JPH071127A - スティフナ付き防撓板の製造方法 - Google Patents
スティフナ付き防撓板の製造方法Info
- Publication number
- JPH071127A JPH071127A JP14394893A JP14394893A JPH071127A JP H071127 A JPH071127 A JP H071127A JP 14394893 A JP14394893 A JP 14394893A JP 14394893 A JP14394893 A JP 14394893A JP H071127 A JPH071127 A JP H071127A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stiffener
- welding
- plate material
- metallic sheet
- joint member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 広幅の板材に溶接ひずみが生じず、しかも複
数のスティフナを所望の間隔および形状で形成可能とす
るスティフナ付き防撓板の製造方法を提供する。 【構成】 図1は、本発明のスティフナ付き防撓板の製
造方法により形成された板材1を示している。板材1は
例えば、船舶の船体部を構成する側板でアルミニウム合
金等で成形される。板材1の一面側にはほぼ垂直にステ
ィフナ3が立設されている。スティフナ3は、平面板材
5と一体成形されてなる突条基台部7に、継手部材9が
溶接されることで成形されてなる。その際、突条基台部
7と継手部材9とは、溶接部11で突合せ溶接により固
定されている。継手部材9は図に示す通り断面L字形と
した。平面板材5と突条基台部7とは一体成形されてな
るが、突条基台部7の根元部分には平面板材5の厚みに
比較してやや厚みの大きな根元部13が設けられてい
る。
数のスティフナを所望の間隔および形状で形成可能とす
るスティフナ付き防撓板の製造方法を提供する。 【構成】 図1は、本発明のスティフナ付き防撓板の製
造方法により形成された板材1を示している。板材1は
例えば、船舶の船体部を構成する側板でアルミニウム合
金等で成形される。板材1の一面側にはほぼ垂直にステ
ィフナ3が立設されている。スティフナ3は、平面板材
5と一体成形されてなる突条基台部7に、継手部材9が
溶接されることで成形されてなる。その際、突条基台部
7と継手部材9とは、溶接部11で突合せ溶接により固
定されている。継手部材9は図に示す通り断面L字形と
した。平面板材5と突条基台部7とは一体成形されてな
るが、突条基台部7の根元部分には平面板材5の厚みに
比較してやや厚みの大きな根元部13が設けられてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広幅の板材に補強材と
してのスティフナを具備する防撓板の製造方法に関す
る。
してのスティフナを具備する防撓板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば船舶の船体部を構成する側板を補
強する目的で、板材の面にほぼ垂直にスティフナ(補強
部材)が立設される。スティフナは板材の垂直な変位を
拘束し、座屈強度の向上、変形の防止等の役目を果たし
ている。
強する目的で、板材の面にほぼ垂直にスティフナ(補強
部材)が立設される。スティフナは板材の垂直な変位を
拘束し、座屈強度の向上、変形の防止等の役目を果たし
ている。
【0003】従来、このようなスティフナを形成する方
法として例えば、特開平4−220176号に示される
方法があった。この従来の方法では、板材と細長部材と
を溶接することで板材の表面にT字状の継手(スティフ
ナ)を形成している。その際、板材に対し細長部材をす
み肉溶接することで、スティフナとしての、すみ肉継手
を形成していた。この方法では細長板材を溶接するにあ
たり、板材の溶接される部分の裏側を加熱することで、
溶接により板材に生ずる溶接ひずみを防止するとしてい
た。
法として例えば、特開平4−220176号に示される
方法があった。この従来の方法では、板材と細長部材と
を溶接することで板材の表面にT字状の継手(スティフ
ナ)を形成している。その際、板材に対し細長部材をす
み肉溶接することで、スティフナとしての、すみ肉継手
