JPH07110184A - 冷蔵庫 - Google Patents
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- JPH07110184A JPH07110184A JP5258487A JP25848793A JPH07110184A JP H07110184 A JPH07110184 A JP H07110184A JP 5258487 A JP5258487 A JP 5258487A JP 25848793 A JP25848793 A JP 25848793A JP H07110184 A JPH07110184 A JP H07110184A
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
る。 【構成】 除霜が終了した後、送風機21のファンモー
タ16の回転数を通常の冷却運転の回転数より少なくし
て冷却運転を開始する。熱交換室5から冷凍室2へ吹き
出される冷気は減り、熱負荷が下がるので、蒸発器7の
温度は急激に下がる。冷媒の状態変化による異音の出る
可能性のある下限の蒸発器温度TLに達するまでの時間
が短くなり、異音はわずかの間でしか発生しなくなる。
その後、送風機21のファンモータ16の回転数を上げ
て、通常の冷却運転を行う。
Description
せるファン式冷蔵庫において除霜後の冷却運転の制御に
関する。
すように、冷蔵庫本体1の上部に冷凍室2、下部に冷蔵
室3を有し、冷蔵庫本体1の背面下部に冷媒循環用の圧
縮機4が装着されている。そして、冷凍室2の背面側に
は熱交換室5が形成されており、ここに設けられたファ
ン6を回転させることにより、蒸発器7内の冷媒と庫内
の空気を熱交換させ、冷気を吹出口8から冷凍室2に吹
き出して戻りダクト9を経て熱交換室5に強制的に循環
させて、冷凍室2を冷却する。また、冷気の一部は、冷
気ダクト10を通って冷蔵室3に導かれ、冷蔵室3を冷
却する。
縮機4により圧縮された高温・高圧のガス冷媒は凝縮器
11により冷却され中温・高圧の液冷媒となる。液冷媒
はドライヤ12により水分などの不純物を取り除かれ、
絞り装置であるキャピラリチューブ(毛細管)13を通
過することにより減圧され低温・低圧の2相混合冷媒と
なる。2相混合冷媒は蒸発器7における空気との熱交換
により液冷媒が蒸発され、低温・低圧のガス冷媒とな
る。低温・低圧のガス冷媒は、吸込管14を通過するこ
とにより加熱され中温・低圧のガス冷媒となり、さらに
圧縮機4に吸収され高温・高圧のガス冷媒となり、吐出
される。
設けられた温度センサ15により温度を検出し、所定の
温度となるように圧縮機4およびファンモータ16から
なる冷却装置の断続通電制御が行われている、一方、冷
蔵室3では、冷気ダクト10の冷蔵室側の冷気入口17
を開閉するダンパー装置18の開閉制御を行って、冷蔵
室3内を設定温度となるように冷凍室2からの冷気の一
部を冷蔵室3に取り入れるように調整して温度制御がな
されている。なお、図10中、19は霜取りヒータ、2
0は冷気が冷蔵室3から熱交換室5へ戻るダクトであ
る。
器7表面での空気と冷媒との熱交換により、庫内の水蒸
気が昇華して蒸発器7の表面に霜となって付着すると、
時間とともに蒸発器7の熱交換効率が下がる。そのた
め、圧縮機4の積算運転時間が一定時間に達すると、圧
縮機4およびファンモータ16の運転を停止し、蒸発器
7の下側にある霜取りヒータ19に通電して霜取りを行
う。霜取り終了後は、タイムセーフ(約3分)ののち圧
縮機4およびファンモータ16を再起動し、冷却運転を
再開する。
蒸発器7の温度および一点鎖線で示す冷凍室2の温度
は、除霜開始後上昇していく。そして、除霜が終了して
冷却運転が開始されると、蒸発器7の温度はすぐに低下
していくが、冷凍室2の温度は少し上昇してから低下し
ていく。
転再開時には、蒸発器温度が高くなっており、蒸発器入
口付近ですぐに冷媒が気化するため、図12に示す時間
t1からt2にかけて蒸発器入口付近での冷媒の気体から
液体への急激な状態変化が起こり、キャピラリチューブ
出口からの冷媒噴射により異音が発生するといった不具
合があった。
する異音を減少させることができる冷蔵庫を提供するこ
とを目的としてなされものである。
課題解決手段として、図1の如く、蒸発器7の温度を検
出する温度センサ22と、除霜後の冷却運転再開時に蒸
発器温度が所定の温度に低下するまで送風機21の回転
数を通常運転時の回転数より低くする制御手段23とが
設けられたものである。
器7の温度を検出する温度センサ22と、除霜後の冷却
