JPH0711271A - 廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法、廃棄物浮遊選別装置、廃棄物溶融装置および廃棄物脱塩装置 - Google Patents
廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法、廃棄物浮遊選別装置、廃棄物溶融装置および廃棄物脱塩装置Info
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- JPH0711271A JPH0711271A JP5153916A JP15391693A JPH0711271A JP H0711271 A JPH0711271 A JP H0711271A JP 5153916 A JP5153916 A JP 5153916A JP 15391693 A JP15391693 A JP 15391693A JP H0711271 A JPH0711271 A JP H0711271A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物の有効利用と2次廃棄物の減量。
【構成】 選別槽10で、廃棄物を比重選別し、金属、
ガラス等の重質物を除去する。これを廃棄物溶融装置2
0に投入する。廃棄物溶融装置20では、廃棄物を粉砕
後加熱して熱可塑性物質を可塑化し、全体として泥状と
する。廃棄物溶融装置10から排出された泥状物は、廃
棄物脱塩装置30に投入される。廃棄物脱塩装置30で
は、この泥状物にアルカリ性物質を添加し、これを混
練、加熱して廃棄物中の塩素を除去して脱塩物とする。
脱塩物は冷却、固化されて固形燃料とされる。
ガラス等の重質物を除去する。これを廃棄物溶融装置2
0に投入する。廃棄物溶融装置20では、廃棄物を粉砕
後加熱して熱可塑性物質を可塑化し、全体として泥状と
する。廃棄物溶融装置10から排出された泥状物は、廃
棄物脱塩装置30に投入される。廃棄物脱塩装置30で
は、この泥状物にアルカリ性物質を添加し、これを混
練、加熱して廃棄物中の塩素を除去して脱塩物とする。
脱塩物は冷却、固化されて固形燃料とされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば家庭ごみ等の都
市ごみを原料として固形燃料を製造する固形燃料の製造
方法およびこの製造方法の実施において使用される装置
に関する。
市ごみを原料として固形燃料を製造する固形燃料の製造
方法およびこの製造方法の実施において使用される装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭ごみ等の都市ごみを原料として固形
燃料を製造する方法が知られている。従来、この固形燃
料の製造においては、固形燃料を燃焼させた際の塩化水
素の発生を抑えるために、塩化水素の生成原因となる塩
化ビニル製品を廃棄物から取り除いたものを原料として
いた。
燃料を製造する方法が知られている。従来、この固形燃
料の製造においては、固形燃料を燃焼させた際の塩化水
素の発生を抑えるために、塩化水素の生成原因となる塩
化ビニル製品を廃棄物から取り除いたものを原料として
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この塩
化ビニルの除去を極度に行うと、塩化ビニル以外の、原
料として利用可能な物質まで取り除かれてしまった。こ
のため、廃棄物の有効利用の度合が低下すると共に2次
廃棄物の量が多くなり、問題とされていた。
化ビニルの除去を極度に行うと、塩化ビニル以外の、原
料として利用可能な物質まで取り除かれてしまった。こ
のため、廃棄物の有効利用の度合が低下すると共に2次
廃棄物の量が多くなり、問題とされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】このような課
題を解決するためになされた第1の発明は、廃棄物中の
熱可塑性物質を可塑化後、冷却固化して廃棄物を原料と
する固形燃料を製造する当たって、廃棄物から重質物を
選別、分離する前選別工程と、該前選別工程を経た廃棄
物を粉砕する粉砕工程と、該粉砕された廃棄物中の熱可
塑性物質を加熱溶融し泥状物とする溶融工程と、上記泥
状物にアルカリ性物質を添加し、これを混練、加熱して
廃棄物中の塩素を除去して脱塩物とする脱塩工程と該脱
塩物を冷却、固化して固形物とする固化工程とを含むこ
とを特徴とする廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法
を要旨とする。
題を解決するためになされた第1の発明は、廃棄物中の
熱可塑性物質を可塑化後、冷却固化して廃棄物を原料と
する固形燃料を製造する当たって、廃棄物から重質物を
選別、分離する前選別工程と、該前選別工程を経た廃棄
物を粉砕する粉砕工程と、該粉砕された廃棄物中の熱可
塑性物質を加熱溶融し泥状物とする溶融工程と、上記泥
状物にアルカリ性物質を添加し、これを混練、加熱して
廃棄物中の塩素を除去して脱塩物とする脱塩工程と該脱
塩物を冷却、固化して固形物とする固化工程とを含むこ
とを特徴とする廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法
を要旨とする。
【0005】次に、第2の発明の廃棄物浮遊選別装置
は、廃棄物を投入する投入口と水を溢流させる溢流口と
を有する水槽と、該水槽の水面付近に設置されて該水槽
内に水または気体を噴出して該水槽内の水面付近に上記
投入口側から上記溢流口側へ向かう表層水流を形成する
第1噴出口と、上記水槽の水中に設置されて該水槽内に
水または気体を噴出して該水槽内の水中に表層水流とほ
ぼ同方向の中間層流を形成する第2噴出口と、上記溢流
口の上流側に設置されて上記水槽内に浮遊する廃棄物を
回収する上部回収コンベアと、上記水槽の底部に沈降す
る重質物を回収する底部回収コンベアとを設けたことに
より、請求項1記載の前選別工程を実施可能としたこと
を特徴とする。
は、廃棄物を投入する投入口と水を溢流させる溢流口と
を有する水槽と、該水槽の水面付近に設置されて該水槽
内に水または気体を噴出して該水槽内の水面付近に上記
投入口側から上記溢流口側へ向かう表層水流を形成する
第1噴出口と、上記水槽の水中に設置されて該水槽内に
水または気体を噴出して該水槽内の水中に表層水流とほ
ぼ同方向の中間層流を形成する第2噴出口と、上記溢流
口の上流側に設置されて上記水槽内に浮遊する廃棄物を
回収する上部回収コンベアと、上記水槽の底部に沈降す
る重質物を回収する底部回収コンベアとを設けたことに
より、請求項1記載の前選別工程を実施可能としたこと
を特徴とする。
【0006】また、第3の発明の廃棄物溶融装置は、第
1の発明の前選別工程を経た廃棄物を投入する投入口
と、該投入口から投入された廃棄物を粉砕する粉砕機構
と、上記粉砕された廃棄物を加熱する加熱手段を具え、
該粉砕された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状
として排出する溶融機構と、上記廃棄物を圧縮しつつ上
記粉砕機構から上記溶融機構へと移送する移送機構とを
備えたことにより、第1の発明の粉砕工程および溶融工
程を順次実施可能としたことを特徴とする。
1の発明の前選別工程を経た廃棄物を投入する投入口
と、該投入口から投入された廃棄物を粉砕する粉砕機構
と、上記粉砕された廃棄物を加熱する加熱手段を具え、
該粉砕された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状
として排出する溶融機構と、上記廃棄物を圧縮しつつ上
記粉砕機構から上記溶融機構へと移送する移送機構とを
備えたことにより、第1の発明の粉砕工程および溶融工
程を順次実施可能としたことを特徴とする。
【0007】次に、第4の発明の廃棄物脱塩装置は、第
1の発明の泥状物を投入する泥状物投入口と、アルカリ
性物質を投入するアルカリ投入口と、攪拌手段を有し、
上記投入された泥状物とアルカリ性物質とを混練して混
練物とする混練機構と、上記混練物を加熱する加熱手段
と、上記混練物を空気に接触させる開放部とを備えた脱
塩機構と、上記混練物を上記混練機構から上記脱塩機構
へと移送する移送機構とを設けたことにより、第1の発
明の脱塩工程を実施可能としたことを特徴とする。
1の発明の泥状物を投入する泥状物投入口と、アルカリ
性物質を投入するアルカリ投入口と、攪拌手段を有し、
上記投入された泥状物とアルカリ性物質とを混練して混
練物とする混練機構と、上記混練物を加熱する加熱手段
と、上記混練物を空気に接触させる開放部とを備えた脱
塩機構と、上記混練物を上記混練機構から上記脱塩機構
へと移送する移送機構とを設けたことにより、第1の発
明の脱塩工程を実施可能としたことを特徴とする。
【0008】さらに、第5の発明の廃棄物脱塩装置は、
第1の発明の前選別工程を経た廃棄物を投入する投入口
と、該投入口から投入された廃棄物を粉砕する粉砕機構
と、上記粉砕された廃棄物を加熱する加熱手段を具え、
該粉砕された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状
とする溶融機構と、アルカリ性物質を投入するアルカリ
投入口と、攪拌手段を有し、上記アルカリ投入口から供
給されるアルカリ性物質と上記泥状とされた廃棄物とを
混練して混練物とする混練機構と、上記混練物を加熱す
る加熱手段と、上記混練物を空気に接触させる開放部と
を備えた脱塩機構と、上記廃棄物を圧縮しつつ上記粉砕
機構から上記溶融機構へ移送し更に上記混練機構を経て
上記脱塩機構へと移送する移送機構とを備えたことによ
り、第1の発明の粉砕工程、溶融工程および脱塩工程を
順次実施可能としたことを特徴とする。
第1の発明の前選別工程を経た廃棄物を投入する投入口
と、該投入口から投入された廃棄物を粉砕する粉砕機構
と、上記粉砕された廃棄物を加熱する加熱手段を具え、
該粉砕された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状
とする溶融機構と、アルカリ性物質を投入するアルカリ
投入口と、攪拌手段を有し、上記アルカリ投入口から供
給されるアルカリ性物質と上記泥状とされた廃棄物とを
混練して混練物とする混練機構と、上記混練物を加熱す
る加熱手段と、上記混練物を空気に接触させる開放部と
を備えた脱塩機構と、上記廃棄物を圧縮しつつ上記粉砕
機構から上記溶融機構へ移送し更に上記混練機構を経て
上記脱塩機構へと移送する移送機構とを備えたことによ
り、第1の発明の粉砕工程、溶融工程および脱塩工程を
順次実施可能としたことを特徴とする。
【0009】以下、第1〜第4の発明について詳細に説
明する。まず、第1の発明において処理対象とされる廃
棄物は、例えば家庭ごみ等、様々な種類の物質が混在す
る都市ごみやこれに類する産業廃棄物などであるが、廃
棄物の出所や状態については特に限定はないが、粗大物
が無い程度に破砕処理を施されたものが好ましい。
明する。まず、第1の発明において処理対象とされる廃
棄物は、例えば家庭ごみ等、様々な種類の物質が混在す
る都市ごみやこれに類する産業廃棄物などであるが、廃
棄物の出所や状態については特に限定はないが、粗大物
が無い程度に破砕処理を施されたものが好ましい。
【0010】まず廃棄物に前選別工程を実施する。これ
により、プラスチックなどの熱可塑性物質と比較して軟
化温度が高い鉄等の金属類やガラス類等の重質物が除去
