JPH07111638A - 多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装置 - Google Patents
多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装置Info
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- JPH07111638A JPH07111638A JP5256687A JP25668793A JPH07111638A JP H07111638 A JPH07111638 A JP H07111638A JP 5256687 A JP5256687 A JP 5256687A JP 25668793 A JP25668793 A JP 25668793A JP H07111638 A JPH07111638 A JP H07111638A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークステーション等を用いた多地点間テレ
ビ電話において、輝度の低下をきたすことなく、多地点
の映像信号を技術的に簡単に安価に表示でき、視線の一
致した会話ができるような表示撮像装置を提供する。 【構成】 複数系統の映像信号を複数台の表示装置31
〜34に個別に表示し、その内の2台の表示装置の間に
超小型カメラ9を設置する。これにより、超小型カメラ
9とその両隣の表示画面の人物像の目の位置との距離を
視線のずれの許容範囲まで近くし、視線の一致した表示
撮像環境を提供する。また、ワークステーション上に複
数映像を動画像として表示する必要をなくし、技術的に
簡単にかつ安価に多地点間の映像を表示可能とする。
ビ電話において、輝度の低下をきたすことなく、多地点
の映像信号を技術的に簡単に安価に表示でき、視線の一
致した会話ができるような表示撮像装置を提供する。 【構成】 複数系統の映像信号を複数台の表示装置31
〜34に個別に表示し、その内の2台の表示装置の間に
超小型カメラ9を設置する。これにより、超小型カメラ
9とその両隣の表示画面の人物像の目の位置との距離を
視線のずれの許容範囲まで近くし、視線の一致した表示
撮像環境を提供する。また、ワークステーション上に複
数映像を動画像として表示する必要をなくし、技術的に
簡単にかつ安価に多地点間の映像を表示可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タやワークステーション等の情報処理手段を用いた多地
点間テレビ電話用に好適な表示撮像装置であって、参加
者の視線を一致させて撮像、表示する視線一致型の表示
撮像装置に関するものである。
タやワークステーション等の情報処理手段を用いた多地
点間テレビ電話用に好適な表示撮像装置であって、参加
者の視線を一致させて撮像、表示する視線一致型の表示
撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の視線一致型テレビ電話装置
の構成例を示す。図中の矢示(1)は正面略図、矢示
(2)はその側面内部略図であり、1は表示撮像装置本
体、2は撮像装置、3は表示装置である。この例は、表
示装置3の上部に撮像装置2を配置し、表示装置3の画
面に表示された相手人物像を見ている表示画面観察者を
画面上部方向から撮像して、概ね対話者同士の視線一致
を図ろうとするものである。
の構成例を示す。図中の矢示(1)は正面略図、矢示
(2)はその側面内部略図であり、1は表示撮像装置本
体、2は撮像装置、3は表示装置である。この例は、表
示装置3の上部に撮像装置2を配置し、表示装置3の画
面に表示された相手人物像を見ている表示画面観察者を
画面上部方向から撮像して、概ね対話者同士の視線一致
を図ろうとするものである。
【0003】図7は上記従来のテレビ電話の構成例であ
って、小型の表示画面を持つテレビ電話装置を構成した
例を示し、図中の矢示(1)は正面略図、矢示(2)は
その側面内部略図である。図中、4は表示画面観察者で
あり、表示撮像装置本体1、撮像装置2、表示装置3
は、小型であることを除いて上記と同様に構成されてい
る。表示装置3が小型であれば、視線は完全に一致しな
いものの、表示画面観察者4と撮像装置2のなす仰角θ
はそれほど大きくなく、ほぼ視線が一致した状態で会話
が可能となる。ここで、表示画面に表示されている人物
像の目の位置は表示画面の中心とし、表示画面観察者4
の注視点は表示画面の中心を観察しているものとする。
例えば、表示装置に5インチのCRTを用い、表示画面
観察者4と表示撮像装置本体1との距離を50cm、表
示装置3の表示画面の上縁部と撮像装置2の距離を4c
mとした場合、表示画面中心からの撮像装置2の撮像中
心までの距離は7.8cmとなり、該仰角θは8.5度
となる。
って、小型の表示画面を持つテレビ電話装置を構成した
例を示し、図中の矢示(1)は正面略図、矢示(2)は
その側面内部略図である。図中、4は表示画面観察者で
あり、表示撮像装置本体1、撮像装置2、表示装置3
は、小型であることを除いて上記と同様に構成されてい
る。表示装置3が小型であれば、視線は完全に一致しな
いものの、表示画面観察者4と撮像装置2のなす仰角θ
はそれほど大きくなく、ほぼ視線が一致した状態で会話
が可能となる。ここで、表示画面に表示されている人物
像の目の位置は表示画面の中心とし、表示画面観察者4
の注視点は表示画面の中心を観察しているものとする。
例えば、表示装置に5インチのCRTを用い、表示画面
観察者4と表示撮像装置本体1との距離を50cm、表
示装置3の表示画面の上縁部と撮像装置2の距離を4c
mとした場合、表示画面中心からの撮像装置2の撮像中
心までの距離は7.8cmとなり、該仰角θは8.5度
となる。
【0004】文献(南:電子通信学会誌、56,11,
pp.1485−1490(1973)等)によると、
視線の不一致を許容できる垂直方向ずれ角度は10度以
内であるとしている。従って、上記図7の例における小
型テレビ電話装置の場合、求められた仰角θは許容範囲
以内である。しかしながら、表示装置3が大型化し、か
つ表示画面観察者4と表示撮像装置本体1との距離が近
い場合には該仰角θは大きな値となる。
pp.1485−1490(1973)等)によると、
視線の不一致を許容できる垂直方向ずれ角度は10度以
内であるとしている。従って、上記図7の例における小
型テレビ電話装置の場合、求められた仰角θは許容範囲
以内である。しかしながら、表示装置3が大型化し、か
つ表示画面観察者4と表示撮像装置本体1との距離が近
い場合には該仰角θは大きな値となる。
【0005】図8は上記従来のテレビ電話の構成例であ
って、大型の表示装置、例えば、20インチのCRTを
用い、表示画面観察者4と表示撮像装置本体1との距離
を50cmとした場合の構成例を示す図で、図中の矢示
(1)は正面略図、矢示(2)はその側面内部略図であ
る。表示装置3の画面縁部と撮像装置2の距離は、図6
と同様に4cmであるとすると、表示画面中心から撮像
装置2の撮像中心までの距離は16cmとなる。この例
では該仰角θは約18度となり、視線が一致していない
ための大きな不自然感を生じる。なお、20インチの大
画面上に複数の動画像をウィンドウ状に表示する場合に
は、画面の上部から約1/3程度の位置に相手人物画像
の目の位置が表示される場合もあり、この時には相手人
物画像の目の位置から撮像装置2の撮像中心までの距離
は約12cmとなる。この場合の仰角θは13.5度と
なるが、上述した文献による許容範囲内に入らず、視線
の不一致による不自然感は存在する。
って、大型の表示装置、例えば、20インチのCRTを
用い、表示画面観察者4と表示撮像装置本体1との距離
を50cmとした場合の構成例を示す図で、図中の矢示
(1)は正面略図、矢示(2)はその側面内部略図であ
る。表示装置3の画面縁部と撮像装置2の距離は、図6
と同様に4cmであるとすると、表示画面中心から撮像
装置2の撮像中心までの距離は16cmとなる。この例
では該仰角θは約18度となり、視線が一致していない
ための大きな不自然感を生じる。なお、20インチの大
画面上に複数の動画像をウィンドウ状に表示する場合に
は、画面の上部から約1/3程度の位置に相手人物画像
の目の位置が表示される場合もあり、この時には相手人
物画像の目の位置から撮像装置2の撮像中心までの距離
は約12cmとなる。この場合の仰角θは13.5度と
なるが、上述した文献による許容範囲内に入らず、視線
