JPH07110472B2 - クランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置 - Google Patents

クランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置

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JPH07110472B2
JPH07110472B2 JP61200218A JP20021886A JPH07110472B2 JP H07110472 B2 JPH07110472 B2 JP H07110472B2 JP 61200218 A JP61200218 A JP 61200218A JP 20021886 A JP20021886 A JP 20021886A JP H07110472 B2 JPH07110472 B2 JP H07110472B2
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ウイルヘルム・ヘーゲンシャイト・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクランク軸の連接桿用軸を硬化転圧又は平滑転
圧するための装置であって、クランク軸の主軸を回転駆
動させる装置の回転駆動軸線に対して平行な軸を中心と
して旋回可能な少なくとも1つの可動の硬化転圧又は平
滑転圧装置を有し、この可動の硬化転圧又は平滑転圧装
置は、少なくとも1つの転圧要素を有する工具支持体
と、少なくとも1つの支持要素を有する工具支持体とを
有し、各可動の硬化転圧又は平滑転圧装置がクランク軸
の回転により一緒に動かされるようになっている前記ク
ランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置に関す
る。
(従来の技術) 上記の種類のクランク軸の硬化転圧は、例えばドイツ公
開公報3333603号により知られている。転圧装置の立体
的な位置を、例えばその都度寸法の異なるクランク軸に
適応させるには、加工技術的にも制御技術的にも高い費
用がかかる。更に、硬化転圧装置を支持する旋回アーム
に関して重さのバランスする位置は、クランク軸寸法が
完全に特定された場合にのみ可能である。クランク軸の
寸法が異なれば、旋回アームにより付加的な慣性力が望
ましくない方法で、転圧すべきクランク軸に加えられ
る。更に、転圧装置を支持する旋回アームの旋回可能性
が制限されることにより種々の寸法のクランク軸に転圧
装置の位置を適合させることが同様に非常に制限され
る。
(発明の課題) 本発明は、特に種々のクランク腕長さのクランク軸の連
接桿用軸を迅速かつ連続的に硬化転圧又は平滑転圧する
装置を提案することを課題の基礎とする。
(課題の解決のための手段) この課題は、本発明によれば、クランク軸の連接桿用軸
の硬化転圧のための可動の硬化転圧又は平滑転圧装置は
旋回アームを介して支持装置にクランク軸を回転駆動さ
せる装置の回転駆動軸線に対して垂直のラジアル平面内
で位置可変に配設されており、その際可動の硬化転圧又
は平滑転圧装置は、前記軸線に対して平行な軸を介して
旋回可能にスライダにその一端で枢支された旋回アーム
の他端に前記軸線に対して平行な枢軸によって枢軸の周
りを揺動可能に枢支されていて、クランク軸が回転駆動
されると、クランク軸の軸線の周りの円軌道上の連接桿
用軸の移動による軸の周りの旋回アームの旋回及び旋回
アームに対する枢軸の周りの可動の硬化転圧又は平滑転
圧装置の揺動により前記軸から可動の硬化転圧又は平滑
転圧装置の硬化転圧ローラヘッドまでの距離が伸縮さ
れ、その際可動の硬化転圧又は平滑転圧装置はこの連接
桿用軸の前記移動に追従して移動しつつその硬化転圧ロ
ーラヘッドによって連接桿用軸を転圧するように構成さ
れていることを特徴とする前記クランク軸を硬化転圧又
は平滑転圧するための装置によって解決される。
本発明の実施態様によれば、可動の硬化転圧又は平滑転
圧装置を、クランク軸のラジアル平面内において2つの
独立した座標方向に支持装置のスライダとスライダ支持
体により位置可変に配置する。これらの座標方向は、特
に直交座標を形成する。それにより、クランク軸のラジ
アル平面内の任意の各点に容易に硬化転圧又は平滑転圧
装置の硬化転圧ローラヘッドを位置決めすることができ
る。
本発明の別の実施態様によれば、各可動の硬化転圧又は
平滑転圧装置を一つの座標方向において前記のラジアル
平面に対し垂直に移動可能に配置する。このようにし
て、加工すべきクランク軸の連接桿用軸の軸方向長さの
変化に可動の硬化転圧又は平滑転圧装置の位置を適合さ
せることが最も簡単な手段で可能である。これにより種
々の寸法のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧すること
ができる。
補足的に、本発明により、位置の変更が実施可能である
座標方向が水平及び垂直方向に延びるようにすることを
提案する。これにより、クランク軸の硬化転圧又は平滑
転圧装置の構造が単純化される。
本発明の実施態様によれば、可動転圧装置がクランク軸
の軸線に対し平行な枢軸を中心として揺動可能に旋回ア
ームに枢支され、この旋回アームは前記枢軸に平行な軸
を中心として旋回可能にスライダに枢支されかつ少なく
とも一つの旋回位置に係止可能である。この構成は所望
の運動可能性を最も簡単な手段で達成する。
本発明の別の実施態様によれば、旋回アームを枢支する
軸が、機械スタンドに支持される架橋形ビームにより支
持される支持装置に配置され、この支持装置が調整駆動
部と連結され、この調整駆動部により、クランク軸の軸
線を横切るラジアル方向平面内において、旋回アームの
軸の位置を調整することができる。この簡単な手段によ
り、支持装置の上記軸が、少なくとも工作物、即ちクラ
ンク軸のラジアル平面内で移動可能であるので、実際に
任意の寸法のクランク軸への適合が簡単になる。同時
に、これにより一つまたは複数の全部の転圧装置を作動
範囲外に後退させることが可能になり、その結果このよ
うにして加工すべき箇所の数の変化への適合も可能であ
る。
本発明の別の実施態様によれば、支持装置が、クランク
軸の軸線を横切って移動可能なスライダを有し、このス
