JPH0710877Y2 - 汚泥処理用のスクリュー脱水機 - Google Patents
汚泥処理用のスクリュー脱水機Info
- Publication number
- JPH0710877Y2 JPH0710877Y2 JP1743092U JP1743092U JPH0710877Y2 JP H0710877 Y2 JPH0710877 Y2 JP H0710877Y2 JP 1743092 U JP1743092 U JP 1743092U JP 1743092 U JP1743092 U JP 1743092U JP H0710877 Y2 JPH0710877 Y2 JP H0710877Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scraper
- screen
- screw
- sludge treatment
- spiral blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は汚泥を脱水処理するスク
リュー脱水機に係り、そのスクリーンの目詰まり防止対
策を講じたものである。
リュー脱水機に係り、そのスクリーンの目詰まり防止対
策を講じたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の汚泥処理用スクリュー脱水機で
は、汚泥投入口から脱水筒に入る初期のいわゆる重力脱
水による水切りゾーンにおいてスクリーンに目詰まりが
生じやすいところに問題があった。この目詰まりをでき
るだけ少なくするために、スクューとスクリーンとの間
の隙間をできるだけ少なくすることが大切な要素となっ
ている。しかし、この隙間を完全に無くすことは困難で
あり、該隙間を介して汚泥の皮膜ができてスクリーンに
目詰まりが生じていたのである。そこで前記水切りゾ−
ンにおいて、スクリュ−の螺旋状羽根にいくつかのスク
レーパを適当間隔置きに固着し、各スクレ−パの先端を
スクリ−ンの内側に摺接させることが試みられていた。
は、汚泥投入口から脱水筒に入る初期のいわゆる重力脱
水による水切りゾーンにおいてスクリーンに目詰まりが
生じやすいところに問題があった。この目詰まりをでき
るだけ少なくするために、スクューとスクリーンとの間
の隙間をできるだけ少なくすることが大切な要素となっ
ている。しかし、この隙間を完全に無くすことは困難で
あり、該隙間を介して汚泥の皮膜ができてスクリーンに
目詰まりが生じていたのである。そこで前記水切りゾ−
ンにおいて、スクリュ−の螺旋状羽根にいくつかのスク
レーパを適当間隔置きに固着し、各スクレ−パの先端を
スクリ−ンの内側に摺接させることが試みられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】螺旋状羽根にスクレ−
パを固着した従来形態では、スクレ−パの先端の突出精
度が問題になり、該先端がスクリ−ンの内側に強く摺接
すると、摺接抵抗が増大し、スクリ−ンを掻き破る事態
を招くことになる。かと言って、スクレ−パの先端がス
クリ−ンの内側に完全に摺接しないようでは、前述の汚
泥皮膜のかき取り作用が有効に発揮されなくなる。そこ
で、本考案の目的は、このような問題を解決するために
提案されたものであり、スクリューとスクリーンとの間
の隙間にできる汚泥皮膜をスクレ−パで有効確実にかき
取ることにより、脱水能力を高めたスクリュ−脱水機を
得るにある。
パを固着した従来形態では、スクレ−パの先端の突出精
度が問題になり、該先端がスクリ−ンの内側に強く摺接
すると、摺接抵抗が増大し、スクリ−ンを掻き破る事態
を招くことになる。かと言って、スクレ−パの先端がス
クリ−ンの内側に完全に摺接しないようでは、前述の汚
泥皮膜のかき取り作用が有効に発揮されなくなる。そこ
で、本考案の目的は、このような問題を解決するために
提案されたものであり、スクリューとスクリーンとの間
の隙間にできる汚泥皮膜をスクレ−パで有効確実にかき
取ることにより、脱水能力を高めたスクリュ−脱水機を
得るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の汚泥処理用のス
クリーン脱水機は、図示例のように、脱水筒7のスクリ
ーン10内において回転するスクリュー1の水切りゾー
ン4の螺旋状羽根3に、スクレーパ13を螺旋状羽根3
の外端縁3cから羽根径方向に出入り自在に取り付ける
とともに、スクレーパ13をばね14で常に突出付勢し
てスクレーパ13の先端13aをスクリーン10の内面
に対し押圧接当させたものである。
クリーン脱水機は、図示例のように、脱水筒7のスクリ
ーン10内において回転するスクリュー1の水切りゾー
ン4の螺旋状羽根3に、スクレーパ13を螺旋状羽根3
の外端縁3cから羽根径方向に出入り自在に取り付ける
とともに、スクレーパ13をばね14で常に突出付勢し
てスクレーパ13の先端13aをスクリーン10の内面
に対し押圧接当させたものである。
【0005】
【作用】スクリュー1の回転に伴い、スクレーパ13の
