JPH07111903B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

Info

Publication number
JPH07111903B2
JPH07111903B2 JP12258886A JP12258886A JPH07111903B2 JP H07111903 B2 JPH07111903 B2 JP H07111903B2 JP 12258886 A JP12258886 A JP 12258886A JP 12258886 A JP12258886 A JP 12258886A JP H07111903 B2 JPH07111903 B2 JP H07111903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
current
induction heating
top plate
heating cooker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12258886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62278785A (ja
Inventor
照也 田中
勝春 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12258886A priority Critical patent/JPH07111903B2/ja
Publication of JPS62278785A publication Critical patent/JPS62278785A/ja
Publication of JPH07111903B2 publication Critical patent/JPH07111903B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、加熱コイルに高周波電流を供給することによ
ってトッププレート上に載置された金属製調理容器を誘
導加熱するようにした誘導加熱調理器に関する。
(従来の技術) 誘導加熱調理器におけるトッププレートは、一般的にセ
ラミック等の絶縁材料により形成されているため、衝撃
等により割れを生ずることが往々にしてある。このよう
にトッププレートに割れが生じた場合には、水の侵入或
は高電圧が印加される加熱コイルが露出することによる
感電事故等を引起こす虞があるため、従来より、トップ
プレートの割れを検知して電源をしゃ断することが考え
られている。このような電源しゃ断機能を有した誘導加
熱調理器の一例として、従来より、例えば特公昭55−86
9号公報に記載されたものがある。即ち、この公報に記
載されたものは、トッププレートの裏面に導電性の塗料
を所定のパターンで塗布することによりそのトッププレ
ートが割れたときに断線状態を呈する導体を設けると共
に、この導体が断線状態となったときにインバータ回路
内の高周波電流発生用スイッチング素子を導通状態に保
持することにより過大な電流を強制的に流し、これに応
じてサーキットブレーカをトリップさせて電源をしゃ断
する構成としている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記構成のものでは、トッププレートの割れを導体の断
線により検知する関係上、その導体の両端子間に常に電
流を流しておかねばならず、誘導加熱に供されない無駄
な電力を消費する問題点がある。また、導体そのものは
抵抗,インダクタンス及び容量の各成分を持っているの
で、上記のように導体の両端がインバータ回路のスイッ
チング機能に影響するように接続された構成では、イン
バータ回路の駆動時において導体に誘起される電流がス
イッチング素子の動作に悪影響を及ぼすことがあり、こ
のためインバータ回路の動作が不安定になる虞がある。
そこで、本発明の目的は、トッププレートに割れが生じ
たときにインバータ回路の出力を確実に停止させること
ができると共に、斯かる停止のために無駄な電力を消費
したり、インバータ回路に悪影響が及んだりすることが
なく、さらにはトッププレートの割れ検知を静電シール
ド用に設けられた導体を利用した簡便な構造にて行なう
ことができる等の効果を奏する誘導加熱調理器を提供す
るにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明による誘導加熱調理器は、トッププレートに静電
シールド用導体を添設すると共に、この導体と低電位部
位との間に介在された漏れ電流検知手段、並びにこの漏
れ電流検知手段による検知電流が所定の基準値以下とな
ったときに高周波電流発生用のインバータ装置を動作停
止させる出力停止手段とを夫々設ける構成としたもので
ある。
(作用) トッププレートに添設された静電シールド用導体と低電
位部位との間には、誘導加熱が行なわれている状態で漏
れ電流が流れる。この漏れ電流の大きさは、前記導体の
面積に略比例するものであり、従ってトッププレートの
割れによってその導体が破損されたときには上記漏れ電
流が減少するようになる。そして、トッププレートの割
れに応じて上記漏れ電流が基準値以下に減少したときに
は、出力停止手段によってインバータ装置が動作停止さ
れる。
(実施例) 第1図において、1は交流電源、2は手動操作によりオ
ンオフ可能で且つ後述するオフ指令信号Soffを受けたと
きに強制的にオフされる電源スイッチ、3は交流電源1
から電源スイッチ2を介して給電される全波整流回路、
4は平滑用コンデンサである。5は全波整流回路3の出
力によって動作されるインバータ装置で、これは動作状
態で高周波電流を生成して加熱コイル6に与える。7は
上記加熱コイル6の上方に設置されたセラミック等絶縁
材料製のトッププレートであり、その上面には鍋等の金
属製調理容器8が載置される。従って、電源スイッチ2
