JPH07109225A - 骨強度増強及び骨石灰化作用剤 - Google Patents

骨強度増強及び骨石灰化作用剤

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JPH07109225A
JPH07109225A JP4268165A JP26816592A JPH07109225A JP H07109225 A JPH07109225 A JP H07109225A JP 4268165 A JP4268165 A JP 4268165A JP 26816592 A JP26816592 A JP 26816592A JP H07109225 A JPH07109225 A JP H07109225A
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JP
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bone
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osteoporosis
agent
fat
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JP4268165A
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Munekazu Iinuma
宗和 飯沼
Hiroyuki Nishida
弘之 西田
Hiroaki Miura
裕晃 三浦
Mitsuo Yamada
充男 山田
Koichi Hiraoka
宏一 平岡
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Maruho Co Ltd
Original Assignee
Maruho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】骨粗鬆症、くる病、骨軟化症及び骨折の治療及
び予防に有効で、しかも安全な骨強度増強及び骨石灰化
作用剤を提供すること。 【構成】補骨脂(Psoralea corylifolia L. の果実)の
中のアセトン、ベンゼン、n−ヘキサン又はエーテル可
溶性画分は、プレドニゾロン(グルココルチコイド)に
より誘発された実験的マウス骨粗鬆症に対し顕著な拮抗
作用を示し、かつ卵巣摘出及び低カルシウム給餌による
ラットの骨粗鬆症対し骨の石灰化亢進作用を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、骨粗鬆症、骨軟化症、
くる病及び骨折などの骨疾患の治療及び予防に有効な薬
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)発明の背景 骨粗鬆症、殊に退行期骨粗鬆症(Involution
al osteoporosis)は、老人、殊に閉経
後の婦人に多発する病気であって、痛み、脊柱の湾曲な
どの障害に加え、軽微な衝撃や荷重によっても骨折を生
じ易くなり、しかも一旦骨折を生じると容易には治癒せ
ず、寝たきりの状態に陥ることも稀ではない。従って、
本症の治療と予防は、今後の高齢化社会における重要な
医療問題の一つである。
【0003】また、骨軟化症(osteomalaci
a)及びくる病(rachitis)は、骨石灰化の障
害に因り類骨が過剰に骨中に存在する病態で、重症の場
合は扛重(持ち挙げ)や階段の昇降困難、骨痛、骨変形
などを生じる。更に、骨折は年齢に関係無く発生する
が、加齢と共に反射神経が衰える結果、突発的な重心移
動に対応できなくなり、延いては転倒又は転落骨折の転
帰をとる可能性が齢と共に高くなる。従って、高齢化の
進行につれ、老人性骨折が今後とも一層増加するであろ
うと蓋然的に推論できる。
【0004】(2)従来技術の問題点 ところで、骨粗鬆症の原因としては、女性ホルモンの欠
乏等の諸因による骨カルシウムの減少が想定されてお
り、エストロジェン剤、ビタミンD剤、カルシトニン剤
の投与及びカルシウムに富む食餌療法などが試みられて
いるが、前三者は、ホルモンや強い作用を持つビタミン
であるから、その投与には慎重な配慮が必要である。最
後者の食餌療法は、格別弊害を生じないものの、効果が
生じるまでに長い時間がかかる。
【0005】また骨軟化症及びくる病の治療薬(方法)
としては、紫外線療法、ビタミンD剤、カルシウム剤、
リン剤及びアルカリ剤しか知られていない。更に骨折に
ついては治療薬は存在していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の実情に鑑み、本
発明は骨粗鬆症、くる病、骨軟化症等の骨疾患及び骨折
の治療及び予防に対し有効で、しかも安全な骨強度増強
及び骨石灰化作用剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)概念 中国医療において、骨粗鬆症の改善に対して八味地黄
