JPH07108704A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH07108704A JPH07108704A JP25675193A JP25675193A JPH07108704A JP H07108704 A JPH07108704 A JP H07108704A JP 25675193 A JP25675193 A JP 25675193A JP 25675193 A JP25675193 A JP 25675193A JP H07108704 A JPH07108704 A JP H07108704A
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- toner
- carrying roller
- aperture
- magnetic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低い制御電圧により印字制御が可能で、かつ
美しい印字を達成することができる画像形成装置を提供
すること。 【構成】 本画像形成装置は、トナー担持ローラ14の
内部に、マグネット15a、マグネット15bがそれぞ
れ供給ローラ12と層規制ブレード18に近接して配置
されている。従って、トナー担持ローラ14の外周上に
おける磁力は、供給ローラ12と層規制ブレード18と
に対応する部分が強く、またアパチャ電極体1に対応す
る部分が弱い。それにより、供給ローラ12から送られ
てくる磁性トナー16はトナー担持ローラ14に磁力に
より安定して保持力される。また、トナー担持ローラ1
4のアパチャ電極体1に対応する部分では、磁力が弱い
ので、トナ−保持力が弱く、従って、制御電極4に印加
する制御電圧を低くすることができる。
美しい印字を達成することができる画像形成装置を提供
すること。 【構成】 本画像形成装置は、トナー担持ローラ14の
内部に、マグネット15a、マグネット15bがそれぞ
れ供給ローラ12と層規制ブレード18に近接して配置
されている。従って、トナー担持ローラ14の外周上に
おける磁力は、供給ローラ12と層規制ブレード18と
に対応する部分が強く、またアパチャ電極体1に対応す
る部分が弱い。それにより、供給ローラ12から送られ
てくる磁性トナー16はトナー担持ローラ14に磁力に
より安定して保持力される。また、トナー担持ローラ1
4のアパチャ電極体1に対応する部分では、磁力が弱い
ので、トナ−保持力が弱く、従って、制御電極4に印加
する制御電圧を低くすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体とアパチャ電極体とを相対
的に移動させて支持体を粒子流路中に位置決めする手段
とから構成されている。
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体とアパチャ電極体とを相対
的に移動させて支持体を粒子流路中に位置決めする手段
とから構成されている。
【0004】また、例えば米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
【0005】これに対して、米国特許第4912489
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
【0006】ここにおいて、前記オフ時とは、支持体上
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置は、トナー流を発生させる
制御電圧をいかに小さくできうるかが、実用化への最大
の課題である。その打開策の一つとして、担持体の表面
をテフロン等の表面エネルギーの小さい材質で形成すれ
ば、この上に担持されたトナーとの付着力は軽減される
ため、上記制御電圧を小さく抑えることが可能となる。
たような従来の画像形成装置は、トナー流を発生させる
制御電圧をいかに小さくできうるかが、実用化への最大
の課題である。その打開策の一つとして、担持体の表面
をテフロン等の表面エネルギーの小さい材質で形成すれ
ば、この上に担持されたトナーとの付着力は軽減される
ため、上記制御電圧を小さく抑えることが可能となる。
【0008】しかし、この場合トナーが担持体にうまく
担持させることが困難で、担持量が少なすぎたり、むら
の多い担持状態になりやすいといった問題があった。か
といって、単に担持ローラをマグネットにして磁性トナ
ーを用いれば、担持状態は安定するが、拘束力が大き過
ぎて制御電圧を小さくするという当初の目的は果たされ
なかった。
担持させることが困難で、担持量が少なすぎたり、むら
の多い担持状態になりやすいといった問題があった。か
といって、単に担持ローラをマグネットにして磁性トナ
ーを用いれば、担持状態は安定するが、拘束力が大き過
ぎて制御電圧を小さくするという当初の目的は果たされ
なかった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、制御電圧が小さく、かつ、美し
い印字を達成することができる画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
になされたものであり、制御電圧が小さく、かつ、美し
い印字を達成することができる画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、帯電したトナーのトナー流
