JPH07109123B2 - 瓦 - Google Patents

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JPH07109123B2
JPH07109123B2 JP6684987A JP6684987A JPH07109123B2 JP H07109123 B2 JPH07109123 B2 JP H07109123B2 JP 6684987 A JP6684987 A JP 6684987A JP 6684987 A JP6684987 A JP 6684987A JP H07109123 B2 JPH07109123 B2 JP H07109123B2
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JP
Japan
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roof
tile
roof tile
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tiles
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清吾 相崎
英夫 山口
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、下側に配置されている瓦の頭縁部上面に、上
側に配置される瓦の尻縁部下面を重ねながら上下方向に
順次葺設されていく瓦に関する。
(従来の技術) 従来の瓦は、第5図に示すように、上面がほぼ同一面に
形成されており、下側に配置されている瓦01の頭縁部01
1上面に、上側に配置される瓦01の尻縁部012下面を重ね
ながら上方向に順次葺設されていた。
尚、上下に隣接する瓦01,01同士は、L字形の瓦止め具0
2を用いて、この瓦止め具02の一片の固定片021を下側の
瓦01の頭縁部011の上面に釘03によって固定し、該固定
片021と釘頭031の上に上側の瓦01を重ねた後に、瓦止め
具02のもう一片の係止片022を前記上側瓦01の上面に沿
って後向きに折り曲げることによって互いに止められて
いた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の瓦の葺設状態にあって
は、上下に隣接する二枚の瓦01,01同士の間に、瓦止め
具02の固定片021の厚さと釘頭031の厚さとを合せた幅W
の隙間が軒先から見える方向に生じるため、外観が悪い
と共に雨水が吹き込むという問題点があった。
また、上下に隣接する瓦01,01間に生じる隙間は、フラ
ットな面で挟まれているため、瓦01,01間に浸入した雨
水は毛細管現象によって上昇し、野地板04に浸透する恐
れがあった。
尚、毛細管現象による野地板04への雨水の浸透を防止す
るためには、瓦01の重ね幅を大きくとるという手段がと
られることもあるが、瓦01の重ね幅を大きくとると、葺
設に必要な瓦01の総数が多くなり、作業工数増及びコス
ト高に大きく影響するという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明で
は、下側に配置されている瓦の頭縁部上面に、上側に配
置される瓦の尻縁部下面を重ねながら上方向に順次葺設
され、上下に隣接する瓦同士が、下側瓦の頭縁部の上面
に釘によって固定される固定片と、該固定片と釘頭の上
に上側瓦を重ねた後に先端を後向きに折り曲げることに
よって上側瓦の尻縁部を係止する係止片と、を有する瓦
止め具で互いに止められる瓦において、前記瓦のうち瓦
止め具が固定される頭縁部上面が、段差をもたせて他の
部分の上面よりも低く形成されると共に、該頭縁部上面
の段差側に横方向の溝が形成されている手段とした。
(作 用) 従って、本発明の瓦では、瓦のうち瓦止め具が固定され
る頭縁部上面が、段差をもたせて他の部分の上面よりも
低く形成され、この頭縁部上面に、上側に配置された瓦
の尻縁部端面の少なくとも一部が納められるために、こ
の瓦が葺設された屋根を軒先から見た場合には、上下に
隣接する瓦同士が隙間なく重なっているように見える。
また、瓦止め具が固定される頭縁部上面の段差側には横
方向の溝が形成されているために、上下に隣接する瓦同
士の隙間に雨水が浸入したとしても、この溝で雨水を留
めて、毛細管現象による雨水上昇の進行を止めることが
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図〜第4図に示す第1実施例の構成について
説明する。
本実施例の瓦1は、前後方向に筋をなす山部11と谷部12
とが交互に配設された角状波形に形成されており、尻縁
部13が、下側に配置される瓦1の頭縁部14上面に重ねる
重ね部となって、頭縁部14が、上側に配置される瓦1の
尻縁部13下面が上面に重ねられる被重ね部となるもので
ある。
この瓦1を野地板2上に葺設していく際には、下側に配
置されている瓦1の頭縁部14上面に、その上側に配置さ
れる瓦1の尻縁部13下面を重ねながら軒先から棟に向か
って順次葺設していく。上下に隣接する瓦1,1同士は、
ステンレス板材を略L字形に折り曲げ加工した瓦止め具
3と釘4とを用いて止められる。
前記瓦止め具3は、上下に隣接する二枚の瓦1,1のう
ち、下側瓦1aの頭縁部14に固定される固定片31と、上側
瓦1bの尻縁部13を係止する係止片32とで形成されてお
り、下側瓦1aと上側瓦1bとを止める際には、まず、固定
