JPH07108242B2 - シートベルト用バックル - Google Patents

シートベルト用バックル

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JPH07108242B2
JPH07108242B2 JP2181482A JP18148290A JPH07108242B2 JP H07108242 B2 JPH07108242 B2 JP H07108242B2 JP 2181482 A JP2181482 A JP 2181482A JP 18148290 A JP18148290 A JP 18148290A JP H07108242 B2 JPH07108242 B2 JP H07108242B2
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JP
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tongue
buckle
insertion opening
inclined guide
seat belt
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JP2181482A
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重一郎 高田
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Takata Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車等の座席に使用されるシートベ
ルトの端部に縫着したトングを係脱可能に連結するため
のシートベルト用バックルに関するものである。
(従来技術) シートベルト用バックルは、車輌の床面に立設されたス
トーク部の上端に連結するか、あるいは、シートベルト
の端部に縫着連結して使用され、その舌片挿入口より挿
入したトングの舌片部を内部のラッチ機構で係止し、前
記トングに連結したシートベルトを係脱可能に連結する
役割をなすものである。
ところで、前記トングの舌片部は通常、取扱い易さ、製
造の容易さ、軽量化等の関係から厚さ2〜3mmの金属板
で構成され、該舌片部を受け入れる前記バックル側の舌
片挿入口も、これに対応した開口面積の小さい細長形状
をなしていることから、該トングをバックルに係合する
場合は、舌片部を舌片挿入口に対して傾けることなく正
確に挿入することが必要であるが、一般にバックルは座
席側方の視認し難い部分に位置し、また、トング側を手
で把持してシートベルトを巻取装置の巻込み力に抗して
引張しながら係合しなければならないことから、正確に
舌片挿入口に嵌入することが困難である。
そのため、従来のシートベルト用バックルにおいては、
第1図に示す如くバックル(1)の正面に開口した舌片
挿入口(2)の周囲にバックル(1)の正面先端から舌
片挿入口(2)に向ってトング(3)の舌片部(4)を
挿入案内する方向、即ち、矢印(V)の方向に向って互
いに接近する方向に傾斜する傾斜案内面(5),(6)
を備えた漏斗状の案内部を設け、該傾斜案内面(5),
(6)によってトング舌片部(4)の先端(4a)を前記
舌片挿入口(2)に容易に滑り込ませる工夫がなされて
いる。
ところが、上記従来のバックル(1)においては、前記
トング(3)が前述した理由により傾き易く、また、舌
片挿入口(2)はバックル(1)全体に対し、乗員の身
体に近い側に偏っている関係から、トング舌片部(4)
の先端(4a)が案内面(5))を滑り上って外方に逃
げ、トング(3)とバックル(1)との結合が困難にな
り、特に夜間のように車室内が暗く、舌片挿入口(2)
を確認し難い場合は、シートベルトの装着動作が円滑に
行えず、その煩わしさからシートベルトの装着が励行さ
れない問題があり、この点について改良すべき余地を残
していた。
(発明の目的) 本発明はかかる従来のバックルが有していたトング挿入
時における操作性の問題に着目し、バックル側の傾斜案
内面に段部を設けてトング舌片部が外方に逃げるのを防
止し、トングの挿入方向を途中で修正し得る如くなして
バックルトング挿入動作を容易ならしめ、もって前記問
題点を解消せんとするものである。
(発明の構成) 上記目的を達成するための本発明の特徴とする構成は、
トングを連結するための舌片挿入口の先端に、トングを
連結する際トング舌片先端を前記舌片挿入口に向って案
内する上部側と下部側の両傾斜案内面を有する側断面形
状が漏斗状より成る案内部を形成したバックルであっ