の不一致による不自然感は存在する。
【0006】上述した大型の表示装置における視線不一
致の問題点を解決するために、表示装置の表示面を遮る
ことなくカメラを被者体人物像の視線のなかに設置する
方法として、ハーフミラーを使用した視線一致型の表示
撮像装置が知られている。図9は、ハーフミラーを使用
した表示撮像装置の従来の構成例を示す図であり、5は
ハーフミラーである。この例では、表示撮像装置本体1
内部に、ハーフミラー5が表示画面観察者4に対して傾
斜して配置され、その反射方向に表示装置3が、透過方
向に撮像装置2が配置されている。
致の問題点を解決するために、表示装置の表示面を遮る
ことなくカメラを被者体人物像の視線のなかに設置する
方法として、ハーフミラーを使用した視線一致型の表示
撮像装置が知られている。図9は、ハーフミラーを使用
した表示撮像装置の従来の構成例を示す図であり、5は
ハーフミラーである。この例では、表示撮像装置本体1
内部に、ハーフミラー5が表示画面観察者4に対して傾
斜して配置され、その反射方向に表示装置3が、透過方
向に撮像装置2が配置されている。
【0007】この例で、表示画面観察者4はハーフミラ
ー5で反射された表示装置3の画面を観察している。同
時に表示画面観察者4の顔はハーフミラー5を通して撮
像装置2により撮像されるために、表示画面観察者4の
視線は表示装置3の方向で、かつ撮像装置2に方向を向
けており、通信相手には視線の一致した顔画像が伝送さ
れることになる。
ー5で反射された表示装置3の画面を観察している。同
時に表示画面観察者4の顔はハーフミラー5を通して撮
像装置2により撮像されるために、表示画面観察者4の
視線は表示装置3の方向で、かつ撮像装置2に方向を向
けており、通信相手には視線の一致した顔画像が伝送さ
れることになる。
【0008】また、最近では、マルチメディア技術の発
展と共に、コンピュータ画面上に通信相手画像をウィン
ドウ上に表示し、画面上部に設置されたカメラからこち
らの画面像を撮像して相手に送信し、テレビ電話が行な
えるワークステーションやパーソナルコンピュータが発
表されている。このような、ワークステーションやパー
ソナルコンピュータ画面上に動画像を表示してテレビ電
話を構成する際の視線の不一致を解決する方法として特
開平4−97663号に示される視線一致型の人物画像
撮像装置がある。図10(1),(2)はパーソナルコ
ンピュータやワークステーションを使用したテレビ電話
における該視線一致型の人物画像撮像装置の従来の構成
例を示す図であり、3は表示装置、6は撮像装置固定
体、7はミラー、8はミラー移動部、9は超小型カメ
ラ、10は鏡像処理部である。この例では、ミラー7が
表示装置3の画面の上縁部に配置され、その上部に超小
型カメラ9がミラー7の反射像を撮像可能に一体に配置
されている。ミラー7の位置は、ミラー移動部8によっ
て画面縁部を左右H−H′方向に移動できるようになっ
ている。
展と共に、コンピュータ画面上に通信相手画像をウィン
ドウ上に表示し、画面上部に設置されたカメラからこち
らの画面像を撮像して相手に送信し、テレビ電話が行な
えるワークステーションやパーソナルコンピュータが発
表されている。このような、ワークステーションやパー
ソナルコンピュータ画面上に動画像を表示してテレビ電
話を構成する際の視線の不一致を解決する方法として特
開平4−97663号に示される視線一致型の人物画像
撮像装置がある。図10(1),(2)はパーソナルコ
ンピュータやワークステーションを使用したテレビ電話
における該視線一致型の人物画像撮像装置の従来の構成
例を示す図であり、3は表示装置、6は撮像装置固定
体、7はミラー、8はミラー移動部、9は超小型カメ
ラ、10は鏡像処理部である。この例では、ミラー7が
表示装置3の画面の上縁部に配置され、その上部に超小
型カメラ9がミラー7の反射像を撮像可能に一体に配置
されている。ミラー7の位置は、ミラー移動部8によっ
て画面縁部を左右H−H′方向に移動できるようになっ
ている。
【0009】この例で、表示画面観察者は、ミラー7を
介して超小型カメラ9により撮像され、鏡像処理部10
で左右を反転させられた鏡像処理画像を通信相手に伝送
する。前記20インチのCRTを用い、表示画面観察者
4と表示撮像装置本体1との距離を50cm、画面上部
から約1/3の位置に相手人物画像の目の位置があると
した場合の構成例と比較すると、ミラー6の位置と相手
人物画像の目の位置の距離は約7cmとなり、表示画面
観察者4と超小型カメラ9のなす仰角θは9度となる。
その結果、該仰角θは上記文献の許容範囲内に入り、ほ
ぼ視線の一致した会話を行なうことができる、としてい
る。
介して超小型カメラ9により撮像され、鏡像処理部10
で左右を反転させられた鏡像処理画像を通信相手に伝送
する。前記20インチのCRTを用い、表示画面観察者
4と表示撮像装置本体1との距離を50cm、画面上部
から約1/3の位置に相手人物画像の目の位置があると
した場合の構成例と比較すると、ミラー6の位置と相手
人物画像の目の位置の距離は約7cmとなり、表示画面
観察者4と超小型カメラ9のなす仰角θは9度となる。
その結果、該仰角θは上記文献の許容範囲内に入り、ほ
ぼ視線の一致した会話を行なうことができる、としてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、大型
の表示装置における視線不一致の不具合を解消する図9
の従来例の場合でも、次のような問題点がなお存在す
る。
の表示装置における視線不一致の不具合を解消する図9
の従来例の場合でも、次のような問題点がなお存在す
る。
【0011】(1)撮像装置2は表示画面観察者4から
見えないようにするために、外部からの光を遮断するた
めの箱に納めなければならず、装置が大型化する。
見えないようにするために、外部からの光を遮断するた
めの箱に納めなければならず、装置が大型化する。
【0012】(2)表示画面観察者4は常にハーフミラ
ー5を介して表示装置3を観察しなければならず、その
結果、表示画面全体の輝度が半減するため、臨場感が低
下してしまう。
ー5を介して表示装置3を観察しなければならず、その
結果、表示画面全体の輝度が半減するため、臨場感が低
下してしまう。
【0013】(3)本装置は表示画面全体の輝度が半減
しているために、他の用途と併用する場合、例えば、通
常のテレビ番組やコンピュータ画面を表示した場合、文
字などが見にくくなる。
しているために、他の用途と併用する場合、例えば、通
常のテレビ番組やコンピュータ画面を表示した場合、文
字などが見にくくなる。
【0014】また、図10に示したワークステーション
やパーソナルコンピュータ画面上に動画像を表示してテ
レビ電話を構成する際の視線の不一致を解決する方法で
ある特開平4−97663号に示される視線一致型の人
物画像撮像装置における従来技術では、上述した、大型
の表示装置における視線の不一致を解消する従来例での
問題点に加えて、超小型カメラ9を含むミラー7を画面
上縁部に設置しているため、該ミラー7が表示画面の一
部を遮断していることに起因する、画面が見にくくなる
問題点が生じる。また、動画像をパーソナルコンピュー
タやワークステーション上に複数画面表示するには技術
的に困難であり、その構成価格も高価なものとなる問題
点がある。
やパーソナルコンピュータ画面上に動画像を表示してテ
レビ電話を構成する際の視線の不一致を解決する方法で
ある特開平4−97663号に示される視線一致型の人
物画像撮像装置における従来技術では、上述した、大型
の表示装置における視線の不一致を解消する従来例での
問題点に加えて、超小型カメラ9を含むミラー7を画面
上縁部に設置しているため、該ミラー7が表示画面の一
部を遮断していることに起因する、画面が見にくくなる
問題点が生じる。また、動画像をパーソナルコンピュー
タやワークステーション上に複数画面表示するには技術
的に困難であり、その構成価格も高価なものとなる問題
点がある。
【0015】加えて、複数の動画像をパーソナルコンピ
ュータやワークステーション上に表示できたとしても、
それぞれの画面位置により、カメラの位置に近い画面の
通信相手はある程度視線の一致した会話が可能である
が、カメラの位置から遠い画面の通信相手は、常に視線
の一致しない状態となり、良好な会話が行なえない問題
点がある。また、同様に、複数画面を表示させた場合、
送出側では、視線を一致させた画像を送出したとして
も、会話している相手側では、その表示位置によっては