丸、補中益気湯、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、小柴胡湯な
どの補陽成分を含む漢方薬が用いられており、ある程度
効果があるとされている。そこで、同じく補陽成分を含
むとされる補骨脂及び淫羊かく(Epimedium
sp.)、並びに骨砕補(Drynaria Sp.,
Pseudodrynaria Sp.など)の薬効成
分を検索した結果、補骨脂の成分中に骨の硬度を増強す
る成分を含む事実を認め、進んで補骨脂の成分を探究し
た結果、その有機溶媒可溶性画分がステロイド性実験的
骨粗鬆症に有効であるのみならず、骨の石灰化を亢進す
る作用を有する事実を認め本発明に到達した。
【0008】(2)概要 以上の事実に基づき、本発明は、補骨脂(Psoral
ea corylifolia L.の種子)中の有機
溶媒可溶性画分を有効成分とする骨強度増強及び骨石灰
化作用剤を要旨とする。以下発明の詳細を項分けして説
明する。
【0009】(3)補骨脂 本発明において、補骨脂と称するのは、マメ科の一年性
植物オランダビユ(Psoralea corylif
olia L.)の種子である。このものにはプソラレ
ン、イソプソラレンなどのクマリン類、ババキン、ババ
キニン、イソババキンなどのフラボノイド類、ババカル
コン、イソババカルコン等のカルコン類、モノテルペン
フェノール類のバクキオール、精油、樹脂、脂肪油など
が含まれているが、骨の強化に関連すると思われる成分
はなく、かつそれに関連する治効も発表されていない。
【0010】(4)抽出及び抽出物 本発明剤の活性成分は、例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなど低級脂肪族アルコール類、ア
セトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン等の低級
脂肪族ケトン類、酢酸エチルなどのエステル類、クロロ
ホロム、塩化メチレン、四塩化炭素などのハロアルカン
類、テトラヒドロフランのような飽和環状異項環化合
物、n−ヘキサン等の液状炭化水素類及びベンゼンなど
の液状芳香族化合物等の注記有機溶媒に可溶性である。
従って、本発明剤は、上記オランダビユの種子を適宜の
溶媒、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチル
ケトン等の低級脂肪族ケトンで抽出して得られる粗エキ
スを、乾式カラムクロマトラフィー等の公知分画手段を
用いて分別することにより精製できる。この際、溶出溶
媒の極性を漸次高めることにより、次第に溶出物の極性
が増大する。
【0011】上のようにして分画された7種の成分(H
−0〜H−6)のうち、H−0及びH−1は主としてト
リグリセライド(別掲)、H−2は、ババカルコン、イ
ソババカルコン等のカルコン誘導体と推定される赤色油
状物質、H−3はプソラレンと同定された融点134−
135℃の無色針状晶、H−4は、イソプソラレンと同
定される融点156−158℃の無色針状晶、H−5
は、バクキオールを主とする無色油状の混合物、H−6
は、多数の物質の混合物で、分析は未了であるが、有機
酸、メチルグリコシド、樹脂などからなる複雑な混合物
であろう。薬剤として使用するためには、クマリン類、
フラボノイド類、カルコン類及びバクキオールを除去し
ておくのが好ましい。
【0012】(5)画分 H−0及びH−1 画分H−0及びH−1は、主としてトリグリセライドよ
りなる無色乃至褐色の油状物質である。分析によれば、
これらのトリグリセライド構成脂肪酸の分子種は、主と
してオレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノー
ル酸その他の脂肪酸である。
【0013】なお、H−0及びH−1画分の構造推定
は、以下の経緯による。即ち、画分H−0及びH−1
は、無色〜褐色の液体で、アクロレインテスト陽性であ
ることからグリセリン誘導体と考えられる。H−NMR
(CDCl 中)において、低磁場部[δ4.16(d
d,J=11,6H,4.27(dd,J=114
H),5.30(m)]にアシル基により低磁場シフト
したグリセリンの骨格プロトンが観察されたことから、
トリグリセライドが予想された。
【0014】さらに、H−NMRスペクトルにおいて
5.4ppm付近にolefinicprotonの存
在が示され、トリグリセライドの構成脂肪酸には不飽和
型が含まれていることが判る。このことは、 c−NM
Rスペクトルにおいて128〜130ppm付近にCH
carbonに基づくシグナルが現れることからも支
持された。一方、 c−NMRスペクトルのINEPT
mode測定から、カルボニル以外の四級炭素は認めら
れず、また脂肪鎖部が全てCH から成ることが分か
り、H−0及びH−1の構成脂肪酸が直鎖型であること
も判った。