ライダは、スライダ案内を有するスライダ支持体に配置
され、スライダとスライダ支持体の間に作用する調整駆
動部が設けられている。これは、スライダ状の支持装置
の特に簡単な構造であり、その場合そのようなスライダ
の製造、配置及び機能の監視が簡単であり、複雑な装置
を必要としない。また、作動準備を確保するために、高
度の資格を持った専門職員または特別なノウハウを必要
としない。最も簡単なかつ作動確実な機構により所望の
適合が可能である。
更に本発明の実施態様によれば、スライダ支持体が垂直
案内を介して垂直に移動可能に架橋形ビームに案内され
かつ架橋形ビームに支持された架橋形ビーム調整駆動部
と連結され、一方別の調整駆動部がスライダとスライダ
支持体の間に作用するようにする。この非常に簡単な手
段により、クランク軸の硬化転圧又は平滑転圧装置を種
々のクランク腕長さのクランク軸に自動的に調整できる
可能性、従って適合可能性が広げられる。全ての運動順
序とその監視は簡単に観察可能である。
本発明の別の実施態様によれば、旋回アームを移動可能
なスライダに旋回位置に係止するために、旋回アームに
作用する対向した2つの油圧シリンダを設け、これらの
シリンダは旋回アームを所望の位置に旋回させてそこに
保持するようにする。これにより、簡単な方法で所望の
係止を実現する。これにより、クランク軸の位置決めや
後に続く係止の際の観察できない加速度やクランク軸を
硬化転圧又は平滑転圧装置全体に作用する相応する反力
が避けられる。
本発明の実施態様によれば、両方の油圧シリンダのう
ち、一方の油圧シリンダがその第1の端位置で旋回アー
ムの第1の旋回位置を決定しかつその第2の端位置で第
2の旋回位置を決定するようになっており、その際第2
の油圧シリンダが少なくとも第1の旋回位置を固定する
ために第1の油圧シリンダより小さい力で駆動されるよ
うにする。これは、確かに、2つの所望の旋回位置を固
定できる、考えられる限り最も簡単な可能性である。
更に、本発明の実施態様によれば、旋回アームに、旋回
可能に支承されたアングルレバは、同様に旋回アームに
配置された油圧シリンダにより作用可能であり、アング
ルレバの自由端を硬化転圧又は平滑転圧装置に押圧して
これを一定の旋回位置に持って来ることができるように
する。この簡単な手段で、可動の転圧装置のバランスを
例えばばねを介して行うことを避けることができ、かつ
転圧装置が簡単な手段で新しい位置への位置決めのため
正しい旋回位置に確実に保持される。ここでとりわけ重
要でありかつこれに続いて特に指摘されることは、硬化
転圧装置を一方向だけの運動方向又は旋回方向にするた
めに、可動転圧装置の重心が旋回アームにある枢軸の前
に位置することである。
補足的に、本発明の実施態様によれば、架橋形ビームを
クランク軸を硬化転圧又は平滑転圧装置を支持する機械
スタンドに位置可変に保持することを提案する。必要な
場合に、付加的に全ての転圧装置の軸方向位置の適合も
可能である。
更に、本発明の実施態様によれば、転圧要素を有する工
具支持体と、支持要素を有する工具支持体とを少なくと
も含む少なくとも1つの可動転圧装置を有し、少なくと
も1つの工具支持体に少なくとも1つの別の転圧要素及
び/または支持要素が設けられ、その際少なくとも1つ
の転圧要素が少なくとも2つの位置に位置可変であり、
そのうち少なくとも1つの位置が作動位置であり、その
際少なくとも、作動位置に存在する転圧要素及び/また
は少なくとも1つの支持要素が力作用手段と動力学的に
連結されている。それぞれの転圧要素が可動でありかつ
力作用手段のみと連結されていることにより、転圧力の
みが横方向力として工作物に生じかつそこで相互に相殺
されるように配慮される。工作物に負荷をかけ得るかつ
力作用装置から発する付加的な横方向力が避けられる。
上記のように位置可変である少なくとも1つの別の転圧
要素及び/または支持要素の存在により、相応する工作
物において工具交換が不必要になり、これによって比較
的大きいシリーズの製造で時間が節約される。これによ
り、同時に、装置の適応性が大きくなる。なぜなら、所
定の枠内で、本発明による転圧装置が工作物の構造に、
転圧要素及び/または支持要素の対応する位置変化をも
って対応できるからである。少数の転圧要素を唯一の転
圧装置に装入し、これをその都度クランク軸の転圧すべ
き箇所に近づけ、そしてここで支持要素及び/または転
圧要素の対応する位置変化により選択を行うことによ
り、その都度のクランク軸箇所に適切な工具が使用され
る。また、このような転圧装置も種々の寸法のクランク
軸に対応できるので、特別な各クランク軸のために特別
な装置を設ける必要がなく、かつ転圧すべきクランク軸
の各箇所のために特別な転圧装置をもはや設ける必要が
ない。
更に、本発明の実施態様によれば、少なくとも1つの転
圧要素及び/または支持要素を工具支持体に位置可変に
配置する。少なくとも1つの転圧要素及び/または支持
要素を工具支持体に位置可変に配置することにより、少
なくとも特定の用途の場合に装置の構造を単純化するこ
とができ、そして同時にこの位置可変性により装置への
クランク軸の搬入を容易にすることができる。前述の位
置可変性により、場合によっては種々の要素を使用場所
へ持ってくることができるだけではなく、相応する要素
を使用場所から遠ざけ、かつクランク軸の搬入後再び使
用場所へ戻すこともできる。
本発明の別の実施態様によれば、各転圧要素と各支持要
素が硬化転圧ローラヘッドの要素であるようにする。転
圧要素を有する硬化転圧ローラヘッドはすでに知られて
おり、かつ良いことが実証されている。本発明による転
圧装置でそのような硬化転圧ローラヘッドを使用する
と、交換部品が減り、更に本発明による転圧装置の経済
性が高められる。その他そのような硬化転圧ローラヘッ
ドの使用により装置の構成を一層簡単にすることができ
る。
本発明の補足的実施態様によれば、各転圧要素のために
及び/または各支持要素または支持要素対または転圧要
素対のために、独立した硬化転圧ローラヘッドを設け
る。これにより、硬化転圧ローラヘッドの構造を標準化
することができるので、使用される転圧要素の数がいろ
いろある転圧装置でも常に同じ硬化転圧ローラヘッドを
使用することができ、その結果種々の数の転圧要素の使
用が硬化転圧ローラヘッドを変えることにより簡単に達
成される。
本発明の他の実施態様によれば、各硬化転圧ローラヘッ
