JPH07108746A - リボンカセット - Google Patents

リボンカセット

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JPH07108746A
JPH07108746A JP5280151A JP28015193A JPH07108746A JP H07108746 A JPH07108746 A JP H07108746A JP 5280151 A JP5280151 A JP 5280151A JP 28015193 A JP28015193 A JP 28015193A JP H07108746 A JPH07108746 A JP H07108746A
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行宏 内山
Naoto Yamaguchi
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Koichiro Yokoyama
孝一郎 横山
Masaki Shimomura
正樹 下村
Kazuhiko Yamaguchi
和彦 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットの大型化を招くことなく印字領域を
確保しつつリボン支持体の安定したスライド動作、揺動
動作、リボン支持動作を得る。 【構成】 リボン支持体のアーム部41,42に支持体
の移動方向に突出した補強板47を形成するとともに、
支持体40の移動方向端部において補強板47とカセッ
ト本体のガイドアーム11,12とをオーバーラップさ
せる。支持体40は本体10の外周に緩くはまり合う枠
形状にし、本体の4面によってスライド可能に支持す
る。支持体40には、つまみ13を逃がす凹部45を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ等に用いられる
リボンカセットに関する。特に、安定した作動が得ら
れ、小型化を図ることもできるリボンカセットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリボンカセットとしては、実開昭
63−37248号公報記載のものが知られている。
【0003】図7は、このリボンカセットを示す要部斜
視図である。
【0004】同図において、1はカセット本体であり、
このカセット本体1の両端部にはガイドアーム(図示せ
ず)が突出形成されている。
【0005】2はトラック状に色分けされた無端状の多
色インクリボンであり、カセット本体1に収納されてい
る。このインクリボン2は、一方のガイドアームの先端
部から送出され、他方のガイドアームの先端部からカセ
ット本体内に巻き戻されるようになっている。
【0006】3は印字ヘッドであり、インクリボン2と
カセット本体1との間にあってインクリボン2に沿って
往復動し、その先端3aからワイヤを突出させてインク
リボン2を介して用紙(図示せず)にインパクトを与え
ることにより印字を行なうようになっている。
【0007】4はリボン支持体であり、印字ヘッド3と
ともに移動し、印字ヘッド3の両側においてインクリボ
ン2を支持するアーム部4a,4aを有している。
【0008】リボン支持体4は、その基部4bの上下に
フック部4c(上側のもののみ図示)を有しており、こ
れらフック部4cが、カセット本体1の上面および下面
に形成された溝1a(上面の溝のみ図示)にスライド可
能に係合している。
【0009】カセット本体1は、図示しないプリンタの
フレームに対し軸で揺動可能に支持されており、適宜の
揺動機構によってカセット本体1が揺動されることによ
り、印字ヘッド3の先端に位置するインクリボン2が上
下動し、印字されるべき色が選択されるようになってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
<課題1>上述した従来のリボンカセットでは、リボン
支持体4のアーム部4aが、比較的薄手の板状に形成さ
れていたので、リボン支持体4の移動方向に対する強度
がそれほど大きくなく、したがって、印字ヘッド3の両
側においてインクリボン2を支持する動作が必ずしも安
定しないという問題がある。
【0011】この問題を解決するには、アーム部4aを
リボン支持体4の移動方向に厚く形成すれば良いが、そ
