JPH07109317B2 - 温水ボイラ - Google Patents

温水ボイラ

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JPH07109317B2
JPH07109317B2 JP752287A JP752287A JPH07109317B2 JP H07109317 B2 JPH07109317 B2 JP H07109317B2 JP 752287 A JP752287 A JP 752287A JP 752287 A JP752287 A JP 752287A JP H07109317 B2 JPH07109317 B2 JP H07109317B2
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JP
Japan
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convection
water
heat exchanger
hot water
zone
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JP752287A
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JPS63176954A (ja
Inventor
耕三 桜井
義裕 菅野
範夫 湯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は温水ボイラに関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 例えば第2図(a)に示すように、タンクa内に熱交換
器bを設けて、対流により水温を上昇させるようにした
従来の温水ボイラでは、運転スタート時はタンクa内の
温度差は大きいが、温度上昇に伴い、その差は次第に無
くなる。従ってガスバーナcの排気ガスの温度を、タン
クa内の使用温水温度よりも低下させることは理論上不
可能である。この為、排気温度は例えば約200℃〜300℃
となってしまい、熱効率は約90%が上限とされている。
かかる熱効率を向上させるべく、例えば第2図(b)に
示すように、タンクaと別体に排気ガスの潜熱回収用熱
交換器dを設置したものもあるが、かかる構成では熱交
換器dと共に、回収された熱による給水加熱管eと別体
として必要であるため、小型化を図るのが難かしいとい
う問題点がある。
本発明はこれらの問題点を解決すると共に、必要湯量に
応じた運転制御を良好に行なえるようにすることを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明を実施例に対応する第1図に基づいて説明する
と、本発明は、ボイラタンク1内の上部に第1の熱交換
器2を設けて第1の対流域Uを構成すると共に、該第1
の熱交換器2から所定距離隔てた下部に仕切3を介して
第2の熱交換器を設けて第2の対流域Lと、その上方の
中間域Mを構成し、前記第2の対流域Lの対流水の流出
側から前記第1の対流域Uに、前記中間域Mとは仕切ら
れた対流水流出経路5を構成すると共に、該第2の対流
域Lの対流水の流入側iに前記中間域Mとの連通部6を
構成し、またバーナ7から前記第1の熱交換器2に至
り、そして該第1の熱交換器2から前記対流水流出経路
5を経て前記第2の熱交換器4に至ると共に、該第2の
熱交換器4から前記流入側iを経てボイラタンク1外に
至る排気熱交換経路8を構成し、前記ボイラタンク1の
上部に出湯口9及び前記流入側iの適所に給水口10を設
けると共に、前記中間域Mの適所に制御用温度センサ11
を設置したものである。
(作用) 以上の構成に於いて、バーナ7からの高温の排気ガス
は、排気熱交換経路8を通って、まず第1の熱交換器2
に至り、ここでタンク1内の水と熱交換する。かかる熱
交換により加温された水は上昇して、第1の対流域Uに
図中の矢印で示すような高温対流が形成され、こうして
この第1の対流域U内の湯温が上昇していく。
次に、第1の熱交換器2に於いて放熱して温度の低下し
た排ガスは、続いて排気熱交換経路8を通って、前記対
流水流出経路5を経て第2の熱交換器4に至り、ここで
熱交換した後、排気口12からタンク1外に排気される。
第2の熱交換器4により加温された第2の対流域L内の
水は図中の矢印で示すように対流水流出経路5を経て、
第1の対流域U内に流出すると共に、中間域M内下部の
水が連通部6から第2の対流域L内に流入し、こうして
低温対流が形成されて排気ガスの熱量を回収する。
このように第2の対流域L内の水が、中間域Mとは仕切
られた対流水流出経路5を経て第1の対流域U内に流出
すると共に、中間域M内下部の水が連通部6から第2の
対流域L内に流入するので、中間域M内の水は、上部か
ら下部へ、湯と水の境界層を保持しつつ下降しながら次
第に沸き上がっていく。従って、この中間域M内の水の
温度分布により、沸き上り湯量を知ることができ、該中
間域Mの適所に制御用温度センサ11を設置することによ
り、必要湯量に応じた運転制御を良好に行なうことがで
きる。
しかして、タンク1の上部の出湯口9から湯を取り出し
て使用すると、流出した湯の分量の冷水が給水口10から
タンク1内に流入する。給水口10は第2の対流域Lの流
入側iの適所に設けているので、流入した冷水は第2の
対流域L内に供給され、この第2の対流域L内を低温度
にするので、前述した通り第1の熱交換器2に於いて放
熱して温度が低下した排気ガスでも、第2の熱交換器4
に於いて効率的に熱交換することができる。こうして第
2の熱交換器4に於いて排気ガスの温度を露点温度以下
に低下させることが可能となり、排気ガス中の顕熱のみ
ならず潜熱をも水に回収し、以って100%近い熱効率を
得ることが出来るのである。
(実施例) 図示の実施例に於いて、給水口10は、第2の対流域Lの
流入側iに於いて、該第2の対流域Lの外側に構成して
いるが、場合によっては内側に構成したり、複数個所に
構成することもできる。また第2の熱交換器4は、排気
ガスの流通方向を、冷水の流入方向と対向するように構
成しており、このように排気ガスが排気口12方向に移動
