JPH07111842A - ペット用排泄物処理材及びペット用トイレ - Google Patents

ペット用排泄物処理材及びペット用トイレ

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JPH07111842A
JPH07111842A JP5263572A JP26357293A JPH07111842A JP H07111842 A JPH07111842 A JP H07111842A JP 5263572 A JP5263572 A JP 5263572A JP 26357293 A JP26357293 A JP 26357293A JP H07111842 A JPH07111842 A JP H07111842A
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JP
Japan
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pet
silver
matter
disposing
excrement
Prior art date
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Pending
Application number
JP5263572A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamamoto
幸一 山本
Tomio Kato
富夫 加藤
Nami Katsuno
奈美 勝野
Takashi Shiraki
隆司 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消臭、抗菌、寄生虫汚染防止効果に優れしか
も吸水性に優れたペット用排泄物処理材及びこれを利用
したペット用トイレを提供する。 【構成】 P2 5 及び/又はB2 3 を主成分とする
銀含有溶解性硝子粉と、製紙スラッジ及び/又は木屑を
混合造粒してペット用排泄物処理材とする。またこの銀
含有溶解性硝子粉を紙シートに保持させてもよい。これ
らに吸水性樹脂体を添加すると更に優れた吸水性が得ら
れる。本発明のペット用トイレは、外側容器1内に処理
剤収納体2を取付け、その内部に上記のペット用排泄物
処理材4を収納したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、猫、犬、小鳥その他の
ペット用排泄物処理材及びペット用トイレに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ペット用の排泄物処理材としては、珪
砂等の天然砂を破砕したもの、ゼオライト、ベントナ
イトクレー等の多孔質鉱物を造粒したもの、製紙スラ
ッジ、木屑等のセルローズを造粒しペレット状に加工し
たもの等が従来から知られている。しかしは消臭効果
がなく、、は消臭効果が弱いという欠点がある。ま
た、上記の、にポリビニールアルコール、アクリル
酸重合体等の吸水ポリマーを配合し、尿等の吸着性を向
上させたものも知られているが、消臭、抗菌、寄生虫
汚染防止効果がなく、ペットの糞便中に存在する寄生虫
卵により汚染され易いという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来の欠点を解決し、消臭、抗菌、寄生虫汚染防止効
果に優れしかも吸水性に優れたペット用排泄物処理材及
びこれを利用したペット用トイレを提供するためになさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明のペット用排泄物処理材は、
0.1〜20重量%のP2 5 及び/又はB2 3 を主
成分とする銀含有溶解性硝子粉と、製紙スラッジ及び/
又は木屑を混合造粒したことを特徴とするものである。
また第2の発明のペット用排泄物処理材は、0.1〜1
0重量%のP2 5 及び/又はB2 3 を主成分とする
銀含有溶解性硝子粉を紙シートに保持させたことを特徴
とするものである。また第3の発明のペット用トイレ
は、外側容器内に、処理剤収納体をその下部に間隙を設
けて取付け、この処理剤収納体の内部に請求項1〜5の
いずれかに記載のペット用排泄物処理材を収納するとと
もに、その表面に砂を収納したことを特徴とするもので
ある。
【0005】本発明において使用される銀含有溶解性硝
子とは、ガラスの組成を調整することにより溶解性を付
与された特殊なガラス中に銀イオンを含有させたもので
あり、水分との接触によってガラス中から抗菌、寄生虫
汚染防止効果を持つ銀イオンが制御された速度で溶出す