うすると、厚くした分だけ、印字ヘッド3の往復動し得
る範囲が削減され、その分だけ、印字桁方向の印字領域
が狭くなるという別の問題が生じてしまう。印字領域を
確保するには、カセット本体1のガイドアーム間の間隔
を広くすれば良いが、そうすると、カセットが大型化
し、結果的にプリンタも大型化してしまうという、別の
問題が生じる。
【0012】<課題2>また、リボン支持体4は、その
フック部4cをカセット本体1の上面および下面に形成
された溝1aに係合させることにより、カセット本体1
に対してスライド可能に取り付けられていたので、リボ
ン支持体4が印字ヘッド3の動きにともなって移動する
際、部分的に(特に、フック部4cと溝1aとの係合部
分で)大きな力が作用し易く、これによって摺動負荷が
大きくなり、安定したスライド動作が得られ難いという
問題があった。また、リボン支持体4は、カセット本体
1に対してフック部4cと溝1aとで部分的に結合され
た構造であるから、色選択のためにカセット本体1を揺
動させた際、リボン支持体4の安定した揺動動作が得ら
れ難いという問題もあった。
【0013】本発明の第1の目的は、上述した課題1を
解決し、安定したインクリボンの支持動作が得られ、し
かも、印字桁方向の印字領域が狭くなるということもな
く、大型化してしまうこともないリボンカセットを提供
することにある。
【0014】また、第2の目的は、上述した課題2を解
決し、リボン支持体の安定したスライド動作が得られ、
また、安定した揺動動作が得られるリボンカセットを提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載のリボンカセットは、カセット本
体と、このカセット本体の両端部に突出形成されたガイ
ドアームと、前記カセット本体に収納され、一方のガイ
ドアームの先端部から送出され、他方のガイドアームの
先端部からカセット本体内に巻き戻されるインクリボン
と、このインクリボンと前記カセット本体との間にあっ
てインクリボンに沿って往復動する印字ヘッドとともに
移動し、少なくとも印字ヘッドの両側においてインクリ
ボンを支持するアーム部を有するリボン支持体とを備
え、このリボン支持体のアーム部には、リボン支持体の
移動方向に突出した補強板が形成されているとともに、
前記リボン支持体が移動方向端部に位置するとき、その
アーム部の補強板と前記カセット本体のガイドアームと
がオーバーラップすることを特徴とする。
【0016】上記第2の目的を達成するために請求項2
記載のリボンカセットは、カセット本体と、このカセッ
ト本体の両端部に突出形成されたガイドアームと、前記
カセット本体に収納され、一方のガイドアームの先端部
から送出され、他方のガイドアームの先端部からカセッ
ト本体内に巻き戻されるインクリボンと、このインクリ
ボンと前記カセット本体との間にあってインクリボンに
沿って往復動する印字ヘッドとともに移動し、少なくと
も印字ヘッドの両側においてインクリボンを支持するア
ーム部を有するリボン支持体とを備え、前記カセット本
体が直方体形状に構成されているとともに、前記リボン
支持体がカセット本体の外周に緩くはまり合う枠形状に
構成され、カセット本体の4面によってスライド可能に
支持されていることを特徴とする。なお、ここで言う
「緩くはまり合う」は、「リボン支持体のスライドを妨
げない程度の僅かな間隙をもってはまり合う」の意であ
る。
【0017】請求項3記載のリボンカセットは、上記第
1、第2の目的を同時に達成するもので、請求項2記載
のリボンカセットにおいて、前記リボン支持体のアーム
部には、リボン支持体の移動方向に突出した補強板が形
成されているとともに、前記リボン支持体が移動方向端
部に位置するとき、そのアーム部の補強板と前記カセッ
ト本体のガイドアームとがオーバーラップすることを特
徴とする。
【0018】請求項4記載のリボンカセットは、請求項
2または3記載のリボンカセットにおいて、前記カセッ
ト本体は、その外周面に凹凸を有していないことを特徴
とする。
【0019】請求項5記載のリボンカセットは、請求項
2または3または4記載のリボンカセットにおいて、前
記カセット本体の端部には、インクリボンを手動で巻き
込むためのつまみが設けられており、前記リボン支持体
には、このリボン支持体が前記つまみが設けられている
側の移動方向端部に位置するとき、前記つまみを逃がす
ための凹部が形成されていることを特徴とする。