ドを、工具支持体に位置可変に配置する。これは、その
都度の硬化転圧ローラヘッドを所望の位置に持ってくる
ことができる簡単な可能性である。
更に、少なくとも特許請求の範囲第12項の上位概念に対
応する装置において、本発明により、少なくとも1つの
工具支持体に、予め設定可能な少なくとも2つの位置に
位置可変な工具ホルダが、この工具ホルダを介して前記
位置に持ってくることができる少なくとも1つの転圧要
素または支持要素と共に設けられ、その際作動位置に存
在する少なくとも1つの転圧要素及び/または少なくと
も1つの付設された支持要素が力作用手段と動力学的に
連結されることを提案する。対応する転圧要素または支
持要素を備えた位置可変な工具ホルダは、実現するのに
構造的に簡単である。これにより、同時に転圧要素と支
持要素を支持して案内することができる。
更に本発明の実施態様によれば、工具ホルダを転圧要素
及び/または支持要素のための硬化転圧ローラヘッドと
して形成することを提案する。これにより、構造的に制
限された状況でも本発明の思想を実現することができ
る。これにより同時に、全体構造が単純化されることが
できる。これに代わる方法として、本発明の実施態様に
よれば、少なくとも1つの工具ホルダが少なくとも1つ
の硬化転圧ローラヘッドを支持することを提案する。こ
れにより、一方では、クランク軸の硬化転圧又は平滑転
圧装置の種々の装備を、所定の生産条件に適応するよう
に達成することができ、他方では少なくとも部分的に、
すでに存在する硬化転圧ローラヘッドを使用することが
できる。
更に本発明の実施態様によれば、少なくとも2つの硬化
転圧ローラヘッドを少なくとも2つの位置に位置可変に
位置し、そのうち少なくとも1つの位置が作動位置であ
るようにする。この種の簡単な配置により、硬化転圧ロ
ーラヘッドの位置が多数の異なるクランク軸寸法に適合
されることができる。
これに代わる本発明の補足的な実施態様によれば、硬化
転圧ローラヘッドを案内に位置可変に配置する。これ
は、位置の変更を実施するのに場所を節約しかつ簡単な
構造である。そのとき同時に、硬化転圧ローラヘッドで
転圧要素及び/または支持要素の位置が変えられる。
さらに、本発明の実施態様によれば、位置の変更を実施
するために作用装置を設け、その際更に作動装置として
流動媒体で作用される少なくとも1つのピストン・シリ
ンダユニットを設けることを提案する。このユニットは
簡単に実現可能でありかつ位置の変更が容易である。
本発明の別の実施態様によれば、工具ホルダのために、
工具ホルダが硬化転圧ローラヘッドの数よりも少なくと
も1つの位置だけ多く設けることができるようにする。
これにより、硬化転圧ローラヘッドの多重配置の場合で
も、既存の硬化転圧ローラヘッドが作動位置にないその
ような1つの位置を得ることができる。それにより、工
具の交換及び特に破壊された硬化転圧ローラの交換が容
易になりかつこれにより場合によってはクランク軸の装
入作業も容易になる。
本発明の別の実施態様によれば、可動転圧装置が、鋏状
に互いに枢着された2つのアームからなり、これらのア
ームは転圧力を発生させるために力作用手段と動力学的
に連結される。このような構成によれば、構造空間が小
さいときに工作物に高い転圧力を加えることができ、そ
の際これらの転圧力がクランク軸自体で相互に相殺され
るので、転圧力に起因する付加的な望ましくないクラン
ク軸の半径方向負荷が防止される。ここで強調しなけれ
ばならないことは、アームの鋏状の枢着点がほぼアーム
の中央に存在する必要がないことである。枢着点を例え
ばアームの一端に置くことも、アームの端部を互いに連
結することもできる。その際、他端が工具を支持し、工
具のこちら側または向こう側で力作用手段を、転圧力を
発生させるためにこれらのアームと動力学的に連結する
ことができる。このような構造により、転圧力を発生さ
せるために有利なレバー比率が得られる。
とにかく、アームを互いに枢着する鋏状の連結は、たと
えそのような構成が特に目的にかなっているとしても、
必ずしも図示のように形成されないことをはっきりと指
摘しなければならない。基本的には、要するに鋏状の連
結を設ける必要がなく、工具支持体を例えば互いに平行
に案内しかつ運動させ、そして力作用手段と動力学的に
連結することにより、工具支持体を互いに向かっておよ
び互いから離れるように平行に動かすことができる。
本発明の別の実施態様によれば、少なくとも一つの転圧
要素及び/または一つの支持要素を有する転圧装置を設
け、前記要素をそれぞれ、付設された工具支持体に対し
固定位置に配置する。決められた用途の場合に、全転圧
装置の位置を相応して変更することにより転圧要素及び
/または支持要素を交換するか、または作動位置に持っ
てきたり作動位置から離したりするのが好都合である。
そのとき、転圧要素及び/または支持要素を付設された
工具支持体に対し固定位置に配置しなければならない。
最後に、本発明の実施態様によれば、クランク軸の回転
駆動が回転角度で制御し、その際クランク軸の回転角度
位置及び半径方向平面の少なくとも一つの可動転圧装置
の位置が相互に依存して制御可能である。これにより、
簡単な手段で、その都度加工すべきクランク軸表面及び
転圧装置を常に自動的に正しい位置に互いに持ってくる
ことができる。
(実施例) 以下、本発明を、工作物、特にクランク軸の硬化転圧又
は平滑転圧装置の実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
硬化転圧又は平滑転圧装置1又は1′が、第4図におい
て、旋回アーム51の他端に枢軸60により図面の平面にお
いて揺動可能に枢支されて、可動の硬化転圧又は平滑転
圧装置1又は1′として形成されている。2つの平行な
細長片からなる旋回アーム51は、同様に図面の平面内を
旋回可能に配置されたアングルレバ56を備えており、こ
のアングルレバ56は、旋回アーム51に同様に固定された
油圧シリンダ57と連結されている。アングルレバ56の自
由端58を、油圧シリンダ57を介して、第4図から分かる
ように硬化転圧又は平滑転圧装置1又は1′に押圧する
ことができ、それにより上記の硬化転圧又は平滑転圧装
置1又は1′が枢軸60を中心とする図面の平面内で旋回
される。この旋回で上記の転圧装置を、第4図に示した
位置に位置決めしなければならないが、その位置は、寸
