 | |
CN100490690C (zh) | 缓解瘙痒和炎症的手套及其制造方法 | |
JP2011122261A (ja) | 湿式成膜による樹脂皮膜品及びその製造方法 | |
CN205443741U (zh) | 一种深纹路有机硅合成革 | |
JP2531171Y2 (ja) | 作業用手袋 | |
JPH0433810Y2 (ja) | ||
JP2939595B2 (ja) | 化粧パフ用スポンジゴムの製造方法 | |
JP3509924B2 (ja) | Nbrサポート型手袋およびその製造法 | |
JP3198512U (ja) | 美容作業用手袋 | |
JPH0329291Y2 (ja) | ||
JP3612625B1 (ja) | かゆみ炎症緩和手袋及びその製造方法 | |
US1909746A (en) | Rubber coated article | |
JPH01221501A (ja) | 塩化ビニル手袋及びその製造方法 | |
JPS63175104A (ja) | 塩化ビニル樹脂製手袋の製造方法 | |
JPH0753922B2 (ja) | 塩化ビニル樹脂製手袋の製造方法 |