JPH07114644A - ケイ線あるいは表ケイ線生成方法及び表ケイ線生成処理装置 - Google Patents

ケイ線あるいは表ケイ線生成方法及び表ケイ線生成処理装置

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JPH07114644A
JPH07114644A JP26206393A JP26206393A JPH07114644A JP H07114644 A JPH07114644 A JP H07114644A JP 26206393 A JP26206393 A JP 26206393A JP 26206393 A JP26206393 A JP 26206393A JP H07114644 A JPH07114644 A JP H07114644A
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JP26206393A
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Hitoshi Yonenaga
斉 米永
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像読取り装置を手動にて移動しながら、移動
停止やスイッチの押下など簡単な指示によりケイ線を所
望の位置に生成すること。 【構成】画像読取り装置に移動速度検知手段と移動方向
検知手段を設け、読取り画像を画面で確認しながら、所
望の位置での移動停止によりケイ線を生成する。又、縦
ケイ線の位置指定は画像読取り装置の順方向動作での停
止点、横ケイ線の位置指定は画像読取り装置の逆方向動
作での停止点をケイ線を生成する位置とする。又、生成
した縦横ケイ線で構成された表ケイ線と元の被読取り画
像を比較して、ケイ線の交点で区切られる線分単位に不
要な部分を自動的に消去し、所望の表ケイ線を作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表ケイ線生成処理装置
に係り、特に手書きや既存の表ケイ線を情報処理装置に
取込む場合において、その表ケイ線の書かれた紙などの
媒体上を画像読取り装置を手動にて移動することによっ
て該媒体に記録されたイメージ情報を光電変換して内部
に取込むと共に、その読込み過程においてケイ線の位置
指定を行うことによって、簡単に所望の表ケイ線を生成
することのできるケイ線あるいは表ケイ線生成方法及び
表ケイ線生成処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサのような情報処理装置による文書編集などの情報処
理において各種の表を作成する場合、表の大きさや文字
数を想定してケイ線作成機能により表ケイ線を作成する
か、行数,列数を設定して自動的に表ケイ線を作成する
機能が使われている。また、手書きで作成した表ケイ線
や既存の表ケイ線を情報処理装置に取込み、表編集など
を行い他の用途に用いる場合においては、表の大きさを
測定したり文字列数や行数を数えたりして、相当する表
ケイ線を前述の方法などで作成するのが一般的である。
【0003】手書きした表形式の用紙あるいは書式が印
刷された用紙をスキャナで読取り、表ケイ線を作成する
ものが特開平1−199265 号公報に、又、ハンディスキャ
ナでケイ線を読取り作表するものが特開平2−246671 号
公報で知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の表ケイ線作成機能は、行数,列数や各枠内の文字列数
を想定してケイ線機能で縦横のケイ線を作成しかつ不要
な部分は線分ごとに削除することによって作表するため
に、非常に操作性が悪かった。
【0005】又、手書きや既存の表ケイ線と同一のもの
を情報処理装置に取込む場合、その表ケイ線の大きさや
文字数を測定して、それに従って作表する必要があり作
業効率が悪かった。前記の公開公報記載の発明ではこれ
らの課題解決を指向していない。
【0006】本発明は前記に着目し、既存の表ケイ線な
どを予め容易し、その表ケイ線が描かれた紙などの媒体
上を画像読取り装置を手動にて移動させ、その読取り動
作中の簡易な一連の操作によって、表ケイ線を生成でき
るようにして、最小の動作で操作性のよい表ケイ線生成
装置を提供することにより、表作成などの編集操作を簡
単にすることにある。
【0007】また、表ケイ線の概要を手書きで書き、そ
れを本装置を使用して読込み表ケイ線を生成すると、そ
の読込み過程で詳細に文字数,行数等を変更することも
可能である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、用紙のイメ
ージを人為的に移動される画像読取り装置によって光学
的に読取り、表示装置を有する画像読取り処理装置によ
って前記で読取られたデータに基づき文書あるいは表ケ
イ線を作成するケイ線作成方法において、画像読取り装
置を停止したとき画像読取り装置に内装した位置検出器
でその停止位置を検出し、この停止位置データに基づい
て画像読取り処理装置が画像読取り装置の移動方向に直
角な方向にケイ線を生成し、ケイ線を自動的に生成する
ケイ線生成方法、あるいは、表ケイ線作成を含む表編集
機能と画像データの処理機能を有する情報処理装置と、
前記情報処理装置に接続され、読取り対象上を移動し、
前記読取り対象上の画像を順次読取り、前記情報処理装
置に伝送する画像読取り装置とを備える表ケイ線生成処
理装置において、前記画像読取り装置は、前記画像を読
取るライン状に配置されたセンサと、画像読取り時に画
像読取り装置の移動開始,停止及び移動方向を検知する
移動情報検知手段と、画像読取り時に画像読取り装置の
移動量を測定する移動量測定手段とを備え、前記情報処
理装置は、前記読取られた画像データを格納する記憶手
段と、前記記憶された画像データを表示する手段と、前
記記憶された画像データを表示並びに情報処理データと
して取り込む際の制御を行う制御手段とを備え、前記制
御手段は、前記移動情報の移動方向について、正方向の
移動と逆方向の移動とを識別する移動方向識別手段と、
前記移動情報の移動状態について、移動状態と停止状態
とを識別する移動状態識別手段と、画像データ読取り中
に、前記移動状態識別手段により停止状態が検知された
