JPH07112407B2 - 雑食及び肉食動物用ペットフード - Google Patents
雑食及び肉食動物用ペットフードInfo
- Publication number
- JPH07112407B2 JPH07112407B2 JP5058485A JP5848593A JPH07112407B2 JP H07112407 B2 JPH07112407 B2 JP H07112407B2 JP 5058485 A JP5058485 A JP 5058485A JP 5848593 A JP5848593 A JP 5848593A JP H07112407 B2 JPH07112407 B2 JP H07112407B2
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- JP
- Japan
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- quail
- pet food
- meat
- food
- omnivorous
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は犬、猫等、雑食動物用及
び肉食動物用のペットフードに関する。
び肉食動物用のペットフードに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、犬等の雑食動物用のペットフード
及び、猫等の肉食動物用のペットフードとしては、牛
肉、羊肉、鶏肉等（以下、牛肉等と称す）を加熱処理し
て製造するドライフードが一般的である。また従来、う
ずらの肉、骨、羽毛をペットフードに使用することは行
われていない。
及び、猫等の肉食動物用のペットフードとしては、牛
肉、羊肉、鶏肉等（以下、牛肉等と称す）を加熱処理し
て製造するドライフードが一般的である。また従来、う
ずらの肉、骨、羽毛をペットフードに使用することは行
われていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のペット
フードの原料である牛肉等はカルシウム、リン、カリウ
ム、ナトリウム等の無機質の含有量が少ない。さらにド
ライフードの製造課程において牛肉等に含有される無機
質やビタミン類が加熱処理により分解し、減少してしま
う不都合があった。そこで本発明の課題は前記従来のペ
ットフードの欠点を解消した従来よりもペットの成長及
び健康により好適なペットフードを提供することにあ
る。
フードの原料である牛肉等はカルシウム、リン、カリウ
ム、ナトリウム等の無機質の含有量が少ない。さらにド
ライフードの製造課程において牛肉等に含有される無機
質やビタミン類が加熱処理により分解し、減少してしま
う不都合があった。そこで本発明の課題は前記従来のペ
ットフードの欠点を解消した従来よりもペットの成長及
び健康により好適なペットフードを提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為、
請求項１ではうずらの生肉を含有し、冷凍されてなるこ
とを特徴とする雑食及び肉食動物用ペットフードを創作
し、請求項２ではうずらの生肉及びうずらの骨及びうず
らの羽毛を含有し、冷凍されてなることを特徴とする雑
食及び肉食動物用ペットフードを創作した。前記うずら
の生肉は加熱処理を行わないうずらの肉及び／又はうず
らの内臓を意味し、その形状は任意である。例えば大き
く切り、固まり状としてもよく、ミンチ状としてもよ
く、供与する動物の好み、年齢に応じた適切な形状とす
ることができる。そしてうずらの生肉の含有量はペット
フード全体に対してより多い方が好ましい。しかし経済
上の理由からうずら生肉を他の牛肉等と混合してもよ
く、又は他の一般の市販のペットフードと混合してもよ
い。うずら生肉の含有量はペットフード全体に対し、３
０重量％以上が好ましく、より好ましくは５０重量％以
上とされる。
請求項１ではうずらの生肉を含有し、冷凍されてなるこ
とを特徴とする雑食及び肉食動物用ペットフードを創作
し、請求項２ではうずらの生肉及びうずらの骨及びうず
らの羽毛を含有し、冷凍されてなることを特徴とする雑
食及び肉食動物用ペットフードを創作した。前記うずら
の生肉は加熱処理を行わないうずらの肉及び／又はうず
らの内臓を意味し、その形状は任意である。例えば大き
く切り、固まり状としてもよく、ミンチ状としてもよ
く、供与する動物の好み、年齢に応じた適切な形状とす
ることができる。そしてうずらの生肉の含有量はペット
フード全体に対してより多い方が好ましい。しかし経済
上の理由からうずら生肉を他の牛肉等と混合してもよ
く、又は他の一般の市販のペットフードと混合してもよ
い。うずら生肉の含有量はペットフード全体に対し、３
０重量％以上が好ましく、より好ましくは５０重量％以
上とされる。
【０００５】
【作用】本発明のペットフードによると、うずらの生肉
及び／又はうずらの骨、うずらの羽毛に含有される多量
の無機質及びビタミン類の作用により犬猫等の成長、健
康が良好とされる。また請求項２のペットフードによる
とうずらの羽毛の作用により、ペットフードの消化が促
進される。
及び／又はうずらの骨、うずらの羽毛に含有される多量
の無機質及びビタミン類の作用により犬猫等の成長、健
康が良好とされる。また請求項２のペットフードによる
とうずらの羽毛の作用により、ペットフードの消化が促
進される。
