JPH07107857A - 接ぎ木装置 - Google Patents
接ぎ木装置Info
- Publication number
- JPH07107857A JPH07107857A JP5255810A JP25581093A JPH07107857A JP H07107857 A JPH07107857 A JP H07107857A JP 5255810 A JP5255810 A JP 5255810A JP 25581093 A JP25581093 A JP 25581093A JP H07107857 A JPH07107857 A JP H07107857A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- seedlings
- grafting
- cutting
- scion
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】苗にダメージを与えずに、苗の切断、位置決
め、連結の一連の接ぎ木作業を自動化し、かつその信頼
性を向上する。 【構成】接ぎ木ヘッドに備えられた距離センサ17を苗2
に対して相対的に移動し、このときに検出される苗2 ま
での各距離から位置・姿勢認識手段により苗2 の位置及
び姿勢を認識し、この苗2 の位置及び姿勢に基づいて苗
2 をハンド機構21により保持する。この状態に、保持し
ている苗2 を切断機構25により切断することにより穂木
及び台木を作る。そして、穂木を保持し、かつこの穂木
を台木に位置決めして連結を行う。
め、連結の一連の接ぎ木作業を自動化し、かつその信頼
性を向上する。 【構成】接ぎ木ヘッドに備えられた距離センサ17を苗2
に対して相対的に移動し、このときに検出される苗2 ま
での各距離から位置・姿勢認識手段により苗2 の位置及
び姿勢を認識し、この苗2 の位置及び姿勢に基づいて苗
2 をハンド機構21により保持する。この状態に、保持し
ている苗2 を切断機構25により切断することにより穂木
及び台木を作る。そして、穂木を保持し、かつこの穂木
を台木に位置決めして連結を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物等の接ぎ木を自動
的に行う接ぎ木装置に関する。
的に行う接ぎ木装置に関する。
【0002】
【従来の技術】西瓜、メロンなどの苗の接ぎ木は、これ
ら苗を切断してそれぞれ品種の良い穂木と台木とを選択
し、その穂木を台木に対して連結している。このような
接ぎ木作業は、それぞれ姿勢の異なる各苗に応じて人間
の作業により1本づつ行われていたが、近年この接ぎ木
作業の自動化が行われている。
ら苗を切断してそれぞれ品種の良い穂木と台木とを選択
し、その穂木を台木に対して連結している。このような
接ぎ木作業は、それぞれ姿勢の異なる各苗に応じて人間
の作業により1本づつ行われていたが、近年この接ぎ木
作業の自動化が行われている。
【0003】このような接ぎ木装置では、接ぎ木すると
きに、それぞれ姿勢の異なる穂木と台木との位置決め、
つまりセンタリングを行い、この後に穂木と台木とを連
結することになる。
きに、それぞれ姿勢の異なる穂木と台木との位置決め、
つまりセンタリングを行い、この後に穂木と台木とを連
結することになる。
【0004】ところが、穂木と台木とのセンタリングを
行う場合、例えば穂木をフックに引っ掛けるようなもの
がある。このような機構では、穂木の葉をフックにより
引っ掛けた場合、その植物にダメージを与えてしまい、
又、センタリングの信頼性も低下する。
行う場合、例えば穂木をフックに引っ掛けるようなもの
がある。このような機構では、穂木の葉をフックにより
引っ掛けた場合、その植物にダメージを与えてしまい、
又、センタリングの信頼性も低下する。
【0005】一方、接ぎ木を行う場合、トレイ上に苗を
格子状に配列するように植え、これら苗ごとに接ぎ木す
ることがあるが、各苗ごとに移動して位置決めすること
は困難であり、その接ぎ木作業は不可能である。
格子状に配列するように植え、これら苗ごとに接ぎ木す
ることがあるが、各苗ごとに移動して位置決めすること
は困難であり、その接ぎ木作業は不可能である。
【0006】又、苗をフックによる引っ掛けや挟持によ
り保持するが、これらフックや挟持機構では、その機構
が苗の回りに張り出してしまい、接ぎ木の供給が困難と
なる。
り保持するが、これらフックや挟持機構では、その機構
が苗の回りに張り出してしまい、接ぎ木の供給が困難と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように接ぎ木を
行う場合に植物にダメージを与えたり、又、それぞれ姿
勢の異なる穂木と台木との位置決めが困難であり、接ぎ
木作業に対する信頼性が低い。
行う場合に植物にダメージを与えたり、又、それぞれ姿
勢の異なる穂木と台木との位置決めが困難であり、接ぎ
木作業に対する信頼性が低い。
【0008】そこで本発明は、苗にダメージを与えず