場合、その時点の前記画像読取り装置の位置に相当する
地点にケイ線を引くケイ線描画手段を設けることによっ
て達成される。
【0009】
【作用】所望の表ケイ線を生成する機能において、画像
データを読取るために紙面などの上を移動させて操作
し、移動しながら紙面上の画像情報を取込む処理を行う
画像読取り装置を有し、手書きや既存の表ケイ線を画像
情報として取込み画面上に表示し、画面を確認しながら
所望のケイ線位置で移動を停止し、その位置をケイ線描
画位置とし、かつ移動方向により縦ケイ線と横ケイ線の
位置指定を切換えることにより、表ケイ線の生成を画像
読取り装置に対する単一操作で実現でき、簡単に表ケイ
線の生成を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明構成の一実施例を図面を参照し
て説明する。
【0011】図3は、本発明の一実施例である画像読取
り装置をワードプロセッサなどの情報処理装置に接続し
た場合の全体ブロック図である。図3において、画像読
取り装置10は、画像読取り部11,ケイ線位置指定ス
イッチ54,読取りデータオン・オフスイッチ53から
構成され、インターフェイス回路9とケーブル21を介
して接続される。ケーブル21内には、画像読取装置の
移動方向(Direction)を示すDIR信号22,スタート
信号23,画像データやデータクロックなどの読取りデ
ータ24,電源供給ライン25,読取り範囲切換え信号
26,読取りデータオン・オフ信号27が含まれる。符
号28,29,30はケーブルで、キーボード15,フ
レキシブルディスク装置17(以下、FDDと称す),
プリンタ19をそれぞれキーボードコントローラ14,
フレキシブルディスク制御回路16(以下、FDCと称
す),プリンタコントローラ18に接続するものであ
り、入力データ,印字,記憶のデータをこれらのケーブ
ルを経由して伝送するよう構成されている。また、符号
1はプログラム蓄積型計算ユニットである中央処理装置
(以下、CPUと称す)である。
【0012】主制御回路は、電源投入後情報処理装置と
しての機能を実行するためのプログラムを記憶するプロ
グラムメモリ2と、入力された情報処理データを記憶す
る情報処理用ワークメモリ3,画像読取り装置10より
入力されたデータを記憶する画像処理用ワークメモリ
4,ドットマトリクスで文字を表すドットデータを文字
コードを索引として記憶しているキャラクタージェネレ
ータ5と、状態表示を行う液晶表示装置8,状態表示の
ための表示データを記憶している表示用ワークメモリ
6,該表示用ワークメモリ6の記憶データを一定周期毎
に液晶表示装置8に転送し表示制御を司る液晶コントロ
ーラ7,キーボード15の制御を行うキーボードコント
ローラ14,FDD17の制御を行うFDC16,プリ
ンタ19を制御し印字を行わせるプリンタコントローラ
18から構成され、これらは、バスライン20でCPU
1に接続されている。
【0013】図4,図5は、画像読取り装置10の構造
及び外観を示す図である。画像読取り装置10の下ケー
ス48の下部には、左右一対の駆動ローラ41が設けら
れ、一方のローラ41にスリット円板40が一体に設け
られており、フォトインタラプタ45,フォトインタラ
プタ46が所定の間隔をおいてその円周上に取付けられ
ている。上ケース49の下部には、原稿44上の画像読
取り装置の移動方向に対して直角方向にスリット状の開
口部43が設けられている。この開口部43上には、原
稿照明用である発光ダイオードアレイ等から成る光源4
2が設けられ、また、原稿44から反射した反射光を受
光し得る位置にレンズ50が設けられ、その出射光の結
像面にはイメージセンサ51が、読取りデータオン・オ
フスイッチ53(以下、スイッチAと称す),ケイ線位
置指定スイッチ54(以下、スイッチBと称す)と共に
センサ基板52上に設けられている。又、制御基板47
上には、前述のフォトインタラプタ45とフォトインタ
ラプタ46,センサ基板52とを接続するためのケーブ
ル56、及び情報処理装置などの主制御回路、本例では
インターフェイス回路9との接続の役割を成すケーブル
21の片側端子、そして、画像読取りを制御する制御回
路部55が実装されている。
【0014】以上の如く構成された画像読取り装置10
において、動作のための準備処理後、読取る原稿44の
上に画像読取り装置10をセットし、人為的に原稿44
上を移動させるとその移動に対応して駆動ローラ41が
回転し、これと同期してスリット円板40とフォトイン
タラプタ45とフォトインタラプタ46によるエンコー
ダで回転角度が検知され、この信号を制御回路部55に
出力する。これと同時に光源42も点灯し、これにより
照射された原稿44の反射光は、レンズ50を介してイ
メージセンサ51上に結像し、イメージデータとして読
取られ、これをアナログデータとして制御回路部55に
出力する。制御回路部55は、制御基板47、及び制御
基板52上に実装されているイメージセンサ51,フォ
トインタラプタ45,フォトインタラプタ46を制御
し、出力信号であるDIR信号22,スタート信号2
3,読取りデータ24を構成する画像データ24
(a),データクロック24(b)を生成する。また、
スイッチ53,スイッチ54は、それぞれ読取りデータ
オン・オフ信号27,読取り範囲切換え信号26を出力
し、それぞれスイッチをオンすると「0」レベルが、オ
フすると「1」レベルが出力される。これら、DIR信
号22,スタート信号23,画像データ24(a),デー
タクロック24(b),読取りデータオン・オフ信号2
7,読取り範囲切換え信号26、及び画像読取り装置1
0に電源を供給する電源供給ライン25は、主制御回路
のインターフェイス回路9とケーブル21を介して接続
されている。
【0015】次に図6を用いて、制御回路部55の構成
及び動作について説明する。制御回路部55は、読取り
データ生成回路57,移動方向検出回路58,スタート
信号生成回路59,データクロック生成回路60より構
成され、イメージセンサ51から出力されるイメージデ
ータであるアナログ信号は、読取りデータ生成回路57
によりA/D変換の後、シリアルのディジタル信号化さ
れ画像データ24(a)として出力される。フォトイン
タラプタ45,フォトインタラプタ46の位相差を持っ
