JP3312956B2 - 金属成形体表面へのptfe樹脂層の形成方法 - Google Patents

金属成形体表面へのptfe樹脂層の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、金属成形体表面へのポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂層の形成方法
に関し、さらに詳しくは、鋼、銅、アルミニウム、白金
などの金属成形体表面に、ポリテトラフルオロエチレン
樹脂層を形成するための方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ポリテトラフルオロエチレン(以
下PTFEということがある)などのフッ素樹脂は、耐
熱性、耐候性、耐化学薬品性、離型性、滑り特性、非粘
着性、機械的強度などの点において、他の合成樹脂と比
較して、著しく優れた特性を有しており、この特性を利
用して、腐蝕性流体あるいは高温流体を扱うバルブの被
覆材あるいはパイプライン、タンク、機械装置などの耐
食性ライニング材として広く利用されている。
【0003】ところがPTFE樹脂は、上記のように非
粘着性であるため、他の材質たとえば金属との接着が接
着剤を用いてもかなり困難である。このためPTFE樹
脂と金属との接着性を高めるための方法が数多く提案さ
れている。その1つとしては、PTFE樹脂表面を、液
体アンモニアに金属ナトリウムを溶かした溶液で処理し
て、その表面を化学的に活性化する方法が提案されてい
る。ところがこの方法では、処理液自体が環境汚染を引
起す恐れがあるとともに、その取扱いに危険が伴なうと
いう問題点があった。また、PTFE樹脂表面にプラズ
マスパッタリングなどの物理的処理を施したり、あるい
はPTFE樹脂表面をブラスト処理するなど機械的に粗
面化するなどの方法も提案されているが、この方法で
は、処理に手間がかかったりあるいはコスト上昇を伴な
うなどの問題点があった。
【0004】このような従来技術の問題点を解決するも
のとして、本願出願人は、先に特開昭62−14973
号公報において、金属表面に水性ディスパージョン(プ
ライマー)を塗布し、次いでこの上に大きな粒径(10
0μm以上)を有する熱溶融性フッ素樹脂粉末を付着さ
せた後加熱して熱溶融性フッ素樹脂層を形成し、この上
にPTFE樹脂粉末を全面被覆した後、加熱焼成するこ
とにより、金属表面にフッ素樹脂層を形成する方法を提
案した。この方法によれば、金属とフッ素樹脂層とが強
固に接着された積層体を得ることができる。
【0005】ところで本発明者は、上記のような金属表
面へのフッ素樹脂(PTFE)層の形成方法についてさ
らに研究したところ、このような方法をバタフライバル
ブ(ディスク)などの弁体、あるいは曲がり部を有する
管状体などの金属成形体に適用した場合には、たとえば
大きな曲がり部では、PTFE樹脂層に微細なクラック
が発生することがあることを見出した。これは、金属と
PTFEの線膨張率の違いによる成形時の収縮に起因し
ている。
【0006】このため金属成形体表面上にPTFE樹脂
層を強固に形成することができるとともに、しかもクラ
ックのないPTFE樹脂層を形成することができるよう
な金属成形体表面へのPTFE樹脂層の形成方法の出現
が望まれている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てさなされたものであって、金属成形体表面上にPTF
E樹脂層を強固に形成することができるとともに、大き
な曲がり部を有する金属成形体であっても、クラックの
ないPTFE樹脂層を形成することができるような金属
成形体表面へのPTFE樹脂層の形成方法を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る金属成形体表面へのPTF
E樹脂層の形成方法は、金属成形体の表面上に、PTF
E樹脂層を形成するに際して、金属成形体表面上に、プ
ライマーを塗布し、その上に熱溶融性フッ素樹脂粉末を
付着させた後このフッ素樹脂粉末の融点以上の温度に加
熱して熱溶融性フッ素樹脂層を形成し、次いでこの熱溶
融性フッ素樹脂層の少なくとも一部上に、熱溶融性フッ
素樹脂の厚肉部を形成し、次いで、この熱溶融性フッ素
樹脂層上にPTFE樹脂粉末またはPTFE樹脂シート
を被着させて、このPTFE樹脂の融点以上の温度で加
熱焼成することにより、生成したPTFE樹脂層の収縮
時に発生するクラックに、溶融粘度の低い前記熱溶融性