て、前記上部側傾斜案内面に対し、同案内面より立ち上
がる係止段部を前記舌片挿入口と平行に延設せしめた点
にある。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する。
第2図は本発明のシートベルト用バックルの一例を示す
側断面図、第3図は同バックルの正面図である。
これらの図において、(12)はバックル(11)の基体を
なすコ字状フレーム基板で、該フレーム基板(12)は、
その一端が車輌の床面に連結したストーク部材(13)の
上端に固着されており、その上面の両側壁間において、
トング(14)の平板状舌片部(15)を係合保持する公知
のラッチ機構が載置されていると共に、該ラッチ機構に
隣接して、該ラッチ機構の解除を行うためのスライドボ
タン(16)が矢印(V)方向に押圧摺動可能に配設され
ており、該スライドボタン(16)の押圧操作面(16a)
をバックル(11)の正面にて露出させた状態で、前記フ
レーム基板(12)の上面側がラッチ機構側カバー(以
後、該ラッチ機構側カバーを単に“上部側カバー”と云
う)(17)により囲繞されている。また、前記フレーム
基板(12)の下面側は前記上部ラッチ機構側カバー(1
7)と嵌合するフレーム基板下面側カバー(以下、該下
面側カバーを単に“下部側カバー”と云う)(18)によ
り囲繞されていて、両カバー(17),(18)の中間位置
に前記トング(14)の舌片部(15)を挿入するための細
長い舌片挿入口(19)が開口していると共に、該舌片挿
入口(19)の周縁部、即ちスライドボタン(16)の押圧
操作面(16a)および基板下部側カバー(18)の正面に
は、夫々、前記トング(14)の舌片部挿入方向(第2図
矢印V方向)に相互に接近する方向にバックル正面先端
から舌片挿入口(19)に傾斜する傾斜案内面(20),
(21)がを備えた側断面形状が漏斗状のトング舌片部先
端案内部形成されている。
これら傾斜案内面(20),(21)のうち、スライドボタ
ン(16)側に設けられた案内面(20)は、稍々丸みをお
びた凸湾曲形状をなしていると共に、そのバックル
(1)の正面先端側において、前記傾斜案内面(20)か
ら立ち上がる係止段部(22)が前記舌片挿入口(19)の
長さ方向と平行して延設されている。
上記係止段部(22)は、その段差面(23)の高さ(h)
が舌片部(15)の厚さ(t)の半分(実際には1mm程
度)に設定されており、舌片部(15)の先端と係合し
て、外方への逃げを防止するようになっていると共に、
傾斜案内面(20)を押圧操作面(16a)の一部として利
用出来るようにし、スライドボタン(16)の押圧面積減
少を防止し、押圧操作の妨げとならないよう配慮されて
いる。
本発明のシートベルト用バックルには叙上の如き構成を
有するものであるが、次にその作用について説明する
と、先ず、トング(14)をバックル(11)に係合するに
際し、該トング(14)の舌片部(15)が正しい挿入角度
からずれ第2図2点鎖線のように傾斜した場合、該舌片
部(15)の先端は傾斜案内面(20)に沿って外方に逃げ
ようとするが、該傾斜案内面(20)には舌片挿入口(1
9)と平行して係止段部(22)が延在しており、舌片部
(15)の先端が該係止段部(22)の段差面(23)と係合
して外方への逃げが防止され、一旦ここで停止するた
め、これを利用してトング(14)の傾きを正しい舌片挿
入角度に修正してやれば、トング(14)の舌片部(15)
は傾斜案内面(20)に案内されて舌片挿入口(19)内に
滑り込み、容易に舌片部(15)をバックル(11)内部の
ラッチ機構に係合させることが出来る。
一方、第4図はバックル上側面より押圧操作することに
よりトングを離脱させる方式のバックルに本発明を適用
した場合を示したものである。
即ち、バックル(31)は、フレーム基板(32)を囲繞す
る上部側カバー(33)および下部側カバー(34)のう
ち、上部側カバー(33)の側面にボタン孔(35)を有し
ており、該ボタン孔(35)より前記フレーム基板(32)
の両側壁間に設けられた公知のラッチ機構を解除操作す
るプッシュボタン(36)の押圧操作面(36a)が側方に
露出している。
また、前記各カバー(33),(34)のバックル(31)正
面中間部にはトング(14)の舌片部(15)を挿入するた
めの舌片挿入口(37)が形成されていると共に、該舌片
挿入口(37)の周縁部に舌片部挿入方向(V)に向って
相互に接近する方向にバックル正面先端から舌片挿入口
(37)に傾斜する傾斜案内面(38),(39)を備えた側
断面形状が漏斗状のトング舌片部先端案内部が形成され
