JP2515547Y2 - 引曲げ加工用ボールマンドレル - Google Patents
引曲げ加工用ボールマンドレルInfo
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- 238000005452 bending Methods 0.000 title claims description 23
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 72
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 27
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 11
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 5
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D9/00—Bending tubes using mandrels or the like
- B21D9/01—Bending tubes using mandrels or the like the mandrel being flexible and engaging the entire tube length
- B21D9/03—Bending tubes using mandrels or the like the mandrel being flexible and engaging the entire tube length and built-up from loose elements, e.g. series of balls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D37/00—Tools as parts of machines covered by this subclass
- B21D37/18—Lubricating, e.g. lubricating tool and workpiece simultaneously
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、丸パイプの引曲げ加
工のさいにその曲げ部の変形を防止する引曲げ加工用ボ
ールマンドレルに関する。
工のさいにその曲げ部の変形を防止する引曲げ加工用ボ
ールマンドレルに関する。
【０００２】この明細書において、図１左側を前、同図
右側を後というものとする。
右側を後というものとする。
【０００３】
【従来の技術】従来、この種ボールマンドレルとして、
ロッドと、ロッドの前端に直列状に取付けられた複数の
ボールプラグとを備えており、ロッドとボールプラグ、
およびボールプラグどうしがそれぞれ自在継手を介して
連結され、ロッドにその長さ方向に伸びる潤滑油供給路
が形成され、ロッドの前端寄りの部分に、一端が供給路
に、他端がロッド周面にそれぞれ開口した複数の潤滑油
放出路が放射状に形成され、各ボールプラグが、軸と軸
の周囲に嵌め被せられたプラグ本体とよりなるものが使
用されていた。
ロッドと、ロッドの前端に直列状に取付けられた複数の
ボールプラグとを備えており、ロッドとボールプラグ、
およびボールプラグどうしがそれぞれ自在継手を介して
連結され、ロッドにその長さ方向に伸びる潤滑油供給路
が形成され、ロッドの前端寄りの部分に、一端が供給路
に、他端がロッド周面にそれぞれ開口した複数の潤滑油
放出路が放射状に形成され、各ボールプラグが、軸と軸
の周囲に嵌め被せられたプラグ本体とよりなるものが使
用されていた。
【０００４】そして、丸パイプの引曲げ加工のさいには
マンドレルとパイプとの焼き付きを防止するために、ロ
ッドの潤滑油供給路から潤滑油放出路を経てパイプ内部
に潤滑油を供給しつつ加工を行っていた。
マンドレルとパイプとの焼き付きを防止するために、ロ
ッドの潤滑油供給路から潤滑油放出路を経てパイプ内部
に潤滑油を供給しつつ加工を行っていた。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、長尺の