に、苗の切断、位置決め、連結の一連の接ぎ木作業を自
動化し、かつその信頼性を向上できる接ぎ木装置を提供
することを目的とする。
に、苗の切断、位置決め、連結の一連の接ぎ木作業を自
動化し、かつその信頼性を向上できる接ぎ木装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、苗ま
での距離を計測する距離センサと、この距離センサを苗
に対して相対的に移動したときの苗までの距離から苗の
位置及び姿勢を認識する位置・姿勢認識手段と、この位
置・姿勢認識手段により認識された苗の位置及び姿勢に
基づいて苗を保持するハンド機構と、このハンド機構に
より保持している苗を切断する切断機構と、この切断機
構の切断により得られる穂木を保持し、かつこの穂木を
台木に位置決めして連結する接ぎ木機構とを備えて上記
目的を達成しようとする接ぎ木装置である。
での距離を計測する距離センサと、この距離センサを苗
に対して相対的に移動したときの苗までの距離から苗の
位置及び姿勢を認識する位置・姿勢認識手段と、この位
置・姿勢認識手段により認識された苗の位置及び姿勢に
基づいて苗を保持するハンド機構と、このハンド機構に
より保持している苗を切断する切断機構と、この切断機
構の切断により得られる穂木を保持し、かつこの穂木を
台木に位置決めして連結する接ぎ木機構とを備えて上記
目的を達成しようとする接ぎ木装置である。
【0010】請求項2によれば、位置・姿勢認識手段
は、距離センサを苗に対してそれぞれ異なる少なくとも
2か所で走査し、これら走査したときの苗までの各距離
から苗の姿勢を認識するものである。
は、距離センサを苗に対してそれぞれ異なる少なくとも
2か所で走査し、これら走査したときの苗までの各距離
から苗の姿勢を認識するものである。
【0011】請求項3によれば、ハンド機構は、真空吸
着により苗を吸着保持するものである。請求項4によれ
ば、ハンド機構は、2本の指の各先端部に真空吸着孔を
形成したものである。
着により苗を吸着保持するものである。請求項4によれ
ば、ハンド機構は、2本の指の各先端部に真空吸着孔を
形成したものである。
【0012】請求項5によれば、接ぎ木機構は、位置・
姿勢認識手段により認識された苗の位置及び姿勢に基づ
いて穂木の位置及び角度を調整する機能を有している。
請求項6によれば、マニプレータと、このマニプレータ
先端に設けられ苗の姿勢に基づいて苗を切断し、かつそ
の穂木を台木に連結する接ぎ木ヘッドと、マニプレータ
及び接ぎ木ヘッドを動作制御する制御手段とを備え、接
ぎ木ヘッドは、苗までの距離を計測する距離センサと、
苗を保持するハンド機構と、このハンド機構により保持
している苗を切断する切断機構と、この切断機構の切断
により得られる穂木を台木に位置決めして連結する接ぎ
木機構とを有し、制御手段は、距離センサを苗に対して
相対的に移動したときの検出距離から苗の位置及び姿勢
を認識する機能、この苗の位置及び姿勢に基づいてハン
ド機構を動作制御して苗を保持し、この状態に切断機構
を動作制御して苗を切断する機能、この切断により得ら
れる穂木を台木に位置決めして連結する機能を有して上
記目的を達成しようとする接ぎ木装置である。
姿勢認識手段により認識された苗の位置及び姿勢に基づ
いて穂木の位置及び角度を調整する機能を有している。
請求項6によれば、マニプレータと、このマニプレータ
先端に設けられ苗の姿勢に基づいて苗を切断し、かつそ
の穂木を台木に連結する接ぎ木ヘッドと、マニプレータ
及び接ぎ木ヘッドを動作制御する制御手段とを備え、接
ぎ木ヘッドは、苗までの距離を計測する距離センサと、
苗を保持するハンド機構と、このハンド機構により保持
している苗を切断する切断機構と、この切断機構の切断
により得られる穂木を台木に位置決めして連結する接ぎ
木機構とを有し、制御手段は、距離センサを苗に対して
相対的に移動したときの検出距離から苗の位置及び姿勢
を認識する機能、この苗の位置及び姿勢に基づいてハン
ド機構を動作制御して苗を保持し、この状態に切断機構
を動作制御して苗を切断する機能、この切断により得ら
れる穂木を台木に位置決めして連結する機能を有して上
記目的を達成しようとする接ぎ木装置である。
【0013】
【作用】請求項1によれば、距離センサを苗に対して相
対的に移動し、このときに検出される苗までの各距離か
ら位置・姿勢認識手段により苗の位置及び姿勢を認識
し、この苗の姿勢に基づいて苗をハンド機構により保持
する。この状態に、保持している苗を切断機構により切
断することにより穂木及び台木を作る。そして、穂木を
保持し、かつこの穂木を台木に位置決めして連結を行
う。
対的に移動し、このときに検出される苗までの各距離か
ら位置・姿勢認識手段により苗の位置及び姿勢を認識
し、この苗の姿勢に基づいて苗をハンド機構により保持
する。この状態に、保持している苗を切断機構により切
断することにより穂木及び台木を作る。そして、穂木を
保持し、かつこの穂木を台木に位置決めして連結を行
う。
【0014】この場合、請求項2によれば、位置・姿勢