た2つの信号である信号61,信号62は移動方向検出
回路58,スタート信号生成回路59,データクロック
生成回路60に入力されている。
【0016】移動方向検出回路58は、信号61,信号
62から画像読取り装置の移動方向を示すDIR信号2
2を生成する。
【0017】スタート信号生成回路59は、画像読取り
装置10の移動単位毎に画像データ24(a)の有効な
期間を示す為の同期化信号であるスタート信号23を、
前記エンコーダの回転角検知信号(具体的には信号61
及び信号62)により生成する。従って、スタート信号
23は、その発生周期は画像読取り装置10の移動速度
に依存するが、発生後のデータ有効期間は一定となる。
【0018】データクロック生成回路60は、信号61
及び信号62から、画像データを転送するための転送ク
ロックであるデータクロック24(b)を生成する。
【0019】図7〔(a),(b),(c)〕は、移動
方向検出回路58の構成および動作を示したもので、フ
ォトインタラプタ45,フォトインタラプタ46は、出
力位相差φs を持った信号61と信号62を得るため
に、相対位置関係をある一定の値に定めている。図7の
(a)は、駆動ローラ41が正回転したときの信号6
1、及び信号62の波形を示している。時間的に信号6
1は、信号62に対して位相φs だけ進んでいるため、
信号61の立上りエッジにおいて信号62の状態は、常
に「0」レベルとなっている。図7の(b)は、駆動ロ
ーラ41が逆回転したときの信号61、及び信号62の
波形を示している。この場合は、信号61は信号62に
対して位相φs に相当する時間が遅れている。
【0020】従って、信号61の立上りエッジにおいて
信号62の状態は、常に「1」レベルとなっている。
【0021】図7の(c)は、図7の(a),(b)で
示した原理を基に構成した移動方向検出回路58のブロ
ック図である。この回路により、駆動ローラ41の正回
転時「0」レベルを、逆回転時「1」レベルを出力する
DIR信号27を生成する。また、同図中リセット信号
は、回路の初期化に必要な信号である。
【0022】図8は、画像読取り装置10の移動方向と
駆動ローラ41の回転方向との関係を示している。図の
ように原稿44上を順方向に移動させると、駆動ローラ
41は正回転しDIR信号22は「0」レベルとなる。
また、逆方向に移動させると駆動ローラ41は逆回転し
DIR信号22は「1」レベルとなる。
【0023】図9により、DIR信号22,スタート信
号23,読取りデータ24(a),データクロック24
(b)の出力タイミングについて説明する。
【0024】スタート信号23は、駆動ローラ41の回
転移動角度をエンコーダにより読取り、所定の角度変化
があった場合正パルスとして出力される。従って、その
出力周期Tspは、画像読取り装置10の原稿44上での
移動速度に依存し、つまり移動速度が大きいとTspは短
く、移動速度が小さいとTspは長くなる。読取りデータ
24(a)、及びデータクロック24(b)は、スター
ト信号23発生後T1期間にのみ出力され、データクロ
ック24(b)は、読取りデータ24(a)を転送するた
めの同期クロックとしての機能を持つ。また、時間T1
は、データ有効期間を示すのであるが、これはイメージ
センサ51の読取り画素数に依存し、一般的に期間T1
=(イメージセンサ画素数)×(転送クロック周期)で
表せる。
【0025】DIR信号22は、スタート信号23の発
生に同期して「0」又は「1」レベルを出力し、その時
点の駆動ローラ41の回転方向を外部に報知することが
できる。
【0026】次に、図10を用いて画像読取り装置10
と情報処理装置とを電気的に接続するインターフェイス
回路9の構成及び動作について説明する。
【0027】インターフェイス回路9は、インターフェ
イス回路9のステータス(状態)情報を格納しCPU1
がバスライン20を介してリード可能なレジスタ70,
制御信号をライト可能なレジスタ71,そして画像読取
り装置10から入力されたシリアルの読取りデータ24
(a)をCPU1がリードできるようにパラレルデータ
に変換するデータ変換回路76,そのパラレルデータを
格納しCPU1がリード可能なレジスタ72,スタート
信号23を監視しスタート信号23発生後の読取りデー
タ24(a)の有効期間(T1期間)を検知し、その区間
を示すスタート検知信号78を出力する読取りスタート
検知回路74,また、同様にスタート信号23を監視
し、スタート信号23の入力周期(単位時間あたりの入
力回数)から画像読取り装置10の移動速度を算出し、
該算出結果を、内蔵する基準速度と比較することにより
画像読取り装置10の移動状態を検出し、状態信号77
を出力するスタートパルス監視回路73より構成され
る。このスタートパルス監視回路73は、再トリガ可能
なマルチバイブレータなどを使ったハードウェアやCPU
の実行するソフトウェアにより実現できる。更に、符号
75はデータクロック24(b)をカウントするカウン
タで、レジスタ72にデータの格納が完了(本例では、
8ビット)したことを示すREQ信号79と、データ変
換回路76でシリアルデータに変換された読取りデータ
をレジスタ72に転送させる為のラッチクロック80の
2種の信号を生成する。また、スイッチ53の出力信号
である読取りデータオン・オフ信号27のレベルを検知
し読取り禁止信号82を出力する第1のスイッチレベル
検知回路85,スイッチ54の出力信号である読取り範
囲切換信号26のレベルを検知し範囲信号83を出力す
る第2のスイッチレベル検知回路86よりなる。又、バ
ッファ81はDIR信号22,スタート信号23,読取
りデータ24のうち任意の信号を画像読取り制御回路9
の内部回路に入力するかどうかを制御する回路で、その
制御信号として読取り禁止信号82を用いる。具体的に
は、スイッチ53がオンの場合読取り禁止信号82が
「0」レベルとなりバッファ81はインアクティブ状態
にされ、DIR信号22,スタート信号23,読取りデ
ータ24のうちの幾つかの信号は入力されず画像読取り
動作は行われない。逆に、スイッチ53がオフの場合読
取り禁止信号82は「1」レベルとなり、バッファ81
はアクティブ状態にされ画像読取り動作が行われる。
【0028】次に、レジスタ70の構成を示す。DIR
ビットは、DIR信号23のレベルに応じてセットある