【0015】なお、negative ion FAB
MSにおいて明確な分子イオンが示されなかったもの
の、[脂肪酸−1]部に/ 283,281,299,
255の各フラグメントが観察され、天然存在比から推
測すると、構成脂肪酸は、オレイン酸、リノール酸、ス
テアリン酸及びパルミチン酸と考えられた。
【0016】
【作用】本発明に係る補骨脂の中の脂質成分(H−0及
びH−1)は、後記実施例が示す通り、ステロイド(プ
レドニゾロン)及び低カルシウム給餌により誘発された
実験的マウス骨粗鬆症に対し顕著な骨強度増強作用を示
し、骨粗鬆症治療剤であるイプリフラボン投与群に優る
骨強度を示した(実施例5参照)。更に、卵巣摘出及び
低カルシウム給餌によるラットの骨粗鬆症対しH−1は
骨の石灰化促進作用を示した(実施例6参照)。そして
ここに原料である補骨脂は、漢方薬として補陽の目的に
内用される緩和な生薬であって、既存の骨粗鬆症治療剤
の如き副作用を有せず、その安全性は実験的にも確認さ
れた(実施例3参照)。従って本物質は、骨強度増強及
び骨石灰化の両面から、骨粗鬆症、骨軟化症及びくる病
の予防・治療並びに骨折治癒期間の短縮等に対する薬効
が嘱望される。
【0017】
【実施例】以下、製造例及び試験例を掲げ発明実施の態
様及び効果につき説明するが、各例示は単に説明用のも
ので、発明精神の限定又は制限を意図し若しくは意味す
るものではない。
【0018】実施例1(画分H−0及びH−1の製造例
(1)) 補骨脂500gをコーヒーミルを用いて粉砕後、還流冷
却器を付した抽出容器内でアセトン各1L.を用いて5
時間づつ2回抽出後、減圧下にアセトンを溜去し、エキ
ス72gを得た。
【0019】以上のエキスの一部を、カラムクロマトグ
ラフィー(カラム:4cmφ×45cm;展開溶媒:n
−ヘキサン:酢酸エチル=10:1→5:1→0:1
0)に付し、分画1〜5(分画5は、酢酸エチル単独に
よるエリュエート)に分画させた後、各溶出液から溶媒
を溜去して目的の分画H−00.6g及びH−13.2
gを得た。
【0020】実施例2(画分H−0及びH−1の製造例
(2)) 補骨脂1kgをコーヒーミルを用いて粉砕後、還流冷却
器を付したナス型コルベン内でベンゼン1L.を用い3
回抽出した。抽出液を合併後、減圧下に濃縮し、エキス
70gを得た。
【0021】次いで、上記エキス50gをベンゼン:n
−ヘキサン混液100mL.に溶かし、これをシリカゲ
ル(メルクBW300)1L.を充填した80mmφ×
500mmのカラムに層積し、ベンゼン:ヘキサン混液
(2:1)で展開した。流下液を500mL.づつ分取
し、フラクション1〜8に分画した。フラクション3〜
5には画分H−0及びH−1が、フラクション7〜8に
は主として画分H−3及びH−4が含まれていた。
【0022】上記フラクション3〜5を合併し、減圧下
に溶媒を留去後、n−ヘキサン:ベンゼン:酢酸エチル
(10:10:1)70mL.に溶かし、これをシリカ
ゲル(メルクBW300)600mL.を充填した50
mmφ×700mL.のカラムの層積し、溶媒と同様の
溶媒にて展開した。溶出液を300mL.づつ分取し、
フラクション5’〜8’から画分H−012g、フラク
ション11’〜15’から画分H−110gをそれぞれ
単離した。
【0023】参考例1(淫羊かくエキスの調製) ホザキノイカリソウの地上部乾燥品500gを粉砕後、
70%メタノールで3回還流抽出し、抽出液を減圧、濃
縮して試験用淫羊かくエキスを得た。
【0024】参考例2(骨砕補エキスの調製) 骨砕補(市販品)500gを粉砕後、水浴上アセトンで
2回還流抽出した。全抽出液を減圧下に濃縮し、試験用
骨砕補エキスを得た。
【0025】実施例3(毒性試験例1:画分H−0及び
H−1の急性毒性) (1)試験方法 7週齢のddy系雌雄マウスを1群6匹とし、以下の2
群に群分けした。 第1群:補骨脂画分H−0投与群(投与量:2000m
g/kg) 第2群:補骨脂画分H−1投与群(投与量:2000m
g/kg) 補骨脂は強制経口投与し、投与後6日まで体重測定及び
一般状態の観察を行った。
【0026】(2)結果 供試動物の体重の推移及び一般状態に毒性変化を認め
ず、死亡例も認めなかった(表1)。
【0027】表1
【0028】実施例4(効力試験例1:補骨脂エキスの
作用) (1)試験方法 9週齢のddy系雄性マウスを1群12匹とし、以下の
4群に群分けした。 第1群:無処置群 第2群 補骨脂画分H−1投与群(投与量:200mg
/kg/日) 第3群:骨砕補エキス投与群(投与量:200mg/k
g/日) 第4群:淫羊かくエキス投与群(投与量:200mg/
kg/日) 第2群〜第4群では、被検薬の強制経口投与を週6日行
った。
【0029】投薬の期間は8週間とし、試験開始後5週
間目に各群の半数例を、また、8週間目に残りの半数例
を解剖し、大腿骨強度の測定に供した。大腿骨強度の測
定には粒体硬度計を用い、大腿骨骨幹中心部の折れ強度
を測定した。
【0030】(2)結果及び考察 試験開始後5週間目では、無処置群に比して、補骨脂エ
