JPH07113416B2 - パッキン - Google Patents

パッキン

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JPH07113416B2
JPH07113416B2 JP5935892A JP5935892A JPH07113416B2 JP H07113416 B2 JPH07113416 B2 JP H07113416B2 JP 5935892 A JP5935892 A JP 5935892A JP 5935892 A JP5935892 A JP 5935892A JP H07113416 B2 JPH07113416 B2 JP H07113416B2
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JP
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coating layer
packing
substrate
viscous fluid
hub
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JP5935892A
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Inventor
武 渡邊
Original Assignee
株式会社渡邊義一製作所
ダイアホイルヘキスト株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリマー、モノマー
などの粘性流体のフィルタ、容器、ジョイントなどの機
器に使用するパッキンに関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】ポリマー、モノマーなどの粘
性流体のフィルタとして図4に示す構成のものが使用さ
れている。このフィルタはリーフディスク式のものであ
り、多数のリーフディスク1を有する。また、各リーフ
ディスク1の中央開口部にハブ2が嵌め込まれ、溶接さ
れており、中空のセンタポール3が各リーフディスク1
のハブ2を貫通し、各リーフディスク1がセンタポール
3に沿って積み重ねられる。センタポール3は複数の通
孔4を有する。リーフディスク1は特開平2−9090
7号公報または同2−90908号公報に記載されてい
るところのものである。さらに、図5に示すように、各
リーフディスク1のハブ2間にそれぞれパッキン5が設
けられ、パッキン5によって各リーフディスク1のハブ
2間がシールされる。ハブ2も複数の通孔6を有する。
したがって、このフィルタをポリマー、モノマーなどの
粘性流体のタンク内に装備すると、粘性流体が各リーフ
ディスク1を透過し、ハブ2の通孔6を通り、センタポ
ール3の通孔4を通り、センタポール3内に排出され、
タンクの外部に取り出される。したがって、リーフディ
スク1によって粘性流体を濾過することができる。
【0003】ところで、このフィルタの場合、定期的に
全体を分解し、リーフディスク1を洗浄し、その目詰ま
りを解除する必要があるが、従来はパッキン5の材質に
ともなう問題があった。通常、パッキン5は丸型の平板
リング状のもので、アルミニウムなどの軟質金属からな
る。しかしながら、粘性流体が濾過されるとき、軟質金
属のパッキン5が粘性流体の熱を受け、高温に加熱され
る。さらに、各リーフディスク1のハブ2間において、
軟質金属のパッキン5が大きい圧力で圧縮される。この
ため、パッキン5がリーフディスク1のハブ2に付着
し、フィルタを分解するとき、パッキン5がリーフディ
スク1のハブ2からはがれにくく、これを取り外すのは
容易ではないという問題があったものである。
【0004】なお、パッキン5としてアルミニウムなど
の軟質金属が使用されているのは、軟質金属によって一
定のシール効果が得られるからである。硬質金属はリー
フディスク1のハブ2に付着しにくく、はがれやすい
が、シール効果がなく、パッキン5として硬質金属を使
用することはできない。
【0005】この他、ポリマー、モノマーなどの粘性流
体を収容する容器において、そのパッキンに軟質金属が
使用され、粘性流体を送る配管のジョイントにも、その
パッキンに軟質金属が使用されている。しかしながら、
容器またはジョイントを分解するとき、パッキンがはが
れにくいという問題があるのは同様である。
【0006】
【発明の目的】したがって、この発明は、ポリマー、モ
ノマーなどの粘性流体のフィルタ、容器、ジョイントな
どの機器に使用するパッキンにおいて、高いシール効果
が得られ、しかも、分解のとき、パッキンが容易にはが
れるようにすることを目的としてなされたものである。
【0007】
【発明の構成】この発明によれば、平板リング状の基板
の両端面に被膜層が形成されており、前記基板はアルミ
ニウム、銅、純鉄から選ばれる軟質金属からなり、前記
被膜層 は酸化アルミニウム、ニッケル、クロムから選ば
れる硬質被膜層からなることを特徴とするパッキンが提
される。
【0008】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
図1はこの発明の実施例を示す。これは図1と同様の形
式のフィルタであり、リーフディスク式のものである。
したがって、多数のリーフディスク1が互いに積み重ね
られ、中空のセンタポール3が各リーフディスク1のハ
ブ2を貫通し、各リーフディスク1のハブ2間にそれぞ
れパッキン7が設けられ、パッキン7によって各リーフ
ディスク1のハブ2間がシールされる。これがポリマ
ー、モノマーなどの粘性流体のタンク内に装備され、粘
性流体が各リーフディスク1を透過し、ハブ2の通孔6
を通り、センタポール3の通孔4を通り、センタポール
3内に排出され、タンクの外部に取り出され、リーフデ
ィスク1によって粘性流体が濾過されるのは前述したと
