JPH071140A - スタッド溶接機 - Google Patents
スタッド溶接機Info
- Publication number
- JPH071140A JPH071140A JP14622793A JP14622793A JPH071140A JP H071140 A JPH071140 A JP H071140A JP 14622793 A JP14622793 A JP 14622793A JP 14622793 A JP14622793 A JP 14622793A JP H071140 A JPH071140 A JP H071140A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stud
- solenoid coil
- capacitor
- welding machine
- discharge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンデンサの充放電を利用したＣＤ形のスタ
ッド溶接機において、スタッドの移動とコンデンサの放
電電流の流れるタイミングを合わせ、常に良好な溶接が
できるようにする。 【構成】 コンデンサＣに充電された電荷をサイリスタ
Ｑを通して放電させ、スタッド２に放電電流Ｉを供給す
る。その際、スタッド２を溶接ガンのソレノイドコイル
４で保持し、制御回路６によりその通電をオフしてから
所定時間後に放電用のサイリスタＱをオンさせ、スタッ
ド２のアーク放電と加圧のタイミングを合わせる。
ッド溶接機において、スタッドの移動とコンデンサの放
電電流の流れるタイミングを合わせ、常に良好な溶接が
できるようにする。 【構成】 コンデンサＣに充電された電荷をサイリスタ
Ｑを通して放電させ、スタッド２に放電電流Ｉを供給す
る。その際、スタッド２を溶接ガンのソレノイドコイル
４で保持し、制御回路６によりその通電をオフしてから
所定時間後に放電用のサイリスタＱをオンさせ、スタッ
ド２のアーク放電と加圧のタイミングを合わせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、コンデンサの充放電
を利用してスタッド溶接を行うＣＤ(CAPACITOR DISCHAR
GE) 形のスタッド溶接機に関するものである。
を利用してスタッド溶接を行うＣＤ(CAPACITOR DISCHAR
GE) 形のスタッド溶接機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】コンデンサの充放電を利用するスタッド
溶接機は、コンデンサを設定電圧になるまで充電してお
き、このコンデンサの充電電荷をＳＣＲ等のトリガ素子
を通して放電させ、その放電電流を負荷に供給するもの
であり、スタッドと母材との間にアーク電流を流してス
タッドを溶接するように構成されている。その際、スタ
ッドを溶接ガンのソレノイドコイルで保持しており、放
電開始と同時にスタッドをリリースして移動させ、適当
なアーク電流を流しながら、スタッドを加圧して溶接し
ている。
溶接機は、コンデンサを設定電圧になるまで充電してお
き、このコンデンサの充電電荷をＳＣＲ等のトリガ素子
を通して放電させ、その放電電流を負荷に供給するもの
であり、スタッドと母材との間にアーク電流を流してス
タッドを溶接するように構成されている。その際、スタ
ッドを溶接ガンのソレノイドコイルで保持しており、放
電開始と同時にスタッドをリリースして移動させ、適当
なアーク電流を流しながら、スタッドを加圧して溶接し
ている。
【０００３】図３は上記のような従来のスタッド溶接機
におけるＳＣＲ（トリガ素子）のゲート信号Ｇ，ソレノ
イドコイルの通電スイッチのオン，オフ、スタッドの移
動Ｌ及びコンデンサの放電電流Ｉの関係を示したもので
ある。上記のように、スタッドをガンのソレノイドコイ
ルで保持して、ＳＣＲのトリガと同時にソレノイドコイ
ルのスイッチをオフにしてリリースしている。この時、
実際のスタッドの移動Ｌと放電電流Ｉの流れるタイミン
グがずれていると、放電電流Ｉによるスタッドの先端の
溶隔状態と、スタッドの移動つまり加圧のタイミングが
適正に成されず、最適なスタッド先端の溶隔状態の時
に、スタッドの充分な加圧が得られない。
におけるＳＣＲ（トリガ素子）のゲート信号Ｇ，ソレノ
イドコイルの通電スイッチのオン，オフ、スタッドの移
動Ｌ及びコンデンサの放電電流Ｉの関係を示したもので
ある。上記のように、スタッドをガンのソレノイドコイ
ルで保持して、ＳＣＲのトリガと同時にソレノイドコイ
ルのスイッチをオフにしてリリースしている。この時、
実際のスタッドの移動Ｌと放電電流Ｉの流れるタイミン
グがずれていると、放電電流Ｉによるスタッドの先端の
溶隔状態と、スタッドの移動つまり加圧のタイミングが
適正に成されず、最適なスタッド先端の溶隔状態の時
に、スタッドの充分な加圧が得られない。
【０００４】通常、このタイミングを計る手段として
は、スタッド溶接ガン（図示せず）に組込まれたスプリ
ングの圧力調整により行っている。
は、スタッド溶接ガン（図示せず）に組込まれたスプリ
ングの圧力調整により行っている。
【０００５】しかしながら、このスプリングによる方法
では、圧力の調整において経験的な要素を必要とすると
共に、微調整が行いにくい。
では、圧力の調整において経験的な要素を必要とすると
共に、微調整が行いにくい。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来のＣＤ形のスタッ