認識手段は、距離センサを苗に対して例えば2か所で走
査し、これら走査したときの苗までの各距離から苗の姿
勢を認識している。
認識手段は、距離センサを苗に対して例えば2か所で走
査し、これら走査したときの苗までの各距離から苗の姿
勢を認識している。
【0015】又、請求項3によれば、ハンド機構は、苗
を真空吸着により吸着保持しており、具体的に請求項4
によれば、2本の指の各先端部に形成された真空吸着孔
により苗を吸着保持している。
を真空吸着により吸着保持しており、具体的に請求項4
によれば、2本の指の各先端部に形成された真空吸着孔
により苗を吸着保持している。
【0016】又、請求項5によれば、接ぎ木機構は、苗
の姿勢に基づいて穂木の位置及び角度を調整して台木と
連結している。請求項6によれば、マニプレータ及びの
マニプレータ先端に設けられた接ぎ木ヘッドを制御手段
により動作制御することにより、距離センサを苗に対し
て相対的に移動し、このときに検出される苗までの各距
離から苗の位置及び姿勢を認識し、この苗の位置及び姿
勢に基づいて苗をハンド機構により保持する。この状態
に、保持している苗を切断機構により切断することによ
り穂木及び台木を作る。そして、穂木を保持し、かつこ
の穂木を台木に位置決めして連結を行う。
の姿勢に基づいて穂木の位置及び角度を調整して台木と
連結している。請求項6によれば、マニプレータ及びの
マニプレータ先端に設けられた接ぎ木ヘッドを制御手段
により動作制御することにより、距離センサを苗に対し
て相対的に移動し、このときに検出される苗までの各距
離から苗の位置及び姿勢を認識し、この苗の位置及び姿
勢に基づいて苗をハンド機構により保持する。この状態
に、保持している苗を切断機構により切断することによ
り穂木及び台木を作る。そして、穂木を保持し、かつこ
の穂木を台木に位置決めして連結を行う。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は接ぎ木装置の構成図である。トレ
イ1には、複数の窪みが格子状に配列され、これら窪み
に苗2が植えられている。このトレイ1の隣接位置に
は、穂木と台木とを連結するための連結部品供給部3が
配置され、これにゴム製のクリップ4が収納されてい
る。
して説明する。図1は接ぎ木装置の構成図である。トレ
イ1には、複数の窪みが格子状に配列され、これら窪み
に苗2が植えられている。このトレイ1の隣接位置に
は、穂木と台木とを連結するための連結部品供給部3が
配置され、これにゴム製のクリップ4が収納されてい
る。
【0018】一方、5関節のマニプレータ5が設けら
れ、このマニプレータ5の先端に接ぎ木ヘッド10が連
結されている。この接ぎ木ヘッド10は、苗2の姿勢に
基づいて苗2を切断し、かつその穂木を台木4に連結す
る機構を有している。
れ、このマニプレータ5の先端に接ぎ木ヘッド10が連
結されている。この接ぎ木ヘッド10は、苗2の姿勢に
基づいて苗2を切断し、かつその穂木を台木4に連結す
る機構を有している。
【0019】図2はかかる接ぎ木ヘッド10の正面構成
図であり、図3は側面構成図である。マニプレータ5の
先端と連結する連結板11には、支持板12が設けら
れ、これに案内レール13が設けられるとともに水平支
持板14が設けられ、この水平支持板14にシリンダ1
5が上下方向に設けられている。
図であり、図3は側面構成図である。マニプレータ5の
先端と連結する連結板11には、支持板12が設けら
れ、これに案内レール13が設けられるとともに水平支
持板14が設けられ、この水平支持板14にシリンダ1
5が上下方向に設けられている。
【0020】このシリンダ15には、支持板16を介し
て距離センサ17及びミラー18が設けられている。こ
のうち距離センサ17は、半導体レーザからレーザ光を
放射し、その反射光を受光してこの反射光の方向から三
角測量の原理に基づいて対象物、ここでは苗2までの距
離を測定する機能を有している。
て距離センサ17及びミラー18が設けられている。こ
のうち距離センサ17は、半導体レーザからレーザ光を
放射し、その反射光を受光してこの反射光の方向から三
角測量の原理に基づいて対象物、ここでは苗2までの距
離を測定する機能を有している。
【0021】この場合、距離センサ17は、ミラー18
で反射させてレーザ光を放射し、その反射光をミラー1
8で反射して入射して苗2までの距離を測定するものと
なっている。
で反射させてレーザ光を放射し、その反射光をミラー1
8で反射して入射して苗2までの距離を測定するものと
なっている。
【0022】なお、支持板16は、介在部19を介して
案内レール13上に載っている。従って、距離センサ1
7及びミラー18は、シリンダ15の動作により一体化
して矢印(イ)方向に昇降するものとなっている。
案内レール13上に載っている。従って、距離センサ1
7及びミラー18は、シリンダ15の動作により一体化
して矢印(イ)方向に昇降するものとなっている。
【0023】又、図3に示すように支持板12には、シ