丸パイプを曲げる場合、潤滑油が各ボールプラグの部分
まで至らず、潤滑油の量が不足してボールプラグとパイ
プとの間に焼き付きを発生するおそれがあった。また、
長尺の丸パイプ素材の前端部に曲げ加工を施すとともに
切断することを繰り返して複数の曲りパイプを連続的に
製造する場合、前の切断工程のさいに生じる切粉が素材
内に残り、次に形成される曲りパイプ内面に傷が付くと
いう問題があった。
丸パイプを曲げる場合、潤滑油が各ボールプラグの部分
まで至らず、潤滑油の量が不足してボールプラグとパイ
プとの間に焼き付きを発生するおそれがあった。また、
長尺の丸パイプ素材の前端部に曲げ加工を施すとともに
切断することを繰り返して複数の曲りパイプを連続的に
製造する場合、前の切断工程のさいに生じる切粉が素材
内に残り、次に形成される曲りパイプ内面に傷が付くと
いう問題があった。
【０００６】この考案の目的は、上記問題を解決した引
曲げ加工用ボールマンドレルを提供することにある。
曲げ加工用ボールマンドレルを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この考案による引曲げ加
工用ボールマンドレルは、ロッドと、ロッドの前端に直
列状に取付けられた複数のボールプラグとを備えてお
り、ロッドとボールプラグ、およびボールプラグどうし
がそれぞれ自在継手を介して連結され、各ボールプラグ
が、軸と軸の周囲に嵌め被せられたプラグ本体とよりな
る引曲げ加工用ボールマンドレルにおいて、ロッドにそ
の長さ方向に伸びる潤滑油供給路が形成され、ロッドの
前端面に潤滑油供給路と連通した凹所が形成され、凹所
内に後端のボールプラグを取付ける取付部材が嵌め止め
られ、凹所の内周面と取付部材の周面との間に前後方向
に伸びる潤滑油通路が形成され、各ボールプラグの軸と
プラグ本体との間に前後方向に伸びる潤滑油通路が形成
されているものである。
工用ボールマンドレルは、ロッドと、ロッドの前端に直
列状に取付けられた複数のボールプラグとを備えてお
り、ロッドとボールプラグ、およびボールプラグどうし
がそれぞれ自在継手を介して連結され、各ボールプラグ
が、軸と軸の周囲に嵌め被せられたプラグ本体とよりな
る引曲げ加工用ボールマンドレルにおいて、ロッドにそ
の長さ方向に伸びる潤滑油供給路が形成され、ロッドの
前端面に潤滑油供給路と連通した凹所が形成され、凹所
内に後端のボールプラグを取付ける取付部材が嵌め止め
られ、凹所の内周面と取付部材の周面との間に前後方向
に伸びる潤滑油通路が形成され、各ボールプラグの軸と
プラグ本体との間に前後方向に伸びる潤滑油通路が形成
されているものである。
【０００８】
【作用】ロッドにその長さ方向に伸びる潤滑油供給路が
形成され、ロッドの前端面に潤滑油供給路と連通した凹
所が形成され、凹所内に後端のボールプラグを取付ける
取付部材が嵌め止められ、凹所の内周面と取付部材の周
面との間に前後方向に伸びる潤滑油通路が形成され、各
ボールプラグの軸とプラグ本体との間に前後方向に伸び
る潤滑油通路が形成されていると、ロッドの潤滑油供給
路内の潤滑油は凹所内に流入し、凹所の内周面と取付部
材の周面との間に形成された前後方向に伸びる潤滑油通
路を通ってロッドの前端と後端のボールプラグとの間の
部分に供給される。しかも、この潤滑油は、各ボールプ
ラグの軸とその周囲に嵌められたボールプラグとの間に
形成された前後方向に伸びる潤滑油通路を通って、各ボ
ールプラグの前方に供給される。
形成され、ロッドの前端面に潤滑油供給路と連通した凹
所が形成され、凹所内に後端のボールプラグを取付ける
取付部材が嵌め止められ、凹所の内周面と取付部材の周
面との間に前後方向に伸びる潤滑油通路が形成され、各
ボールプラグの軸とプラグ本体との間に前後方向に伸び
る潤滑油通路が形成されていると、ロッドの潤滑油供給
路内の潤滑油は凹所内に流入し、凹所の内周面と取付部
材の周面との間に形成された前後方向に伸びる潤滑油通
路を通ってロッドの前端と後端のボールプラグとの間の
部分に供給される。しかも、この潤滑油は、各ボールプ
ラグの軸とその周囲に嵌められたボールプラグとの間に
形成された前後方向に伸びる潤滑油通路を通って、各ボ