視線の一致しない画像を送出側に送信することになり、
片側のみの視線一致しかできない問題点がある。
ュータやワークステーション上に表示できたとしても、
それぞれの画面位置により、カメラの位置に近い画面の
通信相手はある程度視線の一致した会話が可能である
が、カメラの位置から遠い画面の通信相手は、常に視線
の一致しない状態となり、良好な会話が行なえない問題
点がある。また、同様に、複数画面を表示させた場合、
送出側では、視線を一致させた画像を送出したとして
も、会話している相手側では、その表示位置によっては
視線の一致しない画像を送出側に送信することになり、
片側のみの視線一致しかできない問題点がある。
【0016】本発明の目的は、ハーフミラーを使用した
視線一致型の表示撮像装置における、第1の問題点であ
る装置の大型化、第2の問題点である表示画面全体の輝
度が半減するための臨場感の低下、第3の問題点である
他の用途と併用する場合の、例えば、通常のテレビ番組
やコンピュータ画面を表示した場合の表示画面全体の輝
度が半減するために文字などが見にくくなる点を解決し
た、視線の一致した会話が可能な表示撮像装置を提供す
ることにある。
視線一致型の表示撮像装置における、第1の問題点であ
る装置の大型化、第2の問題点である表示画面全体の輝
度が半減するための臨場感の低下、第3の問題点である
他の用途と併用する場合の、例えば、通常のテレビ番組
やコンピュータ画面を表示した場合の表示画面全体の輝
度が半減するために文字などが見にくくなる点を解決し
た、視線の一致した会話が可能な表示撮像装置を提供す
ることにある。
【0017】また、パーソナルコンピュータ画面上に動
画像を表示してテレビ電話を構成する際の視線の不一致
を解決する方法である、特開平4−97663号に示さ
れる視線一致型の人物画像撮像装置における、超小型カ
メラ9をミラー7を画面上縁部に設置しているため、該
ミラー7が表示画面の一部を遮断していることに起因す
る、画面が見にくくなる問題点、動画像を直接ワークス
テーションやパーソナルコンピュータ上に複数画面表示
するには技術的に困難であり、また、その構成価格も高
価なものとなる問題点を解決した、ワークステーション
やパーソナルコンピュータにおけるテレビ電話装置で、
視線の一致した会話が可能な表示撮像装置を提供するこ
とにある。
画像を表示してテレビ電話を構成する際の視線の不一致
を解決する方法である、特開平4−97663号に示さ
れる視線一致型の人物画像撮像装置における、超小型カ
メラ9をミラー7を画面上縁部に設置しているため、該
ミラー7が表示画面の一部を遮断していることに起因す
る、画面が見にくくなる問題点、動画像を直接ワークス
テーションやパーソナルコンピュータ上に複数画面表示
するには技術的に困難であり、また、その構成価格も高
価なものとなる問題点を解決した、ワークステーション
やパーソナルコンピュータにおけるテレビ電話装置で、
視線の一致した会話が可能な表示撮像装置を提供するこ
とにある。
【0018】さらに、複数の動画像を表示した場合で
も、その画面とカメラの位置によらず、常に両者ともに
会話している相手との視線の一致が行なえる表示撮像装
置を提供することにある。
も、その画面とカメラの位置によらず、常に両者ともに
会話している相手との視線の一致が行なえる表示撮像装
置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し、目的を達成するために、請求項1の発明では、複数
系統の映像信号を複数台の表示装置に個別に表示する手
段と、人物像を撮像する手段と、を有し、該複数系統の
映像信号の内の2系統の映像信号を表示する2台の表示
装置の間に該人物像を撮像する手段を位置させることを
特徴とする。
し、目的を達成するために、請求項1の発明では、複数
系統の映像信号を複数台の表示装置に個別に表示する手
段と、人物像を撮像する手段と、を有し、該複数系統の
映像信号の内の2系統の映像信号を表示する2台の表示
装置の間に該人物像を撮像する手段を位置させることを
特徴とする。
【0020】また、請求項2の発明では、請求項1の発
明において、前記複数系統の映像信号を区別できるよう
なアイコンを作成する手段を有することを特徴とする。
明において、前記複数系統の映像信号を区別できるよう
なアイコンを作成する手段を有することを特徴とする。
【0021】また、請求項3の発明では、請求項2の発
明において、前記作成されたアイコンを情報処理手段の
表示手段上に表示する際、該アイコンの表示位置に連動
させて前記複数系統の映像信号を表示する複数台の表示
装置を切り替える手段を有することを特徴とする。
明において、前記作成されたアイコンを情報処理手段の
表示手段上に表示する際、該アイコンの表示位置に連動
させて前記複数系統の映像信号を表示する複数台の表示
装置を切り替える手段を有することを特徴とする。
【0022】また、請求項4の発明では、請求項3の発
明において、前記情報処理手段の表示手段上のアイコン
の表示位置に連動させて前記複数系統の映像信号を表示
する複数台の表示装置を切り替えたことを示す表示装置
切り替え信号を該切り替えた通信相手に送出する手段
と、通信相手より受信した表示装置切り替え信号に基づ
いて該表示装置切り替え信号を送出した通信相手の映像
信号を前記人物像を撮像する手段の隣に位置する表示装
置に表示するように複数系統の映像信号を切り替えて表
示する手段と、を有することを特徴とする。
明において、前記情報処理手段の表示手段上のアイコン
の表示位置に連動させて前記複数系統の映像信号を表示
する複数台の表示装置を切り替えたことを示す表示装置
切り替え信号を該切り替えた通信相手に送出する手段
と、通信相手より受信した表示装置切り替え信号に基づ
いて該表示装置切り替え信号を送出した通信相手の映像
信号を前記人物像を撮像する手段の隣に位置する表示装
置に表示するように複数系統の映像信号を切り替えて表
示する手段と、を有することを特徴とする。
【0023】また、請求項5の発明では、請求項1の発
明において、前記複数系統の映像信号に付随する音声信
号のレベルを比較する手段と、該複数系統の映像信号に
付随する音声信号レベルの高い2つの映像信号を、前記
人物像を撮像する手段の両隣に位置する表示装置に表示
するように複数系統の映像信号を切り替えて表示する手
段と、を有することを特徴とする。
明において、前記複数系統の映像信号に付随する音声信
号のレベルを比較する手段と、該複数系統の映像信号に
付随する音声信号レベルの高い2つの映像信号を、前記
人物像を撮像する手段の両隣に位置する表示装置に表示
するように複数系統の映像信号を切り替えて表示する手
段と、を有することを特徴とする。
【0024】また、請求項6の発明では、請求項2また
は請求項4または請求項5の発明において、前記複数台
の表示装置に表示されている複数系統の映像信号の表示
位置に連動させて、前記作成されたアイコンを情報処理
手段の表示手段上に表示する手段を有することを特徴と
する。
は請求項4または請求項5の発明において、前記複数台
の表示装置に表示されている複数系統の映像信号の表示
位置に連動させて、前記作成されたアイコンを情報処理
手段の表示手段上に表示する手段を有することを特徴と
する。
【0025】さらに、請求項7の発明では、請求項2か
ら請求項6までのいずれかの発明において、前記情報処
理手段の表示手段上に動画像を表示する手段と、前記作
成されたアイコンの内の特定のアイコンを選択すること
により該情報処理手段の表示手段上の動画像に前記複数
系統の映像信号の内の特定の映像信号を表示する手段
と、を有することを特徴とする。
ら請求項6までのいずれかの発明において、前記情報処
理手段の表示手段上に動画像を表示する手段と、前記作
成されたアイコンの内の特定のアイコンを選択すること
により該情報処理手段の表示手段上の動画像に前記複数
系統の映像信号の内の特定の映像信号を表示する手段
と、を有することを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明の多地点テレビ電話用視線一致型表示撮
像装置では、複数系統の映像信号を複数台の表示装置を
用いて個別に表示し、その内の2台の表示装置の間に人
物像を撮像する手段を設置することにより、その撮像す
る手段とその両隣に設置されている表示装置に表示され
ている人物像の目の位置との距離を視線不一致の許容範
囲まで近くし、視線の一致した表示撮像環境を提供す