を制御するトナー流制御手段と、その制御手段にトナー
を供給するトナー担持体とを備え、前記トナー担持体に
は、その表面における磁力が、前記トナー流制御手段へ
のトナ−供給部とそれ以外の部分とで異なるように磁性
体を設けたことを特徴とする。
に本発明の画像形成装置は、帯電したトナーのトナー流
を制御するトナー流制御手段と、その制御手段にトナー
を供給するトナー担持体とを備え、前記トナー担持体に
は、その表面における磁力が、前記トナー流制御手段へ
のトナ−供給部とそれ以外の部分とで異なるように磁性
体を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置にお
いては、トナー担持体の表面における磁力が、前記トナ
ー流制御手段へのトナ−供給部とそれ以外の部分とで異
なるので、トナー担持体はトナ−を安定して担持するこ
とができると共に、トナー流制御手段へのトナ−供給部
では、トナ−の拘束力が弱く、従って低い制御電圧によ
り印字制御が可能となる。
いては、トナー担持体の表面における磁力が、前記トナ
ー流制御手段へのトナ−供給部とそれ以外の部分とで異
なるので、トナー担持体はトナ−を安定して担持するこ
とができると共に、トナー流制御手段へのトナ−供給部
では、トナ−の拘束力が弱く、従って低い制御電圧によ
り印字制御が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0013】図1は、本発明の画像形成装置の概要を示
す図であり、トナー流制御手段としてのアパチャ電極体
1の上側には、1mmの間隙を有して、背面電極板22
がシャーシ(図示せず)に配設されている。背面電極板
22の右方には、一対の搬送ローラ119が配置されて
おり、支持体20を搬送して、前記1mmの間隙に挿入
される得るように構成されている。また、前記アパチャ
電極体1の下側には、そのアパチャ電極体1の長手方向
に沿って、トナー供給装置10が配設されており、更に
は、前記背面電極板22によって搬送される支持体20
の進行先には定着装置26が配設されている。
す図であり、トナー流制御手段としてのアパチャ電極体
1の上側には、1mmの間隙を有して、背面電極板22
がシャーシ(図示せず)に配設されている。背面電極板
22の右方には、一対の搬送ローラ119が配置されて
おり、支持体20を搬送して、前記1mmの間隙に挿入
される得るように構成されている。また、前記アパチャ
電極体1の下側には、そのアパチャ電極体1の長手方向
に沿って、トナー供給装置10が配設されており、更に
は、前記背面電極板22によって搬送される支持体20
の進行先には定着装置26が配設されている。
【0014】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納される一成分型の磁性トナー16と、供給ローラ
12と、トナー担持体としてのトナー担持ローラ14
と、トナー層規制ブレード18とから構成されている。
ここにおいて、前記トナー担持ローラ14は磁性トナー
16を担持し、アパチャ電極体1に向かって搬送するも
のであり、前記供給ローラ12は、トナー担持ローラ1
4に対して磁性トナー16を供給するものである。トナ
ー担持ローラはアルミ等の金属製であるが、その表面に
は、50μm程度の厚さでテフロン樹脂がコートされて
いる。
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納される一成分型の磁性トナー16と、供給ローラ
12と、トナー担持体としてのトナー担持ローラ14
と、トナー層規制ブレード18とから構成されている。
ここにおいて、前記トナー担持ローラ14は磁性トナー
16を担持し、アパチャ電極体1に向かって搬送するも
のであり、前記供給ローラ12は、トナー担持ローラ1
4に対して磁性トナー16を供給するものである。トナ
ー担持ローラはアルミ等の金属製であるが、その表面に
は、50μm程度の厚さでテフロン樹脂がコートされて
いる。
【0015】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ14は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持される磁性トナー16
の量がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、
その磁性トナー16を均一に帯電させるためのものであ
り、トナー担持ローラ14に圧接されている。
ローラ14は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持される磁性トナー16
の量がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、
その磁性トナー16を均一に帯電させるためのものであ
り、トナー担持ローラ14に圧接されている。
【0016】また、トナー担持ローラ14の内部には、
シャーシ(図示せず)に固定された磁性体としてのマグ
ネット15a、マグネット15bがそれぞれ供給ローラ
12と層規制ブレード18に近接して配置されている。
従って、トナー担持ローラ14の外周上における磁力
は、供給ローラ12と層規制ブレード18とに対応する
