JPH09238571A - 接ぎ木装置 - Google Patents
接ぎ木装置Info
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- JPH09238571A JPH09238571A JP8049204A JP4920496A JPH09238571A JP H09238571 A JPH09238571 A JP H09238571A JP 8049204 A JP8049204 A JP 8049204A JP 4920496 A JP4920496 A JP 4920496A JP H09238571 A JPH09238571 A JP H09238571A
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- JP
- Japan
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- rootstock
- seedling
- scion
- height
- seedlings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】穂木苗や台木苗の高さにかかわらず、最適な高
さ位置で切断して接合することで接ぎ木の成功率を高め
ることができる接ぎ木装置を提供すること。 【解決手段】台木苗Xの高さを計測する台木苗高さ計測
装置120と、台木苗Xの高さに基づいて切断位置を決
定して台木苗Xの穂部Xhを切除し、台木Xdを形成す
る台木形成装置50と、穂木苗Yの高さを計測する穂木
苗高さ計測装置130と、穂木苗Yの高さに基づいて切
断位置を決定して穂木苗Yの台部Ydを切除し、穂木Y
hを形成する穂木位置決め装置60及び穂木切断装置9
0と、台木Xdと、穂木Yhとを位置決めする穂木位置
決め装置60と、この穂木位置決め装置60により位置
決めされた部分を接合するクリップ固定装置100とを
備えるようにした。
さ位置で切断して接合することで接ぎ木の成功率を高め
ることができる接ぎ木装置を提供すること。 【解決手段】台木苗Xの高さを計測する台木苗高さ計測
装置120と、台木苗Xの高さに基づいて切断位置を決
定して台木苗Xの穂部Xhを切除し、台木Xdを形成す
る台木形成装置50と、穂木苗Yの高さを計測する穂木
苗高さ計測装置130と、穂木苗Yの高さに基づいて切
断位置を決定して穂木苗Yの台部Ydを切除し、穂木Y
hを形成する穂木位置決め装置60及び穂木切断装置9
0と、台木Xdと、穂木Yhとを位置決めする穂木位置
決め装置60と、この穂木位置決め装置60により位置
決めされた部分を接合するクリップ固定装置100とを
備えるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物等の接ぎ木を
自動的に行う接ぎ木装置に関し、特に穂木苗又は台木苗
の高さを検出することにより、最適な位置で接合を行
い、接ぎ木の成功率を高めることができるものに関す
る。
自動的に行う接ぎ木装置に関し、特に穂木苗又は台木苗
の高さを検出することにより、最適な位置で接合を行
い、接ぎ木の成功率を高めることができるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からきゅうり、トマト、スイカなど
の野菜の苗では、優れた品種の台木と穂木とを選択し、
これらを連結することによって、より優れた苗を作る接
ぎ木が行なわれている。このような接ぎ木は具体的には
次のように行われる。すなわち、台木となる台木苗及び
穂木となる穂木苗を用意し、それぞれの姿勢に応じて下
胚軸部を切断して、台木及び穂木を形成する。台木の上
に穂木を密着させ、この密着した部分をクリップなどで
接合して接ぎ木が終了する。このような接ぎ木作業はこ
れまでは人手により行なわれてきたが、近年接ぎ木の能
率化のために作業の自動化を図る接ぎ木装置の開発が行
なわれている。
の野菜の苗では、優れた品種の台木と穂木とを選択し、
これらを連結することによって、より優れた苗を作る接
ぎ木が行なわれている。このような接ぎ木は具体的には
次のように行われる。すなわち、台木となる台木苗及び
穂木となる穂木苗を用意し、それぞれの姿勢に応じて下
胚軸部を切断して、台木及び穂木を形成する。台木の上
に穂木を密着させ、この密着した部分をクリップなどで
接合して接ぎ木が終了する。このような接ぎ木作業はこ
れまでは人手により行なわれてきたが、近年接ぎ木の能
率化のために作業の自動化を図る接ぎ木装置の開発が行
なわれている。
【0003】列方式接ぎ木装置は、台木苗/穂木苗の供
給から、切断、連結までの一連の接ぎ木作業を、作業者
を介在させることなく自動化しており、苗の位置のばら
つきや、曲がった茎にも対応することができる。
給から、切断、連結までの一連の接ぎ木作業を、作業者
を介在させることなく自動化しており、苗の位置のばら
つきや、曲がった茎にも対応することができる。
【0004】この方式では台木用苗と穂木用苗を、それ
ぞれ列型トレイに入れて装置に供給する。供給された苗
は、位置/姿勢検出部によって、トレイ上での苗の位置
と姿勢を測定される。台木切断部と穂木切断部は、この
測定結果に基づき位置調整を行い、ハンドで苗を保持、
その後カッタにより切断し、台木苗と穂木苗を形成す
る。
ぞれ列型トレイに入れて装置に供給する。供給された苗
は、位置/姿勢検出部によって、トレイ上での苗の位置
と姿勢を測定される。台木切断部と穂木切断部は、この
測定結果に基づき位置調整を行い、ハンドで苗を保持、
その後カッタにより切断し、台木苗と穂木苗を形成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の接
ぎ木装置にあっては次のような問題があった。すなわ
ち、従来の接ぎ木装置では、図17に示すようにトレイ
上に並んだ苗をその高さが異なる場合であってもすべて
一定の高さδで切断するように構成されている。
ぎ木装置にあっては次のような問題があった。すなわ
ち、従来の接ぎ木装置では、図17に示すようにトレイ
上に並んだ苗をその高さが異なる場合であってもすべて
一定の高さδで切断するように構成されている。
【0006】一方、一般にきゅうり等の接ぎ木では、穂
木と台木との接合部が穂木苗の子葉の直下点Qから離れ
るほど、すなわち根元に近い位置で接合する方が接ぎ木
の成功率が低いことが知られている。これは、台木では
根元に近いほど下胚軸部の中心に空洞が増えて接合部の
有効面積が減ること、また穂木では接合部より子葉まで
の長さが長いと子葉の重さにより苗が傾き接合面がずれ
ること等が理由として考えられている。
木と台木との接合部が穂木苗の子葉の直下点Qから離れ
るほど、すなわち根元に近い位置で接合する方が接ぎ木
の成功率が低いことが知られている。これは、台木では
根元に近いほど下胚軸部の中心に空洞が増えて接合部の
有効面積が減ること、また穂木では接合部より子葉まで
の長さが長いと子葉の重さにより苗が傾き接合面がずれ
ること等が理由として考えられている。
【0007】このため、従来の接ぎ木装置では、高い穂
木苗が供給された場合に一定の高さ位置で切断すると接
合部が穂木の子葉の直下点Qから離れることになり、高
い台木苗が供給された場合に一定の高さ位置で切断する
と接合部が台木の根元に近い位置となる。一方、常に高
めの高さ位置で切断すると低い穂木苗や台木苗を用いた
場合には、切断ができなくなるという問題があった。
木苗が供給された場合に一定の高さ位置で切断すると接
合部が穂木の子葉の直下点Qから離れることになり、高
い台木苗が供給された場合に一定の高さ位置で切断する
と接合部が台木の根元に近い位置となる。一方、常に高
めの高さ位置で切断すると低い穂木苗や台木苗を用いた
場合には、切断ができなくなるという問題があった。
【0008】そこで本発明は、穂木苗や台木苗の高さに
かかわらず、常に最適な高さ位置で切断して接合するこ
とで接ぎ木の成功率を高めることができる接ぎ木装置を
提供することを目的としている。
かかわらず、常に最適な高さ位置で切断して接合するこ
とで接ぎ木の成功率を高めることができる接ぎ木装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、台木苗
の台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木
と前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木
装置において、前記台木苗の高さを計測する台木苗高さ
計測手段と、この台木苗高さ計測手段により計測された
前記台木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前記台
木苗の穂部を切除し、台木を形成する台木形成手段と、
前記穂木苗の高さを計測する穂木苗高さ計測手段と、こ
の穂木苗高さ計測手段により計測された前記穂木苗の高
さに基づいて切断位置を決定して前記穂木苗の台部を切
除し、穂木を形成する穂木形成手段と、前記台木形成手
段により形成された前記台木と、前記穂木形成手段によ
り形成された前記穂木とを位置決めする位置決め手段
と、この位置決め手段により位置決めされた部分を接合
する接合手段とを備えるようにした。
達成するために、請求項1に記載された発明は、台木苗
の台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木
と前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木
装置において、前記台木苗の高さを計測する台木苗高さ
計測手段と、この台木苗高さ計測手段により計測された
前記台木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前記台
木苗の穂部を切除し、台木を形成する台木形成手段と、
前記穂木苗の高さを計測する穂木苗高さ計測手段と、こ
の穂木苗高さ計測手段により計測された前記穂木苗の高
さに基づいて切断位置を決定して前記穂木苗の台部を切
除し、穂木を形成する穂木形成手段と、前記台木形成手
段により形成された前記台木と、前記穂木形成手段によ
り形成された前記穂木とを位置決めする位置決め手段
と、この位置決め手段により位置決めされた部分を接合
する接合手段とを備えるようにした。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記台木苗高さ計測手段は、
前記台木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、前記受光部において受光した前
記投光部からの光に基づいて前記台木苗の高さを演算す
る演算手段とを備えるようにした。
記載された発明において、前記台木苗高さ計測手段は、
前記台木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、前記受光部において受光した前
記投光部からの光に基づいて前記台木苗の高さを演算す
る演算手段とを備えるようにした。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載された発明において、前記投光部は前記台木苗の高
さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、前記受光
部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にした。
記載された発明において、前記投光部は前記台木苗の高
さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、前記受光
部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にした。
【0012】請求項4に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記台木苗高さ計測手段は、
前記台木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、このセンサを前記台木苗の高さ
方向に沿って走査する走査手段と、前記受光部において
受光された前記投光部からの光に基づいて前記台木苗の
高さを演算する演算手段とを備えるようにした。
記載された発明において、前記台木苗高さ計測手段は、
前記台木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、このセンサを前記台木苗の高さ
方向に沿って走査する走査手段と、前記受光部において
受光された前記投光部からの光に基づいて前記台木苗の
高さを演算する演算手段とを備えるようにした。
【0013】請求項5に記載された発明は、請求項4に
記載された発明において、前記投光部は前記台木苗の高
さ方向に交差する方向に沿って配置された発光素子列を
備え、前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子
列を備えるようにした。
記載された発明において、前記投光部は前記台木苗の高
さ方向に交差する方向に沿って配置された発光素子列を
備え、前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子
列を備えるようにした。
【0014】請求項6に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記穂木苗高さ計測手段は、
前記穂木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、前記受光部において受光した前
記投光部からの光に基づいて前記穂木苗の高さを演算す
る演算手段とを備えるようにした。
記載された発明において、前記穂木苗高さ計測手段は、
前記穂木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、前記受光部において受光した前
記投光部からの光に基づいて前記穂木苗の高さを演算す
る演算手段とを備えるようにした。
【0015】請求項7に記載された発明は、請求項6に
記載された発明において、前記投光部は前記穂木苗の高
さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、前記受光
部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にした。
記載された発明において、前記投光部は前記穂木苗の高
さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、前記受光
部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にした。
【0016】請求項8に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記穂木苗高さ計測手段は、
前記穂木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、このセンサを前記穂木苗の高さ
方向に沿って走査する走査手段と、前記受光部において
受光された前記投光部からの光に基づいて前記穂木苗の
高さを演算する演算手段とを備えるようにした。
記載された発明において、前記穂木苗高さ計測手段は、
前記穂木苗を挟んで対向配置された一対の投光部及び受
光部を有するセンサと、このセンサを前記穂木苗の高さ
方向に沿って走査する走査手段と、前記受光部において
受光された前記投光部からの光に基づいて前記穂木苗の
高さを演算する演算手段とを備えるようにした。
【0017】請求項9に記載された発明は、請求項8に