る。また、複数の映像信号を安価に構成できる複数の表
示装置に個別に表示することで、パーソナルコンピュー
タやワークステーション等の情報処理手段の画面上に複
数の動画像を表示するための、技術的に困難で高価なビ
デオボード等を使用する必要をなくし、安価に多地点間
の映像を表示できるようにする。さらに、ハーフミラー
等を使用しないことで、小型化を可能にし、画面の輝度
低下を防止する。さらに、映像信号に付随する音声信号
レベルの高い映像信号を人物像を撮像する手段の隣に表
示したり、その撮像する手段の隣に表示位置を切り替え
た相手に切り替え信号を送出して、相手側にても映像信
号を人物像を撮像する手段の隣へ切り替えたりすること
で、常に両者とも会話の相手と視線一致が行えるように
する。
像装置では、複数系統の映像信号を複数台の表示装置を
用いて個別に表示し、その内の2台の表示装置の間に人
物像を撮像する手段を設置することにより、その撮像す
る手段とその両隣に設置されている表示装置に表示され
ている人物像の目の位置との距離を視線不一致の許容範
囲まで近くし、視線の一致した表示撮像環境を提供す
る。また、複数の映像信号を安価に構成できる複数の表
示装置に個別に表示することで、パーソナルコンピュー
タやワークステーション等の情報処理手段の画面上に複
数の動画像を表示するための、技術的に困難で高価なビ
デオボード等を使用する必要をなくし、安価に多地点間
の映像を表示できるようにする。さらに、ハーフミラー
等を使用しないことで、小型化を可能にし、画面の輝度
低下を防止する。さらに、映像信号に付随する音声信号
レベルの高い映像信号を人物像を撮像する手段の隣に表
示したり、その撮像する手段の隣に表示位置を切り替え
た相手に切り替え信号を送出して、相手側にても映像信
号を人物像を撮像する手段の隣へ切り替えたりすること
で、常に両者とも会話の相手と視線一致が行えるように
する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
しく説明する。
しく説明する。
【0028】図1(1),(2)は第1の実施例を示す
図であって、(1)は正面略図、(2)はその側面内部
略図を含むブロック構成図であり、3は表示装置、9は
撮像装置である超小型カメラ、31は表示装置A、32
は表示装置B、33は表示装置C、34は表示装置D、
41はアイコンA、42はアイコンB、43はアイコン
C、44はアイコンD、51は符号/復号化処理部、5
2はネットワークインタフェース部、53はワークステ
ーション本体、54は表示位置切り替え処理部である。
図であって、(1)は正面略図、(2)はその側面内部
略図を含むブロック構成図であり、3は表示装置、9は
撮像装置である超小型カメラ、31は表示装置A、32
は表示装置B、33は表示装置C、34は表示装置D、
41はアイコンA、42はアイコンB、43はアイコン
C、44はアイコンD、51は符号/復号化処理部、5
2はネットワークインタフェース部、53はワークステ
ーション本体、54は表示位置切り替え処理部である。
【0029】本実施例は、請求項1,2,3,4,6の
発明をあわせて含む実施例を示している。本実施例で
は、ワークステーションを用いたテレビ電話の例で説明
する。本実施例においては、ワークステーションの表示
装置3とは別に4台の表示装置A31、B32、C3
3、D34を順に横並びに配置し、中央部の表示装置B
32、C33の間に撮像装置9を配置する。一方、アイ
コンA、B、C、Dは多地点の映像信号を区別するため
の表示であり、表示装置3の画面の下辺に横並びに表示
される。
発明をあわせて含む実施例を示している。本実施例で
は、ワークステーションを用いたテレビ電話の例で説明
する。本実施例においては、ワークステーションの表示
装置3とは別に4台の表示装置A31、B32、C3
3、D34を順に横並びに配置し、中央部の表示装置B
32、C33の間に撮像装置9を配置する。一方、アイ
コンA、B、C、Dは多地点の映像信号を区別するため
の表示であり、表示装置3の画面の下辺に横並びに表示
される。
【0030】本実施例は、4系統の映像信号を表示する
場合の実施例を示している。図1(2)に示すように、
通信回線から受信した映像、音声情報は、ネットワーク
インタフェース部52を介して符号/復号化処理部51
に入力され、通常の4系統のNTSC映像信号と音声信
号に復号化される。4系統の映像信号であるビデオ1、
ビデオ2、ビデオ3、ビデオ4は表示位置切り替え処理
部54により制御されて、表示装置A31、B32、C
33、D34にそれぞれ入力され、表示される。表示位
置切り替え処理部54の詳細な制御については後述す
る。ここで、表示装置A31、B32、C33、D34
として、小型の平面ディスプレイ、例えば5インチ程度
の液晶ディスプレイを使用すると、安価に構成すること
が可能である。
場合の実施例を示している。図1(2)に示すように、
通信回線から受信した映像、音声情報は、ネットワーク
インタフェース部52を介して符号/復号化処理部51
に入力され、通常の4系統のNTSC映像信号と音声信
号に復号化される。4系統の映像信号であるビデオ1、
ビデオ2、ビデオ3、ビデオ4は表示位置切り替え処理
部54により制御されて、表示装置A31、B32、C
33、D34にそれぞれ入力され、表示される。表示位
置切り替え処理部54の詳細な制御については後述す
る。ここで、表示装置A31、B32、C33、D34
として、小型の平面ディスプレイ、例えば5インチ程度
の液晶ディスプレイを使用すると、安価に構成すること
が可能である。
【0031】次に、請求項2の発明の実施例にかかわる
アイコンについて説明する。アイコンとしては、受信し
た対地の地点名、会話している人の名前、会話している
人の縮小静止画像などが使用される。図2(1),
(2),(3)はそれぞれ表示装置3に表示される、複
数系統の映像信号における通信相手の地点名(図2
(1))、会話している人の名前(図2(2))、会話
している人の縮小静止画像(図2(3))で表示された
アイコンの例を示している。例えば、表示装置B32に
表示されているところの新宿にいる名前Bさんの映像信
号ビデオ2を示すアイコンは、図2中のアイコン42に
示すように表示される。
アイコンについて説明する。アイコンとしては、受信し
た対地の地点名、会話している人の名前、会話している
人の縮小静止画像などが使用される。図2(1),
(2),(3)はそれぞれ表示装置3に表示される、複
数系統の映像信号における通信相手の地点名(図2
(1))、会話している人の名前(図2(2))、会話
している人の縮小静止画像(図2(3))で表示された
アイコンの例を示している。例えば、表示装置B32に
表示されているところの新宿にいる名前Bさんの映像信
号ビデオ2を示すアイコンは、図2中のアイコン42に
示すように表示される。
【0032】図3は本発明による表示画面と表示画面観
察者の視線のずれを示す図である。ここで、例えば、表
示装置A31、B32、C33、D34に5インチの液
晶ディスプレイを使用した場合、表示装置B32の表示
画面中心から左縁部までの距離は2.5cmとなる。表
示装置32の左縁部から超小型カメラ9の中心までの距
離を1.5cm、表示画面観察者4と表示装置A31、
B32、C33、D34までの距離を50cmとする
と、表示画面観察者4と表示装置B32の画面中心まで
の視線のずれΩは4.6度となる。従来の技術で述べた
文献によると、視線の不一致を許容できる水平方向ずれ
角度は5度以内であるとしている。これにより、水平方
向ずれ角度は許容範囲内にあり、視線のほぼ一致した会
話が可能となる。本発明では、表示装置B32とC33
に表示された人物像と視線の一致した会話が可能となる
が、表示装置A31とD34に表示された人物像とは視
線が一致しない。通常、人が会話する場合の視線とは1
対1で一致すれば良いため、表示装置A31とD34に
表示された人物像と会話する場合には、該当ビデオ信
号、すなわちビデオ1、ビデオ4の信号をビデオ2、ビ
デオ3の信号と入れ替えることにより、表示装置A31
とD34に表示された人物像と視線の一致した会話が可
能となる。
察者の視線のずれを示す図である。ここで、例えば、表
示装置A31、B32、C33、D34に5インチの液
晶ディスプレイを使用した場合、表示装置B32の表示
画面中心から左縁部までの距離は2.5cmとなる。表
示装置32の左縁部から超小型カメラ9の中心までの距
離を1.5cm、表示画面観察者4と表示装置A31、