部分が強く、またアパチャ電極体1に対応する部分が弱
くなるように構成されている。
シャーシ(図示せず)に固定された磁性体としてのマグ
ネット15a、マグネット15bがそれぞれ供給ローラ
12と層規制ブレード18に近接して配置されている。
従って、トナー担持ローラ14の外周上における磁力
は、供給ローラ12と層規制ブレード18とに対応する
部分が強く、またアパチャ電極体1に対応する部分が弱
くなるように構成されている。
【0017】マグネット15a、マグネット15bの固
定位置は、それぞれ供給ローラ12と層規制ブレード1
8との距離が変えられるように調整可能となっており、
この調整により供給ローラ12と層規制ブレード18と
の接触部における磁力を変化させることができる。
定位置は、それぞれ供給ローラ12と層規制ブレード1
8との距離が変えられるように調整可能となっており、
この調整により供給ローラ12と層規制ブレード18と
の接触部における磁力を変化させることができる。
【0018】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径1
00μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ上
面に厚さ1μmの制御電極4が各アパチャ6毎に形成さ
れたものである。そして、前記アパチャ電極体1は、図
1に示すように支持体20側に制御電極4を対向させた
状態で、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ロー
ラ14に対して圧接されている。
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径1
00μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ上
面に厚さ1μmの制御電極4が各アパチャ6毎に形成さ
れたものである。そして、前記アパチャ電極体1は、図
1に示すように支持体20側に制御電極4を対向させた
状態で、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ロー
ラ14に対して圧接されている。
【0019】ここにおいて、前記アパチャ電極体1のア
パチャ6とトナー担持ローラ14との位置関係の詳細を
説明すると、図3に示すように、各アパチャ6は各々の
中心線30がトナー担持ローラ14の周面の最上部分
と、トナー担持ローラ14の中心軸32とを通過するよ
うに配置されている。これによれば、各アパチャ6は、
トナー担持ローラ14の周面の最上部分を基準として、
左右に均等に配置されることにより、各アパチャ6を通
過する磁性トナー16の分布をアパチャ内の全域で均一
にすることができる。また、アパチャ6の壁面と磁性ト
ナー16の飛翔方向とが平行であるため、安定して磁性
トナーを飛翔させることができる。
パチャ6とトナー担持ローラ14との位置関係の詳細を
説明すると、図3に示すように、各アパチャ6は各々の
中心線30がトナー担持ローラ14の周面の最上部分
と、トナー担持ローラ14の中心軸32とを通過するよ
うに配置されている。これによれば、各アパチャ6は、
トナー担持ローラ14の周面の最上部分を基準として、
左右に均等に配置されることにより、各アパチャ6を通
過する磁性トナー16の分布をアパチャ内の全域で均一
にすることができる。また、アパチャ6の壁面と磁性ト
ナー16の飛翔方向とが平行であるため、安定して磁性
トナーを飛翔させることができる。
【0020】更には、アパチャ電極体1自体は、図3に
示すようにトナー担持ローラ14に対して、アパチャ6
を中心として左右に同じ角度だけたわむように圧接され
ている。これにより、アパチャ電極体1とトナー担持ロ
ーラ14との接触面積を大きくすることができるととも
に、アパチャ6の下部周辺を左右均一に圧接することが
できるため、磁性トナー16の濃度むらが発生すること
を極力抑えることができる。
示すようにトナー担持ローラ14に対して、アパチャ6
を中心として左右に同じ角度だけたわむように圧接され
ている。これにより、アパチャ電極体1とトナー担持ロ
ーラ14との接触面積を大きくすることができるととも
に、アパチャ6の下部周辺を左右均一に圧接することが
できるため、磁性トナー16の濃度むらが発生すること
を極力抑えることができる。
【0021】また、前記制御電極4とトナー担持ローラ
14の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+30Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
14の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+30Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
【0022】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ14との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して+
1kVの電圧を印加し得るようになっている。
担持ローラ14との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して+
1kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0023】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
置の動作を説明する。
【0024】まず始めに、トナー担持ローラ14と供給
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくる磁性トナー16はトナー担持
ローラ14に擦りつけられ、トナー担持ローラ14上に
担持される。トナー担持ローラ14表面はトナーが非常
に付着しずらい素材である前記テフロン樹脂がコートさ
れているが、前記マグネット15aの磁力が磁性トナー
16を引き付けているため、担持量が不足することが無
い。尚、ここにおける担持量はマグネット15aの取り
付け位置を調整することにより適当な量に制御可能であ
る。
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくる磁性トナー16はトナー担持
ローラ14に擦りつけられ、トナー担持ローラ14上に
担持される。トナー担持ローラ14表面はトナーが非常
に付着しずらい素材である前記テフロン樹脂がコートさ
れているが、前記マグネット15aの磁力が磁性トナー
16を引き付けているため、担持量が不足することが無
い。尚、ここにおける担持量はマグネット15aの取り
付け位置を調整することにより適当な量に制御可能であ
る。
【0025】また、担持された磁性トナー16は、層規
制ブレード18によって薄層化されるとともに帯電され
た後、トナー担持ローラ14の回転によってアパチャ電
極体1に向かって搬送される。この際も、本来前記テフ
ロン樹脂コートはトナーの保持力が小さいため、層規制
ブレード18を通り抜ける通過量が過不足したり、むら
になったりしやすいのだが、前記マグネット15bの磁
力がやはり安定した保持力を保つため、こういった不具
合が発生しない。尚、マグネット15bの取り付け位置
を調整することにより、やはり層規制ブレード18の通
過量を適当量に制御することは可能である。
制ブレード18によって薄層化されるとともに帯電され
た後、トナー担持ローラ14の回転によってアパチャ電
極体1に向かって搬送される。この際も、本来前記テフ
ロン樹脂コートはトナーの保持力が小さいため、層規制
ブレード18を通り抜ける通過量が過不足したり、むら
になったりしやすいのだが、前記マグネット15bの磁
力がやはり安定した保持力を保つため、こういった不具
合が発生しない。尚、マグネット15bの取り付け位置
を調整することにより、やはり層規制ブレード18の通
過量を適当量に制御することは可能である。
【0026】そして、トナー担持ローラ14上の磁性ト
ナーはアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦られつつア
パチャ6の下に供給される。
ナーはアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦られつつア
パチャ6の下に供給される。
【0027】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
30Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ14の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ14に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電された磁性トナーは電位の高い方向
に静電力を受け、トナー担持ローラ14上からアパチャ
6を通過して制御電極4側に引き出される。
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
30Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ14の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ14に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電された磁性トナーは電位の高い方向
に静電力を受け、トナー担持ローラ14上からアパチャ
6を通過して制御電極4側に引き出される。
【0028】この時、トナー担持ローラ14のアパチャ
電極体1に対応する部分における磁力は弱く、またトナ
ー担持ローラ14はテフロン樹脂コートされているの
で、この部分におけるトナー担持ローラ14のトナ−保
持力は弱く、従って、制御電極4に印加する制御電圧を
低くすることができる。従って、制御電圧を制御するた
めの素子として耐圧が低いものを用いることができ、安
価な素子を用いて装置を安く製造することができる。
電極体1に対応する部分における磁力は弱く、またトナ
ー担持ローラ14はテフロン樹脂コートされているの
で、この部分におけるトナー担持ローラ14のトナ−保
持力は弱く、従って、制御電極4に印加する制御電圧を
低くすることができる。従って、制御電圧を制御するた
めの素子として耐圧が低いものを用いることができ、安
価な素子を用いて装置を安く製造することができる。
【0029】制御電極4側に引き出された磁性トナー1