リンダ20が設けられ、このシリンダ20の可動部にハ
ンド機構21が取り付けられている。これにより、ハン
ド機構21は、シリンダ20の動作により矢印(ロ)方
向に昇降するものとなっている。
リンダ20が設けられ、このシリンダ20の可動部にハ
ンド機構21が取り付けられている。これにより、ハン
ド機構21は、シリンダ20の動作により矢印(ロ)方
向に昇降するものとなっている。
【0024】このハンド機構21は、図4に示すように
L字形状の2本の各指22、23を所定間隔をおいて配
置したもので、各指22、23の先端部にはV字状の各
溝22a、23aが形成され、かつこれら溝22a、2
3aに真空吸着孔22b、23bが形成されている。す
なわち、各指22、23は、図5に示すようにその内部
に真空流路22c、23cが形成され、これら真空流路
22c、23cが図示しない真空装置に接続されてい
る。
L字形状の2本の各指22、23を所定間隔をおいて配
置したもので、各指22、23の先端部にはV字状の各
溝22a、23aが形成され、かつこれら溝22a、2
3aに真空吸着孔22b、23bが形成されている。す
なわち、各指22、23は、図5に示すようにその内部
に真空流路22c、23cが形成され、これら真空流路
22c、23cが図示しない真空装置に接続されてい
る。
【0025】又、支持板12にはシリンダ24が傾斜し
て設けられ、その可動部先端にカッター25が設けられ
ている。このシリンダ24は、可動部を延ばした場合、
カッター25の位置が、シリンダ20によりハンド機構
21を下降したときの位置と一致するように傾斜されて
いる。
て設けられ、その可動部先端にカッター25が設けられ
ている。このシリンダ24は、可動部を延ばした場合、
カッター25の位置が、シリンダ20によりハンド機構
21を下降したときの位置と一致するように傾斜されて
いる。
【0026】このシリンダ24は、その動作によりカッ
ター25を矢印(ハ)方向に昇降し、かつシリンダ26
により矢印(ニ)方向に回動するものとなっている。
又、支持板12にはシリンダ27が傾斜して設けられ、
その可動部先端にチヤック28が設けられている。この
チャック28には一対のアーム29が設けられ、チヤッ
ク28の動作により各アーム29が開閉するものとなっ
ている。
ター25を矢印(ハ)方向に昇降し、かつシリンダ26
により矢印(ニ)方向に回動するものとなっている。
又、支持板12にはシリンダ27が傾斜して設けられ、
その可動部先端にチヤック28が設けられている。この
チャック28には一対のアーム29が設けられ、チヤッ
ク28の動作により各アーム29が開閉するものとなっ
ている。
【0027】又、シリンダ27は、その動作によりチャ
ック28を矢印(ホ)方向に移動し、かつシリング30
の動作により矢印(ヘ)方向に回動するものとなってい
る。一方、制御部31は、マニプレータ5を動作制御し
て接ぎ木ヘッド10の位置姿勢を制御し、かつ接ぎ木ヘ
ッド10における距離センサ17を苗2に対してそれぞ
れ異なる2か所で走査したときの苗2までの各距離から
苗2の位置及び姿勢を認識する機能、この苗2の位置及
び姿勢に基づいてハンド機構21を動作制御して苗2を
保持し、この状態に各シリンダ24、26を動作制御し
て苗2を切断する機能、この切断により得られる穂木を
台木に位置決めして連結する機能を有している。
ック28を矢印(ホ)方向に移動し、かつシリング30
の動作により矢印(ヘ)方向に回動するものとなってい
る。一方、制御部31は、マニプレータ5を動作制御し
て接ぎ木ヘッド10の位置姿勢を制御し、かつ接ぎ木ヘ
ッド10における距離センサ17を苗2に対してそれぞ
れ異なる2か所で走査したときの苗2までの各距離から
苗2の位置及び姿勢を認識する機能、この苗2の位置及
び姿勢に基づいてハンド機構21を動作制御して苗2を
保持し、この状態に各シリンダ24、26を動作制御し
て苗2を切断する機能、この切断により得られる穂木を
台木に位置決めして連結する機能を有している。
【0028】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。苗2を植えた複数の窪みを配列したトレ
イ1を所定の位置に配置するとともに、穂木と台木とを
連結するためのクリップ4を収納した連結部品供給部3
がトレイ1に隣接して配置される。なお、トレイ1に載
置されている複数の苗2は、予め穂木用と台木用との各
苗に分けられて配置されている。
いて説明する。苗2を植えた複数の窪みを配列したトレ
イ1を所定の位置に配置するとともに、穂木と台木とを
連結するためのクリップ4を収納した連結部品供給部3
がトレイ1に隣接して配置される。なお、トレイ1に載
置されている複数の苗2は、予め穂木用と台木用との各
苗に分けられて配置されている。
【0029】この状態に制御部31のマニプレータ5及
び接ぎ木ヘッド10に対する各動作制御により以下の動
作が行われる。マニプレータ5の動作により接ぎ木ヘッ
ド10における距離センサ17は、穂木用及び台木用の
