JPH07113593B2 - 電子制御される装置における複数センサのチェック方式 - Google Patents

電子制御される装置における複数センサのチェック方式

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JPH07113593B2
JPH07113593B2 JP41647590A JP41647590A JPH07113593B2 JP H07113593 B2 JPH07113593 B2 JP H07113593B2 JP 41647590 A JP41647590 A JP 41647590A JP 41647590 A JP41647590 A JP 41647590A JP H07113593 B2 JPH07113593 B2 JP H07113593B2
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sensors
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electronically controlled
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敏夫 伝田
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストレッチ包装機等の電
子制御される装置に用いられる複数の安全用センサのチ
ェック方式に関するものである。
【0002】ストレッチ包装機等の電子制御される装置
では、装置の安全性を高め、作業者の障害事故を防止す
るため、商品(被包装物)の搬入口や搬出口等に安全用
のセンサを設け、このセンサによって異常が検出された
場合に、装置の動作を停止し、警報を発するように構成
されている。
【0003】このセンサが故障していると、装置の破損
や作業者の怪我等の重大な事故の発生を未然に防止する
ことが不可能となる。このため、上記のような安全用の
センサの故障を自己診断機能によって自動的に検出する
方法が工夫され、実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、包装機
等の装置によってはセンサを多数用いる関係上センサを
通常の直流的な駆動ではなく、複数個のセンサによって
マトリックス回路を構成し、これらのセンサを定期的に
スキャンすることによって駆動する構成(パルス的駆
動)を採用しているものがある。このようにセンサをマ
トリックス回路に構成した場合は、従来の通常のセンサ
に対する自己診断方法をそのまま採用することができず
工夫が必要となる。
【0005】図11及び図12は従来の安全用センサの
チェック方法を説明するための図である。図11に示す
ように、フォトダイオードPHDとフォトトランジスタ
PHTrとでセンサを構成した場合、図12に示すよう
に、フォトダイオードPHDで発生された光Lが商品P
等で遮断されると、検出信号Kは「1」から「0」にな
る。従って、商品Pがセンサを横切らない時、装置が図
11の検出信号Kをチェックし、その時の出力が「0」
の場合にはセンサの異常と判断できる。しかしながら、
このようなチェックの場合、フォトトランジスタPHT
rが故障して、受光の有無にかかわらず導通状態となっ
た場合や、反応時間の遅れ異常をチェックすることがで
きないという問題がある。
【0006】発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
複数個のセンサによってマトリックス回路を構成した場
合において、センサの最適な自己診断ができるようにし
た電子制御される装置における複数センサのチェック方
式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、複数個のセンサをマトリックス状に接続し、
該センサを定期的にスキャンして駆動するセンサ回路を
備えた電子制御される装置において、センサをチェック
するためスキャン信号を発生する信号発生手段と、該ス
キャン信号によって駆動されるセンサの出力信号をセン
サの駆動開始から一定時間後とセンサの駆動停止からの
一定時間後のそれぞれにおいてチェックする第1のチェ
ック手段と、電子制御される装置の1動作サイクル中に
少なくとも1回、前記第1のチェック手段によるチェッ
クが実行されたか否かをチェックする第2のチェック手
段を具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】第1のチェック手段によりセンサの駆動開始か
ら一定時間後とセンサの駆動停止からの一定時間後の2
回チェックするので、センサを構成する受光素子の断線
ばかりではなくショートや反応異常等の検出も行うこと
ができ、より正確できめ細かなチェックを行うことがで
きる。更に、第2のチェック手段によりセンサの自己診