記載された発明において、前記投光部は前記穂木苗の高
さ方向に交差する方向に沿って配置された発光素子列を
備え、前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子
列を備えるようにした。
記載された発明において、前記投光部は前記穂木苗の高
さ方向に交差する方向に沿って配置された発光素子列を
備え、前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子
列を備えるようにした。
【0018】請求項10に記載された発明は、台木苗の
台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木と
前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木装
置において、前記台木苗を所定の搬送方向に搬送する台
木苗搬送機構と、この台木苗搬送機構と所定間隔をおい
て配置され前記穂木苗を搬送する穂木苗搬送機構と、前
記台木苗搬送機構近傍に配置され、前記台木苗搬送機構
に搬送されている前記台木苗の高さを計測する台木苗高
さ計測機構と、前記穂木苗搬送機構近傍に配置され、前
記穂木苗搬送機構に搬送されている前記穂木苗の高さを
計測する穂木苗高さ計測機構と、前記台木苗高さ計測機
構の前記搬送方向の下流側であって前記台木苗搬送機構
近傍に配置され、前記台木苗高さ計測手段により計測さ
れた前記台木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前
記台木苗の穂部を切除し、台木を形成する台木形成装置
と、この台木形成装置の前記搬送方向の下流側であって
前記台木苗搬送機構と前記穂木苗搬送機構との間に配置
され、前記穂木苗搬送機構に搬送された前記穂木苗の穂
部を前記穂木苗高さ計測装置による前記穂木苗の高さに
基づいて切断位置を決定して前記穂木苗の台部を切除す
るとともに穂部を保持し、前記台木苗搬送機構に搬送さ
れた前記台木苗の前記台木に位置決めする穂木形成・位
置決め装置と、この穂木形成・位置決め装置に対して前
記台木苗搬送機構を挟んだ位置に配置され、前記穂木形
成・位置決め装置により位置決めされた前記台木と前記
穂木とを接合する接合装置とを備えるようにした。
台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木と
前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木装
置において、前記台木苗を所定の搬送方向に搬送する台
木苗搬送機構と、この台木苗搬送機構と所定間隔をおい
て配置され前記穂木苗を搬送する穂木苗搬送機構と、前
記台木苗搬送機構近傍に配置され、前記台木苗搬送機構
に搬送されている前記台木苗の高さを計測する台木苗高
さ計測機構と、前記穂木苗搬送機構近傍に配置され、前
記穂木苗搬送機構に搬送されている前記穂木苗の高さを
計測する穂木苗高さ計測機構と、前記台木苗高さ計測機
構の前記搬送方向の下流側であって前記台木苗搬送機構
近傍に配置され、前記台木苗高さ計測手段により計測さ
れた前記台木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前
記台木苗の穂部を切除し、台木を形成する台木形成装置
と、この台木形成装置の前記搬送方向の下流側であって
前記台木苗搬送機構と前記穂木苗搬送機構との間に配置
され、前記穂木苗搬送機構に搬送された前記穂木苗の穂
部を前記穂木苗高さ計測装置による前記穂木苗の高さに
基づいて切断位置を決定して前記穂木苗の台部を切除す
るとともに穂部を保持し、前記台木苗搬送機構に搬送さ
れた前記台木苗の前記台木に位置決めする穂木形成・位
置決め装置と、この穂木形成・位置決め装置に対して前
記台木苗搬送機構を挟んだ位置に配置され、前記穂木形
成・位置決め装置により位置決めされた前記台木と前記
穂木とを接合する接合装置とを備えるようにした。
【0019】請求項11に記載された発明は、台木苗の
台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木と
前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木装
置において、前記台木苗の穂部を切除し、台木を形成す
る台木形成手段と、前記穂木苗の高さを計測する穂木苗
高さ計測手段と、この穂木苗高さ計測手段により計測さ
れた前記穂木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前
記穂木苗の台部を切除し、穂木を形成する穂木形成手段
と、前記台木形成手段により形成された前記台木と、前
記穂木形成手段により形成された前記穂木とを位置決め
する位置決め手段と、この位置決め手段により位置決め
された部分を接合する接合手段とを備えるようにした。
台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木と
前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木装
置において、前記台木苗の穂部を切除し、台木を形成す
る台木形成手段と、前記穂木苗の高さを計測する穂木苗
高さ計測手段と、この穂木苗高さ計測手段により計測さ
れた前記穂木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前
記穂木苗の台部を切除し、穂木を形成する穂木形成手段
と、前記台木形成手段により形成された前記台木と、前
記穂木形成手段により形成された前記穂木とを位置決め
する位置決め手段と、この位置決め手段により位置決め
された部分を接合する接合手段とを備えるようにした。
【0020】請求項12に記載された発明は、台木苗の
台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木と
前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木装
置において、前記台木苗の高さを計測する台木苗高さ計
測手段と、この台木苗高さ計測手段により計測された前
記台木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前記台木
苗の穂部を切除し、台木を形成する台木形成手段と、前
記穂木苗の台部を切除し、穂木を形成する穂木形成手段
と、前記台木形成手段により形成された前記台木と、前
記穂木形成手段により形成された前記穂木とを位置決め
する位置決め手段と、この位置決め手段により位置決め
された部分を接合する接合手段とを備えるようにした。
台部を台木とし、穂木苗の穂部を穂木とし、前記台木と
前記穂木とを連結することにより接ぎ木を行う接ぎ木装
置において、前記台木苗の高さを計測する台木苗高さ計
測手段と、この台木苗高さ計測手段により計測された前
記台木苗の高さに基づいて切断位置を決定して前記台木
苗の穂部を切除し、台木を形成する台木形成手段と、前
記穂木苗の台部を切除し、穂木を形成する穂木形成手段
と、前記台木形成手段により形成された前記台木と、前
記穂木形成手段により形成された前記穂木とを位置決め
する位置決め手段と、この位置決め手段により位置決め
された部分を接合する接合手段とを備えるようにした。
【0021】前記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、台
木苗高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づ
いて切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の
穂部を切除して台木を形成し、穂木苗高さ計測手段によ
り計測された穂木苗の高さに基づいて切断位置を決定し
て穂木形成手段において穂木苗の台部を切除して、穂木
を形成するようにしたので、台木苗や穂木苗の高さが異
なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切断できる。そ
して、所望の高さ位置で切断した台木と穂木とを位置決
めして、接合することにより接ぎ木の成功率を高めるこ
とができる。
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、台
木苗高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づ
いて切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の
穂部を切除して台木を形成し、穂木苗高さ計測手段によ
り計測された穂木苗の高さに基づいて切断位置を決定し
て穂木形成手段において穂木苗の台部を切除して、穂木
を形成するようにしたので、台木苗や穂木苗の高さが異
なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切断できる。そ
して、所望の高さ位置で切断した台木と穂木とを位置決
めして、接合することにより接ぎ木の成功率を高めるこ
とができる。
【0022】請求項2に記載された発明では、台木苗高
さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサと、受光部において受光
した投光部からの光に基づいて台木苗の高さを演算する
演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投光部
からの光が台木苗によって遮られ、演算手段により台木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
台木苗の高さを計測することができる。
さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサと、受光部において受光
した投光部からの光に基づいて台木苗の高さを演算する
演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投光部
からの光が台木苗によって遮られ、演算手段により台木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
台木苗の高さを計測することができる。
【0023】請求項3に記載された発明は、投光部は台
木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、
受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にしたので、投光部からの光を投光部からの光が検出さ
れた受光素子の数・位置等に基づいて台木苗の高さを計
測することができる。
木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、
受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にしたので、投光部からの光を投光部からの光が検出さ
れた受光素子の数・位置等に基づいて台木苗の高さを計
測することができる。
【0024】請求項4に記載された発明では、台木苗高
さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部では投
光部からの光が台木苗によって遮られる。また、このセ
ンサを台木苗の高さ方向に沿って走査することで、各高
さ位置における台木苗の高さ方向に交差する方向の大き
さの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるため、受
光部において受光された投光部からの光に基づいて台木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
台木苗の高さを計測することができる。
さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部では投
光部からの光が台木苗によって遮られる。また、このセ
ンサを台木苗の高さ方向に沿って走査することで、各高
さ位置における台木苗の高さ方向に交差する方向の大き
さの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるため、受
光部において受光された投光部からの光に基づいて台木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
台木苗の高さを計測することができる。
【0025】請求項5に記載された発明では、投光部は
台木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置された発
光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応する受
光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光を投
光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に基づ
いて台木苗の高さ方向に交差する方向における大きさを
計測することができる。
台木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置された発
光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応する受
光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光を投
光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に基づ
いて台木苗の高さ方向に交差する方向における大きさを
計測することができる。
【0026】請求項6に記載された発明では、穂木苗高
さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサと、受光部において受光
した投光部からの光に基づいて穂木苗の高さを演算する
演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投光部
からの光が穂木苗によって遮られ、演算手段により穂木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
穂木苗の高さを計測することができる。
さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサと、受光部において受光
した投光部からの光に基づいて穂木苗の高さを演算する
演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投光部
からの光が穂木苗によって遮られ、演算手段により穂木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
穂木苗の高さを計測することができる。
【0027】請求項7に記載された発明では、投光部は
穂木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を備
え、受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備える
ようにしたので、投光部からの光を投光部からの光が検
出された受光素子の数・位置等に基づいて穂木苗の高さ
を計測することができる。
穂木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を備