法の異なる他のクランク軸に新たに位置決めするために
及び転圧装置を転圧すべき連接桿用軸箇所にセットする
ために必要になる。しかしこの場合、硬化転圧又は平滑
転圧装置1又は1′はその重心Sが第4図に示したよう
に枢軸60の前方に位置するように配置され、従ってそれ
ぞれの転圧装置の自重が転圧装置をアングルレバ56の自
由端58に圧着する。転圧作動中、硬化転圧又は平滑転圧
1又は1′の運動の妨げとならないようにアングルレバ
56の自由端58は硬化転圧又は平滑転圧装置1又は1′か
ら離れるように高く跳ね上げられている。
旋回アーム51は、枢軸60に平行に配置された軸40を介し
てスライダ47に旋回可能に枢支されている。スライダ47
は、クランク軸5の軸穿46を横切る方向66に摺動可能に
スライダ支持体48に案内されている。スライダ支持体48
とスライダ47は、旋回アーム51及びこれに枢軸60によっ
て枢支された硬化転圧又は平滑転圧装置1又は1′のた
めの支持装置41を形成する。
スライダ支持体48は、円形ガイドとして形成された垂直
案内50を有し、この垂直案内は架橋形ビーム43に矢印66
の方向に対して垂直方向に移動可能に案内されている。
架橋形ビーム43には油圧シリンダのシリンダ本体が固定
され、そのピストンロッド61がスライダ支持体48に固定
され、その際このシリンダが油圧シリンダとして形成さ
れかつ調整駆動部44を形成する。この調整駆動部44を用
いて、垂直案内50により案内されるスライダ支持体48を
垂直に動かして位置決めすることができる。しかし、調
整駆動部44を油圧シリンダとして形成しなければならな
いということはない。電動調整駆動部を同様に使用する
こともできるが、そのときスライダ支持体48は電動機に
より、例えばボールスピンドルを介して垂直に移送され
る。この場合、電動機は、ボールスピンドルが進んだ垂
直距離を正確に測定できるような構成を有することがで
きる。それにより、最も簡単な方法で支持装置41の垂直
方向位置決めが可能である。
支持装置41を支持する架橋形ビーム43はスタンド42に支
持されかつそこで矢印59の方向に(第5図)移動可能に
かつ固定可能に配置されることができる。こうして、付
加的に側方の位置決めが可能である。
スライダ支持体48が垂直運動すると、スライダ支持体48
に摺動可能に配設されたスライダ47も垂直に動かされ
る。スライダ47の調整又は摺動のための調整駆動部45は
この場合も例えば油圧シリンダとして形成することがで
き、この油圧シリンダをスライダ支持体48のブラケット
62に支持してそこに固定すると共に、そのピストンロッ
ド63をスライダ47に固定する。ピストンロッド63の前進
と後退により、矢印66の方向に(第4図)スライダ47の
対応する摺動が実現される。勿論調整駆動部45の油圧シ
リンダの代わりに、前述のように電動で行うこともでき
る。スライダ47のためのスライダ案内49はこの実施例で
はダブテール形案内として形成されている。スライダ案
内49は、場所の節約の理由から90°だけ回動させて形成
することもできる。しかし、スライダ支持体48における
スライダ47の案内もダブテール案内に限られない。
スライダ47の下方に、一方が旋回アーム51の前方にそし
て他方が旋回アーム51の後方にスライダ47に固定されて
油圧シリンダ52と53が設けられている。前記の油圧シリ
ンダのピストンロッド64と65がそれぞれ相互に反対方向
に作用して旋回アーム51に当接することができる。旋回
アーム51を第一の旋回位置54に位置決めするために、他
方の油圧シリンダ53を一方の油圧シリンダ52より大きい
力で作動させ、ピストンロッド65を旋回アーム51のスト
ッパーまで前進させる。これにより、旋回アーム51が第
1の旋回位置54に達する。この第1の旋回位置54を係止
するために、一方の油圧シリンダ52のピストンロッド64
が旋回アーム51に向かって、しかもピストンロッド65の
力より小さい力で移動するので、第1の旋回位置54では
旋回アーム51がピストンロッド65と64の間に締めつけら
れ、従って位置決めされる。この旋回位置では、転圧装
置を転圧すべき連接桿用軸箇所にセットすることができ
る。
しかし、旋回アーム51を第2の旋回位置55に位置決めす
ることもできる。それには、他方の油圧シリンダ53のピ
ストンロッド65を完全に後退させ、そして旋回アーム51
がその旋回により、後退したピストンロッド65に再び当
接するように一方の油圧シリンダ52のピストンロッド64
を前進させればよい。その際、旋回アーム51の第2の旋
回位置55が達成される。これにより、転圧装置の基本位
置を変える必要もなく、関連する転圧装置をクランク軸
を硬化転圧又は平滑転圧装置1又は1′の作動範囲外に
後退させることができる。このために第2の旋回位置55
がなお十分でない場合には、アングルレバ56の自由端58
がもはや硬化転圧又は平滑転圧装置1又は1′に当接せ
ず、この転圧装置の転圧ローラヘッドの側が重心Sの位
置により図平面で下方に傾くようにアングルレバ56を回
動させることができる。このような構成により、転圧装
置の基本位置を維持しながら、複数の連接桿用軸の加工
位置に転圧装置をセットすることができる。
第4図及び第5図によれば、クランク軸5の連接桿用軸
4を転圧する場合に、クランク軸5がその軸線46のまわ
りを、従ってクランク軸5の主軸3を回転駆動させる装
置の回転駆動軸線46のまわりの回転駆動によりクランク
軸5が回転される。その際可動の硬化転圧又は平滑転圧
装置1又は1′はスライダ47に軸40のまわりに旋回可能
にその一端で枢支された旋回アーム51の他端で枢軸60に
より図平面において揺動可能に枢支されている。それに
よってクランク軸5が回転駆動されると、連接桿用軸4
が主軸3の軸線を中心とする円軌道上を移動することに
よりスライダ47に対する軸40の周りの旋回アーム51の旋
回及び旋回アーム51に対する枢軸60の周りの可動の硬化
転圧又は平滑転圧装置1又は1′の揺動により前記軸40
から連接桿用軸4を把持する可動の硬化転圧又は平滑転
圧装置1又は1′の硬化転圧ローラヘッドまでの距離が
伸縮される。それによってクランク軸5の主軸3の回転
により硬化転圧ローラヘッドが連接桿用軸4の円軌道上
の移動に追従して移動しつつ連接桿用軸4を転圧するこ
とになる。
一方、寸法の異なるクランク軸の場合に次のようなこと