片31を釘4で下側瓦1aの頭縁部14上面に固定し、その固
定片31と釘頭41の上から上側瓦1bの尻縁部13下面を重ね
た後に、係止片31を上側瓦1bの上面に沿って後向きに折
り曲げて使用する。
瓦1のうち、瓦止め具3が固定される頭縁部14の山部11
上面は、段差をもたせて他の山部11上面よりも低く形成
され、かつ、この頭縁部14の山部11上面には、釘穴111
が開口されると共に、該釘穴111を挟んで二条の溝112,1
13が横方向に形成されている。このうち、溝113は上記
頭縁部14の山部11上面の段差側に形成されている。
前記段差は、葺設状態で上側に配置される瓦1の尻縁部
13端面が部分的に沈み込んだ状態で納められる深さに設
定されている。
尚、前記釘穴111は必ずしも予め設けておかなくてよ
く、釘4の打ち込み時に開けられるものであってもよ
い。
また、瓦1の谷部12のうち、頭縁部14には一本の突条12
1が形成され、横燐の瓦1の山部11が重ねられる側縁部
には、二本の突条122,123が形成されている。尚、側縁
側に形成されている二本の突条122,123の間に形成され
る溝124は、防水溝としての機能を有している。
次に第1実施例の作用を説明する。
従って、本発明の瓦1では、瓦1のうち瓦止め具3が固
定される頭縁部14の山部111上面が段差をもたせて他の
山部11上面よりも低く形成され、その段差は、葺設状態
で上側に配置される瓦1の尻縁部13端面が、部分的に納
められる深さに設定されているため、葺設状態で上下に
隣接している瓦1,1同士は、屋根を軒先から見た際には
隙間なく重なっているように見える。即ち、外観的に
は、美観性に優れた葺設状態が得られる。
尚、実際には、葺設状態で上下に隣接する瓦間には、上
側瓦1bの尻縁部13下面と下側瓦1aの頭縁部14上面とで形
成される屋根傾斜方向の隙間と、下側瓦1aの段差面15と
上側瓦1bの尻縁部13端面とで形成される屋根傾斜方向に
対して直交方向の隙間とが形成されることになり、その
うち、屋根の傾斜に対して直交方向の隙間のみが屋根の
表面には表れる。しかし、これらの隙間は、いずれにし
ても軒先からは見えず、外観を損なわないものである。
また、上下に隣接する瓦1,1同士を互いに止める際に
は、下側瓦1aの段差面15と瓦止め具3の係止片32及び該
係止片32と上側瓦1bの尻縁部13端面を互いに当接させた
状態で設置すると、屋根の表面に表れる瓦1a、1b間の隙
間は、瓦止め具3の係止片32の厚さのみの幅wとするこ
とができる。この幅wは、従来の瓦の葺設状態で生じて
いた瓦間の隙間のほぼ半分であるため、従来に比べて瓦
間へ浸入する雨水量が減るという効果も得られる。
加えて、頭縁部14の山部11上面に形成された溝112,113
によって、上下に隣接する瓦1,1同士の隙間から浸入し
た雨水の毛細管現象による上昇を止めることができる。
即ち上下に隣接する瓦1,1の重ね幅を狭くすることも可
能となり、コスト低下を図ることも可能になる。
次に、第4図に示す第2実施例について説明する。
尚、第2実施例を説明するにあたり、第1実施例と同様
の構成には同じ符号を付けて説明を省略する。また、作
用についても第1実施例と同様の作用は説明を省略す
る。
この実施例は、瓦1の尻縁部13下面に垂下片16を形成し
た例である。従って、上下に隣接する瓦1,1間に生じる
隙間のうち、表面にあわられる隙間幅wは広げずに、下
側瓦1の頭縁部14下面と上側瓦1の尻縁部13上面とで形
成される隙間幅Lのみを大きくすることによって、毛細
管現象による雨水の上昇を完全に止めることができるも
のである。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明では、葺設状態での美
観性に優れると共に、上下に隣接する瓦間の隙間に雨水
が浸入した際の毛細管現象による雨水上昇の進行を止め
ることができる瓦を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の瓦及び瓦止め具を示す斜視
図、第2図は第1実施例の二枚の瓦の重なり状態を示す
斜視図、第3図は第2図の断面III−III図、第4図は第
2実施例の瓦の重なり状態を示す要部断面図、第5図は
従来の瓦と瓦止め具を示す斜視図、第6図は従来の瓦の
重なり状態を示す要部断面図である。 1……瓦 13……尻縁部 14……頭縁部 3……瓦止め具 31……固定片 32……係止片 4……釘 41……釘頭

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下側に配置されている瓦の頭縁部上面に、
    上側に配置される瓦の尻縁部下面を重ねながら上方向に
    順次葺設され、 上下に隣接する瓦同士が、下側瓦の頭縁部の上面に釘に
    よって固定される固定片と、該固定片と釘頭の上に上面
    瓦を重ねた後に先端を後向に折り曲げることによって上
    側瓦の尻縁部を係止する係止片と、を有する瓦止め具で
    互いに止められる瓦において、 前記瓦のうち瓦止め具が固定される頭縁部上面が、段差
    をもたせて他の部分の上面よりも低く形成されると共
    に、該頭縁部上面の段差側に横方向の溝が形成されてい
    ることを特徴とする瓦。
JP6684987A 1987-03-19 1987-03-19 Expired - Fee Related JPH07109123B2 (ja)

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