JPH0711066Y2 - ウェブ継ぎ装置 - Google Patents

ウェブ継ぎ装置

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JPH0711066Y2
JPH0711066Y2 JP1988107623U JP10762388U JPH0711066Y2 JP H0711066 Y2 JPH0711066 Y2 JP H0711066Y2 JP 1988107623 U JP1988107623 U JP 1988107623U JP 10762388 U JP10762388 U JP 10762388U JP H0711066 Y2 JPH0711066 Y2 JP H0711066Y2
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JP
Japan
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roll
paper
web
rewinding roll
new
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JP1988107623U
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JPH0228858U (ja
Inventor
孝義 森竹
昭 白井
晃 貞本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製紙工業で一般に用いられるウェブ巻取装
置、スーパカレンダ等に紙を供給するところのアンワイ
ンダ装置に付設されたウェブ継ぎ装置に関する。
〔従来の技術〕 第3図は、従来のアンワインダ装置、詳しくはそのデュ
ープレックスワインダの斜視図である。
図において、03はアンワインダスタンド、08はアンワイ
ンダ装置に搬入された後、紙(ウェブ)を繰り出すため
の巻戻しロール、01は紙を巻取られてほぼ最終状態に至
った巻戻しロール(巻戻しロール08の最終姿)、24は紙
を送るためのペーパロール、25は紙を必要な幅に裁断す
るためのスリッタ、26は紙を巻取るための巻取ドラム、
27は紙を巻き取った巻取ロールである。
同図により、アンワインダ装置での紙継ぎの一例を説明
すると、ワインダ作業において1本の巻戻しロール08か
ら所定の長さの紙が繰り出されたところで、巻取ロール
27と巻戻しロール01との間に紙02が継ながったままとし
ておき、巻戻しロール01(以下、この巻戻しロールを旧
巻戻しロール01という。)をワインダ運転中における所
定の巻戻しロールの位置04から離れた位置05へ移動させ
るとともに、新たにアンワインダスタンド03へ巻戻しロ
ール08(以下、この巻戻しロールを新巻戻しロール08と
いう。)を持込み、旧巻戻しロール01の紙02と新巻戻し
ロール08の紙28を、例えば新巻戻しロール08の紙28へ付
着している接着面06により貼り合わせたうえで、紙02を
巻取ロール27方向へ送っていくことにより、新巻戻しロ
ール08の紙28を巻取ドラム26へ到達させるものである。
したがって、この紙継ぎ作業の自動化を達成するために
は、旧巻戻しロール01の紙02と新巻戻しロール08の紙28
とを何らかの手段によって接着することが必要であり、
1案として旧巻戻しロール01の紙02を新巻戻しロール08
の上に押しつけながら、新巻戻しロール08を回転させ、
新巻戻しロール08上の接着面06を旧巻戻しロール01の紙
02に接着させるウェブ継ぎ装置が特開昭62-88756によっ
て提案されている。それによれば第4図に示すように押
圧ロール29を図中30の位置から31の位置へ移動させて旧
巻戻しロール01の紙02を新巻戻しロール08上へ押しつけ
ることにより上記接着を行うものであるが、押圧ロール
29の構造や押しつけ方法については具体的に開示してい
ない。
一方、一般に多層の紙ででき上がっている巻戻しロール
は抄紙工程におけるスライスリップ開度調整装置や幅方
向に数分割された撓み矯正機構を有する加圧ロールを通
過し製造されるために、第5図に示す如く、ロール幅方
向32に約1000mmあるいはそれ以上のピッチ33のゆるやか
な曲線で構成された凹凸を有する場合が多い。なお第5
図は、径方向34への寸法を誇張して示してある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のアンワインダ装置でのウェブ継ぎ作業には解