【0020】請求項6記載のリボンカセットは、請求項
2ないし5のうちいずれか1つに記載のリボンカセット
において、前記インクリボンは、トラック状に色分けさ
れた多色リボンであり、前記カセット本体は、印字ヘッ
ド先端に位置するインクリボンを印字ヘッドに対し上下
動させるように揺動可能に構成されていることを特徴と
する。
【0021】
【作用】請求項1記載のリボンカセットによれば、カセ
ット本体に収納されたインクリボンが、カセット本体の
両端部に突出形成されたガイドアームのうち一方のガイ
ドアームの先端部から送出され、他方のガイドアームの
先端部からカセット本体内に巻き戻される。そして、こ
のインクリボンとカセット本体との間にあってインクリ
ボンに沿って往復動する印字ヘッドにより、インクリボ
ンを介して用紙に印字がなされる。このとき、インクリ
ボンは、少なくとも印字ヘッドの両側においてリボン支
持体のアーム部によって支持されているので、確実な印
字がなされる。
【0022】そして、リボン支持体のアーム部には、リ
ボン支持体の移動方向に突出した補強板が形成されてい
るので、リボン支持体の移動方向に対する強度が大きく
なり、印字ヘッドの両側においてインクリボンを支持す
る動作が安定することとなる。
【0023】また、リボン支持体が移動方向端部に位置
するとき、そのアーム部の補強板とカセット本体のガイ
ドアームとがオーバーラップするので、印字ヘッドの往
復動し得る範囲が削減されることがなく、したがって、
印字桁方向の印字領域が狭くなるということもない。
【0024】したがって、また、印字領域を確保するた
めにカセット本体のガイドアーム間の間隔を広くする必
要もなく、カセットが大型化してしまうということもな
い。
【0025】すなわちこの発明によれば、カセットの大
型化を招くことなく印字領域を確保しつつ、インクリボ
ンの安定した支持動作を得ることができる。
【0026】請求項2記載のリボンカセットによれば、
請求項1記載のリボンカセット同様、カセット本体に収
納されたインクリボンが一方のガイドアームの先端部か
ら送出されて他方のガイドアームの先端部からカセット
本体内に巻き戻され、少なくとも印字ヘッドの両側にお
いてリボン支持体のアーム部によって支持された状態
で、印字ヘッドにより印字がなされる。
【0027】そして、カセット本体が直方体形状に構成
されているとともに、リボン支持体がカセット本体の外
周に緩くはまり合う枠形状に構成され、カセット本体の
4面によってスライド可能に支持されているので、リボ
ン支持体が印字ヘッドの動きにともなって移動する際、
リボン支持体とカセット本体との間に作用する力はカセ
ット本体の4面およびこれらの面にそれぞれ対向してい
るリボン支持体の対応部に分散される。
【0028】したがって、部分的に大きな力が作用する
ということがなくなり、摺動負荷が小さくなって、リボ
ン支持体の安定したスライド動作が得られることとな
る。
【0029】また、リボン支持体は、カセット本体の4
面によって支持されている枠形状となっているから、イ
ンクリボンがトラック状に色分けされた多色リボンであ
る場合に、色選択のためにカセット本体を揺動させた
際、リボン支持体の安定した揺動動作が得られる。
【0030】請求項3記載のリボンカセットによれば、
請求項2記載のリボンカセットにおいて、リボン支持体
のアーム部には、リボン支持体の移動方向に突出した補
強板が形成されているとともに、リボン支持体が移動方
向端部に位置するとき、そのアーム部の補強板とカセッ
ト本体のガイドアームとがオーバーラップするので、上
述した請求項1記載のリボンカセットによる作用と、請
求項2記載のリボンカセットによる作用とが同時に得ら
れる。
【0031】すなわち、カセットの大型化を招くことな
く印字領域を確保しつつ、リボン支持体の安定したスラ
イド動作と、このリボン支持体によるインクリボンの安
定した支持動作が得られ、しかも、インクリボンがトラ
ック状に色分けされた多色リボンである場合には、リボ
ン支持体の安定した揺動動作が得られることとなる。
【0032】請求項4記載のリボンカセットによれば、
請求項2または3記載のリボンカセットにおいて、カセ
ット本体は、その外周面に凹凸を有していないから、上
述した請求項2または3記載のリボンカセットによる作
用に加え、次のような作用が得られる。
【0033】すなわち、カセット本体の外周面には、凹
