JPH0711324U - 押出し成形用ニップル - Google Patents

押出し成形用ニップル

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Publication number
JPH0711324U
JPH0711324U JP030855U JP3085593U JPH0711324U JP H0711324 U JPH0711324 U JP H0711324U JP 030855 U JP030855 U JP 030855U JP 3085593 U JP3085593 U JP 3085593U JP H0711324 U JPH0711324 U JP H0711324U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nipple
cable core
hole
guide jig
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP030855U
Other languages
English (en)
Inventor
三郎 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP030855U priority Critical patent/JPH0711324U/ja
Publication of JPH0711324U publication Critical patent/JPH0711324U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニップル15内におけるケーブル芯aの擦り
屑を極力少なくするとともに、その作用を、従来のニッ
プルでも簡単な改造で行い得るようにする。 【構成】 押出し成形用ニップル15のケーブル芯a貫
通用内孔15bのテーパ部に案内治具20を着脱自在に
嵌める。案内治具20は、その外面が前記テーパ部に対
応して同一軸に嵌まるテーパ面となっており、その中心
にケーブル芯aの貫通孔21が形成されている。この貫
通孔21内面は円弧面21aで、溝22が形成され、か
つ内面21aの最小内径はケーブル芯a径とほぼ同一と
なっている。案内治具20は、その内面21aが円弧面
となって、ケーブル芯aとは線接触するため、摩擦力は
極めて小さく、擦り屑も極めて少ない。また、その外面
がニップル内孔のテーパ部に対応するテーパ面となって
いるため、そのニップル内孔15bのテーパ部に嵌める
だけで、装着されてニップルと同一軸になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電線・ケーブル(以下、単にケーブルという)の外被を連続的に 押出し成形するために用いるニップルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、架橋ポリエチレン・ビニルシースケーブルは、導体上にポリエチレン の絶縁層を押出し成形し、その表面に着色料を塗布して絶縁心線の色別を成した のち、その所要数を燃り合わせてケーブル芯とし、このケーブル芯上に外被を押 出し成形して製造される。
【0003】 その押出し成形機は、図4に示すように、クロスヘッド1に、ダイスホルダー 2を介してダイス3を取付けるとともに、その後方に、ニップルホルダー4を介 してニップル5を取付けたものであり、ケーブル芯aをニップル5中心軸上に貫 通させるとともに、クロスヘッド1から外被用樹脂混和物bをケーブル芯a外周 に押出して外被cを形成する。
【0004】 この押出し成形時、ケーブル芯aはニップル5のランド5aに少なからず擦れ て走行するため、上記絶縁層表面に施した着色料が極く僅かではあるが剥がれ、 その擦れ屑がランド部5a表面に堆積し、一定量を越すと、ケーブル芯aにつら れてランド部5aから離れて進み、外被c内面に入り込んで外被cにコブが生じ る。このコブが生じたケーブルは、外観不良、外径不良品として処分される。
【0005】 このため、本願出願人は、実願平1−135727号(実開平3−93119 号)において、図4に示すように、ニップル5を、インナースリーブ6とアウタ ースリーブ7とから構成し、アウタースリーブ7により従来のニップル5の作用 を行い、インナースリーブ6によりケーブル芯aを前段でガイドしてアウタース リーブ7のランド7aとケーブル芯aの擦れを極力小さくするとともに、両スリ ーブ6、7内を吸気して、ケーブル芯aからでるインナースリーブ6との擦れ屑 を除去する技術を提案した。図中、8は固体分離槽、9は吸気ポンプである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す技術は、インナースリーブ6のランド部6aとケー ブル芯aが面接触のため、摩擦抵抗が大きく、擦れ屑も多く、吸気が十分でない 場合には、擦れ屑が確実に除去されずに上記コブが生じる恐れがある。