各苗2に対してそれぞれ異なる各高さ位置で走査し、こ
のときの各苗2までの距離から苗2の位置及び姿勢を認
識する。
び接ぎ木ヘッド10に対する各動作制御により以下の動
作が行われる。マニプレータ5の動作により接ぎ木ヘッ
ド10における距離センサ17は、穂木用及び台木用の
各苗2に対してそれぞれ異なる各高さ位置で走査し、こ
のときの各苗2までの距離から苗2の位置及び姿勢を認
識する。
【0030】すなわち、接ぎ木ヘッド10では、図6に
示すようにシリンダ15の動作により距離センサ17が
下降する。この状態に接ぎ木ヘッド10は、マニプレー
タ10の動作によって図7に示すように距離センサ17
を水平方向にそれぞれ異なる位置Z1、Z2で2回走査
する。
示すようにシリンダ15の動作により距離センサ17が
下降する。この状態に接ぎ木ヘッド10は、マニプレー
タ10の動作によって図7に示すように距離センサ17
を水平方向にそれぞれ異なる位置Z1、Z2で2回走査
する。
【0031】この距離センサ17は、走査中にレーザ光
を放射し、ミラー18で反射させて苗2の方向に照射す
る。従って、距離センサ17は、図8に示すように高さ
位置Z1、Z2でそれぞれ走査すると、各苗2と対応す
る位置a1、b1及びa2、b2を通過したときに、苗
2からの反射光を受光する。このときの検出データは図
9に示すようにレベルの低下した値を示す。
を放射し、ミラー18で反射させて苗2の方向に照射す
る。従って、距離センサ17は、図8に示すように高さ
位置Z1、Z2でそれぞれ走査すると、各苗2と対応す
る位置a1、b1及びa2、b2を通過したときに、苗
2からの反射光を受光する。このときの検出データは図
9に示すようにレベルの低下した値を示す。
【0032】この場合、距離センサ17は、苗2が図面
上左右に傾いていば、その傾き位置を検出し、かつ図面
の表裏方向に傾いていても苗2までの距離からその傾き
が検出される。
上左右に傾いていば、その傾き位置を検出し、かつ図面
の表裏方向に傾いていても苗2までの距離からその傾き
が検出される。
【0033】このように距離センサ17を走査させて穂
木用及び台木用の各苗2の各位置a1、b1及びa2、
b2における各苗2までの各距離が検出されると、制御
部30は、これら距離に基づいて穂木用及び台木用の各
苗2の位置及び姿勢を認識する。
木用及び台木用の各苗2の各位置a1、b1及びa2、
b2における各苗2までの各距離が検出されると、制御
部30は、これら距離に基づいて穂木用及び台木用の各
苗2の位置及び姿勢を認識する。
【0034】次にマニプレータ5の動作により接ぎ木ヘ
ッド10は、連結部品供給部3の上方に配置される。こ
の状態に、シリンダ27が動作してその可動軸が延び、
図10に示すように一対のアーム29が連結部品供給部
3に位置決めされる。
ッド10は、連結部品供給部3の上方に配置される。こ
の状態に、シリンダ27が動作してその可動軸が延び、
図10に示すように一対のアーム29が連結部品供給部
3に位置決めされる。
【0035】次にチャック28が動作して一対のアーム
29が開閉し、連結部品供給部3に収納されているクリ
ップ4を把持する。このようにクリップ4を把持する
と、シリンダ27の動作によりその可動軸は元の位置に
戻る。
29が開閉し、連結部品供給部3に収納されているクリ
ップ4を把持する。このようにクリップ4を把持する
と、シリンダ27の動作によりその可動軸は元の位置に
戻る。
【0036】次に制御部31は、先に認識した苗2の位
置に基づいてマニプレータ5を動作制御して接ぎ木ヘッ
ド10の位置を台木用の苗2の上方に配置し、この後に
図11に示すようにシリンダ20を動作してその可動軸
を延ばす。これにより、ハンド機構21が台木用の苗2
に向かって下降する。
置に基づいてマニプレータ5を動作制御して接ぎ木ヘッ
ド10の位置を台木用の苗2の上方に配置し、この後に
図11に示すようにシリンダ20を動作してその可動軸
を延ばす。これにより、ハンド機構21が台木用の苗2
に向かって下降する。
【0037】このとき、制御部31は、先に認識した苗
2の位置及び姿勢に従ってマニプレータ5を動作制御
し、ハンド機構21を台木用の苗2の位置及び姿勢に合
わせて位置決めする。図4はハンド機構21を台木用の
苗2の位置及び姿勢に合わせて位置決めした状態を示
し、ハンド機構21の各指22、23の各溝22a、2
3aに台木用の苗2が位置決めされる。
2の位置及び姿勢に従ってマニプレータ5を動作制御
し、ハンド機構21を台木用の苗2の位置及び姿勢に合
わせて位置決めする。図4はハンド機構21を台木用の
苗2の位置及び姿勢に合わせて位置決めした状態を示
し、ハンド機構21の各指22、23の各溝22a、2
3aに台木用の苗2が位置決めされる。
【0038】この状態に、各真空吸着孔22b、23b
から吸入動作させると、台木用の苗2は各溝22a、2
3aに吸着される。次にハンド機構21で台木用の苗2
を吸着している状態に、シリンダ24が動作してその可
動軸が延びる。これにより、図12に示すようにカッタ
