JP2006246079A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 互いの姿だけでなく、共通の画像や動画を見ながら会話する際に、通信相手との視線を自然にし、円滑にコミュニケーションを取ることができる通信装置を提供する。
【解決手段】 本発明の通信装置100は、モニタ33、カメラ30,31C、CPU60等を備え、向き属性を基にいずれのカメラ30,31にて操作者の画像を撮影すべきか判断する画像入力判断部61、相手側の通信装置との間で制御データをやり取りし、どちらのカメラ30,31を使用するかにより右勝手及び左勝手等の通信装置の向き属性を決定する向き属性決定部62、入力された画像の左右の向きを反転する反転部63及び向き属性を基に相手画像表示部34、自画像表示部35及びコンテンツ表示部36の位置関係を決定する画像表示位置決定部64を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信する相手の互いの姿及び共通の画像等を見ながらコミュニケーションするための通信装置に関する。
通信する相手の互いの姿を見て通話をするテレビ電話やテレビ会議システムがある。このようなシステムでは、通信相手と視線を合わせながら会話するほうが意思疎通を円滑に行うことが出来る。よって、テレビ電話やテレビ会議システムで使用する画像表示装置上において、相手の視線と、自分の姿又は自分の視線が一致するように表示することが好ましい。
この為、撮像用のビデオカメラと撮像画像を表示するディスプレイからなる撮像表示装置において、ビデオカメラとディスプレイの相互の光路軸が交差する位置にハーフミラーを介在させることにより、ビデオカメラの撮像エリアとディスプレイの表示エリアを視覚的に重複させる手法が提案されている(特許文献1参照。)。
また、厳密には光路を一致させてはいないが、簡単な方法で視線を合わせ、複数の相手と同時に通信する場合でも、話者検出回路により複数の参加者の中から話者を画像入力手段に近接して表示することにより、話し相手を見る視線のずれが少なくなるような手法も提案されている(特許文献2参照。)。
また、実際に会議を行っている場合は発言者以外にも発言者の意見を聞いている人もいるので、単に視線を相手と合わせるだけではなく視線を自然な方向に向けることができる手法も提案されている(特許文献3参照。)。この手法によれば、作業者が別の作業者と議論する場合は、別の作業者が映っている液晶スクリーンの方を向いて会話を行うため、視線を合わせつつ会話ができる。
特開平3−110987号公報 特開平5−37927号公報 特開平7−154763公報
しかしながら、円滑なコミュニケーションのためには、常に通信相手の互いの視線を合わせることが必要なのではなく、場合によっては視線を合わせない方が自然であることもある。上述した通信装置では、相手と視線を合わせて話す場合には良いが、画面中に相手の姿だけでなく、ほかの画像コンテンツや動画コンテンツ(以下、「コンテンツ」と記載する)がある場合の視線については考慮されていない。例えば自分がコンテンツを注視していることを相手に知らしめるためには、相手の表示装置内で自分の姿があたかも表示装置内のコンテンツを眺めているように見えることが円滑なコミュニケーションには必要となってくる。
従来の手法では、表示装置内の対話ウインドウにある複数の作業者の位置関係は会話をしているように自然な方向を向いていても、共通のコンテンツや作業内容に対して作業者の視線方向が考慮されていないため、互いに会話していない際に表示装置内の作業者の視線がコンテンツに対して自然でないという問題があった。更に、同時に複数の撮影装置を使用する必要があるという問題もあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、互いの姿だけでなく、共通の画像や動画を見ながら会話する際に、通信相手との視線を自然にし、円滑にコミュニケーションを取ることができる通信装置を提供することを特徴とする目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、[イ]通信回線網(38)を介して通信相手側と相手画像の受信及び自画像の送信を行う通信装置であって、相手画像(34)および通信相手側と共通に閲覧するコンテンツ(36)を少なくとも表示するモニタ(33)と、[ロ]モニタの右手近辺に配置される第1の画像入力装置(30