されるので、製品としての固形燃料の品質が向上する。
また、金属や石など硬質の物質を除去して、次の廃棄物
粉砕工程や溶融工程における装置の損傷を防止する効果
も得られる。この前選別工程を実施するための手段は特
に限定されないが、水槽を用いての浮遊選別が簡便であ
る。だだし、この前選別工程では、粉砕工程以下におけ
る装置の稼動に支障をきたす程度の比較的粗大な重質物
を除去すれば充分であり、微細な金属類や鉱物質の物質
が残留してもかまわない。
により、プラスチックなどの熱可塑性物質と比較して軟
化温度が高い鉄等の金属類やガラス類等の重質物が除去
されるので、製品としての固形燃料の品質が向上する。
また、金属や石など硬質の物質を除去して、次の廃棄物
粉砕工程や溶融工程における装置の損傷を防止する効果
も得られる。この前選別工程を実施するための手段は特
に限定されないが、水槽を用いての浮遊選別が簡便であ
る。だだし、この前選別工程では、粉砕工程以下におけ
る装置の稼動に支障をきたす程度の比較的粗大な重質物
を除去すれば充分であり、微細な金属類や鉱物質の物質
が残留してもかまわない。
【0011】次に、前選別工程を経た廃棄物は、粉砕工
程にて粉砕される。粉砕の手法に限定はなく、例えばス
クリュ式粉砕機など周知の粉砕機を使用できる。また粉
砕後の粒径も特に限定されないが、続く溶融工程の効率
を考慮すると、できる限り細かく粉砕することが好まし
い。
程にて粉砕される。粉砕の手法に限定はなく、例えばス
クリュ式粉砕機など周知の粉砕機を使用できる。また粉
砕後の粒径も特に限定されないが、続く溶融工程の効率
を考慮すると、できる限り細かく粉砕することが好まし
い。
【0012】続いて、粉砕された廃棄物を加熱し、廃棄
物中の熱可塑性物質を加熱溶融する。これによって廃棄
物は泥状物となる。この加熱温度は、廃棄物の組成等に
よっても異なるが、350〜400℃程度で充分であ
る。加熱手段は特に限定されない。
物中の熱可塑性物質を加熱溶融する。これによって廃棄
物は泥状物となる。この加熱温度は、廃棄物の組成等に
よっても異なるが、350〜400℃程度で充分であ
る。加熱手段は特に限定されない。
【0013】通常の廃棄物に含有されている有色物質の
比率や色の種類などは様々であるので、製造される固形
燃料の色が様々に変化して、外観上好ましくない面があ
る。このため、溶融工程開始に先だって、廃棄物に黒色
の廃プラスチックを混入すると、固形燃料を黒色とする
ことができる。だだし、この黒色の廃プラスチックの添
加は必須ではない。
比率や色の種類などは様々であるので、製造される固形
燃料の色が様々に変化して、外観上好ましくない面があ
る。このため、溶融工程開始に先だって、廃棄物に黒色
の廃プラスチックを混入すると、固形燃料を黒色とする
ことができる。だだし、この黒色の廃プラスチックの添
加は必須ではない。
【0014】次に、泥状物にアルカリ性物質を添加し、
混練、加熱する。溶融工程を経て泥状とされた廃棄物に
アルカリ性物質を添加、混練するので、アルカリ性物質
は、泥状の廃棄物中に確実に取り込まれ、以下に述べる
脱塩作用は確実なものとなる。
混練、加熱する。溶融工程を経て泥状とされた廃棄物に
アルカリ性物質を添加、混練するので、アルカリ性物質
は、泥状の廃棄物中に確実に取り込まれ、以下に述べる
脱塩作用は確実なものとなる。
【0015】アルカリ性物質は、廃棄物中に混在する塩
素含有物質特に塩化ビニルの組成を分解して塩素の誘引
と発生する塩化水素を捕捉、中和するために添加される
もので、その種類や組成は特に限定されない。入手、保
管等の取り扱い面や塩化水素との反応生成物の安定性や
無害性等を考慮すると、例えば苛性ソーダ、生石灰、消
石灰、炭酸カルシウムが優れている。これらの内でも、
上記分解誘引の作用が強いいことから、苛性ソーダが優
れている。
素含有物質特に塩化ビニルの組成を分解して塩素の誘引
と発生する塩化水素を捕捉、中和するために添加される
もので、その種類や組成は特に限定されない。入手、保
管等の取り扱い面や塩化水素との反応生成物の安定性や
無害性等を考慮すると、例えば苛性ソーダ、生石灰、消
石灰、炭酸カルシウムが優れている。これらの内でも、
上記分解誘引の作用が強いいことから、苛性ソーダが優
れている。
【0016】アルカリ性物質の適正な添加量は、廃棄物
中の塩素含有物質、特に塩化ビニルの量に対応して決定
される。しかし、廃棄物という特質から、その中に含ま
れる塩素含有物質の比率は必ずしも一定していない。こ
のため、例えば取り扱われる廃棄物の出所などに応じて
予め廃棄物を格付けしておいて、それぞれの格付け毎に
アルカリ性物質の添加量を標準化しておくと簡便であ
る。また、適宜サンプリングなどによって、アルカリ性
物質の添加量を決定してもよい。
中の塩素含有物質、特に塩化ビニルの量に対応して決定
される。しかし、廃棄物という特質から、その中に含ま
れる塩素含有物質の比率は必ずしも一定していない。こ
のため、例えば取り扱われる廃棄物の出所などに応じて
予め廃棄物を格付けしておいて、それぞれの格付け毎に
アルカリ性物質の添加量を標準化しておくと簡便であ
る。また、適宜サンプリングなどによって、アルカリ性
物質の添加量を決定してもよい。
【0017】アルカリ性物質を添加した泥状物の混練に
は、周知の攪拌、混練機構を採用可能であり、特に限定
はない。加熱温度は、塩化ビニルの分解温度以上かつ泥
状物がその状態を保つ温度であればよく、350〜40
0℃程度が適切である。また加熱手段は特に限定されな
い。この際泥状物中に混練されているアルカリ性物質に
よって、廃棄物中の塩素含有物質特に塩化ビニルの分解
によって生成した塩化水素が中和される。
は、周知の攪拌、混練機構を採用可能であり、特に限定
はない。加熱温度は、塩化ビニルの分解温度以上かつ泥
状物がその状態を保つ温度であればよく、350〜40
0℃程度が適切である。また加熱手段は特に限定されな
い。この際泥状物中に混練されているアルカリ性物質に
よって、廃棄物中の塩素含有物質特に塩化ビニルの分解
によって生成した塩化水素が中和される。
【0018】さらに、引き延ばしや遠心力等を作用させ
て、泥状物をフィルム状や糸状などの比表面積が大きい
状態に変形させて空気接触させると、泥状物中の遊離塩
素を塩化水素として放出させる効果が向上される。ここ
で空気中に放出された塩化水素は、アルカリ性物質に捕
捉されて、中和される。
て、泥状物をフィルム状や糸状などの比表面積が大きい
状態に変形させて空気接触させると、泥状物中の遊離塩
素を塩化水素として放出させる効果が向上される。ここ
で空気中に放出された塩化水素は、アルカリ性物質に捕
捉されて、中和される。
【0019】またこの空気接触に併せて、泥状物をバー
ナ等の直火にさらして、ガス化する燃焼性の物質を燃焼
させる。この処理は、脱塩処理を助成し、加えて熱可塑
性物質を劣化させるので、製品としての固形燃料の着火
点を上昇させると共に熱可塑性物質の粘結性を失わせる
ことができる。この処理を施して製造される固形燃料
は、着火点が高くなり、保管に際して特別な燃焼予防な
どを必要としないので、保管面で優れている。
ナ等の直火にさらして、ガス化する燃焼性の物質を燃焼
させる。この処理は、脱塩処理を助成し、加えて熱可塑
性物質を劣化させるので、製品としての固形燃料の着火
点を上昇させると共に熱可塑性物質の粘結性を失わせる
ことができる。この処理を施して製造される固形燃料
は、着火点が高くなり、保管に際して特別な燃焼予防な
どを必要としないので、保管面で優れている。
【0020】この脱塩工程においては、塩化ビニルを分
解してそこに含まれる塩素を除去する他に、加熱によっ
て塩化ビニルをはじめとするプラスチック類を劣化させ
てローポリマ化して、その粘結性を適度に失わせる効果
も得られる。この粘結性の低下によって、後述する固化
工程後において、例えば粉砕等による固形燃料の粒状化
がたやすくなる。
解してそこに含まれる塩素を除去する他に、加熱によっ
て塩化ビニルをはじめとするプラスチック類を劣化させ
てローポリマ化して、その粘結性を適度に失わせる効果
も得られる。この粘結性の低下によって、後述する固化
工程後において、例えば粉砕等による固形燃料の粒状化
がたやすくなる。
【0021】アルカリ性物質を添加して混練、加熱によ
り脱塩、劣化するので、廃棄物中に塩化ビニルが含まれ
ていても問題はない。このため、廃棄物から塩化ビニル
を除去する必要はなく、塩化ビニルの除去を目的とする
選別に伴って、原料として利用可能な物質まで取り除か
れることもない。したがって、2次廃棄物の量は減少
し、廃棄物の有効利用度は向上する。また、この直火燃
焼の脱塩および劣化手段は、例えば発泡スチロール、ポ
リスチレン、ポリウレタン等を多く含む等の廃棄物の種
類によっては行わない場合もある。
り脱塩、劣化するので、廃棄物中に塩化ビニルが含まれ
ていても問題はない。このため、廃棄物から塩化ビニル
を除去する必要はなく、塩化ビニルの除去を目的とする
選別に伴って、原料として利用可能な物質まで取り除か
れることもない。したがって、2次廃棄物の量は減少
し、廃棄物の有効利用度は向上する。また、この直火燃
焼の脱塩および劣化手段は、例えば発泡スチロール、ポ
リスチレン、ポリウレタン等を多く含む等の廃棄物の種
類によっては行わない場合もある。
【0022】上記脱塩工程を経た脱塩物は高温泥状のた
め、これを冷却、固化する。冷却は、風冷、水の噴霧冷
却、積置自然冷却等でも良く、また例えば脱塩物を押出
成形機に投入し、棒状に押し出しつつ冷却し棒状ペレッ
トとする手法や脱塩物を攪拌下の水中に流入させて冷却
する手法が採用できるが、これらに限定されるものでは
ない。
め、これを冷却、固化する。冷却は、風冷、水の噴霧冷
却、積置自然冷却等でも良く、また例えば脱塩物を押出
成形機に投入し、棒状に押し出しつつ冷却し棒状ペレッ
トとする手法や脱塩物を攪拌下の水中に流入させて冷却
する手法が採用できるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0023】押出成形機を使用すれば、冷却、固化と併
せて棒状ペレットに成形できるので、特別な成形操作を
要さない点で優れている。他方、攪拌水冷によると、固
化物を細かい気泡を多数備えた発泡体とすることができ
る。この固形物は気泡中に空気を保持するので固形燃料
としての燃焼性が優れている。
せて棒状ペレットに成形できるので、特別な成形操作を
要さない点で優れている。他方、攪拌水冷によると、固
化物を細かい気泡を多数備えた発泡体とすることができ
る。この固形物は気泡中に空気を保持するので固形燃料
としての燃焼性が優れている。
【0024】上記のように固化した固化物を、そのまま
固形燃料として使用することも可能であるが、通常は用
途に応じて適宜の粒径の粒状体に成形する。この成形の
手法に特に限定はなく、周知の粉砕機を使用すると簡便
である。粉砕後スクリーンメッシュや多段式篩機などで
整粒してもよい。
固形燃料として使用することも可能であるが、通常は用
途に応じて適宜の粒径の粒状体に成形する。この成形の
手法に特に限定はなく、周知の粉砕機を使用すると簡便
である。粉砕後スクリーンメッシュや多段式篩機などで
整粒してもよい。
【0025】また、粒径を小さくする粉砕処理を施す
と、固形物に内包されていたガラス類や金属類などの不
燃物を、固形物から離脱させることができる。ただし、
この状態では固形物粒と不燃物とが混合しているので、
これを選別する作業が必要となる。この不燃物選別の手