が頻繁に起こる。即ち、寸法の異なるクランク軸の交換
と同時にクランク軸のクランクアーム長さと回転角度位
置が変わるだけではなく、同時に転圧すべき移行R部、
転圧すべき連接桿用軸箇所の直径及び転圧すべき連接桿
用軸箇所の幅も変わる。このため、そのときに当該技術
で手作業による関連した硬化転圧又は平滑転圧工具の交
換が必要になる。本発明によるクランク軸の硬化転圧又
は平滑転圧装置の補足的態様により、これらの欠点を除
去しなければならず、かつ種々の寸法のクランク軸の前
述した変化に対してもクランク軸の硬化転圧又は平滑転
圧装置の自動的な適応を可能にしなければならない。こ
のために、その都度の硬化転圧装置を相応して形成しな
ければならない。このような硬化転圧装置の必要な構成
を第1図〜第3図に示す。硬化転圧又は平滑転圧装置1
又は1′は、実質的にアーム6と7からなる。これらの
アーム6と7は、周知のように接目板23とヒンジボルト
24を介して鋏状に相互に連結されている。相対する後端
8と9には、ピストン・シリンダユニット10が同様に公
知の方法で配置され、このユニット10はアーム6と7を
ペンチのように又は鋏のように動かす。後端8に対向す
る前端11に及び後端9に対向する前端12には、周知のよ
うにアーム6及び7にそれぞれ必要なローラヘッドが配
置されている。これに対して、本発明による硬化転圧装
置の場合、そこには、フォーク状の形成されたレバー19
または20を枢支するヒンジボルト25または26が設けられ
ている。したがって、レバー19または20は、矢印27と2
6′により示すようにそのヒンジボルト25または26を中
心として自由に揺動することができる。
ヒンジ28を介して、ピストン・シリンダユニット21がそ
のピストンロッドを介してレバー19と連結されていると
共に、ピストン・シリンダユニット21のシリンダがレバ
ー6に支持されている。第1図による図示の切換え位置
では、レバー19が角度位置15にある。レバー19の第2の
端部には、公知の硬化転圧工具13と13′が、図示した実
施例では2つ並んで配置されている。レバー19の角度位
置15では、硬化転圧ローラヘッド13が作用位置にある。
硬化転圧ローラヘッド13に対向して、レバー20に配置さ
れた支持ローラヘッド14が同様に周知の方法で配置され
ている。レバー20の角度位置17は支持ローラヘッド14を
作用位置に保持するので、主軸3のR部半径2を転圧す
ることができる。このためには、ピストン・シリンダユ
ニット10を介して公知の方法でアーム6と7が動き、そ
れと共に硬化転圧ローラヘッド13と支持ローラヘッド14
をクランク軸5の対応する連接桿用軸箇所に当接させる
ことが必要である。このようにして、勿論クランク軸5
の主軸3だけではなく、同様に連接桿用軸4もR部の範
囲で硬化転圧されることができる。このために相応する
装置だけを付加的に配置しなければならない。しかしそ
のような装置の多重配置は公知技術ですでに引用された
文献から公知である。それ故この多重配置の詳細な記載
については省略する。このために、公知技術の引用され
た文献を指摘できる。
クランク軸5を加工するために、このクランク軸5が第
2図に示したように、旋盤の両センター間に支承されて
回転駆動される。クランク軸5の加工は、上記のような
方法で実施される。さて、クランク軸5がすぐ次の工作
物として、例えば寸法の異なるR部半径のものが加工さ
れるべき場合に、これに硬化転圧ローラヘッド13′を合
わせることができる。そのために、既に行われた転圧の
際とは異なるR部半径2を有するクランク軸5を硬化転
圧又は平滑転圧するために、ピストンロッドが引き込ま
れるようにピストン・シリンダユニット21を作用させ
る。これにより、レバー19が角度位置15から角度位置16
に移動する。これにより、硬化転圧ローラヘッド13′が
作用位置に来て、既に行われた転圧の際とは異なる半径
を有するクランク軸5が転圧されることができる。レバ
ー19の矢印27の方向への旋回が、実施例に記載された両
方の切換え位置に制限されないのは勿論である。2つ以
上の切換え位置を設けることもできる。同様に、2つ以
上の硬化転圧ローラヘッドを使用することもできる。し
かし、転圧装置の使用の場合に応じて、唯一の硬化転圧
ローラヘッド13のみを設けることも、例えば次のような
ときに意味がある。即ち、レバー19を介しての交換運動
は、硬化転圧ローラヘッド13のための工具交換を単純化
するために又は硬化転圧ローラが破壊した場合に硬化転
圧ロールの交換を一層容易かつ単純化するためにだけ行
われるときに意味がある。しかし、同様に、そのような
交換運動により工作物の装填も単純化することができ
る。
同様に、支持ローラヘッド14を矢印26′の方向に例えば
把手22により、作用位置を示す角度位置17から、角度位
置18に回動させることができる。このために、係止ボル
ト29だけを引き抜くことにより、把手22を介してレバー
20を容易に旋回させることができる。それから、角度位
置18で係止ボルト29をアーム7の孔30に再び差し込んで
着座させる。この旋回装置で、支持ローラヘッド14を容
易に交換することができる。しかし、レバー20をレバー
19の実施形態に形成することにより、レバー20が種々の
連接桿用軸形状のための多数の異なる硬化転圧ローラヘ
ッドを支持できるようにすることもできる。
第3図による硬化転圧装置1′はその実質的な構成が、
これまで述べた硬化転圧装置とまったく同様に構成され
ている。レバー20を介してアーム7にヒンジボルト26を
介して枢支された支持ローラヘッド14を有するアーム7
を、すでに第1図に記載されたように正確に構成するこ
とができる。このアーム7はさらにヒンジボルト24と接
目板23にりアーム6′と枢着され、その際アーム6′ま
たは7の第一の端部8′または9がピストン・シリンダ
ユニット10と連結され、このユニット10は互いに対して
のアームの回動を実現しかつ必要な転圧力を発生しなけ
ればならない。
アーム6′は、その構成が第1図によるアーム6と異な
る。アーム6′の第二の端部11′の範囲に、このアーム
6′が下側にスライダ案内37を有し、このスライダ案内
に一つまたは複数のスライダ35を配置できる。一つのま
たは多数のスライダ35が矢印36の方向に摺動可能であ
る。スライダ35は、第3図の実施例では硬化転圧ローラ