【0007】 また、ニップル5をインナー及びアウタースリーブ6、7という従来とは別も ので別個に製作する必要があるうえに、それらのホルダー4等も別ものとなる等 、コスト的に高いものとなっている。
【0008】 この考案は、以上の点に留意し、擦り屑を極力少なくするとともに、従来のニ ップルでも容易に改造し得て、その効果を得ることができる構成とすることを課 題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案にあっては、前述のケーブルの外被押出 し成形用ニップルにおいて、そのケーブル芯が貫通する内孔のテーパ部にケーブ ルの案内治具を着脱自在に嵌め、この案内治具は、その外面が前記テーパ部に対 応して同一軸に嵌まるテーパ面となっており、その中心に電線・ケーブル芯の貫 通孔が形成され、この貫通孔の内面は、案内治具の一側面から他側面に向って中 心に膨出する円弧面となっているとともに、周方向所要間隔で両側面に開口する 溝が形成されており、かつ前記内面の最小内径は電線・ケーブル芯径とほぼ同一 となっている構成としたのである。
【0010】 上記溝に代えて、上記案内治具の貫通孔周囲所要間隔に、その両側面に通じる 流通孔を形成したものとすることができる。
【0011】 上記所要間隔及び溝、流通孔の大きさは、例えば吸気度合を考慮して、擦り屑 が円滑に除去されるように適宜に設定する。また、案内治具の外径はニップル内 孔内の取付位置(ケーブル芯案内位置)を考慮して適宜に設定する。
【0012】
【作用】
このように構成するこの考案に係る押出し成形用ニップルは、従来と同様に、 押出成形機に装着し、そのニップル内部を吸気しながら、ケーブル芯をニップル 中心線上に貫通させるとともに、クロスヘッドから外被用樹脂混和物をケーブル 芯外周に押出して外被を形成する。
【0013】 このとき、案内治具は、ニップルの内孔と同一軸上にあり、ケーブル芯をその 軸芯上に案内し、通常、ニップルのランド部径とケーブル芯の径は前者が僅かに 大きいため(実施例参照)、ケーブル芯はニップルランド部にほとんど触れるこ となく進行する。このため、ニップルランドにおいてはほとんど擦り屑が発生し ない。
【0014】 また、案内治具は、そのケーブル芯貫通孔内面が円弧面となって、ケーブル芯 とは線接触するため、摩擦力は極めて小さく、擦り屑も極めて少ない。
【0015】 さらに、案内治具は、その外面がニップル内孔のテーパ部に対応するテーパ面 となっているため、そのニップル内孔のテーパ部に嵌めるだけで、装着されてニ ップルと同一軸になる。
【0016】
【実施例】
図1に示すように、クロスヘッド11に、ダイスホルダー12を介してダイ1 3が取付けられているとともに、その後方に、ニップルホルダー14を介してニ ップル15が取付けてある。
【0017】 ニップル15の内孔15bのテーパ部内にはケーブル芯aの案内治具20が装 着されている。この案内治具20は、図2に示すように、その外面が内孔15b のテーパ部に対応したテーパ面となっており、そのテーパ部に嵌めると、そのテ ーパでもって案内治具20が内孔15b内に同一軸上にしっかり装着される。こ のとき、外面外径を変えることにより、その嵌合位置が変化し、後述のケーブル 芯aのガイド位置を調整し得る。
【0018】 案内治具20は、外面テーパの外側部材20aと筒状の内側部材20bとから 成り、その内側部材20bの中心にはケーブル芯aの貫通孔21が形成され、こ の貫通孔21の内面は、案内治具20の一側面から他側面に向って中心に膨出す る円弧面21aとなっている。その円弧面21aの最小内径はケーブル芯aの径 とほぼ同一か僅かに大きい程度で、その内部をケーブル芯aが僅かに擦れる程度 で走行する。内孔内面(円弧面)21aにはジルコニア炭化層を形成して、ケー ブル芯aとの滑性をよくして擦り屑の発生を少なくするとともに、耐摩耗性を向 上させるとよい。
【0019】 また、内面21aにはその周方向等間隔に両側面に開口する溝22が形成され ている。この溝22は後述の吸気通路となるとともに、擦り屑の通路ともなる。
【0020】 ニップルホルダー14のケーブル芯a挿入口はゴムパッキン16で閉じ、この パッキン16を貫通して吸気管17がニップルホルダー14内に導入されている 。この吸気管17はレギュレータVを介して固体(塵埃)分離槽18に導びかれ 、この分離槽18に吸気ポンプ19が接続されている。固体分離槽18は水wを 密封したものであり、この水w内に屑入り吸気が流入して屑が除去される。図中 、Sはニップル15の位置調整用ねじである。
【0021】 この実施例は以上の構成であり、吸気状態において、従来と同様に、ケーブル 芯aをニップル15及びダイス13の中心軸上に通過させるとともに、クロスヘ ッド11に樹脂混和物bを注入すると、ケーブル芯aは案内治具20に案内され ながら、ダイス13を通ってその外周に外被cがパイプ式・真空引きで押出し成 形される。