フッ素樹脂を流れ込ませて、PTFE樹脂層を形成する
ことを特徴としている。
【0009】
【発明の具体的説明】以下本発明をより具体的に説明す
る。本発明では金属成形体表面上にフッ素樹脂層が形成
されるが、このフッ素樹脂層が形成される金属成形体と
しては、鋼、鉄、銅アルミニウムなどの金属成形体が広
く挙げられる。このうち本発明は、特に、大きな曲がり
部を有する金属成形体にPTFE樹脂層が形成される場
合に有用であり、たとえばバタフライバルブあるいはゲ
ートバルブなどの弁体の外周部、またT管、L管などの
管状体などにPTFE樹脂層を形成する場合に有用であ
る。すなわち金属成形体が平坦部と大きな曲がり部とを
有していると、PTFEの加熱焼成後冷却される過程に
おいて、金属より10倍程大きい線膨張率を有している
PTFEは収縮の量も大きいため大きな曲がり部には応
力が集中するが、本発明はこのような場合に有用であ
る。
【0010】以下、PTFE樹脂層が形成される金属成
形体がバタフライバルブである場合について、主として
説明する。図1に、バタフライバルブを構成するディス
ク1の斜視図を示す。
【0011】ディスク1は、円筒状の軸部分1aと、蝶
の羽根状の平坦部1cとからなっており、平坦部1cは
円弧状に形成された外周縁部1bに向かって肉薄になっ
ている。
【0012】図2に、図1に示したディスク1のII−II
線横断面図を示す。図3に、このディスク1の表面にP
TFE樹脂層が形成される過程を模式図で示す。図3
は、図2に示すディスク1の外周縁部1b拡大図であ
る。
【0013】本発明では、バタフライバルブ2表面上に
プライマーを塗布するに先立って、バタフライバルブ2
の表面にサンドブラスト処理などを施してバタフライバ
ルブ2の表面に付着している錆、異物を取り除いてバタ
フライバルブ2の表面の洗浄化を図るとともに、バタフ
ライバルブ2の表面粗面化を行なうことが、バタフライ
バルブ2とPTFE樹脂6との接着力を高める上で好ま
しい。
【0014】このバタフライバルブ2の表面上に、プラ
イマーたとえばフッ素樹脂および有機樹脂を含有する水
性ディスパージョンからなるプライマー3を、ハケ塗り
などの方法により塗布する。この際、プライマ−3は、
バタフライバルブ2の表面1m2当り15〜50g好ま
しくは20〜35gさらに好ましくは26〜28gの量
で塗布されることが望ましい。
【0015】このような水性ディスパージョンは、フッ
素樹脂として、PTFE、テトラフルオロエチレンとパ
ーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である
PFA、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロ
ピレンとの共重合体であるFEP、テトラフルオロエチ
レンとヘキサフルオロプロピレンとパーフルオロアルキ
ルビニルエーテルとの共重合体であるEPEなどの従来
公知のフッ素樹脂が用いられうる。このうち特にPTF
Eが好ましい。
【0016】有機樹脂としては、ポリアリレンサルファ
イド樹脂とポリアミドイミド樹脂との組合せ、ポリアリ
レンサルファイド樹脂とポリイミド樹脂との組合せ、ポ
リアリレンサルファイド樹脂とポリアミドイミド樹脂と
ポリイミド樹脂との組合せ、ポリアリルレンサルファイ
ド樹脂単独、ポリエーテルスルホン樹脂、エポキシ樹脂
などが用いられる。
【0017】またこのプライマー3は、上記のフッ素樹
脂および有機樹脂に加えて、必要に応じて、フッ素系界
面活性剤、粘度調整剤、粘結剤、無機充填剤、雲母状酸
化物、カップリング剤、湿潤剤などを含んでいてもよ
い。
【0018】なおこのようなプライマーは、たとえば、
特開昭50−77,432号、特開昭53−74,53
2号、特開昭56−103,256号、特公昭57−1
8,559号、特公昭57−29,499号などに教示
されており、このようなプライマーを本発明では広く用
いることができる。
【0019】次いでバタフライバルブ2の表面に塗布さ
れたプライマー3上に、熱溶融性フッ素樹脂粉末4を付
着させる。熱溶融性フッ素樹脂としては、テトラフルオ
ロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの
共重合体であるPFA、テトラフルオロエチレンとヘキ
サフルオロプロピレンとの共重合体であるFEP、ある
いはテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレ
ンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体
であるEPEなどの熱溶融性フッ素樹脂を広く用いるこ
とができる。
【0020】これらのうち、PFAが好ましく用いられ
る。なお本発明では、この熱溶融性フッ素樹脂は、粒径
100μm以上好ましくは100〜500μmさらに好
ましくは400〜500μm以上の粒子であることが望
ましく、またその付着量は、バタフライバルブ2の表面
1m2当り200〜380g好ましくは250〜330
g程度であることが望ましい。
【0021】本発明では、このようにしてプライマー3
上に熱溶融性フッ素樹脂を付着させた後に、このフッ素
樹脂粉末の融点以上の温度に加熱・焼成して熱溶融性フ
ッ素樹脂層4を形成する。
【0022】熱溶融性フッ素樹脂がPFAである場合に
は、375〜380℃の温度で加熱焼成することが好ま
しい。加熱焼成後の冷却は、たとえば自然放冷などによ
り行なえばよい。
【0023】次いでこのようにして形成された熱溶融性
フッ素樹脂層4の少なくとも一部上に、熱溶融性フッ素
樹脂5を溶接などによって盛付けて厚肉部5を形成す
る。この熱溶融性フッ素樹脂の厚肉部5は、ディスク1
の外周縁部1bなどのようにバタフライバルブの大きな
曲がり部上に形成されることが好ましい。
【0024】熱溶融性フッ素樹脂5の盛付けは、PFA
などの熱溶融性フッ素樹脂製溶接棒あるいは溶接帯など
を用いて行うことができる。また、溶接によらずPFA
の環状体を圧入するような方法でも盛付けを行うことが
できる。
【0025】次に上記のようにして形成された熱溶融性
フッ素樹脂層4および厚肉部5上に、PTFE樹脂粉末
またはPTFE樹脂シートを被着させて、このPTFE
樹脂の融点以上の温度で加熱焼成することによりPTF
E樹脂層6を形成する。
【0026】PTFE樹脂の加熱焼成は、たとえばホッ
トコイニング法などにより行うことができる。なお焼成
温度は、通常327℃以上好ましくは360〜380℃
程度であることが望ましい。
【0027】このようにPTFE樹脂層6を形成する際
には、PTFE樹脂を無圧下に形成することもできる
し、また金属成形体がT管などの管状体である場合に
は、この金属成形体にPTFE樹脂を形成する場合に
は、押圧下でPTFE樹脂層を形成することもできる。
なおT管などの管状体にPTFE樹脂粉末を被着させて
PTFE樹脂(ライニング)層を成形するには、PTF
E樹脂粉末を鋼管内壁面に押圧して被着させることが好
ましく、この場合にはたとえば鋼管内部に隔膜部材を入
れこの鋼管内壁内と隔膜部材との間にPTFE樹脂粉末
を充填し、次いでこの隔膜部材の内側に水、油などの流
体を圧入して隔膜部材を鋼管内壁面に押圧させてPTF
E粉末を金属内壁内に等圧で圧縮すればよい。この際鋼
管表面に多孔板を固着し、この多孔板上に前記のプライ
マー、熱溶融性フッ素樹脂、ライナーとなるPTFE樹
脂を設けることによって、PTFE樹脂層の焼成時に発
生するガスを多孔板を介して外部に除去することができ
る。
【0028】このようにして予備成形されたPTFE樹
脂を、上記のようにこのPTFE樹脂の融点以上の温度
に加熱焼成すると、金属成形体表面に強固に接着された
PTFE樹脂層6が得られる。
【0029】本発明に係る金属成形体表面へのPTFE
樹脂層の形成方法では、金属成形体(バタフライバル
ブ)とPTFE樹脂との間に、プライマー層と、熱溶融
性フッ素樹脂層とが設けられており、さらに該バタフラ
イバルブの一部、たとえば大きな曲がり部には熱溶融性
フッ素樹脂の厚肉部が形成されており、加熱焼成後の収
縮時に発生するクラック7の中に溶融粘度の低い熱溶融
性フッ素樹脂が流れ込み、バタフライバルブとPTFE
樹脂とが強く接着すると考えられる。
【0030】図4に、本発明で得られるPTFE樹脂層
が形成されたディスク1の断面図を示す。また上記のよ
うな本発明に係る方法によれば、クラックのないPTF
E樹脂層を形成することができる。特に金属成形体の大
きな曲がり部などの上に熱溶融性フッ素樹脂層が設けら
れていると、この曲がり部での大きな応力に起因するク
ラックの発生が防止できる。
【0031】前述したように、従来の方法では、金属成
形体の大きな曲がり部にはPTFE樹脂層内にクラック
が発生していたが、本発明によれば、金属成形体の大き
な曲がり部には熱溶融性フッ素樹脂の厚肉部が形成され
ているので、加熱焼成・冷却時にPTFE樹脂層内部か
ら熱応力が発生しても、最終的にクラックのないPTF
E樹脂層が形成される。
【0032】なお上記においては、金属成形体をバタフ