ヘッド31、32及び33を支持している。実施例では、多数
のスライダ35が設けられているので、硬化転圧ローラヘ
ッド31〜33が接目板38を介して相互に連結されている。
この場合、硬化転圧ローラヘッド31が作用位置34にある
が、硬化転圧ローラヘッド32と33がローラヘッドの交換
のために自由になっている。
スライダ案内37の上でローラヘッド31〜33を摺動させる
ために、所属のスライダ35を有するローラヘッド33がア
ーム39を介してピストン・シリンダユニット21′と連結
されている。このピストン・シリンダユニット21′のピ
ストンロッドの前進と後退により、スライダ35、従って
ローラヘッド31〜33の相応する摺動が実現される。これ
により、所望の各ローラヘッドを作用位置34に持ってき
たりまたはこの位置から遠ざけたりすることができる。
その都度の作用位置では、作用位置にあるローラヘッド
をクランク軸を硬化転圧又は的に係止するかまたはピス
トン・シリンダユニット21′のピストンの位置調整を介
して作用位置34に保持することができる。
この構造の場合、それぞれのスライダ35を、付設すべき
ローラヘッドの固定構成要素として形成することが完全
に可能である。同様に、多数のローラヘッドを構造ユニ
ットとして実施することにより、構造群として1つのロ
ーラヘッドのみが存在し、しかもそれが多数の作用位置
を有することができる。
同様に、アーム6′について述べたローラヘッド配置を
アーム7の支持ローラヘッドの形態にも適用できるのは
もちろんである。そのとき、アーム7の第2の端部12を
アーム6′の端部11にのみ対応して形成しなければなら
ない。
(発明の効果) 本発明によれば、種々の寸法のクランク軸の連接桿用軸
を硬化転圧又は平滑転圧装置の簡単な調整駆動により迅
速かつ連続的に硬化転圧又は平滑転圧することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は硬化転圧又は平滑転圧装置の側面図、第2図は
第1図の矢印Aの方向より見た図、第3図は第1図の変
形例を示す側面図、第4図は支持装置と架橋形ビームを
有する硬化転圧又は平滑転圧装置の側面図、第5図は第
4図の矢印Bの方向より見た図である。 図中符号 1、1′……可動の硬化転圧又は平滑転圧装置 2……R部 3……主軸 4……連接桿用軸 5……クランク軸 6、6′、7……アーム 8、8′、9、9′……後端 10……ピストンシリンダユニット 11、11′、12……前端 13、13′、14……硬化転圧ローラヘッド 15、16、17、18……角度位置 19、20……硬化転圧ローラヘッド支持レバ 21、21′、22……ピストンシリンダユニット 23……接目板 24、25、26……枢支ピン 26′、27……矢印 28……蝶番 29……係止ボルト 30……穴 31、32、33……硬化転圧ローラヘッド 34……加工位置 35……スライダ 36……矢印 37……スライダガイド 38……接目板 39……アーム 40……軸 42……機械スタンド 43……スライダ 44、45……調整駆動部 46……クランク軸の主軸を回転駆動させる装置の回転駆
動軸線 47……スライダ 48……スライダ支持体 49……スライダガイド 50……垂直案内 51……旋回アーム 52、53……油圧シリンダ 54、55……第1及び第2の旋回位置 56……アングルレバ 57……油圧シリンダ 58……自由端 59、59′……矢印 60……枢軸 61……ねじスピンドル 62……ブラケット 63……ねじスピンドル 64、65……ピストンロッド 66……矢印 80……硬化転圧ローラ 81……支持ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリー・ハンゼン ドイツ連邦共和国、エルケレンツ、イン・ ゲルデル ハーン、76アー (72)発明者 ルードルフ・ウインケンス ドイツ連邦共和国、エルケレンツーゲルデ ラート、テユリンゲル・ストラーセ、3 (56)参考文献 特開 昭59−42265(JP,A)

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸の連接桿用軸を硬化転圧又は平
    滑転圧するための装置であって、クランク軸の主軸を回
    転駆動させる装置の回転駆動軸線(46)に対して平行な
    軸を中心として旋回可能な少なくとも1つの可動の硬化
    転圧又は平滑転圧装置を有し、この可動の硬化転圧又は
    平滑転圧装置は少なくとも1つの転圧要素を有する工具
    支持体と、少なくとも1つの支持要素を有する工具支持
    体とを有し、各可動の硬化転圧又は平滑転圧装置がクラ
    ンク軸の回転により一緒に動かされるようになっている
    前記クランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置
    において、 クランク軸(5)の連接桿用軸(4)の硬化転圧のため
    の可動の硬化転圧又は平滑転圧装置(1又は1′)は旋
    回アーム(51)を介して支持装置(41、42、43、47、4
    8)にクランク軸(5)を回転駆動させる装置の回転駆
    動軸線(46)に対して垂直のラジアル平面内で位置可変
    に配設されており、その際可動の硬化転圧又は平滑転圧
    装置(1又は1′)は、前記軸線(46)に対して平行な
    軸(40)を介して旋回可能にスライダ(47)にその一端
    で枢支された旋回アーム(51)の他端に前記軸線(46)
    に対して平行な枢軸(60)によって枢軸(60)の周りを
    揺動可能に枢支されていて、クランク軸(5)が回転駆
    動されると、クランク軸(5)の軸線(46)の周りの円
    軌道上の連接桿用軸(4)の移動による軸(40)の周り
    の旋回アーム(51)の旋回及び旋回アーム(51)に対す
    る枢軸(60)の周りの可動の硬化転圧又は平滑転圧装置
    (1又は1′)の揺動により前記軸(40)から連接桿用
    軸(4)を把持する可動の硬化転圧又は平滑転圧装置
    (1又は1′)の硬化転圧ローラヘッドまでの距離が伸
    縮され、その際可動の硬化転圧又は平滑転圧装置(1又
    は1′)はこの連接桿用軸(4)の前記移動に追従して
    移動しつつその硬化転圧ローラヘッドによって連接桿用
