JPH0711183A - スキンマーク用インキ組成物 - Google Patents

スキンマーク用インキ組成物

Info

Publication number
JPH0711183A
JPH0711183A JP15659793A JP15659793A JPH0711183A JP H0711183 A JPH0711183 A JP H0711183A JP 15659793 A JP15659793 A JP 15659793A JP 15659793 A JP15659793 A JP 15659793A JP H0711183 A JPH0711183 A JP H0711183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
ink composition
skin
sol
acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15659793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Fujisawa
俊樹 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Color Products Corp
Original Assignee
Sakura Color Products Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Color Products Corp filed Critical Sakura Color Products Corp
Priority to JP15659793A priority Critical patent/JPH0711183A/ja
Publication of JPH0711183A publication Critical patent/JPH0711183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚に対する密着性に優れ、発汗による影響
が少なく、レーザー光とは異なる色を有する新たなスキ
ンマーク用インキ組成物を得ることを主な目的とする。 【構成】 1. (1)酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、メチルエチルケトンおよびメチルイソブチルケトン
からなる群から選ばれた少なくとも1種を必須成分とす
る溶剤成分、(2)溶剤成分に溶解する非赤色色素成
分、および(3)β−エトキシエチルメタクリル樹脂を
主成分とする固着剤成分を含むスキンマーク用インキ組
成物。 2. 溶剤成分が、炭素数2〜3の脂肪族アルコールの
少なくとも1種をさらに含有する上記項1に記載のスキ
ンマーク用インキ組成物。 3. 溶剤成分に溶解する多価アルコールの少なくとも
1種をさらに含有する上記項1に記載のスキンマーク用
インキ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、スキンマーク用インキ
組成物に関する。本明細書において、“部”とあるの
は、“重量部”を意味する。
【従来技術とその問題点】悪性腫瘍などの放射線照射に
よる治療に際しては、患者の所定治療位置に繰り返し正
確に放射線を照射するために、皮膚に対するインキ(以
下マーカーということがある)の塗布或いはシールの貼
付によるマーキングが行なわれている。従来最も一般的
に採用されているのは、皮膚に対する赤色マーカーの塗
布である。しかしながら、この場合には、マーカーが、
放射線照射の位置設定を行なうレーザー光の色(赤色)
と同系統の色であるため、正確なマーキングが困難であ
るという難点がある。特公昭63−44788号公報
は、「アルコール及び水を溶剤とし、グリセリン及び/
又はプロピレングリコールを調整剤とし、セルロース誘
導体、デキストリン及びアミロースの少なくとも1種を
補助調整剤とし、低毒性の食用色素を添加したスキンマ
ーク用インキ組成物」を開示している。しかしながら、
このインキ組成物は、「外科手術時のマーキング、市場
やスーパーマーケットにおける果物及び野菜などの表面
に直接マーキングする用途に最適である」と記載されて
いることからも容易に推察される様に、短期間のみの使
用を目的としており、極めて容易に除去できるという性
質を有している。従って、放射線照射による治療のため
の皮膚のマーキングには、適していない。シールの貼付
を行なう場合には、発汗などにより剥がれやすいという
欠点があり、また、最終的にはやはりマーカーによるマ
ーキングを行なわなければならないという非常に煩雑な
操作を必要とする。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、皮
膚に対する密着性に優れ、発汗による影響が少なく、レ
ーザー光とは異なる色を有する新たなスキンマーク用イ
ンキ組成物を得ることを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の様な
従来技術の現状に鑑みて鋭意研究を進めた結果、特定の
色素およびを配合したインキ組成物が、所期の目的を達
成するものであることを見出した。即ち、本発明は、下
記のスキンマーク用インキ組成物を提供する; 1. (1)酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、メチルエチルケトンおよびメチルイソブチルケトン
からなる群から選ばれた少なくとも1種を必須成分とす
る溶剤成分、(2)溶剤成分に溶解する非赤色色素成
分、および(3)β−エトキシエチルメタクリル樹脂を
主成分とする固着剤成分を含むスキンマーク用インキ組
成物。 2. 溶剤成分が、炭素数2〜3の脂肪族アルコールの
少なくとも1種をさらに含有する上記項1に記載のスキ
ンマーク用インキ組成物。 3. 溶剤成分に溶解する多価アルコールの少なくとも
1種をさらに含有する上記項1または2に記載のスキン
マーク用インキ組成物。 本発明によるスキンマーク用インキ組成物において使用
する色素は、以下の要件を備えている必要がある。 (イ)単一または2種以上の混合状態で赤色以外の色相
を示す。 (ロ)溶剤成分としての酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
ブチル、酢酸アミル、メチルエチルケトンおよびメチル
イソブチルケトンからなる群から選ばれた少なくとも1
種またはこれらと炭素数2〜3の脂肪族アルコールとの
混合物に溶解する。 (ハ)放射線照射時に熱線を生じて、火傷の原因となる
金属を含まない。 (ニ)皮膚刺激性がないか或いは極めて低い。 この様な色素としては、下記の様なものが例示される。
以下において、色素名は、カラーインデックス(C.