6は、さらに、背面電極板22に印加されている電圧に
よって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成され
る電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体2
0上に堆積して画素を形成する。
6は、さらに、背面電極板22に印加されている電圧に
よって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成され
る電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体2
0上に堆積して画素を形成する。
【0030】この時、トナー担持ローラ14上に磁性ト
ナ−16がムラなく安定して保持されているので、美し
い品質のよい画像を形成することができるまた、非画像
部分に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8か
ら0Vの電圧が印加される。その結果、トナー担持ロー
ラ14と制御電極4との間には電界が形成されないこと
により、トナー担持ローラ14上の磁性トナー16は静
電力を受けないためアパチャ6を通過しない。
ナ−16がムラなく安定して保持されているので、美し
い品質のよい画像を形成することができるまた、非画像
部分に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8か
ら0Vの電圧が印加される。その結果、トナー担持ロー
ラ14と制御電極4との間には電界が形成されないこと
により、トナー担持ローラ14上の磁性トナー16は静
電力を受けないためアパチャ6を通過しない。
【0031】更には、支持体20は、その面上に磁性ト
ナー16により1列の画素が形成される間に、アパチャ
列と垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプ
ロセスを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー
像が形成される。その後、形成されたトナー像は、定着
装置26によって支持体20上に定着される。
ナー16により1列の画素が形成される間に、アパチャ
列と垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプ
ロセスを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー
像が形成される。その後、形成されたトナー像は、定着
装置26によって支持体20上に定着される。
【0032】上記のように構成される画像形成装置にお
いて、絶縁性磁性トナーを用いれば、トナー担持ローラ
14と制御電極4の間の絶縁性が保たれ、アパチャ6が
絶縁破壊することがない。
いて、絶縁性磁性トナーを用いれば、トナー担持ローラ
14と制御電極4の間の絶縁性が保たれ、アパチャ6が
絶縁破壊することがない。
【0033】上記のプロセスにおいて、制御電極4によ
る制御電界は、制御電極4とアパチャ6の内部、および
そのアパチャ6と対向するトナー担持ローラ14のトナ
ー担持面との間に形成されるので、担持される磁性トナ
ー16に直接、制御電界を印加できるため、制御効率が
よい。
る制御電界は、制御電極4とアパチャ6の内部、および
そのアパチャ6と対向するトナー担持ローラ14のトナ
ー担持面との間に形成されるので、担持される磁性トナ
ー16に直接、制御電界を印加できるため、制御効率が
よい。
【0034】また、供給される磁性トナー16の一部
が、アパチャ電極体1との摺動で機械的な力等を受け、
非画像部に対応するアパチャ6内に進入しても、アパチ
ャ6内部の電界でアパチャ6を通過しないよう制御でき
るため、磁性トナーの制御性が良い。
が、アパチャ電極体1との摺動で機械的な力等を受け、
非画像部に対応するアパチャ6内に進入しても、アパチ
ャ6内部の電界でアパチャ6を通過しないよう制御でき
るため、磁性トナーの制御性が良い。
【0035】更には、トナー担持ローラ14とアパチャ
電極体1は磁性トナー層を挟んで対向しているので、比
較的近距離に配置することができることにより、制御電
圧を低くでき、安価な駆動素子を使用することができ
る。
電極体1は磁性トナー層を挟んで対向しているので、比
較的近距離に配置することができることにより、制御電
圧を低くでき、安価な駆動素子を使用することができ
る。
【0036】また、アパチャ電極体1の絶縁性シート2
はトナー担持ローラ14側に向けられているので、トナ
ー供給系の不具合でトナー担持ローラ14上に磁性トナ
ー16が存在しない場合でも、制御電極4とトナー担持
ローラ14が接触して電気的に短絡し、駆動素子を壊す
ことはない。
はトナー担持ローラ14側に向けられているので、トナ
ー供給系の不具合でトナー担持ローラ14上に磁性トナ
ー16が存在しない場合でも、制御電極4とトナー担持
ローラ14が接触して電気的に短絡し、駆動素子を壊す
ことはない。
【0037】また、アパチャ電極体1とトナー担持ロー
ラ14上の磁性トナー16とは、アパチャ6の入口部分
で接触していることにより、アパチャ6の入口部分に堆
積する磁性トナー16は、トナー担持ローラ14により
順次供給される磁性トナーにより押し流されるため、磁