るようにしたものである。このときにはガラス自体の基
本成分も同時に溶出するが、P2 5 を主成分としたガ
ラスの場合には消臭効果が増すリン酸イオンが溶出する
ために優れた消臭効果を得ることができ、またB2 3
を主成分とするガラスの場合には消臭効果とともに抗菌
力・寄生虫汚染防止力を増すホウ酸イオンが溶出するた
めに、銀イオンによる効果と相まってペットの糞便中の
寄生虫卵による汚染を防止することができる。
【0006】第1の発明では、製紙スラッジ及び/又は
木屑に上記の銀含有溶解性硝子の粉末が0.1〜20重
量%混合され、造粒される。ここで製紙スラッジ等への
添加量が0.1%未満では消臭効果が少なく、20%を
越えてもその効果の向上が認められないので、0.1〜
20重量%とした。製紙スラッジ及び/又は木屑(鋸
屑、削り屑等の製材屑)には吸水性があるため、尿を吸
着するとともに銀含有溶解性硝子から溶出する銀イオン
による消臭、抗菌、寄生虫汚染防止効果を発揮させるこ
とができる。またポリビニールアルコール、アクリル酸
重合体等の吸水性樹脂を添加することにより、より一層
吸水性を向上させることができる。なお、排泄物処理材
の粒径は、1.0〜10mm程度とすることが好まし
い。
【0007】第2の発明では、上記のごときP2 5
び/又はB2 3 を主成分とする銀含有溶解性硝子の粉
末を紙シートに混合、含浸、添着等により保持させて排
泄物処理材とし、これを例えばペット用トイレ内に配置
して使用する。この場合には銀含有溶解性硝子粉の混合
率は0.1〜10重量%とする。10%を越えてもその
効果の向上が認められないためである。第2の発明にお
いても、吸水性樹脂を約10%以下添加することによ
り、一層吸水性を向上させることができる。なお紙シー
トに非透水性のフィルムを貼り合わせてエンボス加工を
施すことにより、吸水率を向上させることができると同
時に、猫が爪で引っ掻いた場合にも紙シートが破れにく
くすることもできる。これらの紙シートを多層体とする
ことにより、吸水性を一段と向上させることができる。
【0008】第3の発明は、外側容器内に処理剤収納体
をその下部に間隙を設けて取付け、この処理剤収納体の
内部に上記したペット用排泄物処理材を収納し、その表
面に砂を収納したものである。砂としては天然砂の他
に、銀含有溶解性硝子との混合砂または造粒砂を使用す
ることもできる。第3の発明の具体的な構成は実施例に
より説明する。
【0009】
【作用】このように構成された第1の発明及び第2の発
明のペット用排泄物処理材は、ペットの尿と接触すると
銀含有溶解性硝子中から抗菌、寄生虫汚染防止効果のあ
る銀イオンが徐々に溶出する。また抗菌力・寄生虫汚染
防止力を増す効果もあるリン酸イオンやホウ酸イオンも
溶出するため、優れた抗菌、寄生虫汚染防止、消臭効果
が発揮され、ペットの糞便中の回虫卵等寄生虫による汚
染も防止できる。またこれと並行して製紙スラッジ、木
屑、紙シート等がペットの排泄物中の水分を吸収するた
め、きわめて衛生的な状態を保つことができる。また第
3の発明のペット用トイレは、排泄物の水分を処理剤収
納体の内部に充填されたペット用排泄物処理材に吸着さ
せることができるとともに、処理剤収納体を外側の容器
から外して洗浄したりペット用排泄物処理材を交換でき
る利点がある。更に表面が砂で覆われているため、ペッ
トに違和感を感じさせない利点もある。以下にこれらの
発明を実施例によって更に詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
〔実施例1〕B2 3 45モル%、SiO2 40モル
%、Na2 O15モル%の基本組成を有する溶解性硝子
100重量部に、1重量部のAg2 Oを添加した銀含有
溶解性硝子を溶融成形し、75μm以下に破砕した。こ
の銀含有溶解性硝子粉0.5部を、製紙スラッジ(水分
70%の泥状体)100部に混合し、更に吸水ポリマー
(ポリアクリル酸ソーダ)10部を混合して押出機によ
り押し出して切断し、回転炉に入れて直径が3mmの粒
状物を得た。これをNo.1のペット用排泄物処理材とし
た。
【0011】上記の銀含有溶解性硝子粉5部と、ポリウ
レタン系エマルジョンバインダー5部と、水100部と
を混合攪拌し、15g/m2 の紙シートを浸漬、含浸、
乾燥して銀含有溶解性硝子粉を1g/m2 保持させた紙
シートを得た。これをNo.2のペット用排泄物処理材とし
た。これら2種類のペット用排泄物処理材と、比較のた
めに銀含有溶解性硝子粉を保持させないものを容量20
0mLの容器に入れ、猫の尿を10mL入れて密封し、
室温で保存した。そして悪臭成分であるアンモニアを北