法としては、磁気選別、振動型比重選別、粒度選別を順
次実施する乾式選別法や水槽中に水流を発生させてガラ
スや金属等の沈降物を分離し、中間浮遊物および上層浮
遊物をさらに粒度選別する湿式選別法等を採用できる。
と、固形物に内包されていたガラス類や金属類などの不
燃物を、固形物から離脱させることができる。ただし、
この状態では固形物粒と不燃物とが混合しているので、
これを選別する作業が必要となる。この不燃物選別の手
法としては、磁気選別、振動型比重選別、粒度選別を順
次実施する乾式選別法や水槽中に水流を発生させてガラ
スや金属等の沈降物を分離し、中間浮遊物および上層浮
遊物をさらに粒度選別する湿式選別法等を採用できる。
【0026】次に、第2の発明の廃棄物浮遊選別装置に
おいては、投入口から投入された廃棄物を第1噴出口に
て形成される表層流によって、溢流口側へと移動させ
る。この際、概ね比重1.0を越える重量物は沈降し底
部回収コンベアによって回収される。また、水に浮く軽
物質は表層流に乗って溢流口側へ移送され上部回収コン
ベアによって回収される。一方、概ね比重が1.0付近
で沈降、浮上を迷う中比重物質は第2噴出口によって形
成される中間層流によって浮上せしめられて表層流に乗
っている軽物質と合流し溢流口側へ流下し、上部回収コ
ンベアによって回収される。
おいては、投入口から投入された廃棄物を第1噴出口に
て形成される表層流によって、溢流口側へと移動させ
る。この際、概ね比重1.0を越える重量物は沈降し底
部回収コンベアによって回収される。また、水に浮く軽
物質は表層流に乗って溢流口側へ移送され上部回収コン
ベアによって回収される。一方、概ね比重が1.0付近
で沈降、浮上を迷う中比重物質は第2噴出口によって形
成される中間層流によって浮上せしめられて表層流に乗
っている軽物質と合流し溢流口側へ流下し、上部回収コ
ンベアによって回収される。
【0027】このように廃棄物浮遊選別装置では、廃棄
物中の金属類やガラス類などの比重が大きい物質を沈降
物として分離する。この沈降物は、ほどんどが金属類や
鉱物質等であるため、以下の溶融工程や脱塩工程での加
熱によっても溶融されず、また粗大な場合は溶融工程や
脱塩工程の装置を損なうおそれがある。しかも、通常は
非燃焼性であるので固形燃料の原料としては適していな
い。このような物質を除去するので、溶融工程や脱塩工
程を効率よく実施できる。またその際に装置を損なうお
それもない。なお、沈降物は、例えばアルミニウム等の
価値物を別途分離回収した後、埋め立て処理などによっ
て処分される。
物中の金属類やガラス類などの比重が大きい物質を沈降
物として分離する。この沈降物は、ほどんどが金属類や
鉱物質等であるため、以下の溶融工程や脱塩工程での加
熱によっても溶融されず、また粗大な場合は溶融工程や
脱塩工程の装置を損なうおそれがある。しかも、通常は
非燃焼性であるので固形燃料の原料としては適していな
い。このような物質を除去するので、溶融工程や脱塩工
程を効率よく実施できる。またその際に装置を損なうお
それもない。なお、沈降物は、例えばアルミニウム等の
価値物を別途分離回収した後、埋め立て処理などによっ
て処分される。
【0028】次に、第3の発明の廃棄物溶融装置におい
ては、前選別工程を経て投入口から投入された廃棄物を
粉砕機構が粉砕する。移送機構が、粉砕された廃棄物を
圧縮しつつ溶融機構へと移送する。廃棄物に水分が含ま
れていても、この圧縮によって水分が圧搾されるので、
次段の溶融工程の障害とはならない。溶融機構は、粉砕
された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状とす
る。このように上記第1の発明の粉砕工程および溶融工
程を順次実施し、泥状とした廃棄物を排出する。
ては、前選別工程を経て投入口から投入された廃棄物を
粉砕機構が粉砕する。移送機構が、粉砕された廃棄物を
圧縮しつつ溶融機構へと移送する。廃棄物に水分が含ま
れていても、この圧縮によって水分が圧搾されるので、
次段の溶融工程の障害とはならない。溶融機構は、粉砕
された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状とす
る。このように上記第1の発明の粉砕工程および溶融工
程を順次実施し、泥状とした廃棄物を排出する。
【0029】また、第4の発明の廃棄物脱塩装置におい
ては、泥状物投入口から投入される泥状物とアルカリ投
入口から投入されるアルカリ性物質とを、混練機構が混
練して混練物とする。この混練物を加熱手段が加熱し第
1の発明における脱塩工程を実施する。この際、開放部
において混練物を空気に接触させるので、脱塩効果が向
上する。
ては、泥状物投入口から投入される泥状物とアルカリ投
入口から投入されるアルカリ性物質とを、混練機構が混
練して混練物とする。この混練物を加熱手段が加熱し第
1の発明における脱塩工程を実施する。この際、開放部
において混練物を空気に接触させるので、脱塩効果が向
上する。
【0030】さらに、第5の発明の廃棄物脱塩装置にお
いては、まず投入口から前選別工程を経た廃棄物が投入
されると、粉砕機構がこの廃棄物を粉砕する。移送機構
が、粉砕された廃棄物を圧縮しつつ溶融機構へと移送す
る。廃棄物に水分が含まれていても、この圧縮によって
水分が圧搾されるので、次段の溶融工程の障害とはなら
ない。溶融機構は、粉砕された廃棄物中の熱可塑性物質
を加熱溶融し泥状とする。ここで移送機構は泥状の廃棄
物を混練機構へと移送する。混練機構へ移送された泥状
の廃棄物にアルカリ投入口から供給されるアルカリ性物
質が添加される。混練機構は泥状とされた廃棄物とアル
カリ性物質とを混練して混練物とする。移送機構はこの
混練物を脱塩機構へと移送する。脱塩機構においては、
加熱手段が混練物を加熱し第1の発明における脱塩工程
を実施する。この際、開放部において混練物を空気に接
触させるので、脱塩劣化効果が向上する。第1の発明に
おける溶融工程と脱塩工程とを順次実施できるので、溶
融工程を実施する装置と脱塩工程を実施する装置との間
での廃棄物の移動は不要となると共に熱効率が向上す
る。
いては、まず投入口から前選別工程を経た廃棄物が投入
されると、粉砕機構がこの廃棄物を粉砕する。移送機構
が、粉砕された廃棄物を圧縮しつつ溶融機構へと移送す
る。廃棄物に水分が含まれていても、この圧縮によって
水分が圧搾されるので、次段の溶融工程の障害とはなら
ない。溶融機構は、粉砕された廃棄物中の熱可塑性物質
を加熱溶融し泥状とする。ここで移送機構は泥状の廃棄
物を混練機構へと移送する。混練機構へ移送された泥状
の廃棄物にアルカリ投入口から供給されるアルカリ性物
質が添加される。混練機構は泥状とされた廃棄物とアル
カリ性物質とを混練して混練物とする。移送機構はこの
混練物を脱塩機構へと移送する。脱塩機構においては、
加熱手段が混練物を加熱し第1の発明における脱塩工程
を実施する。この際、開放部において混練物を空気に接
触させるので、脱塩劣化効果が向上する。第1の発明に
おける溶融工程と脱塩工程とを順次実施できるので、溶
融工程を実施する装置と脱塩工程を実施する装置との間
での廃棄物の移動は不要となると共に熱効率が向上す
る。
【0031】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の好適な実施例
を説明する。 (実施例1)まず、この実施例のフローを図1に従って
説明する。
を説明する。 (実施例1)まず、この実施例のフローを図1に従って
説明する。
【0032】廃棄物Hは選別槽10に投入され、金属類
やガラス類などの重量物が除去される。選別処理された
廃棄物は廃棄物溶融装置20へ投入され、粉砕後、泥状
に溶融され、排出される。廃棄物溶融装置20から排出
された泥状物Rは、アルカリ性物質Aと共に廃棄物脱塩
装置30に投入される。廃棄物脱塩装置30において、
泥状物Rはアルカリ性物質Aと混練され、さらに加熱お
よび空気接触されて脱塩、劣化される。脱塩処理された
溶融物Yは、廃棄物脱塩装置30から排出されて、固化
されて固形燃料となる。
やガラス類などの重量物が除去される。選別処理された
廃棄物は廃棄物溶融装置20へ投入され、粉砕後、泥状
に溶融され、排出される。廃棄物溶融装置20から排出
された泥状物Rは、アルカリ性物質Aと共に廃棄物脱塩
装置30に投入される。廃棄物脱塩装置30において、
泥状物Rはアルカリ性物質Aと混練され、さらに加熱お
よび空気接触されて脱塩、劣化される。脱塩処理された
溶融物Yは、廃棄物脱塩装置30から排出されて、固化
されて固形燃料となる。
【0033】以下、各装置について詳細に説明する。図
2に示すように、第2の発明の浮遊選別装置としての選
別槽10は、相対向して対をなし互いに逆向きに傾斜す
る上流側板102および下流側板104とほぼ水平に配
された底板106とを備えた逆台形状の断面形状で、内
部に水を貯留可能である。
2に示すように、第2の発明の浮遊選別装置としての選
別槽10は、相対向して対をなし互いに逆向きに傾斜す
る上流側板102および下流側板104とほぼ水平に配
された底板106とを備えた逆台形状の断面形状で、内
部に水を貯留可能である。
【0034】選別槽10には、上流側板102付近の上
部に、下流側へ向かってほぼ水平に水を吐出する水平ノ
ズル108と、水平ノズル108と底板106とのほぼ
中間において下流側へ向かってほぼ水平に水もしくは空
気を吐出する浮上助成ノズル110とが設けられてい
る。これら水平ノズル108および浮上助成ノズル11
0は、図示省略した水配管から供給される水を選別槽1
0内に吐出可能である。また下流側板104の上部に
は、選別槽10の水面レベルをほぼ一定に保持するため
の溢流口112が設けられている。さらに選別槽10内
には、下流側板104にほぼ平行に、ガイド板114が
設置されている。これらの構成により、水平ノズル10
8から水を吐出して水平ノズル108から溢流口112
へと流れる水平水流108aを形成可能であり、浮上助
成ノズル110から水を吐出して選別槽10の中間深さ
をほぼ水平方向に進みガイド板114に沿って上昇する
浮上助成水流110aを形成可能である。
部に、下流側へ向かってほぼ水平に水を吐出する水平ノ
ズル108と、水平ノズル108と底板106とのほぼ
中間において下流側へ向かってほぼ水平に水もしくは空
気を吐出する浮上助成ノズル110とが設けられてい
る。これら水平ノズル108および浮上助成ノズル11
0は、図示省略した水配管から供給される水を選別槽1
0内に吐出可能である。また下流側板104の上部に
は、選別槽10の水面レベルをほぼ一定に保持するため
の溢流口112が設けられている。さらに選別槽10内
には、下流側板104にほぼ平行に、ガイド板114が
設置されている。これらの構成により、水平ノズル10
8から水を吐出して水平ノズル108から溢流口112
へと流れる水平水流108aを形成可能であり、浮上助
成ノズル110から水を吐出して選別槽10の中間深さ
をほぼ水平方向に進みガイド板114に沿って上昇する
浮上助成水流110aを形成可能である。
【0035】また、選別槽10には、上流側板102と
底板106とに沿って配設された沈降物回収コンベア1
16および下流側板104とガイド板114との間に配
設された浮上物回収コンベア118とが設けられてお
り、沈降物および浮上物を回収可能である。
底板106とに沿って配設された沈降物回収コンベア1
16および下流側板104とガイド板114との間に配