ー25は、台木用の苗2に向かって下降する。そして、
カッター25が各指22、23との間に配置されると、
シリンダ24は矢印(ニ)方向に回動し、台木用の苗2
が図4に示すように切断される。これにより、台木2a
が作られる。
から吸入動作させると、台木用の苗2は各溝22a、2
3aに吸着される。次にハンド機構21で台木用の苗2
を吸着している状態に、シリンダ24が動作してその可
動軸が延びる。これにより、図12に示すようにカッタ
ー25は、台木用の苗2に向かって下降する。そして、
カッター25が各指22、23との間に配置されると、
シリンダ24は矢印(ニ)方向に回動し、台木用の苗2
が図4に示すように切断される。これにより、台木2a
が作られる。
【0039】この台木用の苗2の切断が終了すると、ハ
ンド機構21の一方の指23の吸入が停止し、穂の部分
を他方の指22で吸着した状態でマニプレータ5が移動
動作し、この穂の部分が捨てられる。
ンド機構21の一方の指23の吸入が停止し、穂の部分
を他方の指22で吸着した状態でマニプレータ5が移動
動作し、この穂の部分が捨てられる。
【0040】次に制御部31は、先に認識した穂木用の
苗2の位置に基づいてマニプレータ5を動作制御して接
ぎ木ヘッド10の位置を穂木用の苗2の上方に配置し、
この後に上記同様図11に示すようにシリンダ20を動
作してその可動軸を延ばす。これにより、ハンド機構2
1が穂木用の苗2に向かって下降する。
苗2の位置に基づいてマニプレータ5を動作制御して接
ぎ木ヘッド10の位置を穂木用の苗2の上方に配置し、
この後に上記同様図11に示すようにシリンダ20を動
作してその可動軸を延ばす。これにより、ハンド機構2
1が穂木用の苗2に向かって下降する。
【0041】このとき、制御部31は、先に認識した穂
木用の苗2の位置及び姿勢に従ってマニプレータ5を動
作制御し、ハンド機構21を苗2の姿勢に合わせて位置
決めし、各真空吸着孔22b、23bにより吸入動作し
て穂木用の苗2を各溝22a、23aに吸着する。
木用の苗2の位置及び姿勢に従ってマニプレータ5を動
作制御し、ハンド機構21を苗2の姿勢に合わせて位置
決めし、各真空吸着孔22b、23bにより吸入動作し
て穂木用の苗2を各溝22a、23aに吸着する。
【0042】次にハンド機構21で穂木用の苗2を吸着
している状態に、シリンダ24が動作してその可動軸が
延び、シリンダ24が矢印(ニ)方向に回動して穂木用
の苗2を切断する。これにより、ハンド機構21の一方
の指22に吸着されている部分が穂木2bとなる。
している状態に、シリンダ24が動作してその可動軸が
延び、シリンダ24が矢印(ニ)方向に回動して穂木用
の苗2を切断する。これにより、ハンド機構21の一方
の指22に吸着されている部分が穂木2bとなる。
【0043】この穂木用の苗2の切断が終了すると、ハ
ンド機構21の一方の指22は吸入を継続して穂木を保
持し、他方の指23の吸引を停止する。次に穂木2bを
指22で吸着した状態で、マニプレータ5は移動動作し
て穂木2bを台木2aの上方に移動する。
ンド機構21の一方の指22は吸入を継続して穂木を保
持し、他方の指23の吸引を停止する。次に穂木2bを
指22で吸着した状態で、マニプレータ5は移動動作し
て穂木2bを台木2aの上方に移動する。
【0044】次に制御部31は、先に認識した台木用の
苗2の姿勢に基づいてマニプレータ5及びハンド機構1
0を移動制御し、穂木2bと台木2aとの位置決めを行
うとともに姿勢を合わせる。
苗2の姿勢に基づいてマニプレータ5及びハンド機構1
0を移動制御し、穂木2bと台木2aとの位置決めを行
うとともに姿勢を合わせる。
【0045】次にシリンダ27の動作によりその可動軸
が延び、図13に示すようにクリップ4を保持した各ア
ーム29が下降する。これとともにシリンダ30の動作
によりシリンダ27を矢印(ヘ)方向に回動する。この
回動によりチャック28の各アーム29に保持されたク
リップ4は、穂木2aと台木2bとの連結部に位置決め
される。
が延び、図13に示すようにクリップ4を保持した各ア
ーム29が下降する。これとともにシリンダ30の動作
によりシリンダ27を矢印(ヘ)方向に回動する。この
回動によりチャック28の各アーム29に保持されたク
リップ4は、穂木2aと台木2bとの連結部に位置決め
される。
【0046】この状態にチャック28が動作して各アー
ム28が開く。そうすると、クリップ4は、ゴム製の弾
性力により閉じ、穂木2bと台木2aとを挟み、これら
穂木2aと台木2bとを連結する。
ム28が開く。そうすると、クリップ4は、ゴム製の弾
性力により閉じ、穂木2bと台木2aとを挟み、これら
穂木2aと台木2bとを連結する。
【0047】この結果、穂木2aと台木2bとの一連の
接ぎ木作業が終了する。以下、上記同様に多数の苗2に
対する接ぎ木作業が行われる。このように上記一実施例
においては、距離センサ17を穂木用及び台木用の各苗
2に対してそれぞれ異なる走査位置で移動し、このとき
の各苗2までの各距離から各苗2の位置及び姿勢を認識