え、受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備える
ようにしたので、投光部からの光を投光部からの光が検
出された受光素子の数・位置等に基づいて穂木苗の高さ
を計測することができる。
【0028】請求項8に記載された発明では、穂木苗高
さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部では投
光部からの光が穂木苗によって遮られる。また、このセ
ンサを穂木苗の高さ方向に沿って走査することで、各高
さ位置における穂木苗の高さ方向に交差する方向の大き
さの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるため、受
光部において受光された投光部からの光に基づいて穂木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
穂木苗の高さを計測することができる。
さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対の投
光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部では投
光部からの光が穂木苗によって遮られる。また、このセ
ンサを穂木苗の高さ方向に沿って走査することで、各高
さ位置における穂木苗の高さ方向に交差する方向の大き
さの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるため、受
光部において受光された投光部からの光に基づいて穂木
苗の高さを演算することができる。このため、非接触で
穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛めるこ
とがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅速に
穂木苗の高さを計測することができる。
【0029】請求項9に記載された発明では、投光部は
穂木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置された発
光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応する受
光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光を投
光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に基づ
いて穂木苗の高さ方向に交差する方向における大きさを
計測することができる。
穂木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置された発
光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応する受
光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光を投
光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に基づ
いて穂木苗の高さ方向に交差する方向における大きさを
計測することができる。
【0030】請求項10に記載された発明では、台木苗
搬送機構及び穂木苗搬送機構とによりそれぞれ台木苗及
び穂木苗を別々に送ることができるため、枯れた苗や欠
株があった場合には先送りさせることができる。さら
に、台木形成装置により台木苗の高さに基づいて切断位
置を決定して台木苗の穂部を切除して台木を形成するこ
とができる。また、台木苗搬送機構と穂木苗搬送機構と
の間に配置された穂木形成・位置決め装置により、穂木
苗搬送機構上の穂木苗の穂部を穂木苗の高さに基づいて
切断位置を決定して穂木苗の台部を切除するとともに穂
部を保持して穂木を形成し、台木苗搬送機構上の台木に
位置決めし、接合することができる。このため、台木及
び穂木は元の台木苗及び穂木苗の高さにかかわらず接ぎ
木に適した高さ位置で接合でき、接ぎ木の成功率を高め
ることができる。
搬送機構及び穂木苗搬送機構とによりそれぞれ台木苗及
び穂木苗を別々に送ることができるため、枯れた苗や欠
株があった場合には先送りさせることができる。さら
に、台木形成装置により台木苗の高さに基づいて切断位
置を決定して台木苗の穂部を切除して台木を形成するこ
とができる。また、台木苗搬送機構と穂木苗搬送機構と
の間に配置された穂木形成・位置決め装置により、穂木
苗搬送機構上の穂木苗の穂部を穂木苗の高さに基づいて
切断位置を決定して穂木苗の台部を切除するとともに穂
部を保持して穂木を形成し、台木苗搬送機構上の台木に
位置決めし、接合することができる。このため、台木及
び穂木は元の台木苗及び穂木苗の高さにかかわらず接ぎ
木に適した高さ位置で接合でき、接ぎ木の成功率を高め
ることができる。
【0031】請求項11に記載された発明では、台木形
成手段において台木苗の穂部を切除して台木を形成し、
穂木苗高さ計測手段により計測された穂木苗の高さに基
づいて切断位置を決定して穂木形成手段において穂木苗
の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、穂木
苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切
断できる。そして、台木と所望の高さ位置で切断した穂
木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の成功
率を高めることができる。
成手段において台木苗の穂部を切除して台木を形成し、
穂木苗高さ計測手段により計測された穂木苗の高さに基
づいて切断位置を決定して穂木形成手段において穂木苗
の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、穂木
苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切
断できる。そして、台木と所望の高さ位置で切断した穂
木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の成功
率を高めることができる。
【0032】請求項12に記載された発明では、台木苗
高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づいて
切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の穂部
を切除して台木を形成し、穂木形成手段において穂木苗
の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、台木
苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切
断できる。そして、穂木と所望の高さ位置で切断した台
木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の成功
率を高めることができる。
高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づいて
切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の穂部
を切除して台木を形成し、穂木形成手段において穂木苗
の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、台木
苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切
断できる。そして、穂木と所望の高さ位置で切断した台
木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の成功
率を高めることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る接ぎ木装置を示す平面図であり、図2は接ぎ木装
置の要部を示す斜視図である。また、図3〜図9はこの
接ぎ木装置に組み込まれた各装置の構成及び作用等を説
明する図である。なお、以下説明及び図面中において、
Xは台木苗を示しており、Xhは台木苗Xの上側の穂
部、Xdは台木苗Xの下側の台部(台木)を示してい
る。さらに、Yは穂木苗を示しており、Yhは穂木苗Y
の上側の穂部(穂木)、Ydは穂木苗Yの下側の台部を
示している。また、Xk,Ykはそれぞれ台木苗Xの下
胚軸部及び穂木苗Yの下胚軸部、Xj,Yjはそれぞれ
台木苗Xの子葉及び穂木苗Yの子葉を示している。一
方、TXは複数の台木苗Xを一列に保持することができ
る台木苗搬送用トレイ、TYは複数の穂木苗Yを一列に
保持することができる穂木苗搬送用トレイを示してい
る。なお、接ぎ木装置は、台木苗Xの台部Xdを台木と
し、穂木苗Yの穂部Yhを穂木として、台部Xdに穂部
Yhを接続することで接ぎ木作業を行う装置である。
に係る接ぎ木装置を示す平面図であり、図2は接ぎ木装
置の要部を示す斜視図である。また、図3〜図9はこの
接ぎ木装置に組み込まれた各装置の構成及び作用等を説
明する図である。なお、以下説明及び図面中において、
Xは台木苗を示しており、Xhは台木苗Xの上側の穂
部、Xdは台木苗Xの下側の台部(台木)を示してい
る。さらに、Yは穂木苗を示しており、Yhは穂木苗Y
の上側の穂部(穂木)、Ydは穂木苗Yの下側の台部を
示している。また、Xk,Ykはそれぞれ台木苗Xの下
胚軸部及び穂木苗Yの下胚軸部、Xj,Yjはそれぞれ
台木苗Xの子葉及び穂木苗Yの子葉を示している。一
方、TXは複数の台木苗Xを一列に保持することができ
る台木苗搬送用トレイ、TYは複数の穂木苗Yを一列に
保持することができる穂木苗搬送用トレイを示してい
る。なお、接ぎ木装置は、台木苗Xの台部Xdを台木と
し、穂木苗Yの穂部Yhを穂木として、台部Xdに穂部
Yhを接続することで接ぎ木作業を行う装置である。
【0034】図1及び図2に示すように接ぎ木装置は、
床面上に水平に固定されたベース10と、このベース1
0上に設けられ台木苗搬送用トレイTXを図1中矢印A
方向へ搬送する台木苗搬送用コンベア20と、ベース1
0上に設けられるとともに台木苗搬送用コンベア20に
平行に配置され穂木苗搬送用トレイTYを図1中矢印B
方向へ搬送する穂木苗搬送用コンベア30と、台木苗搬
送用コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30との間に
配置され、台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を認識
する位置・姿勢認識装置40と、この位置・姿勢認識装
置40の図1中左方であって台木苗搬送用コンベア20
を挟んで反対側に配置された台木形成装置50と、位置
・姿勢認識装置40の図1中左方であって台木苗搬送用
コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30との間に配置
された穂木位置決め装置60と、この穂木位置決め装置
60に対して穂木苗搬送用コンベア30を挟んだ位置に
配置された穂木切断装置90と、穂木位置決め装置60
に対して台木苗搬送用コンベア20を挟んだ位置に配置
されたクリップ固定装置100と、このクリップ固定装
置100にゴムクリップCを供給するゴムクリップフィ
ーダ装置110と、上記台木苗搬送用コンベア20に隣
接して設けられた台木苗高さ計測装置120と、上記穂
木苗搬送用コンベア30に隣接して設けられた穂木苗高
さ計測装置130と、これら各装置を連携制御する制御
装置140とを備えている。
床面上に水平に固定されたベース10と、このベース1
0上に設けられ台木苗搬送用トレイTXを図1中矢印A
方向へ搬送する台木苗搬送用コンベア20と、ベース1
0上に設けられるとともに台木苗搬送用コンベア20に
平行に配置され穂木苗搬送用トレイTYを図1中矢印B
方向へ搬送する穂木苗搬送用コンベア30と、台木苗搬
送用コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30との間に
配置され、台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を認識
する位置・姿勢認識装置40と、この位置・姿勢認識装
置40の図1中左方であって台木苗搬送用コンベア20
を挟んで反対側に配置された台木形成装置50と、位置
・姿勢認識装置40の図1中左方であって台木苗搬送用
コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30との間に配置
された穂木位置決め装置60と、この穂木位置決め装置
60に対して穂木苗搬送用コンベア30を挟んだ位置に
配置された穂木切断装置90と、穂木位置決め装置60
に対して台木苗搬送用コンベア20を挟んだ位置に配置
されたクリップ固定装置100と、このクリップ固定装
置100にゴムクリップCを供給するゴムクリップフィ
ーダ装置110と、上記台木苗搬送用コンベア20に隣
接して設けられた台木苗高さ計測装置120と、上記穂
木苗搬送用コンベア30に隣接して設けられた穂木苗高
さ計測装置130と、これら各装置を連携制御する制御
装置140とを備えている。
【0035】なお、以下説明中において、ベース10の
面に対して平行な方向を水平方向、ベース10の面に対
して垂直な方向を鉛直方向とする。台木苗搬送用コンベ
ア20は、図1に示すようにベース10上に固定され水
平方向の回転軸を有し、その回転軸に駆動ローラ21a
が設けられた回転モータ21と、この回転モータ21か
ら所定距離離れた位置に設けられ回転モータ21の回転
軸に対して平行の回転軸を有する従動ローラ22と、こ
れら駆動ローラ21aと従動ローラ22との間に掛け渡
された無端ベルト23とを備えている。無端ベルト23
は回転モータ21の回転により図中矢印A方向に駆動さ
れる。なお、回転モータ21は制御装置140に接続さ
れており、後述するタイミングにしたがって動作・停止
の制御が行われ、所定の作業位置に停止する。なお、図
2に示すように無端ベルト23には台木苗用列型トレイ
TXが載置されており、この台木苗用列型トレイTXに
は複数の台木苗Xが一本ずつ植えられている。
面に対して平行な方向を水平方向、ベース10の面に対
して垂直な方向を鉛直方向とする。台木苗搬送用コンベ
ア20は、図1に示すようにベース10上に固定され水
平方向の回転軸を有し、その回転軸に駆動ローラ21a
が設けられた回転モータ21と、この回転モータ21か
ら所定距離離れた位置に設けられ回転モータ21の回転
軸に対して平行の回転軸を有する従動ローラ22と、こ
れら駆動ローラ21aと従動ローラ22との間に掛け渡
された無端ベルト23とを備えている。無端ベルト23
は回転モータ21の回転により図中矢印A方向に駆動さ
れる。なお、回転モータ21は制御装置140に接続さ
れており、後述するタイミングにしたがって動作・停止
の制御が行われ、所定の作業位置に停止する。なお、図
2に示すように無端ベルト23には台木苗用列型トレイ
TXが載置されており、この台木苗用列型トレイTXに
は複数の台木苗Xが一本ずつ植えられている。
【0036】穂木苗搬送用コンベア30は、ベース10
上に固定され水平方向の回転軸を有し、その回転軸に駆
動ローラ31aが設けられた回転モータ31と、この回
転モータ31から所定距離離れた位置に設けられ回転モ
ータ31の回転軸に対して平行の回転軸を有する従動ロ
ーラ32と、これら駆動ローラ31aと従動ローラ32
との間に掛け渡された無端ベルト33とを備えている。
無端ベルト33は回転モータ31の回転により図中矢印