凸、例えば前述した従来例における溝1a(図7参照)
がないから、その分カセット本体を小型にすることが可
能である。また、カセット本体の形状が単純になるか
ら、製造も容易になり、コストの低減も図られる。
【0034】請求項5記載のリボンカセットによれば、
請求項2または3または4記載のリボンカセットにおい
て、カセット本体の端部に、インクリボンを手動で巻き
込むためのつまみが設けられており、リボン支持体に
は、このリボン支持体がつまみが設けられている側の移
動方向端部に位置するとき、つまみを逃がすための凹部
が形成されているので、上述した請求項2または3また
は4記載のリボンカセットによる作用に加え、次のよう
な作用が得られる。
【0035】すなわち、例えばプリンタにリボンカセッ
トを装着する際、カセット本体のガイドアーム間におい
てインクリボンが弛んでいるような場合には、つまみを
回すことによってインクリボンを張った状態にすること
ができる。
【0036】そして、リボン支持体がカセット本体の4
面によってスライド可能に支持されている枠形状のもの
であると、仮に、リボン支持体が、つまみを逃がすため
の凹部を有していないとするならば、リボン支持体がつ
まみの設けられている側に向かって移動した際のつまみ
との干渉を避けるために、つまみをリボン支持体の移動
範囲外に設けなければならないこととなり、その分カセ
ット本体が大型化してしまうという不都合が生じる。
【0037】これに対し、請求項5記載のリボンカセッ
トによれば、リボン支持体に、このリボン支持体がつま
みが設けられている側の移動方向端部に位置するとき、
つまみを逃がすための凹部が形成されているので、上述
したような不都合が生じることがなく、結果としてカセ
ット本体を小型にすることができる。
【0038】請求項6記載のリボンカセットによれば、
請求項2ないし5のうちいずれか1つに記載のリボンカ
セットにおいて、インクリボンは、トラック状に色分け
された多色リボンであり、カセット本体は、印字ヘッド
先端に位置するインクリボンを印字ヘッドに対し上下動
させるように揺動可能に構成されているので、カセット
本体を揺動させることにより印字すべき色を選択するこ
とができる。
【0039】そして、請求項2記載のリボンカセットに
よる作用の説明で述べたように、リボン支持体は、カセ
ット本体の4面によって支持されている枠形状となって
いるから、色選択のためにカセット本体を揺動させた
際、リボン支持体の安定した揺動動作が得られる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0041】図1は本発明に係るリボンカセットの一実
施例を印字ヘッドとともに示した斜視図、図2は平面
図、図3は底面図、図4は図1におけるIV−IV断面
図である。
【0042】これらの図(主として図1)において、1
0はカセット本体であり、このカセット本体10の両端
部にはガイドアーム11,12が一体的に突出形成され
ている。カセット本体10は、ガイドアームを除いた部
分が直方体形状に構成されており、その外周面、すなわ
ち4面である平面10a、前面10b、底面10c、背
面10dには凹凸を有していない。
【0043】20は無端状の多色インクリボンであり、
トラック状に、例えば、黒21、青22、赤23、黄2
4のように色分けされている。このインクリボン20
は、平面視波形に折り畳まれたような状態でカセット本
体10に収納されており、一方のガイドアーム11の先
端部から送出され、他方のガイドアーム12の先端部か
らカセット本体10内に巻き戻されるようになってい
る。
【0044】また、カセット本体10の端部には、イン
クリボン20を手動で巻き込むためのつまみ13が設け
られている。このつまみ13は、例えばプリンタにリボ
ンカセットを装着する際、カセット本体10のガイドア
ーム11,12間においてインクリボン20が弛んでい
るような場合に、このつまみ13を回すことによってイ
ンクリボン20を張った状態にするためのものである。
図2において、15はつまみ13と一体のリボン巻き取
り用の駆動ローラ、16は従動ローラである。これらロ
ーラ15,16は、プリンタが印字動作を行なう際に
は、図示しない駆動機構により駆動され、自動的にリボ
ン20が巻き取られるようになっている。
【0045】30はワイヤードット形式の印字ヘッドで
あり、リボンカセットが装着されるべきプリンタに設け