ド溶接機は上記のように構成されおり、スタッドを保持
しているソレノイドコイルのスイッチのオフと同時にト
リガ素子にゲート信号を与えているので、実際のスタッ
ドの移動とコンデンサの放電電流の流れるタイミングが
ずれると、有効なアーク放電と充分な加圧が得られず、
良好な溶接ができないという問題点があった。
ド溶接機は上記のように構成されおり、スタッドを保持
しているソレノイドコイルのスイッチのオフと同時にト
リガ素子にゲート信号を与えているので、実際のスタッ
ドの移動とコンデンサの放電電流の流れるタイミングが
ずれると、有効なアーク放電と充分な加圧が得られず、
良好な溶接ができないという問題点があった。
【０００７】この発明は、上記のような問題点に着目し
てなされたもので、スタッドの移動とコンデンサの放電
電流の流れるタイミングの調整が容易で、しかも微調整
が簡便にでき、有効なアーク放電とスタッドの充分な加
圧が得られ、常に良好な溶接を行うことができるスタッ
ド溶接機を得ることを目的としている。
てなされたもので、スタッドの移動とコンデンサの放電
電流の流れるタイミングの調整が容易で、しかも微調整
が簡便にでき、有効なアーク放電とスタッドの充分な加
圧が得られ、常に良好な溶接を行うことができるスタッ
ド溶接機を得ることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明のコンデンサの
充放電を利用したスタッド溶接機は、コンデンサの充電
電荷を放電させるトリガ素子とスタッドを保持するソレ
ノイドコイルの通電を制御する制御回路を設け、前記ト
リガ素子をソレノイドコイルの通電をオフしてから所定
時間経過後オンさせ、スタッドのアーク放電と加圧のタ
イミングを合わせるように構成したものである。
充放電を利用したスタッド溶接機は、コンデンサの充電
電荷を放電させるトリガ素子とスタッドを保持するソレ
ノイドコイルの通電を制御する制御回路を設け、前記ト
リガ素子をソレノイドコイルの通電をオフしてから所定
時間経過後オンさせ、スタッドのアーク放電と加圧のタ
イミングを合わせるように構成したものである。
【０００９】
【作用】この発明のスタッド溶接機においては、制御回
路により放電用のトリガ素子とスタッドを保持するソレ
ノイドコイルの通電が制御され、ソレノイドコイルの通
電がオフしてから所定時間後にトリガ素子がオンし、ス
タッドのアーク放電と加圧のタイミングが合うように制
御される。
路により放電用のトリガ素子とスタッドを保持するソレ
ノイドコイルの通電が制御され、ソレノイドコイルの通
電がオフしてから所定時間後にトリガ素子がオンし、ス
タッドのアーク放電と加圧のタイミングが合うように制
御される。
【００１０】
【実施例】図１はこの発明の一実施例によるＣＤ形のス
タッド溶接機の概略構成を示す回路図である。図におい
て、１はコンデンサＣを充電させる直流電源で、コンデ
ンサＣに充電された電荷はトリガ素子であるサイリスタ
（ＳＣＲ）Ｑを通して放電される。
タッド溶接機の概略構成を示す回路図である。図におい
て、１はコンデンサＣを充電させる直流電源で、コンデ
ンサＣに充電された電荷はトリガ素子であるサイリスタ
（ＳＣＲ）Ｑを通して放電される。
【００１１】２は母材３に溶接されるスタッドで、上記
コンデンサＣの放電電流Ｉが供給され、またソレノイド
コイル４により保持される。５はソレノイドコイル４の
電源、６は上記コンデンサＣの充電電荷を放電させるサ
イリスタＱを制御するとともに、スタッド２を保持する
ソレノイドコイル４の通電を通電スイッチＳＷを介して
制御する制御回路で、サイリスタＱにゲート信号を出力
し、またソレノイドコイル４の通電スイッチＳＷにオ
ン，オフの信号Ｓを出力する。
コンデンサＣの放電電流Ｉが供給され、またソレノイド
コイル４により保持される。５はソレノイドコイル４の
電源、６は上記コンデンサＣの充電電荷を放電させるサ
イリスタＱを制御するとともに、スタッド２を保持する
ソレノイドコイル４の通電を通電スイッチＳＷを介して
制御する制御回路で、サイリスタＱにゲート信号を出力
し、またソレノイドコイル４の通電スイッチＳＷにオ
ン，オフの信号Ｓを出力する。
【００１２】次に動作について説明する。上記制御回路
６は、ソレノイドコイル４の通電をオフしてから所定時
間経過後にサイリスタＱをオンさせており、溶接ガンの
動作と放電電流の時間的なずれを強制的に補正し、スタ
ッド２のアーク放電と加圧のタイミングを合わせるよう
にしている。
６は、ソレノイドコイル４の通電をオフしてから所定時
間経過後にサイリスタＱをオンさせており、溶接ガンの
動作と放電電流の時間的なずれを強制的に補正し、スタ
ッド２のアーク放電と加圧のタイミングを合わせるよう
にしている。
【００１３】図２は上記サイリスタＱのゲート信号Ｇ，
ソレノイドコイル４の通電スイッチＳＷのオン，オフの
信号Ｓ、スタッド２の移動Ｌ及びコンデンサＣの放電電
流Ｉの関係を示したものである。上記のように、サイリ
スタＱのゲート信号（点弧信号）をソレノイドコイル４
の通電オフ信号より遅らせて出力することにより、スタ
ッド２の移動（加圧力）と放電電流Ｉのタイミングを合
致させることができ、充分な溶解と加圧力を得ることが
できる。
ソレノイドコイル４の通電スイッチＳＷのオン，オフの
信号Ｓ、スタッド２の移動Ｌ及びコンデンサＣの放電電
流Ｉの関係を示したものである。上記のように、サイリ
スタＱのゲート信号（点弧信号）をソレノイドコイル４
の通電オフ信号より遅らせて出力することにより、スタ
