JPH071090Y2 - モップ絞り器 - Google Patents

モップ絞り器

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JPH071090Y2
JPH071090Y2 JP1988145899U JP14589988U JPH071090Y2 JP H071090 Y2 JPH071090 Y2 JP H071090Y2 JP 1988145899 U JP1988145899 U JP 1988145899U JP 14589988 U JP14589988 U JP 14589988U JP H071090 Y2 JPH071090 Y2 JP H071090Y2
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mop
gear
lever
roller
mandrel
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JP1988145899U
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泉 山根
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泉 山根
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、モップの水分が均一に保持された状態で最適
な絞り作業を実施することができる操作が簡単なモップ
絞り器に関するものである。
[従来の技術] ビル等の床のモップによる清掃作業は、清掃業務の中で
もその占めるウェイトが高く、近年の如くビルの建築増
加時代にあっては、モップ清掃作業の合理化が重要な要
素となってきている。
この様なモップ拭き作業の能率向上は、単にモップの絞
り操作の簡略化に依存するのみではなく、モップの絞り
方が、モップ拭き作業の能率に大きな影響を与えるもの
である。
すなわち、モップを絞り過ぎて水分不足の状態でモップ
拭き作業を行うと、直ちにモップが床を滑らなくなり、
そのために、モップを頻繁に洗浄し、絞る作業を繰り返
さなければならず、作業効率が悪い。又、逆に絞ったモ
ップの水分が多過ぎると床面は水分でびしょ濡れとなっ
て汚れが十分除去されない。従って、モップ拭き作業に
適したモップの絞り方は、ビル等の床清掃作業上重要と
されている。
現在一般に使用されているモップ絞り器は、2個の回転
自在のローラを備えており、このローラの間にモップを
入れ足で踏んでモップを挟圧して手動でローラを回転さ
せて絞るものである。
[考案が解決すべき課題] このようなモップ絞り器は、絞りローラによるモップ挟
圧を、ペダルの踏み下げによって操作するもので、足に
体重を一杯掛けてモップを強く挟み過ぎると、モップを
スムーズに引き上げることができなかったり、踏み下げ
を浮かし過ぎると殆ど水が絞れていなかったりして一定
の絞り方が上手にできず作業能率のよいものではなかっ
た。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、単にモップの絞り操作を効率的にするだ
けではなく、絞られたモップによる清掃作業自体の効率
を向上させるようなモップ絞り器を得るべく鋭意開発を
進めた結果、固定ローラと圧接して回転し、絞り作用を
なす移動ローラをレバーの操作で移動させ、更に同一の
レバー操作で移動ローラをギヤにより回転することによ
り、モップが常に一定した状態で絞り上がることを知見
して本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、次の1〜4項により示されるモッ
プ絞り器よりなるものである。
1 容器の底部に水槽部を有し、容器の上部にモップ絞
り用固定ローラ、移動ローラ及び操作レバーを有するモ
ップ絞り器において、前半のレバー操作と連動して固定
ローラに移動ローラがレバーの心棒に取り付けたギヤ歯
車と水平に取り付けたギヤレールによって近接し、移動
ローラの心棒に取り付けたギヤ歯車とレバーの心棒に取
り付けたギヤ歯車との接合により、後半のレバー操作と
連動する移動ローラの回転を行ってモップを巻き上げで
絞る機構を有し、絞られたモップに水分が均一に保持さ
れることを特徴とするモップ絞り器。
2 レバー心棒のギヤ歯車を半月形とした請求項1記載
のモップ絞り器。
3 固定ローラを弾性を有するプラスチック又はゴムで
構成した請求項1又は2記載のモップ絞り器。
4 固定ローラの軸がバネ鋼である請求項1、2又は3
記載のモップ絞り器。
以下、図面に示す実施例を基に本考案を更に詳細に説明
する。
第1図に示すように容器上枠部14内には、表面に滑り止
めの凹凸がある移動ローラ1と滑り止めが施された弾性
体から成る固定ローラ2が対となって設けられている。
固定ローラ2の軸10の両端は、調整用ボルト12によって
止められ、調整用止具13によって固定されている。そし
て一方の移動ローラ1の軸16は、その両端が、容器上枠
部14に設けられた平行溝15より外側に出ており、平行溝
15を左右に移動するようになっている。そして移動ロー
ラの後部には、レバー軸9があり、このレバー軸9も回
転ローラ1の軸16と同様に平行溝15より出ており、レバ
ー軸9と軸16は歯止め板8によって接続されている。こ
の歯止め板8によってレバー軸9と移動ローラ軸16は固
定間隔を保ちながら平行溝15の中をレバー操作に連動し
て左右に移動する。
歯止め板8の一方の外側には、軸16に固定された小さな
歯車7とレバー軸9に固定された大きな歯車6が存在す
る。前記歯車6の更に外側には、カム3がレバー軸9に
固定されており、カム3には、カム軸17があり、溝17を
通るカム支点ボルト5によってカム3が移動するように
なっている。前記の歯車止め板8及びカム3には反対側
の容器上枠部14にも設けられており、レバー4の操作に
よって一緒に可動するように構成されている。
本考案においては、支点ボルトをレバー軸9の向こう側
につけてカムがこの支点ボルトを押して移動ローラが固
定ローラに接するようにすることもできる。
固定ローラ2は、ゴム、プラスチック等の弾性材料であ
り、回転ローラ1との間隙を調整するために調整用ボル
ト12を有し、調整用止板13によって固定されている。
また固定ローラ2の軸10は、通常の鋼材のみならず、ス
テンレスバネ鋼等が使用されており、回転ローラ1の圧
接で中央部がうまくたわむようになっている。