ールプラグの前方に供給される。
【０００９】
【実施例】以下、この考案の実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【００１０】図１はこの考案による引曲げ加工用ボール
マンドレルを示す。図１において、引曲げ加工用ボール
マンドレル(1) は、ロッド(2) と、ロッド(2) の前端に
直列状に取付けられた複数のボールプラグ(3)(4)とを備
えており、ロッド(2) とボールプラグ(3) 、およびボー
ルプラグ(3)(4)どうしがそれぞれ玉継手 (5)(6) （自在
継手）を介して連結されているものである。
マンドレルを示す。図１において、引曲げ加工用ボール
マンドレル(1) は、ロッド(2) と、ロッド(2) の前端に
直列状に取付けられた複数のボールプラグ(3)(4)とを備
えており、ロッド(2) とボールプラグ(3) 、およびボー
ルプラグ(3)(4)どうしがそれぞれ玉継手 (5)(6) （自在
継手）を介して連結されているものである。
【００１１】ロッド(2) にその後端から長さ方向に伸び
る潤滑油供給路(7) が形成され、ロッド(2) の前端面
に、潤滑油供給路(7) に連通した凹所(8) が形成されて
いる。潤滑油供給路(7) の略後半部の内周面にめねじ(7
a)が形成されており、このめねじ(7a)に潤滑油供給パイ
プ(9) の前端部外周面に形成されたおねじ(9a)がねじ嵌
められている。
る潤滑油供給路(7) が形成され、ロッド(2) の前端面
に、潤滑油供給路(7) に連通した凹所(8) が形成されて
いる。潤滑油供給路(7) の略後半部の内周面にめねじ(7
a)が形成されており、このめねじ(7a)に潤滑油供給パイ
プ(9) の前端部外周面に形成されたおねじ(9a)がねじ嵌
められている。
【００１２】潤滑油供給路(7) と凹所(8) とは、供給路
(7) および凹所(8) よりも小径の連通孔(11)を介して連
通させられている。連通孔(11)の周囲には、一端が連通
孔(11)の内周面に、他端がロッド(2) 周面にそれぞれ開
口した複数の潤滑油放出路(12)が円周方向に間隔をおい
て形成されている。また、潤滑油供給路(7) の前端部の
内周面に、前後方向に伸びる潤滑油流通溝(13)が円周方
向に間隔をおいて複数形成されており、潤滑油供給路
(7) と連通孔(11)との間の段部(14)に、各潤滑油流通溝
(13)の前端に連なって径方向内方に伸びる潤滑油流通溝
(15)が形成されている。
(7) および凹所(8) よりも小径の連通孔(11)を介して連
通させられている。連通孔(11)の周囲には、一端が連通
孔(11)の内周面に、他端がロッド(2) 周面にそれぞれ開
口した複数の潤滑油放出路(12)が円周方向に間隔をおい
て形成されている。また、潤滑油供給路(7) の前端部の
内周面に、前後方向に伸びる潤滑油流通溝(13)が円周方
向に間隔をおいて複数形成されており、潤滑油供給路
(7) と連通孔(11)との間の段部(14)に、各潤滑油流通溝
(13)の前端に連なって径方向内方に伸びる潤滑油流通溝
(15)が形成されている。
【００１３】ロッド(2) の前端面の凹所(8) 内に後端の
ボールプラグ(3) を取付ける取付部材(16)が、その後端
面と凹所(8) の底面との間に間隙をおくように嵌め入れ
られている。取付部材(16)の後端面には、連通孔(11)よ
りも小径のねじ孔(16a) が形成されている。そして、潤
滑油供給路(7) 側から連通孔(11)に通されたボルト(17)
がねじ孔(16a) にねじ嵌められることによって取付部材
(16)がロッド(2) に固定されている。ボルト(17)の頭部
(17a) は、潤滑油供給路(7) と連通孔(11)との間の段部
(14)に受けられている。ボルト(17)の軸部(17b) の径は
連通孔(11)の径よりも小さく、連通孔(11)内周面と軸部
(17b) 周面との間に隙間が存在している。取付部材(16)
の外周面に、前後方向に伸びる複数の潤滑油流通溝(18)
（潤滑油供給路）が円周方向に間隔をおいて形成されて
いる。また、取付部材(16)の前端面に小径のおねじ部(1
6b) が一体に形成されており、おねじ部(16b) の前端面