いはリセットされる。具体的には、画像読取り装置10
の移動方向が順方向/逆方向の時、駆動ローラ41が正
回転/逆回転し、DIR信号は、「0レベル」/「1レ
ベル」を示し、このときDIRビットは「0」/「1」と
なる。そしてこのデータはCPU1により読取り可能と
なりCPU1は、駆動ローラ41の回転方向及び画像読
取り装置10の移動方向を知ることができる。また、C
PU1により読取られたDIRビットのデータは、プロ
グラムメモリ2内のDIRフラグ109に格納される。
状態ビットは、前記状態信号77のレベルに応じてセッ
トあるいはリセットされる。具体的には、画像読取り装
置10の移動速度が所定の値より小さく、つまり停止状
態に近い場合は「0」を、移動速度が大きい場合は
「1」を示す。そしてこのデータはCPU1により読取
り可能となりCPU1は画像読取り装置10の移動状態
を知ることができる。スタート検知ビットは、前記スタ
ート検知信号78のレベルに応じてセットあるいはリセ
ットされる。具体的には、前記読取りデータ24(a)
及びデータクロック24(b)の有効期間(T1)におい
ては「0」を、その他の期間においては「1」を示し、
CPU1はそれにより読取りデータ24の有効期間を知
ることができる。REQビットは、前記REQ信号79
のレベルに応じてセットあるいはリセットされる。RE
Q信号79は、シリアルで次々と入力される読取りデー
タ24(a)を、レジスタ72のビット数(本例では8ビ
ット)に応じてデータの切出しをする場合、その切出し
の完了信号としての機能を持つ。具体的には、レジスタ
72にCPU1が読取るべきデータがセット完了した時
に「1」を、CPU1が該データを読出してから次に新
たな読取りデータがセットされるまで「0」を示す。範
囲ビットは、前記範囲信号83のレベルに応じてセット
あるいはリセットされる。具体的には、押下して画像読
取り不要領域を示す機能を持つスイッチ54において、
オンの場合読取り範囲切換え信号26が「0」レベルと
なり、範囲信号83を介して範囲ビットに伝えられる。
又、スイッチ54がオフの場合には読取り範囲切換え信
号26が「1」レベルとなり、同様に範囲ビットは
「1」を示す。このときCPU1は、バスライン20を
介して範囲ビットを読取ることにより、画像読取り装置
10がその時点で画像読取り領域にあるのか画像読取り
不要領域にあるのかを知ることができる。
【0029】レジスタ71は、CPU1により書込み可
能なレジスタである。レジスタ71のイニシャルビット
は、CPU1によるデータ書込みによりイニシャル信号
84を出力する。イニシャル信号84は、スタートパル
ス監視回路73,読取りスタート検知回路74,カウン
タ75,データ変換回路76に入力され各回路の初期化
を指示する。
【0030】レジスタ72は、CPU1により読出し可
能なレジスタであり、前記データ変換回路76にて変換
された読取りデータを格納し、CPU1に該読取りデー
タを中継する働きをする。
【0031】図11は、画像読取り装置10により読取
られた読取りデータを表示する液晶表示装置8におい
て、表示文字の方向と画像処理用ワークメモリ4,表示
用ワークメモリ6のデータ配列との相互の関係を示した
ものである。図11の(a)は液晶表示装置8の表示文
字すなわち読取り画像の方向を、図9の(b),(c)
は図9(a)の表示をするためにどの配列でデータをそ
れぞれのメモリへ書込めば良いかを示している。表示に
おける左から右への流れ及び上から下への流れを順方
向、これと反対方向を逆方向として各メモリ配列を定め
る。ここで、CPU1は画像読取り装置10から転送されて
くる読取りデータを画像処理用ワークメモリ4に格納す
ると共に、表示処理の実行のために表示用ワークメモリ
6に転送する。この処理において対応するメモリとの並
び、及びビット構成の違いは、CPUによるデータ変換
処理にて整合がとられる。表示用ワークメモリ6に転送
されたデータは、液晶コントローラ7の表示動作により
液晶表示装置8に表示される。又、液晶表示装置8はオ
ン/オフの2つの状態を持った微小な画素(図示せず)の
集合体を有している。そして、この画素の1つ1つが表
示用ワークメモリ6および画像処理用ワークメモリ4の
メモリセル単位であるビットに1対1で対応している。
また、文字や画像を表すデータにおいて、その文字や画
像の形や特徴を表すドットを読取り画素(または読取り
画像),その背景にあるドットを背景画素(または背景
画像)とする。
【0032】次に、CPU1の動作プログラムにおい
て、本発明の特徴を含み、プログラムメモリ2に格納さ
れている表ケイ線生成処理プログラムについて図1,図
2を参照して説明する。
【0033】表ケイ線生成処理プログラムは、キーボー
ド15からの機能選択によって実行され、画像読取り装
置10から読取った読取りデータを、画像処理用ワーク
メモリ4に格納し、それと同時に表示用ワークメモリ6
にもデータを書込み液晶表示装置8に画面表示し、更に
その読取り過程において表ケイ線を生成する動作をす
る。また、本装置により生成された表ケイ線データも画
像処理用ワークメモリ4上に格納される。
【0034】処理90と処理91は、表ケイ線生成処理
動作の前処理を示したものである。処理90は、画像読
取り制御回路9内の各回路およびプログラムメモリ2上
に定義されているワークレジスタ類、更にデータを格納
するメモリ等を初期化する処理で、CPU1がイニシャ
ル回路71にデータを書込み、スタートパルス監視回路
73,読取りスタート検知回路74,カウンタ75,デ
ータ変換回路76を初期化する。また、前記ワークレジ
スタ類としては位置データX150,位置データY15
1と各々の最大値であるデータNx,Nyがありそれぞ
れ所定の値に初期化する。ここで、図12を用いて位置
データX150,位置データY151およびデータN
x,Nyについて説明する。図12は、被読取り画像と
位置データX,Y,Nx,Nyの関係を示したもので、
画像読取り装置10により横方向に左から右に読取る場
合を例に説明する。位置データX150は、駆動ローラ
41の回転移動角度をエンコーダにより読取り、所定の
角度変化があった場合に出力されるスタート信号23に
同期して更新される。また、位置データX150の最大
値(右端値)をNxとする。位置データY151は、イ