)と、[ハ]モニタの左手近辺に配置される第2の画像入力装置(31)と、[ニ]第1の画像入力装置および第2の画像入力装置のどちらを使用する予定かにより、左右一組にて構成される向き属性を決定する向き属性決定部(62)と、[ホ]向き属性が右の属性である場合は自画像を第1の画像入力装置より撮影し、向き属性が左の属性である場合は自画像を第2の画像入力装置より撮影するように判断する画像入力判断部(61)と、[ヘ]向き属性が右の属性である場合は通信相手側より受信する相手画像をモニタ(33)内の右手に、コンテンツをモニタ(33)内の左手に表示し、向き属性が左の属性である場合は通信相手側より受信する相手画像をモニタ(33)内の左手に、コンテンツをモニタ(33)内の右手に表示するよう表示位置を決定する画像表示位置決定部(64)とを備える通信装置であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、[イ]通信回線網(38)を介して通信相手側と相手画像の受信及び自画像の送信を行う通信装置であって、相手画像(34)および通信相手側と共通に閲覧するコンテンツ(36)を少なくとも表示するモニタ(33)と、[ロ]モニタ(33)の近辺に左右移動可能に配置される画像入力装置(38)と、[ハ]左右一組にて構成される向き属性を決定する向き属性決定部(62)と、[ニ]向き属性が右の属性である場合は画像入力装置を右側に移動させて自画像を撮影し、向き属性が左の属性である場合は画像入力装置を左側に移動させて自画像を撮影するように判断する画像入力切替部(65)と、[ホ]向き属性が右の属性である場合は通信相手側より受信する相手画像をモニタ(33)内の右手に、コンテンツをモニタ(33)内の左手に表示し、向き属性が左の属性である場合は通信相手側より受信する相手画像をモニタ(33)内の左手に、コンテンツをモニタ(33)内の右手に表示するよう表示位置を決定する画像表示位置決定部(64)とを備える通信装置であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、[イ]通信回線網(38)を介して通信相手側と相手画像の受信及び自画像の送信を行う通信装置であって、相手画像(34)および通信相手側と共通に閲覧するコンテンツ(36)を少なくとも表示するモニタ(33)と、[ロ]モニタの右手又は左手のいずれか近辺に配置される画像入力装置(30)と、[ハ]左右一組にて構成される向き属性のうち、通信相手と同じ向き属性を使用すると決定する向き属性決定部(62)と、[ニ]向き属性決定部(62)より同じ向き属性を使用する予定であるとの決定を受け、通信相手側より受信する相手画像を反転する条件付反転部(66)と、[ホ]通信相手と同じ向き属性が右の属性である場合は条件付反転部(66)にて反転された相手画像をモニタ(33)内の右手に、コンテンツをモニタ(33)内の左手に表示し、通信相手と同じ向き属性が左の属性である場合は条件付反転部(66)にて反転された相手画像をモニタ(33)内の左手に、コンテンツをモニタ(33)内の右手に表示する画像表示位置決定部(64)とを備える通信装置であることを要旨とする。
本発明の通信装置によると、互いの通信相手の姿を見るときには視線を一致させ、互いに共通のコンテンツを見ながら会話する際には、互いにコンテンツを見ているように画像表示装置上の視線を移動させる。これにより視線の流れを自然にし、円滑にコミュニケーションを取ることができる。
また、通信相手の1人が使用する通信装置に複数の撮影装置が付属してなくても、互いの通信相手の姿を撮影して画像表示装置上に自然な位置関係で表示することが出来る。
以下、本発明の実施の形態に係る通信装置について説明する。尚、本発明の実施の形態において使用される機器、手法等は一例であり、本発明はこれらに限定されるものではないことは勿論である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る通信装置100は、常に2台以上で使用される。同じ構成を有する2台1組の通信装置100がネットワーク等で接続され、双方の表示画面上に互いの画像やコンテンツを表示しながらコミュニケーションを取るためのものである。
以下、撮影するカメラ、コンテンツ、自画像及び相手画像を向き属性を基にして適切な順に並べることにより、2台以上の通信装置間において共通のコンテンツを見つつ、円滑にコミュニケーションをとる装置及び手法について説明する。