【0022】 このとき、案内治具20との摩擦によりケーブル芯aから出る擦り屑はニップ ル15のランド部15aに至るまでの間に吸引され、固体分離槽18で捕集され る。
【0023】 図3は案内治具20の他例を示し、このものは、溝22に代えて両側面に通じ る流通孔23としたものである。また、円弧面21aの曲率も大きくしている。 その曲率はケーブル芯aとの摩擦を考慮して適宜に選定する。
【0024】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成したので、案内治具を嵌めるだけで、ケーブル芯 の擦り屑の少ないものとすることができ、その案内治具は従来のニップルにも容 易に装着でき、その効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の押出し成形機への装着状態の断面図
【図2】同実施例の案内治具の一例を示し、(a)は平
面図、(b)は切断正面図
【図3】同案内治具の他例を示し、(a)は平面図、
(b)は切断正面図
【図4】従来例の断面図
【符号の説明】
1、11 クロスヘッド 2、12 ダイスホルダー 3、13 ダイ 4、14 ニップルホルダー 5、15 ニップル 15a ニップルランド 15b ニップル内孔 16 パッキン 17 吸気管 18 固体分離槽 19 吸気ポンプ 20 案内治具 21 ケーブル芯貫通孔 21a ケーブル貫通孔内面(円弧面) 22 溝 23 流通孔 a ケーブル芯 b 樹脂混和物 c 外被
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線・ケーブルの外被押出し成形用ニッ
    プルであって、その電線・ケーブル芯が貫通する内孔の
    テーパ部に電線・ケーブルの案内治具を着脱自在に嵌
    め、この案内治具は、その外面が前記テーパ部に対応し
    て同一軸に嵌まるテーパ面となっており、その中心に電
    線・ケーブル芯の貫通孔が形成され、この貫通孔の内面
    は、案内治具の一側面から他側面に向って中心に膨出す
    る円弧面となっているとともに、周方向所要間隔で両側
    面に開口する溝が形成されており、かつ前記内面の最小
    内径は電線・ケーブル芯径とほぼ同一となっていること
    を特徴とする押出し成形用ニップル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の押出し成形用ニップルに
    おいて、上記溝に代えて、上記案内治具の貫通孔周囲所
    要間隔に、その両側面に通じる流通孔を形成したことを
    特徴とする押出し成形用ニップル。
JP030855U 1993-05-24 1993-06-10 押出し成形用ニップル Pending JPH0711324U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP030855U JPH0711324U (ja) 1993-05-24 1993-06-10 押出し成形用ニップル

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-27031 1993-05-24
JP2703193 1993-05-24
JP030855U JPH0711324U (ja) 1993-05-24 1993-06-10 押出し成形用ニップル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0711324U true JPH0711324U (ja) 1995-02-21

Family

ID=26364904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP030855U Pending JPH0711324U (ja) 1993-05-24 1993-06-10 押出し成形用ニップル

Country Status (1)

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JP (1) JPH0711324U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213918A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Canon Inc ゴムローラの押出成形装置および製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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