設された浮上物回収コンベア118とが設けられてお
り、沈降物および浮上物を回収可能である。
【0036】さらに、選別槽10の上面側は、投入口1
20および複数の高圧散水ノズル122を備えた蓋12
4で覆われている。この蓋124には、複数の回転式の
攪拌機126が装着されており、選別槽10内の水面付
近を攪拌可能である。上述の構成により、選別槽10で
は、投入口120から投入された廃棄物Hを、水平ノズ
ル108からの水平水流108aおよび浮上助成ノズル
110からの浮上助成水流110aによって流動させ、
さらに高圧散水ノズル122からの散水および攪拌機1
26によって攪拌することによって、金属類やガラス類
等、概ね比重1.0を越える物質を沈降、分離させるこ
とができる。他方、水に浮く軽物質は水平水流108a
に乗って下流側へ移送され、概ね比重が1.0付近で沈
降、浮上を迷う中比重物質は浮上助成水流110aによ
って浮上せしめられ水平水流108aに乗っている軽物
質と合流し溢流口112方向へ流下する。これら軽物質
および中比重物質は、溢流口112の上流で浮上物回収
コンベア118によって水中から回収され、沈降物は沈
降物回収コンベア116によって回収される。なお、こ
の選別操作にあたって、界面活性剤を添加すると、選別
効果を向上させることができる。
20および複数の高圧散水ノズル122を備えた蓋12
4で覆われている。この蓋124には、複数の回転式の
攪拌機126が装着されており、選別槽10内の水面付
近を攪拌可能である。上述の構成により、選別槽10で
は、投入口120から投入された廃棄物Hを、水平ノズ
ル108からの水平水流108aおよび浮上助成ノズル
110からの浮上助成水流110aによって流動させ、
さらに高圧散水ノズル122からの散水および攪拌機1
26によって攪拌することによって、金属類やガラス類
等、概ね比重1.0を越える物質を沈降、分離させるこ
とができる。他方、水に浮く軽物質は水平水流108a
に乗って下流側へ移送され、概ね比重が1.0付近で沈
降、浮上を迷う中比重物質は浮上助成水流110aによ
って浮上せしめられ水平水流108aに乗っている軽物
質と合流し溢流口112方向へ流下する。これら軽物質
および中比重物質は、溢流口112の上流で浮上物回収
コンベア118によって水中から回収され、沈降物は沈
降物回収コンベア116によって回収される。なお、こ
の選別操作にあたって、界面活性剤を添加すると、選別
効果を向上させることができる。
【0037】このように選別槽10では、廃棄物H中の
金属類やガラス類などの比重が大きい物質を沈降物とし
て分離する。この沈降物は、ほどんどが金属類や鉱物質
等であるため、以下の溶融工程や脱塩工程での加熱によ
っても溶融されず、また通常は非燃焼性であるので固形
燃料の原料としては適していない。沈降物は、例えばア
ルミニウム等の価値物を別途分離回収した後、埋め立て
処理などによって処分される。
金属類やガラス類などの比重が大きい物質を沈降物とし
て分離する。この沈降物は、ほどんどが金属類や鉱物質
等であるため、以下の溶融工程や脱塩工程での加熱によ
っても溶融されず、また通常は非燃焼性であるので固形
燃料の原料としては適していない。沈降物は、例えばア
ルミニウム等の価値物を別途分離回収した後、埋め立て
処理などによって処分される。
【0038】なお、上記選別槽10においては、上流側
板102を傾斜状として、この傾斜に沿って沈降物回収
コンベア116を設置しているが、例えば上流側板10
2をほぼ垂直に設置して、沈降物回収コンベア116を
下流側板104に沿って、浮上物回収コンベア118と
並置することもできる。このようにすると、選別槽10
の全長を短縮できると共に、選別槽10からの廃棄物H
等の取出し方向を一方側に集中できる。
板102を傾斜状として、この傾斜に沿って沈降物回収
コンベア116を設置しているが、例えば上流側板10
2をほぼ垂直に設置して、沈降物回収コンベア116を
下流側板104に沿って、浮上物回収コンベア118と
並置することもできる。このようにすると、選別槽10
の全長を短縮できると共に、選別槽10からの廃棄物H
等の取出し方向を一方側に集中できる。
【0039】このように沈降物を分離された廃棄物H
は、次に廃棄物溶融装置20に投入される。図3に示す
ように、廃棄物溶融装置20は、大径部202と小径部
204とをレジューサ状の接続部206で接続した、2
段円筒状のシェル208を備えている。
は、次に廃棄物溶融装置20に投入される。図3に示す
ように、廃棄物溶融装置20は、大径部202と小径部
204とをレジューサ状の接続部206で接続した、2
段円筒状のシェル208を備えている。
【0040】このシェル208の大径部202には漏斗
状の投入口210が設置されており、この投入口210
は隔壁212によって、原料口210aと添加口210
bとに分割されている。シェル208の内面208aに
は、大径部202から接続部206にわたって、シェル
208の半径方向に沿って複数枚の固定刃214が立設
されている。また、小径部204は、接続部206側の
薄肉部204aと厚肉部204bとで構成されており、
薄肉部204aと厚肉部204bとは内面テーパ部20
4cを介して段差なく接合されている。さらに、シェル
208の外面208bには、ほぼ厚肉部204bに対応
する部分において、ジャケット216が巻回されてお
り、シェル208の外面208bとジャケット216と
の間に環状空間218を形成している。この環状空間2
18には、図示省略したバーナからのバーナ炎が噴射さ
れ、これによって厚肉部204bを加熱可能となってい
る。
状の投入口210が設置されており、この投入口210
は隔壁212によって、原料口210aと添加口210
bとに分割されている。シェル208の内面208aに
は、大径部202から接続部206にわたって、シェル
208の半径方向に沿って複数枚の固定刃214が立設
されている。また、小径部204は、接続部206側の
薄肉部204aと厚肉部204bとで構成されており、
薄肉部204aと厚肉部204bとは内面テーパ部20
4cを介して段差なく接合されている。さらに、シェル
208の外面208bには、ほぼ厚肉部204bに対応
する部分において、ジャケット216が巻回されてお
り、シェル208の外面208bとジャケット216と
の間に環状空間218を形成している。この環状空間2
18には、図示省略したバーナからのバーナ炎が噴射さ
れ、これによって厚肉部204bを加熱可能となってい
る。
【0041】このシェル208内を回転軸220が貫通
している。シェル208の大径部202側に位置する回
転軸220の駆動端部220aは、電動機(図示略)を
内蔵する駆動機構222に連結されており、他の端部2
20bは軸受け224にて回転自在に軸支されている。
している。シェル208の大径部202側に位置する回
転軸220の駆動端部220aは、電動機(図示略)を
内蔵する駆動機構222に連結されており、他の端部2
20bは軸受け224にて回転自在に軸支されている。
【0042】シェル208の大径部202〜薄肉部20
4aに対応する部分において、回転軸220の外周には
フライトスクリュ226が装着されている。また回転軸
220の外周には、フライトスクリュ226の翼間部分
において、回転軸220の半径方向に沿って複数枚の回
転刃228が立設されている。
4aに対応する部分において、回転軸220の外周には
フライトスクリュ226が装着されている。また回転軸
220の外周には、フライトスクリュ226の翼間部分
において、回転軸220の半径方向に沿って複数枚の回
転刃228が立設されている。
【0043】さらに、回転軸220の厚肉部204bに
対応する部分は、他の部分よりも大径の大外径部220
cとなっており、回転軸220の大外径部220cとフ
ライトスクリュ226側部分とは、両者間に形成された
外面テーパ部220dを介して段差なく接続している。
このため、厚肉部204bと大外径部220cとの間に
は、内面テーパ部204cおよび外面テーパ部220d
とによって徐々に狭くなっている導入部230と、この
導入部230に連続する狭隘な溶融通路232が形成さ
れている。この溶融通路232の他方の端は開放されて
排出口234となっている。
対応する部分は、他の部分よりも大径の大外径部220
cとなっており、回転軸220の大外径部220cとフ
ライトスクリュ226側部分とは、両者間に形成された
外面テーパ部220dを介して段差なく接続している。
このため、厚肉部204bと大外径部220cとの間に
は、内面テーパ部204cおよび外面テーパ部220d
とによって徐々に狭くなっている導入部230と、この
導入部230に連続する狭隘な溶融通路232が形成さ
れている。この溶融通路232の他方の端は開放されて
排出口234となっている。
【0044】こうした構成により、廃棄物溶融装置20
においては、投入口210から投入された廃棄物Hを、
回転軸220の回転によりフライトスクリュ226で大
径部202から排出口234方向へと移送可能である。
この際大径部202および接続部206においては、廃
棄物Hは回転刃228および固定刃214によって粉砕
される。また廃棄物Hは、接続部206を通過する際に
圧縮されて薄肉部204aに至るが、薄肉部204aの
下流側が狭隘で通過抵抗が大きいため薄肉部204aに
て一時滞留することになる。廃棄物Hは、この薄肉部2
04aにおける滞留期間中にさらに圧縮され、順次溶融
通路232内へ押し込まれていく。この溶融通路232
へ押し込まれるまでの圧縮によって選別槽10における
前選別時に高含水状態となった廃棄物H中の水分が搾水
されるので、廃棄物Hの水分が溶融工程の妨げとなるこ
とはない。また廃棄物Hに含まれる厨芥類や紙類の充填
剤(タルクなど)は搾水された水分中に分散して全体と
してスラリ状となる。このスラリ状となったものは、廃
棄物Hの薄肉部204aにおける圧縮および溶融通路2
32への圧入の反動として押し出され、シェル208の
内面208aを逆流して大径部202の開口端202a
から流出する。
においては、投入口210から投入された廃棄物Hを、
回転軸220の回転によりフライトスクリュ226で大
径部202から排出口234方向へと移送可能である。
この際大径部202および接続部206においては、廃
棄物Hは回転刃228および固定刃214によって粉砕
される。また廃棄物Hは、接続部206を通過する際に
圧縮されて薄肉部204aに至るが、薄肉部204aの
下流側が狭隘で通過抵抗が大きいため薄肉部204aに
て一時滞留することになる。廃棄物Hは、この薄肉部2
04aにおける滞留期間中にさらに圧縮され、順次溶融
通路232内へ押し込まれていく。この溶融通路232
へ押し込まれるまでの圧縮によって選別槽10における
前選別時に高含水状態となった廃棄物H中の水分が搾水
されるので、廃棄物Hの水分が溶融工程の妨げとなるこ
とはない。また廃棄物Hに含まれる厨芥類や紙類の充填
剤(タルクなど)は搾水された水分中に分散して全体と
してスラリ状となる。このスラリ状となったものは、廃
棄物Hの薄肉部204aにおける圧縮および溶融通路2
32への圧入の反動として押し出され、シェル208の
内面208aを逆流して大径部202の開口端202a
から流出する。
【0045】溶融通路232へ圧入された廃棄物Hは、
後続する廃棄物Hによる押圧によって溶融通路232内
を排出口234へと移動するが、この移動に伴う大外径
部220cおよび厚肉部204bとの摩擦並びに回転軸