メージセンサ51からシリアルデータとして送られてく
る読取りデータ24(a)を、レジスタ72のビット数
(本例では8ビット)に応じて切出し、CPU1の読取
り動作に同期して更新されるものである。従って、その
値は読取りライン毎に、つまり個々の位置データX15
0に対応して1からNyまで順次変化する。尚、Nyの
値は次の式で定義される。
【0035】Ny=イメージセンサ画素数/切出単位
(8ビット) 更に、処理90では、処理104,106,110,1
16,118,119,120で扱われ、プログラムメ
モリ2に定義される距離データL152,文字列数カウ
ンタNr153,行数カウンタNc154,縦ケイ線位
置データ群Rx(n)155,横ケイ線位置データ群C
y(n)156,Yマーカー位置データ157のイニシ
ャルを実行し「ゼロ値」化する。
【0036】ここで扱う、横ケイ線位置データ群Cy
(n)156,Yマーカー位置データ157,距離デー
タL152は位置データY151のビット単位に設定,
更新されるもので、各々の位置データY151(本例で
は8ビット)のビットD7〜D0の位置を示すポインタ
として、CPU1によりプログラム処理される。また、
縦ケイ線位置データ群Rx(n)155は、位置データ
X150に対応して設定,更新されるポインタである。
また、文字列数カウンタNr153,行数カウンタNc
154は、表中のケイ線で囲まれたセルの文字列数,文
字行数を表すカウンタである。1文字はxドット×yド
ットのビット構成で内部処理され、必ずしも読取り画素
密度と一致しないが、本実施例では1対1で対応する。
【0037】処理91では、オペレータに読取り画像の
方向及び読取り画像編集モードをキーボード15を使っ
て入力させる。読取り方向の入力は、例えば表示画面に
対して読取り画像が縦方向にあれば、オペレータは縦方
向読取りを指定し、読取り画像が横方向にあれば横方向
読取りを指定する。縦方向読取りが指示されると、CP
U1は画像処理用ワークメモリ4,表示用ワークメモリ
6に表示画面に対して縦方向になるようデータを格納し
ていき、同様に横方向読取りが指示されると、CPU1
は画像処理用ワークメモリ4,表示用ワークメモリ6
に、表示画面に対して横方向になるようデータを格納す
る。
【0038】処理92は、画像読取り動作の開始を検知
するもので、レジスタ70のスタート検出ビット703
が「1」の間は処理92を実行し続け、検知ビットが
「0」になると処理93に移る。
【0039】処理93は、画像読取り装置10の移動方
向を検知するもので、具体的にはレジスタ70のDIR
ビット701をCPU1が読取りチェックすることで実
行される。その結果、DIRビット701が「0」の場
合は画像読取り装置10が順方向に移動しての画像読取
りであり、処理94に移る。「1」の場合は、画像読取
り装置10が逆方向に移動しての画像読取りであり処理
110に移行する。
【0040】処理94は、処理93の結果DIRビット
701が「0」の時実行され、位置データX150をイ
ンクリメント(プラス1)し、順方向移動時の画像読取
り処理の開始を意味する。
【0041】処理95は、画像読取り装置10の停止状
態を検知するもので、具体的にはレジスタ70の状態ビ
ット702をCPU1が読取りチェックすることで実行
される。画像読取り装置10が停止状態であれば処理1
05に、停止状態でなければ処理96に移る。
【0042】処理96は、処理94で更新された位置デ
ータX150に対する1ライン分の画像データの読取り
動作を開始するため位置データY151の初期化処理を
行う。
【0043】処理97は、レジスタ70のREQビット
704をチェックし、画像読取り装置10からシリアル
に転送される読取りデータ24(a)をパラレルの読取
りデータに変換するデータ変換回路76から、レジスタ
72への画像データの転送が完了したかどうかを判断す
る。REQビットが「0」の間は処理97を実行し続
け、REQビットが「1」になって始めて処理98に移
行する。
【0044】処理98は、レジスタ72に格納された読
取りデータをCPU1がバスライン20を介してCPU
1の内部レジスタ(図示せず)に取込む。
【0045】処理99及び処理100では、処理98で
CPU1の内部レジスタに取込まれた読取りデータを画
像処理用ワークメモリ4、および表示用ワークメモリ6
に、位置データX150,位置データY151を参照し
て算出したアドレスに格納する。格納に当たっては、処
理91でオペレータにより指定された読取り画像の方向
が参照される。処理91で読取り画像の方向が縦方向に
指定された場合において、画像処理用ワークメモリ4、
および表示用ワークメモリ6へのデータ格納は表示画面
に対して上から下への格納となる。又、読取り画像の方
向が横方向に指定された場合では、画像処理用ワークメ
モリ4、および表示用ワークメモリ6へのデータ格納は
表示画面に対して左から右への格納となる。この格納に
より画面表示も随時行われる。又、この処理では位置デ
ータX150がマイナス(<0)の場合は実行されな
い。更にこの処理では、画面及び処理装置内部で定義さ
れているX軸,Y軸に対して、表ケイ線の読取り画像が
斜めになっている場合に、自動的に画像処理用ワークメ
モリ4、および表示用ワークメモリ6への格納位置を補
正して縦横のケイ線がそれぞれY軸,X軸に対して並行
になるように補正する。
【0046】処理101は、レジスタ72に格納された
読取り単位データを所定のメモリに転送終了後実行する
もので、位置データY151をインクリメント(プラス
1)する。
【0047】処理102は、処理101で更新された位
置データY151をデータNyと比較して位置データX
150に対応した1ライン分の読取り動作が終了したか
どうかを判断するもので、データNyと一致していれば
終了とみなし、処理103に移行する。小さい場合には
未終了とみなし、更にデータの読取りを続行するために
処理97に戻る。
【0048】処理103では、縦ケイ線間隔データ15
8がインクリメント(プラス1)される。
【0049】処理104では、処理102の結果1ライ
ン分の読取り動作が終了し、更に処理109でその読取
りラインを含んだ縦ケイ線で囲まれたエリアに文字数カ
ウンタ枠が表示されている場合にのみ実行され、縦ケイ
線間隔データ158を1文字を構成するx方向ドット数