川式のガス検知器で測定した。その結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】〔実施例2〕抄紙時パルプ含有水に、P2
5 55モル%、Na2 O20モル%、CaO25モル
%の基本ガラス組成中にAg2 O2重量%を含有させた
溶解性硝子の40μm以下の粉末を混合し、坪量25g
/m2 、溶解性硝子2重量%含有紙シートを作成した。
さらにこの紙を3枚、5枚重ねにしたものも作成した。
このように多層体とすることにより吸水性を向上させる
ことができる。
【0014】次に、同様に抄紙機にて坪量100g/m
2 の厚紙シートを作成し、凹凸熱ローラの間をポリエチ
レンフィルムを中間に挟み、エンボス加工することによ
り紙シートを作成した。このように厚手にすることによ
り吸水性を向上させることができる。ペット用トイレに
これらを敷き、1匹の猫に自由に1回使用させた後にト
イレにラップフィルムを被せ、1時間後にアンモニアガ
ス検知管にてアンモニア濃度を測定した。その結果を表
2と表3に示す。
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】〔実施例3〕次に図1に第3の発明のペッ
ト用トイレの実施例を示す。図1において、1は外側容
器、2はその内部に取り付けられた処理剤収納体であ
り、その下部には間隙3を設けてある。この処理剤収納
体2の底部には前記したシート状のペット用排泄物処理
材4を敷いた上に天然砂5が載せてある。このような構
造としておけば、ペットは表面が天然砂5であるために
違和感を感ずることがなく、また排泄物中の水分はペッ
ト用排泄物処理材4に吸水されると同時に、前記したよ
うな銀イオンによる消臭、抗菌、寄生虫汚染防止効果が
発揮され、衛生的な状態を維持することができる。な
お、処理剤収納体2に取手6を設けておくと取扱いが容
易となる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
ペットの排泄物の水分を吸着するとともに臭気を確実に
防止することができ、また抗菌力・寄生虫防止力を増す
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のペット用トイレを示す断面図である。
【符号の説明】
1 外側容器 2 処理剤収納体 3 間隙 4 ペット用排泄物処理材 5 天然砂 6 取手

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.1〜20重量%のP2 5 及び/又
    はB2 3 を主成分とする銀含有溶解性硝子粉と、製紙
    スラッジ及び/又は木屑を混合造粒したことを特徴とす
    るペット用排泄物処理材。
  2. 【請求項2】 0.1〜10重量%のP2 5 及び/又
    はB2 3 を主成分とする銀含有溶解性硝子粉を紙シー
    トに保持させたことを特徴とするペット用排泄物処理
    材。
  3. 【請求項3】 紙シートとフィルムを貼り合わせてエン
    ボス加工を施した請求項2に記載のペット用排泄物処理
    材。
  4. 【請求項4】 吸水性樹脂体を添加した請求項1又は2
    に記載のペット用排泄物処理材。
  5. 【請求項5】 紙シートを多層体とした請求項2又は3
    に記載のペット用排泄物処理材。
  6. 【請求項6】 外側容器内に、処理剤収納体をその下部
    に間隙を設けて取付け、この処理剤収納体の内部に請求
    項1〜5のいずれかに記載のペット用排泄物処理材を収
    納するとともに、その表面に砂を収納したことを特徴と
    するペット用トイレ。
  7. 【請求項7】 砂を銀含有溶解性硝子との混合砂または
    造粒砂とした請求項6に記載のペット用トイレ。
JP5263572A 1993-10-21 1993-10-21 ペット用排泄物処理材及びペット用トイレ Pending JPH07111842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004520840A (ja) * 2001-03-14 2004-07-15 マーズ インコーポレイテッド 猫のトイレ
KR20050087310A (ko) * 2004-02-26 2005-08-31 이광훈 애완동물용 용변기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004520840A (ja) * 2001-03-14 2004-07-15 マーズ インコーポレイテッド 猫のトイレ
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020402