220の回転に伴う大外径部220cおよび厚肉部20
4bとの摩擦によって徐々に温度が高まってゆく。あわ
せて環状空間218に供給されるバーナ炎による加熱を
受け、廃棄物H中の熱可塑性物質は泥状に溶融し、非溶
融物を接着包含して一体的な泥状物となる。この泥状物
は、排出口234から排出される。
後続する廃棄物Hによる押圧によって溶融通路232内
を排出口234へと移動するが、この移動に伴う大外径
部220cおよび厚肉部204bとの摩擦並びに回転軸
220の回転に伴う大外径部220cおよび厚肉部20
4bとの摩擦によって徐々に温度が高まってゆく。あわ
せて環状空間218に供給されるバーナ炎による加熱を
受け、廃棄物H中の熱可塑性物質は泥状に溶融し、非溶
融物を接着包含して一体的な泥状物となる。この泥状物
は、排出口234から排出される。
【0046】なお、上記操作に際して、原料口210a
から廃棄物Hを投入し、添加口210bから黒色の廃プ
ラスチックを適当量投入すれば、泥状物を黒色に調製で
きる。上記の廃棄物溶融装置20の構造は例示であり、
例えば内面テーパ部204cおよび外面テーパ部220
dにテーパを設ける必要はなく、段差状となってもよ
い。溶融通路232は狭隘であればよく、例えば管状と
することも可能である。さらに、加熱空間218の加熱
は、バーナ炎を使用する他に電気ヒータ等でもよい。ま
た投入口210の隔壁212は設置しなくともよい。
から廃棄物Hを投入し、添加口210bから黒色の廃プ
ラスチックを適当量投入すれば、泥状物を黒色に調製で
きる。上記の廃棄物溶融装置20の構造は例示であり、
例えば内面テーパ部204cおよび外面テーパ部220
dにテーパを設ける必要はなく、段差状となってもよ
い。溶融通路232は狭隘であればよく、例えば管状と
することも可能である。さらに、加熱空間218の加熱
は、バーナ炎を使用する他に電気ヒータ等でもよい。ま
た投入口210の隔壁212は設置しなくともよい。
【0047】廃棄物溶融装置20から排出された泥状物
は、図4に示す廃棄物脱塩装置30にて脱塩処理され
る。図4に示すように、廃棄物脱塩装置30は、大径部
302と小径部304とをレジューサ状の接続部306
で接続した、2段円筒状のシェル308を備えている。
は、図4に示す廃棄物脱塩装置30にて脱塩処理され
る。図4に示すように、廃棄物脱塩装置30は、大径部
302と小径部304とをレジューサ状の接続部306
で接続した、2段円筒状のシェル308を備えている。
【0048】このシェル308の大径部302には漏斗
状の投入口310が設置されており、この投入口310
には、アルカリ投入口312が内挿されている。シェル
308の内面308aには、大径部302から接続部3
06にわたってと、接続部306側の一部を除いた小径
部304とにシェル308の半径方向に沿って複数枚の
固定刃314a、314bが立設されている。また、小
径部304は、接続部306側で固定刃314bが設け
られていない滞留部304aと、固定刃314bを備え
た脱塩部304bとで構成されており、脱塩部304b
側の端は排出口316となっている。
状の投入口310が設置されており、この投入口310
には、アルカリ投入口312が内挿されている。シェル
308の内面308aには、大径部302から接続部3
06にわたってと、接続部306側の一部を除いた小径
部304とにシェル308の半径方向に沿って複数枚の
固定刃314a、314bが立設されている。また、小
径部304は、接続部306側で固定刃314bが設け
られていない滞留部304aと、固定刃314bを備え
た脱塩部304bとで構成されており、脱塩部304b
側の端は排出口316となっている。
【0049】この脱塩部304bには、滞留部304a
側および排出口316側の一部を除いて、外箱318が
装着されている。この外箱318には外箱318内の空
間と外気とを連通する通気口320が設けられており、
開放部322において外箱318とシェル308とは連
通している。このため、開放部322において空気とシ
ェル308内の物体とを接触させることが可能であり、
シェル308内または外箱318内の気体を通気口32
0から外部へ放出可能である。また、外箱318には、
複数の直火導入口324が装着されており、図示省略し
ている外部バーナの火炎を外箱318内に導入して開放
部322付近の物体を直火にさらすことが可能である。
さらに、ほぼ外箱318に対応する部分において、外箱
318を避けてシェル308の外面308bを約2/3
周するジャケット326が外装されており、このジャケ
ット326とシェル308の外面308bとの間に加熱
空間328を形成している。この加熱空間328には、
図示省略したバーナからのバーナ炎が噴射され、これに
よって脱塩部304bを加熱可能となっている。
側および排出口316側の一部を除いて、外箱318が
装着されている。この外箱318には外箱318内の空
間と外気とを連通する通気口320が設けられており、
開放部322において外箱318とシェル308とは連
通している。このため、開放部322において空気とシ
ェル308内の物体とを接触させることが可能であり、
シェル308内または外箱318内の気体を通気口32
0から外部へ放出可能である。また、外箱318には、
複数の直火導入口324が装着されており、図示省略し
ている外部バーナの火炎を外箱318内に導入して開放
部322付近の物体を直火にさらすことが可能である。
さらに、ほぼ外箱318に対応する部分において、外箱
318を避けてシェル308の外面308bを約2/3
周するジャケット326が外装されており、このジャケ
ット326とシェル308の外面308bとの間に加熱
空間328を形成している。この加熱空間328には、
図示省略したバーナからのバーナ炎が噴射され、これに
よって脱塩部304bを加熱可能となっている。
【0050】このシェル308内を回転軸330が貫通
している。シェル308の大径部302側に位置する回
転軸330の駆動端部330aは、電動機(図示略)を
内蔵する駆動機構332に連結されており、他の端部3
30bは軸受け334にて回転自在に軸支されている。
回転軸330には、その外径がシェル308の大径部3
02〜脱塩部304bにかけて徐々に小さくなり脱塩部
304bにおいてほぼ一定であるフライトスクリュ33
6が装着されている。また回転軸330の外周には、フ
ライトスクリュ336の翼間部分において、回転軸33
0の半径方向に沿って複数枚の回転刃338が立設され
ている。
している。シェル308の大径部302側に位置する回
転軸330の駆動端部330aは、電動機(図示略)を
内蔵する駆動機構332に連結されており、他の端部3
30bは軸受け334にて回転自在に軸支されている。
回転軸330には、その外径がシェル308の大径部3
02〜脱塩部304bにかけて徐々に小さくなり脱塩部
304bにおいてほぼ一定であるフライトスクリュ33
6が装着されている。また回転軸330の外周には、フ
ライトスクリュ336の翼間部分において、回転軸33
0の半径方向に沿って複数枚の回転刃338が立設され
ている。
【0051】こうした構成により、廃棄物脱塩装置30
においては、投入口310から投入された泥状物とアル
カリ投入口312から投入されたアルカリ性物質とを、
回転軸330の回転によりフライトスクリュ336で大
径部302から排出口316方向へと移送可能である。
この際、泥状物とアルカリ性物質とは、大径部302お
よび接続部306において攪拌、混練され、接続部30
6を通過する際に圧縮されて滞留部304aに至る。図
示にて明かなように、滞留部304aの下流側で通過抵
抗が大きくなっているので、滞留部304aに移送され
た泥状物とアルカリ性物質との混練物(以下単に混練物
という)は、滞留部304aで一時的に滞留し、この間
においてさらに混練されることになる。混練物は、この
滞留部304aにおいて充分に混練された後、順次脱塩
部304bへ押し込まれていく。この脱塩部304bへ
押し込まれた混練物は、フライトスクリュ336によっ
て移送されつつ、回転刃338と固定刃314bとによ
ってさらに攪拌される。
においては、投入口310から投入された泥状物とアル
カリ投入口312から投入されたアルカリ性物質とを、
回転軸330の回転によりフライトスクリュ336で大
径部302から排出口316方向へと移送可能である。
この際、泥状物とアルカリ性物質とは、大径部302お
よび接続部306において攪拌、混練され、接続部30
6を通過する際に圧縮されて滞留部304aに至る。図
示にて明かなように、滞留部304aの下流側で通過抵
抗が大きくなっているので、滞留部304aに移送され
た泥状物とアルカリ性物質との混練物(以下単に混練物
という)は、滞留部304aで一時的に滞留し、この間
においてさらに混練されることになる。混練物は、この
滞留部304aにおいて充分に混練された後、順次脱塩
部304bへ押し込まれていく。この脱塩部304bへ
押し込まれた混練物は、フライトスクリュ336によっ
て移送されつつ、回転刃338と固定刃314bとによ
ってさらに攪拌される。
【0052】攪拌されつつ移送される混練物は、加熱空
間328に供給されるバーナ炎による加熱を受けて高温
となり、塩化ビニル等の塩素含有物質が分解され塩化水
素が分離される。この塩化水素は混練物中のアルカリ性
物質にて中和される。また、加熱によって流動性が増大
した混練物は、シェル308が切り取られている開放部
322においては、回転軸330の回転に基づく遠心力
によって、フィルム状や糸状などの比表面積が大きい状
態に変形されて外箱318内に飛散する。これによって
混練物は外箱318内に導入された空気と接触し、混練
物中の遊離塩素を塩化水素として放出する。空気中に放
出された塩化水素は、アルカリ性物質に捕捉されて、中
和される。またこの空気接触に併せて、外箱318内に
飛散した混練物は直火導入口324から導入される外部
バーナの火炎にさらされ、ガス化する燃焼性の物質が燃
焼される。これにより製造される固形燃料の着火点を上
昇させ、併せて劣化による粘度の低下をさせることがで
きる。
間328に供給されるバーナ炎による加熱を受けて高温
となり、塩化ビニル等の塩素含有物質が分解され塩化水
素が分離される。この塩化水素は混練物中のアルカリ性
物質にて中和される。また、加熱によって流動性が増大
した混練物は、シェル308が切り取られている開放部
322においては、回転軸330の回転に基づく遠心力
によって、フィルム状や糸状などの比表面積が大きい状
態に変形されて外箱318内に飛散する。これによって
混練物は外箱318内に導入された空気と接触し、混練
物中の遊離塩素を塩化水素として放出する。空気中に放
出された塩化水素は、アルカリ性物質に捕捉されて、中
和される。またこの空気接触に併せて、外箱318内に
飛散した混練物は直火導入口324から導入される外部
バーナの火炎にさらされ、ガス化する燃焼性の物質が燃
焼される。これにより製造される固形燃料の着火点を上
昇させ、併せて劣化による粘度の低下をさせることがで
きる。
【0053】脱塩部304bを通過する間に、混練物は
脱塩、劣化され、排出口316から排出される。排出さ
れた流動状態の物質を冷却、固化して固形燃料とする。
また固化した後、粉砕等によって適宜の粒径にしてもよ
い。なお、加熱空間328の加熱は、バーナ炎を使用す
る他に、電気ヒータ等でもよい。また、外箱318には