(通信装置)
通信装置100は、図1に示すように、カメラ30,31、マイク32、モニタ33、スピーカ41、通信回線網38、デコーダ40、A/D変換器42、画像メモリ部44、メモリ制御部46、D/A変換器48、エンコーダ50、回線インタフェース52、符号化復号化回路54、アンプ56,58及びCPU60を備えている。
カメラ30、31は画像入力用のカメラ、マイク32は音声入力用のマイク、モニタ33は自分及び相手の画像を表示するモニタ、スピーカ41は相手からの音声を出力するスピーカ、通信回線網38は図示しない接続端子を介して接続されるLAN、インターネット等である。デコーダ40は、カメラ30、31の出力信号を所定形式の画像信号に変換する。A/D変換器42はデコーダ40のアナログ出力をデジタル化する。画像メモリ部44はモニタ33に表示する相手画像、自画像及びコンテンツ等の画像データを格納する。メモリ制御部46はCPU60の指示に従い画像メモリ部44を制御する。D/A変換器48はメモリ制御部46により画像メモリ部44から読み出された画像データをアナログ信号に変換する。エンコーダ50はD/A変換器48の出力を例えばNTSC方式のテレビジョン信号に変換し、モニタ33に印加する。
回線インタフェース52は接続する通信回線網38とのインタフェースをとる。符号化復号化回路54はカメラ30、31による入力画像及びマイク32による入力音声を圧縮すると共に、受信した圧縮画像データ及び圧縮音声データを伸長するコーデックである。アンプ56はマイク32の出力を増幅して符号化復号化回路54に印加する。アンプ58は符号化復号化回路54から出力される受信音声信号を増幅してスピーカ41に印加する。CPU60は通信装置100の全体動作を制御する。制御の詳細は後述する。
(モニタの画面構成)
次に、モニタ33の画面構成について図2を用いて詳細に説明する。先ず、モニタ33の両側には右側のカメラ30、左側のカメラ31が設置されている。操作者が使用するカメラ30、31はいずれか片方のみである。第1の実施の形態においては、操作者は使用するカメラ30、31の位置によって、例えば、右側カメラ30を使用する右勝手の操作者と左側カメラ31を使用する左勝手の操作者のように常にペアを作る。右勝手操作者には図2(a)、左勝手操作者には図2(b)に表示されるように、互いの姿やコンテンツを表示する。
先ず右勝手操作者が使用する図2(a)の画面について説明すると、モニタ33上には、モニタの右側に相手画像表示部34及び自画像表示部35、モニタ33の左側にコンテンツ表示部36が表示される。相手画像表示部34は左勝手操作者の画像を表示する。自画像表示部35は右側のカメラ30で撮影された自分自身の画像を表示する。自画像はあたかも鏡を見ているよう、つまり左右反転して表示されないと操作者は違和感を持つ。そのため反転部63により反転された画像が自画像表示部35に表示される。以下の説明において、反転部63により反転された画像を「逆向き」、その逆で、通常のテレビや映画の画像と同様にカメラで撮影されたそのままの向きを「正向き」として記載する。
尚、これは右勝手操作者が使用するように設定してあるため左側のカメラ31は使用しない。
同様に左勝手操作者が使用する図2(b)の画面について説明する。尚、使用する機器は全て図2(a)の通信装置100と同じ構成であるが、右勝手操作者の通信装置100と区別するために、通信装置100a、モニタ33a、相手画像表示部34a等のように符号の語尾にaを付すものとする。モニタ33a上には、モニタの左側に相手画像表示部34a及び自画像表示部35a、モニタ33aの右側にコンテンツ表示部36aが表示される。相手画像表示部34aは右勝手操作者の画像を表示する。自画像表示部35aは左側のカメラ31aで撮影された自分自身の画像を表示する。尚、これは左勝手操作者が使用するように設定してあるため右側のカメラ30aは使用しない。
図2(a)の右勝手操作者Aがコンテンツ表示部36を見る際には、カメラ30は右勝手操作者Aの右横顔を撮影する。撮影された右横顔は、カメラ30を介して、自画像表示部35に左側のコンテンツを見ているように、又相手画像表示部34aには右側のコンテンツを見ているように表示される。次に右勝手操作者Aが相手画像表示部34に向けて視線を変更したとする。このとき相手画像表示部34を見つめる右勝手操作者A´をカメラ30が撮影すると、右勝手操作者A´のほぼ正面からの顔を撮影する。よって自画像表示部35及び図2(b)の相手画像表示部34aには正面の顔が表示され、左勝手操作者とモニタ33を介して視線が合うようになる。