決すべき次の課題があった。
(1)ウェブ幅が広い場合、ウェブ押えとして用いる押
圧ロール29のたわみに起因する、押圧力の幅方向(ロー
ル軸方向)における不均一による接着不良。
(2)第6図に示すように、新巻戻しロール08のロール
軸方向の凹凸が大きいにもかかわらず、押圧ロール29
が、巻戻しロール08巾方向(軸方向)の大径部すなわち
凸部35だけを間欠的に押える時に生ずる押圧力の巾方向
における不均一による接着不良。
注:製紙工場で使用されるワインダ装置の場合は、紙継
ぎ後送られていく紙がスリッタによって幅方向に数列に
裁断され、個々の紙幅は狭いものとなるので、例えば巻
戻しロールの幅と巻取ロールの幅が等しいスーパカレン
ダ等に較べ、特に紙の接着状態が幅方向に不均一なため
の問題が生じ易く、最悪の場合、接着部分がはがれるこ
とも考えられる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題の解決手段として、巻戻しロール交換
時に旧巻戻しロールのウェブを接着面を有する新巻戻し
ロールにウェブ押えによって押圧の上ウェブ継ぎを行な
うアンワインダ装置のウェブ継ぎ装置において、上記ウ
ェブ押えが新巻戻しロールの軸方向に複数個に分割され
ると共に分割された各々が相互に独立して新巻戻しロー
ルを非回転摺動と自重により押圧可能に設けられてなる
ことを特徴とするウェブ継ぎ装置を提供しようとするも
のである。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、多分割された上記押さえの各々が独立して新
巻戻しロールを非回転摺動と自重により押圧可能なので
新巻戻しロールの周面の凹凸にウェブ押えが順応し、か
つ、重力によって押圧力を均等化できるため、ウェブの
均一な接着が果せる。
即ち、重力は姿勢や静、動、潤滑の有無、温度、経時、
その他の外囲条件等の如何に拘らず、万物に均等に、か
つ、同一方向に働くので恒常的にきわめて安定した正確
な押圧力が得られ、理想的な均一接着を達成できる。
また、バネ力、空気圧力等の人工的押圧力源を特に必要
としないので、装置を著しく簡便、低コストで得られ、
しかも信頼性が格段に高い。
また、ウェブ押さえが非回転摺動によって新巻戻しロー
ルを押圧するので、回転体のようにシャフトや軸受部を
必要とせず、かつ、新巻戻しロールへの接触半径(新巻
戻しロールの軸方向に見た場合の)をウェブ押さえの大
きさや重量に関係なく自由に設定できる。
〔実施例〕
本考案の一実施例について第1図及び第2図により説明
する。
第1図は本実施例を付設したアンワインダ装置の側面
図、第2図は第1図の矢視IIの拡大図、即ち、本実施例
の主要部の正面図である。
先ず理解を容易にするため、第1図によりアンワインダ
装置での自動紙(ウェブ)継ぎについて説明すると、所
定の長さの紙を繰り出し終えた旧巻戻しロール01が、巻
取部が繋がっているところの紙02を切断することなしに
アンワインダスタンド03上の巻戻し位置04から05の位置
へ持ち上げられた後に、紙継ぎに必要な接着面06とその
近くに紙端07が予め形成されているところの新巻戻しロ
ール08が04の位置へ移動する。そしてウェブ押え09によ
って旧巻戻しロール01の紙02を新巻戻しロール08上へ押
さえつけながら、新巻戻しロール08を矢印11の方向へ回
転させることにより、接着面06がウェブ押さえ09の下に
到達し、ここで旧巻戻しロール01の紙02が新巻戻しロー
ル08へ接着され、さらにナイフ12と突出させて、旧巻戻
しロール01の紙02を全幅にわたって切断することにより
紙継ぎが完了する。
ここでウェブ押さえ09は、第2図に示す如く、紙の全幅
13にわたって幅寸法14が、うねりのピッチ33より十分に
小さい500mm以下のブロック15に多分割されており、ま
た当ブロック15は本実施例では、第1図に示す支点16を
中心に揺動可能、かつ第2図の如く支点16がクロスビー
ム17に対して上下方向18に移動可能となるように、クロ
スビーム17に取付けられている。クロスビーム17を下降
させて、第1図および第2図の如くに紙02を押さえた時
点での押圧力は各ブロック15の自重に依存し、ブロック
15は第2図に示す如く新巻戻しロール08の表面の幅方向
に生じている凹凸に沿って紙を押さえるので、この凹凸
にかかわらず、等しい押圧力を紙02の全幅にわたって与
えることができる。なお、第2図は上下方向18のブロッ
ク15相互の変動量を誇張してある。