直火導入のない場合もある。 (実施例2)図5に示すように、この実施例2では、選
別槽10で廃棄物Hの金属類やガラス類などの重量物を
除去した後、廃棄物を廃棄物脱塩装置40へ投入する。
なお、本実施例2で使用した選別槽10は実施例1と同
様であるので、詳細な説明は省略する。廃棄物脱塩装置
40において、廃棄物は粉砕され泥状に溶融される。泥
状物は、廃棄物脱塩装置40において、アルカリ性物質
Aを添加されて混練、加熱および空気接触により脱塩処
理を施されて排出される。脱塩処理された溶融物Yは、
廃棄物脱塩装置40から排出されて、固化されて固形燃
料となる。
脱塩、劣化され、排出口316から排出される。排出さ
れた流動状態の物質を冷却、固化して固形燃料とする。
また固化した後、粉砕等によって適宜の粒径にしてもよ
い。なお、加熱空間328の加熱は、バーナ炎を使用す
る他に、電気ヒータ等でもよい。また、外箱318には
直火導入のない場合もある。 (実施例2)図5に示すように、この実施例2では、選
別槽10で廃棄物Hの金属類やガラス類などの重量物を
除去した後、廃棄物を廃棄物脱塩装置40へ投入する。
なお、本実施例2で使用した選別槽10は実施例1と同
様であるので、詳細な説明は省略する。廃棄物脱塩装置
40において、廃棄物は粉砕され泥状に溶融される。泥
状物は、廃棄物脱塩装置40において、アルカリ性物質
Aを添加されて混練、加熱および空気接触により脱塩処
理を施されて排出される。脱塩処理された溶融物Yは、
廃棄物脱塩装置40から排出されて、固化されて固形燃
料となる。
【0054】図6に示すように、廃棄物脱塩装置40
は、大径部402と小径部404とをレジューサ状の接
続部406で接続した、2段円筒状のシェル408を備
えている。このシェル408の大径部402には漏斗状
の投入口410が設置されており、この投入口410は
隔壁412によって、原料口410aと添加口410b
とに分割されている。シェル408の内面408aに
は、大径部402から接続部406にわたって、シェル
408の半径方向に沿って複数枚の固定刃414が立設
されている。また、小径部404は、接続部406側の
第1薄肉部404a、第1薄肉部404aに隣接する厚
肉部404bおよび厚肉部404bに隣接する第2薄肉
部404cとで構成されており、第2薄肉部404c側
の端は開口して排出口416となっている。
は、大径部402と小径部404とをレジューサ状の接
続部406で接続した、2段円筒状のシェル408を備
えている。このシェル408の大径部402には漏斗状
の投入口410が設置されており、この投入口410は
隔壁412によって、原料口410aと添加口410b
とに分割されている。シェル408の内面408aに
は、大径部402から接続部406にわたって、シェル
408の半径方向に沿って複数枚の固定刃414が立設
されている。また、小径部404は、接続部406側の
第1薄肉部404a、第1薄肉部404aに隣接する厚
肉部404bおよび厚肉部404bに隣接する第2薄肉
部404cとで構成されており、第2薄肉部404c側
の端は開口して排出口416となっている。
【0055】第2薄肉部404cには、厚肉部404b
側の一部分を除いてシェル408の半径方向に沿って複
数枚の固定刃418が立設されている。さらに第1薄肉
部404aと厚肉部404bとは内面テーパ部407を
介して段差なく接合されている。他方、厚肉部404b
と第2薄肉部404cとの境界には段差420が形成さ
れており、この段差420と固定刃418との間に対応
するシェル408内は滞留室422となっている。
側の一部分を除いてシェル408の半径方向に沿って複
数枚の固定刃418が立設されている。さらに第1薄肉
部404aと厚肉部404bとは内面テーパ部407を
介して段差なく接合されている。他方、厚肉部404b
と第2薄肉部404cとの境界には段差420が形成さ
れており、この段差420と固定刃418との間に対応
するシェル408内は滞留室422となっている。
【0056】この小径部404には、厚肉部404bの
一部から排出口416付近にかけて、外箱424が装着
されている。この外箱424には外箱424内の空間と
外気とを連通する通気口426が設けられており、開放
部428において外箱424とシェル408とが連通し
ている。このため、開放部428において空気とシェル
408内の物体とを接触させることが可能であり、シェ
ル408内または外箱424内の気体を通気口426か
ら外部へ放出可能である。また、外箱424には、複数
の直火導入口430が装着されており、図示省略してい
る外部バーナの火炎を外箱424内に導入して開放部4
28付近の物体を直火にさらすことが可能である。さら
に、滞留室422に対応する部分の外箱424には、外
箱424外と外箱424内とを連通するアルカリ投入口
429が装着されており、このアルカリ投入口429お
よび開放部428とを介して、滞留室424内にアルカ
リ性物質を投入可能である。
一部から排出口416付近にかけて、外箱424が装着
されている。この外箱424には外箱424内の空間と
外気とを連通する通気口426が設けられており、開放
部428において外箱424とシェル408とが連通し
ている。このため、開放部428において空気とシェル
408内の物体とを接触させることが可能であり、シェ
ル408内または外箱424内の気体を通気口426か
ら外部へ放出可能である。また、外箱424には、複数
の直火導入口430が装着されており、図示省略してい
る外部バーナの火炎を外箱424内に導入して開放部4
28付近の物体を直火にさらすことが可能である。さら
に、滞留室422に対応する部分の外箱424には、外
箱424外と外箱424内とを連通するアルカリ投入口
429が装着されており、このアルカリ投入口429お
よび開放部428とを介して、滞留室424内にアルカ
リ性物質を投入可能である。
【0057】他方、ほぼ第1薄肉部404aと厚肉部4
04bとの境界付近から排出口416付近にかけて、外
箱424を避けてシェル408の外面408bを約2/
3周するジャケット432が外装されており、このジャ
ケット432とシェル408の外面408bとの間に加
熱空間434を形成している。この加熱空間434に
は、図示省略したバーナからのバーナ炎が噴射され、こ
れによって厚肉部404bおよび第2薄肉部404cを
加熱可能となっている。
04bとの境界付近から排出口416付近にかけて、外
箱424を避けてシェル408の外面408bを約2/
3周するジャケット432が外装されており、このジャ
ケット432とシェル408の外面408bとの間に加
熱空間434を形成している。この加熱空間434に
は、図示省略したバーナからのバーナ炎が噴射され、こ
れによって厚肉部404bおよび第2薄肉部404cを
加熱可能となっている。
【0058】このシェル408内を回転軸436が貫通
している。シェル408の大径部402側に位置する回
転軸436の駆動端部436aは、電動機(図示略)を
内蔵する駆動機構438に連結されており、他の端部4
36bは軸受け440にて回転自在に軸支されている。
している。シェル408の大径部402側に位置する回
転軸436の駆動端部436aは、電動機(図示略)を
内蔵する駆動機構438に連結されており、他の端部4
36bは軸受け440にて回転自在に軸支されている。
【0059】回転軸436の厚肉部404bに対応する
部分は、他の部分よりも大径の大外径部436cとなっ
ている。この大外径部436cの駆動端部436aには
外面テーパ部436dが形成されており、駆動端部43
6a側部分と段差なく接続している。また大外径部43
6cと端部436b側との接続部分には段差442が形
成されている。このため、厚肉部404bと大外径部4
36cとの間には、内面テーパ部407および外面テー
パ部436dとによって徐々に狭くなって導入部444
となっており、この導入部444に連続する狭隘な溶融
通路446が形成されている。
部分は、他の部分よりも大径の大外径部436cとなっ
ている。この大外径部436cの駆動端部436aには
外面テーパ部436dが形成されており、駆動端部43
6a側部分と段差なく接続している。また大外径部43
6cと端部436b側との接続部分には段差442が形
成されている。このため、厚肉部404bと大外径部4
36cとの間には、内面テーパ部407および外面テー
パ部436dとによって徐々に狭くなって導入部444
となっており、この導入部444に連続する狭隘な溶融
通路446が形成されている。
【0060】回転軸436の外周には、シェル408の
大径部402〜第1薄肉部404aに対応する部分にお
いて、徐々に外径が小さくなっている第1フライトスク
リュ448が装着されており、第2薄肉部404cに対
応する部分において外径がほぼ一定の第2フライトスク
リュ450が装着されている。また回転軸436の外周
には、第1フライトスクリュ448および第2フライト
スクリュ450の翼間部分において、回転軸436の半
径方向に沿って複数枚の回転刃452a、452bが立
設されている。
大径部402〜第1薄肉部404aに対応する部分にお
いて、徐々に外径が小さくなっている第1フライトスク
リュ448が装着されており、第2薄肉部404cに対
応する部分において外径がほぼ一定の第2フライトスク
リュ450が装着されている。また回転軸436の外周
には、第1フライトスクリュ448および第2フライト
スクリュ450の翼間部分において、回転軸436の半
径方向に沿って複数枚の回転刃452a、452bが立
設されている。
【0061】こうした構成により、廃棄物脱塩装置40
においては、投入口410から投入された廃棄物Hを、
回転軸436の回転により第1フライトスクリュ448
で大径部402から小径部404方向へと移送可能であ
る。この際大径部402および接続部406において
は、廃棄物Hは回転刃452aよび固定刃414によっ
て粉砕される。また廃棄物Hは、接続部406を通過す
る際に圧縮されて第1薄肉部404aに至るが、第1薄
肉部404aの下流側が狭隘で通過抵抗が大きいため第
1薄肉部404aにて一時滞留することになる。廃棄物
Hは、この第1薄肉部404aにおける滞留期間中にさ
らに圧縮され、順次溶融通路446内へ押し込まれてい
く。この溶融通路446へ押し込まれるまでの圧縮によ
って廃棄物H中の水分が搾水されるので、廃棄物Hの水
分が溶融工程の妨げとなることはない。また廃棄物Hに
含まれる厨芥類や紙類の充填剤(タルクなど)は搾水さ
れた水分中に分散して全体としてスラリ状となる。この
スラリ状となったものは、廃棄物Hの第1薄肉部404
aにおける圧縮および溶融通路446への圧入の反動と
して、押し出されシェル408の内面408aを逆流し
て大径部402の開口端402aから流出する。溶融通
路446へ圧入された廃棄物Hは、後続する廃棄物Hに
よる押圧によって溶融通路446内を滞留室422へと
移動するが、この移動に伴う大外径部436cおよび厚
肉部404bとの摩擦並びに回転軸436の回転に伴う
大外径部436cおよび厚肉部404bとの摩擦によっ
て徐々に温度が高まってゆく。あわせて加熱空間434
に供給されるバーナ炎による加熱を受け、廃棄物H中の
熱可塑性物質は泥状に溶融し、非溶融物を接着包含して
一体的な泥状物となる。この泥状物は、溶融通路446
から滞留室422へ排出される。
においては、投入口410から投入された廃棄物Hを、
回転軸436の回転により第1フライトスクリュ448