断の処理が1動作サイクル中に少なくとも1回実行され
たか否かをチェックするので、チェックミスを防止し、
安全性を高めることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の複数センサのチェック方式の原理
を示すための図である。図示するように、複数のセンサ
S11〜S33をスキャンラインS1,S2,S3とリ
ターンラインR1,R2,R3でマトリックス状に接続
構成する。
【0010】図2はセンサSnmの構成を示す図であ
り、図示するように、スキャンラインSはカソードが接
地されたフォトダイオードPHDのアノードに接続さ
れ、リターンラインRはフォトトランジスタPHTrの
抵抗を介して接地されたエミッタに接続される。なお、
図1において、IN1〜IN6はインバータである。
【0011】図3はスキャンラインS1,S2,S3に
供給されるスキャン信号の波形を示す図である。スキャ
ンラインS1,S2,S3に図示する波形のスキャン信
号を供給して、センサS11〜S33を駆動すると、タ
イミングT1の時はリターンラインR1,R2,R3に
はセンサS11,S12,S13の検出信号が、タイミ
ングT2の時はリターンラインR1,R2,R3にはセ
ンサS21,S22,S23の検出信号が、タイミング
T3の時はリターンラインR1,R2,R3にはセンサ
S31,S32,S33の検出信号がそれぞれ出力され
る。
【0012】そして、本発明のセンサのチェック方法
は、例えばセンサS11をチェックする場合、図4に示
すように、スキャンラインS1のスキャン信号をOFF
してから一定時間TA(例えば1msec)経過後(チ
ェックA)、及びONしてから一定時間TB(例えば1
msec)経過後(チェックB)リターンラインR1に
出力される検出信号の状態をチェックする。センサS1
1が正常な場合、リターンラインR1に出力される検出
信号は図4に示すようになる。即ち、チェックAにおい
てリターンラインR1の検出信号が「0」、チェックB
においてリターンラインR1の検出信号が「1」の時セ
ンサS11が正常となる。
【0013】仮りに、(イ)フォトダイオードPHDが
故障で発光しない場合、(ロ)フォトダイオードPHD
が正常でもフォトトランジスタPHTrが故障でONし
ない場合、(ハ)フォトダイオードPHDが正常でも、
フォトトランジスタHTrのOFFからONの反応時間
が異常の場合(反応が遅い場合)、チェックAでリター
ンラインR1の検出信号は「1」となる。
【0014】また、(ニ)フォトトランジスタPHTr
が故障でON状態になりっぱなし(短絡状態)の場合、
(ホ)フォトトランジスタPHTrのONからOFFへ
の反応時間が異常の場合(反応が遅い場合)、チェック
BでリターンラインR1の検出信号は「0」となる。
【0015】本発明では、自己診断を必要とする各セン
サについて、上記のチェックを、例えば包装機の1包装
サイクル中に少なくとも1回行う。また、上記センサの
チェックが1包装サイクル中に少なくとも1回実行され
たか否かをチェックする。以下本発明の具体的実施例を
包装機を例に説明する。
【0016】図5はストレッチ包装機の概略構造を示す
断面図である。本ストレッチ包装機は図示するように、
商品(被包装物)搬入部100、エレベータ機構部20
0、フィルム移送機構部300、包装部400、商品搬
出部500及び計量値付部600から等構成される。商
品搬入部100は、商品を包装機内に搬入するプッシャ
ーコンベア101及び該プッシャーコンベア101から
商品を受け取ってエレベータ機構部200に搬入するコ
ンベア102を具備する。エレベータ機構部200は、
前記コンベア102により搬入された商品を載置するヘ
ッド部202及び該ヘッド部202を昇降させる昇降部
201を具備する。フィルム移送機構部300は、丸ベ
ルト301とグリッパ302からなるフィルム移送機構
303が2個略平行に配置された構成であり、該フィル
ム移送機構303丸ベルト301とグリッパ302間に
フィルムの両側端部を挟持して包装部400まで移送す
るようになっている。包装部400は左右折り込み板
(図示せず)、前折り込み板401、後折り込みローラ
402及びプッシャー403を具備し、商品搬出部50
0はヒータコンベア501及び搬出コンベア502を具
備する。
【0017】上記構成の包装機において、商品搬入部1
00のプッシャーコンベア101により搬入された商品
(被包装物)は、コンベア102により、エレベータ機
構部200のヘッド部202上に搬入される。該ヘッド
部202を昇降部201で押し上げられることにより、
その上の商品で包装部400の下部にフィルム移送機構
部300で張設されているフィルムを押し上げる。その
後包装部400の左右折り込み板でフィルムの左右端を
商品の底部に折り込み、続いて前折り込み板401でフ
ィルムの前端を商品底部に折り込む。続いて、プッシャ
