JPS5937051Y2 - 三点式シ−ト・ベルトに使用するバックルおよびタングの組み合せ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、三点式シート、ベルトに使用するバックル
およびタングの組み合せに関する。

従来、この種の三点式シート、ベルトにおいて、シート
の産褥の一側の床にウェビングを介して堆り付けられた
バックルと、このバックルの反対側にリトラクタ内に引
き出し可能に収納されたウェビングにタングの孔部をス
ライド可能に挿通し、そのウェビングの先端をリトラク
タ側の床に固定して、ウェビングの長さ調節を必要とせ
ずにシート、ベルトを装着することができるものが見ら
れるが、この種のタングがウェビングにスライド可能に
挿通されるタイプの三点式シート、ベルトでは、乗員の
動きによってタングが移動し乗員の腹部を次第に締め付
けていく傾向があった。

この考案の目的は、タングがウェビングにスライド可能
に挿通されるタイプの三点式シート、ベルトにおいて、
装着時には、タングがウェビングに固定され乗員の動き
によってタングが移動したりすることがなく、乗員の腹
部の締め付けを防止することができる三点式シート、ベ
ルトに使用するバックルおよびタングの組み合せを提供
することにある。

そのために、この考案の三点式シート、ベルトに使用す
るバックルおよびタングの組合せは、タングと、そのタ
ングを連結するように錠面に受は口を備えるバックルと
、その錠面より突出するように、バックルの裏面に一体
的に形成されたストッパ、プレートとを含んでいる。

以下、この考案に係る三点式シート、ベルトに使用する
バックルおよびタングの組み合せの望ましい具体例につ
いて、図面を参照して説明する。

第１乃至３図は、この考案の三点式シート、ベルトに使
用するバックルおよびタングの組み合せを自動車の運転
席に適用した具体例１０を示している。

この三点式シート、ベルトに使用するバックルおよびタ
ングの組み合せ１０における、タング１１は、金属から
なり先端方にバックル２０の受は口２１より挿入され、
そのバックル２０内にロンクされる孔部２２を形成し、
かつこの孔部２２の後方にはスリット１２が形成されて
いて、このスリット１２に、ナイロン、ビニロン、ポリ
エステル等の合成繊維からなるウェビング１３が、スラ
イド可能に挿通されている。

このウェビング１３の先端はシート１４の産褥１５の一
側の床に取付具（図示せず）を介して固定され、また他
端はセンター、ピラー１６の上方に固定された取付具１
７のリング１８を通して、センター、ピラー１６の下方
に取り付けられたりトラクタ１９内に収納されている。

勿論、このリトラクタ１９は、シート、ベルトの不使用
時にウェビング１３を収納するように巻き取り、かつ、
シート、ベルトの使用の際には、緊急時にリトラクタ１
９を自動的にロックさせる衝撃感知装置（図示せず）を
備えている。

また、バックル２０は、ウェビング２３によってシート
１４の産褥１５の反対側の床に取付具２４を介して取り
付けられている。

このバックル２０は、その錠面２５に受は口２１を形成
し、タング１１の先端を挿入して、このタング１１の先
端に形成された孔部２２に係合し、ロックされるように
構成され、このバックル２０の裏面には、ストッパ、プ
レート２６がその錠面２５より突出するように一体的に
形成されている。

勿論、このバックル２０の上面にはタング１１のロック
状態を解除するボタン２７を設けている。

次に、この三点式シート、ベルトに使用するバックルお
よびタングの組み合せ１０の使用方法を説明するに、自
動車に搭乗後、タング１１を持ってその搭乗者の体形に
合わせるようにして引っ張ると、ウエヒ゛ング１３がリ
トラクタ１９から弓「き出され、タンク１１を任意の位
置にはこぶ。

勿論、この状態ではタング１１はそのスリット１２を介
して、ウェビング１３にスライド可能に取り付けられて
いるのでタング１１を任意の位置（どはこぶことができ
る。

このようにして引き出されたタング１１を、このタング
１１と反対側に位置して取り付けられたバックル２０に
、そのタング１１の先端がバックル２０の錠面２５に形
成された受は口２１に嵌ま込まれるようにして挿入しロ
ックされる。

この時、タング１１のスリット１２に挿通されたウェビ
ング１３は、そのタング１１の後端下面とバックル２０
の裏面に一体的に突出されたストッパ、プレート２６の
上面とで挟みつけられ、タング１１の移動を阻止してい
る。

如上のこの考案によれば、バックルの裏面にその錠面よ
り突出するストッパ。

プレートを一体的に形威し、タングの先端がバックルの
受は口に挿入されてロックされた時、タング１１のスリ
ットに挿通されたウェビングが、そのタングの後端下面
ト、バックルのストッパ、プレートの上面とによって挟
みつけられ、固定されるので、乗員の動きによってタン
グが移動したりすることがなく、乗員の腹部の締めつけ
を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る三点式シート、ベルトに使用す
るバックルおよびタングの組み合せの合体例を示す斜視
図、第２図はバックルの斜視図、第３図はタングとバッ
クルの結合状態を示す側面図である。 １０・・・・・・バックルおよびタングの組み合せ、１
１・・・・・・タンク、２０・・・・・・バックル、２
１・・・・・・受は口、２５・・・・・・錠面、２６・
・・・・・ストッパ、プレート。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 タングと、 そのタングを連結するように錠面に受は口を備えるバッ
   クルと、 その錠面より突出するように、バックルの裏面に一体的
   に形成されたストッパ、プレートとを含む三点式シート
   、ベルトに使用するバックルおよびタングの組み合せ。