を形成していた。この方法では細長板材を溶接するにあ
たり、板材の溶接される部分の裏側を加熱することで、
溶接により板材に生ずる溶接ひずみを防止するとしてい
た。
【0004】また板材を押出し成形により加工すること
で、板材とスティフナとを一体に成形する方法も用いら
れていた。
で、板材とスティフナとを一体に成形する方法も用いら
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の方法は以下に示す問題を有するものであった。
すなわち板材に対し細長部材をすみ肉溶接することでス
ティフナを形成する従来の方法では、依然として板材に
溶接ひずみが生じてしまう問題がある。そのため溶接ひ
ずみにより板材に反りや凹凸等が生じ、所望の機能を果
たすために障害となる。またすみ肉溶接により板材を溶
接したスティフナは、溶接部分に応力が集中してしまい
強度的にも問題がある。
な従来の方法は以下に示す問題を有するものであった。
すなわち板材に対し細長部材をすみ肉溶接することでス
ティフナを形成する従来の方法では、依然として板材に
溶接ひずみが生じてしまう問題がある。そのため溶接ひ
ずみにより板材に反りや凹凸等が生じ、所望の機能を果
たすために障害となる。またすみ肉溶接により板材を溶
接したスティフナは、溶接部分に応力が集中してしまい
強度的にも問題がある。
【0006】一方、押出し成形によりスティフナを一体
成形する方法は、溶接によるひずみは生じず高信頼性の
スティフナを成形することが可能である。またスティフ
ナを一体成形としていることで溶接部分に応力が集中し
てしまうこともなく、板材の強度を考慮した厚み制御が
可能で軽量化を図ることも可能となる。
成形する方法は、溶接によるひずみは生じず高信頼性の
スティフナを成形することが可能である。またスティフ
ナを一体成形としていることで溶接部分に応力が集中し
てしまうこともなく、板材の強度を考慮した厚み制御が
可能で軽量化を図ることも可能となる。
【0007】しかし押出し成形でスティフナ付き防撓板
を製造する従来の方法は、押出し成形装置により、成形
上の制約がきわめて高いという問題がある。例えば、国
内に現存する大型の押出し成形装置を用いたとしても、
押出材の板幅は最大で600mm程度までとしかできな
い。それ故、板幅が600mmよりも大きい防撓板を製
造しようとすれば、幅600mmの複数の防撓板を接ぎ
合わすよりほかに方法はないのである。
を製造する従来の方法は、押出し成形装置により、成形
上の制約がきわめて高いという問題がある。例えば、国
内に現存する大型の押出し成形装置を用いたとしても、
押出材の板幅は最大で600mm程度までとしかできな
い。それ故、板幅が600mmよりも大きい防撓板を製
造しようとすれば、幅600mmの複数の防撓板を接ぎ
合わすよりほかに方法はないのである。
【0008】またロール圧延機等により板幅を大きくし
た防撓板を成形しようとすれば、今度はロール圧延機に
よる制約を強く受けることになる。すなわち板材に所望
の形状のスティフナを成形することが難しくなる。つま
りロール圧延機による加工の限界からスティフナを十分
な高さとしたり、またはスティフナの先端部を、例えば
L字形に成形する等ができなくなる。
た防撓板を成形しようとすれば、今度はロール圧延機に
よる制約を強く受けることになる。すなわち板材に所望
の形状のスティフナを成形することが難しくなる。つま
りロール圧延機による加工の限界からスティフナを十分
な高さとしたり、またはスティフナの先端部を、例えば
L字形に成形する等ができなくなる。
【0009】本発明はこのような課題を解決するものと
し、板材に溶接ひずみが生じず、しかも広幅の板材に複
数のスティフナを所望の間隔および形状で成形可能とす
るスティフナ付き防撓板の製造方法を提供することを目
的とする。
し、板材に溶接ひずみが生じず、しかも広幅の板材に複
数のスティフナを所望の間隔および形状で成形可能とす
るスティフナ付き防撓板の製造方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は以下の構成を採用している。即ち、板材の
表面にほぼ垂直に立設されるスティフナを具備する防撓
板の製造方法であって、あらかじめ板材の表面に、複数
の突条基台部を一体に成形しておき、該突条基台部に継
手部材を溶接することで上記板材にスティフナを形成す