られている。この印字ヘッド30は、図示しないプリン
タのフレームに設けられたガイド軸31,32に案内さ
れて往復動するキャリッジ33に搭載されている。印字
ヘッド30は、インクリボン20とカセット本体10と
の間にあって(図2参照)、インクリボン20に沿って
矢印X1,X2方向に往復動し、その先端34からワイ
ヤ35を突出させてインクリボン20を介して用紙(図
示せず)にインパクトを与えることにより印字を行な
う。
【0046】40はリボン支持体であり、印字ヘッド3
0とともに移動し、印字ヘッド30の両側においてイン
クリボン20を支持するアーム部41,42を有してい
る。
【0047】リボン支持体40は、図4に明示されるよ
うに、その基部43がカセット本体10の外周に緩くは
まり合う枠形状に構成され、カセット本体の4面10
a、10b、10c、10dによってスライド可能に支
持されている。基部43の天板43aおよび前板43b
は断面ほぼL字形に一体的に形成されており、背板43
dは、天板43aの後端部分で天板43aに接合されて
いる。底板43cは前後に分かれており、それぞれ前板
43b、背板43dと一体的に形成されている。44a
は天板43aの内面に突設され、カセット本体の上面1
0aと摺接する突起、44bは前板43bの内面に突設
され、カセット本体の前面10bと摺接する突起、44
dは背板43dの内面に突設され、カセット本体の背面
10dと摺接する突起、44cは底板43cの内面に突
設され、基部43がカセット本体10に対して上動した
場合にのみ、カセット本体の底面10cと摺接する突起
である。
【0048】また、基部43の天板43aには、図1、
図5に示すように、リボン支持体40が、前述したつま
み13の設けられている側へ向かって端部まで移動した
ときに、つまみ13を逃がすための凹部45が形成され
ている。
【0049】リボン支持体40のアーム部41,42
は、図6にも示すように、それぞれ垂直板46と水平板
47とを有しており、これら垂直板46および水平板4
7は基部43の前板43bおよび天板43aから前方に
向かって一体的に形成されている。水平板47は垂直板
46の上端からリボン支持体40の移動方向に突出して
おり、アーム部の補強板を構成している。また、図6に
示すように、本実施例では、垂直板46と補強板47と
の間に、さらに補強用のリブ48が形成されている。
【0050】そして、図5、図6に示すように、リボン
支持体40が移動方向端部に位置するとき、アーム部4
1,42の補強板47とカセット本体10のガイドアー
ム11,12とがオーバーラップする構成となってい
る。なお、図5、図6は、一方のアーム部42とガイド
アーム12とのオーバーラップを示しているが、他方の
アーム部41とガイドアーム11についても同様であ
る。図6中Aがオーバーラップ部である。
【0051】アーム部41,42の先端部上下には、ガ
イド板46a,47aが一体的に構成されており、これ
らガイド板46a,47aによってガイドローラ49が
支持されている。
【0052】そして、リボン支持体40が移動すると
き、これらガイド板46a,47aおよびガイドローラ
49によってインクリボン20が案内されるようになっ
ている。
【0053】なお、カセット本体10は、図示しないプ
リンタのフレームに対し軸14(図1等において1つの
み図示)で揺動可能に支持されるようになっており、適
宜の揺動機構によってカセット本体10が揺動されるこ
とにより、印字ヘッド30の先端に位置するインクリボ
ン20が上下動し、黒21、青22、赤23、黄24の
内の一色が印字されるべき色として選択されるようにな
っている。
【0054】次に、作用について説明する。
【0055】以上のようなリボンカセットによれば、カ
セット本体10に収納されたインクリボン20が、一方
のガイドアーム11の先端部から送出され、他方のガイ
ドアーム12の先端部からカセット本体10内に巻き戻
される。そして、インクリボン20とカセット本体10
との間にあってインクリボン20に沿って往復動する印
字ヘッド30により、インクリボン20を介して用紙に
印字がなされる。このとき、インクリボン20は、印字
ヘッド30の両側においてリボン支持体40のアーム部
41,42によって支持されているので、確実な印字が
なされる。
【0056】そして、リボン支持体40のアーム部4