運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低下するまで送
風機21を停止させる制御手段23とが設けられたもの
である。
の如く、蒸発器7の温度を検出する温度センサ22と、
除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低
下するまでダンパー装置18を閉じた状態にする制御手
段25とが設けられたものである。
図5の如く、蒸発器7の温度を検出する温度センサ22
と、蒸発器の容量を可変する容量可変手段と、除霜後の
冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低下するま
で蒸発器の容量を小にする制御手段33とが設けられた
ものである。そして、容量可変手段として、蒸発器7と
直列に副蒸発器31が接続され、冷媒を前記蒸発器7お
よび副蒸発器31の両方あるいは蒸発器7のみに流すよ
うに流路を切り替える切替弁30が設けられ、除霜後の
冷却運転再開時に前記蒸発器7にのみ冷媒が流れるよう
に切替弁30を作動させている。
図6の如く、蒸発器7の温度を検出する温度センサ22
と、キャピラリチューブの長さを可変する長さ可変手段
と、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度
に低下するまでキャピラリチューブの長さを小にする制
御手段35とが設けられたものである。そして、長さ可
変手段として、キャピラリチューブ36と直列に副キャ
ピラリチューブ37が接続され、該副キャピラリチュー
ブ37への冷媒の流れをバイパスする切替弁38が設け
られ、除霜後の冷却運転再開時に前記キャピラリチュー
ブ36にのみ冷媒が流れるように切替弁38を作動させ
ている。
図7の如く、蒸発器7の温度を検出する温度センサ22
と、キャピラリチューブの内径を可変する内径可変手段
と、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度
に低下するまでキャピラリチューブの内径を大にする制
御手段40とが設けられたものである。そして、内径可
変手段として、複数の内径の異なるキャピラリチューブ
41,42が並列に接続され、各キャピラリチューブ4
1,42への冷媒の流れを切り替える切替弁43が設け
られ、除霜後の冷却運転再開時に内径の大きいキャピラ
リチューブ41に冷媒が流れるように切替弁43を作動
させている。
て、図8の如く、冷凍室2に、補助冷却用の冷却装置5
0と、冷凍室内温度を検出する室内温度センサ15とが
設けられ、除霜終了後から冷凍室内温度が所定の温度に
低下するまでの間だけ前記冷却装置50を作動させる制
御手段51が設けられたものである。そして、冷却装置
50には電子冷凍素子が用いられている。
後、請求項1では送風機21の回転数を少なくして冷却
運転を行う、請求項2では送風機21を停止させたまま
冷却運転を行う、請求項3ではダンパー装置18を閉じ
た状態で冷却運転を行う、請求項4,5では一方の蒸発
器だけを使用することにより蒸発器の容量を少なくして
冷却運転を行う、請求項10,11では補助用の冷却装
置50のみ作動させるといったそれぞれの方法により、
除霜後の増大した熱負荷を軽減しながら蒸発器の温度を
短時間で急激に下げる。これによって、蒸発器7の入口
で冷媒がほとんど気化してしまうようなことはなくな
り、冷媒の状態変化による異音の出る可能性のある時間
が従来の方法よりも短くなり、異音はわずかの間でしか
発生しなくなる。
チューブ36にのみ冷媒を通過させることによりキャピ
ラリチューブ全体の長さを短くして冷却運転を行う、請
求項8,9では内径の大きいキャピラリチューブ41に
冷媒を通過させて冷却運転を行うといったそれぞれの方
法により、キャピラリチューブの絞りが緩くなり、循環
冷媒量は多くなり、蒸発器7の入口で気化する冷媒の割
合が減少する。そして、蒸発器温度が早く下がり、異音
が出る可能性のある時間が従来方法に比べ短くなり、異
音はわずかの間でしか発生しなくなる。
庫本体1に、冷媒を圧縮して気体にする圧縮機4と、冷
媒を冷却して液化する凝縮器11と、液冷媒を減圧する
キャピラリチューブ13と、液冷媒を蒸発させる蒸発器
7と、冷気を冷凍室2および冷蔵室3へ送る送風機21
と、冷蔵室3の冷気入口17を開閉するダンパー装置1
8とを備え、除霜機能として、蒸発器7の下方に霜取り
ヒータ19が配置されており、従来の冷蔵庫と同じ構成
となっている。