B32、C33、D34までの距離を50cmとする
と、表示画面観察者4と表示装置B32の画面中心まで
の視線のずれΩは4.6度となる。従来の技術で述べた
文献によると、視線の不一致を許容できる水平方向ずれ
角度は5度以内であるとしている。これにより、水平方
向ずれ角度は許容範囲内にあり、視線のほぼ一致した会
話が可能となる。本発明では、表示装置B32とC33
に表示された人物像と視線の一致した会話が可能となる
が、表示装置A31とD34に表示された人物像とは視
線が一致しない。通常、人が会話する場合の視線とは1
対1で一致すれば良いため、表示装置A31とD34に
表示された人物像と会話する場合には、該当ビデオ信
号、すなわちビデオ1、ビデオ4の信号をビデオ2、ビ
デオ3の信号と入れ替えることにより、表示装置A31
とD34に表示された人物像と視線の一致した会話が可
能となる。
【0033】次に、請求項3の発明の実施例である、上
記映像信号の切り替えを行なう表示位置切り替え処理部
54について説明する。映像信号の切り替え処理は、表
示装置3に表示されているアイコンA41、B42、C
43、D44の内、切り替えるべき映像信号を選択する
ことにより切り替える。例えば、名前Dさんが、名前
A、B、C、Dさんと会話しており、そのなかで、名前
Aさんと視線一致させながら会話したい場合、アイコン
B42に表示されている名前BさんとアイコンA41に
表示されている名前Aさんを入れ替える。具体的には、
アイコンB42をクリックした後、アイコンA41をク
リックするなどの操作を実施する。またはアイコンB4
2をアイコンA41の位置に移動させ、次にアイコンA
41をアイコンB42の位置に移動させる操作を行な
う。このような操作により、ワークステーション本体5
3はクリックされたアイコンの情報、または移動された
アイコンの位置情報に基づき、表示位置切り替え処理部
54へ切り替え情報を出力する。表示位置切り替え処理
部54では、入力された切り替え情報に基づき、表示装
置B32に表示しているビデオ2を表示装置A31に表
示し、表示装置A31に表示しているビデオ1を表示装
置B32に表示する切り替え処理を行なう。このように
してアイコンを操作し、会話している通信相手を表示装
置B32またはC33に表示させることにより、視線を
一致させた画像を通信相手に送出することができる。
記映像信号の切り替えを行なう表示位置切り替え処理部
54について説明する。映像信号の切り替え処理は、表
示装置3に表示されているアイコンA41、B42、C
43、D44の内、切り替えるべき映像信号を選択する
ことにより切り替える。例えば、名前Dさんが、名前
A、B、C、Dさんと会話しており、そのなかで、名前
Aさんと視線一致させながら会話したい場合、アイコン
B42に表示されている名前BさんとアイコンA41に
表示されている名前Aさんを入れ替える。具体的には、
アイコンB42をクリックした後、アイコンA41をク
リックするなどの操作を実施する。またはアイコンB4
2をアイコンA41の位置に移動させ、次にアイコンA
41をアイコンB42の位置に移動させる操作を行な
う。このような操作により、ワークステーション本体5
3はクリックされたアイコンの情報、または移動された
アイコンの位置情報に基づき、表示位置切り替え処理部
54へ切り替え情報を出力する。表示位置切り替え処理
部54では、入力された切り替え情報に基づき、表示装
置B32に表示しているビデオ2を表示装置A31に表
示し、表示装置A31に表示しているビデオ1を表示装
置B32に表示する切り替え処理を行なう。このように
してアイコンを操作し、会話している通信相手を表示装
置B32またはC33に表示させることにより、視線を
一致させた画像を通信相手に送出することができる。
【0034】次に、請求項4,6の発明の実施例につい
て説明する。なお、ここでの説明では、会話している通
信相手も、図1と同様な装置を有しているものとする。
上述したように、会話している通信相手の画像を表示装
置B32またはC33に表示させることにより、視線を
一致させた画像を通信相手に送出することが可能となる
が、会話している通信相手が、同様な視線一致処理を行
なわなければ、お互いに視線の一致した良好な会話は達
成できない。そこで、上述した会話している通信相手を
表示装置B32またはC33に表示させる処理を実行し
た、という表示装置切り替え信号を、会話している通信
相手に送出し、会話している通信相手側では、該表示装
置切り替え信号を送出してきた映像信号を、表示装置B
32またはC33に表示させることにより、視線を一致
させた画像を、送出してきた通信相手に送出することが
可能となる。以下、図1により説明する。
て説明する。なお、ここでの説明では、会話している通
信相手も、図1と同様な装置を有しているものとする。
上述したように、会話している通信相手の画像を表示装
置B32またはC33に表示させることにより、視線を
一致させた画像を通信相手に送出することが可能となる
が、会話している通信相手が、同様な視線一致処理を行
なわなければ、お互いに視線の一致した良好な会話は達
成できない。そこで、上述した会話している通信相手を
表示装置B32またはC33に表示させる処理を実行し
た、という表示装置切り替え信号を、会話している通信
相手に送出し、会話している通信相手側では、該表示装
置切り替え信号を送出してきた映像信号を、表示装置B
32またはC33に表示させることにより、視線を一致
させた画像を、送出してきた通信相手に送出することが
可能となる。以下、図1により説明する。
【0035】ワークステーション本体53は、クリック
されたアイコンの情報、または移動されたアイコンの位
置情報に基づきネットワークインタフェース部52へ表
示位置切り替え信号を出力する。例えば、名前Dさん
が、図2で示される4地点の人たちと会話している場合
を想定する。名前Dさんは、名前Aさんと視線一致させ
ながら会話するために、アイコンB42に表示されてい
る名前BさんとアイコンA41に表示されている名前A
さんを入れ替えた場合、ワークステーション本体53
は、ネットワークインタフェース部52へ、名前Aさん
あてに表示位置を視線一致位置に切り替えたことを示す
信号を送出するよう指示を出す。ネットワークインタフ
ェース部52は、該情報に基づいて、名前Aさんあて
に、名前Dさんが、視線が一致する位置に表示位置を切
り替えたことを示す信号を送出する。名前Aさんは、名
前Dさんから送信されてきた情報をネットワークインタ
フェース部52を介して受けとり、ネットワークインタ
フェース部52は送信されてきた情報に含まれる表示位
置切り替え信号に基づき、切り替え情報を表示位置切り
替え処理部54に出力する。表示位置切り替え処理部5
4では、該切り替え情報に基づき表示位置を切り替え
る。具体的には、名前Aさんの端末で、名前Dさんの表
示位置が表示装置A31に表示されていた場合、名前D
さんの表示位置を表示装置B32または表示装置C33
のどちらかに切り替える。これにより、名前Aさん、名
前Dさんは、両方ともに視線の一致した会話が可能とな
る。
されたアイコンの情報、または移動されたアイコンの位
置情報に基づきネットワークインタフェース部52へ表
示位置切り替え信号を出力する。例えば、名前Dさん
が、図2で示される4地点の人たちと会話している場合
を想定する。名前Dさんは、名前Aさんと視線一致させ
ながら会話するために、アイコンB42に表示されてい
る名前BさんとアイコンA41に表示されている名前A
さんを入れ替えた場合、ワークステーション本体53
は、ネットワークインタフェース部52へ、名前Aさん
あてに表示位置を視線一致位置に切り替えたことを示す
信号を送出するよう指示を出す。ネットワークインタフ
ェース部52は、該情報に基づいて、名前Aさんあて
に、名前Dさんが、視線が一致する位置に表示位置を切
り替えたことを示す信号を送出する。名前Aさんは、名
前Dさんから送信されてきた情報をネットワークインタ
フェース部52を介して受けとり、ネットワークインタ
フェース部52は送信されてきた情報に含まれる表示位
置切り替え信号に基づき、切り替え情報を表示位置切り
替え処理部54に出力する。表示位置切り替え処理部5
4では、該切り替え情報に基づき表示位置を切り替え
る。具体的には、名前Aさんの端末で、名前Dさんの表
示位置が表示装置A31に表示されていた場合、名前D
さんの表示位置を表示装置B32または表示装置C33
のどちらかに切り替える。これにより、名前Aさん、名
