JPH07109883A - 振動兼回転式削進装置 - Google Patents
振動兼回転式削進装置Info
- Publication number
- JPH07109883A JPH07109883A JP28043193A JP28043193A JPH07109883A JP H07109883 A JPH07109883 A JP H07109883A JP 28043193 A JP28043193 A JP 28043193A JP 28043193 A JP28043193 A JP 28043193A JP H07109883 A JPH07109883 A JP H07109883A
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- Japan
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- tip
- servo cylinder
- hydraulic servo
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】主として土木工事のボーリング削進機若しくは
小口径の鋼管削進機として使用する、振動兼回転式削進
装置を提供する。 【構成】振動発生用の２本の油圧サーボシリンダー２、
２の上下ロッド端を上下の取付板３、３に固定し、該取
付板３、３の中央に挿通した主軸１を回転スラスト軸受
４ａ、４ｂで回転自在に枢支し、主軸１の一部にギヤ５
を固定すると共に該ギヤ５に、油圧モーター６等で回転
駆動するギヤ７を噛合し、主軸１の先端に接続管８ａ若
しくは接続ロッド及び掘削工具８ｂ等の削進手段８を取
付けるように備え、また、上記のように構成した装置全
体を、上記油圧サーボシリンダー２、２及び主軸１を設
置したフレーム９を適宜手段で垂直上下動することによ
って、主軸軸線方向に移動するように備えた、振動兼回
転式削進装置Ａ。
小口径の鋼管削進機として使用する、振動兼回転式削進
装置を提供する。 【構成】振動発生用の２本の油圧サーボシリンダー２、
２の上下ロッド端を上下の取付板３、３に固定し、該取
付板３、３の中央に挿通した主軸１を回転スラスト軸受
４ａ、４ｂで回転自在に枢支し、主軸１の一部にギヤ５
を固定すると共に該ギヤ５に、油圧モーター６等で回転
駆動するギヤ７を噛合し、主軸１の先端に接続管８ａ若
しくは接続ロッド及び掘削工具８ｂ等の削進手段８を取
付けるように備え、また、上記のように構成した装置全
体を、上記油圧サーボシリンダー２、２及び主軸１を設
置したフレーム９を適宜手段で垂直上下動することによ
って、主軸軸線方向に移動するように備えた、振動兼回
転式削進装置Ａ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として土木工事のボ
ーリング削進機、若しくは小口径の鋼管削進機として使
用するものであり、油圧サーボシリンダーによる微振動
衝撃力と油圧モーター等による回転力とを、主軸から接
続ロッド（若しくは管）を経て先端の掘削工具に伝達す
ると共に装置全体を主軸軸線方向に上下（左右）移動す
るように備えたことによって、該掘削工具部分に回転力
と下方（左方）移動力（加圧力＋装置重量）、それに油
圧サーボシリンダーの強力な微振動衝撃力が相乗的に加
わって、地盤中の岩盤や玉石その他の破壊を極めて効果
的に行うことができ、よって、あらゆる土質の地盤に簡
単かつ効率的に削進ができ、また、装置の上方（右方）
移動が可能なことと相俟って、長距離削進も容易に行え
る、振動兼回転式削進装置を提供するものである。
ーリング削進機、若しくは小口径の鋼管削進機として使
用するものであり、油圧サーボシリンダーによる微振動
衝撃力と油圧モーター等による回転力とを、主軸から接
続ロッド（若しくは管）を経て先端の掘削工具に伝達す
ると共に装置全体を主軸軸線方向に上下（左右）移動す
るように備えたことによって、該掘削工具部分に回転力
と下方（左方）移動力（加圧力＋装置重量）、それに油
圧サーボシリンダーの強力な微振動衝撃力が相乗的に加
わって、地盤中の岩盤や玉石その他の破壊を極めて効果
的に行うことができ、よって、あらゆる土質の地盤に簡
単かつ効率的に削進ができ、また、装置の上方（右方）
移動が可能なことと相俟って、長距離削進も容易に行え
る、振動兼回転式削進装置を提供するものである。
【０００２】
【従来の課題】従来一般に使用されているボーリング削
進機や鋼管削進機は油圧ハンマーやエアーハンマーを用
いたハンマー式のものが多く、ハンマーの打撃を直接に
削進ロッド（管）若しくは接続ロッド（管）の後端部に
加えて、それを先端の掘削工具に伝達して削進するもの
であるため、ハンマーの打撃による金属衝突の騒音が極
めて大きな欠点であった。
進機や鋼管削進機は油圧ハンマーやエアーハンマーを用
いたハンマー式のものが多く、ハンマーの打撃を直接に
削進ロッド（管）若しくは接続ロッド（管）の後端部に
加えて、それを先端の掘削工具に伝達して削進するもの
であるため、ハンマーの打撃による金属衝突の騒音が極
めて大きな欠点であった。
【０００３】また、削進ロッド（管）若しくは接続ロッ
ド（管）の寸法が長くなると、直接の打撃によってロッ
ド等に座屈、屈曲が生じるため、長距離の削進は不可能
であった。
ド（管）の寸法が長くなると、直接の打撃によってロッ
ド等に座屈、屈曲が生じるため、長距離の削進は不可能
であった。
【０００４】上記ハンマー式でなく、削進ロッド（管）
若しくは接続ロッド（管）の先端の掘削工具を電力、油
圧等で回転または振動させて削進する方式の機械もある
が、この場合、先端の掘削工具の位置まで電気、油等の
配管が必要となり、それらの設置、保守及びスペースの
確保等が容易でなかった。
若しくは接続ロッド（管）の先端の掘削工具を電力、油
圧等で回転または振動させて削進する方式の機械もある
が、この場合、先端の掘削工具の位置まで電気、油等の
配管が必要となり、それらの設置、保守及びスペースの