性トナー16が堆積、架橋してアパチャ6を塞ぐことが
無い。
ラ14上の磁性トナー16とは、アパチャ6の入口部分
で接触していることにより、アパチャ6の入口部分に堆
積する磁性トナー16は、トナー担持ローラ14により
順次供給される磁性トナーにより押し流されるため、磁
性トナー16が堆積、架橋してアパチャ6を塞ぐことが
無い。
【0038】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0039】例えば、上記実施例では非画像部分に対応
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。また、上記実施例においては、ト
ナー流制御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例え
ば、米国特許第5036341号の明細書に記載される
ような編目状の電極体を用いることも可能である。
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。また、上記実施例においては、ト
ナー流制御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例え
ば、米国特許第5036341号の明細書に記載される
ような編目状の電極体を用いることも可能である。
【0040】また、マグネット15a、bはそれぞれの
内部で回転可能にして、トナー担持ローラ上14上の磁
力を調整可能にしても良い。
内部で回転可能にして、トナー担持ローラ上14上の磁
力を調整可能にしても良い。
【0041】さらに、トナー担持ローラ14にコートす
る樹脂はテフロンに限らず、表面エネルギーの小さな材
料なら良い。
る樹脂はテフロンに限らず、表面エネルギーの小さな材
料なら良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置によれば、トナー担持体の表面にお
ける磁力が、前記トナー流制御手段へのトナ−供給部と
それ以外の部分とで異なるので、トナー担持体はトナ−
を安定して担持することができると共に、トナー流制御
手段へのトナ−供給部では、トナ−の拘束力が弱く、従
って低い制御電圧により印字制御が可能となり、かつ美
しい印字を達成することができる。
発明の画像形成装置によれば、トナー担持体の表面にお
ける磁力が、前記トナー流制御手段へのトナ−供給部と
それ以外の部分とで異なるので、トナー担持体はトナ−
を安定して担持することができると共に、トナー流制御
手段へのトナ−供給部では、トナ−の拘束力が弱く、従
って低い制御電圧により印字制御が可能となり、かつ美
しい印字を達成することができる。
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体の構成を示す斜視図である。
極体の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体とトナー担持ローラとの構成を模式的に示す図であ
る。
極体とトナー担持ローラとの構成を模式的に示す図であ
る。
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 4 制御電極 6 アパチャ 8 制御電圧印加回路 14 トナー担持ローラ 15aマグネット 15bマグネット 22 背面電極板 24 直流電源
Claims (2)
- 【請求項1】 帯電したトナーのトナー流を制御するト
ナー流制御手段と、その制御手段にトナーを供給するト
ナー担持体とを備え、 前記トナー担持体には、その表面における磁力が、前記
トナー流制御手段へのトナ−供給部とそれ以外の部分と
で異なるように磁性体を設けたことを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項2】 前記トナー流制御手段へのトナ−供給部
における磁力がそれ以外の部分に比べて弱くなるように
磁性体を配置したことを特徴とする請求項1に記載の画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25675193A JPH07108704A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25675193A JPH07108704A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07108704A true JPH07108704A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17296943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25675193A Pending JPH07108704A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108704A (ja) |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP25675193A patent/JPH07108704A/ja active Pending
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