で割った商を文字列数カウンタNr153とする。又、
この文字列数カウンタNr153の値が更新された場合
には文字数カウンタ枠内の表示も更新する。
【0050】処理105は、処理95で画像読取り装置
10が停止状態であると判定された場合に実行され、こ
の停止位置を縦ケイ線の位置とする。この処理では縦ケ
イ線間隔データ158と文字列数カウンタNr153を
クリア(ゼロ値化)する。
【0051】処理106では、位置データX150の値
を縦ケイ線位置データ群RX(n)155に格納する。
ここで、nは1から始まり縦ケイ線の出現毎に順次更新
される数値である。
【0052】処理107では、画像処理用ワークメモリ
4の位置データXに相当する領域に縦ケイ線情報を書込
む。縦ケイ線のy方向領域(長さ)については、読取っ
た画像のそのポイントにおける画像データ(この実施例
では「1」データ)の存在する領域と一致させる。
【0053】処理108では、処理107で画像処理用
ワークメモリ4に格納したケイ線データを参照して、画
面に表示するために表示用ワークメモリ6に縦ケイ線情
報を書込む。この時、確定したケイ線は読取った画像と
区別して画面に同時に表示する。
【0054】処理109では、次の縦ケイ線までの距離
を文字列数単位で表示する領域である文字列数カウンタ
枠をケイ線の近傍に表示する。又、この実施例では、画
像読取り装置10が停止した位置を縦ケイ線の描画位置
としたが、外部スイッチであるケイ線位置指定スイッチ
54で指定しても良い。
【0055】処理110は、処理93により画像読取り
装置10が逆方向に移動されている場合に実行され、距
離データL152をインクリメント(プラス1)する。
【0056】処理111は、画像読取り装置10の停止
状態を検知するもので、具体的にはレジスタ70の状態
ビット702をCPU1が読取りチェックすることで実
行される。画像読取り装置10が停止状態であれば処理
119に、停止状態でなければ処理112に移る。
【0057】処理112では、処理110で更新された
距離データL152に対する1ライン分の画像データの
ダミーの読取り動作を開始するため位置データY151
の初期化処理を行う。
【0058】処理113では、レジスタ70のREQビ
ット704をチェックし、画像読取り装置10からシリ
アルに転送される読取りデータ24(a)をパラレルの
読取りデータに変換するデータ変換回路76から、レジ
スタ72への画像データの転送が完了したかどうかを判
断する。REQビットが「0」の間は処理113を実行
し続け、REQビットが「1」になって、始めて処理1
14に移行する。
【0059】処理114は、ダミーのY方向読取りサイ
クルを実行するもので、位置データY151をインクリ
メント(プラス1)する。
【0060】処理115は、処理114で更新された位
置データY151をデータNyと比較して位置データX
150に対応した1ライン分のダミー読取り動作が終了
したかどうかを判断するもので、データNyと一致して
いれば終了とみなし処理116に移行する。小さい場合に
は未終了とみなし、更にデータのダミー読取りを続行す
るために、処理113に戻る。
【0061】処理116では、横方向ケイ線の画面上の
位置指定するために設けたYマーカー128の表示ポイ
ンタであるYマーカー位置データ157を更新(インク
リメント)し、そのデータにより画面でのYマーカー表
示位置をY方向に更新する。処理117では、横ケイ線
間隔データ159がインクリメント(プラス1)され
る。
【0062】処理118では、処理115の結果1ライ
ン分の読取り動作が終了し、更に処理123でそのダミ
ー読取りラインを含んだ横ケイ線で囲まれたエリアに行
数カウンタ枠が表示されている場合にのみ実行され、横
ケイ線間隔データ159を、1文字を、構成するy方向
ドット数で割った商を行数カウンタNc154とする。
又、この行数カウンタNc154の値が更新された場合
には行数カウンタ枠内の表示も更新する。
【0063】処理119は、処理111で画像読取り装
置10が停止状態であると判定された場合に実行され、
この停止位置を横ケイ線の描画位置とする。この処理で
は横ケイ線間隔データ159と文字列数カウンタNc1
54をクリア(ゼロ値化)する。
【0064】処理120では、距離データL152の値
を横ケイ線位置データ群CY(n)156に格納する。
ここで、nは1から始まり横ケイ線の出現毎に順次更新
される数値である。
【0065】処理121では、画像処理用ワークメモリ
4に距離データL152に相当する領域に縦ケイ線情報
を書込む。縦ケイ線のx方向領域については、既に生成
した縦ケイ線の最も外側、すなわち縦ケイ線位置データ
群RY(n)155の最小と最大の範囲の領域とする。
【0066】処理122では、処理121で画像処理用
ワークメモリ4に格納したケイ線データを参照して、画
面に表示するために表示用ワークメモリ6に横ケイ線情
報を書込む。この時、確定したケイ線は読取った画像と
区別して画面に同時に表示する。
【0067】処理123では、次の横ケイ線までの距離
を行数単位で表示する領域である行数カウンタ枠をケイ
線の近傍にケイ線の出現毎に表示する。これにより、同
方向ケイ線の一対毎に1つの行数カウンタ枠が設定され
る。この実施例では、画像読取り装置10が停止位置を
横ケイ線位置としたが、外部スイッチであるケイ線位置
指定スイッチ54で指定しても良い。
【0068】処理124は、一連の表ケイ線データの生
成処理が終了したかを判定するもので、所定の範囲の読
取り動作が終了したか、又はキーボード15からの読取
り終了指示入力があった場合動作終了と判断して処理1
25に移行し、そうでない場合は次のラインの処理を実
行するために処理92に実行を戻す。
【0069】処理125は、読取った表ケイ線データ
(図11の破線部分)と生成した縦横ケイ線データ(図
11の実線部分)から最終的な表を生成するための処理
である。具体的には、読取った表ケイ線データと縦横ケ
イ線データを画像処理用ワークメモリ4上で比較し、縦
横ケイ線の各線分についてそれに該当する読取った表ケ
イ線の画像データが有るかどうかを逐次判定する。この
判定において、該当する読取りデータの存在しない縦横
ケイ線の線分については、その線分のケイ線データを消