また、ブロック15の自重のみでは押圧力が不足する場
合、さらにエアシリンダ36等の加圧装置を併用すること
により、より大きな、かつ紙02の全幅にわたって均一な
押圧力を得ることができる。
勿論、エアシリンダ36等を用いるか否かは自由である。
なお、クロスビーム17は紙幅の広狭に対応してクロスビ
ーム17自体のたわみ量が十分小さくなるように十分な剛
さをもって設計されるものとする。また、押圧力に直接
影響するところの各ブロック15の重量、ならびに主に紙
との摩擦に関するところの紙02と接触する部分のブロッ
ク15の材質等は任意に選択可能である。
さらにブロック15を用いることの利点として、一般に、
新巻戻しロール08の軸方向の全巾に対し、一体物のロー
ルよりも小形化が可能であり、接着位置19とナイフ切断
位置20を近づけることが容易であるから、接着後、接着
位置より尻尾状になって残る旧巻戻しロール08の紙02の
部分を短かくできることが挙げられる。
以上説明した構成のうち、クロスビーム17の昇降等その
他の作動部分については、公知のモータ21、スクリュー
ジャッキ22、エアシリンダ36,23等およびコントロール
装置により、自動制御作動可能であるので、人手を介さ
ない紙継ぎが実現される。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち、複数個に分割された自重によるウェブ押えに
よってウェブの接着の均質化が可能となり、それによっ
てウェブ継ぎの全自動化が可能となる。その結果、従来
の能率化、製品の品質向上化、低コスト化が達成さる。
また、ウェブ押えはその押圧力を自重に依存するため、
バネ装置、空気圧力装置等と違ってきわめて簡便、低コ
ストで得られ、しかも常に正確な押圧力を発揮する。
また、新巻戻しロールに対するウェブ押さえの接触半径
を、大きさや重量に拘りなく選択できるので、小型軽量
でも接着に重要な単位面積当りの押圧力を大きくでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るウェブ継ぎ装置を使用
したアンワインダ装置の模式的側面図、第2図は第1図
の矢視IIの拡大図、第3図は従来のアンワインダ装置で
の紙継ぎ説明図、第4図は特開昭62-88756に記載された
押圧ロールの使用説明図、第5図は幅方向に凹凸をもっ
た巻戻しロールの模式図、第6図は凹凸のある巻戻しロ
ールを、幅方向一体のウェブ押さえで押さえた例の模式
図である。 01……旧巻戻しロール、02……紙(ウェブ) 06……接着面、08……新巻戻しロール 09……ウェブ押え、12……ナイフ 15……ブロック(ウェブ押さえ)、16……支点 17……クロスビーム、36……エアシリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻戻しロール交換時に旧巻戻しロールのウ
    ェブを接着面を有する新巻戻しロールにウェブ押えによ
    って押圧の上ウェブ継ぎを行なうアンワインダ装置のウ
    ェブ継ぎ装置において、上記ウェブ押えが新巻戻しロー
    ルの軸方向に複数個に分割されると共に分割された各々
    が相互に独立して新巻戻しロールを非回転摺動と自重に
    より押圧可能に設けられてなることを特徴とするウェブ
    継ぎ装置。
JP1988107623U 1988-08-17 1988-08-17 ウェブ継ぎ装置 Expired - Lifetime JPH0711066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988107623U JPH0711066Y2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 ウェブ継ぎ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988107623U JPH0711066Y2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 ウェブ継ぎ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0228858U JPH0228858U (ja) 1990-02-23
JPH0711066Y2 true JPH0711066Y2 (ja) 1995-03-15

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