度センサ22と、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度
が所定の温度に低下するまで送風機21の回転数を低下
させる制御手段23とが設けられている。
蒸発器7の外面に装着されている。また、制御手段23
は、冷蔵庫本体1内に設置されたマイクロコンピュータ
から構成され、各室に配された温度センサや蒸発器7の
温度センサから信号が入力されることにより圧縮機4、
送風機21、ダンパー装置18等に駆動信号を出力す
る。そして、冷凍室2の温度センサ15の出力に基づい
て設定温度になるように圧縮機4および送風機21のオ
ンオフ制御するとともに冷蔵室3の温度センサの出力に
基づいてダンパー装置18の開閉を制御する通常運転機
能と、圧縮機4の運転時間に応じて霜取りヒータ19を
作動させる霜取り機能と、除霜後の冷却運転再開時に蒸
発器温度が所定の温度に低下するまで送風機21を通常
運転時の回転数より低い回転数で運転する蒸発器急冷機
能と、蒸発器温度が所定の温度まで低下した後に送風機
21の回転数を上げ再び所定の温度まで低下したらさら
に回転数を上げて通常運転時の回転数に達するまでこれ
を繰り返す通常運転移行機能とを有せしめられている。
風機21のファンモータ16の回転数が非常に少なくさ
れて冷却運転が開始されると、蒸発器7に低温低圧の冷
媒が流れてくる。ところが、送風機21の風量が弱いの
で、熱交換室5から冷凍室2へ吹き出される冷気は減
り、熱負荷が下がるため、蒸発器7の入口で冷媒がほと
んど気化してしまうようなことはなくなり、蒸発器7の
温度は急激に下がる。
変化による異音の出る可能性のある下限の蒸発器温度T
Lに達する時刻が従来の方式によるとt2であったのがt
3となり、運転開始時から異音の出る可能性のある時間
が従来のt2−t1からt3−t1となるので、異音はわず
かの間でしか発生しなくなる。
(時刻t4)で少しファンモータ16の回転数を上げる
と、冷媒と蒸発器7の周囲の空気との熱交換が促進さ
れ、一旦蒸発器温度は若干上昇して、再び下がりはじめ
る。再び蒸発器温度がTE0に達した時点(時刻t5)で
再度少しファンモータ16の回転数を上げると、また蒸
発器温度は若干上昇するが、再び下がりはじめる。
刻t6)でファンモータ16の回転数を通常運転時の回
転数まで上げると、蒸発器温度は一旦少し上昇するが、
また下がり始め、以降は通常運転におけるオンオフ制御
が行われるここで、時刻t3から時刻t6までの間で、何
度か蒸発器の温度は上昇しているが、異音の出る可能性
のある下限の蒸発器温度TLを越えるような大幅な上昇
ではなく、蒸発器入口付近での急激な状態変化は緩和さ
れるため、異音が発生することはない。
運転に入るまでの間で、ファンモータの回転数を小さく
すると熱負荷が下がるため、蒸発器の入口で冷媒がほと
んど気化してしまうようなことはなくなり、異音の出る
可能性のある時間は従来でのt2−t1からt3−t1と短
くなり、異音の出にくい(実使用中は出ない)ファン式
冷蔵庫の提供が可能となる。
て、第一実施例における除霜後の冷却運転再開時に蒸発
器温度が所定の温度に低下するまで送風機21の回転数
を低下させる異音抑制機能、および蒸発器温度が所定の
温度まで低下した後に送風機21の回転数を上げ再び所
定の温度まで低下したらさらに回転数を上げて通常運転
時の回転数に達するまでこれを繰り返す通常運転移行機
能の代わりに、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が
所定の温度に低下するまで送風機21を停止させる送風
停止機能が有せしめられている。
運転が開始されると、ファンモータ16は停止されたま
まであるため、空気の強制対流が起こらず、蒸発器7の
周囲の空気との熱交換が減って熱負荷が下がり、蒸発器
7の入口で冷媒がほとんど気化してしまうようなことは
なくなる。そのため、図3に示すように、蒸発器温度が
TLに達する時刻がt7となり、従来方式よりも早く蒸発
器温度が下がる。その後、蒸発器温度がTE1に達した時
点(時刻t8)でファンモータ16の運転を開始する
と、蒸発器温度は一旦上がるが異音のでる可能性のある
温度TLまでは上がらず、再び下がりはじめ、やがて通
常運転時におけるオンオフ制御が行われる。したがっ
て、第一実施例と同様に、除霜後の運転開始時から通常
運転に入るまでの時間の間で異音の出る可能性のある時
間がt2−t1からt7−t1と短くなり、異音が出にくく
なる。
く、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度
