JPH0711042U - 音響機器のリモートミューティング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、電話機、インターホン等を使用す
る際に同時に使用しているリモートコントロール機能を
有する音響機器の音量を一時的に制御する。 【構成】 本考案は微弱電波信号発生器、及び電波信号
−赤外線信号変換器により構成される。 電話機、イン
ターホン等を使用する際、これらの機器に付設した微弱
電波信号発生器が作動して微弱電波信号を送出し、この
微弱電波信号を受信した電波信号−赤外線信号変換器が
リモートコントロール機能を有する音響機器のミュート
パターンデータとなる赤外線信号を送出する。 この赤
外線信号を受信した当該音響機器は自動的に音量が制御
され、電話機、インターホンなどを使用する際の会話を
明瞭にすることに役立つ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、必要に応じてミューティング信号を発生し、リモートコントロール 機能を有する音響機器の音量を制御する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

リモートコントロール機能を有する音響機器と他の機器例えば電話機とを同時 に使用している場合、他の機器例えば電話機を使用中に当該音響機器の音量を制 御する必要が生じたときには当該音響機器のリモートコントロール装置を手動で 操作して音量を制御していたが、該リモートコントロール装置を置いてある場所 まで取りに行く必要があること、及び該リモートコントロール装置の置場所が音 量を制御しようとする音響機器のリモート信号受信可能域外にある場合には受信 可能域内に移動してリモートコントロール装置を操作しなければならない等の不 便があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

リモートコントロール装置を取りに行くこと、及び音響機器のリモート信号受 信可能域に移動することは煩瑣であり肉体的負担でもある。 従って、当該音響 機器のリモート信号受信可能域内に電波信号−赤外線信号変換器を設置しておき 、他の機器例えば電話機に付設した微弱電波信号発生器により自動的に微弱電波 信号を発信して電波信号−赤外線信号変換器を制御し、当該音響機器のミュート パターンとなる赤外線信号を発信させて当該音響機器の音量を制御することによ り前述の欠点を解消しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

リモートコントロール機能を有する音響機器と他の機器例えば電話機とを同時 に使用する場合において、他の機器例えば電話機に付設した微弱電波信号発生器 のスイッチをオン状態とすることにより微弱電波信号を送出させ、当該音響機器 のリモート信号受信可能域内に設置した電波信号−赤外線信号変換機にこの微弱 電波を受信させて当該音響機器のミュートパターンとなる赤外線信号に変換送出 させることにより、当該音響機器の音量を制御することが可能となる。

【０００５】

【作用】

リモートコントロール機能を有する音響機器と他の機器例えば電話機とを同時 に使用する場合において、他の機器例えば電話機に付設した微弱電波信号発生器 のスイッチをオン状態とすることにより微弱電波信号を送出する。 この微弱電 波信号受信可能域内で、かつ当該音響機器のリモート信号受信可能域内に電波信 号−赤外線信号変換器を設置しておき、前述の微弱電波を受信することにより微 弱電波を当該音響機器のミュートパターンとなる赤外線信号に変換して送出する 。 当該音響機器は、このミュートパターンとなる赤外線信号を受信することに より、音量を自動的に制御する。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。 図１は微弱電波信号発生器で あって、リモートコントロール機能を有する音響機器と同時に使用される他の機 器例えば電話機に付設し、図２は電波信号−赤外線信号変換器であって、リモー トコントロール機能を有する音響機器のリモート信号受信可能域内に当該音響機 器のリモート信号受信部に対向して設置する。 １は微弱電波信号発生器のスイ ッチ、２はスイッチ信号を微弱電波信号に変換送信する微弱電波送信回路、３は 微弱電波を送出するアンテナである。

【０００７】 スイッチ１がオン状態となることにより微弱電波送信回路２が作動し、アンテ ナ３から特定周波数の微弱電波を送出する。

【０００８】 ４は赤外線信号送信部、５は赤外線信号受信部、６はマイクロコンピューター による制御部、７は微弱電波受信部、８は微弱電波受信アンテナである。

【０００９】 アンテナ３から送出する特定周波数の微弱電波を微弱電波受信アンテナ８で受 信し、微弱電波受信部７から信号出力として制御部６へ送出する。 一方、あら かじめ赤外線信号受信部５でリモートコントロール機能を有する音響機器に付属 しているリモートコントロール装置からの赤外線信号によるミュートパターンデ ータを受光して制御部６へ送出し、制御部６にこのミュートパターンデータを記 憶させておく。 微弱電波受信アンテナ８で受信した特定周波数の微弱電波が微 弱電波受信部７を経由して信号出力として制御部６へ入ると、制御部６は赤外線 信号送信部４を制御して前述のあらかじめ記憶してあるミュートパターンデータ を赤外線信号として送出させる。 この赤外線信号によるミュートパターン信号 をリモートコントロール機能を有する音響機器が受信することにより、当該音響 機器の音量が制御部６にあらかじめ設定してある制御量に従って制御される。 スイッチ１をオフ状態とすることにより、音量制御状態は解除される。

【考案の効果】

本考案により、リモートコントロール機能を有する音響機器例えばテレビ、テ ープ再生装置等を使用中に、他の機器例えば電話機を同時に使用する場合におい て当該音響機器の音量を自動的にミューティング状態にすることが可能となり、 例えば電話機による会話が当該音響機器の音声による妨害を受けることなく明瞭 に行なえる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る音響機器のリモートミューティン
グ装置を構成する微弱電波信号発生器の一実施例を示す
ブロック図である。

【図２】同じく電波信号−赤外線信号変換器の一実施例
を示すブロック図である。

【符号の説明】

Ｕ１ 微弱電波信号発生器 Ｕ２ 電波信号−赤外線信号変換器 １ 微弱電波信号発生器スイッチ ２ 微弱電波送信回路 ３ 微弱電波送出アンテナ ４ 赤外線信号送信部 ５ 赤外線信号受信部 ６ 制御部 ７ 微弱電波受信部 ８ 微弱電波受信アンテナ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモートコントロール機能を有する音響
   機器と他の機器とを同時に使用している場合において、
   他の機器使用中に必要に応じミューティング信号を発し
   て当該音響機器の音量を制御することを特徴とする装
   置。