ることを特徴とするスティフナ付き防撓板の製造方法を
要旨としている。
めに本発明は以下の構成を採用している。即ち、板材の
表面にほぼ垂直に立設されるスティフナを具備する防撓
板の製造方法であって、あらかじめ板材の表面に、複数
の突条基台部を一体に成形しておき、該突条基台部に継
手部材を溶接することで上記板材にスティフナを形成す
ることを特徴とするスティフナ付き防撓板の製造方法を
要旨としている。
【0011】
【作用】本発明のスティフナ付き防撓板の製造方法によ
れば、あらかじめ板材の表面に、複数の突条基台部が一
体に成形される。この突条基台部は例えば孔型ロールに
より成形でき、突条基台部の数および突条基台部の間隔
幅が、板材に成形を施す装置により制約を受けることは
少なくなる。複数の突条基台部が成形された板材は、突
条基台部に継手部材が溶接されることによりスティフナ
が形成される。あらかじめ成形された複数の突条基台部
に対して継手部材が溶接されるので、スティフナを十分
な高さで形成することができる。また継手部材をあらか
じめ成形しておくことで、スティフナの先端を例えばL
字形とする等、スティフナを所望の形状とすることも容
易である。突条基台部と継手部材との溶接は板材から十
分離れた位置で突合せ溶接とすることができ、すみ肉溶
接を行った場合のように板材に溶接ひずみが生ずること
もない。
れば、あらかじめ板材の表面に、複数の突条基台部が一
体に成形される。この突条基台部は例えば孔型ロールに
より成形でき、突条基台部の数および突条基台部の間隔
幅が、板材に成形を施す装置により制約を受けることは
少なくなる。複数の突条基台部が成形された板材は、突
条基台部に継手部材が溶接されることによりスティフナ
が形成される。あらかじめ成形された複数の突条基台部
に対して継手部材が溶接されるので、スティフナを十分
な高さで形成することができる。また継手部材をあらか
じめ成形しておくことで、スティフナの先端を例えばL
字形とする等、スティフナを所望の形状とすることも容
易である。突条基台部と継手部材との溶接は板材から十
分離れた位置で突合せ溶接とすることができ、すみ肉溶
接を行った場合のように板材に溶接ひずみが生ずること
もない。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明のスティフナ付き防撓板の製造方法
により製造された板材1を示している。
る。図1は、本発明のスティフナ付き防撓板の製造方法
により製造された板材1を示している。
【0013】板材1は例えば、船舶の船体部を構成する
側板でアルミニウム合金等で成形される。板材1の表面
にはほぼ垂直にスティフナ3が立設されている。スティ
フナ3は、平面板材5と一体成形されてなる突条基台部
7に、継手部材9が溶接されることで形成されてなる。
その際、突条基台部7と継手部材9とは、溶接部11で
突合せ溶接により接合されている。継手部材9は図に示
す通り断面L字形に成形されてなる。平面板材5と突条
基台部7とは一体成形されてなるが、突条基台部7の根
元部分には平面板材5の厚みに比較してやや厚みの大き
な根元部13が設けられている。
側板でアルミニウム合金等で成形される。板材1の表面
にはほぼ垂直にスティフナ3が立設されている。スティ
フナ3は、平面板材5と一体成形されてなる突条基台部
7に、継手部材9が溶接されることで形成されてなる。
その際、突条基台部7と継手部材9とは、溶接部11で
突合せ溶接により接合されている。継手部材9は図に示
す通り断面L字形に成形されてなる。平面板材5と突条
基台部7とは一体成形されてなるが、突条基台部7の根
元部分には平面板材5の厚みに比較してやや厚みの大き
な根元部13が設けられている。
【0014】実施例の板材1では、スティフナ3の間隔
Sを300mm、スティフナ3の高さHwを100m
m、平面板材5の厚みTmを6〜8mm、突条基台部7
の高さThを30mm、突条基台部7および継手部材9
の厚みTwを3〜5mm、継手部材9の先端部幅Bbを
33mm、継手部材9の先端部厚みDbを24mmとし
ている。突条基台部7の高さThは、スティフナ3の中
立軸付近となるように設定されている。
Sを300mm、スティフナ3の高さHwを100m
m、平面板材5の厚みTmを6〜8mm、突条基台部7
の高さThを30mm、突条基台部7および継手部材9