1,42には、リボン支持体40の移動方向X1,X2
に突出した補強板47が形成されているので、リボン支
持体40の移動方向X1,X2に対する強度が大きくな
り、印字ヘッド30の両側においてインクリボン20を
支持する動作が安定することとなる。
【0057】また、リボン支持体40が移動方向端部に
位置するとき、そのアーム部41,42の補強板47と
カセット本体10のガイドアーム11または12とが図
5、図6に示したようにオーバーラップするので、印字
ヘッド30の往復動し得る範囲が削減されることがな
く、したがって、印字桁方向(矢印X1,X2方向)の
印字領域が狭くなるということもない。
【0058】したがって、また、印字領域を確保するた
めにカセット本体10のガイドアーム11,12間の間
隔を広くする必要もなく、カセットが大型化してしまう
ということもない。
【0059】すなわち本実施例のリボンカセットによれ
ば、カセットの大型化を招くことなく印字領域を確保し
つつ、インクリボン20の安定した支持動作を得ること
ができる。
【0060】また、カセット本体10が直方体形状に構
成されているとともに、リボン支持体40がカセット本
体10の外周に緩くはまり合う枠形状に構成され、カセ
ット本体10の4面10a、10b、10c、10dに
よってスライド可能に支持されているので、リボン支持
体40が印字ヘッド30の動きにともなって移動する
際、リボン支持体40とカセット本体10との間に作用
する力はカセット本体10の4面およびこれらの面にそ
れぞれ対向しているリボン支持体40の対応部である天
板43a、前板43b、背板43d、底板43cに分散
されるから、部分的に大きな力が作用するということが
なくなる。
【0061】したがって、摺動負荷が小さくなり、リボ
ン支持体40の安定したスライド動作が得られることと
なる。しかも、本実施例では、リボン支持体40の基部
内面に、カセット本体10の外周面と摺接する突起44
a,44b,44d,44cが設けられているので、摺
動負荷は一層小さくなる。
【0062】また、リボン支持体40は、カセット本体
10の4面によって支持されている枠形状となっている
から、色選択のためにカセット本体10を揺動させた
際、リボン支持体40の安定した揺動動作が得られる。
しかも、カセット本体10の外周面には、凹凸、例えば
前述した従来例における溝1a(図7参照)がないか
ら、その分カセット本体10を小型にすることが可能で
ある。また、カセット本体10の形状が単純になるか
ら、製造も容易になり、コストの低減も図られる。
【0063】また、リボン支持体40には、図5に示す
ようにリボン支持体40が、つまみ13の設けられてい
る側への移動方向(X1方向)端部に位置するとき、つ
まみ13を逃がすための凹部45が形成されているの
で、リボン支持体40がカセット本体10の4面によっ
てスライド可能に支持されている枠形状のものであって
も、カセット本体10を小型にすることができる。仮
に、リボン支持体40が、つまみ13を逃がすための凹
部45を有していないとするならば、リボン支持体40
がつまみ13の設けられている側に向かって移動した際
のつまみとの干渉を避けるために、つまみ13をリボン
支持体40の移動範囲外(図5において左方)に設けな
ければならないこととなり、その分カセット本体10が
大型化してしまうという不都合が生じる。
【0064】これに対し、本実施例のリボンカセットに
よれば、リボン支持体40に、つまみ13を逃がすため
の凹部45が形成されているので、上述したような不都
合が生じることがなく、結果としてカセット本体10を
小型にすることができる。
【0065】以上のように本実施例のリボンカセットに
よれば、その大型化を招くことなく印字領域を確保しつ
つ、リボン支持体40の安定したスライド動作と、リボ
ン支持体40によるインクリボン20の安定した支持動
作が得られ、また、リボン支持体40の安定した揺動動
作が得られる。
【0066】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明のリボンカセットによれば、安定
した作動が得られ、小型化を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリボンカセットの一実施例を印字
ヘッドとともに示した斜視図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく底面図。