これは図2(b)のモニタ33aを使用する左勝手操作者においても、右と左が逆になっただけであり、同じ効果が得られる。
つまり、モニタ33の両側にあるどちらのカメラを使用するかによって、モニタの画面構成を変更させる。右側のカメラ30を使用する際はその近辺に相手画像表示部34及び自画像表示部35を設置するようにし、左側のカメラ31aを使用する際はその近辺に相手画像表示部34a及び自画像表示部35aを設置するようにする。
自画像表示部35、35aは必ずしも必要ではない。しかし、自分自身がカメラ30、31に映っているかを確認する為にも、自画像表示部35、35aが付属していたほうが好ましい。
(CPU構成)
更に、CPU60の動作について図3を用いて詳細に説明する。CPU60は画像入力判断部61、向き属性決定部62、反転部63及び画像表示位置決定部64を備えている。尚、図3においては説明の都合上、メモリ制御部46が制御部60内部に存在するように記載されているが、メモリ制御部46はCPU60外部に配置されてCPU60に接続されていても構わない。
向き属性決定部62は、通信回線網38に接続されている相手側の通信装置との間で制御データをやり取りし、どちらのカメラ30,31を使用するかにより右勝手及び左勝手等の通信装置の向き属性を決定する。
画像入力判断部61は、向き属性を基に、いずれのカメラ30、31(図2参照)にて操作者の画像を撮影すべきか判断する。
反転部63は、入力された画像の左右の向きを反転する。
画像表示位置決定部64は、向き属性を基に、図2の相手画像表示部34,34a、自画像表示部35,35a及びコンテンツ表示部36,36aの位置関係を決定する。
(通信装置の動作)
次に図2の通信装置100,100aを2台接続し、テレビ電話若しくはテレビ会議システムを実行する際の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
(a)先ずステップS101において、操作者は通信装置100を起動して相手側の通信装置100aを呼び出す。通信装置100と通信装置100aが互いの制御データを送受信する。ステップS102においては、向き属性決定部62が、受信した制御データを基に、右勝手、左勝手等の向き属性を決定する。どちらの通信装置がどちらの向き属性でも構わないが、2台の通信装置は必ず右勝手の属性を持つものと、左勝手の属性を持つもののペアになるようにする。一例として、通信装置100の端末向き属性を右勝手、通信装置100aの端末向き属性が左勝手と向き属性決定部62で決定されたとして、以下説明を続ける。
(b)ステップS103においては、画像入力判断部61が、決定した向き属性を基に、使用するカメラ30,31を決定する。例えば図2の場合は、右勝手属性を持つ通信装置100がカメラ30、左勝手属性を持つ通信装置100aがカメラ31aを使用するようにする。ステップS104において、カメラ30,31aにて撮影された自画像は反転部63に送信され、更にメモリ制御部46を介して互いに相手側通信装置と送受信される。
(c)ステップS105においては、決定した向き属性を基に、通信装置100のカメラ30で撮影した自画像は反転部63にて左右反転され、逆向きになる。受信した通信装置100aの相手画像は反転されない為、正向きとなる。通信装置100aの場合だと、カメラ31aで撮影した自画像は逆向きで、受信した通信装置100の相手画像は正向きとなる。ステップS106においては、通信装置100は逆向きの自画像を自画像表示部35に表示し、正向きの相手画像を相手画像表示部34に表示する。通信装置100aは逆向きの自画像を自画像表示部35aに表示し、正向きの相手画像を相手画像表示部34aに表示する。
また通信回線網38を介して送られてきたコンテンツもコンテンツ表示部36,36a上に表示される。なお、図3ではコンテンツは通信回線網38から送られてきたと例示されているが、これに限らず例えば通信装置内部のメモリに格納されていたり、他のインタフェース等を介して受信したりしても良い。
上記のように構成することにより、コンテンツを見るときは、図2(a)の右勝手属性を持つ通信装置100では、相手画像表示部34はコンテンツ表示部36の右側に配置されるので、通信装置100の操作者は相手があたかもコンテンツを見ているように見える。図2(b)の左勝手属性を持つ通信装置100aでは、相手画像表示部34aはコンテンツ表示部36aの左側に配置されるので、通信装置100aの操作者は相手があたかもコンテンツ表示を見ているように見える。