前Dさんは、両方ともに視線の一致した会話が可能とな
る。
【0036】請求項6の発明の実施例では、切り替えた
映像の表示位置に応じて、表示装置3上のアイコンの表
示位置を変更する。即ち、ビデオ1、ビデオ2、ビデオ
3、ビデオ4の映像信号のそれぞれの表示位置は、表示
位置切り替え処理部54よりワークステーション本体5
3に入力され、ワークステーション本体53内で、アイ
コンが作成され、表示装置A31、B32、C33、D
34に表示されるビデオ1、ビデオ2、ビデオ3、ビデ
オ4の位置に応じて表示装置3にアイコンが表示され
る。上述した場合で、例えば名前Dさんの表示位置が表
示装置A31から表示装置B32に切り替えられた場
合、それに連動してアイコンの表示位置も同様にアイコ
ンA41とアイコンB42の表示位置が切り替わる。
映像の表示位置に応じて、表示装置3上のアイコンの表
示位置を変更する。即ち、ビデオ1、ビデオ2、ビデオ
3、ビデオ4の映像信号のそれぞれの表示位置は、表示
位置切り替え処理部54よりワークステーション本体5
3に入力され、ワークステーション本体53内で、アイ
コンが作成され、表示装置A31、B32、C33、D
34に表示されるビデオ1、ビデオ2、ビデオ3、ビデ
オ4の位置に応じて表示装置3にアイコンが表示され
る。上述した場合で、例えば名前Dさんの表示位置が表
示装置A31から表示装置B32に切り替えられた場
合、それに連動してアイコンの表示位置も同様にアイコ
ンA41とアイコンB42の表示位置が切り替わる。
【0037】次に、本発明の第2の実施例である請求項
5の発明の実施例について説明する。図4はそれを説明
するブロック構成図であり、61は音声レベル比較部で
ある。本実施例の構成と、図1(2)で示した第1の実
施例の構成との相異点は、ワークステーション本体53
への表示切り替え情報、および表示位置切り替え処理部
54へのビデオ1、ビデオ2、ビデオ3、ビデオ4の表
示位置切り替えの指示を音声レベル比較部61から出力
する点である。その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。本実施例において、音声レベル比較部61では、符
号/復号化処理部51から出力された4系統の映像信号
に付随する4系統の音声信号のレベルを比較し、音声レ
ベルの高い2つの映像信号を選択し、選択された2つの
映像信号を表示装置B32、C33に表示するように表
示位置切り替え処理部54に切り替え情報を出力する。
同時に、音声レベル比較部61は、切り替え情報をワー
クステーション本体53にも出力し、ワークステーショ
ン本体53では、入力された切り替え情報に基づいて、
表示装置3上に表示されているアイコンA41、B4
2、C43、D44の表示位置を変更する。このように
して、表示画面観察者4と会話している通信相手の映像
信号を、音声レベルを比較することにより常に表示装置
B32とC33に表示することができ、視線の一致した
会話が可能となる。
5の発明の実施例について説明する。図4はそれを説明
するブロック構成図であり、61は音声レベル比較部で
ある。本実施例の構成と、図1(2)で示した第1の実
施例の構成との相異点は、ワークステーション本体53
への表示切り替え情報、および表示位置切り替え処理部
54へのビデオ1、ビデオ2、ビデオ3、ビデオ4の表
示位置切り替えの指示を音声レベル比較部61から出力
する点である。その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。本実施例において、音声レベル比較部61では、符
号/復号化処理部51から出力された4系統の映像信号
に付随する4系統の音声信号のレベルを比較し、音声レ
ベルの高い2つの映像信号を選択し、選択された2つの
映像信号を表示装置B32、C33に表示するように表
示位置切り替え処理部54に切り替え情報を出力する。
同時に、音声レベル比較部61は、切り替え情報をワー
クステーション本体53にも出力し、ワークステーショ
ン本体53では、入力された切り替え情報に基づいて、
表示装置3上に表示されているアイコンA41、B4
2、C43、D44の表示位置を変更する。このように
して、表示画面観察者4と会話している通信相手の映像
信号を、音声レベルを比較することにより常に表示装置
B32とC33に表示することができ、視線の一致した
会話が可能となる。
【0038】次に、本発明の第3の実施例である請求項
7の発明の実施例について説明する。図5はその請求項
7の実施例を示す図であって、(1)は正面略図、
(2)はその側面内部略図を含むブロック構成図であ
り、71は動画像表示処理部、72は表示装置3の画面
上に表示された動画像表示ウィンドウである。本実施例
の構成と、図1(2)で示した第1の実施例の構成との
相異点は、ワークステーション本体53に動画像表示処
理部71を付加し、この動画像表示処理部71にワーク
ステーション本体53の指示により表示切り替え処理部
54から映像信号を入力するようにした点である。ワー
クステーション本体53上に表示されている複数系統の
映像信号のアイコンのうち、動画像表示ウィンドウ72
に表示したい特定のアイコンを選択すると、ワークステ
ーション本体53から表示位置切り替え処理部54に、
選択されたアイコンに連動している映像信号を動画像表
示処理部71に出力するように指示が出される。動画像
表示処理部71では入力された映像信号をワークステー
ション本体53により表示している表示装置3の画面上
に動画像表示ウィンドウ72として表示する。
7の発明の実施例について説明する。図5はその請求項
7の実施例を示す図であって、(1)は正面略図、
(2)はその側面内部略図を含むブロック構成図であ
り、71は動画像表示処理部、72は表示装置3の画面
上に表示された動画像表示ウィンドウである。本実施例
の構成と、図1(2)で示した第1の実施例の構成との
相異点は、ワークステーション本体53に動画像表示処
理部71を付加し、この動画像表示処理部71にワーク
ステーション本体53の指示により表示切り替え処理部
54から映像信号を入力するようにした点である。ワー
クステーション本体53上に表示されている複数系統の
映像信号のアイコンのうち、動画像表示ウィンドウ72
に表示したい特定のアイコンを選択すると、ワークステ
ーション本体53から表示位置切り替え処理部54に、
選択されたアイコンに連動している映像信号を動画像表
示処理部71に出力するように指示が出される。動画像
表示処理部71では入力された映像信号をワークステー
ション本体53により表示している表示装置3の画面上
に動画像表示ウィンドウ72として表示する。
【0039】以上の各実施例で説明した多地点間テレビ
電話用視線一致型表示撮像装置は、複数系統の映像信号
を表示する複数台の表示装置と、その内の2台の表示装
置の間に超小型カメラを設置する構成となっている。こ
のような構成であるために、カメラとその両隣に設置さ
れている表示画面に表示されている人物像の目の位置と
の距離が非常に近くなる。例えば、表示装置A31、B
32、C33、D34に5インチの液晶ディスプレイを
使用し、表示画面観察者4と表示装置A31、B32、
C33、D34の距離を50cmとした場合、視線のず
れは許容範囲内となり、視線のほぼ一致した会話が実現
できる。
電話用視線一致型表示撮像装置は、複数系統の映像信号
を表示する複数台の表示装置と、その内の2台の表示装
置の間に超小型カメラを設置する構成となっている。こ
のような構成であるために、カメラとその両隣に設置さ
れている表示画面に表示されている人物像の目の位置と
の距離が非常に近くなる。例えば、表示装置A31、B
32、C33、D34に5インチの液晶ディスプレイを
使用し、表示画面観察者4と表示装置A31、B32、
C33、D34の距離を50cmとした場合、視線のず
れは許容範囲内となり、視線のほぼ一致した会話が実現
できる。
【0040】また、複数系統の映像信号を表示する小型
の表示装置A31、B32、C33、D34と表示位置
切り替え処理部54と音声レベル比較部61を付加する
のみで、ハーフミラーを使用していないため、小型化が
可能になるとともに、表示装置3の表示画面輝度の低下
が起こらず、臨場感の低下も存在しない。
の表示装置A31、B32、C33、D34と表示位置
切り替え処理部54と音声レベル比較部61を付加する
のみで、ハーフミラーを使用していないため、小型化が
可能になるとともに、表示装置3の表示画面輝度の低下
が起こらず、臨場感の低下も存在しない。