ー403により商品を押出し、後折り込みローラ402
により、フィルムの後端を商品底部に折り込むと共に、
ヒータコンベア501上に押出し、該ヒータコンベア5
01で商品底部に折り込まれたフィルムを加熱溶着さ
せ、包装された商品を搬出コンベア502により包装機
外部に搬出する。
【0018】計量値付部600は包装機の上部に配置さ
れており、ヒータコンベア501から搬出コンベア50
2に搬出された商品上に商品名、重量、単価、価格等を
印字したラベルを貼り付ける。なお、商品の重量は前記
商品搬入部100の計量器(図示せず)により計量さ
れ、そのデータが計量値付部600に伝送されている。
【0019】上記包装機においては、2包装サイクルで
1つの被包装物に対する包装を完成するように構成され
さている。実施例の包装機の構成及び動作のより詳細な
説明は、本出願人が先に出願した特願昭59−1824
66号(特開昭61−60410)の明細書に記載され
ており、この構成及び動作は本願発明と直接関係しない
のでその説明は省略する。
【0020】商品搬入部100には物品搬入検出センサ
S1,S2が設けられ、商品搬出部500には物品搬出
検出センサS3,S4,S5が設けられている。各セン
サは図2に示すフォトダイオードPHD(発光部)とフ
ォトトランジスタPHTr(受光部)とを備え、発光部
から発せられた光が受光部で受光されない場合に物品の
存在を検出する所謂透過形のセンサである。上記ストレ
ッチ包装機は、上記のセンサの他、ダブルトレイを検出
するセンサ(エレベータ機構部200のヘッド部202
に商品が2個以上載っていることを検出するセンサ)、
フィルム無を検出するセンサ、フィルムオーバ(フィル
ム移送異常)を検出するセンサ、包装機のカバーの開放
を検出センサ等の各種のセンサを複数備えている。
【0021】上記各種のセンサの内で物品搬入検出セン
サS1,S2と物品搬出検出センサS3,S4,S5は
作業者を怪我から保護する安全対策上設けられたもの
で、特に重要であり、これらのセンサが故障している
と、重大な事故の発生に結びつく恐れがある。従って、
本実施例では上記センサについては自己診断により常
時、それが正常に作動しているか否かをチェックしてい
る。
【0022】図6は上記ストレッチ包装機の制御部の構
成を示す図である。図示するように制御部はCPU1
0、ROM11、RAM12、操作部13及び表示部1
4を具備し、CPU10はI/Oポート15を介してエ
レベータ部(エレベータ機構部200の駆動制御部)2
0、搬入搬出部(商品搬入部100,商品搬出部500
の駆動制御部)21、フィルム供給移送部(フィルム移
送機構部300の駆動制御部)22、フィルム折り込み
部(包装部400の駆動制御部)23、フィルムクラン
プ部(グリッパ302の駆動制御部)24、センサ部
(センサS1,S2,S3,S4,S5等々)25に接
続され、更にCPU10は計量値付部600の計量ラベ
ルプリンタ30に接続されている。本発明の要旨に特に
関係あるのはセンサ部25である。
【0023】図7はセンサ部のより詳細な構成を示す図
である。図示するようにセンサマトリックスは、3列×
5行の計15個のセンサによって構成されており、イン
バータIN1〜IN3を通してセンサ駆動部25−1か
ら供給されるスキャン信号SL1〜SL3により駆動さ
れ、その検出出力はインバータIN4〜IN8を通して
リターン信号RL1〜RL5としてセンサ出力検出部2
5−2に出力される。
【0024】上記15個のセンサの内、上記物品搬入検
出センサS1,S2はそれぞれセンサS32,S53に
対応し、物品搬出検出センサS3,S4,S5はそれぞ
れセンサS11,S22,S43に対応する。本実施例
ではこれらのセンサのみ自己診断チェックを行う。各セ
ンサの構成は図2と同じである。
【0025】図8はスキャン信号SL1〜SL3の波形
を示す図である。図示するように、各センサは4mse
c間隔で2msec繰返し駆動されている。従ってセン
サS11の検出出力はタイミングT1(スキャン信号S
L1が「0」のタイミング)の時リターン信号RL1と
して出力される。
【0026】本実施例のストレッチ包装機ではCPU1
0は商品(被包装物)を搬入する際、或いは商品を搬出
する際、前記物品搬入検出センサS1,S2或いは物品
搬出検出センサS3,S4,S5の出力を確認し、これ
らのセンサが物体を検出した場合には包装機の動作を停
止し、警報を発するように構成されている。
【0027】上記ストレッチ包装機においては制御は1
包装サイクルで1回転するエレベータ機構部200を駆
動する主モータに設けられたタイミング円板の回転に同
期しておこなわれる。上記物品搬入検出センサS1,S
2及び物品搬出検出センサS3,S4,S5の自己診断
はCPU10がこれらのセンサの出力をチェックし、安
全か否かを確認する時、或いは商品がこれらのセンサを
横切る時を避けて自己診断を行う必要がある。