の厚みTwを3〜5mm、継手部材9の先端部幅Bbを
33mm、継手部材9の先端部厚みDbを24mmとし
ている。突条基台部7の高さThは、スティフナ3の中
立軸付近となるように設定されている。
【0015】図2および図3は、継手部材9の溶接を行
う前に、あらかじめ板材1に突条基台部7を圧延加工す
る手順を示している。この圧延加工は、例えば数段の圧
延ローラにより成形することができる。図2(a)の素
材21が、図2(b)〜図2(d),図3(e)〜図3
(h)と圧延が段階を追って進められる。最終的に図3
(h)に示す通りの突条基台部7を有する平面板材5が
得られる。これら各段階に対応してローラにより圧延さ
れる。ローラによる圧延処理は、一般的によく知られて
いるため図2,図3では各段階における断面の形状のみ
を示し、詳細な説明は省略する。このような技術を開示
しているものとして例えば、「鉄鋼便覧第3版」第76
6頁が挙げられる。
う前に、あらかじめ板材1に突条基台部7を圧延加工す
る手順を示している。この圧延加工は、例えば数段の圧
延ローラにより成形することができる。図2(a)の素
材21が、図2(b)〜図2(d),図3(e)〜図3
(h)と圧延が段階を追って進められる。最終的に図3
(h)に示す通りの突条基台部7を有する平面板材5が
得られる。これら各段階に対応してローラにより圧延さ
れる。ローラによる圧延処理は、一般的によく知られて
いるため図2,図3では各段階における断面の形状のみ
を示し、詳細な説明は省略する。このような技術を開示
しているものとして例えば、「鉄鋼便覧第3版」第76
6頁が挙げられる。
【0016】継手部材9は押し出し成形等の周知の方法
により断面L字形に成形される。この継手部材9として
はT字形あるいはバルブ付きのものであってもよい。こ
のようにして成形された突条基台部7を有する平面板材
5には、断面L字形に成形された継手部材9が溶接され
る。大量生産を考えるならば、複数の継手部材9の溶接
は、製造工程を一つにして一斉に行うようにすることも
できる。溶接部11の溶接はそれほどの強度が必要とさ
れないため、断続した溶接により行うことも可能であ
る。
により断面L字形に成形される。この継手部材9として
はT字形あるいはバルブ付きのものであってもよい。こ
のようにして成形された突条基台部7を有する平面板材
5には、断面L字形に成形された継手部材9が溶接され
る。大量生産を考えるならば、複数の継手部材9の溶接
は、製造工程を一つにして一斉に行うようにすることも
できる。溶接部11の溶接はそれほどの強度が必要とさ
れないため、断続した溶接により行うことも可能であ
る。
【0017】以上説明した通り本発明のスティフナ付き
防撓板の製造方法により、板材1に溶接ひずみが生じ
ず、しかも複数のスティフナ3を所望の間隔および形状
で形成可能となった。すなわち突条基台部7は平面板材
5と一体に成形されるので、従来のようにすみ肉溶接を
行う必要がなく、板材1に溶接ひずみが生じず、信頼性
および精度の高いスティフナ3を形成することが可能と
なる。
防撓板の製造方法により、板材1に溶接ひずみが生じ
ず、しかも複数のスティフナ3を所望の間隔および形状
で形成可能となった。すなわち突条基台部7は平面板材
5と一体に成形されるので、従来のようにすみ肉溶接を
行う必要がなく、板材1に溶接ひずみが生じず、信頼性
および精度の高いスティフナ3を形成することが可能と
なる。
【0018】また突条基台部7を圧延加工や押し出し成
形等により成形することが可能で、成形装置の制約を受
けることがなくなり、広幅の板材に複数のスティフナ3
を所望の間隔で形成することができる。さらに突条基台
部7の高さThがスティフナ3の中立軸付近となるよう
に設定されてなるため、溶接部11にかかる応力も小さ
い。そのため溶接部11の溶接強度は、すみ肉溶接の場
合に比較して、それほど高くする必要がない。そのため
溶接部11を断続した溶接とすることも可能で、強度の
高いスティフナ3を容易に形成することが可能になっ
た。突条基台部7の高さThとしては、スティフナ3の
中立軸付近となることが好ましいが、例えば実施例に示
すアルミニウム合金の板材1の場合10mm以上であれ
ば溶接可能であることから本発明としての目的を達成す
ることが可能である。
形等により成形することが可能で、成形装置の制約を受
けることがなくなり、広幅の板材に複数のスティフナ3