確保等が容易でなかった。
【０００５】
【課題を解決する手段】本発明は、上記従来の課題を解
決すべくなされたものである。而して、本発明は、振動
発生用の油圧サーボシリンダーの上下ロッド端を上下の
取付板に固定し、該取付板の中央に挿通した主軸を回転
スラスト軸受で回転自在に枢支し、主軸の一部にギヤを
固定すると共に該ギヤに、油圧モーター等で回転駆動す
るギヤを噛合し、主軸の先端に接続管若しくは接続ロッ
ド及び掘削工具等の削進手段を取付けるように備え、ま
た、上記のように構成した装置全体を、上記油圧サーボ
シリンダー及び主軸を設置したフレームを適宜手段で垂
直上下動することによって、主軸軸線方向に移動するよ
うに備えた、振動兼回転式削進装置によって課題を解決
したものである。
決すべくなされたものである。而して、本発明は、振動
発生用の油圧サーボシリンダーの上下ロッド端を上下の
取付板に固定し、該取付板の中央に挿通した主軸を回転
スラスト軸受で回転自在に枢支し、主軸の一部にギヤを
固定すると共に該ギヤに、油圧モーター等で回転駆動す
るギヤを噛合し、主軸の先端に接続管若しくは接続ロッ
ド及び掘削工具等の削進手段を取付けるように備え、ま
た、上記のように構成した装置全体を、上記油圧サーボ
シリンダー及び主軸を設置したフレームを適宜手段で垂
直上下動することによって、主軸軸線方向に移動するよ
うに備えた、振動兼回転式削進装置によって課題を解決
したものである。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面につき説明する
と、振動発生用の２本の油圧サーボシリンダー２、２の
上下ロッド端を上下の取付板３、３に固定し、該取付板
３、３の中央に挿通した主軸１を回転スラスト軸受４
ａ、４ｂで回転自在に駆支し、主軸１の一部にギヤ５を
固定すると共に該ギヤ５に、油圧モーター６等で回転駆
動するギヤ７を噛合し、主軸１の先端に接続管８ａ若し
くは接続ロッド及び掘削工具８ｂ等の削進手段８を取付
けるように備え、また、上記のように構成した装置全体
を、上記油圧サーボシリンダー２、２及び主軸１を設置
したフレーム９を適宜手段で主軸軸線方向に移動するこ
とによって、主軸軸線方向に移動するように備えて、振
動兼回転式削進装置Ａを構成したものである。
と、振動発生用の２本の油圧サーボシリンダー２、２の
上下ロッド端を上下の取付板３、３に固定し、該取付板
３、３の中央に挿通した主軸１を回転スラスト軸受４
ａ、４ｂで回転自在に駆支し、主軸１の一部にギヤ５を
固定すると共に該ギヤ５に、油圧モーター６等で回転駆
動するギヤ７を噛合し、主軸１の先端に接続管８ａ若し
くは接続ロッド及び掘削工具８ｂ等の削進手段８を取付
けるように備え、また、上記のように構成した装置全体
を、上記油圧サーボシリンダー２、２及び主軸１を設置
したフレーム９を適宜手段で主軸軸線方向に移動するこ
とによって、主軸軸線方向に移動するように備えて、振
動兼回転式削進装置Ａを構成したものである。
【０００７】
【作用】主軸１の先端に接続管８ａ、掘削工具（掘削ビ
ット）８ｂを取付け、油圧サーボシリンダー２及び油圧
モーター６を運転開始すると、油圧サーボシリンダー２
が強力な微振動を発生すると同時にギヤ７、５を介して
主軸１が回転する。
ット）８ｂを取付け、油圧サーボシリンダー２及び油圧
モーター６を運転開始すると、油圧サーボシリンダー２
が強力な微振動を発生すると同時にギヤ７、５を介して
主軸１が回転する。
【０００８】そこで、装置Ａ全体を、フレーム９を適宜
手段で下方（左方）移動することによって、下方（左
方）移動すると、主軸２の最先端の掘削工具８ｂが微振
動衝撃、回転及び加圧前進を同時相乗的に行って地盤を
削進するものである。
手段で下方（左方）移動することによって、下方（左
方）移動すると、主軸２の最先端の掘削工具８ｂが微振
動衝撃、回転及び加圧前進を同時相乗的に行って地盤を
削進するものである。
【０００９】上記において、油圧サーボシリンダー２の
微振動は該油圧サーボシリンダー２の両ロッドを固定し
た取付板３、３から回転スラスト軸受を経て主軸１に伝
達し、該主軸１の微振動は減衰することなくそのまま先
端の掘削工具８ｂに伝達される。
微振動は該油圧サーボシリンダー２の両ロッドを固定し
た取付板３、３から回転スラスト軸受を経て主軸１に伝
達し、該主軸１の微振動は減衰することなくそのまま先
端の掘削工具８ｂに伝達される。
【００１０】また、削進終了、掘削工具の交換などのと
きは、フレーム９を適宜手段で上方（右方）移動して装
置Ａ全体を上方（右方）移動し、主軸１の先端から接続
管（ロッド）を順に取り外して行う。
きは、フレーム９を適宜手段で上方（右方）移動して装
置Ａ全体を上方（右方）移動し、主軸１の先端から接続
管（ロッド）を順に取り外して行う。
【００１１】
【効果】油圧サーボシリンダーによる微振動と油圧モー
ター等による回転を同時に主軸に取付けた掘削工具に伝
達し得るため、強力な微振動衝撃力と回転力及び加圧前
進力を同時相乗的に作用せしめて、極めて強力かつ効率
的に削進し得る。
ター等による回転を同時に主軸に取付けた掘削工具に伝
達し得るため、強力な微振動衝撃力と回転力及び加圧前
進力を同時相乗的に作用せしめて、極めて強力かつ効率
的に削進し得る。
【００１２】ハンマー式のような打撃によらないため、
金属打撃騒音の発生がなく、静かに工事を行うことがで
きる大きな効果があると共に、打撃によるように接続ロ
ッド（管）の座屈、屈曲を生じることがないため、長距
離削進を容易に行い得る優れた特長がある。
金属打撃騒音の発生がなく、静かに工事を行うことがで
きる大きな効果があると共に、打撃によるように接続ロ
ッド（管）の座屈、屈曲を生じることがないため、長距
離削進を容易に行い得る優れた特長がある。
【００１３】掘削工具を備える先端部に動力を必要とし
ないため、電気、油圧等の配管の必要がなく、それらの
設置、保守及びスペース等を省き得る。
ないため、電気、油圧等の配管の必要がなく、それらの