に低下するまでダンパー装置18を閉じた状態にする制
御手段25が設けられている。すなわち、通常の冷却運
転では、ダンパー装置18は冷蔵室3の温度センサの出
力に基づいて開閉が制御されるが、制御手段25に、蒸
発器温度が異音のでる可能性のある温度TLに達するま
でダンパー装置18を閉じた状態にしておく機能を有せ
しめている。なお、他の構成は、送風機21を通常の冷
却運転時の回転数より低い回転数で駆動することを除い
た第一実施例のものと同じである。
室3への冷気入口17をダンパー装置18で閉じたまま
にしておくと、冷気は冷蔵室3へは流れず冷凍室2内の
みを循環するため、第二実施例と同様に熱負荷が下が
り、蒸発器7の入口で冷媒がほとんど気化してしまうと
いったことがなくなる。蒸発器温度は図3で示したよう
に従来方式よりも早く下がり、異音の出る可能性のある
時間は短くなる。
(時刻t8)で、ダンパー装置18を開状態にして、以
降通常運転を行う。このとき、蒸発器温度は一旦上がる
が異音が出る可能性のある温度までは上がらず、再び下
がっていく。
く、蒸発器7の温度を検出する温度センサ22が設けら
れ、蒸発器7と直列に切替弁30および副蒸発器31が
冷媒流れ方向上流側から順に接続され、切替弁30と両
蒸発器7,31の中間点との間にバイパス流路32が設
けられている。切替弁30は、副蒸発器31への流路を
遮断してバイパス流路32を開放するか、副蒸発器31
への流路を開放してバイパス流路32を遮断するかの切
り替えを行うものである。そして、これらの蒸発器7、
副蒸発器31、切替弁30から蒸発器全体の容量を可変
する容量可変手段が構成され、除霜後の冷却運転再開時
に蒸発器温度が所定の温度に低下するまで蒸発器7の容
量を小にする制御手段33を設けている。
7および副蒸発器31の両方あるいは蒸発器7のみに流
れるように流路を切り替える切替弁30の駆動制御を行
っており、除霜後の冷却運転再開時には蒸発器7にのみ
冷媒が流れるように切替弁30を作動させる機能と、通
常運転時には両蒸発器7,31に冷媒が流れるように切
替弁30を作動させる機能とが有せしめられている。な
お、他の構成は、送風機21を通常の冷却運転時の回転
数より低い回転数で駆動することを除いた第一実施例の
ものと同じである。
時には、切替弁30を作動させて、副蒸発器31への冷
媒の流れを遮断して、バイパス流路32を通して直接蒸
発器7に冷媒が流れるようにする。これにより、蒸発器
全体の容量が小さくなったことになり、空気と冷媒との
熱交換量が減少して、熱負荷が下がり、図3に示したよ
うに蒸発器温度が急速に低下する。そのため、蒸発器7
の入口で冷媒がほとんど気化してしまうといったことが
なくなり、蒸発器温度は従来方式より早く下がり、異音
の出る可能性のある時間は短くなる。
ばTE1)になったときに、再び切替弁30を切り替え
て、バイパス流路32を遮断して直列につながれた両蒸
発器7,31に冷媒が流れるようにする。このとき、蒸
発器全体の容量が大きくなり、蒸発器温度は一旦上がる
が異音がでる可能性のある温度TLまで上がらず、しば
らくすると再び温度は下がり、通常運転が行われる。
様に蒸発器温度は従来方式より早く下がり、異音の出る
可能性のある時間は短くなるので、異音が出にくくな
る。
く、蒸発器7の温度を検出する温度センサ22と、キャ
ピラリチューブ全体の長さを可変する長さ可変手段と、
除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低
下するまでキャピラリチューブ全体の長さを小にする制
御手段35とを設けている。
36の冷媒流れ方向上流側に直列に副キャピラリチュー
ブ37が接続され、副キャピラリチューブ37への冷媒
の流れをバイパスする切替弁38が副キャピラリチュー
ブ37の上流側に設けられ、切替弁38と両キャピラリ
チューブ36,37の中間点との間にバイパス流路39
が設けられている。そして、制御手段35には、除霜後
の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低下する
までキャピラリチューブ36にのみ冷媒が流れるように
切替弁38を作動させてキャピラリチューブ全体の長さ
を小にする機能と、通常運転時に両キャピラリチューブ
36,37に冷媒が流れるように切替弁38を作動させ
てキャピラリチューブ全体の長さを大にする機能とが有
せしめられている。なお、他の構成は、送風機21を通
常の冷却運転時の回転数より低い回転数で駆動すること
を除いた第一実施例のものと同じである。