を所望の間隔で形成することができる。さらに突条基台
部7の高さThがスティフナ3の中立軸付近となるよう
に設定されてなるため、溶接部11にかかる応力も小さ
い。そのため溶接部11の溶接強度は、すみ肉溶接の場
合に比較して、それほど高くする必要がない。そのため
溶接部11を断続した溶接とすることも可能で、強度の
高いスティフナ3を容易に形成することが可能になっ
た。突条基台部7の高さThとしては、スティフナ3の
中立軸付近となることが好ましいが、例えば実施例に示
すアルミニウム合金の板材1の場合10mm以上であれ
ば溶接可能であることから本発明としての目的を達成す
ることが可能である。
【0019】本実施例では突条基台部7の間隔Sを30
0mmとしたが、これは押出し成形装置による制約を受
けることはないので、例えば800mmの幅で形成する
こともできる。また板材1に多数の突条基台部7を成形
することも可能で、スティフナ3の数を増やすこともで
きる。
0mmとしたが、これは押出し成形装置による制約を受
けることはないので、例えば800mmの幅で形成する
こともできる。また板材1に多数の突条基台部7を成形
することも可能で、スティフナ3の数を増やすこともで
きる。
【0020】また板材1の強度を考慮して、例えば根元
部13を厚くして他の部分を薄くする等の厚み制御を行
い板材1全体としての軽量化を図っている。さらに圧延
工程と溶接工程とは、同じ場所で行われてもよいし、別
の場所で行われてもよい。つまり板材1の形状によって
は、先に継手部材9を溶接してしまうとその部分が邪魔
になり、運搬上不都合が生ずる場合がある。また圧延装
置や溶接装置の都合により、工程を別にした方が効率が
よい場合もある。例えば船舶の側板の場合、突条基台部
7の成形のみをあらかじめ行っておき、溶接工程は造船
所で行うことが考えられる。
部13を厚くして他の部分を薄くする等の厚み制御を行
い板材1全体としての軽量化を図っている。さらに圧延
工程と溶接工程とは、同じ場所で行われてもよいし、別
の場所で行われてもよい。つまり板材1の形状によって
は、先に継手部材9を溶接してしまうとその部分が邪魔
になり、運搬上不都合が生ずる場合がある。また圧延装
置や溶接装置の都合により、工程を別にした方が効率が
よい場合もある。例えば船舶の側板の場合、突条基台部
7の成形のみをあらかじめ行っておき、溶接工程は造船
所で行うことが考えられる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り本発明のスティフナ付
き防撓板の製造方法によれば、すみ肉溶接を行う必要が
なく突条基台部を一体成形といているため、板材に溶接
ひずみが生じず、しかも成形装置の制約を受けることが
ないため、複数のスティフナを所望の間隔および形状で
成形可能となった。
き防撓板の製造方法によれば、すみ肉溶接を行う必要が
なく突条基台部を一体成形といているため、板材に溶接
ひずみが生じず、しかも成形装置の制約を受けることが
ないため、複数のスティフナを所望の間隔および形状で
成形可能となった。
【図1】 本発明のスティフナ付き防撓板の製造方法
により製造された板材を示す側面図である。
により製造された板材を示す側面図である。
【図2】 板材に突条基台部を成形する前半過程を示
す第1説明図である。
す第1説明図である。
【図3】 板材に突条基台部を成形する後半過程を示
す第2説明図である。
す第2説明図である。
1・・・板材、3・・・スティフナ、5・・・平面板
材、7・・・突条基台部、9・・・継手部材、11・・
・溶接部
材、7・・・突条基台部、9・・・継手部材、11・・
・溶接部
Claims (1)
- 【請求項1】 板材の表面にほぼ垂直に立設されるステ
ィフナを具備する防撓板の製造方法であって、 あらかじめ板材の表面に、複数の突条基台部を一体に成
形しておき、 該突条基台部に継手部材を溶接することで上記板材にス
ティフナを形成することを特徴とするスティフナ付き防