で大径部402から小径部404方向へと移送可能であ
る。この際大径部402および接続部406において
は、廃棄物Hは回転刃452aよび固定刃414によっ
て粉砕される。また廃棄物Hは、接続部406を通過す
る際に圧縮されて第1薄肉部404aに至るが、第1薄
肉部404aの下流側が狭隘で通過抵抗が大きいため第
1薄肉部404aにて一時滞留することになる。廃棄物
Hは、この第1薄肉部404aにおける滞留期間中にさ
らに圧縮され、順次溶融通路446内へ押し込まれてい
く。この溶融通路446へ押し込まれるまでの圧縮によ
って廃棄物H中の水分が搾水されるので、廃棄物Hの水
分が溶融工程の妨げとなることはない。また廃棄物Hに
含まれる厨芥類や紙類の充填剤(タルクなど)は搾水さ
れた水分中に分散して全体としてスラリ状となる。この
スラリ状となったものは、廃棄物Hの第1薄肉部404
aにおける圧縮および溶融通路446への圧入の反動と
して、押し出されシェル408の内面408aを逆流し
て大径部402の開口端402aから流出する。溶融通
路446へ圧入された廃棄物Hは、後続する廃棄物Hに
よる押圧によって溶融通路446内を滞留室422へと
移動するが、この移動に伴う大外径部436cおよび厚
肉部404bとの摩擦並びに回転軸436の回転に伴う
大外径部436cおよび厚肉部404bとの摩擦によっ
て徐々に温度が高まってゆく。あわせて加熱空間434
に供給されるバーナ炎による加熱を受け、廃棄物H中の
熱可塑性物質は泥状に溶融し、非溶融物を接着包含して
一体的な泥状物となる。この泥状物は、溶融通路446
から滞留室422へ排出される。
【0062】なお、上記操作に際して、原料口410a
から廃棄物Hを投入し、添加口410bから黒色の廃プ
ラスチックを適当量投入すれば、泥状物を黒色に調製で
きる。次に、廃棄物脱塩装置40においては、上記泥状
物とアルカリ投入口429から投入されたアルカリ性物
質とを、回転軸436の回転により第2フライトスクリ
ュ450で滞留室422から排出口416方向へと移送
可能である。この際、泥状物とアルカリ性物質とは、滞
留室422において攪拌、混練され、下流側へと移送さ
れる。図示にて明かなように、滞留室422の下流側で
通過抵抗が大きくなっているので、泥状物とアルカリ性
物質との混練物(以下単に混練物という)は、滞留室4
22で一時的に滞留し、充分に混練されることになる。
混練物は、この後、順次下流側へ押し込まれていく。こ
の滞留室422の下流側へ押し込まれた混練物は、第2
フライトスクリュ450によって移送されつつ、回転刃
452bと固定刃418とによってさらに攪拌される。
から廃棄物Hを投入し、添加口410bから黒色の廃プ
ラスチックを適当量投入すれば、泥状物を黒色に調製で
きる。次に、廃棄物脱塩装置40においては、上記泥状
物とアルカリ投入口429から投入されたアルカリ性物
質とを、回転軸436の回転により第2フライトスクリ
ュ450で滞留室422から排出口416方向へと移送
可能である。この際、泥状物とアルカリ性物質とは、滞
留室422において攪拌、混練され、下流側へと移送さ
れる。図示にて明かなように、滞留室422の下流側で
通過抵抗が大きくなっているので、泥状物とアルカリ性
物質との混練物(以下単に混練物という)は、滞留室4
22で一時的に滞留し、充分に混練されることになる。
混練物は、この後、順次下流側へ押し込まれていく。こ
の滞留室422の下流側へ押し込まれた混練物は、第2
フライトスクリュ450によって移送されつつ、回転刃
452bと固定刃418とによってさらに攪拌される。
【0063】攪拌されつつ移送される混練物は、加熱空
間434に供給されるバーナ炎による加熱を受けて高温
となり、塩化ビニル等の塩素含有物質が分解され塩化水
素が分離される。この塩化水素は混練物中のアルカリ性
物質にて中和される。また、加熱によって流動性が増大
した混練物は、シェル408が切り取られている開放部
428においては、回転軸436の回転に基づく遠心力
によって、フィルム状や糸状などの比表面積が大きい状
態に変形されて外箱424内に飛散する。これによって
混練物は外箱424内に導入された空気と接触し、混練
物中の遊離塩素を塩化水素として放出する。空気中に放
出された塩化水素は、アルカリ性物質に捕捉されて、中
和される。またこの空気接触に併せて、外箱424内に
飛散した混練物は直火導入口430から導入される外部
バーナの火炎にさらされ、比較的低温でガス化する燃焼
性の物質が焼却される。これにより熱可塑性物質は劣化
して製造される固形燃料の着火点を上昇させ、加えて劣
化により粘度を低下させることができる。
間434に供給されるバーナ炎による加熱を受けて高温
となり、塩化ビニル等の塩素含有物質が分解され塩化水
素が分離される。この塩化水素は混練物中のアルカリ性
物質にて中和される。また、加熱によって流動性が増大
した混練物は、シェル408が切り取られている開放部
428においては、回転軸436の回転に基づく遠心力
によって、フィルム状や糸状などの比表面積が大きい状
態に変形されて外箱424内に飛散する。これによって
混練物は外箱424内に導入された空気と接触し、混練
物中の遊離塩素を塩化水素として放出する。空気中に放
出された塩化水素は、アルカリ性物質に捕捉されて、中
和される。またこの空気接触に併せて、外箱424内に
飛散した混練物は直火導入口430から導入される外部
バーナの火炎にさらされ、比較的低温でガス化する燃焼
性の物質が焼却される。これにより熱可塑性物質は劣化
して製造される固形燃料の着火点を上昇させ、加えて劣
化により粘度を低下させることができる。
【0064】第2薄肉部404cを通過する間に、混練
物は脱塩、劣化され、排出口416から排出される。排
出された流動状態の物質を冷却、固化して固形燃料とす
る。また固化した後、粉砕等によって適宜の粒径にして
もよい。溶融通路446における溶融工程に連続して第
2薄肉部404cでの脱塩工程を実施するので、熱効率
が向上する。また溶融工程から脱塩工程への移送には、
特別な移送装置は必要としないので、装置が簡素化でき
る。
物は脱塩、劣化され、排出口416から排出される。排
出された流動状態の物質を冷却、固化して固形燃料とす
る。また固化した後、粉砕等によって適宜の粒径にして
もよい。溶融通路446における溶融工程に連続して第
2薄肉部404cでの脱塩工程を実施するので、熱効率
が向上する。また溶融工程から脱塩工程への移送には、
特別な移送装置は必要としないので、装置が簡素化でき
る。
【0065】なお、加熱空間434の加熱は、バーナ炎
を使用する他に、電気ヒータ等でもよい。また、導入部
444にはテーパを設ける必要はなく、段差状となって
もよい。さらに、溶融通路446は狭隘であればよく、
例えば管状とすることも可能である。また投入口410
の隔壁412は必須ではない。廃棄物の性状によって
は、外箱424への直火導入による直火燃焼は行わない
こともある。
を使用する他に、電気ヒータ等でもよい。また、導入部
444にはテーパを設ける必要はなく、段差状となって
もよい。さらに、溶融通路446は狭隘であればよく、
例えば管状とすることも可能である。また投入口410
の隔壁412は必須ではない。廃棄物の性状によって
は、外箱424への直火導入による直火燃焼は行わない
こともある。
【0066】以上実施例1、2にて説明したように、第
1の発明の廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法によ
れば、アルカリ性物質を添加して混練、加熱により脱
塩、劣化するので、廃棄物中に塩化ビニルが含まれてい
ても問題はない。このため、廃棄物から塩化ビニルを除
去する必要はなく、塩化ビニルの除去を目的とする選別
に伴って、原料として利用可能な物質まで取り除かれる
こともない。したがって、2次廃棄物の量は減少し、廃
棄物の有効利用度は向上する。
1の発明の廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法によ
れば、アルカリ性物質を添加して混練、加熱により脱
塩、劣化するので、廃棄物中に塩化ビニルが含まれてい
ても問題はない。このため、廃棄物から塩化ビニルを除
去する必要はなく、塩化ビニルの除去を目的とする選別
に伴って、原料として利用可能な物質まで取り除かれる
こともない。したがって、2次廃棄物の量は減少し、廃
棄物の有効利用度は向上する。
【0067】第2の発明の廃棄物浮遊選別装置において
は、第1の発明の前選別工程を効率よく実施できる。第
3の発明の廃棄物溶融装置においては、第1の発明の粉
砕工程および溶融工程を効率よく実施できる。
は、第1の発明の前選別工程を効率よく実施できる。第
3の発明の廃棄物溶融装置においては、第1の発明の粉
砕工程および溶融工程を効率よく実施できる。
【0068】また、第4の発明の廃棄物脱塩装置におい
ては、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可能
である。さらに、第5の発明の廃棄物脱塩装置において
は、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可能で
あり、第1の発明における粉砕工程、溶融工程および脱
塩工程を順次実施できるので、上記各工程を実施する装
置間での廃棄物の移動は不要となると共に熱効率が向上
する。
ては、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可能
である。さらに、第5の発明の廃棄物脱塩装置において
は、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可能で
あり、第1の発明における粉砕工程、溶融工程および脱
塩工程を順次実施できるので、上記各工程を実施する装
置間での廃棄物の移動は不要となると共に熱効率が向上
する。
【0069】
【発明の効果】上述のように、第1の発明の廃棄物を原
料とする固形燃料の製造方法によれば、2次廃棄物の量
は減少し、廃棄物の有効利用度は向上する。第2の発明
の廃棄物浮遊選別装置においては、第1の発明の前選別
工程を効率よく実施できる。
料とする固形燃料の製造方法によれば、2次廃棄物の量
は減少し、廃棄物の有効利用度は向上する。第2の発明
の廃棄物浮遊選別装置においては、第1の発明の前選別
工程を効率よく実施できる。
【0070】次に、第3の発明の廃棄物溶融装置におい
ては、第1の発明の粉砕工程と溶融工程とを効率よく実
施できる。また、第4の発明の廃棄物脱塩装置において
は、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可能で
ある。
ては、第1の発明の粉砕工程と溶融工程とを効率よく実
施できる。また、第4の発明の廃棄物脱塩装置において
は、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可能で
ある。
【0071】さらに、第5の発明の廃棄物脱塩装置にお
いては、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可
能であり、第1の発明における粉砕工程、溶融工程およ
び脱塩工程を順次実施できるので、各工程を実施する装
置間での廃棄物の移動は不要となると共に熱効率が向上
する。
いては、第1の発明における脱塩工程を効率よく実施可
能であり、第1の発明における粉砕工程、溶融工程およ