し、これら苗2の位置及び姿勢に基づいて苗2をハンド
機構21により吸着して保持し、この状態に各苗2をそ
れぞれ切断して穂木2a、台木2bを作り、この後に穂
木2aを保持して台木2bに位置決めして連結するよう
にしたので、苗2を切断して穂木2a、台2b木を作
り、これら穂木2aと台木2bとを連結する一連の接ぎ
木作業を自動化できる。
接ぎ木作業が終了する。以下、上記同様に多数の苗2に
対する接ぎ木作業が行われる。このように上記一実施例
においては、距離センサ17を穂木用及び台木用の各苗
2に対してそれぞれ異なる走査位置で移動し、このとき
の各苗2までの各距離から各苗2の位置及び姿勢を認識
し、これら苗2の位置及び姿勢に基づいて苗2をハンド
機構21により吸着して保持し、この状態に各苗2をそ
れぞれ切断して穂木2a、台木2bを作り、この後に穂
木2aを保持して台木2bに位置決めして連結するよう
にしたので、苗2を切断して穂木2a、台2b木を作
り、これら穂木2aと台木2bとを連結する一連の接ぎ
木作業を自動化できる。
【0048】そのうえ、一連の接ぎ木作業において、非
接触の状態で苗2の位置及び姿勢を認識でき、又、苗2
の保持も吸着により行うことから、苗2に無理やり力を
加えることがなくなり、接ぎ木作業において苗2にダメ
ージを与えることがない。さらに苗2を吸着により保持
するので、苗2の切断、位置合わせ、連結の各作業が容
易となる。
接触の状態で苗2の位置及び姿勢を認識でき、又、苗2
の保持も吸着により行うことから、苗2に無理やり力を
加えることがなくなり、接ぎ木作業において苗2にダメ
ージを与えることがない。さらに苗2を吸着により保持
するので、苗2の切断、位置合わせ、連結の各作業が容
易となる。
【0049】又、認識した苗2の位置及び姿勢に基づい
て穂木2aと台木2bとの位置決めを行って連結するの
で、各苗2にダメージを与えないのに加えて接ぎ木作業
の信頼性を向上できる。
て穂木2aと台木2bとの位置決めを行って連結するの
で、各苗2にダメージを与えないのに加えて接ぎ木作業
の信頼性を向上できる。
【0050】又、ハンド機構21は、L字形状の各指2
2、23により構成されるので、真空吸着孔22b、2
3bの形成されている面と反対側面には、邪魔な出っ張
り部分がなく、こちら側からクリップ4を収納した連結
部品供給部3を供給できる。
2、23により構成されるので、真空吸着孔22b、2
3bの形成されている面と反対側面には、邪魔な出っ張
り部分がなく、こちら側からクリップ4を収納した連結
部品供給部3を供給できる。
【0051】なお、本発明は、上記一実施例に限定され
るものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、マニプレータ5は、5関節に限らず、多数
関節を有するもの、又他の構成のマニプレータを用いて
もよい。
るものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、マニプレータ5は、5関節に限らず、多数
関節を有するもの、又他の構成のマニプレータを用いて
もよい。
【0052】又、接ぎ木の対象は、西瓜、メロン、トマ
ト、さらには茄子等の苗に適用してもよい。又、苗2の
位置及び姿勢の認識は、距離センサ17を2回走査して
いるが、複数回走査して認識するようにしてもよい。
ト、さらには茄子等の苗に適用してもよい。又、苗2の
位置及び姿勢の認識は、距離センサ17を2回走査して
いるが、複数回走査して認識するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、苗
にダメージを与えずに、苗の切断、位置決め、連結の一
連の接ぎ木作業を自動化し、かつその信頼性を向上でき
る接ぎ木装置を提供できる。
にダメージを与えずに、苗の切断、位置決め、連結の一
連の接ぎ木作業を自動化し、かつその信頼性を向上でき
る接ぎ木装置を提供できる。
【図1】本発明に係わる接ぎ木装置の一実施例を示す構
成図。
成図。
【図2】同装置における接ぎ木ヘッドの正面構成図。
【図3】同装置における接ぎ木ヘッドの側面構成図。
【図4】同接ぎ木ヘッドにおけるハンド機構の構成図。
【図5】同ハンド機構における指の構成図。
【図6】同装置における苗の位置及び姿勢測定の状態を
示す図。
示す図。
【図7】苗までの距離測定を示す図。
【図8】距離センサの苗に対する走査を示す図。
【図9】距離センサの苗検出を示す図。
【図10】クリップ保持を示す図。
【図11】苗の保持状態を示す図。
【図12】苗の切断状態を示す図。
【図13】穂木と台木との連結を示す図。
2…苗、4…クリップ、5…マニプレータ、10…接ぎ
木ヘッド、15…シリンダ、17…距離センサ、20…
シリンダ、21…ハンド機構、22,23…指、22
a,23a…溝、22b,23b…真空吸着孔、24…
シリンダ、25…カッター、26…シリンダ、27…シ
リンダ、28…チャック、29…アーム、30…シリン
グ、31…制御部。