設置、保守及びスペース等を省き得る。
【００１４】油圧サーボシリンダーの振動は振幅、速
度、強弱等を自由にコントロールでき、また油圧モータ
ー等の回転も自由にコントロールでき、更に装置Ａ全体
の振動速度、加圧力も自由にコントロールできるので、
地盤の土質その他に合わせて、各々を自由にコントロー
ルして、どのような地盤に対しても容易かつ効率的に削
進し得る。
度、強弱等を自由にコントロールでき、また油圧モータ
ー等の回転も自由にコントロールでき、更に装置Ａ全体
の振動速度、加圧力も自由にコントロールできるので、
地盤の土質その他に合わせて、各々を自由にコントロー
ルして、どのような地盤に対しても容易かつ効率的に削
進し得る。
【図１】本発明装置の構成概略を示す断面図。
Ａ 本発明振動兼回転式削進装置 １ 主軸 ２ 油圧サーボシリンダー ３ 取付板 ４ａ、４ｂ 回転スラスト軸受 ５ ギヤ ６ 油圧モーター ７ ギヤ ８ 削進手段 ８ａ 接続管（ロッド） ８ｂ 掘削工具 ９ フレーム
Claims (1)
- 【請求項１】振動発生用の油圧サーボシリンダーの上下
ロッド端を上下の取付板に固定し、該取付板の中央に挿
通した主軸を回転スラスト軸受で回転自在に枢支し、主
軸の一部にギヤを固定すると共に該ギヤに、油圧モータ
ー等で回転駆動するギヤを噛合し、主軸の先端に接続管
若しくは接続ロッド及び掘削工具等の削進手段を取付け
るように備え、また、上記のように構成した装置全体
を、上記油圧サーボシリンダー及び主軸を設置したフレ
ームを適宜手段で垂直上下動することによって、主軸軸
線方向に移動するように備えた、振動兼回転式削進装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280431A JP2833641B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 振動兼回転式削進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280431A JP2833641B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 振動兼回転式削進装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07109883A true JPH07109883A (ja) | 1995-04-25 |
| JP2833641B2 JP2833641B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=17624965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5280431A Expired - Fee Related JP2833641B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 振動兼回転式削進装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2833641B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010133145A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Sanwa Kizai Co Ltd | 既設管改築推進装置およびカッターヘッド |
| CN112775403A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-05-11 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种快换型双缸电液直驱结晶器振动装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5636275A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Acoustic image expanding unit |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP5280431A patent/JP2833641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5636275A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Acoustic image expanding unit |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010133145A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Sanwa Kizai Co Ltd | 既設管改築推進装置およびカッターヘッド |
| CN112775403A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-05-11 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种快换型双缸电液直驱结晶器振动装置 |
| CN112775403B (zh) * | 2021-03-08 | 2024-04-30 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种快换型双缸电液直驱结晶器振动装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2833641B2 (ja) | 1998-12-09 |
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