JPH07108177B2 - 冷凍魚体二つ割り装置 - Google Patents

冷凍魚体二つ割り装置

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JPH07108177B2
JPH07108177B2 JP4024297A JP2429792A JPH07108177B2 JP H07108177 B2 JPH07108177 B2 JP H07108177B2 JP 4024297 A JP4024297 A JP 4024297A JP 2429792 A JP2429792 A JP 2429792A JP H07108177 B2 JPH07108177 B2 JP H07108177B2
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JP
Japan
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cutting
transfer device
frozen fish
saw blade
clamp
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JP4024297A
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Inventor
憲英 松葉
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JFE Engineering Corp
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JFE Engineering Corp
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷凍鮪等の冷凍魚の魚
体を二つ割りする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍鮪の加工工場等では、尾部が既に切
断され、且つ内臓も切除された状態でその魚体が供給さ
れ、図4(a)に示される様にそこで頭部Aの切断(一点
鎖線a)が行なわれる。そして同図(b)に示される様に
中骨Yに沿って魚体X側面からの切り込み(一点鎖線
b)による背腹切断が行なわれた後、同図(c)に示され
る様に該中骨Yに沿って左右に割裁され(一点鎖線
c)、皮ムキ、骨除去等の後に同図(d)に示される様
に、長さ方向で複数個に切断され(一点鎖線d、以下長
さ切断という)、複数のブロックxとして取り出され
る。その後必要に応じて該ブロックxのサク取り加工等
がなされる。
【0003】一方上記切断方法で問題となっていた魚体
Xの中骨Yの曲りに沿った左右切断の繁雑さを回避する
ため、本出願人により次の様な提案が行なわれている。
【0004】その一つは図5(a)乃至(c)に示される様
に、頭・尾部の切断された冷凍魚体Xに対する背腹切断
[同図(a)の一点鎖線b]の後、背部及び腹部の長さ切
断[同図(b)の一点鎖線d]を先に行なってから魚体X
の中骨Yに沿ってこれらの左右切断[同図(c)の一点鎖
線c]をなすというものである。
【0005】又もう一つは図6(a)(b)に示される様に、
尾部の切断及び内臓の切除のなされた冷凍魚体Xをその
長さ方向で複数個に輪切りする[同図(a)の一点鎖線
d]と共に、その中骨Yを中心にその輪切り面の切断処
理[同図(b)の一点鎖線b及びc]をなすようにしたも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】いずれの切断処理も、
周回しつつその直線部で被処理物の切断を行なうバンド
ソーを備えた切断機を使って行なわれることを前提とし
ており、その切断に際しては上記魚体X(輪切り等、あ
る程度切断の処理の進行したブロック状のものを含む)
を入手によって上から抑えながらバンドソーに向けて押
し出すことで行なわれており、その作業に熟練を要する
ことになる。又そのためバンドソーによる人身事故の可
能性は依然として残されており、安全面での改善が要請
されている。
【0007】更に、以上の切断処理は連続的に入手によ
って行なわれるが、時として冷凍魚体の予定切断線に対
して実際の切断線がずれてしまうことがあり、この様な
切断ずれのある魚体は再び不良部分を除去切除する必要
が生じ、手間がかかり、且つ製品歩留りが低下すること
になった。
【0008】本発明は従来技術の以上の様な問題に鑑み
創案されたもので、この様な冷凍魚体の切断を自動化し
て安全面での改善を図ると共に、切断ずれをなくして製
品歩留りの向上を図らんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、鋸刃