する程、より低温の水と熱交換する構成とすることによ
り、熱交換を効率的に行なうことができる。また対流水
流出経路5には、図示例に於いては、ポンプ13を設けた
経路5aと連通部14とを設けているが、該対流水流出経路
5の構成は適宜である。次に、制御用温度センサ11は、
図示例に於いては、中間域Mの高さ方向に複数設置して
いる。前述した通り、中間域M内の水は、上部から下部
へ、湯と水の境界層を保持しつつ下降しながら次第に沸
き上っていくので、これら複数の温度センサ11a,11b,11
cを必要湯量に応じて選択し、即ち必要湯量が多い場合
には、より下側の温度センサを、逆に必要湯量が少ない
場合にはより上側の温度センサを選択して運転制御を行
なうことにより、必要湯量に良好に相応した運転制御を
行なうことができる。尚、第2の対流域Lを構成する仕
切3や対流水流出経路5の仕切3′の具体的構成や、連
通部6等の具体的構成は、前述した作用を奏する限りは
適宜である。更に図に示す実施例に於いて、符号15は暖
房または給湯用の還り管であるが、この還り管15は用途
に応じて適宜に構成するものである。
(発明の効果) 本発明は、以上の通りボイラタンク内の上下に、中間域
を隔てて、温度レベルの異なる対流域を人為的に構成し
て夫々に熱交換器を設けると共に、排気ガスを通す排気
熱交換経路を、温度レベルの高い上部対流域の熱交換器
から温度レベルの低い下部対流域に至るように構成した
ので、排気ガス中の熱量を、顕熱のみならず潜熱をも回
収することができ、以って100%近い熱効率を得ること
ができると共に、前記温度レベルの異なる対流域を、ボ
イラタンク内に一体に構成したので、容易に小型化を図
れるという効果がある。殊に本発明は、前述した通り上
下の対流域間に、上部から下部へ、湯と水の境界層を保
持しつつ下降しながら次第に沸き上がっていく、中間域
を構成して、この中間域に制御用温度センサを設置した
ので、必要湯量に応じた運転制御を容易に、良好に行な
うことができ、この点からも熱効率の向上を図れるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成及び作用を示す模式的説明図であ
り、また第2図(a),(b)は従来例の模式的説明図
である。 符号1……ボイラタンク、2……第1の熱交換器、3,
3′……仕切、4……第2の熱交換器、5,5a……対流水
流出経路、6……連通部、7……バーナ、8……排気熱
交換経路、9……出湯口、10……給水口、11a,11b,11c,
11n……制御用温度センサ、12……排気口、13……ポン
プ、14……連通部、15……還り管、U……第1の対流
域、M……中間域、L……第2の対流域、i……流入
側。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−58037(JP,A) 特開 昭57−58040(JP,A) 特開 昭61−105049(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラタンク内の上部に第1の熱交換器を
    設けて第1の対流域を構成すると共に、該第1の熱交換
    器から所定距離隔てた下部に仕切を介して第2の熱交換
    器を設けて第2の対流域と、その上方の中間域を構成
    し、前記第2の対流域の対流水の流出側から前記第1の
    対流域に、前記中間域とは仕切られた対流水流出経路を
    構成すると共に、該第2の対流域の対流水の流入側に前
    記中間域との連通部を構成し、またバーナから前記第1
    の熱交換器に至り、そして該第1の熱交換器から前記対
    流水流出経路を経て前記第2の熱交換器に至ると共に、
    該第2の熱交換器から前記流入側を経てボイラタンク外
    に至る排気熱交換経路を構成し、前記ボイラタンクの上
    部に出湯口及び前記流入側の適所に給水口を設けると共
    に、前記中間域の適所に制御用温度センサを設置したこ
    とを特徴とする温水ボイラ。
  2. 【請求項2】制御用温度センサは、中間域の高さ方向に
    複数設置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の温水ボイラ。
JP752287A 1987-01-16 1987-01-16 温水ボイラ Expired - Lifetime JPH07109317B2 (ja)

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JP752287A JPH07109317B2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 温水ボイラ

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JP752287A JPH07109317B2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 温水ボイラ

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JPS63176954A JPS63176954A (ja) 1988-07-21
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JP752287A Expired - Lifetime JPH07109317B2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 温水ボイラ

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JP5580225B2 (ja) * 2011-02-18 2014-08-27 株式会社日本サーモエナー 真空式温水器

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JPS63176954A (ja) 1988-07-21

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