    軸(4)を転圧するように構成されていることを特徴と
    する前記クランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための
    装置。
  2. 【請求項2】少なくとも1つの硬化転圧又は平滑転圧装
    置(1又は1′)がクランク軸(5)の軸線(46)と同
    一方向(59)に移動可能に配置される特許請求の範囲第
    1項記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するため
    の装置。
  3. 【請求項3】硬化転圧又は平滑転圧装置(1又は1′)
    の位置の変更が水平方向(66、59)及びこれに対して垂
    直方向である、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    クランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置。
  4. 【請求項4】可動の硬化転圧又は平滑転圧装置(1又は
    1′)がクランク軸(5)の軸線(46)に対し平行な枢
    軸(60)を中心として揺動可能に旋回アーム(51)に枢
    支されており、この旋回アーム(51)は前記枢軸(60)
    に平行な軸(40)を中心として旋回可能にスライダ(4
    7)に枢支されかつ少なくとも1つの旋回位置に係止可
    能である、特許請求の範囲第1項から第3項までのうち
    のいずれか1つに記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑
    転圧するための装置。
  5. 【請求項5】前記旋回アーム(51)の旋回のための軸
    (40)が、機械スタンド(42)に支持される架橋形ビー
    ム(43)により支持される支持装置(41)に配置され、
    この支持装置(41)が調整駆動部(44、45)に連結さ
    れ、この調整駆動部により、クランク軸(5)の軸線
    (46)を横切るラジアル平面内において旋回アーム(5
    1)の軸(40)の位置を調整することができる、特許請
    求の範囲第1項から第4項までのうちのいずれか1つに
    記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装
    置。
  6. 【請求項6】支持装置(41)が、クランク軸(5)の軸
    線(46)を横切って移動可能なスライダ(47)を有し、
    このスライダ(47)は、スライダ案内(49)を有するス
    ライダ支持体(48)に配置され、その際スライダ(47)
    とスライダ支持体(48)の間に作用する調整駆動部(4
    5)が設けられている、特許請求の範囲第1項から第5
    項までのうちのいずれか1つに記載のクランク軸を硬化
    転圧又は平滑転圧するための装置。
  7. 【請求項7】スライダ支持体(48)が垂直案内(50)を
    介して垂直に移動可能に架橋形ビーム(43)に案内され
    かつ架橋形ビーム(43)に支持された架橋形ビーム調整
    駆動部(44)と連結され、別の調整駆動部(45)がスラ
    イダ(47)とスライダ支持体(48)の間にある特許請求
    の範囲第1項から第6項までのうちのいずれか1つに記
    載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装
    置。
  8. 【請求項8】移動可能なスライダ(47)で旋回アーム
    (51)を所定の旋回位置に係止するために、係止アーム
    (51)に作用する対向した2つの油圧シリンダ(52、5
    3)が設けられ、これらの油圧シリンダ(52、53)は旋
    回アーム(51)を所望の位置に旋回させてそこに保持す
    る特許請求の範囲第1項から第7項までのうちのいずれ
    か一つに記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧する
    ための装置。
  9. 【請求項9】両油圧シリンダ(52、53)のうち、一方の
    油圧シリンダ(53)がその第1の端位置で旋回アーム
    (51)を第1の旋回位置(54)に位置決めしかつその第
    2の端位置で第2の旋回位置(55)に位置決めするよう
    になっており、第2の油圧シリンダ(52)が旋回アーム
    (51)を第1の旋回位置(54)に固定するために第1の
    油圧シリンダ(53)より小さい力で駆動される、特許請
    求の範囲第1項から第8項までのうちのいずれか一つに
    記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装
    置。
  10. 【請求項10】旋回アーム(51)に、旋回可能に支承さ
    れたアングルレバ(56)が設けられ、このアングルレバ
    (56)は、同様に旋回アーム(51)に配置された油圧シ
    リンダ(57)により作用可能であり、アングルレバ(5
    6)の自由端(58)を硬化転圧又は平滑転圧装置(1又
    は1′)に押圧してこれを一定の揺動位置にもたらすこ
    とができる、特許請求の範囲第1項から第9項までのう
    ちのいずれか一つに記載のクランク軸を硬化転圧又は平
    滑転圧するための装置。
  11. 【請求項11】架橋形ビーム(43)が機械スタンド(4
    2)にクランク軸(5)の軸線(46)の方向と同方向(5
    9)に位置可変に保持されている、特許請求の範囲第1
    項から第10項までのうちのいずれか1つに記載のクラン
    ク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置。
  12. 【請求項12】転圧要素を有する工具支持体と、支持要
    素を有する工具支持体とを少なくとも含む少なくとも1
    つの可変転圧装置を有し、少なくとも1つの工具支持体
    (6、6′、7)に少なくとも1つの別の転圧要素(8
    0)及び/または支持要素(81)が設けられ、その際少
    なくとも1つの転圧要素(80)が少なくとも2つの位置