開始時には、バイパス流路39に冷媒を流して副キャピ
ラリチューブ37をバイパスさせるために切替弁38を
作動させる。このとき、熱負荷は通常運転時に比べ増大
しているが、キャピラリチューブ全体の長さが短くなる
ことによってキャピラリチューブの絞りも緩くなってい
るため、循環冷媒量は多くなり、蒸発器7の入口で気化
する冷媒の割合が減少する。そして、図3に示したよう
に蒸発器温度が早く下がり、異音が出る可能性のある時
間が従来方式に比べ少なくなる。
になったときに、切替弁38を作動させて副キャピラリ
チューブ37からキャピラリチューブ36に冷媒が流れ
るようにして、キャピラリチューブ全体を長くして、通
常運転を行う。このとき、熱負荷も除霜直後に比べかな
り小さくなっており、やはり冷媒の異音は出にくい。し
たがって、本実施例でも第二実施例と同様に蒸発器温度
は従来方式より早く下がり、異音の出る可能性のある時
間は短くなるので、異音が出にくくなる。
く、蒸発器7の温度を検出する温度センサ22と、キャ
ピラリチューブの内径を可変する内径可変手段と、除霜
後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低下す
るまでキャピラリチューブの内径を大にする制御手段4
0とを設けている。
キャピラリチューブ41,42が並列に接続され、各キ
ャピラリチューブ41,42への冷媒の流れを切り替え
る切替弁43が設けられ、制御手段40では、除霜後の
冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低下するま
で内径の大きいキャピラリチューブ41に冷媒が流れる
ように切替弁43を作動させる機能と、通常運転時に内
径の小さいキャピラリチューブ42に冷媒が流れるよう
に切替弁43を作動させる機能とが有せしめられてい
る。なお、他の構成は、送風機21を通常の冷却運転時
の回転数より低い回転数で駆動することを除いた第一実
施例のものと同じである。
開始時には、キャピラリチューブのうち内径の大きい、
すなわち絞り度の低いキャピラリチューブ41を冷媒が
通過するように切替弁43を作動させる。このとき、熱
負荷は通常運転時と比べ増大しているが、キャピラリチ
ューブの絞りも緩くなっているため、循環冷媒量は多く
なり、第五実施例と同様の作用効果を奏し、異音が出に
くくなる。
なったとき、切替弁43を作動させて、内径の小さい
(絞り度の高い)キャピラリチューブ42を冷媒が通過
するように流路を切り替える。このときは、熱負荷も除
霜直後に比べかなり小さくなっており、やはり異音は出
にくい。
く、冷凍室2に、補助冷却用の冷却装置50と、冷凍室
内温度を検出するサーミスタからなる室内温度センサ1
5とが設けられ、除霜終了後から冷凍室内温度が所定の
温度に低下するまでの間だけ前記冷却装置50を作動さ
せる制御手段51を設けている。そして、冷却装置50
として、ビスマス(Bi)あるいはテルル(Te)から
なる電子冷凍素子(ペルチェ素子)が用いられ、熱交換
室5の壁面に装着されている。
内温度が所定の温度に低下するまで冷却装置50を作動
させ圧縮機4および送風機21等の通常の冷却運転を停
止させる予冷機能を有せしめられている。なお、他の構
成は、送風機21を通常の冷却運転時の回転数より低い
回転数で駆動することを除いた第一実施例のものと同じ
である。
装置50だけを作動させて予冷を開始する。図9に示す
ように、冷却装置50により徐々に庫内が冷却されてい
き、冷凍室2の温度がTF0になった時点(時刻t9)で
冷却装置50の作動を停止させて予冷を終了する。この
間、庫内は冷却装置50により十分冷却されているが、
冷却運転は行われていないので蒸発器7の温度は低下し
ていない。
ているので、熱負荷は除霜直後のように大きくなく、予
冷終了と同時に冷却運転を開始すると、蒸発器温度は早
く下がり、時刻t10で蒸発器温度TLに達し、異音が出
る可能性のある時間はt10−t9となり、従来方式より
も短くなる。したがって、他の実施例と同様異音を出に
くくすることができる。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、第
四実施例における容量可変手段として、蒸発器を並列に
接続して、どちらか一方かあるいは両方に冷媒が流れる
ように切り替えてもよい。
長さの異なる複数本のキャピラリチューブをそれぞれ並
列に接続して、各キャピラリチューブへの冷媒の流れを
切り替える切替弁を設けてもよい。
ピラリチューブを3本以上並列に接続してもよい。ま