I.)により表示する。また、下記における(a)、
(b)および(c)なる分類は、それぞれ以下の意味を
示す。 (a)…酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ア
ミル、メチルエチルケトンおよびメチルイソブチルケト
ンからなる群から選ばれた少なくとも1種にのみ溶解す
る。 (b)…酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ア
ミル、メチルエチルケトンおよびメチルイソブチルケト
ンからなる群から選ばれた少なくとも1種と炭素数2〜
3の脂肪族アルコールとの混合物に溶解する。 (c)…酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ア
ミル、メチルエチルケトンおよびメチルイソブチルケト
ンからなる群から選ばれた少なくとも1種と炭素数2〜
3の脂肪族アルコールのいずれにも溶解する。A.黒色系 (b)…Sol.Black 5,Sol.Black 7 など。 (c)…Sol.Black 3,Sol.Black 42, Sol.Black 50な
ど。B.青色系 (a)…Sol.Blue 83,Sol.Blue 105, Sol.Blue 112な
ど。 (b)…Sol.Blue 83 など。 (c)…Sol.Blue 2,Sol.Blue 4,Sol.Blue 5,Sol.Blue
11,Sol.Blue 12,Sol.Blue 14,Sol.Blue 35,Sol.Blue 3
6,Sol.Blue 49,Sol.Blue 63,Sol.Blue 78,Basic Blue 7
など。C.赤色系 (a)…Sol.Red 18,Sol.Red 25 など。 (b)…Sol.Red 30,Sol.Red 216など。 (c)…Sol.Red 1,Sol.Red 23,Sol.Red 27,Sol.Red 81
など。D.黄色系 (a)…Sol.Yellow 114,Sol.Yellow 18,Sol.Yellow 4,
Sol.Yellow 5など。 (b)…Sol.Yellow 95 など。 (c)…Sol.Yellow 2,Sol.Yellow 6,Sol.Yellow 15,So
l.Yellow 16,Sol.Yellow29,Sol.Yellow 30,Sol.Yellow
33,Sol.Yellow 44,Sol.Yellow 48,Sol.Yellow 56,Sol.Y
ellow 93,Sol.Yellow 151など。E.オレンジ系 (a)…Sol.Orange 22,Sol.Red 188 など。 (c)…Sol.Orange 1,Sol.Orange 2,Sol.Orange 14,So
l.Yellow 14 など。F.その他 (c)…Sol.Red 49,Sol.Red 82,Sol.Red 49(ピンク
系);Sol.Violet 3(バイオレット系);Sol.Red 3
(ブラウン系)など。 本発明において、赤色系の色素を使用する場合には、他
の色の色素と併用して、色相を変化させる必要があるこ
とはいうまでもない。また、色素が溶剤成分としての酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、メチ
ルエチルケトンおよびメチルイソブチルケトンからなる
群から選ばれた少なくとも1種には溶解しない場合に
は、溶剤成分としてこれらの少なくとも1種と炭素数2
〜3の脂肪族アルコールとの混合物を使用する必要があ
る。本発明で使用する溶剤成分は、酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、酢酸アミル、メチルエチルケトンお
よびメチルイソブチルケトンからなる群から選ばれた少
なくとも1種またはこれらの少なくとも1種と炭素数2
〜3の脂肪族アルコールとの混合物である。炭素数2〜
3の脂肪族アルコールとしては、具体的にエチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコー
ルなどが例示される。これらのアルコールは、殺菌作用
を有するので、好ましい。本発明で固着剤成分として、
下記の構造単位を有するβ−エトキシエチルメタクリル
樹脂を使用する。
【化1】 上記式において、nは、特に限定されるものではない
が、通常900〜2500程度である。本発明インキ組
成物には、必要に応じて、乾燥速度調整剤を配合するこ
とができる。この様な乾燥速度調整剤には、溶剤成分に
溶解し、溶剤成分よりも遅乾性であり、皮膚に対する刺
激性がないが或いは極めて少ないことが要求される。こ
の様な乾燥速度調整剤としては、2価および3価のアル
コールが挙げられ、より具体的には下記の様なものが例
示される;プロピレングリコール、トリメチレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレング
リコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレ
ングリコール、オクチレングリコール、グリセリン、
1,2,6−ヘキサントリオールなど。これらの乾燥速