がオンされてインバータ装置5が動作された状態では、
加熱コイル6からの高周波磁界が調理容器8に鎖交して
渦電流が生起され、これにより調理容器8が誘導加熱さ
れる。
さて、9はトッププレート7の下面にその全域に渡るよ
うに所定パターンにて添設された静電シールド用の導体
で、これは例えば導電性塗料を塗布することによって薄
膜状に形成されている。そして、この導体9は低電位部
位たる例えばコンデンサ4のマイナス側端子に対してラ
イン10を介して接続されている。従って、誘導加熱時に
おいては、調理容器8に誘起される漏れ電流が上記導体
9にてシールドされるようになり、この状態では上記ラ
イン10に負荷電流(インバータ回路5の入力電流)に応
じたレベルの漏れ電流が流れるようになる。尚、導体9
が接続される低電位部位は、インバータ装置5の出力電
圧に比して相対的に低い電位にあれば良いものであり、
従ってアース端子或は平滑用コンデンサ4のプラス側端
子等であっても良い。しかして、11は上記ライン10に介
在された第1の変流器で、そのライン10に流れる漏れ電
流に応じた検知電流I1を発生する。12は上記第1の変流
器11と共に漏れ電流検知手段13を構成する変換回路で、
これは第2図に示すように、整流用ダイオード12a,サン
プリング用抵抗12b及びリップル吸収用コンデンサ12cを
含んで構成されており、前記検知電流I1をこれに比例し
たレベルの直流検知電圧Vdに変換して出力する。
一方、14は電源スイッチ2と全波整流回路3との間に介
在された負荷電流検知手段たる第2の変流器で、これは
負荷電流に応じた検知電流I2を発生する。15は上記検知
電流I2を受ける変換回路で、これは第2図に示すよう
に、整流用ダイオード15a,サンプリング用抵抗15b,リッ
プル吸収用コンデンサ15c及び非反転増幅器15dを含んで
構成されており、上記検知電流I2をこれに比例し且つ上
記増幅器15dの増幅率に応じたレベルの直流基準電圧Vs
(本発明でいう基準値に相当)に変換して出力する。16
は第2の変流器14及び変換回路15と共に出力停止手段17
を構成する比較回路で、これは前記検知電圧Vd及び基準
電圧Vsを比較し、Vd≦Vsの関係になったときにオフ指令
信号Soffを出力して前記電源スイッチ2を強制的にオフ
させると共に、そのオフ状態を外部操作により初期化さ
れるまでラッチするように構成されている。
上記構成においては、インバータ装置5が動作されて調
理容器8の誘導加熱が行なわれている状態では、静電シ
ールド用の導体9からライン10に対して、負荷電流に応
じたレベルの漏れ電流が流れ、漏れ電流検知手段13から
上記漏れ電流に応じたレベルの検知電圧Vdが出力され
る。このとき、ライン10に流れる漏れ電流の大きさは、
ライン10と電気的に接続された状態にある導体9の面積
に略比例するものであり、また導体9はトッププレート
7の下面に導電性塗料の塗布によって添設されたもので
あってそのトッププレート7の割れに応じて破損される
ものである。この結果、トッププレート7の割れが発生
したときには、これに伴い導体9が破損し、以てライン
10と接続状態にある導体9の面積が減るため、上記漏れ
電流ひいては検知電圧Vdのレベルが下がるようになる。
この場合、変換回路15からの基準電圧Vsは、予め内部の
増幅器15dの増幅率を調節しておくことによって、トッ
ププレート7に割れが生じたときにおける検知電圧Vdと
等しくなるように設定しておくものである。従って、ト
ッププレート7に割れが生じたときには、確実にVd≦Vs
の関係になって出力停止手段17からオフ指令信号Soffが
出力され、これに応じて電源スイッチ2がオフされてイ
ンバータ装置5が動作停止されるから、安全性が向上す
るようになる。そして、この場合には、導体9に対して
従来のように無駄な電流を流す必要がないと共に、導体
9に流れる漏れ電流がインバータ装置5に対して何等悪
影響を及ぼすことがない利点もある。また、ライン10が
断線したり或はライン10と導体9との接続部分が断線し
たりして、導体9によるシールド機能が消失した場合に
は、漏れ電流が調理容器8を通じて人体に流れる虞があ
るが、このような場合には、ライン10を流れる漏れ電流
ひいては検知電圧Vdが零になるのに応じてオフ指令信号
Soffが出力されて電源スイッチ2がオフされるから、こ
の面からも安全性が向上するようになる。しかも、導体
9の抵抗値が熱の影響等により経時変化して、その導体
9のシールド機能が低下したときにも、上述同様にオフ
指令信号Soffが出力されて電源スイッチ2がオフされる
から、この場合にも安全性が向上するようになる。さら
に、ライン10を流れる漏れ電流の大きさは、負荷電流の
大小に応じて変動するものであるが、上記構成では、基
準電圧Vsが負荷電流の大小により変動するようになって
いるから、加熱コイル6の出力調節に応じて負荷電流が
変動した場合でも、トッププレート7の割れ検知を正確
に行ない得るものである。
尚、上記実施例では、第2の変流器14を設けることによ
り負荷電流の大小に応じて基準電圧Vsを変動させる構成
としたが、斯様な構成は必要に応じて設ければ良い。
[発明の効果] 本発明によれば以上の説明によって明らかなように、調
理容器載置用の絶縁材料製トッププレートと、インバー
タ装置により生成された高周波電流が供給される加熱コ
イルとを備えた誘導加熱調理器において、トッププレー
トに割れが生じたとき或は静電シールド用導体のシール
ド機能が消失したときに、インバータ装置の出力を確実
に停止させることができて安全性を向上させ得ると共
に、斯かる停止のために無駄な電力を消費したり、イン
バータ装置に悪影響が及んだりすることがなく、さらに
はトッププレートの割れ検知を上記静電シールド用の導
体を利用した簡便な構造にて行なうことができる等の優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は全体の