【0028】上記事項を考慮し、本実施例では自己診断
タイミングを上記タイミング円板の回転角度が50°〜
70°(これはタイミング信号のカウント値として検出
される)のときに行うようにしている。つまり、この期
間中、上記センサはスキャン信号SL1〜SL3によっ
て繰り返し駆動されているが、その出力は利用されな
い。また、この期間には包装機が正常に動作していれば
商品やプッシャーがセンサを横切らない。具体的には、
後に詳述するようにタイミング円板の回転角度が50°
〜70°のときのみ、自己診断処理の割込みを許可する
ように構成する。
【0029】次にセンサチェックの方法を図9に基づい
て説明する。本実施例ではスキャン信号SL1,SL3
を割込み信号として用いる。即ち、図9において、
【0030】時刻INT1・・・スキャン信号SL1が
「1」から「0」となった場合、割込み処理用タイマ
(1msecに設定)をスタートさせる。
【0031】時刻INT1’・・・上記時刻INT1に
よりスタートさせたタイマが1msec計時した時、内
部割込み処理により、スキャン信号SL1のリターン信
号RL1が「0」か否かをチェックする。「0」であれ
ば正常、「0」でない(=「1」)なら異常と判断す
る。(センサS3のチェックA)
【0032】時刻INT2・・・スキャン信号SL1が
「0」から「1」となった場合、割込み処理により内部
の割込み処理用タイマ(1msec設定)をスタートさ
せる。
【0033】時刻INT2’・・・上記時刻INT2に
よりスタートさせたタイマが1msec計時した時、内
部割込み処理により、スキャン信号SL1のリターンR
L1が「1」か否かをチェックする。「1」であれば正
常、「1」でない(=「0」)なら異常と判断する。ま
た、スキャン信号SL2のリターン信号RL2,RL3
が「0」か否かをチェックし、「0」であれば正常、
「「0」でない(=「1」)なら異常と判断する。(セ
ンサS3のチェックB、センサS4,S1のチェック
A)
【0034】時刻INT3・・・スキャン信号SL3が
「1」から「0」となった場合、割込み処理により内部
の割込み処理タイマ(1msecに設定)をスタートさ
せる。
【0035】時刻INT3’・・・上記時刻INT3に
よりスタートさせたタイマが1msec計時した時、内
部割込み処理にて、スキャン信号SL2のリターン信号
RL2,RL3が、「1」か否かをチェックする。
「1」であれば正常、「1」でない(=「0」)ならば
異常と判断する。また、スキャン信号SL3のリターン
信号RL4,RL5が「0」か否かをチェックし、
「0」であれば正常「0」でない(=「1」)なら異常
と判断する。(センサS4,S1のチェックB、センサ
5,S2のチェックA)
【0036】時刻INT4・・・スキャン信号SL3が
「0」から「1」となった場合、割込み処理により内部
の割込み処理タイマ(1msecに設定)をスタートさ
せる。
【0037】時刻INT4’・・・上記時刻INT4に
よりスタートさせたタイマが1msec計時した時、内
部割込み処理にて、スキャン信号SL3のリターン信号
RL4,RL5が、「1」か否かをチェックする。
「1」であれば正常、「1」でない(=「0」)ならば
異常と判断する。(センサS5,S2のチェックB)
【0038】ここで、INT1’のときは、センサS
11にスキャン信号SL1が供給されてから、1mse
c経過後である。
【0039】INT2’のときは、センサS11のス
キャン信号SL1が遮断されてから、1msec経過後
で、センサS22,S32にスキャン信号SL2が供
給されてから1msec経過後である。
【0040】INT3’のときは、センサS22,S
32のスキャン信号SL2が遮断されてから1msec
経過後で、センサS43,53にスキャン信号SL3
が供給されたから1msec経過後である。
【0041】INT4’のときは、センサS43,S
53のスキャン信号が遮断されてから1msec経過後
である。
【0042】また、1包装サイクル中に少なくとも必ず
1回上記のセンサのチェックの割込み処理が実行された
か否かのチェックを行う。即ち、包装機を1サイクル起
動する際、センサ未チェックフラグSNFをセットす
る。そして上記センサのチェックの割込み処理におい
て、上記フラグをリセットする。
【0043】1包装サイクルの動作が終了した時、上記
フラグがリセットされているか否かを確認し、リセット
されている場合は正常(少なくとも1回チェックされ
た)、リセットされていない場合は異常と判断する。以
下処理手順を説明する。
【0044】(A)1包装サイクルスタート時に各センサ
の未チェックフラグSNF(前記AM12にエリアが設
定されている)をセットする。即ち、未チェックフラグ
SNFを「1」とする(「0」の時はチェック済み)。
【0045】(B)タイミング円板の回転角度が50°に
なった時、スキャン信号SL1,SL3による割込みを