に玉継手(5) を構成する凹球面状の受け座(19)が形成さ
れている。
ボールプラグ(3) を取付ける取付部材(16)が、その後端
面と凹所(8) の底面との間に間隙をおくように嵌め入れ
られている。取付部材(16)の後端面には、連通孔(11)よ
りも小径のねじ孔(16a) が形成されている。そして、潤
滑油供給路(7) 側から連通孔(11)に通されたボルト(17)
がねじ孔(16a) にねじ嵌められることによって取付部材
(16)がロッド(2) に固定されている。ボルト(17)の頭部
(17a) は、潤滑油供給路(7) と連通孔(11)との間の段部
(14)に受けられている。ボルト(17)の軸部(17b) の径は
連通孔(11)の径よりも小さく、連通孔(11)内周面と軸部
(17b) 周面との間に隙間が存在している。取付部材(16)
の外周面に、前後方向に伸びる複数の潤滑油流通溝(18)
（潤滑油供給路）が円周方向に間隔をおいて形成されて
いる。また、取付部材(16)の前端面に小径のおねじ部(1
6b) が一体に形成されており、おねじ部(16b) の前端面
に玉継手(5) を構成する凹球面状の受け座(19)が形成さ
れている。
【００１４】後端のボールプラグ(3) は、軸(21)と軸(2
1)の周囲に嵌め被せられた球状プラグ本体(22)とよりな
る。軸(21)の前部の外周面におねじ(21a) が形成されて
いる。また、軸(21)の後部は後方に向かって徐々に細く
なっており、その先端に玉継手を構成する球体(23)が一
体に形成されている。球体(23)は取付部材(16)の受け座
(19)に嵌め入れられている。そして、頂壁(24a) に貫通
孔(24b) が形成された袋ナット(24)が取付部材(16)のお
ねじ部(16b) にねじ嵌められ、取付部材(16)のおねじ部
(16b) の前端と頂壁(24a) との間に介在させられた割れ
目付きリング(25)により球体(23)の受け座(19)からの抜
けが防止されている。袋ナット(24)の外周面に、前後方
向に伸びかつ取付部材(16)の潤滑油流通溝(18)に連なっ
た複数の潤滑油流通溝(20)が円周方向に間隔をおいて形
成されている。軸(21)の前端面に玉継手(6) を構成する
凹球面状の受け座(26)が形成されている。プラグ本体(2
2)には、後半部が大径となった段付き貫通孔(27)が形成
されており、貫通孔(27)の大径部の内周面にめねじ(27
a) が形成されている。このめねじ(27a) に軸(21)のお
ねじ(21a) がねじ嵌められている。貫通孔(27)の内周面
に、前後方向に伸びる複数の潤滑油流通溝(30)（潤滑油
供給路）が円周方向に間隔をおいて形成されている。
1)の周囲に嵌め被せられた球状プラグ本体(22)とよりな
る。軸(21)の前部の外周面におねじ(21a) が形成されて
いる。また、軸(21)の後部は後方に向かって徐々に細く
なっており、その先端に玉継手を構成する球体(23)が一
体に形成されている。球体(23)は取付部材(16)の受け座
(19)に嵌め入れられている。そして、頂壁(24a) に貫通
孔(24b) が形成された袋ナット(24)が取付部材(16)のお
ねじ部(16b) にねじ嵌められ、取付部材(16)のおねじ部
(16b) の前端と頂壁(24a) との間に介在させられた割れ
目付きリング(25)により球体(23)の受け座(19)からの抜
けが防止されている。袋ナット(24)の外周面に、前後方
向に伸びかつ取付部材(16)の潤滑油流通溝(18)に連なっ
た複数の潤滑油流通溝(20)が円周方向に間隔をおいて形
成されている。軸(21)の前端面に玉継手(6) を構成する
凹球面状の受け座(26)が形成されている。プラグ本体(2
2)には、後半部が大径となった段付き貫通孔(27)が形成
されており、貫通孔(27)の大径部の内周面にめねじ(27
a) が形成されている。このめねじ(27a) に軸(21)のお
ねじ(21a) がねじ嵌められている。貫通孔(27)の内周面
に、前後方向に伸びる複数の潤滑油流通溝(30)（潤滑油
供給路）が円周方向に間隔をおいて形成されている。
【００１５】前端のボールプラグ(4) も、軸(28)と軸(2
8)の周囲に嵌め被せられた球状プラグ本体(29)とよりな