【0041】また、コンピュータやワークステーション
の表示画面との併用も可能で、とくに、コンピュータや
ワークステーション上で視線の一致したテレビ電話を行
なうために超小型カメラを含むミラーを表示装置上縁部
に設置するための表示画面の一部を遮断することもなく
会話が可能となる。
の表示画面との併用も可能で、とくに、コンピュータや
ワークステーション上で視線の一致したテレビ電話を行
なうために超小型カメラを含むミラーを表示装置上縁部
に設置するための表示画面の一部を遮断することもなく
会話が可能となる。
【0042】また、コンピュータやワークステーション
上で多地点のテレビ電話を行なう場合、動画像を複数個
表示することが必要である。従来、このような複数の動
画像を表示することは技術的に困難であり、かつ高価で
あったが、本発明では安価に視線の一致したコンピュー
タやワークステーション上での多地点のテレビ電話が構
成が可能となる利点がある。
上で多地点のテレビ電話を行なう場合、動画像を複数個
表示することが必要である。従来、このような複数の動
画像を表示することは技術的に困難であり、かつ高価で
あったが、本発明では安価に視線の一致したコンピュー
タやワークステーション上での多地点のテレビ電話が構
成が可能となる利点がある。
【0043】また、従来は複数画面の表示位置によって
両者ともに視線の一致が困難であったが、超小型カメラ
を鋏む2台の表示装置に表示している通信相手にその表
示位置を送出する構成であるために、片側が視線一致の
ために超小型カメラを鋏む2台の表示装置のどちらか
に、会話している通信相手画像を移動させることによ
り、視線の一致した画像とともにその表示位置情報を送
出し、会話している通信相手側では、該表示位置情報に
基づき、送出側の画像を超小型カメラを鋏む2台の表示
装置のどちらかに移動させることができ、これによりお
互いの視線が一致した会話が可能となる。
両者ともに視線の一致が困難であったが、超小型カメラ
を鋏む2台の表示装置に表示している通信相手にその表
示位置を送出する構成であるために、片側が視線一致の
ために超小型カメラを鋏む2台の表示装置のどちらか
に、会話している通信相手画像を移動させることによ
り、視線の一致した画像とともにその表示位置情報を送
出し、会話している通信相手側では、該表示位置情報に
基づき、送出側の画像を超小型カメラを鋏む2台の表示
装置のどちらかに移動させることができ、これによりお
互いの視線が一致した会話が可能となる。
【0044】加えてコンピュータやワークステーション
上に動画像を表示できる機能を既に備えているコンピュ
ータやワークステーションでは、複数系統の映像信号の
アイコンを操作することにより、動画像表示ウィンドウ
に所望の映像を大きく表示することが可能なため、文書
などの映像を明瞭に見ることが可能となる。
上に動画像を表示できる機能を既に備えているコンピュ
ータやワークステーションでは、複数系統の映像信号の
アイコンを操作することにより、動画像表示ウィンドウ
に所望の映像を大きく表示することが可能なため、文書
などの映像を明瞭に見ることが可能となる。
【0045】なお、本実施例では表示装置3の下部に表
示装置A31、B32、C33、D34を設置したが、
表示装置3の左端または右端に表示装置A31、B3
2、C33、D34を縦置きに設置しても同様の視線一
致の効果があることは言うまでもない。また、本発明は
ワークステーション以外にコンピュータ等を用いたテレ
ビ電話にも適用可能である。
示装置A31、B32、C33、D34を設置したが、
表示装置3の左端または右端に表示装置A31、B3
2、C33、D34を縦置きに設置しても同様の視線一
致の効果があることは言うまでもない。また、本発明は
ワークステーション以外にコンピュータ等を用いたテレ
ビ電話にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多地点間
テレビ電話用視線一致型表示撮像装置では、複数系統の
映像信号を表示する複数台の表示装置と、その内の2台
の表示装置の間に人物像を撮像する手段を設置する構成
となっているため、その撮像する手段とその両隣に設置
されている表示画面に表示されている人物像の目の位置
との距離が非常に近くなり、視線のずれを許容範囲内と
することが可能になり、視線のほぼ一致した会話が実現
できる。
テレビ電話用視線一致型表示撮像装置では、複数系統の
映像信号を表示する複数台の表示装置と、その内の2台
の表示装置の間に人物像を撮像する手段を設置する構成
となっているため、その撮像する手段とその両隣に設置
されている表示画面に表示されている人物像の目の位置
との距離が非常に近くなり、視線のずれを許容範囲内と
することが可能になり、視線のほぼ一致した会話が実現
できる。
【0047】また、複数系統の映像信号を表示する表示
装置や、その表示位置を切り替える手段や、音声レベル
の比較手段を付加するのみでハーフミラー等を使用して
いないため、装置が小型化可能になるとともに、表示装
置の表示画面輝度の低下が起こらず、臨場感の低下も存
在しない。
装置や、その表示位置を切り替える手段や、音声レベル
の比較手段を付加するのみでハーフミラー等を使用して
いないため、装置が小型化可能になるとともに、表示装
置の表示画面輝度の低下が起こらず、臨場感の低下も存
在しない。
【0048】また、コンピュータやワークステーション
等の表示画面との併用も可能あり、そのコンピュータや
ワークステーション上で多地点のテレビ電話を行なう場
合、動画像を複数個表示することが必要である。従来、
このような複数の動画像を表示することは技術的に困難
であり、かつ高価であったが、本発明では、安価に視線
の一致したコンピュータやワークステーション上での多
地点のテレビ電話が構成が可能となる利点がある。
等の表示画面との併用も可能あり、そのコンピュータや
ワークステーション上で多地点のテレビ電話を行なう場
合、動画像を複数個表示することが必要である。従来、
このような複数の動画像を表示することは技術的に困難
であり、かつ高価であったが、本発明では、安価に視線
の一致したコンピュータやワークステーション上での多
地点のテレビ電話が構成が可能となる利点がある。
【0049】また、請求項2,3,6の発明によれば、
特に、コンピュータやワークステーション等の表示画面
との併用に好適であり、コンピュータやワークステーシ
ョン等の表示画面上で視線の一致したテレビ電話を行な
うために超小型カメラを含むミラーを表示装置上縁部に
設置する従来例のように、表示画面の一部を遮断するこ
ともなく会話が可能となる。
特に、コンピュータやワークステーション等の表示画面
との併用に好適であり、コンピュータやワークステーシ
ョン等の表示画面上で視線の一致したテレビ電話を行な
うために超小型カメラを含むミラーを表示装置上縁部に
設置する従来例のように、表示画面の一部を遮断するこ
ともなく会話が可能となる。
【0050】また、従来は複数画面の表示位置によって
両者ともに視線の一致が困難であったが、請求項4の発
明によれば、特に、人物像を撮像する手段を鋏む2台の
表示装置に表示している通信相手にその表示位置を送出
する構成であるために、片側が視線一致のために撮像す
る手段を鋏む2台の表示装置のどちらかに、会話してい
る通信相手画像を移動させることにより、視線の一致し
た画像とともにその表示位置情報を送出し、会話してい
る通信相手側では、該表示位置情報に基づき、送出側の
画像を撮像する手段を鋏む2台の表示装置のどちらかに
移動させることができ、これによりお互いの視線が一致
した会話が可能となる。
両者ともに視線の一致が困難であったが、請求項4の発
明によれば、特に、人物像を撮像する手段を鋏む2台の
表示装置に表示している通信相手にその表示位置を送出
する構成であるために、片側が視線一致のために撮像す
る手段を鋏む2台の表示装置のどちらかに、会話してい
る通信相手画像を移動させることにより、視線の一致し
た画像とともにその表示位置情報を送出し、会話してい
る通信相手側では、該表示位置情報に基づき、送出側の
画像を撮像する手段を鋏む2台の表示装置のどちらかに
移動させることができ、これによりお互いの視線が一致
した会話が可能となる。
【0051】また、請求項5の発明によれば、特に、映
像信号に付随する音声信号のレベルの高い映像信号を人
物像を撮像する手段の近くに表示するようにしたので、
自動的に視線一致を図ることができる。
像信号に付随する音声信号のレベルの高い映像信号を人