ており、傾斜案内面(38)のバックル(31)の正面先端
側に前記舌片挿入口(37)と平行して段差面(40)がト
ング舌片部(17)の厚さ(t)の半分の高さ(h)を有
する係止段部(41)が延設されている。
上記構成のバックル(31)に対してトング(14)を係合
させるに際し、トング(14)が正しい挿入角度からずれ
て2点鎖線の如く傾いたときは、トング(14)の舌片部
(15)先端が係止段部(41)に当接して外方への逃げが
防止されるため、この時点で、トング(14)を正しい挿
入角度に修正すれば、トング(14)は傾斜案内面(38)
に案内されて舌片挿入口(37)に滑り込み、夜間のよう
に舌片挿入口(37)を視認し難い場合にも容易に嵌合さ
せることが出来る。
なお、上記各実施例においては、ラッチ機構側カバー
(17),(33)の傾斜案内面(20),(38)にのみ係止
段部(22),(41)を設けているが、この係止段部は別
段基板下部側カバー(18),(34)の傾斜案内面(2
1),(39)側に併設することも可能であり、このよう
にすればトング(14)の着脱操作がより円滑に行えるよ
うになる。
(発明の効果) 以上述べた如く本発明のシートベルト用バックルは、ト
ングを連結するための舌片挿入口にトングを連結する
際、トング舌片部先端を前記舌片挿入口に向って案内す
るための上部側と下部側の両傾斜案内面を備えた側断面
形状が漏斗状よりなる案内部を舌片挿入口の先端に形成
したバックルであって前記上部側傾斜案内面に対し、該
傾斜案内面より立ち上がる係止段部を前記舌片挿入口と
平行に延設し、トングの舌片部を傾いた状態でバックル
に嵌合しようとした際、該トングの舌片部先端が係止段
部に当接して外方への逃げを防止したものであるから、
トングを傾きを修正するだけで、舌片部を容易に舌片挿
入口に滑り込ませることが可能で、トングの嵌合時の操
作性を大巾に向上させることが出来、シートベルト装着
の励行を促して、車輌乗員の安全を確保する上に、大い
に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシートベルト用バックルの側断面図、第
2図は本発明のシートベルト用バックルの一実施例を示
す側断面図、第3図は同バックルの正面図、第4図は本
発明シートベルト用バックルの他の実施例を示す側断面
図である。 (11)(31)……バックル、(12)(32)……フレーム
基板、 (16)(36)……ラッチ機構解除部、 (17)(33)……ラッチ機構側カバー(上部側カバ
ー)、 (18)(34)……フレーム基板下面側カバー(下部側カ
バー)、 (19)(37)……舌片挿入口、 (20)(38)……傾斜案内面、 (22)(41)……係止段部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トングを連結するための舌片挿入口にトン
    グを連結する際、トング舌片部先端を前記舌片挿入口に
    向かって案内するための上部側と下部側の両傾斜案内面
    を備えた側断面形状が漏斗状より成る案内部を舌片挿入
    口の先端に形成したバックルにおいて、前記上部側傾斜
    案内面が、同案内面より立上がり、かつ前記舌片挿入口
    と平行に延設する係止段部が形成されたラッチ機構解除
    用のスライドボタンの押圧操作面よりなることを特徴と
    するシートベルト用バックル。
  2. 【請求項2】係止段部が傾斜案内面のバックル正面先端
    側に位置している特許請求の範囲第1項記載のシートベ
    ルト用バックル。
JP2181482A 1990-07-11 1990-07-11 シートベルト用バックル Expired - Lifetime JPH07108242B2 (ja)

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JP2181482A JPH07108242B2 (ja) 1990-07-11 1990-07-11 シートベルト用バックル

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JPH0341902A JPH0341902A (ja) 1991-02-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937051Y2 (ja) * 1979-06-19 1984-10-13 日野自動車株式会社 三点式シ−ト・ベルトに使用するバックルおよびタングの組み合せ

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