去し、最終的な表ケイ線を確定する。又、この結果によ
って表示用ワークメモリ6に最終表ケイ線データを書込
み文字列,行数カウンタと共に表示する。この時、読取
った画像データ(図13の破線部分)は消去し画面表示
は行わない。
【0070】処理126は、処理125にて生成した表
ケイ線のケイ線間隔を変更する場合に実行する。具体的
には、変更したい部分の文字列カウンタ、あるいは行数
カウンタ枠内の数値をキーボード15からの入力により
変更すると、変更値に対応して縦又は横ケイ線の間隔を
変更し、新たな表ケイ線を作成する。
【0071】処理127では、処理126までに生成し
た表ケイ線データを文書編集処理装置に取込むためにデ
ータを確定させ、他の編集処理により数値や文字を入力
することができる。
【0072】更に、図12に示す具体例を使って本発明
の操作手法を説明する。前述のとおり図12の(a)は
被読取り画像である手書きの表ケイ線を示したもので、
左から右の方向を順方向とし、横方向に読取る構成とし
ている。ここで、図12の(a)の読取り画像は、読取
り画素(黒画素)にドットデータ「1」が背景画素(白
画素)にドットデータ「0」が対応している。
【0073】図12の(b)は、図12の(a)に位置
関係を合せた画像読取り装置10の移動状態を示したも
のである。画像読取り装置10は、ポイントP1からポ
イントP11に移動する過程で各ポイントP2〜P10
に停止し、且つ、ポイントP5では移動方向を変えてい
る。又、ポイントP5とP6,P6とP7,P7とP
8,P8とP9,P9とP10,P10とP11の間の
経路をそれぞれL1,L2,L3,L4,L5,L6と
している。ここで、経路L1〜L6は逆方向移動距離で
ある。又、図13は、各ポイントP1〜P11における
表示画面を示している。表示画面中破線は手書きの表ケ
イ線を画像読取り装置10により読取ったデータであ
り、実線はその読取り画像に基づいて本表ケイ線生成装
置により生成した表ケイ線を示す。
【0074】ポイントP1では、画像読取り前であり、
イニシャル処理により画面は空白である。
【0075】ポイントP2では、画像読取り装置10を
停止させたことにより、その停止点において縦ケイ線
(実線)が表示されている。実際の縦ケイ線位置と停止
点がずれているため、破線にて読取った表ケイ線が表示
される。又、ポイントP3までの文字列数を表示する文
字列数表示枠129が画面に表示される。この表示枠内
の値はポイントP3への移動に伴って更新され、オペレ
ータにその時点での入力可能文字数を報知する。
【0076】ポイントP3での画像読取り装置10の停
止により、最初のケイ線から9文字の間隔をあけて2本
目の縦ケイ線を生成した。
【0077】ポイントP4,P5においても同様な移動
と停止の繰返しで、順次縦ケイ線が生成表示される。
【0078】ポイントP5で停止し画像読取り装置10
の移動方向を変更すると、その後の移動により、Yマー
カー128がその逆方向移動距離に応じて移動する。
【0079】ポイントP6では、Y=L1の位置で画像
読取り装置10を停止させ、横ケイ線を生成する。又、
縦ケイ線と同様に行数表示枠が画面に表示され、この表
示枠内の値はポイントP7への移動に伴って更新され、
オペレータにその時点での入力可能文字数を報知する。
【0080】ポイントP7〜P11においても同様な移
動と停止の繰返しで、順次横ケイ線が生成表示される。
【0081】ポイントP11では表ケイ線の読取りが終
了し、読取った表ケイ線データを破線で、生成した縦横
ケイ線データを実践にて同時に表示している。
【0082】図16は、ポイントP11のデータを前記
処理125で、最終的な表に生成したところを示す。ポ
イントP11の表示において、元の手書き表ケイ線にな
い線分140,141および読取った表ケイ線データを
消去し、所望の表ケイ線を生成したものを示す。
【0083】更に、図17は、図16において、文字列
数表示枠129,130の値を変更し、縦ケイ線の間隔
を変更したものを示す。
【0084】従って、ポイントP1からポイントP11
に至る一連の簡易な移動動作により、手書きなどの表ケ
イ線から文書編集処理装置などで使用することのできる
表を作成することができる。
【0085】以上、詳述したように本実施例によれば、
手書きの表や既存の表を情報処理装置に取込みたい場合
に、画像読取り装置を用いて手動にてその表を読込みな
がら、移動停止やスイッチの押下など簡単な指示により
ケイ線を所望の位置に生成し、又、表ケイ線中の不要な
線分については、読取り画像データを参照して自動的に
削除することができるため、簡単な装置と簡単な操作に
より表ケイ線を生成することが可能なので、操作性の向
上に与える影響は大きい。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像読取
り装置を記録媒体上を移動することによって、手書きの
表や既存の表を読込みながら、移動停止やスイッチの押
下など簡単な指示によりケイ線を所望の位置に生成で
き、その後の表作成などの編集処理作業が向上する効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデータ処理のフローチャー
ト。
【図2】本発明の一実施例のデータ処理のフローチャー
ト。
【図3】本発明構成の一実施例を示す画像読取り処理装
置のブロック図。
【図4】本発明構成の一実施例を示す画像読取り処理装
置の縦断面図。
【図5】図4のA−A断面図。
【図6】制御用各種信号発生回路の構成を示す図。
【図7】画像読取り装置の移動に関連する信号の状態を
示す図。
【図8】画像読取り装置の移動方向と移動ローラの回転
方向を説明する図。
【図9】画像読取りのタイミングを説明する図。
【図10】インターフェイス回路の構成を示すブロック
図。
【図11】表示画面とメモリに格納されるデータ配列と
の関係を示す図。
【図12】被読取り画像と画像読取り動作を示す図。
【図13】読取りデータの画面表示例を示す図。
【図14】読取りデータの画面表示例を示す図。
【図15】読取りデータの画面表示例を示す図。
【図16】表ケイ線読取り結果の一例を示す図。
【図17】表ケイ線読取り結果の他の例を示す図。
【符号の説明】
1…CPU、2…プログラムメモリ、3…情報処理用ワ
ークメモリ、4…画像処理用ワークメモリ、8…液晶表