物像を撮像する手段の近くに表示するようにしたので、
自動的に視線一致を図ることができる。
【0052】さらに、請求項7の発明によれば、特に、
表示手段上に動画像を表示できる機能を既に備えている
コンピュータやワークステーション等の情報処理手段に
おいて、複数系統の映像信号のアイコンを操作すること
により、動画像表示ウィンドウに所望の映像を大きく表
示することが可能なため、文書などの映像を明瞭に見る
ことが可能となる。
表示手段上に動画像を表示できる機能を既に備えている
コンピュータやワークステーション等の情報処理手段に
おいて、複数系統の映像信号のアイコンを操作すること
により、動画像表示ウィンドウに所望の映像を大きく表
示することが可能なため、文書などの映像を明瞭に見る
ことが可能となる。
【図1】(1),(2)は本発明の第1の実施例を示す
図
図
【図2】(1),(2),(3)はワークステーション
の表示装置に表示される、複数系統の映像信号における
通信相手の場所、会話している人の名前、会話している
人の縮小静止画像で表示させたアイコンの例を示す図
の表示装置に表示される、複数系統の映像信号における
通信相手の場所、会話している人の名前、会話している
人の縮小静止画像で表示させたアイコンの例を示す図
【図3】上記第1の実施例による表示画面と表示画面観
察者の視線のずれを示す図
察者の視線のずれを示す図
【図4】本発明の第2の実施例である請求項5の発明の
実施例を説明する図
実施例を説明する図
【図5】(1),(2)は本発明の第3の実施例である
請求項7の発明の実施例を示す図
請求項7の発明の実施例を示す図
【図6】従来の視線一致型テレビ電話装置の構成例を示
す図
す図
【図7】従来のテレビ電話で、小型の表示画面を持つテ
レビ電話装置を構成した例を示す図
レビ電話装置を構成した例を示す図
【図8】従来のテレビ電話で、大型の表示装置、例え
ば、20インチのCRTを用いてテレビ電話装置を構成
した例を示す図
ば、20インチのCRTを用いてテレビ電話装置を構成
した例を示す図
【図9】ハーフミラーを使用した従来の表示撮像装置の
構成を示す図
構成を示す図
【図10】(1),(2)はパーソナルコンピュータや
ワークステーションを使用したテレビ電話における視線
一致型の人物画像撮像装置の従来例を示す図
ワークステーションを使用したテレビ電話における視線
一致型の人物画像撮像装置の従来例を示す図
3…ワークステーションの表示装置 9…超高型カメラ 31…表示装置A 32…表示装置B 33…表示装置C 34…表示装置D 41…アイコンA 42…アイコンB 43…アイコンC 44…アイコンD 51…符号/復号化処理部 52…ネットワークインタフェース部 53…ワークステーション本体 54…表示位置切り替え処理部 61…音声レベル比較部 71…動画像表示処理部
Claims (7)
- 【請求項1】 複数系統の映像信号を複数台の表示装置
に個別に表示する手段と、人物像を撮像する手段と、を
有し、該複数系統の映像信号の内の2系統の映像信号を
表示する2台の表示装置の間に該人物像を撮像する手段
を位置させることを特徴とする多地点間テレビ電話用視
線一致型表示撮像装置。 - 【請求項2】 前記複数系統の映像信号を区別できるよ
うなアイコンを作成する手段を有することを特徴とする
請求項1記載の多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮
像装置。 - 【請求項3】 前記作成されたアイコンを情報処理手段
の表示手段上に表示する際、該アイコンの表示位置に連
動させて前記複数系統の映像信号を表示する複数台の表
示装置を切り替える手段を有することを特徴とする請求
項2記載の多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装
置。 - 【請求項4】 前記情報処理手段の表示手段上のアイコ
ンの表示位置に連動させて前記複数系統の映像信号を表
示する複数台の表示装置を切り替えたことを示す表示装
置切り替え信号を該切り替えた通信相手に送出する手段
と、通信相手より受信した表示装置切り替え信号に基づ
いて該表示装置切り替え信号を送出した通信相手の映像
信号を前記人物像を撮像する手段の隣に位置する表示装
置に表示するように複数系統の映像信号を切り替えて表
示する手段と、を有することを特徴とする請求項3記載
の多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装置。 - 【請求項5】 前記複数系統の映像信号に付随する音声
信号のレベルを比較する手段と、該複数系統の映像信号
に付随する音声信号レベルの高い2つの映像信号を、前
記人物像を撮像する手段の両隣に位置する表示装置に表
示するように複数系統の映像信号を切り替えて表示する
手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の多地
点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装置。 - 【請求項6】 前記複数台の表示装置に表示されている
複数系統の映像信号の表示位置に連動させて、前記作成
されたアイコンを情報処理手段の表示手段上に表示する
手段を有することを特徴とする請求項2または請求項4
または請求項5に記載の多地点間テレビ電話用視線一致
型表示撮像装置。 - 【請求項7】 前記情報処理手段の表示手段上に動画像
を表示する手段と、前記作成されたアイコンの内の特定
のアイコンを選択することにより該情報処理手段の表示
手段上の動画像に前記複数系統の映像信号の内の特定の
映像信号を表示する手段と、を有することを特徴とする
請求項2から請求項6までのいずれかに記載の多地点間
テレビ電話用視線一致型表示撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5256687A JPH07111638A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5256687A JPH07111638A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07111638A true JPH07111638A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17296084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5256687A Pending JPH07111638A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 多地点間テレビ電話用視線一致型表示撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07111638A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100588742B1 (ko) * | 1999-12-20 | 2006-06-13 | 주식회사 케이티 | 영상 통신을 위한 시선일치 영상 획득 장치 및 그 방법 |
US11475715B2 (en) | 2018-03-20 | 2022-10-18 | Nec Corporation | Input/output device, screen control device, and screen control method |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP5256687A patent/JPH07111638A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100588742B1 (ko) * | 1999-12-20 | 2006-06-13 | 주식회사 케이티 | 영상 통신을 위한 시선일치 영상 획득 장치 및 그 방법 |
US11475715B2 (en) | 2018-03-20 | 2022-10-18 | Nec Corporation | Input/output device, screen control device, and screen control method |
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