B方向に駆動される。なお、回転モータ31は制御装置
140に接続されており、後述するタイミングにしたが
って動作・停止の制御が行われ、所定の作業位置に停止
する。なお、図2に示すように無端ベルト33には穂木
苗用列型トレイTYが載置されており、この穂木苗用列
型トレイTYには複数の穂木苗Yが一本ずつ植えられて
いる。
上に固定され水平方向の回転軸を有し、その回転軸に駆
動ローラ31aが設けられた回転モータ31と、この回
転モータ31から所定距離離れた位置に設けられ回転モ
ータ31の回転軸に対して平行の回転軸を有する従動ロ
ーラ32と、これら駆動ローラ31aと従動ローラ32
との間に掛け渡された無端ベルト33とを備えている。
無端ベルト33は回転モータ31の回転により図中矢印
B方向に駆動される。なお、回転モータ31は制御装置
140に接続されており、後述するタイミングにしたが
って動作・停止の制御が行われ、所定の作業位置に停止
する。なお、図2に示すように無端ベルト33には穂木
苗用列型トレイTYが載置されており、この穂木苗用列
型トレイTYには複数の穂木苗Yが一本ずつ植えられて
いる。
【0037】位置・姿勢認識装置40は、図1及び図2
に示すようにベース10に固定された平板状の架台41
と、架台41上に設けられA方向及びB方向に対して平
行に動作する水平リニアアクチュエータ42と、この水
平リニアアクチュエータ42の上部に取り付けられたロ
ータリアクチュエータ43と、このロータリアクチュエ
ータ43の先端に取り付けられた鉛直リニアアクチュエ
ータ44と、この鉛直リニアアクチュエータ44に往復
動自在に取り付けられたレーザ変位センサ45が取り付
けられている。レーザ変位センサ45はレーザを発射
し、被測定物に反射して戻ってきたレーザを検出するこ
とによりレーザ変位センサ45から被測定物までの距離
を測定する機能を有している。なお、図中46は制御装
置140と水平リニアアクチュエータ42等を接続する
可撓性のケーブルを示している。
に示すようにベース10に固定された平板状の架台41
と、架台41上に設けられA方向及びB方向に対して平
行に動作する水平リニアアクチュエータ42と、この水
平リニアアクチュエータ42の上部に取り付けられたロ
ータリアクチュエータ43と、このロータリアクチュエ
ータ43の先端に取り付けられた鉛直リニアアクチュエ
ータ44と、この鉛直リニアアクチュエータ44に往復
動自在に取り付けられたレーザ変位センサ45が取り付
けられている。レーザ変位センサ45はレーザを発射
し、被測定物に反射して戻ってきたレーザを検出するこ
とによりレーザ変位センサ45から被測定物までの距離
を測定する機能を有している。なお、図中46は制御装
置140と水平リニアアクチュエータ42等を接続する
可撓性のケーブルを示している。
【0038】なお、位置・姿勢認識装置40は台木苗搬
送用コンベア20及び穂木苗搬送用コンベア30により
搬送されている台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を
認識する機能を有している。
送用コンベア20及び穂木苗搬送用コンベア30により
搬送されている台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を
認識する機能を有している。
【0039】台木形成装置50は、図2及び図3に示す
ようにベース10上に対し、図2及び図3中矢印V方向
に沿って往復動可能に形成されたz軸テーブル51と、
このz軸テーブル51上に設けられ、台木苗用搬送コン
ベア20の搬送方向と平行に動作するx軸リニアアクチ
ュエータ52と、z軸テーブル51上に設けられx軸リ
ニアアクチュエータ52と平行に配置されたリニアガイ
ド53と、x軸リニアアクチュエータ52及びリニアガ
イド53上に図中矢印K方向にスライド自在に設けられ
x軸リニアアクチュエータ52の動作方向に対して垂直
に動作するy軸リニアアクチュエータ54と、このy軸
リニアアクチュエータ54の上に図中矢印L方向にスラ
イド自在に設けられy軸リニアアクチュエータ54の動
作方向に対して平行の方向に動作するエアシリンダテー
ブル55と、このエアシリンダテーブル55の台木苗用
搬送コンベア20側の一端にスライド自在に取り付けら
れ台木苗Xの台部Xhを保持するグリッパ56とこのグ
リッパ56に一体に取り付けられた台木切断機構57を
備えている。この台木形成装置50は台木苗Xの穂部X
hを切除することにより台木を形成する機能を有してい
る。なお、図1中58は切除された穂部Xhを収容する
廃棄箱である。
ようにベース10上に対し、図2及び図3中矢印V方向
に沿って往復動可能に形成されたz軸テーブル51と、
このz軸テーブル51上に設けられ、台木苗用搬送コン
ベア20の搬送方向と平行に動作するx軸リニアアクチ
ュエータ52と、z軸テーブル51上に設けられx軸リ
ニアアクチュエータ52と平行に配置されたリニアガイ
ド53と、x軸リニアアクチュエータ52及びリニアガ
イド53上に図中矢印K方向にスライド自在に設けられ
x軸リニアアクチュエータ52の動作方向に対して垂直
に動作するy軸リニアアクチュエータ54と、このy軸
リニアアクチュエータ54の上に図中矢印L方向にスラ
イド自在に設けられy軸リニアアクチュエータ54の動
作方向に対して平行の方向に動作するエアシリンダテー
ブル55と、このエアシリンダテーブル55の台木苗用
搬送コンベア20側の一端にスライド自在に取り付けら
れ台木苗Xの台部Xhを保持するグリッパ56とこのグ
リッパ56に一体に取り付けられた台木切断機構57を
備えている。この台木形成装置50は台木苗Xの穂部X
hを切除することにより台木を形成する機能を有してい
る。なお、図1中58は切除された穂部Xhを収容する
廃棄箱である。
【0040】台木切断機構57は、グリッパ56の下方
に取り付けられており、図9の(a)に示すように台木
苗Xの下胚軸部Xkに対して約30度の角度で切断する
機能を有している。
に取り付けられており、図9の(a)に示すように台木
苗Xの下胚軸部Xkに対して約30度の角度で切断する
機能を有している。
【0041】穂木位置決め装置60は、図1,図2及び
図4に示すように回転テーブル61と、この回転テーブ
ル61上に設けられた一対の穂木位置決めユニット7
0,70を備えている。これら穂木位置決めユニット7
0,70は回転テーブル61の中心を対称として配置さ
れている。
図4に示すように回転テーブル61と、この回転テーブ
ル61上に設けられた一対の穂木位置決めユニット7
0,70を備えている。これら穂木位置決めユニット7
0,70は回転テーブル61の中心を対称として配置さ
れている。
【0042】回転テーブル61は、ベース10に設けら
れた支持台(不図示)と、この支持台に設けられ鉛直方
向の軸を有するロータリアクチュエータ63と、このロ
ータリアクチュエータ63の回転軸にその中心部を支持
されたテーブル64を備えている。なお、ロータリアク
チュエータ63は制御装置140により回転制御されて
いる。
れた支持台(不図示)と、この支持台に設けられ鉛直方
向の軸を有するロータリアクチュエータ63と、このロ
ータリアクチュエータ63の回転軸にその中心部を支持
されたテーブル64を備えている。なお、ロータリアク
チュエータ63は制御装置140により回転制御されて
いる。
【0043】穂木位置決めユニット70は、図4に示す
ように回転テーブル61上を図中S方向にスライド自在
に設けられた架台71と、この架台71を駆動するため
の駆動モータ72と、無端ベルト73を備えている。架
台71上には、回転テーブル61の外周側の端部に設け
られ台木苗Xの台部Xd及び穂木苗Yの台部Yhを保持
するための台部保持機構80と、回転テーブル61の中
心軸側の端部に設けられた鉛直リニアアクチュエータ8
1と、この鉛直リニアアクチュエータ81に図4中P方
向にスライド自在に取り付けられ穂木苗Yの穂部Yhを
保持するための穂木苗保持機構82及びクリップ固定の
際に穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台部Xdとの接合
部を支えるための接ぎ木補助機構としての苗キーパ83
とが設けられている。なお、図4中84は台部保持機構
80を図中矢印P方向に沿って往復動させる昇降機構8
4を示している。
ように回転テーブル61上を図中S方向にスライド自在
に設けられた架台71と、この架台71を駆動するため
の駆動モータ72と、無端ベルト73を備えている。架
台71上には、回転テーブル61の外周側の端部に設け
られ台木苗Xの台部Xd及び穂木苗Yの台部Yhを保持
するための台部保持機構80と、回転テーブル61の中
心軸側の端部に設けられた鉛直リニアアクチュエータ8
1と、この鉛直リニアアクチュエータ81に図4中P方
向にスライド自在に取り付けられ穂木苗Yの穂部Yhを
保持するための穂木苗保持機構82及びクリップ固定の
際に穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台部Xdとの接合
部を支えるための接ぎ木補助機構としての苗キーパ83
とが設けられている。なお、図4中84は台部保持機構
80を図中矢印P方向に沿って往復動させる昇降機構8
4を示している。
【0044】台部保持機構80は、支持部80aと、こ
の支持部80aに開閉自在に取り付けられた一対のアー
ム80b,80cと、これらアーム80b,80cの先
端にそれぞれ取り付けられた爪80d,80eとを備え
ている。
の支持部80aに開閉自在に取り付けられた一対のアー
ム80b,80cと、これらアーム80b,80cの先
端にそれぞれ取り付けられた爪80d,80eとを備え
ている。
【0045】穂木苗保持機構82は、支持部82aと、
この支持部82aに開閉自在に取り付けられた一対のア
ーム82b,82cと、これらアーム82b,82cの
先端にそれぞれ取り付けられた爪82d,82eとを備
えている。
この支持部82aに開閉自在に取り付けられた一対のア
ーム82b,82cと、これらアーム82b,82cの
先端にそれぞれ取り付けられた爪82d,82eとを備
えている。
【0046】なお、穂木位置決め装置60は、後述する
穂木切断装置90により穂木苗Xを切断する際に穂木苗
Yの穂部Yhを保持する機能と、図5に示すようにこの
穂部Yhの切断面を台木苗搬送用コンベア20上に待機
している台木苗Xの台部Xdの切断面に密着するように
位置決めする機能と、位置決めされた台木苗Xの台部X
d及び穂木苗Yの穂部Yhの接合部に後述するクリップ
固定装置100を用いてゴムクリップCを固定する際の
補助を行う機能とを有している。
穂木切断装置90により穂木苗Xを切断する際に穂木苗
Yの穂部Yhを保持する機能と、図5に示すようにこの
穂部Yhの切断面を台木苗搬送用コンベア20上に待機
している台木苗Xの台部Xdの切断面に密着するように
位置決めする機能と、位置決めされた台木苗Xの台部X
d及び穂木苗Yの穂部Yhの接合部に後述するクリップ
固定装置100を用いてゴムクリップCを固定する際の
補助を行う機能とを有している。
【0047】穂木切断装置90は、図1及び図2に示す
ようにベース10から所定高さに設置され、穂木苗搬送
用コンベア30の搬送方向に対して垂直方向に作動する
リニアアクチュエータ91と、このリニアアクチュエー
タ91上に図中矢印E方向にスライド自在に取り付けら
れたペンシリンダ92と、このペンシリンダ92の穂木
苗搬送用コンベア30側の端部に図中F方向にスライド
自在に接続されたカッタ93と、リニアアクチュエータ
91を図2中矢印V方向に昇降させる昇降機構94とを
備えている。なお、カッタ93の刃は穂木苗Yの下胚軸
部Ykに対して約30度の角度が設けられている。な
お、穂木切断装置90は、穂木苗搬送用コンベア30上
の穂木苗Yを切断する機能を有しており、穂木苗Yは図
9の(b)に示すように切断される。
ようにベース10から所定高さに設置され、穂木苗搬送
用コンベア30の搬送方向に対して垂直方向に作動する
リニアアクチュエータ91と、このリニアアクチュエー
タ91上に図中矢印E方向にスライド自在に取り付けら
れたペンシリンダ92と、このペンシリンダ92の穂木
苗搬送用コンベア30側の端部に図中F方向にスライド
自在に接続されたカッタ93と、リニアアクチュエータ
91を図2中矢印V方向に昇降させる昇降機構94とを
備えている。なお、カッタ93の刃は穂木苗Yの下胚軸
部Ykに対して約30度の角度が設けられている。な
お、穂木切断装置90は、穂木苗搬送用コンベア30上
の穂木苗Yを切断する機能を有しており、穂木苗Yは図
9の(b)に示すように切断される。
【0048】クリップ固定装置100は、図1及び図2
に示すように、ベース10から所定高さに設置され、台
木苗搬送用コンベア20の搬送方向に対して垂直方向に
作動するリニアアクチュエータ101と、このリニアア
クチュエータ101上にスライド自在に配置されリニア
アクチュエータ101の作動方向と平行な軸を中心軸と
して回転動作するスイングシリンダ102と、このスイ
ングシリンダ102の台木苗搬送用コンベア20側の端
部に取り付けられたグリッパ103と、リニアアクチュ
エータ101を図中矢印V方向に昇降させる昇降機構1
04とを備えている。
に示すように、ベース10から所定高さに設置され、台
木苗搬送用コンベア20の搬送方向に対して垂直方向に
作動するリニアアクチュエータ101と、このリニアア
クチュエータ101上にスライド自在に配置されリニア
アクチュエータ101の作動方向と平行な軸を中心軸と
して回転動作するスイングシリンダ102と、このスイ
ングシリンダ102の台木苗搬送用コンベア20側の端
部に取り付けられたグリッパ103と、リニアアクチュ
エータ101を図中矢印V方向に昇降させる昇降機構1
04とを備えている。
【0049】なお、クリップ固定装置100は、後述す
るゴムクリップフィーダ装置110からゴムクリップC
を取り出し、前述した穂木苗位置決め装置60により保
持された台木苗Xの台部Xd及び穂木苗Yの穂部Yhの
接合部に後述するゴムクリップCを取り付ける機能を有
している。
るゴムクリップフィーダ装置110からゴムクリップC
を取り出し、前述した穂木苗位置決め装置60により保
持された台木苗Xの台部Xd及び穂木苗Yの穂部Yhの
接合部に後述するゴムクリップCを取り付ける機能を有
している。
【0050】グリッパ103は、支持部103aと、こ
の支持部103aに開閉自在に取り付けられた一対のア
ーム103b,103cと、これらアーム103b,1
03cの先端にそれぞれ取り付けられた爪103d,1
03eとを備えている。
の支持部103aに開閉自在に取り付けられた一対のア
ーム103b,103cと、これらアーム103b,1
03cの先端にそれぞれ取り付けられた爪103d,1
03eとを備えている。
【0051】なお、ゴムクリップフィーダ装置110
は、棒状に形成されたクリップ体C′を所定の長さに切
断してゴムクリップCとして前述したクリップ固定装置
100に供給する機能を有している。
は、棒状に形成されたクリップ体C′を所定の長さに切
断してゴムクリップCとして前述したクリップ固定装置
100に供給する機能を有している。
【0052】台木苗高さ計測装置120は、図1及び図
2に示すように相対向して配置された投光部121及び
受光部122とを備えている。なお、受光部122は制
御装置(演算手段)140に接続されている。
2に示すように相対向して配置された投光部121及び
受光部122とを備えている。なお、受光部122は制
御装置(演算手段)140に接続されている。
【0053】台木苗高さ計測装置120の投光部121
は図7の(a)に示すように鉛直方向に並べられた例え
ばLED等の複数の発光素子121a,121b,…,
121nを備えている。一方、受光部122は図7の
(b)に示すように鉛直方向に並べられた例えばフォト
トランジスタ等の感光素子122a,122b,…,1
22nを備えている。なお、発光素子121a,121
b,…,121nと感光素子122a,122b,…,
122nとはそれぞれ対向配置され、例えば感光素子1
22aは発光素子121aの発した光Wを検出するよう
に構成されている。一方、制御装置140では、図8に
示すように受光部122において受光した感光素子12
2a,122b,…,122nの数から台木苗Xの高さ
を算出する機能を有している。
は図7の(a)に示すように鉛直方向に並べられた例え
ばLED等の複数の発光素子121a,121b,…,
121nを備えている。一方、受光部122は図7の
(b)に示すように鉛直方向に並べられた例えばフォト
トランジスタ等の感光素子122a,122b,…,1
22nを備えている。なお、発光素子121a,121
b,…,121nと感光素子122a,122b,…,
122nとはそれぞれ対向配置され、例えば感光素子1
22aは発光素子121aの発した光Wを検出するよう
に構成されている。一方、制御装置140では、図8に
示すように受光部122において受光した感光素子12
2a,122b,…,122nの数から台木苗Xの高さ
を算出する機能を有している。
【0054】一方、穂木苗高さ計測装置130は、図1
及び図2に示すように相対向して配置された投光部13
1及び受光部132とを備えている。なお、受光部13
2は制御装置(演算手段)140に接続されている。
及び図2に示すように相対向して配置された投光部13
1及び受光部132とを備えている。なお、受光部13
2は制御装置(演算手段)140に接続されている。
【0055】穂木苗高さ計測装置130は、台木苗高さ
計測装置120と同様に構成されている。すなわち、投
光部131は図7の(a)に示すように鉛直方向に並べ
られた例えばLED等の複数の発光素子131a,13
1b,…,131nを備えている。一方、受光部132
は図7の(b)に示すように鉛直方向に並べられた例え
ばフォトトランジスタ等の感光素子132a,132
b,…,132nを備えている。なお、発光素子131
a,131b,…,131nと感光素子132a,13
2b,…,132nとはそれぞれ対向配置され、例えば
感光素子132aは発光素子131aの発した光Wを検
出するように構成されている。一方、制御装置140で
は、図8に示すように、受光部132において受光した
感光素子132a,132b,…,132nの数から穂
木苗Yの高さを算出する機能を有している。
計測装置120と同様に構成されている。すなわち、投
光部131は図7の(a)に示すように鉛直方向に並べ
られた例えばLED等の複数の発光素子131a,13
1b,…,131nを備えている。一方、受光部132
は図7の(b)に示すように鉛直方向に並べられた例え
ばフォトトランジスタ等の感光素子132a,132
b,…,132nを備えている。なお、発光素子131
a,131b,…,131nと感光素子132a,13
2b,…,132nとはそれぞれ対向配置され、例えば
感光素子132aは発光素子131aの発した光Wを検
出するように構成されている。一方、制御装置140で
は、図8に示すように、受光部132において受光した
感光素子132a,132b,…,132nの数から穂
木苗Yの高さを算出する機能を有している。
【0056】このように構成された接ぎ木装置は次のよ
うにして接ぎ木作業を行う。すなわち、最初に台木苗搬
送用コンベア20に台木苗供給装置(不図示)により台
木苗用列型トレイTXに入れられた台木苗Xを連続的に
供給するとともに、穂木苗搬送用コンベア30に穂木苗
供給装置(不図示)により穂木苗用列型トレイTYに入
れられた穂木苗Yを連続的に供給する。供給された台木
苗X及び穂木苗Yはそれぞれ搬送方向A及びBに沿って
それぞれ台木苗高さ計測装置120及び穂木苗高さ計測
装置130近傍まで移動し、通過する。
うにして接ぎ木作業を行う。すなわち、最初に台木苗搬
送用コンベア20に台木苗供給装置(不図示)により台
木苗用列型トレイTXに入れられた台木苗Xを連続的に
供給するとともに、穂木苗搬送用コンベア30に穂木苗
供給装置(不図示)により穂木苗用列型トレイTYに入
れられた穂木苗Yを連続的に供給する。供給された台木
苗X及び穂木苗Yはそれぞれ搬送方向A及びBに沿って
それぞれ台木苗高さ計測装置120及び穂木苗高さ計測
装置130近傍まで移動し、通過する。
【0057】このとき、台木苗高さ計測装置120の投
光部121からの光Wの一部を図8に示すように台木苗
Xが遮光する。受光部122の光を受けた受光素子12
2a〜122nからの信号が制御装置140に入力され
る。制御装置140では、最も高い位置の受光素子に対
応する高さ位置が台木苗Xの高さであることが算出され
る。
光部121からの光Wの一部を図8に示すように台木苗
Xが遮光する。受光部122の光を受けた受光素子12
2a〜122nからの信号が制御装置140に入力され
る。制御装置140では、最も高い位置の受光素子に対
応する高さ位置が台木苗Xの高さであることが算出され
る。
【0058】同様にして穂木苗高さ計測装置130から
の信号に基づいて制御装置140において穂木苗Yの高
さが算出される。次に台木苗X及び穂木苗Yは、位置・
姿勢認識装置40近傍まで移動して、停止する。ここ
で、位置・姿勢認識装置40は台木苗搬送用コンベア2
0及び穂木苗搬送用コンベア30により搬送されている
台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を認識する。
の信号に基づいて制御装置140において穂木苗Yの高
さが算出される。次に台木苗X及び穂木苗Yは、位置・
姿勢認識装置40近傍まで移動して、停止する。ここ
で、位置・姿勢認識装置40は台木苗搬送用コンベア2
0及び穂木苗搬送用コンベア30により搬送されている
台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を認識する。
【0059】ロータリアクチュエータ43を作動させ、
レーザ変位センサ45を台木苗搬送用コンベア20側に
向け、複数の高さ位置でそれぞれレーザ変位センサ45
から下胚軸部Xkまでの距離を計測する。このようにし
て得られたデータから、台木苗用列型トレイTX内での
位置及び姿勢を認識する。この後、ロータリアクチュエ
ータ43を作動させることにより、レーザ変位センサ4
5の向きを180度回転させて、穂木苗搬送用コンベア
20側に向け、同様にして穂木苗Yの位置及び姿勢の測
定及び認識を行なう。
レーザ変位センサ45を台木苗搬送用コンベア20側に
向け、複数の高さ位置でそれぞれレーザ変位センサ45
から下胚軸部Xkまでの距離を計測する。このようにし
て得られたデータから、台木苗用列型トレイTX内での
位置及び姿勢を認識する。この後、ロータリアクチュエ
ータ43を作動させることにより、レーザ変位センサ4
5の向きを180度回転させて、穂木苗搬送用コンベア
20側に向け、同様にして穂木苗Yの位置及び姿勢の測
定及び認識を行なう。
【0060】なお、台木苗搬送用コンベア20及び穂木
苗搬送用コンベア30は上述した位置・姿勢認識装置4
0により認識された台木苗用列型トレイTX及び穂木苗
用列型トレイTY内での台木苗X及び穂木苗Yの位置・
姿勢情報は制御装置140内に記憶される。また、制御
装置140はこの位置・姿勢情報に基づいて、後述する
穂木位置決め装置60、穂木切断装置90、クリップ固
定装置100における各作業を行う際に所定の位置に台
木苗X及び穂木苗Yが停止するように台木苗搬送用コン
ベア20及び穂木苗搬送用コンベア30を制御する。
苗搬送用コンベア30は上述した位置・姿勢認識装置4
0により認識された台木苗用列型トレイTX及び穂木苗
用列型トレイTY内での台木苗X及び穂木苗Yの位置・
姿勢情報は制御装置140内に記憶される。また、制御
装置140はこの位置・姿勢情報に基づいて、後述する
穂木位置決め装置60、穂木切断装置90、クリップ固
定装置100における各作業を行う際に所定の位置に台
木苗X及び穂木苗Yが停止するように台木苗搬送用コン
ベア20及び穂木苗搬送用コンベア30を制御する。
【0061】台木苗Xの位置及び姿勢が認識された時点
で台木苗搬送用コンベア20は台木苗Xを台木形成装置
50近傍まで搬送する。なお、台木形成装置50では上
述した台木苗高さ計測装置120により計測された高さ
位置に基づいて子葉Xjの直下点Qが切断されるように
z軸テーブル51を昇降させる。なお、台木形成装置5
0近傍では、必ずしも一定の位置に停止するとは限らな
いので停止した位置及び位置・姿勢認識装置40よって
認識された姿勢に基づいて、台木苗Xを正確に保持する
ためにx軸リニアアクチュエータ52及びy軸リニアア
クチュエータ54を作動させて正確に位置決めする。
で台木苗搬送用コンベア20は台木苗Xを台木形成装置
50近傍まで搬送する。なお、台木形成装置50では上
述した台木苗高さ計測装置120により計測された高さ
位置に基づいて子葉Xjの直下点Qが切断されるように
z軸テーブル51を昇降させる。なお、台木形成装置5
0近傍では、必ずしも一定の位置に停止するとは限らな
いので停止した位置及び位置・姿勢認識装置40よって
認識された姿勢に基づいて、台木苗Xを正確に保持する
ためにx軸リニアアクチュエータ52及びy軸リニアア
クチュエータ54を作動させて正確に位置決めする。
【0062】位置決めが終了した時点で台木苗Xの位置
に基づいてエアシリンダテーブル55を作動させて、グ
リッパ56及び台木切断機構57を台木苗Xに近付け
る。次にグリッパ56を作動させて、台木苗Xの穂部X
hを保持する。
に基づいてエアシリンダテーブル55を作動させて、グ
リッパ56及び台木切断機構57を台木苗Xに近付け
る。次にグリッパ56を作動させて、台木苗Xの穂部X
hを保持する。
【0063】上述したように台木苗Xの穂部Xhを保持
した時点で、ペンシリンダ57aを作動させることによ
りカッタ57bを台木苗Xの下胚軸部Xkの子葉Xjの
直下点Qに当接させて、切断する。切断後はグリッパ5
6を開くことにより台木苗Xの穂部Xhを廃棄箱58に
捨てる。なお、台木苗Xの台部Xdの切断面は図9の
(a)に示すように下胚軸部Xkの軸線に対して30度
となり、図9の(b)に示すように穂木苗Yの穂部Yh
の切断面と対称になる。このため、穂木切断装置90に
よって切断された穂木苗Yの穂部Yhが、後述する穂木
位置決め装置60の回転テーブル61の回転によって穂
木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台部Xdとが位置決めさ
れ時、切断面がちょうど一致する。
した時点で、ペンシリンダ57aを作動させることによ
りカッタ57bを台木苗Xの下胚軸部Xkの子葉Xjの
直下点Qに当接させて、切断する。切断後はグリッパ5
6を開くことにより台木苗Xの穂部Xhを廃棄箱58に
捨てる。なお、台木苗Xの台部Xdの切断面は図9の
(a)に示すように下胚軸部Xkの軸線に対して30度
となり、図9の(b)に示すように穂木苗Yの穂部Yh
の切断面と対称になる。このため、穂木切断装置90に
よって切断された穂木苗Yの穂部Yhが、後述する穂木
位置決め装置60の回転テーブル61の回転によって穂
木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台部Xdとが位置決めさ
れ時、切断面がちょうど一致する。
【0064】続いて、台木となる台木苗Xの台部Xhを
台木苗用列型トレイTXに保持されたまま台木苗搬送用
コンベア20により搬送し、穂木位置決め装置60と、
クリップ固定装置100の間で停止する。
台木苗用列型トレイTXに保持されたまま台木苗搬送用
コンベア20により搬送し、穂木位置決め装置60と、
クリップ固定装置100の間で停止する。
【0065】このとき、台木苗Xは認識された位置及び
姿勢に基づいて所定の位置に停止する。一方、穂木苗搬
送用コンベア30は、位置及び姿勢が認識された穂木苗
Yが穂木位置決め装置60及び穂木切断装置90とを結
ぶ線上に位置するまで搬送を行う。
姿勢に基づいて所定の位置に停止する。一方、穂木苗搬
送用コンベア30は、位置及び姿勢が認識された穂木苗
Yが穂木位置決め装置60及び穂木切断装置90とを結
ぶ線上に位置するまで搬送を行う。
【0066】穂木位置決め装置60は、穂木苗Yの位置
・姿勢情報に基づいて、穂木苗搬送用コンベア30側に
位置する穂木位置決めユニット70の架台71を駆動モ
ータ72により無端ベルト73を介してスライド移動さ
せる。次に穂木高さ計測装置130により計測された穂
木苗Yの高さに基づいて鉛直リニアアクチュエータ81
により高さ方向の位置決めを行う。穂木苗保持機構82
のアーム82b,82cで穂木苗Yを保持する。また同
時に、穂木苗Yの高さに基づいて昇降機構84を作動さ
せて台部保持機構80を位置決めする。位置決めされた
台部保持機構80により台木苗搬送用コンベア20上の
穂木苗Yの台部Ydを保持する。
・姿勢情報に基づいて、穂木苗搬送用コンベア30側に
位置する穂木位置決めユニット70の架台71を駆動モ
ータ72により無端ベルト73を介してスライド移動さ
せる。次に穂木高さ計測装置130により計測された穂
木苗Yの高さに基づいて鉛直リニアアクチュエータ81
により高さ方向の位置決めを行う。穂木苗保持機構82
のアーム82b,82cで穂木苗Yを保持する。また同
時に、穂木苗Yの高さに基づいて昇降機構84を作動さ
せて台部保持機構80を位置決めする。位置決めされた
台部保持機構80により台木苗搬送用コンベア20上の
穂木苗Yの台部Ydを保持する。
【0067】一方、穂木切断装置90では、上述した穂
木苗高さ計測装置130により計測された高さ位置に基
づいて子葉Yjの直下点Qが切断されるように昇降機構
94を作動させてカッタ93の高さ位置を調節するとと
もに、穂木苗Yの位置・姿勢情報に基づいてリニアアク
チュエータ91を作動させることにより位置決めを行
う。
木苗高さ計測装置130により計測された高さ位置に基
づいて子葉Yjの直下点Qが切断されるように昇降機構
94を作動させてカッタ93の高さ位置を調節するとと
もに、穂木苗Yの位置・姿勢情報に基づいてリニアアク
チュエータ91を作動させることにより位置決めを行
う。
【0068】穂木位置決め装置60の穂木位置決めユニ
ット70による穂木苗Yの穂部Yhの保持及び穂木切断
装置90の位置決めが終了した時点で、ペンシリンダ9
2を作動させることによりカッタ93を保持されている
穂木苗Yの下胚軸部Ykの子葉Yjの直下点Qに当接さ
せて、穂木苗Yをその下胚軸部Ykの軸線に対して30
度の傾斜角で切断する。なお、この切断により穂木苗保
持機構82は穂木苗Yの穂部Yhのみを保持している。
ット70による穂木苗Yの穂部Yhの保持及び穂木切断
装置90の位置決めが終了した時点で、ペンシリンダ9
2を作動させることによりカッタ93を保持されている
穂木苗Yの下胚軸部Ykの子葉Yjの直下点Qに当接さ
せて、穂木苗Yをその下胚軸部Ykの軸線に対して30
度の傾斜角で切断する。なお、この切断により穂木苗保
持機構82は穂木苗Yの穂部Yhのみを保持している。
【0069】続いて、穂木位置決めユニット70を穂木
苗Yの穂部Yhの切断面の角度を維持したまま回転テー
ブル61のロータリアクチュエータを作動させることに
より180度回転させて台木苗搬送用コンベア20側に
向ける。
苗Yの穂部Yhの切断面の角度を維持したまま回転テー
ブル61のロータリアクチュエータを作動させることに
より180度回転させて台木苗搬送用コンベア20側に
向ける。
【0070】回転した後、台木苗Xの位置・姿勢情報に
基づいて、架台71を駆動モータ72により無端ベルト
73を介してスライド移動させるとともに、台木苗Xの
高さ情報に基づいて昇降機構84により台部保持機構8
0の高さ位置を位置決めする。位置決めされた台部保持
機構80により台木苗搬送用コンベア20上の台木苗X
の台部Xdを保持する。なお、穂木苗Yの穂部Yhの切
断面Ysは下胚軸部Ykの軸線に対して30度に切断さ
れているため、台木苗Xの台部Xdの切断面Xsとほぼ
平行に保たれている。さらに、密着した穂木苗Yの穂部
Yhと台木苗Xの台部Xdの接合面に苗キーパ83を当
接させて待機する。
基づいて、架台71を駆動モータ72により無端ベルト
73を介してスライド移動させるとともに、台木苗Xの
高さ情報に基づいて昇降機構84により台部保持機構8
0の高さ位置を位置決めする。位置決めされた台部保持
機構80により台木苗搬送用コンベア20上の台木苗X
の台部Xdを保持する。なお、穂木苗Yの穂部Yhの切
断面Ysは下胚軸部Ykの軸線に対して30度に切断さ
れているため、台木苗Xの台部Xdの切断面Xsとほぼ
平行に保たれている。さらに、密着した穂木苗Yの穂部
Yhと台木苗Xの台部Xdの接合面に苗キーパ83を当
接させて待機する。
【0071】クリップ固定装置100は、リニアアクチ
ュエータ101及びスイングシリンダ102を作動させ
てゴムクリップフィーダ装置110側にグリッパ103
を向け、ゴムクリップCを保持する。次に、リニアアク
チュエータ101を作動させて、穂木苗位置決め装置6
0で保持されている穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台
部Xdの接合部へゴムクリップCを押し当てる。このと
き、接合部は苗キーパ83によりゴムクリップCを装着
する際の押し付け力に対して逃げることなく、ゴムクリ
ップCが確実に嵌められ、接ぎ木が終了する。
ュエータ101及びスイングシリンダ102を作動させ
てゴムクリップフィーダ装置110側にグリッパ103
を向け、ゴムクリップCを保持する。次に、リニアアク
チュエータ101を作動させて、穂木苗位置決め装置6
0で保持されている穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台
部Xdの接合部へゴムクリップCを押し当てる。このと
き、接合部は苗キーパ83によりゴムクリップCを装着
する際の押し付け力に対して逃げることなく、ゴムクリ
ップCが確実に嵌められ、接ぎ木が終了する。
【0072】上述したように本第1の実施の形態の接ぎ
木装置においては、台木苗X及び穂木苗Yをそれぞれ子
葉Xj,Yjの直下点Qを切断することができる。この
ため、接合部が穂木の子葉の直下に位置し、子葉の重さ
により接合部にかかる力が弱められ、接合面のずれを防
止することができる。一方、接合部が台木の根元から最
も離れた位置、すなわち空洞が少ない上方で接合される
ので接合面の有効面積を高めることができる。したがっ
て、接ぎ木の成功率が向上する。
木装置においては、台木苗X及び穂木苗Yをそれぞれ子
葉Xj,Yjの直下点Qを切断することができる。この
ため、接合部が穂木の子葉の直下に位置し、子葉の重さ
により接合部にかかる力が弱められ、接合面のずれを防
止することができる。一方、接合部が台木の根元から最
も離れた位置、すなわち空洞が少ない上方で接合される
ので接合面の有効面積を高めることができる。したがっ
て、接ぎ木の成功率が向上する。
【0073】また、台木苗Xや穂木苗Yの高さが異常に
高い場合や低い場合には、接ぎ木作業を行うことなく不
良苗として先送りさせることができる。なお、受光部1
22,132では受光素子122a〜122n,132
a〜132nにより光Wを検出した位置から台木苗Xや
穂木苗Yの高さを検出するようにしているが、検出され
た光Wの量、すなわち高い苗木は遮光量が多く、低い苗
木は遮光量が少ないことを利用して台木苗Xや穂木苗Y
の高さを検出するようにしてもよい。
高い場合や低い場合には、接ぎ木作業を行うことなく不
良苗として先送りさせることができる。なお、受光部1
22,132では受光素子122a〜122n,132
a〜132nにより光Wを検出した位置から台木苗Xや
穂木苗Yの高さを検出するようにしているが、検出され
た光Wの量、すなわち高い苗木は遮光量が多く、低い苗
木は遮光量が少ないことを利用して台木苗Xや穂木苗Y
の高さを検出するようにしてもよい。
【0074】図10は本発明の第2の実施の形態に係る
接ぎ木装置を示す平面図であり、図11は接ぎ木装置の
要部を示す斜視図である。また、図12〜図16はこの
接ぎ木装置に組み込まれた各装置の構成及び作用等を説
明する図である。なお、本第2の実施の形態の接ぎ木装
置では、上述した第1の実施の形態の接ぎ木装置と同一
機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
接ぎ木装置を示す平面図であり、図11は接ぎ木装置の
要部を示す斜視図である。また、図12〜図16はこの
接ぎ木装置に組み込まれた各装置の構成及び作用等を説
明する図である。なお、本第2の実施の形態の接ぎ木装
置では、上述した第1の実施の形態の接ぎ木装置と同一
機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0075】図10及び図11に示すように接ぎ木装置
は、床面上に水平に固定されたベース10と、このベー
ス10上に設けられ台木苗搬送用トレイTXを図1中矢
印A方向へ搬送する台木苗搬送用コンベア20と、ベー
ス10上に設けられるとともに台木苗搬送用コンベア2
0に平行に配置され穂木苗搬送用トレイTYを図1中矢
印B方向へ搬送する穂木苗搬送用コンベア30と、台木
苗搬送用コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30との
間に配置され、台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を
認識する位置・姿勢認識装置40と、この位置・姿勢認
識装置40の図1中左方であって台木苗搬送用コンベア
20を挟んで反対側に配置された台木形成装置150
と、位置・姿勢認識装置40の図10中左方であって台
木苗搬送用コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30と
の間に配置された穂木位置決め装置160と、穂木位置
決め装置160に対して台木苗搬送用コンベア20を挟
んだ位置に配置されたクリップ固定装置100と、この
クリップ固定装置100にゴムクリップCを供給するゴ
ムクリップフィーダ装置110と、これら各装置を連携
制御する制御装置190とを備えている。
は、床面上に水平に固定されたベース10と、このベー
ス10上に設けられ台木苗搬送用トレイTXを図1中矢
印A方向へ搬送する台木苗搬送用コンベア20と、ベー
ス10上に設けられるとともに台木苗搬送用コンベア2
0に平行に配置され穂木苗搬送用トレイTYを図1中矢
印B方向へ搬送する穂木苗搬送用コンベア30と、台木
苗搬送用コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30との
間に配置され、台木苗X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を
認識する位置・姿勢認識装置40と、この位置・姿勢認
識装置40の図1中左方であって台木苗搬送用コンベア
20を挟んで反対側に配置された台木形成装置150
と、位置・姿勢認識装置40の図10中左方であって台
木苗搬送用コンベア20と穂木苗搬送用コンベア30と
の間に配置された穂木位置決め装置160と、穂木位置
決め装置160に対して台木苗搬送用コンベア20を挟
んだ位置に配置されたクリップ固定装置100と、この
クリップ固定装置100にゴムクリップCを供給するゴ
ムクリップフィーダ装置110と、これら各装置を連携
制御する制御装置190とを備えている。
【0076】台木苗搬送用コンベア20は制御装置19
0に接続されており、後述するタイミングにしたがって
動作・停止の制御が行われ、台木苗Xを所定の作業位置
に停止させる機能を有している。また、穂木苗搬送用コ
ンベア30は制御装置190に接続されており、後述す
るタイミングにしたがって動作・停止の制御が行われ、
穂木苗Yを所定の作業位置に停止させる機能を有してい
る。
0に接続されており、後述するタイミングにしたがって
動作・停止の制御が行われ、台木苗Xを所定の作業位置
に停止させる機能を有している。また、穂木苗搬送用コ
ンベア30は制御装置190に接続されており、後述す
るタイミングにしたがって動作・停止の制御が行われ、
穂木苗Yを所定の作業位置に停止させる機能を有してい
る。
【0077】台木形成装置150は、図11及び図12
に示すようにベース10上に対し、図11及び図12中
矢印V方向に沿って往復動可能に形成されたz軸テーブ
ル151と、このz軸テーブル151上に設けられ、台
木苗用搬送コンベア20の搬送方向と平行に動作するx
軸リニアアクチュエータ152と、z軸テーブル151
上に設けられx軸リニアアクチュエータ152と平行に
配置されたリニアガイド153と、x軸リニアアクチュ
エータ152及びリニアガイド153上に図中矢印K方
向にスライド自在に設けられx軸リニアアクチュエータ
152の動作方向に対して垂直に動作するy軸リニアア
クチュエータ154と、このy軸リニアアクチュエータ
154の上に図中矢印L方向にスライド自在に設けられ
y軸リニアアクチュエータ154の動作方向に対して平
行の方向に動作するエアシリンダテーブル155と、こ
のエアシリンダテーブル155の台木苗用搬送コンベア
120側の一端にスライド自在に取り付けられ台木苗X
の台部Xhを保持するグリッパ156とこのグリッパ1
56に一体に取り付けられた台木切断機構157と、グ
リッパ156に一体に取り付けられた後述する台木苗高
さ計測装置200を備えている。なお、図12中158
は切除された穂部Xhを収容する廃棄箱である。この台
木形成装置150は台木苗Xの穂部Xhを子葉Xjの直
下点Qで切除することにより台木を形成する機能を有し
ている。
に示すようにベース10上に対し、図11及び図12中
矢印V方向に沿って往復動可能に形成されたz軸テーブ
ル151と、このz軸テーブル151上に設けられ、台
木苗用搬送コンベア20の搬送方向と平行に動作するx
軸リニアアクチュエータ152と、z軸テーブル151
上に設けられx軸リニアアクチュエータ152と平行に
配置されたリニアガイド153と、x軸リニアアクチュ
エータ152及びリニアガイド153上に図中矢印K方
向にスライド自在に設けられx軸リニアアクチュエータ
152の動作方向に対して垂直に動作するy軸リニアア
クチュエータ154と、このy軸リニアアクチュエータ
154の上に図中矢印L方向にスライド自在に設けられ
y軸リニアアクチュエータ154の動作方向に対して平
行の方向に動作するエアシリンダテーブル155と、こ
のエアシリンダテーブル155の台木苗用搬送コンベア
120側の一端にスライド自在に取り付けられ台木苗X
の台部Xhを保持するグリッパ156とこのグリッパ1
56に一体に取り付けられた台木切断機構157と、グ
リッパ156に一体に取り付けられた後述する台木苗高
さ計測装置200を備えている。なお、図12中158
は切除された穂部Xhを収容する廃棄箱である。この台
木形成装置150は台木苗Xの穂部Xhを子葉Xjの直
下点Qで切除することにより台木を形成する機能を有し
ている。
【0078】台木切断機構157は、グリッパ156の
下方に取り付けられており、図9の(a)に示すように
台木苗Xの下胚軸部Xkに対して約30度の角度で切断
するカッタ157aを備えている。
下方に取り付けられており、図9の(a)に示すように
台木苗Xの下胚軸部Xkに対して約30度の角度で切断
するカッタ157aを備えている。
【0079】台木苗高さ計測装置200は、図12に示
すように相対向して配置された投光部201及び受光部
202とを備えている。なお、受光部202は制御装置
(演算手段)190に接続されている。また、投光部2
01と受光部202との間隔は台木苗Xの子葉Xjが十
分に通過できる間隔に設定されている。
すように相対向して配置された投光部201及び受光部
202とを備えている。なお、受光部202は制御装置
(演算手段)190に接続されている。また、投光部2
01と受光部202との間隔は台木苗Xの子葉Xjが十
分に通過できる間隔に設定されている。
【0080】台木苗高さ計測装置200の投光部201
は図13に示すように水平方向に並べられた例えばLE
D等の複数の発光素子201a,201b,…,201
nを備えている。一方、受光部202は水平方向に並べ
られた例えばフォトトランジスタ等の感光素子202
a,202b,…,202n(不図示)を備えている。
なお、発光素子201a,201b,…,201nと感
光素子202a,202b,…,202nとはそれぞれ
対向配置され、例えば感光素子202aは発光素子20
1aの発した光を検出するように構成されている。一
方、制御装置190では、図14に示すように受光部2
02において受光した感光素子202a,202b,
…,202nの数から台木苗Xの高さを算出する機能を
有している。
は図13に示すように水平方向に並べられた例えばLE
D等の複数の発光素子201a,201b,…,201
nを備えている。一方、受光部202は水平方向に並べ
られた例えばフォトトランジスタ等の感光素子202
a,202b,…,202n(不図示)を備えている。
なお、発光素子201a,201b,…,201nと感
光素子202a,202b,…,202nとはそれぞれ
対向配置され、例えば感光素子202aは発光素子20
1aの発した光を検出するように構成されている。一
方、制御装置190では、図14に示すように受光部2
02において受光した感光素子202a,202b,
…,202nの数から台木苗Xの高さを算出する機能を
有している。
【0081】穂木位置決め装置160は、図15及び図
16に示すように回転テーブル161と、この回転テー
ブル161上に設けられた一対の穂木位置決めユニット
170,170を備えている。これら穂木位置決めユニ
ット170,170は回転テーブル161の中心を対称
として配置されている。なお、穂木位置決め装置160
は、切断した穂木苗の穂木を台木苗の台木に位置決めす
る機能を有している。
16に示すように回転テーブル161と、この回転テー
ブル161上に設けられた一対の穂木位置決めユニット
170,170を備えている。これら穂木位置決めユニ
ット170,170は回転テーブル161の中心を対称
として配置されている。なお、穂木位置決め装置160
は、切断した穂木苗の穂木を台木苗の台木に位置決めす
る機能を有している。
【0082】回転テーブル161は、ベース10に設け
られた支持台(不図示)と、この支持台に設けられ鉛直
方向の軸を有するロータリアクチュエータ163と、こ
のロータリアクチュエータ163の回転軸にその中心部
を支持されたテーブル164を備えている。なお、ロー
タリアクチュエータ163は制御装置190により回転
制御されている。
られた支持台(不図示)と、この支持台に設けられ鉛直
方向の軸を有するロータリアクチュエータ163と、こ
のロータリアクチュエータ163の回転軸にその中心部
を支持されたテーブル164を備えている。なお、ロー
タリアクチュエータ163は制御装置190により回転
制御されている。
【0083】穂木位置決めユニット170は、図15に
示すように回転テーブル161上を図中S方向にスライ
ド自在に設けられた架台171と、この架台171を駆
動するための駆動モータ172と、無端ベルト173を
備えている。架台171上には、回転テーブル161の
外周側の端部に設けられ台木苗Xの台部Xd及び穂木苗
Yの台部Yhを保持するための台部保持機構180と、
回転テーブル161の中心軸側の端部に設けられた鉛直
リニアアクチュエータ181と、この鉛直リニアアクチ
ュエータ181に図15中P方向にスライド自在に取り
付けられ穂木苗Yの穂部Yhを保持するための穂木苗保
持機構182及び図15中矢印S方向に作動するアクチ
ュエータ183とを備えている。アクチュエータ183
には図16中矢印G方向に往復動するアクチュエータ1
84が設けられており、このアクチュエータ184には
クリップ固定の際に穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台
部Xdとの接合部を支えるための苗キーパ185及びカ
ッタ186とが設けられている。なお、図15中187
は台部保持機構80を図中矢印P方向に沿って往復動さ
せる昇降機構を示している。
示すように回転テーブル161上を図中S方向にスライ
ド自在に設けられた架台171と、この架台171を駆
動するための駆動モータ172と、無端ベルト173を
備えている。架台171上には、回転テーブル161の
外周側の端部に設けられ台木苗Xの台部Xd及び穂木苗
Yの台部Yhを保持するための台部保持機構180と、
回転テーブル161の中心軸側の端部に設けられた鉛直
リニアアクチュエータ181と、この鉛直リニアアクチ
ュエータ181に図15中P方向にスライド自在に取り
付けられ穂木苗Yの穂部Yhを保持するための穂木苗保
持機構182及び図15中矢印S方向に作動するアクチ
ュエータ183とを備えている。アクチュエータ183
には図16中矢印G方向に往復動するアクチュエータ1
84が設けられており、このアクチュエータ184には
クリップ固定の際に穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台
部Xdとの接合部を支えるための苗キーパ185及びカ
ッタ186とが設けられている。なお、図15中187
は台部保持機構80を図中矢印P方向に沿って往復動さ
せる昇降機構を示している。
【0084】台部保持機構180は、支持部180a
と、この支持部180aに開閉自在に取り付けられた一
対のアーム180b,180cと、これらアーム180
b,180cの先端にそれぞれ取り付けられた爪180
d,180eとを備えている。
と、この支持部180aに開閉自在に取り付けられた一
対のアーム180b,180cと、これらアーム180
b,180cの先端にそれぞれ取り付けられた爪180
d,180eとを備えている。
【0085】穂木苗保持機構182は、支持部182a
と、この支持部182aに開閉自在に取り付けられた一
対のアーム182b,182cと、これらアーム182
b,182cの先端にそれぞれ取り付けられた爪182
d,182eと、穂木苗高さ計測装置210とを備えて
いる。
と、この支持部182aに開閉自在に取り付けられた一
対のアーム182b,182cと、これらアーム182
b,182cの先端にそれぞれ取り付けられた爪182
d,182eと、穂木苗高さ計測装置210とを備えて
いる。
【0086】なお、穂木位置決め装置160は、穂木苗
Yの高さを計測する機能と、穂木苗搬送用コンベア30
上の穂木苗Yを切断する際に穂木苗Yの穂部Yhを保持
するとともに切断する機能と、この穂部Yhの切断面を
台木苗搬送用コンベア20上に待機している台木苗Xの
台部Xdの切断面に密着するように位置決めする機能
と、位置決めされた台木苗Xの台部Xd及び穂木苗Yの
穂部Yhの接合部に後述するクリップ固定装置100を
用いてゴムクリップCを固定する際の補助を行う機能と
を有しており、穂木苗Yは図9の(b)に示すように切
断される。
Yの高さを計測する機能と、穂木苗搬送用コンベア30
上の穂木苗Yを切断する際に穂木苗Yの穂部Yhを保持
するとともに切断する機能と、この穂部Yhの切断面を
台木苗搬送用コンベア20上に待機している台木苗Xの
台部Xdの切断面に密着するように位置決めする機能
と、位置決めされた台木苗Xの台部Xd及び穂木苗Yの
穂部Yhの接合部に後述するクリップ固定装置100を
用いてゴムクリップCを固定する際の補助を行う機能と
を有しており、穂木苗Yは図9の(b)に示すように切
断される。
【0087】一方、穂木苗高さ計測装置210は、図1
5及び図16に示すように相対向して配置された投光部
211及び受光部212とを備えている。なお、受光部
212は制御装置(演算手段)190に接続されてい
る。また、投光部211と受光部212との間隔は台木
苗Xの子葉Xjが十分に通過できる間隔に設定されてい
る。
5及び図16に示すように相対向して配置された投光部
211及び受光部212とを備えている。なお、受光部
212は制御装置(演算手段)190に接続されてい
る。また、投光部211と受光部212との間隔は台木
苗Xの子葉Xjが十分に通過できる間隔に設定されてい
る。
【0088】投光部211は水平方向に並べられた例え
ばLED等の複数の発光素子211a,211b,…,
211nを備えている。一方、受光部212は水平方向
に並べられた例えばフォトトランジスタ等の感光素子2
12a,212b,…,212nを備えている。なお、
発光素子211a,211b,…,211nと感光素子
212a,212b,…,212nとはそれぞれ対向配
置され、例えば感光素子212aは発光素子211aの
発した光を検出するように構成されている。一方、制御
装置190では、図14に示すように、受光部212に
おいて受光した感光素子212a,212b,…,21
2nの数から穂木苗Yの高さを算出する機能を有してい
る。
ばLED等の複数の発光素子211a,211b,…,
211nを備えている。一方、受光部212は水平方向
に並べられた例えばフォトトランジスタ等の感光素子2
12a,212b,…,212nを備えている。なお、
発光素子211a,211b,…,211nと感光素子
212a,212b,…,212nとはそれぞれ対向配
置され、例えば感光素子212aは発光素子211aの
発した光を検出するように構成されている。一方、制御
装置190では、図14に示すように、受光部212に
おいて受光した感光素子212a,212b,…,21
2nの数から穂木苗Yの高さを算出する機能を有してい
る。
【0089】このように構成された接ぎ木装置は次のよ
うにして接ぎ木作業を行う。すなわち、最初に台木苗搬
送用コンベア20に台木苗供給装置(不図示)により台
木苗用列型トレイTXに入れられた台木苗Xを連続的に
供給するとともに、穂木苗搬送用コンベア30に穂木苗
供給装置(不図示)により穂木苗用列型トレイTYに入
れられた穂木苗Yを連続的に供給する。
うにして接ぎ木作業を行う。すなわち、最初に台木苗搬
送用コンベア20に台木苗供給装置(不図示)により台
木苗用列型トレイTXに入れられた台木苗Xを連続的に
供給するとともに、穂木苗搬送用コンベア30に穂木苗
供給装置(不図示)により穂木苗用列型トレイTYに入
れられた穂木苗Yを連続的に供給する。
【0090】次に台木苗X及び穂木苗Yは、位置・姿勢
認識装置40近傍まで移動して、停止する。ここで、位
置・姿勢認識装置40は台木苗搬送用コンベア20及び
穂木苗搬送用コンベア30により搬送されている台木苗
X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を認識する。
認識装置40近傍まで移動して、停止する。ここで、位
置・姿勢認識装置40は台木苗搬送用コンベア20及び
穂木苗搬送用コンベア30により搬送されている台木苗
X及び穂木苗Yの位置及び姿勢を認識する。
【0091】ロータリアクチュエータ43を作動させ、
レーザ変位センサ45を台木苗搬送用コンベア20側に
向け、複数の高さ位置でそれぞれレーザ変位センサ45
から下胚軸部Xkまでの距離を計測する。このようにし
て得られたデータから、台木苗用列型トレイTX内での
位置及び姿勢を認識する。この後、ロータリアクチュエ
ータ43を作動させることにより、レーザ変位センサ4
5の向きを180度回転させて、穂木苗搬送用コンベア
20側に向け、同様にして穂木苗Yの位置及び姿勢の測
定及び認識を行なう。
レーザ変位センサ45を台木苗搬送用コンベア20側に
向け、複数の高さ位置でそれぞれレーザ変位センサ45
から下胚軸部Xkまでの距離を計測する。このようにし
て得られたデータから、台木苗用列型トレイTX内での
位置及び姿勢を認識する。この後、ロータリアクチュエ
ータ43を作動させることにより、レーザ変位センサ4
5の向きを180度回転させて、穂木苗搬送用コンベア
20側に向け、同様にして穂木苗Yの位置及び姿勢の測
定及び認識を行なう。
【0092】なお、台木苗搬送用コンベア20及び穂木
苗搬送用コンベア30は上述した位置・姿勢認識装置4
0により認識された台木苗用列型トレイTX及び穂木苗
用列型トレイTY内での台木苗X及び穂木苗Yの位置・
姿勢情報は制御装置190内に記憶される。また、制御
装置190はこの位置・姿勢情報に基づいて、後述する
穂木位置決め装置160、クリップ固定装置100にお
ける各作業を行う際に所定の位置に台木苗X及び穂木苗
Yが停止するように台木苗搬送用コンベア20及び穂木
苗搬送用コンベア30を制御する。
苗搬送用コンベア30は上述した位置・姿勢認識装置4
0により認識された台木苗用列型トレイTX及び穂木苗
用列型トレイTY内での台木苗X及び穂木苗Yの位置・
姿勢情報は制御装置190内に記憶される。また、制御
装置190はこの位置・姿勢情報に基づいて、後述する
穂木位置決め装置160、クリップ固定装置100にお
ける各作業を行う際に所定の位置に台木苗X及び穂木苗
Yが停止するように台木苗搬送用コンベア20及び穂木
苗搬送用コンベア30を制御する。
【0093】台木苗Xの位置及び姿勢が認識された時点
で台木苗搬送用コンベア20は台木苗Xを台木形成装置
150近傍まで搬送する。なお、台木形成装置150近
傍では、必ずしも一定の位置に停止するとは限らないの
で停止した位置及び位置・姿勢認識装置40よって認識
された姿勢に基づいて、台木苗Xを正確に保持するため
にx軸リニアアクチュエータ152及びy軸リニアアク
チュエータ154を作動させて正確に位置決めする。
で台木苗搬送用コンベア20は台木苗Xを台木形成装置
150近傍まで搬送する。なお、台木形成装置150近
傍では、必ずしも一定の位置に停止するとは限らないの
で停止した位置及び位置・姿勢認識装置40よって認識
された姿勢に基づいて、台木苗Xを正確に保持するため
にx軸リニアアクチュエータ152及びy軸リニアアク
チュエータ154を作動させて正確に位置決めする。
【0094】台木形成装置150では、図13に示すよ
うに台木苗計測装置200の投光部201と受光部20
2との間に台木苗Xが位置するようにエアシリンダテー
ブル155を作動させる。次にz軸テーブル151を下
降させる。この下降に伴い、投光部201から投光され
た光が受光部202により受光する受光素子202a〜
202nにより検出される。このとき、遮光された受光
素子の数が図14に示すように変化する。すなわち、子
葉Xjの部分は広いため投光部201からの光を十分に
遮光するが、下胚軸部Xkは遮光する部分が狭い。この
ため遮光された受光素子の数が例えば6以上となる位置
を子葉Xjの位置と予め決めておくことにより台木苗X
の高さが計測できる。
うに台木苗計測装置200の投光部201と受光部20
2との間に台木苗Xが位置するようにエアシリンダテー
ブル155を作動させる。次にz軸テーブル151を下
降させる。この下降に伴い、投光部201から投光され
た光が受光部202により受光する受光素子202a〜
202nにより検出される。このとき、遮光された受光
素子の数が図14に示すように変化する。すなわち、子
葉Xjの部分は広いため投光部201からの光を十分に
遮光するが、下胚軸部Xkは遮光する部分が狭い。この
ため遮光された受光素子の数が例えば6以上となる位置
を子葉Xjの位置と予め決めておくことにより台木苗X
の高さが計測できる。
【0095】このようにして台木苗高さ計測装置200
により計測された高さ位置に基づいて子葉Xjの直下点
Qが切断されるようにz軸テーブル151を昇降させて
位置決めを行う。
により計測された高さ位置に基づいて子葉Xjの直下点
Qが切断されるようにz軸テーブル151を昇降させて
位置決めを行う。
【0096】位置決めが終了した時点で台木苗Xの位置
に基づいてエアシリンダテーブル155を作動させて、
グリッパ156及び台木切断機構157を台木苗Xに近
付ける。次にグリッパ156を作動させて、台木苗Xの
穂部Xhを保持する。
に基づいてエアシリンダテーブル155を作動させて、
グリッパ156及び台木切断機構157を台木苗Xに近
付ける。次にグリッパ156を作動させて、台木苗Xの
穂部Xhを保持する。
【0097】上述したように台木苗Xの穂部Xhを保持
した時点で、ペンシリンダ157aを作動させることに
よりカッタ157bを台木苗Xの下胚軸部Xkの子葉の
直下点Qに当接させて、切断する。切断後はグリッパ1
56を開くことにより台木苗Xの穂部Xhを廃棄箱15
8に捨てる。なお、台木苗Xの台部Xdの切断面は図9
の(a)に示すように下胚軸部Xkの軸線に対して30
度となり、図9の(b)に示すように穂木苗Yの穂部Y
hの切断面と対称になる。このため、後述する穂木位置
決め装置160によって切断された穂木苗Yの穂部Yh
が、回転テーブル161の回転によって穂木苗Yの穂部
Yhと台木苗Xの台部Xdとが位置決めされ時、切断面
がちょうど一致する。
した時点で、ペンシリンダ157aを作動させることに
よりカッタ157bを台木苗Xの下胚軸部Xkの子葉の
直下点Qに当接させて、切断する。切断後はグリッパ1
56を開くことにより台木苗Xの穂部Xhを廃棄箱15
8に捨てる。なお、台木苗Xの台部Xdの切断面は図9
の(a)に示すように下胚軸部Xkの軸線に対して30
度となり、図9の(b)に示すように穂木苗Yの穂部Y
hの切断面と対称になる。このため、後述する穂木位置
決め装置160によって切断された穂木苗Yの穂部Yh
が、回転テーブル161の回転によって穂木苗Yの穂部
Yhと台木苗Xの台部Xdとが位置決めされ時、切断面
がちょうど一致する。
【0098】続いて、台木となる台木苗Xの台部Xhを
台木苗用列型トレイTXに保持されたまま台木苗搬送用
コンベア20により搬送し、穂木位置決め装置160
と、クリップ固定装置100の間で停止する。
台木苗用列型トレイTXに保持されたまま台木苗搬送用
コンベア20により搬送し、穂木位置決め装置160
と、クリップ固定装置100の間で停止する。
【0099】このとき、台木苗Xは認識された位置及び
姿勢に基づいて所定の位置に停止する。一方、穂木苗搬
送用コンベア30は、位置及び姿勢が認識された穂木苗
Yが穂木位置決め装置160に対向する位置するまで搬
送を行う。
姿勢に基づいて所定の位置に停止する。一方、穂木苗搬
送用コンベア30は、位置及び姿勢が認識された穂木苗
Yが穂木位置決め装置160に対向する位置するまで搬
送を行う。
【0100】穂木位置決め装置160は、穂木苗Yの位
置・姿勢情報に基づいて、穂木苗搬送用コンベア30側
に位置する穂木位置決めユニット170の架台171を
駆動モータ172により無端ベルト173を介してスラ
イド移動させ、図13に示すように穂木苗計測装置21
0の投光部211と受光部212との間に穂木苗Yが位
置させる。次に鉛直リニアアクチュエータ181を作動
させて穂木苗高さ計測装置210を下降させる。この下
降に伴い、投光部211から投光された光が受光部21
2により受光する受光素子212a〜212nにより検