た、キャピラリチューブの入口に可変絞りを設けて、キ
ャピラリチューブに流入する冷媒量を制御するものでも
よい。
既存の冷凍サイクルとは別系統の冷凍サイクルを設け、
どちらか一方を作動させるように冷媒の流れを切り替え
たり、全く別駆動にして使い分ける。
よると、除霜することによって増大した熱負荷を軽減し
たり、あるいは蒸発器での冷媒流量を上げることによ
り、蒸発器の温度を短時間で急激に下げることができ
る。したがって、蒸発器入口付近での冷媒の急激な状態
変化が緩和され、除霜後のキャピラリチューブ出口部で
の冷媒噴射による異音を出にくくすることができ、しか
も通常の使用中は異音が発生しない冷蔵庫を提供するこ
とが可能となる。
示す図
示す図
示す図
Claims (11)
- 【請求項1】 冷媒を圧縮して気体にする圧縮機と、冷
媒を冷却して液化する凝縮器と、液冷媒を減圧するキャ
ピラリチューブと、液冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷気
を冷凍室および冷蔵室へ送る送風機と、冷蔵室の冷気入
口を開閉するダンパー装置とを備え、除霜機能を有した
冷蔵庫において、前記蒸発器の温度を検出する温度セン
サと、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温
度に低下するまで前記送風機の回転数を通常運転時の回
転数より低くする制御手段とが設けられたことを特徴と
する冷蔵庫。 - 【請求項2】 冷媒を圧縮して気体にする圧縮機と、冷
媒を冷却して液化する凝縮器と、液冷媒を減圧するキャ
ピラリチューブと、液冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷気
を冷凍室および冷蔵室へ送る送風機と、冷蔵室の冷気入
口を開閉するダンパー装置とを備え、除霜機能を有した
冷蔵庫において、前記蒸発器の温度を検出する温度セン
サと、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温
度に低下するまで前記送風機を停止させる制御手段とが
設けられたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項3】 冷媒を圧縮して気体にする圧縮機と、冷
媒を冷却して液化する凝縮器と、液冷媒を減圧するキャ
ピラリチューブと、液冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷気
を冷凍室および冷蔵室へ送る送風機と、冷蔵室の冷気入
口を開閉するダンパー装置とを備え、除霜機能を有した
冷蔵庫において、前記蒸発器の温度を検出する温度セン
サと、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温
度に低下するまで前記ダンパー装置を閉じた状態にする
制御手段とが設けられたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項4】 冷媒を圧縮して気体にする圧縮機と、冷
媒を冷却して液化する凝縮器と、液冷媒を減圧するキャ
ピラリチューブと、液冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷気
を冷凍室および冷蔵室へ送る送風機と、冷蔵室の冷気入
口を開閉するダンパー装置とを備え、除霜機能を有した
冷蔵庫において、前記蒸発器の温度を検出する温度セン
サと、前記蒸発器の容量を可変する容量可変手段と、除
霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定の温度に低下
するまで前記蒸発器の容量を小にする制御手段とが設け
られたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項5】 容量可変手段として、蒸発器と直列に副
蒸発器が接続され、冷媒を前記蒸発器および副蒸発器の
両方あるいは前記蒸発器のみに流すように流路を切り替
える切替弁が設けられ、除霜後の冷却運転再開時に前記
蒸発器にのみ冷媒が流れるように前記切替弁を作動させ
ることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。 - 【請求項6】 冷媒を圧縮して気体にする圧縮機と、冷
媒を冷却して液化する凝縮器と、液冷媒を減圧するキャ
ピラリチューブと、液冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷気