度調整剤としては、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、グリセリンなどがより好ましい。本
発明によるスキンマーク用インキ組成物は、固着剤成分
としてのβ−エトキシエチルメタクリル樹脂100部に
対し、色素成分1〜2000部程度(より好ましくは5
〜500部)程度および溶剤成分250〜19600部
程度(より好ましくは5〜500部)程度の割合からな
っている。色素成分の配合量が多すぎる場合には、イン
キ吸蔵部とペン先とを備えたマーカー容器にインキ組成
物を収容して使用する際に、ペン先での目詰まりを生じ
やすいのに対し、少なすぎる場合には、発色性が低くな
って、実用性に欠けることになる。溶剤成分の量が多す
ぎる場合には、皮膚に対してマーキングを行なう際に、
にじみを生じたり、或いは皮膚に対する定着が不十分と
なるのに対し、少なすぎる場合には、インキ組成物の粘
度が高まって、経時的安定性が低下する。使用に際して
の容易さを考慮すると、インキ組成物の粘度は、50cp
s 以下であることが好ましい。また、インキ組成物を構
成する各材料の種類および配合割合などにより定まるそ
の乾燥速度を調整する必要がある場合には、上記の乾燥
速度調整剤を配合すれば良い。乾燥速度調整剤の配合量
は、特に限定されないが、固着剤成分としてのβ−エト
キシエチルメタクリル樹脂100部に対し、6000部
(より好ましくは1500部)を超えない量である。乾
燥速度調整剤の配合量が多すぎる場合には、皮膚に付与
されたインキ組成物の乾燥が著るしく遅くなり、マーキ
ング部が不鮮明となったりする。乾燥速度調整剤の配合
により、より具体的には、インキ組成物を容器に収容し
た場合のキャップオフ性などを改善することができる。
本発明によるスキンマーク用インキ組成物は、例えば、
溶剤成分に撹拌下に固着剤成分を添加して溶解させ、さ
らに撹拌下に色素成分を添加して溶解させることによ
り、製造することができる。但し、インキ組成物の製造
方法は、この様な方法に限られるものではないことは、
いうまでもない。本発明によるスキンマーク用インキ組
成物を収容するマーカー容器は、特に限定されるもので
はないが、インキ吸蔵部とペン先(例えば繊維束チップ
製)とを備えた形式とすることが好適である。但し、本
発明によるスキンマーク用インキ組成物は、これ以外の
形態で使用することも可能である。
【発明の効果】本発明によるスキンマーク用インキ組成
物は、以下の様な効果を発揮する。 −マーキング後に皮膚に形成される膜は、密着性および
伸展性に優れている。 −従って、入浴しても、強く擦らない限り、皮膚から脱
落することはない。また、関節などの可動部分のマーキ
ングにも適している。 −マーキング後に皮膚に形成される膜は、皮膚呼吸、発
汗などを妨げない。 −非赤色の濃い色相のインキなので、所定位置の識別が
容易である。 −太陽光線をあまり通過させないので、マーキングは耐
久性に優れている。 −放射線を照射した場合にも、熱線を発生させない。
【実施例】以下に実施例および比較例を示し、本発明の
特徴とするところをより一層明確にする。 実施例1 下記の各成分を均一に混合して、黒色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Black 3 (商標“スーダンブラックX60 ”、BASF AG 製) 230部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸エチル 3200部 実施例2 下記の各成分を均一に混合して、青色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 5(商標“オイルブルー603 ”、 オリエント化学工業(株)製) 10部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸エチル 4500部 n−プロピルアルコール 770部 プロピレングリコール 80部 実施例3 下記の各成分を均一に混合して、緑色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 63 (商標“セレスブルー603 ”、BAYER AG製) 10部 C.I.Sol.Yellow 56 (商標“オイルエロー56”、 オリエント化学工業(株)製) 50部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸ブチル 550部 エチルアルコール 557部 実施例4 下記の各成分を均一に混合して、紫色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 2 (商標“ブルーベース643 ”、BASF AG 製) 50部 C.I.Sol.Red 18(商標“オイルスカーレトTR-71 ”、 中央合成化学(株)製) 20部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸エチル 1500部 メチルイソブチルケトン 1000部 グリセリン 63部 実施例5 下記の各成分を均一に混合して、黒色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Black 5 (商標“スピリットブラックNo.850”、 住友化学工業(株)製) 450部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸アミル 2400部 イソプロピルアルコール 5500部 プロピレングリコール 1400部 実施例6 下記の各成分を均一に混合して、青色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 14 (商標“オイルブルーBA、 中央合成化学(株)製) 120部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸メチル 284部 メチルイソエチルケトン 500部 イソプロピルアルコール 1333部 実施例7 下記の各成分を均一に混合して、深緑色のスキンマーク
用インキ組成物を調製した。 C.I.Basic.Blue 7(商標“オイルブルーNo.8、 中央合成化学工業(株)製) 170部 C.I.Sol.Orange 22 (商標“オイルオレンジ22”、 オリエント化学工業(株)製) 80部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸エチル 1007部 1,3−ブチレングリコール 214部 実施例8 下記の各成分を均一に混合して、紫色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Violet 7 (商標“バイオレットベース604 ”、BASF AG 製) 90部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸エチル 2000部 エチルアルコール 3800部 n−プロピルアルコール 3000部 比較例1 下記の各成分を均一に混合して、黒色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Black 3 (商標“スーダンブラックX60 ”、BASF AG 製) 230部 アルキルフェノール樹脂 (商標“タマノール100S”、荒川化学工業(株)製) 100部 酢酸エチル 3200部 比較例2 下記の各成分を均一に混合して、青色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 5(商標“オイルブルー603 、 オリエント化学工業(株)製) 10部 ニトロセルロース(商標“RS1/4 ”、 ダイセル化学工業(株)製) 100部 酢酸エチル 4550部 n−プロピルアルコール 770部 プロピレングリコール 80部 比較例3 下記の各成分を均一に混合して、緑色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 63 (商標“セレスブルー603 ”、BAYER AG製) 10部 C.I.Sol.Yellow 56 (商標“オイルエローGGS ”、 オリエント化学工業(株)製) 50部 マレイン酸樹脂 (商標“マルキードNo.33 ”、 荒川化学工業(株)製) 100部 酢酸ブチル 550部 エチルアルコール 557部 比較例4 下記の各成分を均一に混合して、紫色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 2 (商標“ブルーベース643 ”、BASF AG 製) 50部 C.I.Sol.Red 18(商標“オイルスカーレトTR-71 ”、 中央合成化学(株)製) 20部 ポリアミド樹脂 (商標“バーサミド711 ”、 ヘンケル日本(株)製) 100部 酢酸エチル 1500部 メチルイソブチルケトン 1000部 グリセリン 63部 比較例5 下記の各成分を均一に混合して、黒色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Black 34(商標“バリファーストブラック No.850”、オリエント化学工業(株)製) 450部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸アミル 2400部 イソプロピルアルコール 5500部 プロピレングリコール 1400部 本比較例で使用した色素は、クロム錯塩を含むモノアゾ
染料である。 比較例6 下記の各成分を均一に混合して、青色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Blue 25 (商標“ザポンファーストブルーHFL 、 BASF AG 製) 120部 β−エトキシエチルメタクリル樹脂 (商標“ダイヤナールHR-836”、三菱レイヨン(株)製) 100部 酢酸メチル 284部 メチルイソエチルケトン 500部 イソプロピルアルコール 1333部 本比較例で使用した色素は、銅フタロシアニン染料であ
る。 比較例7 下記の各成分を均一に混合して、深緑色のスキンマーク
用インキ組成物を調製した。 C.I.Basic.Blue 7(商標“オイルブルーNo.8、 中央合成化学工業(株)製) 170部 C.I.Sol.Orange 62 (商標“バリファーストオレンジ62”、 オリエント化学工業(株)製) 80部 酢酸エチル 1007部 1,3−ブチレングリコール 214部 本比較例で使用したC.I.Sol.Orange 62 は、クロム錯塩