び脱塩工程を順次実施できるので、各工程を実施する装
置間での廃棄物の移動は不要となると共に熱効率が向上
する。
【図1】 実施例1の固形燃料製造工程の説明図であ
る。
る。
【図2】 実施例1および2にて使用した選別槽の構造
の説明図である。
の説明図である。
【図3】 実施例1の廃棄物溶融装置の構造の説明図で
ある。
ある。
【図4】 実施例1の廃棄物脱塩装置の構造の説明図で
あり、図4(a)は縦断模式図、図4(b)は大径部の
横断模式図である。
あり、図4(a)は縦断模式図、図4(b)は大径部の
横断模式図である。
【図5】 実施例2の固形燃料製造工程の説明図であ
る。
る。
【図6】 実施例2の廃棄物脱塩装置の構造の説明図で
あり、図6(a)は縦断模式図、図6(b)は大径部の
横断模式図、図6(c)はアルカリ投入口付近の横断模
式図である。
あり、図6(a)は縦断模式図、図6(b)は大径部の
横断模式図、図6(c)はアルカリ投入口付近の横断模
式図である。
10・・・選別槽(廃棄物浮遊選別装置)、20・・・
廃棄物溶融装置、30、40・・・廃棄物脱塩装置、1
08・・・水平ノズル(第1噴出口)、110・・・浮
上助成ノズル(第2噴出口)、112・・・溢流口、1
16・・・沈降物回収コンベア(底部回収コンベア)、
118・・・浮上物回収コンベア(上部回収コンベ
ア)、120投入口、126・・・回転式攪拌機、20
8・・・シェル、214・・・固定刃(粉砕機構)、2
16・・・ジャケット(溶融機構)、218・・・環状
空間(溶融機構)、220・・・回転軸(粉砕機構、移
送機構)、226・・・フライトスクリュ(粉砕機構、
移送機構)、228・・・回転刃(粉砕機構)、232
・・・溶融通路(溶融機構)、302・・・大径部(混
練機構)、304a・・・滞留部(混練機構)、304
b・・・脱塩部(脱塩機構)、306・・・接続部(混
練機構)、308・・・シェル、314a・・・固定刃
(混練機構)、314b・・・固定刃(混練機構、脱塩
機構)、318・・・外箱(脱塩機構)、320・・・
通気口(脱塩機構)、322・・・開放部、326・・
・ジャケット(加熱手段)、328・・・加熱空間(加
熱手段)、330・・・回転軸(移送機構)、336・
・・フライトスクリュ(移送機構)、338・・・回転
刃(混練機構、脱塩機構)、404b・・・厚肉部(溶
融機構)、404c・・・第2薄肉部(混練機構、脱塩
機構)、408・・・シェル、414・・・固定刃(粉
砕機構)、418・・・固定刃(混練機構、脱塩機
構)、422・・・滞留室(混練機構)、424・・・
外箱(脱塩機構)、426・・・通気口(脱塩機構)、
428・・・開放部(脱塩機構)、432・・・ジャケ
ット(溶融機構)、434・・・加熱空間(溶融機
構)、436・・・回転軸(粉砕機構、移送機構)、4
36c・・・大外径部(溶融機構)、446・・・溶融
通路(溶融機構)、448・・・第1フライトスクリュ
(粉砕機構、移送機構)、450・・・第2フライトス
クリュ(混練機構、脱塩機構、移送機構)、452a・
・・回転刃(粉砕機構)、452b・・・回転刃(混練
機構、脱塩機構)。
廃棄物溶融装置、30、40・・・廃棄物脱塩装置、1
08・・・水平ノズル(第1噴出口)、110・・・浮
上助成ノズル(第2噴出口)、112・・・溢流口、1
16・・・沈降物回収コンベア(底部回収コンベア)、
118・・・浮上物回収コンベア(上部回収コンベ
ア)、120投入口、126・・・回転式攪拌機、20
8・・・シェル、214・・・固定刃(粉砕機構)、2
16・・・ジャケット(溶融機構)、218・・・環状
空間(溶融機構)、220・・・回転軸(粉砕機構、移
送機構)、226・・・フライトスクリュ(粉砕機構、
移送機構)、228・・・回転刃(粉砕機構)、232
・・・溶融通路(溶融機構)、302・・・大径部(混
練機構)、304a・・・滞留部(混練機構)、304
b・・・脱塩部(脱塩機構)、306・・・接続部(混
練機構)、308・・・シェル、314a・・・固定刃
(混練機構)、314b・・・固定刃(混練機構、脱塩
機構)、318・・・外箱(脱塩機構)、320・・・
通気口(脱塩機構)、322・・・開放部、326・・
・ジャケット(加熱手段)、328・・・加熱空間(加
熱手段)、330・・・回転軸(移送機構)、336・
・・フライトスクリュ(移送機構)、338・・・回転
刃(混練機構、脱塩機構)、404b・・・厚肉部(溶
融機構)、404c・・・第2薄肉部(混練機構、脱塩
機構)、408・・・シェル、414・・・固定刃(粉
砕機構)、418・・・固定刃(混練機構、脱塩機
構)、422・・・滞留室(混練機構)、424・・・
外箱(脱塩機構)、426・・・通気口(脱塩機構)、
428・・・開放部(脱塩機構)、432・・・ジャケ
ット(溶融機構)、434・・・加熱空間(溶融機
構)、436・・・回転軸(粉砕機構、移送機構)、4
36c・・・大外径部(溶融機構)、446・・・溶融
通路(溶融機構)、448・・・第1フライトスクリュ
(粉砕機構、移送機構)、450・・・第2フライトス
クリュ(混練機構、脱塩機構、移送機構)、452a・
・・回転刃(粉砕機構)、452b・・・回転刃(混練
機構、脱塩機構)。
Claims (6)
- 【請求項1】 廃棄物中の熱可塑性物質を可塑化後、冷
却固化して廃棄物を原料とする固形燃料を製造する当た
って、 廃棄物から重質物を選別、分離する前選別工程と、 該前選別工程を経た廃棄物を粉砕する粉砕工程と、 該粉砕された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状
物とする溶融工程と、 上記泥状物にアルカリ性物質を添加し、これを混練、加
熱して廃棄物中の塩素を除去して脱塩物とする脱塩工程
と該脱塩物を冷却、固化して固形物とする固化工程とを
含むことを特徴とする廃棄物を原料とする固形燃料の製
造方法。 - 【請求項2】 上記固化工程を実施後、上記固形物から
不燃物を除去する不燃物選別工程を実施することを特徴
とする請求項1記載の廃棄物を原料とする固形燃料の製
造方法。 - 【請求項3】 廃棄物を投入する投入口と水を溢流させ
る溢流口とを有する水槽と、 該水槽の水面付近に設置されて該水槽内に水または気体
を噴出して該水槽内の水面付近に上記投入口側から上記
溢流口側へ向かう表層水流を形成する第1噴出口と、 上記水槽の水中に設置されて該水槽内に水または気体を
噴出して該水槽内の水中に表層水流とほぼ同方向の中間
層流を形成する第2噴出口と、 上記溢流口の上流側に設置されて上記水槽内に浮遊する
廃棄物を回収する上部回収コンベアと、 上記水槽の底部に沈降する重質物を回収する底部回収コ
ンベアとを設けたことにより、 請求項1記載の前選別工程を実施可能としたことを特徴
とする廃棄物浮遊選別装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の前選別工程を経た廃棄物
を投入する投入口と、 該投入口から投入された廃棄物を粉砕する粉砕機構と、 上記粉砕された廃棄物を加熱する加熱手段を具え、該粉
砕された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状とし
て排出する溶融機構と、 上記廃棄物を圧縮しつつ上記粉砕機構から上記溶融機構
へと移送する移送機構とを備えたことにより、 請求項1記載の粉砕工程および溶融工程を順次実施可能
としたことを特徴とする廃棄物溶融装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の泥状物を投入する泥状物
投入口と、 アルカリ性物質を投入するアルカリ投入口と、 攪拌手段を有し、上記投入された泥状物とアルカリ性物
質とを混練して混練物とする混練機構と、 上記混練物を加熱する加熱手段と、上記混練物を空気に
接触させる開放部とを備えた脱塩機構と、 上記混練物を上記混練機構から上記脱塩機構へと移送す
る移送機構とを設けたことにより、 請求項1記載の脱塩工程を実施可能としたことを特徴と
する廃棄物脱塩装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の前選別工程を経た廃棄物
を投入する投入口と、 該投入口から投入された廃棄物を粉砕する粉砕機構と、 上記粉砕された廃棄物を加熱する加熱手段を具え、該粉
砕された廃棄物中の熱可塑性物質を加熱溶融し泥状とす
る溶融機構と、 アルカリ性物質を投入するアルカリ投入口と、 攪拌手段を有し、上記アルカリ投入口から供給されるア
ルカリ性物質と上記泥状とされた廃棄物とを混練して混
練物とする混練機構と、 上記混練物を加熱する加熱手段と、上記混練物を空気に
接触させる開放部とを備えた脱塩機構と、 上記廃棄物を圧縮しつつ上記粉砕機構から上記溶融機構
へ移送し更に上記混練機構を経て上記脱塩機構へと移送
する移送機構とを備えたことにより、 請求項1記載の粉砕工程、溶融工程および脱塩工程を順
次実施可能としたことを特徴とする廃棄物脱塩装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153916A JPH0711271A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法、廃棄物浮遊選別装置、廃棄物溶融装置および廃棄物脱塩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153916A JPH0711271A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法、廃棄物浮遊選別装置、廃棄物溶融装置および廃棄物脱塩装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711271A true JPH0711271A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15572905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5153916A Pending JPH0711271A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 廃棄物を原料とする固形燃料の製造方法、廃棄物浮遊選別装置、廃棄物溶融装置および廃棄物脱塩装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711271A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010061009A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Eco Keikaku Co Ltd | 粉体トナー処理装置 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP5153916A patent/JPH0711271A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010061009A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Eco Keikaku Co Ltd | 粉体トナー処理装置 |
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