る。軸(28)の前部の外周面におねじ(28a) が形成されて
いる。また、軸(28)の後部は後方に向かって徐々に細く
なっており、その先端に玉継手(6) を構成する球体(31)
が一体に形成されている。球体(31)は後端のボールプラ
グ(3) の軸(21)の受け座(26)に嵌め入れられている。そ
して、後端のボールプラグ(3) の軸(21)の前端面と、貫
通孔(27)における大径部と小径部との間の段部(27b) と
の間に介在させられた割れ目付きリング(32)により球体
(31)の受け座(2６）からの抜けが防止されている。プラ
グ本体(29)には、貫通孔(33)が形成されるとともに、こ
の貫通孔(33)の内周面にめねじ(33a) が形成されてお
り、軸(28)のおねじ(28a) がめねじ(33a) にねじ嵌めら
れている。貫通孔(33)の内周面に、前後方向に伸びる複
数の潤滑油流通溝(34)（潤滑油供給路）が円周方向に間
隔をおいて形成されている。
8)の周囲に嵌め被せられた球状プラグ本体(29)とよりな
る。軸(28)の前部の外周面におねじ(28a) が形成されて
いる。また、軸(28)の後部は後方に向かって徐々に細く
なっており、その先端に玉継手(6) を構成する球体(31)
が一体に形成されている。球体(31)は後端のボールプラ
グ(3) の軸(21)の受け座(26)に嵌め入れられている。そ
して、後端のボールプラグ(3) の軸(21)の前端面と、貫
通孔(27)における大径部と小径部との間の段部(27b) と
の間に介在させられた割れ目付きリング(32)により球体
(31)の受け座(2６）からの抜けが防止されている。プラ
グ本体(29)には、貫通孔(33)が形成されるとともに、こ
の貫通孔(33)の内周面にめねじ(33a) が形成されてお
り、軸(28)のおねじ(28a) がめねじ(33a) にねじ嵌めら
れている。貫通孔(33)の内周面に、前後方向に伸びる複
数の潤滑油流通溝(34)（潤滑油供給路）が円周方向に間
隔をおいて形成されている。
【００１６】このような構成において、潤滑油供給パイ
プ(9) から潤滑油供給路(7) に供給された潤滑油は、潤
滑油流通溝(13)(15)を経て連通孔(11)内に入り、まず放
出路(12)を通ってロッド(2) の外周面に放出される。ま
た、潤滑油は、連通孔(11)の前端から凹所(8) 内に入
り、取付部材(16)および袋ナット(24)の潤滑油流通溝(1
8)(20)を通ってロッド(2) の前方に放出される。ロッド
(2) の前方に放出された潤滑油は、ボールプラグ(3) の
プラグ本体(22)の潤滑油流通溝(30)を通ってその前方に
放出され、さらに前端のボールプラグ(4) のプラグ本体
(29)の潤滑油流通溝(34)を通ってその前方に放出され
る。
プ(9) から潤滑油供給路(7) に供給された潤滑油は、潤
滑油流通溝(13)(15)を経て連通孔(11)内に入り、まず放
出路(12)を通ってロッド(2) の外周面に放出される。ま
た、潤滑油は、連通孔(11)の前端から凹所(8) 内に入
り、取付部材(16)および袋ナット(24)の潤滑油流通溝(1
8)(20)を通ってロッド(2) の前方に放出される。ロッド
(2) の前方に放出された潤滑油は、ボールプラグ(3) の
プラグ本体(22)の潤滑油流通溝(30)を通ってその前方に
放出され、さらに前端のボールプラグ(4) のプラグ本体
(29)の潤滑油流通溝(34)を通ってその前方に放出され
る。
【００１７】次に、このボールマンドレルを使用した丸
パイプの引曲げ加工法について、図２を参照して説明す
る。
パイプの引曲げ加工法について、図２を参照して説明す
る。
【００１８】引曲げ加工装置は公知のものであり、回転
曲げ型(40)、移動押え型(41)および締付け型(42)を備え
ている。まず、図２(a) に示すように、長尺の丸パイプ
からなる素材(P) の前端部を、回転曲げ型(40)のクラン
プ部分と締付け型(42)とで挟持しておくとともに、移動
押え型(41)を素材(P) の前端部の所定長さ部分に沿わせ
ておく。また、素材(P) の前端部内にボールマンドレル
(1) を挿入しておく。ついで、図２(b) に示すように、