を冷凍室および冷蔵室へ送る送風機と、冷蔵室の冷気入
口を開閉するダンパー装置とを備え、除霜機能を有した
冷蔵庫において、前記蒸発器の温度を検出する温度セン
サと、前記キャピラリチューブの長さを可変する長さ可
変手段と、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定
の温度に低下するまで前記キャピラリチューブの長さを
小にする制御手段とが設けられたことを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項7】 長さ可変手段として、キャピラリチュー
ブと直列に副キャピラリチューブが接続され、該副キャ
ピラリチューブへの冷媒の流れをバイパスする切替弁が
設けられ、除霜後の冷却運転再開時に前記キャピラリチ
ューブにのみ冷媒が流れるように前記切替弁を作動させ
ることを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。 - 【請求項8】 冷媒を圧縮して気体にする圧縮機と、冷
媒を冷却して液化する凝縮器と、液冷媒を減圧するキャ
ピラリチューブと、液冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷気
を冷凍室および冷蔵室へ送る送風機と、冷蔵室の冷気入
口を開閉するダンパー装置とを備え、除霜機能を有した
冷蔵庫において、前記蒸発器の温度を検出する温度セン
サと、前記キャピラリチューブの内径を可変する内径可
変手段と、除霜後の冷却運転再開時に蒸発器温度が所定
の温度に低下するまで前記キャピラリチューブの内径を
大にする制御手段とが設けられたことを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項9】 内径可変手段として、複数の内径の異な
るキャピラリチューブが並列に接続され、各キャピラリ
チューブへの冷媒の流れを切り替える切替弁が設けら
れ、除霜後の冷却運転再開時に内径の大きいキャピラリ
チューブに冷媒が流れるように前記切替弁を作動させる
ことを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。 - 【請求項10】 冷媒を圧縮して気体にする圧縮機と、
冷媒を冷却して液化する凝縮器と、液冷媒を減圧するキ
ャピラリチューブと、液冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷
気を冷凍室および冷蔵室へ送る送風機と、冷蔵室の冷気
入口を開閉するダンパー装置とを備え、除霜機能を有し
た冷蔵庫において、前記冷凍室に、補助冷却用の冷却装
置と、冷凍室内温度を検出する室内温度センサとが設け
られ、除霜終了後から冷凍室内温度が所定の温度に低下
するまでの間だけ前記冷却装置を作動させる制御手段が
設けられたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項11】 冷却装置に電子冷凍素子が用いられた
ことを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05258487A JP3124876B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05258487A JP3124876B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07110184A true JPH07110184A (ja) | 1995-04-25 |
JP3124876B2 JP3124876B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=17320896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05258487A Expired - Lifetime JP3124876B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3124876B2 (ja) |
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- 1993-10-15 JP JP05258487A patent/JP3124876B2/ja not_active Expired - Lifetime
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