通信装置100の操作者が通信装置100aの操作者と話をしたいと思った時は、相手画像表示部34の方を向いて話を始めるが、相手画像表示部34はカメラ30の近傍にあるので、カメラ30にはほぼ正面からの画像が入力され、自画像表示部35及び相手画像表示部34aに映される。逆に、通信装置100aの操作者が通信装置100の操作者と話をしたいと思った時は、相手画像表示部34aの方を向いて話を始めるが、相手画像表示部34aはカメラ31aの近傍にあるので、カメラ31aにはほぼ正面からの画像が入力され、自画像表示部35a及び相手画像表示部34に映される。これにより、相手の操作者があたかもコンテンツを見ている視線から自分の方を向いたように見えるので、相手が自分と話をしたいということを理解することができ、円滑なコミュニケーションをとることが可能になる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係る通信装置100では、図2に示すように撮影するカメラは右左に2台設置したが、上述したように使用するカメラ30,31は常にいずれか一台であるため、搭載するカメラは一台でも構わない。以下、左右に移動可能なカメラを備える通信装置200について説明する。
第2の実施の形態に係る通信装置200は、図1に示すシステム構造を有し、そのCPU60a内部は、図5に示すように、画像入力切替部65、向き属性決定部62、画像表示位置決定部64、反転部63、メモリ制御部46を備えている。画像入力切替部65は一台の移動式カメラ38と接続されており、向き属性決定部62より受信する向き属性により操作者画像が通信装置200の右左のどちらから入力されるかを判断し、切り替える。以下、例として具体的な切替方法を2種類述べる。なお、切替方法はこれらに限定されることはない。
第1の切替方法としては、図6に示すように、通信装置200のモニタ33の上に向き属性決定部62が決定した向き属性を基に移動式カメラ38の位置を移動させる画像入力装置駆動部37を設置する。画像入力装置駆動部37は、例えば、鉄、合成プラスチック等の十分な硬度を有し、内部モータを備えた駆動レールに、ゴム等の素材より成る緩衝材を挿入し、緩衝材にて一部を固定された移動式カメラ38を駆動可能にする機能を有する。
尚、この駆動は手動で行っても構わない。その場合は図6に示すような切替位置表示部39を使用する。切替位置表示部39は、向き属性決定部62が決定した向き属性を基に使用するカメラ位置を判断し、操作者に移動式カメラ38を移動させたい位置にLEDライト等を表示、点滅させ、カメラの移動を促す。これにより右勝手及び左勝手のカメラ撮影位置を固定させる。
第2の切替方法としては、図7に示すように、入力された操作者の画像を可動鏡75に第1反射させ、更に凸面鏡73,74にて第2反射させて必要に応じて画像の反転処理を行う。図7は通信装置200aを上部から見た図であり、画像入力用のカメラ71をモニタ33の裏面に設置する。画像入力装置駆動部72は可動式の可動鏡75と左右に配置された凸面鏡73,74から構成されている。この可動鏡75を向き属性に従って回動させることにより、モニタ33上に表示する自画像、相手画像及びコンテンツを右側左側に切り替えることができる。
切替の構成及び方法以外においては第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
このように、左右に移動可能なカメラを1つ設置しても、互いの通信相手の姿を見るときには視線を一致させ、互いに共通のコンテンツを見ながら会話する際には、互いにコンテンツを見ているように画像表示装置上の視線を移動させる。これにより視線の流れを自然にし、円滑にコミュニケーションを取ることができる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では左右一組の固定カメラを備えた通信装置100、第2の実施の形態では一つのカメラにて移動、画像反転等を行う機能を備えた通信装置200,200aについて説明した。これは図4のステップS101及びS102にて制御データを互いに送受信した結果、2つの通信装置の右勝手及び左勝手の属性が決定可能である場合であって、カメラ30,31が双方とも右側、又は左側に備えられ、いずれか片方又は両方が位置固定されている場合には、右勝手属性及び左勝手属性を決定することができなくなる。