おりである。
【0009】図2に示すように、パッキンは丸型の平板
リング状のもので、軟質金属からなる基板8を有する。
この実施例では、軟質金属としてアルミニウムが使用さ
れ、基板8はアルミニウムで形成されている。さらに、
基板8の両端面に被膜層9が形成されている。被膜層9
は硬質被膜層である。この実施例では、硬質被膜層とし
て酸化アルミニウムが使用され、酸化アルミニウムが基
板8にコーティングされ、これによって被膜層9が形成
されている。
【0010】したがって、このフィルタの場合、パッキ
ン7の被膜層9がリーフディスク1のハブ2に接触す
る。被膜層9は硬質被膜層であり、酸化アルミニウムで
形成されており、それ自体のシール効果は低い。しかし
ながら、粘性流体が濾過されるとき、パッキン7の基板
8および被膜層9が粘性流体の熱を受け、高温に加熱さ
れ、各リーフディスク1のハブ2間において、基板8お
よび被膜層9が大きい圧力で圧縮される。これによって
基板8および被膜層9が熱膨張および圧力膨張する。さ
らに、アルミニウムと酸化アルミニウムの膨張係数が互
いに異なるのは周知のとおりであり、基板8および被膜
層9が熱膨張および圧力膨張すると、膨張係数の差によ
って被膜層9が割れ、被膜層9に無数の亀裂が生じ、パ
ッキン7の外周付近において、粘性流体がその亀裂に入
る。さらに、粘性流体が被膜層9の亀裂を通り、パッキ
ン7の内周付近に達し、空気に触れ、空気によって粘性
流体が冷却され、その温度が低下し、これによって粘性
流体が固まる。したがって、亀裂の粘性流体によってハ
ブ2と基板8間がシールされ、高いシール効果が得られ
る。
【0011】また、パッキン7の基板8および被膜層9
が高温に加熱され、大きい圧力で圧縮されても、被膜層
9は酸化アルミニウムの硬質被膜層であり、タブ2に付
着しにくく、はがれやすい。したがって、定期的にリー
フディスク1を洗浄するにあたって、全体を分解すると
き、ハブ2と被膜層9間において、パッキン7をハブ2
からはがすことができ、容易に取り外すことができる。
【0012】なお、被膜層9の亀裂はきわめて小さく、
それは目視では確認することができない程度のものであ
る。しかしながら、パッキン7の取り外し後、顕微鏡で
それを検査すると、被膜層9に無数の亀裂が入り、粘性
流体がその亀裂に入り、固まっていることを確認するこ
とができる。
【0013】この発明には種々の変形例が考えられる。
たとえば、前記実施例では、丸型の平板リング状のパッ
キン7において、その基板8および被膜層9にアルミニ
ウムおよび酸化アルミニウムを使用したものを説明した
が、これに代えて、軟質金属として銅または純鉄を使用
し、基板8を銅または純鉄で形成してもよい。硬質被膜
層としてニッケルまたはクロムを使用し、ニッケルまた
はクロムを基板8にコーティングし、これによって被膜
層9を形成してもよい。また、図3に示すように、パッ
キン7は角型の平板リング状のものであってもよい。
【0014】フィルタに限らず、ポリマー、モノマーな
どの粘性流体の容器、ジョイントなどの機器において、
この発明をそのパッキンに適用することも考えられる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、パッキン7の基板8の両端面に被膜層9が形成さ
れ、基板8はアルミニウム、銅、純鉄から選ばれる軟質
金属からなり、被膜層9は酸化アルミニウム、ニッケ
ル、クロムから選ばれる硬質被膜層からなる。したがっ
て、基板8と被膜層9の膨張係数の差によって被膜層9
が割れ、被膜層9に無数の亀裂が生じ、粘性流体がその
亀裂に入り、亀裂の粘性流体によって高いシール効果が
得られる。しかも、ハブ2などの部材に接触するのは硬
被膜層からなる被膜層9であり、分解のとき、パッキ
ン7を容易にはがし、取り外すことができ、所期の目的
を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のパッキンの斜視図である。
【図3】他の実施例を示す斜視図である。
【図4】従来のフィルタの説明図である。
【図5】図4のフィルタの断面図である。
【符号の説明】
7 パッキン 8 基板 9 被膜層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板リング状の基板の両端面に被膜層が
    形成されており、前記基板はアルミニウム、銅、純鉄か
    ら選ばれる軟質金属からなり、前記被膜層は酸化アルミ
    ニウム、ニッケル、クロムから選ばれる硬質被膜層から
    なることを特徴とするパッキン。
JP5935892A 1992-02-12 1992-02-12 パッキン Expired - Lifetime JPH07113416B2 (ja)

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JP5935892A JPH07113416B2 (ja) 1992-02-12 1992-02-12 パッキン

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JPH05223173A JPH05223173A (ja) 1993-08-31
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WO2021201098A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 大阪瓦斯株式会社 環状パッキン材、電気化学モジュール、電気化学装置、エネルギーシステム、固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形電解セル

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