許可する。(割込み許可フラグセット)
【0046】(C)続いてタイミング円板の回転角度が7
0°になった時、スキャン信号SL1,SL3による割
込みを不許可にする(割込み許可フラグリセット)。
【0047】(D)1包装サイクルの動作終了時、全ての
未チェックフラグSNFがリセット、つまり「0」され
ているか否かをチェックし、全ての未チェックフラグS
NFがリセットされていなかった場合、センサチェック
に関するハード部分が正常に動作していないと判断し、
安全用センサのチェック回路エラーの警報を発する。
【0048】(E)スキャン信号SL1,SL3による割
込み処理は、スキャン信号SL1が「1」→「0」,
「0」→「1」、スキャン信号SL3「1」→「0」,
「0」→「1」の時、内部割込み用タイマ(1msec
設定)をスタートさせて行う。次に内部割込み用タイマ
がカウントアップ(1msec)した場合の処理に付い
て説明する。
【0049】図10は内部割込み用タイマがカウントア
ップ(1msec)した場合の処理の流れを示す図であ
る。先ずステップST10において、タイミングがIN
T1’であるか否かを判断し、NOであったらステップ
ST11に移行し、YESであったら次にステップST
14において、前記INT1’のチェック処理を実行す
る。続いてステップST18においてセンサに異常があ
るか否かを判断し、YESの場合はステップST22に
おいて、包装機を停止すると共に警報を発する。NOの
場合リターンする。
【0050】ステップST11において、タイミングが
INT2’か否かを判断し、NOであったらステップS
T13に移行し、YESであったら次にステップST1
5において、前記INT2’のチェック処理を実行す
る。続いてステップST19においてセンサに異常があ
るか否かを判断し、YESの場合はステップST22に
おいて、包装機を停止すると共に警報を発する。NOの
場合はステップST23において、センサS11の未チ
ェックフラグSNFをリセットし、リターンする。
【0051】ステップST13において、タイミングが
INT3’か否かを判断し、NOであったらステップS
T17に移行し、YESであったら次にステップST1
6において、前記INT3’のチェック処理を実行す
る。続いてステップST20においてセンサに異常があ
るか否かを判断し、YESの場合はステップST22に
おいて、包装機を停止すると共に警報を発する。NOの
場合ステップST24において、センサS22,S32
の未チェックフラグSNFをリセットし、リターンす
る。
【0052】ステップST17においては前記INT
4’のチェック処理を行い、続いてステップST21に
おいてセンサに異常があるか否かを判断し、YESの場
合はステップST22において、包装機を停止すると共
に警報を発する。NOの場合ステップST25におい
て、センサS43,S53の未チェックフラグSNFを
リセットし、リターンする。
【0053】なお、上記ステップST10,ST11,
ST13における各判断は、スキャン信号SL1,SL
3の状態をチェックして行う。
【0054】上記実施例では、スキャン信号SL1〜S
L3の内、スキャン信号SL1,SL3を割込み信号と
して用いている。上記割込みは円板の回転角度が50°
〜70°のときのみ許可されている。円板の回転角度が
50°〜70°は時間間隔にすると約55msecに相
当する。また、センサS1〜S5の全てをチェックする
のに要する時間は約7msecなので、通常、上記の間
に各センサについて、7回チェックが行われていること
になる。
【0055】しかしながら、割込み信号線が断線した場
合には、上記の処理は1回も実行されないし、また割込
み処理なので、割込み原因が発生しない場合は、割込み
処理が1回も行われなくとも包装機は支障なく通常動作
を継続する。従って、本実施例では上記チェック処理、
即ち安全用センサチェック回路が正常に動作しているか
否かもチェックし、さらに安全性を高めている。
【0056】なお、上記実施例では、割込み処理による
センサチェック処理が1包装サイクル中に少なくとも1
回実行されるかのチェックを1包装サイクル終了時に行
うようにしている。しかしながら、このチェックはタイ
ミング円板の回転角度70°以上になった場合、即ち割
込み許可フラグがリセットされた後であればいつ判断す
るようにしてもよい。
【0057】また、本発明において、センサの構成は上
記実施例のセンサに限定されるものではなく、マトリッ
クス回路に構成でき、スキャン信号のON・OFFによ
って出力がON・OFFされるものであれば、例えば反
射型センサでもよい。また、光を用いるものに限定され
るものではなく、超音波、磁気を用いるものであっても
よい。
【0058】また、上記実施例では、スキャン信号SL
1,SL3を利用して割込み信号としているが、センサ
のチェック方法はこれに限定されるものではなく、例え
ばスキャン信号とは別に、センサチェック用の割込み信