撓板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14394893A JPH071127A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | スティフナ付き防撓板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14394893A JPH071127A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | スティフナ付き防撓板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071127A true JPH071127A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15350779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14394893A Pending JPH071127A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | スティフナ付き防撓板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071127A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100345081B1 (ko) * | 1999-09-22 | 2002-07-24 | (유)한국기계 | 하이브리드 바를 이용한 구조물 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14394893A patent/JPH071127A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100345081B1 (ko) * | 1999-09-22 | 2002-07-24 | (유)한국기계 | 하이브리드 바를 이용한 구조물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000103397A (ja) | 飛行機の外殻部材およびその製造方法 | |
JPH1147959A (ja) | 外板の製造方法 | |
JP3242343B2 (ja) | シャーシ支持梁とその製造方法 | |
JPH071127A (ja) | スティフナ付き防撓板の製造方法 | |
KR101177614B1 (ko) | 각 형상 캔 | |
KR960016550B1 (ko) | 스티프너 가공방법 및 그 장치 | |
US20040189179A1 (en) | Frame for color selection electrode assembly and method of manufacturing color selection electrode assembly | |
US20210283715A1 (en) | Method of manufacturing molded product and molded product | |
JPH05319360A (ja) | 船体構造における補強材取付方法 | |
JPS5911957A (ja) | 鉄道車両の側構体組立方法 | |
RU2117561C1 (ru) | Полособульбовый профиль и способ его изготовления | |
JPH05185169A (ja) | サンドイッチパネルの製作方法 | |
JPS5876343A (ja) | 縁部材の芯金製造方法 | |
JP2000016763A (ja) | クレーンブーム | |
CN212271313U (zh) | 空腔钢板剪力墙和空腔防屈曲钢板剪力墙 | |
JP3193538B2 (ja) | 補強材の製造方法 | |
JPH10202326A (ja) | プレス成形方法およびこれに用いられるプレス成形用板材 | |
CN221049785U (zh) | 一种一体式侧围门环 | |
JPH11342401A (ja) | 形鋼およびその製造方法 | |
JP2539123B2 (ja) | 溶融亜鉛めっきされる鋼構造物の局部変形防止方法 | |
WO2024042593A1 (ja) | プレス成形品の製造方法及びブランク | |
JPS5820352B2 (ja) | 外装板の取付構造 | |
JPH10167165A (ja) | 船体構造 | |
JPH09315379A (ja) | 船体構造 | |
JPS6272402A (ja) | 丸コバ平鋼の製造方法 |