先端13aはスクリーン10の内面に対してばね14の
弾圧力を以て常に所定圧で摺擦する。出入り自在なスク
レーパ13は、スクリーン10の内面に対し摺動抵抗が
少ない。
先端13aはスクリーン10の内面に対してばね14の
弾圧力を以て常に所定圧で摺擦する。出入り自在なスク
レーパ13は、スクリーン10の内面に対し摺動抵抗が
少ない。
【0006】
【考案の効果】従って本考案によれば、スクリュー1の
水切りゾーン4の螺旋状羽根3に取り付けたスクレーパ
13がスクリュー1とスクリーン10間の隙間にできる
汚泥皮膜をかき取るので、そのスクリーン10の目詰ま
りを防止でき、高能率で脱水を行なうことができる。
水切りゾーン4の螺旋状羽根3に取り付けたスクレーパ
13がスクリュー1とスクリーン10間の隙間にできる
汚泥皮膜をかき取るので、そのスクリーン10の目詰ま
りを防止でき、高能率で脱水を行なうことができる。
【0007】
【実施例】本考案の汚泥処理用のスクリーン脱水機の一
実施例を図面に基づき説明する。図2において、1はス
クリューで、その根元の供給ゾーン2の螺旋状羽根3の
径は最大で等径にし、中間の水切りゾーン4の螺旋状羽
根3の径およびピッチは漸減し、水切りゾーン4から先
端の泥吐出口8に至る間を漸次圧縮する圧縮ゾーン5の
螺旋状羽根3の径およびピッチは更に漸減している。6
は汚泥が投入されるホッパーで、スクリュー1の供給ゾ
ーン2に配置されている。7は先端に行くに従い漸次径
を細くする脱水筒で、スクリュー1の水切りゾーン4お
よび圧縮ゾーン5の螺旋状羽根3を覆っている。この脱
水筒7は、図1のように目の荒いパッチングメタル9の
内面に目の細かいスクリーン10を張っている。
実施例を図面に基づき説明する。図2において、1はス
クリューで、その根元の供給ゾーン2の螺旋状羽根3の
径は最大で等径にし、中間の水切りゾーン4の螺旋状羽
根3の径およびピッチは漸減し、水切りゾーン4から先
端の泥吐出口8に至る間を漸次圧縮する圧縮ゾーン5の
螺旋状羽根3の径およびピッチは更に漸減している。6
は汚泥が投入されるホッパーで、スクリュー1の供給ゾ
ーン2に配置されている。7は先端に行くに従い漸次径
を細くする脱水筒で、スクリュー1の水切りゾーン4お
よび圧縮ゾーン5の螺旋状羽根3を覆っている。この脱
水筒7は、図1のように目の荒いパッチングメタル9の
内面に目の細かいスクリーン10を張っている。
【0008】上記スクリュー1の水切りゾーン4の螺旋
状羽根3において、図1に示すようにその螺旋状羽根3
の押出面3aとは反対側の背面3b上に細長い筒形ガイ
ド12(図示例では9個)をスクリュー軸方向に所定間
隔おきに溶接などで羽根径方向に向けて固定する。各筒
形ガイド12内にはピン形状のスクレーパ13を摺動自
在に挿入し、その平らな先端13aを螺旋状羽根3の外
端縁3cから羽根径方向に出入り自在とする。このスク
レーパ13は筒形ガイド12の内底とスクレーパ13と
の間に介在させたばね14により常に羽根径方向外方へ
突出付勢されている。スクレーパ13の材料としてはナ
イロン等のプラスチック材を使用することがスクリーン
10の傷付きを防止するうえで好ましい。尤もスクレー
パ13の径はスクリーン10の網目大きさよりも太くし
ていることは言うまでもない。
状羽根3において、図1に示すようにその螺旋状羽根3
の押出面3aとは反対側の背面3b上に細長い筒形ガイ
ド12(図示例では9個)をスクリュー軸方向に所定間
隔おきに溶接などで羽根径方向に向けて固定する。各筒
形ガイド12内にはピン形状のスクレーパ13を摺動自
在に挿入し、その平らな先端13aを螺旋状羽根3の外
端縁3cから羽根径方向に出入り自在とする。このスク
レーパ13は筒形ガイド12の内底とスクレーパ13と
の間に介在させたばね14により常に羽根径方向外方へ
突出付勢されている。スクレーパ13の材料としてはナ
イロン等のプラスチック材を使用することがスクリーン
10の傷付きを防止するうえで好ましい。尤もスクレー
パ13の径はスクリーン10の網目大きさよりも太くし
ていることは言うまでもない。
【0009】このようにスクリュー1の水切りゾーン4
の螺旋状羽根3に取り付けられたスクレーパ13はこの
平らな先端13aをスクリーン10の内面に対し押圧接
当し、スクリュー1が回転するに伴いスクリュー1とス
クリーン10との間の隙間に汚泥皮膜ができてもこれを
スクレーパ13の先端13aでかき取ることができる。
この結果、そのようなスクレーパ13を持たない従来の
汚泥処理用のスクリュー脱水機に比べて約2倍強の脱水
能力を得るに至った。スクレーパ13は上記のように螺
旋状羽根3の背面3bに取り付けることが螺旋状羽根3
による汚泥押出し作用に支障なくするうえで好ましい。
スクレーパ13の取り付け手段としては、上記のように
螺旋状羽根3に溶接固定される筒形ガイド12に挿入す
ることが既存の螺旋状羽根3にも簡単に取り付けること
ができて有利である。なおスクレーパ13はピン形状の
もの以外に、断面角形のものであってもよく、また水切