号を別途発生させるようにしてよい。
【0059】また、上記実施例では包装機を例に説明し
たが、本発明は包装機に限定されるものではなく、機械
的動作を伴い事故防止上対策の必要う電子制御される装
置であればどのような装置にも適用できる。例えば、商
品自動詰装置、自動倉庫等に適用可能である。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば下
記のような優れた効果が得られる。
【0061】(1)センサをマトリックス状に構成したセ
ンサ回路を採用した場合において、センサの自己診断を
行うことができる。
【0062】(2)この場合、センサのスキャン信号をO
Nしてから一定時間と、OFFしてから一定時間の2回
チェックするので、受光素子の断線のみではなくショー
トや反応異常等のチェックも行うことができる。従っ
て、センサを直流駆動した場合に比べて、より正確でき
め細かなチェックを行うことができる。
【0063】(3)センサの自己診断の処理が、装置の1
動作中にすくなくとも必ず1回実行されるか否かを毎回
自動的にチェックするので、チェックミスを防止し、更
に安全性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複数センサのチェック方式の原理を示
すための図である。
【図2】本発明のチェック方式を適用するセンサの構成
を示す図である。
【図3】本発明のチェック方式のスキャン信号の波形を
示す図である。
【図4】本発明のチェック方式を説明するための図であ
る。
【図5】本発明のチェック方式を適用するストレッチ包
装機の概略構成を示す図である。
【図6】本発明のチェック方式を適用するストレッチ包
装機の制御部の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施例であるストレッチ包装機のセン
サチェック部の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施例であるストレッチ包装機のセン
サチェックのスキャン信号の波形を示す図である。
【図9】本発明の実施例であるストレッチ包装機のセン
サチェックを説明するための図である。
【図10】本発明の実施例であるストレッチ包装機のセ
ンサチェックにおけるチェック処理の流れを示す図であ
る。
【図11】従来の透過型センサの構成を示す図である。
【図12】従来の透過型センサの動作例を示す図であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個センサをマトリックス状に接続し、
    該センサを定期的にスキャンして駆動するセンサ回路を
    備えた電子制御される装置において、前記センサをチェ
    ックするためスキャン信号を発生する信号発生手段と、
    該スキャン信号によって駆動されるセンサの出力信号を
    センサの駆動開始から一定時間後とセンサの駆動停止か
    らの一定時間後のそれぞれにおいてチェックする第1の
    チェック手段と、前記電子制御される装置の1動作サイ
    クル中に少なくとも1回、前記第1のチェック手段によ
    るチェックが実行されたか否かをチェックする第2のチ
    ェック手段を具備することを特徴とする電子制御される
    装置における複数センサのチェック方式。
  2. 【請求項2】前記電子制御される装置はコンピュータで
    制御される装置であり、前記第1のチェック手段による
    チェックは、装置の1動作サイクル中において割込み処
    理で実行するように構成され、前記第2のチェック手段
    は該割込み処理が実行されたか否かをチェックすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子制御され
    る装置における複数センサのチェック方式。
  3. 【請求項3】前記センサは発光素子と、該発光素子から
    の光を受光する受光素子を具備し、前記スキャン信号に
    より該発光素子が駆動されて光を発すると共に前記受光
    素子が該光を受光して出力信号を発する構成のセンサで
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子
    制御される装置における複数センサのチェック方式。
  4. 【請求項4】前記電子制御される装置はストレッチ包装
    機であり、前記センサは商品搬入部に設けられセンサ及
    び/又は商品搬出部に設けられたセンサであることを特
    徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の電子
    制御される装置における複数センサのチェック方式。
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