潤滑油供給パイプ(9) からロッド(2) の潤滑油供給路
(7) 内に潤滑油を供給しつつ、回転曲げ型(40)および締
付け型(42)を回転させて素材(P) を曲げる。移動押え型
(41)は前方に直線状に移動する。このとき、ロッド(2)
の潤滑油供給路(7) 内の潤滑油は放出路(12)からロッド
(2) の外周面に供給されるとともに凹所(8) 内に流入
し、潤滑油流通溝(18)(20)を通ってロッド(2) の前端と
後端のボールプラグ(3) との間の部分に供給される。し
かも、この潤滑油は、各ボールプラグ(3)(4)のプラグ本
体(22)(29)の貫通孔(27)(33)の内周面に形成された前後
方向に伸びる潤滑油流通溝(30)(34)を通って、各ボール
プラグ(3)(4)の前方に供給される。その結果、ロッド
(2) およびボールプラグ(3)(4)と素材(P) の内周面との
間の焼き付きが防止される。
曲げ型(40)、移動押え型(41)および締付け型(42)を備え
ている。まず、図２(a) に示すように、長尺の丸パイプ
からなる素材(P) の前端部を、回転曲げ型(40)のクラン
プ部分と締付け型(42)とで挟持しておくとともに、移動
押え型(41)を素材(P) の前端部の所定長さ部分に沿わせ
ておく。また、素材(P) の前端部内にボールマンドレル
(1) を挿入しておく。ついで、図２(b) に示すように、
潤滑油供給パイプ(9) からロッド(2) の潤滑油供給路
(7) 内に潤滑油を供給しつつ、回転曲げ型(40)および締
付け型(42)を回転させて素材(P) を曲げる。移動押え型
(41)は前方に直線状に移動する。このとき、ロッド(2)
の潤滑油供給路(7) 内の潤滑油は放出路(12)からロッド
(2) の外周面に供給されるとともに凹所(8) 内に流入
し、潤滑油流通溝(18)(20)を通ってロッド(2) の前端と
後端のボールプラグ(3) との間の部分に供給される。し
かも、この潤滑油は、各ボールプラグ(3)(4)のプラグ本
体(22)(29)の貫通孔(27)(33)の内周面に形成された前後
方向に伸びる潤滑油流通溝(30)(34)を通って、各ボール
プラグ(3)(4)の前方に供給される。その結果、ロッド
(2) およびボールプラグ(3)(4)と素材(P) の内周面との
間の焼き付きが防止される。
【００１９】その後、図２(c) に示すように、移動押え
型(41)を後退させるとともに、回転曲げ型(40)のクラン
プ部分と締付け型(42)とによる素材(P) の挟持を解除
し、素材(P) 全体を前方に移動させて所定の部分で切断
する。こうして曲りパイプ(P1)が形成される。切断時に
発生する切粉のうち素材(P) の内部に残ったものは、潤
滑油によって前方に排出される。
型(41)を後退させるとともに、回転曲げ型(40)のクラン
プ部分と締付け型(42)とによる素材(P) の挟持を解除
し、素材(P) 全体を前方に移動させて所定の部分で切断
する。こうして曲りパイプ(P1)が形成される。切断時に
発生する切粉のうち素材(P) の内部に残ったものは、潤
滑油によって前方に排出される。
【００２０】
【考案の効果】この考案の引曲げ加工用ボールマンドレ
ルによれば、上述のように、加工時において、潤滑油は
ロッドの前端と後端のボールプラグとの間の部分、およ
び各ボールプラグの前方に供給されるので、長尺の丸パ
イプを曲げる場合にも、潤滑油が各ボールプラグの部分
までまわり、ボールプラグとパイプとの間に焼き付きが
発生するのを防止できる。しかも、長尺の丸パイプ素材
の前端部に曲げ加工を施すとともに切断することを繰り
返して複数の曲りパイプを連続的に製造する場合には、
素材内に残った切粉を潤滑油によって排出することがで
き、その結果次に形成される曲りパイプ内面に傷が付く
のを防止できる。
ルによれば、上述のように、加工時において、潤滑油は
ロッドの前端と後端のボールプラグとの間の部分、およ
び各ボールプラグの前方に供給されるので、長尺の丸パ
イプを曲げる場合にも、潤滑油が各ボールプラグの部分
までまわり、ボールプラグとパイプとの間に焼き付きが
発生するのを防止できる。しかも、長尺の丸パイプ素材
の前端部に曲げ加工を施すとともに切断することを繰り
返して複数の曲りパイプを連続的に製造する場合には、