しかしこのような場合であっても、条件付けで画像を反転させる機能を備えることにより、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第3の実施の形態に係る通信装置300は、図1に示すシステム構造を有し、そのCPU60b内部は、図8に示すように、向き属性決定部62、画像表示位置決定部64、反転部63、メモリ制御部46及び条件付反転部66を備えている。条件付反転部66は、通信する一組の通信装置のカメラが双方とも右側、又は左側に備えられ、カメラのいずれか片方又は両方が位置固定されている場合、通信相手より受信する相手画像を反転するように設定する。
具体的に説明すると、図9(a),(b)に示すように、互いに右側にカメラ30,30bを備えた2つの通信装置300,300bにて画像の送受信を行うとする。尚、通信装置300,300bは同じ構造及び機能を有する装置であるが、説明の都合上、図9(b)には符号の語尾にbを付すものとする。
図4のステップS101にて互いの制御データを送受信した結果、ステップS102にて向き属性決定部62が双方とも右勝手属性にしか設定できなかったとする。これは図9(a)の通信装置300及び図9(b)の通信装置300bが双方とも右側にカメラ30,30bを備えているためである。
この場合、向き属性決定部62は、この属性の決定結果を条件付反転部66に伝え、通信装置300,300bの条件付反転部66は、相手の通信装置より受信する相手画像を反転する。これにより、モニタ33,33bの相手画像表示部34,34bにはこの反転された相手画像が表示される。
尚、画像表示位置決定部64は、双方の向き属性が右勝手属性である場合は、図9のように、通信相手側より受信して条件付反転部66にて反転された相手画像をモニタ33,33b内の右手に、コンテンツを左手に表示する。尚、図9のように右側にカメラ30,30bが設置されているのではなく、左側に設置されている場合であっても、同様に、お互いの通信装置が受信する相手画像を反転して表示することにより、同様の効果が得られる。双方の向き属性が左勝手属性である場合は、通信相手側より受信して条件付反転部66にて反転された相手画像をモニタ33,33b内の左手に、コンテンツを右手に表示する
上記のように通信する一組の通信装置のカメラが双方とも右側、又は左側に備えられ、カメラのいずれか片方又は両方が位置固定されている場合であっても、向き属性を必要に応じて逆にすることにより、互いの通信相手の姿を見るときには視線を一致させ、互いに共通のコンテンツを見ながら会話する際には、互いにコンテンツを見ているように画像表示装置上の視線を移動させることができる。これにより視線の流れを自然にし、円滑にコミュニケーションを取ることができる。
第1〜3の実施の形態のように、通信前に制御データを交換して相手の通信装置の情報を受信し、相手先のカメラの状況を判断した上で向き属性を決定することにより、実際に通信する操作者同士が相手の使用するカメラの情報を事前に知らずとも、上述したような効果を得ることが出来る。
これにより、通信装置を利用したテレビ電話及びテレビ会議システムによるコミュニケーションの幅をより広げることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る通信装置のモニタの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る通信装置のCPUの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る通信装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る通信装置のCPUの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る通信装置のモニタの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る通信装置のモニタの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る通信装置のCPUの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る通信装置のモニタの構成を示す図である。