りゾーン4に取り付けられる本数は複数本に限られず、
1本のみであってもよい。
の螺旋状羽根3に取り付けられたスクレーパ13はこの
平らな先端13aをスクリーン10の内面に対し押圧接
当し、スクリュー1が回転するに伴いスクリュー1とス
クリーン10との間の隙間に汚泥皮膜ができてもこれを
スクレーパ13の先端13aでかき取ることができる。
この結果、そのようなスクレーパ13を持たない従来の
汚泥処理用のスクリュー脱水機に比べて約2倍強の脱水
能力を得るに至った。スクレーパ13は上記のように螺
旋状羽根3の背面3bに取り付けることが螺旋状羽根3
による汚泥押出し作用に支障なくするうえで好ましい。
スクレーパ13の取り付け手段としては、上記のように
螺旋状羽根3に溶接固定される筒形ガイド12に挿入す
ることが既存の螺旋状羽根3にも簡単に取り付けること
ができて有利である。なおスクレーパ13はピン形状の
もの以外に、断面角形のものであってもよく、また水切
りゾーン4に取り付けられる本数は複数本に限られず、
1本のみであってもよい。
【図1】要部の拡大断面図である。
【図2】横断平面図である。
1 スクリュー 3 螺旋状羽根 4 水切りゾーン 6 ホッパー 7 脱水筒 10 スクリーン 13 スクレーパ 14 ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 脱水筒7のスクリーン10内において回
転するスクリュー1の水切りゾーン4の螺旋状羽根3に
スクレーパ13を螺旋状羽根3の外端縁3cから羽根径
方向に出入り自在に取り付けるとともに、スクレーパ1
3をばね14で常に突出付勢してスクレーパ13の先端
13aをスクリーン10の内面に対し押圧接当させてあ
ることを特徴とする汚泥処理用のスクリュー脱水機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1743092U JPH0710877Y2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 汚泥処理用のスクリュー脱水機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1743092U JPH0710877Y2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 汚泥処理用のスクリュー脱水機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570785U JPH0570785U (ja) | 1993-09-24 |
JPH0710877Y2 true JPH0710877Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=11943811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1743092U Expired - Lifetime JPH0710877Y2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 汚泥処理用のスクリュー脱水機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710877Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4633670B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2011-02-16 | 株式会社荒井鉄工所 | スクレーパおよびその流体の濾過装置 |
WO2011092819A1 (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-04 | 株式会社荒井鉄工所 | 分割スクレーパおよびその流体の濾過ないし移送装置 |
JP6288630B1 (ja) * | 2017-04-05 | 2018-03-07 | 三菱化工機株式会社 | スクリュープレス |
KR102401070B1 (ko) * | 2020-06-19 | 2022-05-24 | 정유미 | 개선된 탈수시스템 및 그에 의한 유지보수방법 |
CN112499929A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-03-16 | 长沙理工大学 | 一种挤压脱水设备 |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP1743092U patent/JPH0710877Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0570785U (ja) | 1993-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950829 |