    に位置可変であり、少なくとも1つの位置が作動位置で
    あり、作動位置に存在する転圧要素及び/または少なく
    とも1つの支持要素が力作用手段と動力学的に連結され
    ている特許請求の範囲第1項から第11項までのうちのい
    ずれか1つに記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧
    するための装置。
  13. 【請求項13】少なくとも1つの転圧要素(80)及び/
    または支持要素(81)が工具支持体(6、6′、7)に
    位置可変に配置されている、特許請求の範囲第12項に記
    載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装
    置。
  14. 【請求項14】各転圧要素(80)と各支持要素(81)が
    硬化転圧ローラヘッド(13、13′;31〜33;14)の要素で
    ある、特許請求の範囲第12項に記載のクランク軸を硬化
    転圧又は平滑転圧するための装置。
  15. 【請求項15】各転圧要素(80)のために及び/または
    各支持要素(81)または支持要素対または転圧要素対の
    ために、独立した硬化転圧ローラヘッドが設けられてい
    る、特許請求の範囲第14項に記載のクランク軸を硬化転
    圧又は平滑転圧するための装置。
  16. 【請求項16】各硬化転圧ローラヘッド(13、13′;31
    〜33;14)が、工具支持体(6、6′、7)に位置可変
    に配置されている、特許請求の範囲第1項から第15項ま
    でのうちのいずれか1つに記載のクランク軸を硬化転圧
    又は平滑転圧するための装置。
  17. 【請求項17】少なくとも1つの工具支持体(6、7)
    に、予め設定された少なくとも2つの位置(15〜18)に
    位置可変な工具ホルダ(19、20)が、この工具ホルダを
    介して前記位置にもたらされ得る少なくとも1つの転圧
    要素または支持要素と共に設けられ、作動位置に存在す
    る少なくとも1つの転圧要素及び/または少なくとも1
    つの支持要素が力作用手段と動力学的に連結されている
    特許請求の範囲第12項に記載のクランク軸を硬化転圧又
    は平滑転圧するための装置。
  18. 【請求項18】工具ホルダ(19、20)が転圧要素(80)
    及び/または支持要素(81)のための硬化転圧ローラヘ
    ッドとして形成されている、特許請求の範囲第17項に記
    載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装
    置。
  19. 【請求項19】少なくとも1つの工具ホルダ(19、20)
    が少なくとも1つの硬化転圧ローラヘッド(13、13′、
    14)を支持している、特許請求の範囲第17項に記載のク
    ランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置。
  20. 【請求項20】少なくとも2つの硬化転圧ローラヘッド
    が少なくとも2つの位置に位置可変に配置され、そのう
    ち少なくとも1つの位置が作動位置(34)である、特許
    請求の範囲第1項から第19項までのうちのいずれか1つ
    に記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための
    装置。
  21. 【請求項21】硬化転圧ローラヘッド(31、32、33)が
    案内に位置可変に配置されている、特許請求の範囲第20
    項に記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するため
    の装置。
  22. 【請求項22】位置の変更を実施するために、作動装置
    (21′)が設けられている、特許請求の範囲第20項また
    は第21項に記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧す
    るための装置。
  23. 【請求項23】作動装置(21、21′)として流動媒体で
    作用される少なくとも1つのピストン・シリンダユニッ
    トが設けられている特許請求の範囲第22項に記載のクラ
    ンク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置。
  24. 【請求項24】工具ホルダ(19、20)のために、工具ホ
    ルダが硬化転圧ローラヘッドの数よりも少なくとも1つ
    の位置だけ多く設けられている、特許請求の範囲第18項
    に記載のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための
    装置。
  25. 【請求項25】可動の硬化転圧又は平滑転圧装置が、鋏
    状に互いに枢着された2つのアームからなり、これらの
    アームは転圧力を発生させるために力作用手段と動力学
    的に連結されている、特許請求の範囲第1項から第24項
    までのうちのいずれか1つに記載のクランク軸を硬化転
    圧又は平滑転圧するための装置。
  26. 【請求項26】少なくとも1つの転圧要素及び/または
    1つの支持要素を有する硬化転圧又は平滑転圧装置(1
    又は1′)が設けられ、前記要素がそれぞれ工具支持体
    に対し固定位置に配置されている特許請求の範囲第1項
    から第25項までのうちのいずれか1つに記載のクランク
    軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置。
  27. 【請求項27】クランク軸の回転駆動が回転角度で制御
    され、その際クランク軸の回転角度位置および半径方向
    平面の少なくとも1つの可動の硬化転圧又は平滑転圧装
    置の位置が相互に依存して制御可能である、特許請求の
    範囲第1項から第20項までのうちのいずれか1つに記載
    のクランク軸を硬化転圧又は平滑転圧するための装置。
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