を有する切断機と、該鋸刃の両側にこの鋸刃の切断方向
に沿って設けられ、冷凍魚体を上下から挟んで鋸刃方向
に搬送するクランプ搬送装置と、該クランプ搬送装置に
設けられ、この装置に挟持された冷凍魚体を下方に弾性
押付け可能な押付け装置と、前記クランプ搬送装置の入
側に設けられ、前記冷凍魚体を載置した後、クランプ搬
送装置の入側に送る移送装置と、該移送装置上に冷凍魚
体がある時に、基準線の延長線上に前記切断機の鋸刃が
重なるように冷凍魚体に対し光学的に該基準線を投影す
る光学マーカとを有することを基本的特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成では冷凍魚体が移送装置上に載置され
る時に、該冷凍魚体に対し光学マーカによる基準線の投
影がなされ、冷凍魚体を切断しようとする方向(即ち予
定切断線)とこの基準線を人手によって合わせる。その
後該移送装置によってこの冷凍魚体をクランプ搬送装置
側へ送る。すると、このクランプ搬送装置は、該冷凍魚
体の予定切断線の右側の部分及び左側の部分を上下から
挟み込み、これを切断機の鋸刃方向に送る。厚みが一様
でない冷凍魚体についても押付け装置によって下方に弾
性押付けしてるため、該魚体は位置ずれを起こさずに上
下から確実にホールドされた状態で搬送される。このよ
うに左右両側で上下から冷凍魚体を挟み込んで送るた
め、このクランプ搬送装置入側で移送装置上において基
準線と合わせることによる姿勢制御のなされた冷凍魚体
の予定切断線は左右にずれることがほとんどなく(左右
両側から挟み込んで送る場合に比べた場合)、従って該
冷凍魚体は、前記予定切断線に沿って切断機の鋸刃によ
り切断すれ、二つ割りの状態となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の具体的実施例を添付図面に基づ
き説明する。
【0012】図1乃至図2は冷凍鮪の切断を行なう本発
明装置の一実施例を示す正面図及び平面図であり、図中
1は本装置全体を支持する基台、又Xは冷凍鮪を輪切り
状態にして得られた切断ブロックである。
【0013】本実施例構成では図面上基台1上部の左側
に切断機2と、クランプ搬送装置3が、又その右側に移送
装置4が夫々設けられており、更にこの移送装置4の直上
に光学マーカ5が設置されている。
【0014】上記構成のうち切断機2は、前記基台1上下
に設けられた駆動装置20で回転する駆動プーリ21及び自
由プーリ22に巻回され、該基台1を貫通して周回し、そ
の基台貫通直線部の鋸刃2aで切断を行なうバンドソーで
構成されている。
【0015】クランプ搬送装置3は図2に示される様に
上記切断機2のバンドソー鋸刃2aの両側にこの鋸刃2aの
切断方向に沿って設けられたベルトコンベアから成り、
更に図1に示される様に、上下にも夫々平行な状態で設
置されていて前記切断ブロックXを上下から挟んで鋸刃
2a方向に搬送できるようになっており、計4つのベルト
コンベア3a乃至3dで構成されている。又図1に示される
様に上方に設置されたベルトコンベア3b及び3dには、そ
の駆動プーリ30及び自由プーリ31を下方に弾性押付け可
能な押付け装置32及び33が備えられており、上下のベル
トコンベア3a及び3bと3c及び3dの間に進入してくる切断
ブロックXの高さに対して自由に昇降しながら、該高さ
が一様でない切断ブロックXを挟み込み搬送することが
可能となっている。
【0016】一方、移送装置4は、クランプ搬送装置3の
入側に、その搬送方向に沿って設けられたベルトコンベ
アから成り、入手によってそのON・OFFが行なわ
れ、作動中はその上に載せられた切断ブロックXをクラ
ンプ搬送装置3に向けて運ぶ。
【0017】そして光学マーカ5は、基準線となるレー
ザ光を発するレーザ光発振系から成り、上記移送装置4
に向けてその上方から該レーザ光を発する。このレーザ
光による基準線の一つは、その延長線上に前記切断機2
の鋸刃2aが重なるようにこの光学マーカ5の設置位置が
設定されており(該基準線のもう一つはこれに直交する
方向に設定されている)、移送装置4上に切断ブロック
Xを入手によってセットする時に、その後に行われる切
断機2による切断が該切断ブロックXの予定切断線に沿
って行われるように、そのセットを容易にしている。
【0018】次に以上の本実施例構成の作動につき説明
する。
【0019】まず、移送装置4上に切断ブロックXが載
置される際、光学マーカ5により基準線が該切断ブロッ
クXに投影され、図2の破線に示される様に中骨Yと背
骨yとがこの基準線の一つと一致する様に該移送装置4
上にセットされる。その後入手によってこの移送装置4
を作動せしめると、その上に載置された切断ブロックX