符号の説明
30,30a,30b,31,31a…カメラ
32…マイク
33,33a…モニタ
34,34a…相手画像表示部
35,35a…自画像表示部
36,36a…コンテンツ表示部
37…画像入力装置駆動部
38…移動式カメラ
38…通信回線網
39…切替位置表示部
40…デコーダ
41…スピーカ
42…変換器
44…画像メモリ部
46…メモリ制御部
48…変換器
50…エンコーダ
52…回線インタフェース
54…符号化復号化回路
56,58…アンプ
60,60a,60b…CPU
61…画像入力判断部
62…向き属性決定部
63…反転部
64…画像表示位置決定部
65…画像入力切替部
66…条件付反転部
71…カメラ
72…画像入力装置駆動部
73,74…凸面鏡
75…可動鏡
100,100a…通信装置
200,200a…通信装置
300,300a,300b…通信装置

Claims (3)

  1. 通信回線網を介して通信相手側と相手画像の受信及び自画像の送信を行う通信装置であって、
    前記相手画像および前記通信相手側と共通に閲覧するコンテンツを少なくとも表示するモニタと、
    前記モニタの右手近辺に配置される第1の画像入力装置と、
    前記モニタの左手近辺に配置される第2の画像入力装置と、
    前記第1の画像入力装置および前記第2の画像入力装置のどちらを使用するかにより、左右一組にて構成される向き属性を決定する向き属性決定部と、
    前記向き属性が右の属性である場合は前記自画像を前記第1の画像入力装置より撮影し、前記向き属性が左の属性である場合は前記自画像を前記第2の画像入力装置より撮影するように判断する画像入力判断部と、
    前記向き属性が前記右の属性である場合は前記通信相手側より受信する前記相手画像を前記モニタ内の右手に、前記コンテンツを前記モニタ内の左手に表示し、前記向き属性が前記左の属性である場合は前記通信相手側より受信する前記相手画像を前記モニタ内の左手に、前記コンテンツを前記モニタ内の右手に表示するよう表示位置を決定する画像表示位置決定部
    とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 通信回線網を介して通信相手側と相手画像の受信及び自画像の送信を行う通信装置であって、
    前記相手画像および前記通信相手側と共通に閲覧するコンテンツを少なくとも表示するモニタと、
    前記モニタの近辺に左右移動可能に配置される画像入力装置と、
    左右一組にて構成される向き属性を決定する向き属性決定部と、
    前記向き属性が右の属性である場合は画像入力装置を右側に移動させて前記自画像を撮影し、前記向き属性が左の属性である場合は前記画像入力装置を左側に移動させて前記自画像を撮影するように判断する画像入力切替部と、
    前記向き属性が前記右の属性である場合は前記通信相手側より受信する前記相手画像を前記モニタ内の右手に、前記コンテンツを前記モニタ内の左手に表示し、前記向き属性が前記左の属性である場合は前記通信相手側より受信する前記相手画像を前記モニタ内の左手に、前記コンテンツを前記モニタ内の右手に表示するよう表示位置を決定する画像表示位置決定部
    とを備えることを特徴とする通信装置。
  3. 通信回線網を介して通信相手側と相手画像の受信及び自画像の送信を行う通信装置であって、
    前記相手画像および前記通信相手側と共通に閲覧するコンテンツを少なくとも表示するモニタと、
    前記モニタの右手又は左手のいずれか近辺に配置される画像入力装置と、
    左右一組にて構成される向き属性のうち、前記通信相手と同じ向き属性を使用すると決定する向き属性決定部と、
    前記向き属性決定部より前記同じ向き属性を使用するとの決定を受け、前記通信相手側より受信する前記相手画像を反転させる条件付反転部と、
    前記通信相手と同じ向き属性が右の属性である場合は前記条件付反転部にて反転された前記相手画像を前記モニタ内の右手に、前記コンテンツを前記モニタ内の左手に表示し、前記通信相手と同じ向き属性が左の属性である場合は前記条件付反転部にて反転された前記相手画像を前記モニタ内の左手に、前記コンテンツを前記モニタ内の右手に表示する画像表示位置決定部
    とを備えることを特徴とする通信装置。

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