ッド２の移動（加圧力）と放電電流Ｉのタイミングを合
致させることができ、充分な溶解と加圧力を得ることが
できる。
【００１４】このように、スタッド２を溶接ガンのソレ
ノイドコイル４で保持し、通電スイッチＳＷのオフによ
りスタッド２をリリースして溶接を行う際、スタッド２
の移動ＬとコンデンサＣの放電電流Ｉの流れるタイミン
グを電気的に調整できるので、図２の網線で示す有効な
アーク放電とスタッド２の充分な加圧が得られ、常に良
好な溶接を行うことができる。
ノイドコイル４で保持し、通電スイッチＳＷのオフによ
りスタッド２をリリースして溶接を行う際、スタッド２
の移動ＬとコンデンサＣの放電電流Ｉの流れるタイミン
グを電気的に調整できるので、図２の網線で示す有効な
アーク放電とスタッド２の充分な加圧が得られ、常に良
好な溶接を行うことができる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、スタ
ッドを保持するソレノイドコイルの通電をオフしてから
所定時間経過後に放電用のトリガ素子をオンさせるよう
にしたので、スタッドの移動とコンデンサの放電電流の
流れるタイミングを電気的に調整できるので、調整が容
易で、更に微調整が可能となり、有効なアーク放電とス
タッドの充分な加圧が得られ、常に良好な溶接を行うこ
とができるという効果がある。
ッドを保持するソレノイドコイルの通電をオフしてから
所定時間経過後に放電用のトリガ素子をオンさせるよう
にしたので、スタッドの移動とコンデンサの放電電流の
流れるタイミングを電気的に調整できるので、調整が容
易で、更に微調整が可能となり、有効なアーク放電とス
タッドの充分な加圧が得られ、常に良好な溶接を行うこ
とができるという効果がある。
【図１】 この発明の一実施例を示す回路図
【図２】 図１の回路の動作を示す説明図
【図３】 従来例の動作を示す説明図
２ スタッド ３ 母材 ４ ソレノイドコイル ６ 制御回路 Ｃ コンデンサ ＳＷ 通電スイッチ Ｑ サイリスタ（トリガ素子）
Claims (1)
- 【請求項１】 コンデンサの放電電流を利用してスタッ
ドを溶接するスタッド溶接機において、前記コンデンサ
の充電電荷を放電させるトリガ素子とスタッドを保持す
るソレノイドコイルの通電を制御する制御回路を設け、
前記トリガ素子をソレノイドコイルの通電をオフしてか
ら所定時間経過後オンさせ、スタッドのアーク放電と加
圧のタイミングを合わせるようにしたことを特徴とする
スタッド溶接機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14622793A JP2785169B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | スタッド溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14622793A JP2785169B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | スタッド溶接機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071140A true JPH071140A (ja) | 1995-01-06 |
| JP2785169B2 JP2785169B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=15402990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14622793A Expired - Lifetime JP2785169B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | スタッド溶接機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2785169B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007014967A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Asia Giken:Kk | スタッド溶接方法 |
| JP2011115858A (ja) * | 2011-03-04 | 2011-06-16 | Asia Giken Co Ltd | スタッド溶接方法 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14622793A patent/JP2785169B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007014967A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Asia Giken:Kk | スタッド溶接方法 |
| JP2011115858A (ja) * | 2011-03-04 | 2011-06-16 | Asia Giken Co Ltd | スタッド溶接方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2785169B2 (ja) | 1998-08-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980331 |