はクランプ搬送装置3入側に移送される。この時該切断
ブロックXの垂直方向の厚みが一様でなく凹凸があった
り、又その厚み自身が予定されたものより厚かったり或
いは薄いものであったとしても、クランプ搬送装置3内
に進入する時は前記押付け装置32及び33によって上側の
ベルトコンベア3b及び3dが上下に昇降するため容易に進
入でき、且つ上下のベルトコンベア3a及び3bと3c及び3d
の間に挟まれた時に上側のベルトコンベア3b及び3dの弾
性押し付けによってこの切断ブロックXは位置ずれを起
こすことなく確実にホールドされた状態で切断機2に向
けて移送されることになる。そして図2に示される様に
本実施例ではクランプ搬送装置3のベルトコンベア3a乃
至3dにしっかりホールドされた状態で切断機2のバンド
ソーによって左右切断されることになる。
【0020】本実施例では輪切り状の切断ブロックXの
左右切断が実施されているが、その他背腹切断や長さ切
断又サク取り加工等も実施可能であり、更に適当な治具
を使用することにより、冷凍鮪全体の左右切断、背腹切
断、長さ切断或いは輪切り等も行なえる。
【0021】尚、本実施例構成におけるクランプ搬送装
置3のベルトコンベアはいずれも同程度の大きさのもの
を用いているが、図3に示される様に上部のベルトコン
ベア3b及び3dだけ入側の移送装置4上方にオーバーハン
グさせておけば、該移送装置4によってクランプ搬送装
置3側へ切断ブロックXを進入させる時にスムーズに進
入させることが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した本発明の構成によれば、冷
凍魚体の切断が全て自動化して行なわれることになり、
人身事故等の危険がなくなって安全面での改善が著し
く、且つ切断ずれを起こさず、切断することが可能とな
るため、製品歩留りも向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明構成の一実施例を示す正面図である。
【図2】本実施例の平面図である。
【図3】クランプ搬送装置の改良構成を示す正面図であ
る。
【図4】従来の冷凍魚の加工工程を示す説明図である。
【図5】本出願人により提案された冷凍魚の加工工程を
示す説明図である。
【図6】同じく本出願人により提案された別の冷凍魚の
加工工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 切断機 2a 鋸刃 3 クランプ搬送装置 3a〜3d ベルトコンベア 4 移送装置 5 光学マーカ X 切断ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋸刃を有する切断機と、該鋸刃の両側に
    この鋸刃の切断方向に沿って設けられ、冷凍魚体を上下
    から挟んで鋸刃方向に搬送するクランプ搬送装置と、
    クランプ搬送装置に設けられ、この装置に挟持された冷
    凍魚体を下方に弾性押付け可能な押付け装置と、前記
    ランプ搬送装置の入側に設けられ、前記冷凍魚体を載置
    した後、クランプ搬送装置の入側に送る移送装置と、該
    移送装置上に冷凍魚体がある時に、基準線の延長線上に
    前記切断機の鋸刃が重なるように冷凍魚体に対し光学的
    に該基準線を投影する光学マーカとを有することを特徴
    とする冷凍魚体二つ割り装置。
JP4024297A 1992-01-16 1992-01-16 冷凍魚体二つ割り装置 Expired - Lifetime JPH07108177B2 (ja)

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JP4024297A JPH07108177B2 (ja) 1992-01-16 1992-01-16 冷凍魚体二つ割り装置

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JPH05184284A JPH05184284A (ja) 1993-07-27
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60187475A (ja) * 1984-03-06 1985-09-24 Mitsubishi Electric Corp 溶接ロボツト
JP2563390B2 (ja) * 1987-11-17 1996-12-11 マルハ 株式会社 食品被加工物の切断装置

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JPH05184284A (ja) 1993-07-27

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