を含むモノアゾ染料である。 比較例8 下記の各成分を均一に混合して、紫色のスキンマーク用
インキ組成物を調製した。 C.I.Sol.Violet 21 (商標“スピロンバイオレットRH”、 オリエント化学工業(株)製) 90部 酢酸エチル 2000部 エチルアルコール 3800部 n−プロピルアルコール 3000部 本比較例で使用した色素は、金属錯塩を含むモノアゾ染
料である。 参考例1 上記の各実施例および比較例で得られたスキンマーク用
インキ組成物をインキ吸蔵部と繊維束チップ製ペン先と
を備えた形式の容器に充填して、以下の各テストを行な
った。 (1)付着性 被検者の腕部の皮膚にインキにより線状のマーク(幅約
2mm×長さ約50mm)を描き、1日1回の入浴を行
なった後、肉眼で観察してマーク部の変化を調べた。但
し、入浴に際しては、マーク部を擦らない様に注意し
た。マーク部が認識できなくなるまでの日数を表1に示
す。 (2)インキのにじみ性 ポリプロピレンフィルムにインキにより線状のマーキン
グを行なった場合の線幅をRとし、被検者の腕部の皮膚
にインキにより線状のマーキングを行なったを場合の線
幅をR' として、以下の基準により、インキのにじみ性
を判断した。 I………1.0≦R' /R≦1.5 II……1.5<R' /R<2.0 III…2.0<R' /R (3)熱線発生の有無 インキを塗布したポリプロピレンフィルムにX線を照射
して、熱線が発生するか否かを写真撮影したネガフィル
ムにより観察した。
【表1】 表1に示す結果から、本発明によるインキの優れた特性
が明らかである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
    チル、酢酸アミル、メチルエチルケトンおよびメチルイ
    ソブチルケトンからなる群から選ばれた少なくとも1種
    を必須成分とする溶剤成分、(2)溶剤成分に溶解する
    非赤色色素成分、および(3)β−エトキシエチルメタ
    クリル樹脂を主成分とする固着剤成分を含むスキンマー
    ク用インキ組成物。
  2. 【請求項2】 溶剤成分が、炭素数2〜3の脂肪族アル
    コールの少なくとも1種を含有する請求項1に記載のス
    キンマーク用インキ組成物。
  3. 【請求項3】 溶剤成分に溶解する多価アルコールの少
    なくとも1種をさらに含有する請求項1または2に記載
    のスキンマーク用インキ組成物。
JP15659793A 1993-06-28 1993-06-28 スキンマーク用インキ組成物 Pending JPH0711183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15659793A JPH0711183A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 スキンマーク用インキ組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15659793A JPH0711183A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 スキンマーク用インキ組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0711183A true JPH0711183A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15631241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15659793A Pending JPH0711183A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 スキンマーク用インキ組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0711183A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201393A (ja) * 2000-09-29 2002-07-19 Domino Printing Sciences Plc インクジェット印刷の組成物および方法
JP2008265032A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Sakata Corp 印刷物の製造方法、及びその印刷物の製造方法で利用する有機溶剤性印刷インキ組成物
JPWO2007145234A1 (ja) * 2006-06-13 2009-11-05 貞徳舎株式会社 反射体及びその製造方法並びにこれを用いたヒーターユニット及び炉
US7951409B2 (en) 2003-01-15 2011-05-31 Newmarket Impressions, Llc Method and apparatus for marking an egg with an advertisement, a freshness date and a traceability code