電気的構成図、第2図は要部の電気的構成図である。 図中、2は電源スイッチ、5はインバータ装置、6は加
熱コイル、7はトッププレート、8は調理容器、9は導
体、11は第1の変流器、13は漏れ電流検知手段、14は第
2の変流器(負荷電流検知手段)、17は出力停止手段を
示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理容器載置用の絶縁材料製トッププレー
    トと、インバータ装置により生成された高周波電流が供
    給される加熱コイルとを備えた誘導加熱調理器におい
    て、前記トッププレートに添設された静電シールド用導
    体と、この導体と低電位部位との間に介在された漏れ電
    流検知手段と、この漏れ電流検知手段による検知電流が
    所定の基準値以下となったときに前記インバータ装置を
    動作停止させる出力停止手段とを備えたことを特徴とす
    る誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】出力停止手段は、負荷電流の大小を検知す
    る負荷電流検知手段を有し、その検知結果に応じて基準
    値を変動させるように構成されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の誘導加熱調理器。
JP12258886A 1986-05-28 1986-05-28 誘導加熱調理器 Expired - Lifetime JPH07111903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12258886A JPH07111903B2 (ja) 1986-05-28 1986-05-28 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12258886A JPH07111903B2 (ja) 1986-05-28 1986-05-28 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62278785A JPS62278785A (ja) 1987-12-03
JPH07111903B2 true JPH07111903B2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=14839636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12258886A Expired - Lifetime JPH07111903B2 (ja) 1986-05-28 1986-05-28 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07111903B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7009159B2 (en) 2002-03-19 2006-03-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Induction heating apparatus having electrostatic shielding member

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62278785A (ja) 1987-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100687772B1 (ko) 유도가열기기용 전류 검출 회로
EP1414276B1 (en) Induction heating device
US4757177A (en) High-frequency induction heating system with circuit protective feature
US8704141B2 (en) Induction cooking heater and method for the control thereof
JPH07111903B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP3014181B2 (ja) 誘導加熱調理器の温度検出装置
JP2004319134A (ja) 高周波加熱装置
JPH04371108A (ja) 誘導加熱調理器の鍋検知装置
JP2861193B2 (ja) 給電装置
JP3230639B2 (ja) 地絡検出装置
JP3854752B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2600662B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPS62278786A (ja) 誘導加熱調理器
KR100662399B1 (ko) 인버터 회로를 구비한 전자제품의 고전압 보호장치
KR900005331Y1 (ko) 유도가열 조리기의 소물 검지회로
JP3186950B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR0139270Y1 (ko) 복합조리기의 용기감지장치
KR20230123740A (ko) 유도 가열 방식의 쿡탑
JPS6155881A (ja) 電磁調理器
JPS6311760B2 (ja)
JPH0665135B2 (ja) 誘導加熱調理器用アタツチメント
JP2522730Y2 (ja) 電流検出回路
KR20210054836A (ko) 유도 가열 장치
JPS607358B2 (ja) 誘導加熱装置
JPS5920985B2 (ja) 電流検出装置