【０００６】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。最初
に本実施例に係るペットフードの原料であるうずら肉
と、従来のペットフードの原料の鶏肉、牛肉、羊肉の栄
養成分を表１に示す。
に本実施例に係るペットフードの原料であるうずら肉
と、従来のペットフードの原料の鶏肉、牛肉、羊肉の栄
養成分を表１に示す。
【０００７】
【表１】 表１中、脂質の単位は重量％であり、Ｃａ（カルシウ
ム）、Ｎａ（ナトリウム）、Ｐ（リン）及び鉄の単位は
mg／100gである。また牛肉の値は、ばら肉についての値
である。表１に示される様にうずら肉は他の肉に比べて
Ｃａ，Ｎａ，リンの含量が著しく高い。またうずら肉の
カリウム含量も２６０mg／１００ｇと多い。この様にう
ずら肉には無機質が他の肉に比べて著しく多く含有され
ている。さらに、脂質も少なくペットの肥満予防にも適
している。
ム）、Ｎａ（ナトリウム）、Ｐ（リン）及び鉄の単位は
mg／100gである。また牛肉の値は、ばら肉についての値
である。表１に示される様にうずら肉は他の肉に比べて
Ｃａ，Ｎａ，リンの含量が著しく高い。またうずら肉の
カリウム含量も２６０mg／１００ｇと多い。この様にう
ずら肉には無機質が他の肉に比べて著しく多く含有され
ている。さらに、脂質も少なくペットの肥満予防にも適
している。
【０００８】次にうずら肉の他の栄養成分を表２に示
す。
す。
【０００９】
【表２】
【００１０】表２中、エネルギー、レチノール、Ｖ．Ｂ
1 （ビタミンＢ1 ）Ｖ．Ｂ2 （ビタミンＢ2 ）及びＶ．
Ｂ6 （ビタミンＢ6 ）の値はうずら肉１００ｇ中に含ま
れる量である。表２に示される様にうずら肉には蛋白質
及び各種ビタミンも豊富であり、しかも本実施例に係る
ペットフードにおいてはうずら肉の生肉を冷凍して用
い、加熱処理しないのでうずら肉に含有されるビタミン
類及びカルシウムが加熱により減少せず、うずら肉が含
有する豊富な栄養をほとんどそのままの含量でペットに
与えることができる。
1 （ビタミンＢ1 ）Ｖ．Ｂ2 （ビタミンＢ2 ）及びＶ．
Ｂ6 （ビタミンＢ6 ）の値はうずら肉１００ｇ中に含ま
れる量である。表２に示される様にうずら肉には蛋白質
及び各種ビタミンも豊富であり、しかも本実施例に係る
ペットフードにおいてはうずら肉の生肉を冷凍して用
い、加熱処理しないのでうずら肉に含有されるビタミン
類及びカルシウムが加熱により減少せず、うずら肉が含
有する豊富な栄養をほとんどそのままの含量でペットに
与えることができる。
【００１１】次に、本例のドッグフードについて説明す
る。卵を得る目的で飼育されていたうずら鳥であって、
生後１０カ月を経過し、卵生産量の少なくなったうずら
鳥を殺し、羽毛を除去せずにうずら鳥の体全体を骨も羽
毛も含めてミンチ肉状物とした。次に得られたミンチ肉
状物５０重量％に対し、市販の犬用ドライフードを５０
重量％混合し、これを適量ずつポリエステル包装袋に入
れて冷凍することにより本例のドックフードを得た。本
例のドックフードは冷凍状態にて保存及び輸送され、解
凍して犬に与える。本例のドックフードが与えられた犬
は、うずら鳥のミンチ肉を加えない従来のドックフード
が与えられている犬と比べて後述する種々の成長、健康
に関する良好な結果が得られた。すなわち、骨格構成が
より良くなり、骨が太くなった。また毛のつやが良くな
り、筋肉もより発達した。そして皮膚が強くなり、皮膚
病にかかりにくくなった。さらに母犬では乳の出がより
良くなり、子犬は成長が促進された。なお実施例１にお
いて市販のドックフードの代わりに市販のキャットフー
ドを用いると、猫用のペットフードを得ることができ
る。この猫用のペットフードの猫に対する効果も前記の
犬に対する効果と同様の良好な効果が得られた。本例の
ペットフードはうずらミンチ肉を加熱処理していないの
で、加熱による無機質及びビタミン類の減少が抑制さ
れ、うずら肉の豊富な栄養をほとんどそのままの量で犬
や猫に与えることができる。また本例では原料のうずら
を骨も含めて全体を使用しているので、カルシウム含量
がうずら肉のみを使用する場合より多い。その上本例の
ペットフードはうずらの羽毛が含まれているのでペット
フードの消化が促進される。そして原料のうずらは卵の
生産量の低下した鳥を使用する為、経済的に有利であ
る。さらには本例のペットフードは長期冷凍保存が可能
であり便利である。
る。卵を得る目的で飼育されていたうずら鳥であって、
生後１０カ月を経過し、卵生産量の少なくなったうずら
鳥を殺し、羽毛を除去せずにうずら鳥の体全体を骨も羽
毛も含めてミンチ肉状物とした。次に得られたミンチ肉
状物５０重量％に対し、市販の犬用ドライフードを５０
重量％混合し、これを適量ずつポリエステル包装袋に入
れて冷凍することにより本例のドックフードを得た。本
例のドックフードは冷凍状態にて保存及び輸送され、解
凍して犬に与える。本例のドックフードが与えられた犬
は、うずら鳥のミンチ肉を加えない従来のドックフード
が与えられている犬と比べて後述する種々の成長、健康
に関する良好な結果が得られた。すなわち、骨格構成が
より良くなり、骨が太くなった。また毛のつやが良くな
り、筋肉もより発達した。そして皮膚が強くなり、皮膚
病にかかりにくくなった。さらに母犬では乳の出がより
良くなり、子犬は成長が促進された。なお実施例１にお
いて市販のドックフードの代わりに市販のキャットフー
ドを用いると、猫用のペットフードを得ることができ
る。この猫用のペットフードの猫に対する効果も前記の
犬に対する効果と同様の良好な効果が得られた。本例の
ペットフードはうずらミンチ肉を加熱処理していないの
で、加熱による無機質及びビタミン類の減少が抑制さ
れ、うずら肉の豊富な栄養をほとんどそのままの量で犬
や猫に与えることができる。また本例では原料のうずら
を骨も含めて全体を使用しているので、カルシウム含量
がうずら肉のみを使用する場合より多い。その上本例の
ペットフードはうずらの羽毛が含まれているのでペット
フードの消化が促進される。そして原料のうずらは卵の
生産量の低下した鳥を使用する為、経済的に有利であ
る。さらには本例のペットフードは長期冷凍保存が可能
であり便利である。
【００１２】
【発明の効果】本発明のペットフードによるとうずら生
肉が有する豊富な栄養がペットに与えられるので、ペッ
トの成長及び健康が良好とされる。
肉が有する豊富な栄養がペットに与えられるので、ペッ
トの成長及び健康が良好とされる。
Claims (2)
- 【請求項１】 うずらの生肉を含有し、冷凍されてなる
ことを特徴とする雑食及び肉食動物用ペットフード。 - 【請求項２】 うずらの生肉及びうずらの骨及びうずら
の羽毛を含有し、冷凍されてなることを特徴とする雑食
及び肉食動物用ペットフード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5058485A JPH07112407B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 雑食及び肉食動物用ペットフード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5058485A JPH07112407B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 雑食及び肉食動物用ペットフード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06261695A JPH06261695A (ja) | 1994-09-20 |
| JPH07112407B2 true JPH07112407B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=13085736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5058485A Expired - Lifetime JPH07112407B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 雑食及び肉食動物用ペットフード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112407B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1440622B1 (en) * | 2003-01-27 | 2014-03-05 | Nestec S.A. | Use of expanded constituents and manufacture of products therefrom |
| JP2008005804A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Red Heart Kk | ペットフード用肉類の処理方法 |
| JP5190829B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2013-04-24 | 株式会社ノースペット | ペットフード及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4935159A (ja) * | 1972-08-07 | 1974-04-01 | ||
| JPS5398280A (en) * | 1977-02-04 | 1978-08-28 | Rakutou Kasei Kougiyou Kk | Method for producing fermented feed using wastes as major material |
| JPH0244088A (ja) * | 1988-08-02 | 1990-02-14 | Hamada Seisakusho:Kk | 養鶏場から排出される廃鶏等による有機質肥料および飼料の製造方法 |
| JP3076492U (ja) * | 2000-09-21 | 2001-04-06 | 周成 竹橋 | 折り紙 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5058485A patent/JPH07112407B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 配合飼料講座編纂委員会編「配合飼料講座・上巻・設計篇」（昭和５５年３月１５日チクサン出版社発行）第２２６〜２２７頁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06261695A (ja) | 1994-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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