【図4】図1におけるIV−IV断面図。
【図5】同実施例の部分拡大平面図。
【図6】図5におけるVI−VI断面図。
【図7】従来技術の説明図。
【符号の説明】
A オーバーラップ範囲 10 カセット本体 11 ガイドアーム 12 ガイドアーム 13 つまみ 20 インクリボン 30 印字ヘッド 40 リボン支持体 41 アーム部 42 アーム部 45 凹部 47 補強板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 正樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 山口 和彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット本体と、このカセット本体の両
    端部に突出形成されたガイドアームと、前記カセット本
    体に収納され、一方のガイドアームの先端部から送出さ
    れ、他方のガイドアームの先端部からカセット本体内に
    巻き戻されるインクリボンと、このインクリボンと前記
    カセット本体との間にあってインクリボンに沿って往復
    動する印字ヘッドとともに移動し、少なくとも印字ヘッ
    ドの両側においてインクリボンを支持するアーム部を有
    するリボン支持体とを備え、このリボン支持体のアーム
    部には、リボン支持体の移動方向に突出した補強板が形
    成されているとともに、前記リボン支持体が移動方向端
    部に位置するとき、そのアーム部の補強板と前記カセッ
    ト本体のガイドアームとがオーバーラップすることを特
    徴とするリボンカセット。
  2. 【請求項2】 カセット本体と、このカセット本体の両
    端部に突出形成されたガイドアームと、前記カセット本
    体に収納され、一方のガイドアームの先端部から送出さ
    れ、他方のガイドアームの先端部からカセット本体内に
    巻き戻されるインクリボンと、このインクリボンと前記
    カセット本体との間にあってインクリボンに沿って往復
    動する印字ヘッドとともに移動し、少なくとも印字ヘッ
    ドの両側においてインクリボンを支持するアーム部を有
    するリボン支持体とを備え、前記カセット本体が直方体
    形状に構成されているとともに、前記リボン支持体がカ
    セット本体の外周に緩くはまり合う枠形状に構成され、
    カセット本体の4面によってスライド可能に支持されて
    いることを特徴とするリボンカセット。
  3. 【請求項3】 前記リボン支持体のアーム部には、リボ
    ン支持体の移動方向に突出した補強板が形成されている
    とともに、前記リボン支持体が移動方向端部に位置する
    とき、そのアーム部の補強板と前記カセット本体のガイ
    ドアームとがオーバーラップすることを特徴とする請求
    項2記載のリボンカセット。
  4. 【請求項4】 前記カセット本体は、その外周面に凹凸
    を有していないことを特徴とする請求項2または3記載
    のリボンカセット。
  5. 【請求項5】 前記カセット本体の端部には、インクリ
    ボンを手動で巻き込むためのつまみが設けられており、
    前記リボン支持体には、このリボン支持体が前記つまみ
    が設けられている側の移動方向端部に位置するとき、前
    記つまみを逃がすための凹部が形成されていることを特
    徴とする請求項2または3または4記載のリボンカセッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記インクリボンは、トラック状に色分
    けされた多色リボンであり、前記カセット本体は、印字
    ヘッド先端に位置するインクリボンを印字ヘッドに対し
    上下動させるように揺動可能に構成されていることを特
    徴とする請求項2ないし5のうちいずれか1つに記載の
    リボンカセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104880382A (zh) * 2015-05-14 2015-09-02 谢娟 一种印刷纸张密度值检测用滑座

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