素材内に残った切粉を潤滑油によって排出することがで
き、その結果次に形成される曲りパイプ内面に傷が付く
のを防止できる。
【図１】この考案によるボールマンドレルの縦断面図で
ある。
ある。
【図２】この考案によるボールマンドレルを使用した丸
パイプの引曲げ加工法を工程順に示す水平断面図であ
る。
パイプの引曲げ加工法を工程順に示す水平断面図であ
る。
１ 引曲げ加工用ボールマンドレル ２ ロッド ３ ボールプラグ ４ ボールプラグ ５ 玉継手（自在継手） ６ 玉継手（自在継手） ７ 潤滑油供給路 ８ 凹所 １６ 取付部材 １８ 潤滑油流通溝（潤滑油供給路） ２１ 軸 ２２ プラグ本体 ２８ 軸 ２９ プラグ本体 ３０ 潤滑油流通溝（潤滑油供給路） ３４ 潤滑油流通溝（潤滑油供給路）
Claims (1)
- 【請求項１】 ロッドと、ロッドの前端に直列状に取付
けられた複数のボールプラグとを備えており、ロッドと
ボールプラグ、およびボールプラグどうしがそれぞれ自
在継手を介して連結され、各ボールプラグが、軸と軸の
周囲に嵌め被せられたプラグ本体とよりなる引曲げ加工
用ボールマンドレルにおいて、 ロッドにその長さ方向に伸びる潤滑油供給路が形成さ
れ、ロッドの前端面に潤滑油供給路と連通した凹所が形
成され、凹所内に後端のボールプラグを取付ける取付部
材が嵌め止められ、凹所の内周面と取付部材の周面との
間に前後方向に伸びる潤滑油通路が形成され、各ボール
プラグの軸とプラグ本体との間に前後方向に伸びる潤滑
油通路が形成されている引曲げ加工用ボールマンドレ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082112U JP2515547Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 引曲げ加工用ボールマンドレル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082112U JP2515547Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 引曲げ加工用ボールマンドレル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0641921U JPH0641921U (ja) | 1994-06-03 |
| JP2515547Y2 true JP2515547Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=13765325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992082112U Expired - Lifetime JP2515547Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 引曲げ加工用ボールマンドレル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515547Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6249728B2 (ja) * | 2013-11-15 | 2017-12-20 | ユーアイ・エンジニアリング 株式会社 | ボールマンドレル |
| CN108296330B (zh) * | 2018-01-18 | 2019-02-12 | 浙江大学 | 一种用于薄壁管件弯曲成形的直径可调芯棒节和芯棒结构 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992082112U patent/JP2515547Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0641921U (ja) | 1994-06-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960423 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |