JPH07108399B2 - 嫌気性汚泥の濃縮方法及び装置 - Google Patents

嫌気性汚泥の濃縮方法及び装置

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JPH07108399B2
JPH07108399B2 JP3302249A JP30224991A JPH07108399B2 JP H07108399 B2 JPH07108399 B2 JP H07108399B2 JP 3302249 A JP3302249 A JP 3302249A JP 30224991 A JP30224991 A JP 30224991A JP H07108399 B2 JPH07108399 B2 JP H07108399B2
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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嫌気性汚泥から発生す
る二酸化炭素ガス(以下、CO2 と記す)、メタンガス
(以下、CH4 と記す)を主成分とする消化ガスを利用
して、減圧操作を行なうことにより、汚泥を発泡浮上さ
せる汚泥の濃縮方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥の減量化処理方法として、汚泥
の濃縮、嫌気性消化、脱水等の工程が一般的であるが、
濃縮の効率化が後の工程に与える影響が大きい。このた
め、重力濃縮式以外に、遠心式、加圧浮上式等の強制的
濃縮操作が多く採用されている。加圧浮上分離法は、図
4に示すように、汚泥と加圧空気溶解水とを混合器10
で混合した後、この混合物を加圧浮上槽12に導入し、
ついで、大気圧に戻し、この圧力変化による空気の溶解
度の差により発生する気泡にて、混合液中の浮遊固形物
を吸着せしめ、気泡とともに浮上させて分離する。分離
した汚泥は脱気槽14で脱気した後、濃縮汚泥として消
化槽又は脱水槽(いずれも図示せず)へ送られる。加圧
浮上槽12からの脱離液の一部は、空気溶解槽16へ送
られ、加圧空気ブロワ18により送られてくる加圧空気
と混合されて加圧空気溶解水とされる。
【0003】また、特開昭60−110389号公報、
特開昭56−113358号公報には、脱気ポンプ又は
真空ポンプで汚泥槽内の空気を吸引排出して減圧し、汚
泥中に含まれる溶存ガスを気泡として発生させて、汚泥
中の固形物粒子を吸着させ浮上させて、汚泥と残液とに
分離する真空浮上分離法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す加圧浮上分
離法は、つぎのような問題点を有している。 (1) 3〜4kg/cm2 Gの加圧空気が多量に必要なた
め、動力が多く必要である。 (2) 濃縮汚泥に同伴する空気を分離するための脱気
槽が必要である。 (3) 加圧浮上槽で、大気圧に戻す際の排気空気の臭
気対策が必要である。 (4) 溶解空気量が少なく、発泡ガス量も少ないた
め、浮上分離時間が長い。 また、特開昭60−110389号公報、特開昭56−
113358号公報記載の真空浮上分離法は、真空にす
る分、発泡ガス量が多くなるが、汚泥への溶解空気量が
少ないので、全体として、発泡ガス量は少ない。
【0005】本発明は、上記の諸点に鑑みなされたもの
で、加圧浮上分離法及び真空浮上分離法の問題点を解決
するために、空気の代わりに嫌気性汚泥から発生する、
水に対する溶解度の大きいCO2 及びCH4 を主成分と
するガスを利用して、減圧操作を行なうことにより、発
泡ガス量を多くして汚泥を効率よく発泡浮上させる汚泥
の濃縮方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、請求項1の嫌気性汚泥の濃縮方法は、図
1に示すように、つぎの(a)〜(c)の過程、すなわ
ち、(a) 汚泥を容器に充填し、静置して嫌気状態に
し、発生するガスを溶解させるとともに、固液分離を促
す過程、(b) 容器内上部に溜まったガスを、汚泥を
供給・充填することにより脱気し、容器内上部の気相部
をなくして、汚泥でほぼ充満され外気を吸気しない状態
にした後、容器最下部から汚泥を引き抜くことにより、
容器内を負圧にしていく過程、(c) 容器内を負圧に
することにより、汚泥に溶解していたガスを減圧発泡さ
せて、汚泥を浮上分離させ、濃縮する過程、を包含する
ことを特徴としている。また、請求項2の方法は、図2
に示すように、つぎの(a)〜(e)の過程、すなわ
ち、(a) 汚泥を容器に充填し、汚泥の嫌気性消化に
より発生した消化ガスを導入し接触させて、汚泥に消化
ガスを溶解させる過程、(b) 消化ガスを溶解させた
汚泥を静置し、固液分離を促す過程、(c) 容器内上
部に溜まったガスを、汚泥を供給・充填することにより
脱気し、容器内上部の気相部をなくして、汚泥でほぼ充
満され外気を吸気しない状態にした後、容器最下部から
汚泥を引き抜くことにより、容器内を負圧にしていく過
程、(d) 容器内を負圧にすることにより、汚泥に溶
解していた消化ガスを減圧発泡させて、汚泥を浮上分離
させ、濃縮する過程、(e)濃縮された汚泥を消化槽に
導入し、汚泥を消化するとともに、消化ガスを前記容器
へ供給する過程、を包含することを特徴としている。
【0007】また、請求項3の方法は、図3に示すよう
に、つぎの(a)〜(h)の過程、すなわち、(a)
汚泥を容器に充填し、汚泥の嫌気性消化により発生した
消化ガスを導入し接触させて、汚泥に消化ガスを溶解さ
せる過程、(b)消化ガスを溶解させた汚泥を静置し、
固液分離を促す過程、(c) 容器内上部に溜まったガ
スを、汚泥を供給・充填することにより脱気し、容器内
上部の気相部をなくして、汚泥でほぼ充満され外気を吸
気しない状態にした後、容器最下部から汚泥を引き抜く
ことにより、容器内を負圧にしていく過程、(d) 容
器内を負圧にすることにより、汚泥に溶解していた消化
ガスを減圧発泡させて、汚泥を浮上分離させ、濃縮する
過程、(e) 濃縮された汚泥を消化槽に導入し、汚泥
を消化するとともに、消化ガスを前記容器へ供給する過
程、(f) 消化槽からの消化汚泥と脱離液との混合液
を他の容器に充填し、静置して嫌気状態にし、発生する
消化ガスを溶解させるとともに、固液分離を促す過程、
(g) 容器内上部に溜まったガスを、汚泥を供給・充
填することにより脱気し、容器内上部の気相部をなくし
て、汚泥でほぼ充満され外気を吸気しない状態にした
後、容器最下部から汚泥を引き抜くことにより、容器内
を負圧にしていく過程、(h) 容器内を負圧にするこ
とにより、汚泥に溶解していた消化ガスを減圧発泡させ
て、汚泥を浮上分離させ、濃縮する過程、を包含するこ
とを特徴としている。
【0008】汚泥を嫌気状態にして静置した際に発生す
るガス、及び消化ガスは、一例として、CO2 35vo
l.%前後、CH4 65vol.%前後からなっている。C
2 、CH4 、N2 、O2 の水に対する溶解度(Nm3
ス/m 水)は20℃において、それぞれ0.88、0.
033、0.016、0.031であり、CO2 、CH
4 は空気より水に対する溶解度がきわめて大きい。この
ため、汚泥を嫌気状態で静置するか、又は汚泥に消化ガ
スを吹き込んで接触させることにより、多量のガスが溶
解し、これを減圧にしたときに、多量の気泡が発生し、
この気泡に浮遊固形物が吸着して気泡とともに浮上し
て、汚泥は効率よく分離される。
【0009】さらに、本発明の嫌気性汚泥の濃縮装置
は、図2に示すように、汚泥供給口48、消化ガス導入
口50、気体排出口52及び汚泥抜出口54を備え、複
数個並列設置された容器21a、21bと、容器の汚泥
抜出口54に接続され、汚泥ポンプ24及び汚泥濃度計
32を備えた汚泥抜出ライン30と、汚泥抜出ライン3
0に接続された消化槽42及び脱離液ライン36と、消
化槽42の上部と容器の消化ガス導入口50とを接続す
る消化ガスライン42と、を包含することを特徴として
いる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。 実施例1 図1に示すように、複数個(本例では一例として2個)
の容器(圧力容器)20a、20bを並列に設置する。
そして、汚泥を一方の容器20aに充填し、静置して嫌
気状態にする。このとき、CO2 、CH4 が発生し汚泥
中に溶解するとともに、水より比重の大きい汚泥は沈澱
し、水より比重の小さい汚泥は浮上し、大まかな固液分
離が行われる。ついで、容器20a内上部に溜まったガ
スを、汚泥を供給・充填することにより、脱気ライン2
2から脱気し、容器20a内上部の気相部24をなくし
て、汚泥でほぼ充満され、外気を吸気しない状態にした
後、右側の容器20bに示すように、汚泥ポンプ24に
より容器20b最下部から汚泥を引き抜くことにより、
容器20b内を負圧にしていく。この操作により、汚泥
26に溶解していたガスは減圧発泡し、汚泥が浮上分離
して濃縮汚泥28となる。図1において、容器20aは
静置過程を示し、容器20bは減圧発泡過程を示してい
る。
【0011】汚泥抜出ライン30には汚泥濃度計32が
接続されており、汚泥濃度が所定の値より低い場合は、
脱離液制御弁34を開として脱離液ライン36へ流し、
汚泥濃度が所定の値より高くなると、濃縮汚泥制御弁3
8を開として濃縮汚泥として、濃縮汚泥ライン40から
系外へ排出される。なお、図1において、黒塗りの弁は
閉状態を示し、白い弁は開状態を示している。本実施例
の装置では、消化槽がない場合でも、静置時間を長くす
ることにより、汚泥を嫌気性にしてCO2 、CH4 を溶
解させることができるので、消化槽と組み合わせない場
合でも、有機性汚泥の場合には、一般的汚泥濃縮法とし
ても適用することができる。
【0012】実施例2 本実施例は、図2に示すように、複数個(一例として2
個)の容器(圧力容器)21a、21bと、消化槽42
とを組み合わせた場合で、容器21aは消化ガス溶解過
程を示し、容器21bは減圧発泡過程を示している。汚
泥を一方の容器21aに充填し、消化槽42で発生した
消化ガスを消化ガスライン44を介して導入し接触させ
て、汚泥に消化ガスを溶解させる。45はガス攪拌ブロ
ワである。ついで、消化ガスを溶解させた汚泥を静置す
る。水より比重の大きい汚泥は沈澱し、水より比重の小
さい汚泥は浮上し、大まかな固液分離が行われる。つい
で、容器21a内上部に溜まったガスを、汚泥を供給・
充填することにより、脱気ライン22から脱気し、容器
21a内上部の気相部24をなくして、汚泥でほぼ充満
され、外気を吸気しない状態にした後、右側の容器21
bに示すように、汚泥ポンプ24により容器21b最下
部から汚泥を引き抜くことにより、容器21b内を負圧
にしていく。この操作により、汚泥26に溶解していた
ガスは減圧発泡し、汚泥が浮上分離して濃縮汚泥28と
なる。
【0013】汚泥抜出ライン30には汚泥濃度計32が
接続されており、汚泥濃度が所定の値より低い場合は、
脱離液制御弁34を開として脱離液ライン36へ流し、
汚泥濃度が所定の値より高くなると、濃縮汚泥制御弁3
8を開として濃縮汚泥として、濃縮汚泥ライン40から
消化槽42へ排出される。消化ガスの一部は、消化ガス
ライン44を介して容器21a又は21bへ供給され、
残部はガスタンク46に導入される。48は汚泥供給
口、50は消化ガス導入口、52は気体排出口、54は
汚泥抜出口である。なお、図2において、黒塗りの弁は
閉状態を示し、白い弁は開状態を示している。
【0014】実施例3 本実施例は、図3に示すように、実施例1の方式(図
1)と実施例2の方式(図2)とを組み合わせたもので
ある。すなわち、図2において、消化槽42からの消化
汚泥と脱離液との混合液を、混合液ライン56を介し
て、図1に示す他の容器20aに導入・充填し、以下、
実施例1と同様の操作を行なうものである。本実施例で
は、容器20aに供給する汚泥中に、すでに消化ガスが
十分溶解しているので、消化ガス溶解操作は不要で、静
置操作のみで良いという利点がある。他の構成、作用
は、実施例1又は実施例2の場合と同様である。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、つぎのような効果を奏する。(1) CO2 、C
4 を主成分とする消化ガスは、空気に比べて水に対す
る溶解度が高いので、大気圧下で発泡ガスの溶解操作が
可能で動力が少ない。 (2) 減圧操作による発泡浮上分離であるため、外気
へのガスの漏洩がなく臭気が出ない。また、減圧発泡の
ため気泡容積が大きく、浮上分離時間が短い。 (3) 発泡ガスである消化ガスは、再溶解ガスとして
再利用でき、余剰の消化ガスは嫌気性消化ガスに混合す
ることができるため排気がなく、クローズドシステムと
なる。 (4) 濃縮汚泥に混入する発泡消化ガスは、消化効率
を高める効果もあり、脱気槽を必要とせず消化槽へ投入
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の嫌気性汚泥の濃縮方法を示
すフローシートである。
【図2】本発明の他の実施例の方法を示すフローシート
である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の方法を示すフロー
シートである。
【図4】従来の嫌気性汚泥の濃縮方法を示すフローシー
トである。
【符号の説明】
20a 容器 20b 容器 21a 容器 21b 容器 24 汚泥ポンプ 26 汚泥 28 濃縮汚泥 30 汚泥抜出ライン 32 汚泥濃度計 36 脱離液ライン 42 消化槽 44 消化ガスライン 48 汚泥供給口 50 消化ガス導入口 52 気体排出口 54 汚泥抜出口 56 混合液ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの(a)〜(c)の過程、すなわ
    ち、 (a) 汚泥を容器に充填し、静置して嫌気状態にし、
    発生するガスを溶解させるとともに、固液分離を促す過
    程、 (b) 容器内上部に溜まったガスを、汚泥を供給・充
    填することにより脱気し、容器内上部の気相部をなくし
    て、汚泥でほぼ充満され外気を吸気しない状態にした
    後、容器最下部から汚泥を引き抜くことにより、容器内
    を負圧にしていく過程、 (c) 容器内を負圧にすることにより、汚泥に溶解し
    ていたガスを減圧発泡させて、汚泥を浮上分離させ、濃
    縮する過程、を包含することを特徴とする嫌気性汚泥の
    濃縮方法。
  2. 【請求項2】 つぎの(a)〜(e)の過程、すなわ
    ち、 (a) 汚泥を容器に充填し、汚泥の嫌気性消化により
    発生した消化ガスを導入し接触させて、汚泥に消化ガス
    を溶解させる過程、 (b) 消化ガスを溶解させた汚泥を静置し、固液分離
    を促す過程、 (c) 容器内上部に溜まったガスを、汚泥を供給・充
    填することにより脱気し、容器内上部の気相部をなくし
    て、汚泥でほぼ充満され外気を吸気しない状態にした
    後、容器最下部から汚泥を引き抜くことにより、容器内
    を負圧にしていく過程、 (d) 容器内を負圧にすることにより、汚泥に溶解し
    ていた消化ガスを減圧発泡させて、汚泥を浮上分離さ
    せ、濃縮する過程、 (e) 濃縮された汚泥を消化槽に導入し、汚泥を消化
    するとともに、消化ガスを前記容器へ供給する過程、を
    包含することを特徴とする嫌気性汚泥の濃縮方法。
  3. 【請求項3】 つぎの(a)〜(h)の過程、すなわ
    ち、 (a) 汚泥を容器に充填し、汚泥の嫌気性消化により
    発生した消化ガスを導入し接触させて、汚泥に消化ガス
    を溶解させる過程、 (b) 消化ガスを溶解させた汚泥を静置し、固液分離
    を促す過程、 (c) 容器内上部に溜まったガスを、汚泥を供給・充
    填することにより脱気し、容器内上部の気相部をなくし
    て、汚泥でほぼ充満され外気を吸気しない状態にした
    後、容器最下部から汚泥を引き抜くことにより、容器内
    を負圧にしていく過程、 (d) 容器内を負圧にすることにより、汚泥に溶解し
    ていた消化ガスを減圧発泡させて、汚泥を浮上分離さ
    せ、濃縮する過程、 (e) 濃縮された汚泥を消化槽に導入し、汚泥を消化
    するとともに、消化ガスを前記容器へ供給する過程、 (f) 消化槽からの消化汚泥と脱離液との混合液を他
    の容器に充填し、静置して嫌気状態にし、発生する消化
    ガスを溶解させるとともに、固液分離を促す過程、 (g) 容器内上部に溜まったガスを、汚泥を供給・充
    填することにより脱気し、容器内上部の気相部をなくし
    て、汚泥でほぼ充満され外気を吸気しない状態にした
    後、容器最下部から汚泥を引き抜くことにより、容器内
    を負圧にしていく過程、 (h) 容器内を負圧にすることにより、汚泥に溶解し
    ていた消化ガスを減圧発泡させて、汚泥を浮上分離さ
    せ、濃縮する過程、を包含することを特徴とする嫌気性
    汚泥の濃縮方法。
  4. 【請求項4】 汚泥供給口(48)、消化ガス導入口
    (50)、気体排出口(52)及び汚泥抜出口(54)
    を備え、複数個並列設置された容器(21a)、(21
    b)と、 容器の汚泥抜出口(54)に接続され、汚泥ポンプ(2
    4)及び汚泥濃度計(32)を備えた汚泥抜出ライン
    (30)と、 汚泥抜出ライン(30)に接続された消化槽(42)及
    び脱離液ライン(36)と、 消化槽(42)の上部と容器の消化ガス導入口(50)
    とを接続する消化ガスライン(42)と、を包含するこ
    とを特徴とする嫌気性汚泥の濃縮装置。
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