ライバルブのディスクについて説明したが、本発明が適
用される金属成形体はこれに限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、金属成形
体表面上に強固に接着されたPTFE樹脂層を形成する
ことができる。特に本発明によれば、大きな曲がり部を
有する金属成形体であっても、クラックのないPTFE
樹脂層を形成することができる。
【0034】このような本発明に係る金属成形体表面へ
のPTFE樹脂層形成方法は、バタフライバルブなどに
PTFE樹脂層を形成する際に特に有用である。以下本
発明を実施例により説明するが、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。
【0035】
【実施例1】ステンレス製バタフライバルブのディスク
表面に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末とポリア
リレンサルファイド樹脂とを含むフッ素樹脂の水性ディ
スパージョンであるプライマー(TCW8109 BK
ダイキン工業株式会社製)をハケで26g/m2の塗
布量となるように均一に塗布した。
【0036】このプライマー上に、粒径400μmのP
FA粉末を300g/m2の量で付着させた後、これを
PFAの溶融温度以上の温度である380℃に加熱した
後、放冷した。
【0037】さらにこのディスクの外周縁部に、PFA
溶接棒により厚さ3mm程度に厚肉部を形成した。次い
でPTFE粉末で全面被覆して、これをホットコインニ
ング法により360℃で焼成してPTFE樹脂層を形成
した。
【0038】このようにして得られたPTFE樹脂で被
覆グされたバタフライバルブ(ディスク)について、浸
透探傷試験を行ったところ、クラックは確認されなかっ
た。なお浸透探傷試験は、試験液[染色浸透探傷剤(日
本油脂(株)製]を用いて行った。
【0039】また得られたバタフライバルブにクラック
の進行を促進させるヒートサイクル試験(−50〜10
0℃、1週間)を行なったが、クラックの発生は認めら
れなかった。
【0040】
【比較例1】実施例1において、外周縁部にPFA層を
形成しなかった以外は、実施例1と同様にしてバタフラ
イバルブ(ディスク)表面にPTFE樹脂層を形成し
た。
【0041】このようにして得られたPTFE樹脂で被
覆グされたバタフライバルブ(ディスク)について、実
施例1と同様にして浸透探傷試験を行なったところ、P
TFE樹脂層内には、クラックが認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】バタフライバルブを構成するディスク1の斜視
図を示す。
【図2】ディスク1のII−II線横断面図を示す。
【図3】図2に示すディスク1の外周縁部1b拡大図で
あり、ディスク1の表面にPTFE樹脂層が形成される
過程を示す模式図である。
【図4】加熱焼成後の収縮過程で生じたクラックにPF
A樹脂が流れ込みクラックが埋められた状態を示す。
【符号の説明】
1・・・ディスク 1b・・・外周縁部 4・・・熱溶融性フッ素樹脂層 5・・・厚肉部 6・・・PTFE樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属成形体の表面上に、PTFE樹脂層を
    形成するに際して、金属成形体表面上に、プライマーを
    塗布し、その上に熱溶融性フッ素樹脂粉末を付着させた
    後このフッ素樹脂粉末の融点以上の温度に加熱して熱溶
    融性フッ素樹脂層を形成し、次いでこの熱溶融性フッ素
    樹脂層の少なくとも一部上に、熱溶融性フッ素樹脂の厚
    肉部を形成し、次いで、この熱溶融性フッ素樹脂層上に
    PTFE樹脂粉末またはPTFE樹脂シートを被着させ
    て、このPTFE樹脂の融点以上の温度で加熱焼成する
    ことにより、生成したPTFE樹脂層の収縮時に発生す
    るクラックに、溶融粘度の低い前記熱溶融性フッ素樹脂
    を流れ込ませて、PTFE樹脂層を形成することを特徴
    とする金属成形体表面へのPTFE樹脂層の形成方法。
  2. 【請求項2】金属成形体がバタフライバルブであり、熱
    溶融性フッ素樹脂の厚肉部がバタフライバルブの外周部
    であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
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