木ヘッド、15…シリンダ、17…距離センサ、20…
シリンダ、21…ハンド機構、22,23…指、22
a,23a…溝、22b,23b…真空吸着孔、24…
シリンダ、25…カッター、26…シリンダ、27…シ
リンダ、28…チャック、29…アーム、30…シリン
グ、31…制御部。
Claims (6)
- 【請求項1】 苗までの距離を計測する距離センサと、 この距離センサを前記苗に対して相対的に移動したとき
の検出距離から前記苗の位置及び姿勢を認識する位置・
姿勢認識手段と、 この位置・姿勢認識手段により認識された前記苗の位置
及び姿勢に基づいて前記苗を保持するハンド機構と、 このハンド機構により保持している前記苗を切断する切
断機構と、 この切断機構の切断により得られる穂木を保持し、かつ
この穂木を台木に位置決めして連結する接ぎ木機構と、
を具備したことを特徴とする接ぎ木装置。 - 【請求項2】 位置・姿勢認識手段は、距離センサを苗
に対してそれぞれ異なる少なくとも2か所で走査し、こ
れら走査したときの前記苗までの各距離から前記苗の位
置及び姿勢を認識することを特徴とする請求項1記載の
接ぎ木装置。 - 【請求項3】 ハンド機構は、真空吸着により苗を吸着
保持することを特徴とする請求項1記載の接ぎ木装置。 - 【請求項4】 ハンド機構は、2本の指の各先端部に真
空吸着孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の接
ぎ木装置。 - 【請求項5】 接ぎ木機構は、位置・姿勢認識手段によ
り認識された台木の姿勢に基づいて穂木の位置及び角度
を調整する機能を有することを特徴とする請求項1記載
の接ぎ木装置。 - 【請求項6】 マニプレータと、このマニプレータ先端
に設けられ苗の姿勢に基づいて前記苗を切断し、かつそ
の穂木を台木に連結する接ぎ木ヘッドと、前記マニプレ
ータ及び前記接ぎ木ヘッドを動作制御する制御手段とを
備え、 前記接ぎ木ヘッドは、前記苗までの距離を計測する距離
センサと、前記苗を保持するハンド機構と、このハンド
機構により保持している前記苗を切断する切断機構と、
この切断機構の切断により得られる穂木を台木に位置決
めして連結する接ぎ木機構とを有し、 前記制御手段は、前記距離センサを前記苗に対して相対
的に移動したときの検出距離から前記苗の位置及び姿勢
を認識する機能、この苗の位置及び姿勢に基づいて前記
ハンド機構を動作制御して前記苗を保持し、この状態に
前記切断機構を動作制御して前記苗を切断する機能、こ
の切断により得られる穂木を台木に位置決めして連結す
る機能を有する、ことを特徴とする接ぎ木装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255810A JPH07107857A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 接ぎ木装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255810A JPH07107857A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 接ぎ木装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07107857A true JPH07107857A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17283946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5255810A Pending JPH07107857A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 接ぎ木装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07107857A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016092552A1 (en) * | 2014-12-11 | 2016-06-16 | Virentes Ltd. | Systems, devices and methods for grafting plants |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5255810A patent/JPH07107857A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016092552A1 (en) * | 2014-12-11 | 2016-06-16 | Virentes Ltd. | Systems, devices and methods for grafting plants |
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