示装置、9…インターフェイス回路、10…画像読取り
装置、11…画像読取り部、15…キーボード、22…
DIR信号、24…読取りデータ、55…制御回路部、
58…移動方向検出回路、59…スタート信号生成回
路、73…スタートパルス監視回路。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙のイメージを人為的に移動される画像
    読取り装置によって光学的に読取り、表示装置を有する
    画像読取り処理装置によって前記で読取られたデータに
    基づき文書あるいは表ケイ線を作成するケイ線作成方法
    において、 画像読取り装置を停止したとき画像読取り装置に内装し
    た位置検出器でその停止位置を検出し、この停止位置デ
    ータに基づいて画像読取り処理装置が画像読取り装置の
    移動方向に直角な方向にケイ線を生成し、ケイ線を自動
    的に生成するケイ線生成方法。
  2. 【請求項2】用紙に描かれた表ケイ線を人為的に移動さ
    れる画像読取り装置によって光学的に読取り、読取られ
    た表ケイ線を表示画面に表示し、表示画面に表示された
    表ケイ線を参照して表ケイ線を作成する表ケイ線作成方
    法において、 画像読取り装置を停止した時、その停止位置から画像読
    取り装置の移動方向に直角な方向に表ケイ線を生成する
    表ケイ線生成方法。
  3. 【請求項3】用紙に描かれた表ケイ線を人為的に移動さ
    れる画像読取り装置によって光学的に読取り、読取られ
    た表ケイ線を表示画面に表示し、表示画面に表示された
    表ケイ線を参照して表ケイ線を作成する表ケイ線作成方
    法において、 画像読取り装置に移動量に従って桁数あるいは行数を前
    記表示画面に表示すると共に、画像読取り装置を停止し
    た時、その停止位置から画像読取り装置の移動方向に直
    角な方向に表ケイ線を生成する表ケイ線生成方法。
  4. 【請求項4】表ケイ線作成を含む表編集機能と画像デー
    タの処理機能を有する情報処理装置と、 前記情報処理装置に接続され、読取り対象上を移動し、
    前記読取り対象上の画像を順次読取り、前記情報処理装
    置に伝送する画像読取り装置とを備える表ケイ線生成処
    理装置において、 前記画像読取り装置は、 前記画像を読取るライン状に配置されたセンサと、 画像読取り時に画像読取り装置の移動開始,停止及び移
    動方向を検知する移動情報検知手段と、 画像読取り時に画像読取り装置の移動量を測定する移動
    量測定手段とを備え、 前記情報処理装置は、 前記読取られた画像データを格納する記憶手段と、 前記記憶された画像データを表示する手段と、 前記記憶された画像データを表示並びに情報処理データ
    として取り込む際の制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記移動情報の移動方向について、正方向の移動と逆方
    向の移動とを識別する移動方向識別手段と、 前記移動情報の移動状態について、移動状態と停止状態
    とを識別する移動状態識別手段と、 画像データ読取り中に、前記移動状態識別手段により停
    止状態が検知された場合、その時点の前記画像読取り装
    置の位置に相当する地点にケイ線を引くケイ線描画手段
    を有する表ケイ線生成処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記ケイ線描画手段は、前記移動方向識別手段により検
    知された移動方向に応じて種類の異なったケイ線を描画
    する表ケイ線生成処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記ケイ線描画手段は、前記移動方向識別手段により正
    方向の移動と検知された場合縦ケイ線を、逆方向の移動
    と検知された場合横ケイ線を描画する表ケイ線生成処理
    装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記ケイ線描画手段は、前記移動方向識別手段により正
    方向の移動と検知された場合横ケイ線を、逆方向の移動
    と検知された場合横縦ケイ線を描画する表ケイ線生成処
    理装置。
  8. 【請求項8】請求項4において、 前記ケイ線描画手段は、ケイ線描画方向と同一で、かつ
    ケイ線描画地点における読取られた画像データ領域の最
    大領域をケイ線描画領域とすることを特徴とする表ケイ
    線生成処理装置。
  9. 【請求項9】請求項4において、 前記ケイ線描画手段は、画像読取り装置の位置に対応す
    るケイ線描画地点を示すマーカーを表示する表ケイ線生
    成処理装置。
  10. 【請求項10】請求項4において、 前記制御手段は、各々のケイ線間に入力できる文字ある
    いは行数を表示する文字数表示手段を有する表ケイ線生
    成処理装置。
  11. 【請求項11】請求項4において、 前記制御手段は、各々のケイ線間に入力できる文字或い
    は行数を指定して、その数値に応じてケイ線間の距離を
    変更するケイ線間隔変更手段を備える表ケイ線生成処理
    装置。
  12. 【請求項12】請求項10あるいは11のいずれかにお
    いて、 前記文字数表示手段で表示する位置と、ケイ線間隔変更
    手段において変更指定値を入力する位置が同一である表
    ケイ線生成処理装置。
  13. 【請求項13】請求項4において、 前記ケイ線描画手段により生成された表ケイ線を、ケイ
    線の交点により複数の線分に分割する第1の線分抽出手
    段と、 前記制御手段により読取られた画像データを、ケイ線の
    交点により複数の線分に分割する第2の線分抽出手段
    と、 該第1及び第2の線分抽出手段により抽出された線分を
    比較して、第1の線分抽出手段で抽出された線分に相当
    する部分が、第2の線分抽出の手段で抽出されない場
    合、その線分を新たに生成した表ケイ線データから消去
    する表ケイ線生成処理装置。
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