一般にモップを絞るときに、モップは中央部が少し厚く
なってローラに挟まれる。このときに固定ローラがたわ
まないと、中央部が固く絞れすぎてモップ内の水分が不
均一になる。同様の目的で固定ローラの材質を軟質ゴム
等にすることができる。
この考案は上記のような構造であり、次にその使用方法
を説明する。
容器18内で洗浄したモップは、移動ローラ1と固定ロー
ラ2の間に置き、レバー4を手前に角度約45〜90度まで
引き寄せると第2図及び第4図に示すようにカム3がカ
ム支点ボルト5に沿って移動する。
それに伴いレバー軸9と移動ローラ1は、平行溝15をス
ライドして移動ローラ1は、モップを挟んで固定ローラ
2に圧接する。
そしてレバー4を更に手前に角度約45〜90度引くとレバ
ーに固定された半弧状歯車6が回転すると同時にこの歯
車6と接触している移動ローラ1の歯車7が反時計まわ
りに回転しモップの水分が絞られるとともに、モップは
上部に巻き上げられ水分が均一にかつ適度に含まれたモ
ップが容易に得られる。
このように、レバー4の操作は前段の約45〜90度引く操
作と後段の45〜90度引く操作に分かれるが、前段の操作
によって移動ローラー1が固定ローラー近くまで移動す
るが、後段のレバー操作では、カムの溝が中心から等距
離であるので、移動ローラー1の心棒の位置は静止して
いる。
また、前段のレバー操作においては、半弧状歯車は空回
りするので、移動ローラー1は回転しない。そのため
に、完全に移動ローラー1が固定ローラーに接近してか
ら巻き上げ回転が開始されるので、モップを形が乱れる
ことなく均一に絞ることができる。逆に、移動ローラー
が十分接近する前に巻き上げ回転するとモップの形が乱
れ、絞れない部分が巻き上がるので、不便である。
移動ローラをレバーの前段の引き寄せ操作と連動して固
定ローラのほうに近接させ、後段の操作では静止する機
構としては、公知の連動手法は総て使用することがで
き、例えば、水平に設けたギヤレールの上を、レバーの
心棒に別に取り付けた半弧状の歯車と嵌合させて移動さ
せ、固定ローラに近接した位置で、半弧状のギヤ部分が
切れて、それ以上は進まない機構なども好適に使用する
ことができる。
[考案の効果] 本考案のモップ絞り器は、レバーを単に手前に動かすだ
けの簡単な操作によって、移動ローラが移動してモップ
を挟み、さらに、レバーを引き寄せると、なんらモップ
に力を入れて引き上げなくとも自然に絞られたモップが
得られる。
しかも、モップの水分を床拭きに適する含水率でかつ均
一に含水するように絞ることができるもので、モップに
よる床拭き作業を効率よく行うモップ絞り器として有益
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のモップ絞り器の一実施例を
示す平面図、第3図は第1図に於ける側面図、第4図は
第2図に於ける側面図である。 1…移動ローラ、2…固定ローラ、3…カム、4…レバ
ー、5…カム支点ボルト、6…歯車、7…歯車、8…歯
車止め板、9…レバー軸、10…軸、11…ピン、12…調整
用ボルト、13…調整用止板、14…容器上枠部、15…水平
溝、16…軸、17…カム溝、18…容器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の底部に水槽部を有し、容器の上部に
    モップ絞り用固定ローラ、移動ローラ及び操作レバーを
    有するモップ絞り器において、前半のレバー操作と連動
    して固定ローラに移動ローラがレバーの心棒に取り付け
    たギヤ歯車と水平に取り付けたギヤレールによって近接
    し、移動ローラの心棒に取り付けたギヤ歯車とレバーの
    心棒に取り付けたギヤ歯車との接合により、後半のレバ
    ー操作と連動する移動ローラの回転を行ってモップを巻
    き上げで絞る機構を有し、絞られたモップに水分が均一
    に保持されることを特徴とするモップ絞り器。
  2. 【請求項2】レバー心棒のギヤ歯車を半月形とした請求
    項1記載のモップ絞り器。
  3. 【請求項3】固定ローラを弾性を有するプラスチック又
    はゴムで構成した請求項1又は2記載のモップ絞り器。
  4. 【請求項4】固定ローラの軸がバネ鋼である請求項1、
    2又は3記載のモップ絞り器。
JP1988145899U 1988-11-08 1988-11-08 モップ絞り器 Expired - Lifetime JPH071090Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988145899U JPH071090Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 モップ絞り器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988145899U JPH071090Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 モップ絞り器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0267959U JPH0267959U (ja) 1990-05-23
JPH071090Y2 true JPH071090Y2 (ja) 1995-01-18

Family

ID=31414894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988145899U Expired - Lifetime JPH071090Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 モップ絞り器

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JP (1) JPH071090Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110171U (ja) * 1984-06-23 1986-01-21 将孝 小林 モツプ絞り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0267959U (ja) 1990-05-23

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