US8084712B2 (en) 2007-03-16 2011-12-27 TEN Medias LLC Method and apparatus for laser marking objects
CN104341859A (zh) * 2013-07-31 2015-02-11 李锦明 一种皮肤笔墨水
JP2023036520A (ja) * 2021-09-02 2023-03-14 株式会社泰誠 医療用マーカーインクおよびこれを用いた医療用マーカーペン

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201393A (ja) * 2000-09-29 2002-07-19 Domino Printing Sciences Plc インクジェット印刷の組成物および方法
US6814791B2 (en) * 2000-09-29 2004-11-09 Domino Printing Sciences Plc Ink jet printing compositions and methods
US7147699B2 (en) * 2000-09-29 2006-12-12 Domino Printing Sciences Plc Ink jet printing compositions and methods
US7951409B2 (en) 2003-01-15 2011-05-31 Newmarket Impressions, Llc Method and apparatus for marking an egg with an advertisement, a freshness date and a traceability code
JPWO2007145234A1 (ja) * 2006-06-13 2009-11-05 貞徳舎株式会社 反射体及びその製造方法並びにこれを用いたヒーターユニット及び炉
JP4681051B2 (ja) * 2006-06-13 2011-05-11 貞徳舎株式会社 反射体及びその製造方法並びにこれを用いたヒーターユニット及び炉
US8084712B2 (en) 2007-03-16 2011-12-27 TEN Medias LLC Method and apparatus for laser marking objects
JP2008265032A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Sakata Corp 印刷物の製造方法、及びその印刷物の製造方法で利用する有機溶剤性印刷インキ組成物
CN104341859A (zh) * 2013-07-31 2015-02-11 李锦明 一种皮肤笔墨水
JP2023036520A (ja) * 2021-09-02 2023-03-14 株式会社泰誠 医療用マーカーインクおよびこれを用いた医療用マーカーペン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5478382A (en) Color changing compositions for use on non-porous surfaces
JP3304612B2 (ja) 筆記具用蛍光色インキ組成物
US5492558A (en) Color changing compositions for highlighters
EP0705887A2 (en) Pan paint compostion
JPS604574A (ja) 筆記板用インキ組成物
JP4567859B2 (ja) 耐光性を向上した可逆性熱変色組成物とこれを用いた製品
JPH07508789A (ja) 光色転換インキ
US3684737A (en) Coating composition for indicating sterilization
JPH0711183A (ja) スキンマーク用インキ組成物
JP4004001B2 (ja) 二重発色インキ組成物及びそれを用いた筆記具
JP2006265520A (ja) 直液式筆記具用水性インキ組成物及びそれを内蔵した直液式筆記具
JPH05295292A (ja) 液状組成物
JP3743126B2 (ja) 油性インキ
US6162531A (en) Marking fluids with reduced solvent evaporation
JP3032873B2 (ja) スキンマーク用紫外線発色性インキ組成物
JPH07118588A (ja) スキンマーク用インキ
JPH11158425A (ja) 油性黒色インキ
JP3677897B2 (ja) 油性黒色インキ
JP3390228B2 (ja) 耐水性を有する水性インキ組成物
JP3051101U (ja) 二重発色水性インキを充填したボールペン
JP2003073587A (ja) 光照射で消去可能なインキ組成物
JP3922943B2 (ja) 液状組成物及びインキ組成物並びにこれらを用いた筆記具及びペン
JP3890130B2 (ja) 油性マーキングペン用赤色インキ組成物
JP3433598B2 (ja) ボールペン用油性インキ組成物
JPH06228486A (ja) 耐水性を有する水性インキ組成物