キス投与群で骨強度が増加する傾向を認めた(図1)。
更に試験開始後8週間目では全ての群が無処置群より高
値を示し、補骨脂投与群の骨強度が最も高く、次いで骨
砕補、淫羊かくの順となった(図2)。以上の結果か
ら、補骨脂エキスには、マウス大腿骨の骨強度増大に付
与する成分が含まれている可能性が示唆された。
【0031】実施例5(効力試験例2:H−0及びH−
1の作用) (1)試験方法 9週齢のddy系雄性マウスを1群8匹とし、以下の5
群に群分けした。 第1群:対照群−1 第2群:対照群−2 第3群:補骨脂画分H−0投与群(投与量:30mg/
kg/日) 第4群:補骨脂画分H−1投与群(投与量:30mg/
kg/日) 第5群:イプリフラボン投与群(投与量:30mg/k
g/日)
【0032】試験期間を通じ、全ての供試動物に低カル
シウム食を給餌した。また、被検薬の投与に先立ち、第
2群〜第5群ではプレドニゾロン5mg/kg腹腔内投
与を週3日行った。
【0033】第3群〜第5群では、被検薬の強制経口投
与を週6日で4週間行った。投薬終了後、全ての供試動
物を解剖し、大腿骨強度の測定に供した。大腿骨強度の
測定には粒体硬度計を用い、大腿骨骨幹中心部の折れ強
度を測定した。
【0034】(2)結果及び考察 対照群−1に比べて対照群−2の骨強度が明らかな低下
を示したことから、ステロイド投与による骨粗鬆症モデ
ルが作成されたことは明らかであった。一方、各投与群
ではこの対照群−2に比べて骨強度の改善を認め、特に
H−0及びH−1投与群ではイプリフラボン投与群のみ
ならず対照群−1に対しても高値を示した(図3)。
【0035】以上の結果から、補骨脂とりわけH−0及
びH−1画分は、骨強度増強の観点から、骨粗鬆症の予
防・治療に有効であることが推察された。
【0036】実施例6(効力試験例3:画分H−1の作
用) (1)試験方法 9ヵ月齢のF344/Du Crj系雌性ラットを1群
6ないし7匹とし、以下の4群に群分けした。 第1群:疑似処置群 第2群:溶媒対照群(トウモロコシ油2ml/kg/
日) 第3群:補骨脂画分H−1投与群(投与量:30mg/
kg/日) 第4群:補骨脂画分H−1投与群(投与量:50mg/
kg/日)
【0037】被検薬投与の2週間前、第2群〜第4群で
は両側の卵巣を摘出した。第1群では腹膜までの切開手
術を行った。また、第2群〜第4群では投与開始と同時
に低カルシウム食の給餌を行った。
【0038】第2群〜第4群では、被検薬もしくは溶媒
の強制経口投与を毎日、8週間行った。投薬終了後、全
ての供試動物を解剖し、第四腰推及び第五腰椎の椎体部
海綿骨について骨形態計測を行った。
【0039】(2)結果及び考察 疑似処置群に比べて溶媒対照群の骨量が明らかな低下を
示したことから、卵巣摘出及び低カルシウム食給餌によ
る骨粗鬆症モデルが作成されたことは明らかであった。
一方、H−1投与群ではこの溶媒対照群に比べて補正骨
石灰速度の増加及び骨石灰化遅延時間の短縮、骨形成率
の増加を認めた(表2)。
【0040】
【表2】
【0041】以上の結果から、補骨脂H−1画分は骨石
灰化の促進に関与していることが示唆され、骨折治療剤
並びに骨粗鬆症治療薬として有用であることが推察され
た。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、緩和な漠
方薬である補骨脂中の有効成分を利用して、骨折の治療
のみならず、骨粗鬆症の予防・治療に有効で、しかも安
全な薬剤を提供しうることにより、国民の健康維持、殊
に高齢化社会における生活の質的向上に寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種薬剤のマウス大腿骨硬度に及ぼす影響を示
すヒストグラム(投与5週間)
【図2】各種薬剤のマウス大腿骨硬度に及ぼす影響を示
すヒストグラム(投与8週間)
【図3】補骨脂成分のマウス大腿骨硬度に及ぼす影響を
示すヒストグラム(含対照)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補骨脂(Psoralea coryli
    foliaL.の種子)中の有機溶媒可溶性画分を有効
    成分とする骨強度増強及び骨石灰化作用剤。
  2. 【請求項2】請求項1の可溶性画分中からプソラレン、
    イソプソラレンなどのクマリン類、ババキン、ババキニ
    ン、イソババキンなどのフラボノイド類、ババカルコ
    ン、イソババカルコンなどのカルコン類及びバクキオー
    ルが除去されている請求項1の剤。
  3. 【請求項3】有効成分が、補骨脂中の脂質成分である請
    求項1剤。
JP4268165A 1992-09-09 1992-09-09 骨強度増強及び骨石灰化作用剤 Pending JPH07109225A (ja)

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