出される。このとき、遮光された受光素子の数が図14
に示すように変化する。すなわち、子葉Yjの部分は広
いため投光部211からの光を十分に遮光するが、下胚
軸部Ykは遮光する部分が狭い。このため遮光された受
光素子の数が例えば6以上となる位置を子葉Yjの位置
と予め決めておくことにより穂木苗Yの高さが計測でき
る。
置・姿勢情報に基づいて、穂木苗搬送用コンベア30側
に位置する穂木位置決めユニット170の架台171を
駆動モータ172により無端ベルト173を介してスラ
イド移動させ、図13に示すように穂木苗計測装置21
0の投光部211と受光部212との間に穂木苗Yが位
置させる。次に鉛直リニアアクチュエータ181を作動
させて穂木苗高さ計測装置210を下降させる。この下
降に伴い、投光部211から投光された光が受光部21
2により受光する受光素子212a〜212nにより検
出される。このとき、遮光された受光素子の数が図14
に示すように変化する。すなわち、子葉Yjの部分は広
いため投光部211からの光を十分に遮光するが、下胚
軸部Ykは遮光する部分が狭い。このため遮光された受
光素子の数が例えば6以上となる位置を子葉Yjの位置
と予め決めておくことにより穂木苗Yの高さが計測でき
る。
【0101】このようにして台木苗高さ計測装置210
により計測された高さ位置に基づいて子葉Xjの直下点
Qが切断されるように鉛直リニアアクチュエータ181
を昇降させて位置決めを行う。
により計測された高さ位置に基づいて子葉Xjの直下点
Qが切断されるように鉛直リニアアクチュエータ181
を昇降させて位置決めを行う。
【0102】次に、穂木苗保持機構182のアーム18
2b,182cで穂木苗Yを保持する。また同時に、穂
木苗Yの高さに基づいて昇降機構187を作動させ、台
部保持機構180を位置決めする。位置決めされた台部
保持機構180により穂木苗搬送用コンベア30上の穂
木苗Yの台部Ydを保持する。
2b,182cで穂木苗Yを保持する。また同時に、穂
木苗Yの高さに基づいて昇降機構187を作動させ、台
部保持機構180を位置決めする。位置決めされた台部
保持機構180により穂木苗搬送用コンベア30上の穂
木苗Yの台部Ydを保持する。
【0103】穂木位置決め装置160の穂木位置決めユ
ニット170による穂木苗Yの穂部Yhの保持が終了し
た時点で、アクチュエータ183を作動させることによ
りカッタ186を穂木苗Yの下胚軸部Ykの子葉Yjの
直下点Qに当接させて、穂木苗Yをその下胚軸部Ykの
軸線に対して30度の傾斜角で切断する。なお、この切
断により穂木苗保持機構182は穂木苗Yの穂部Yhの
みを保持することになる。
ニット170による穂木苗Yの穂部Yhの保持が終了し
た時点で、アクチュエータ183を作動させることによ
りカッタ186を穂木苗Yの下胚軸部Ykの子葉Yjの
直下点Qに当接させて、穂木苗Yをその下胚軸部Ykの
軸線に対して30度の傾斜角で切断する。なお、この切
断により穂木苗保持機構182は穂木苗Yの穂部Yhの
みを保持することになる。
【0104】続いて、穂木位置決めユニット170を穂
木苗Yの穂部Yhの切断面の角度を維持したまま回転テ
ーブル161のロータリアクチュエータを作動させるこ
とにより180度回転させて台木苗搬送用コンベア20
側に向ける。
木苗Yの穂部Yhの切断面の角度を維持したまま回転テ
ーブル161のロータリアクチュエータを作動させるこ
とにより180度回転させて台木苗搬送用コンベア20
側に向ける。
【0105】回転した後、台木苗Xの位置・姿勢情報に
基づいて、架台171を駆動モータ172により無端ベ
ルト173を介してスライド移動させるとともに、台木
苗Xの高さ情報に基づいて昇降機構187により台部保
持機構180の高さ位置を位置決めする。位置決めされ
た台部保持機構180により台木苗搬送用コンベア20
上の台木苗Xの台部Xdを保持する。なお、穂木苗Yの
穂部Yhの切断面Ysは下胚軸部Ykの軸線に対して3
0度に切断されているため、台木苗Xの台部Xdの切断
面とほぼ平行に保たれている。さらに、アクチュエータ
184を作動させ、カッタ186の代わりに苗キーパ1
85を接合部に対向するように位置決めし、密着した穂
木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台部Xdの接合面に当接
させて待機する。
基づいて、架台171を駆動モータ172により無端ベ
ルト173を介してスライド移動させるとともに、台木
苗Xの高さ情報に基づいて昇降機構187により台部保
持機構180の高さ位置を位置決めする。位置決めされ
た台部保持機構180により台木苗搬送用コンベア20
上の台木苗Xの台部Xdを保持する。なお、穂木苗Yの
穂部Yhの切断面Ysは下胚軸部Ykの軸線に対して3
0度に切断されているため、台木苗Xの台部Xdの切断
面とほぼ平行に保たれている。さらに、アクチュエータ
184を作動させ、カッタ186の代わりに苗キーパ1
85を接合部に対向するように位置決めし、密着した穂
木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの台部Xdの接合面に当接
させて待機する。
【0106】クリップ固定装置100は、リニアアクチ
ュエータ101及びスイングシリンダ102を作動させ
てゴムクリップフィーダ装置110側にグリッパ103
を向け、ゴムクリップCを保持する。次に、リニアアク
チュエータ101を作動させて、穂木苗位置決め装置1
60で保持されている穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの
台部Xdの接合部へゴムクリップCを押し当てる。この
とき、接合部は苗キーパ185によりゴムクリップCを
装着する際の押し付け力に対して逃げることなく、ゴム
クリップCが確実に嵌められ、接ぎ木が終了する。
ュエータ101及びスイングシリンダ102を作動させ
てゴムクリップフィーダ装置110側にグリッパ103
を向け、ゴムクリップCを保持する。次に、リニアアク
チュエータ101を作動させて、穂木苗位置決め装置1
60で保持されている穂木苗Yの穂部Yhと台木苗Xの
台部Xdの接合部へゴムクリップCを押し当てる。この
とき、接合部は苗キーパ185によりゴムクリップCを
装着する際の押し付け力に対して逃げることなく、ゴム
クリップCが確実に嵌められ、接ぎ木が終了する。
【0107】上述したように本第2の実施の形態の接ぎ
木装置においては、上述した第1の実施の形態の接ぎ木
装置と同様の効果が得られるとともに、台木苗高さ計測
装置200を台木形成装置150に一体に取り付け、穂
木苗高さ計測装置210を穂木位置決め装置160に一
体に取り付け、さらにカッタ186を穂木位置決め装置
160に取り付けるようにしているため、第1の実施の
形態に比べ装置全体を小型化できる。
木装置においては、上述した第1の実施の形態の接ぎ木
装置と同様の効果が得られるとともに、台木苗高さ計測
装置200を台木形成装置150に一体に取り付け、穂
木苗高さ計測装置210を穂木位置決め装置160に一
体に取り付け、さらにカッタ186を穂木位置決め装置
160に取り付けるようにしているため、第1の実施の
形態に比べ装置全体を小型化できる。
【0108】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。すなわち上記各実施例では、穂木苗
及び台木苗の両者の高さ位置に合わせて切断するように
しているが、穂木苗と台木苗の一方の苗の高さがほぼ揃
っているものを供給できる場合であれば、苗の高さを計
測することなく一定の高さ位置で切断するようにしても
よい。また、接ぎ木の成功率を高めるために子葉の直下
を切断する場合について説明したが、苗の種類によって
切断する高さ位置を最適な高さ位置に変更してもよい。
れるものではない。すなわち上記各実施例では、穂木苗
及び台木苗の両者の高さ位置に合わせて切断するように
しているが、穂木苗と台木苗の一方の苗の高さがほぼ揃
っているものを供給できる場合であれば、苗の高さを計
測することなく一定の高さ位置で切断するようにしても
よい。また、接ぎ木の成功率を高めるために子葉の直下
を切断する場合について説明したが、苗の種類によって
切断する高さ位置を最適な高さ位置に変更してもよい。
【0109】一方、上記した実施の形態では、台木苗搬
送用コンベア20、穂木苗搬送用コンベア30位置・姿
勢認識装置40、台木形成装置50,150、穂木位置
決め装置60,160、穂木切断装置90及びクリップ
固定装置100等を用いているが、台木・穂木の搬送、
形成、位置・姿勢認識、位置決め等には他の構造の装置
を用いてもよい。このほか本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
送用コンベア20、穂木苗搬送用コンベア30位置・姿
勢認識装置40、台木形成装置50,150、穂木位置
決め装置60,160、穂木切断装置90及びクリップ
固定装置100等を用いているが、台木・穂木の搬送、
形成、位置・姿勢認識、位置決め等には他の構造の装置
を用いてもよい。このほか本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0110】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、台
木苗高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づ
いて切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の
穂部を切除して台木を形成し、穂木苗高さ計測手段によ
り計測された穂木苗の高さに基づいて切断位置を決定し
て穂木形成手段において穂木苗の台部を切除して、穂木
を形成するようにしたので、台木苗や穂木苗の高さが異
なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切断できる。そ
して、所望の高さ位置で切断した台木と穂木とを位置決
めして、接合することにより接ぎ木の成功率を高めるこ
とができる。
木苗高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づ
いて切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の
穂部を切除して台木を形成し、穂木苗高さ計測手段によ
り計測された穂木苗の高さに基づいて切断位置を決定し
て穂木形成手段において穂木苗の台部を切除して、穂木
を形成するようにしたので、台木苗や穂木苗の高さが異
なっていても接ぎ木に適した高さ位置で切断できる。そ
して、所望の高さ位置で切断した台木と穂木とを位置決
めして、接合することにより接ぎ木の成功率を高めるこ
とができる。
【0111】請求項2に記載された発明によれば、台木
苗高さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサと、受光部において
受光した投光部からの光に基づいて台木苗の高さを演算
する演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投
光部からの光が台木苗によって遮られ、演算手段により
台木苗の高さを演算することができる。このため、非接
触で台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛め
ることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅
速に台木苗の高さを計測することができる。
苗高さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサと、受光部において
受光した投光部からの光に基づいて台木苗の高さを演算
する演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投
光部からの光が台木苗によって遮られ、演算手段により
台木苗の高さを演算することができる。このため、非接
触で台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛め
ることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅
速に台木苗の高さを計測することができる。
【0112】請求項3に記載された発明は、投光部は台
木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、
受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にしたので、投光部からの光を投光部からの光が検出さ
れた受光素子の数・位置等に基づいて台木苗の高さを計
測することができる。
木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を備え、
受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備えるよう
にしたので、投光部からの光を投光部からの光が検出さ
れた受光素子の数・位置等に基づいて台木苗の高さを計
測することができる。
【0113】請求項4に記載された発明によれば、台木
苗高さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部で
は投光部からの光が台木苗によって遮られる。また、こ
のセンサを台木苗の高さ方向に沿って走査することで、
各高さ位置における台木苗の高さ方向に交差する方向の
大きさの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるた
め、受光部において受光された投光部からの光に基づい
て台木苗の高さを演算することができる。このため、非
接触で台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛
めることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ
迅速に台木苗の高さを計測することができる。
苗高さ計測手段は、台木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部で
は投光部からの光が台木苗によって遮られる。また、こ
のセンサを台木苗の高さ方向に沿って走査することで、
各高さ位置における台木苗の高さ方向に交差する方向の
大きさの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるた
め、受光部において受光された投光部からの光に基づい
て台木苗の高さを演算することができる。このため、非
接触で台木苗の高さを計測することができ、台木苗を痛
めることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ
迅速に台木苗の高さを計測することができる。
【0114】請求項5に記載された発明によれば、投光
部は台木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置され
た発光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応す
る受光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光
を投光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に
基づいて台木苗の高さ方向に交差する方向における大き
さを計測することができる。
部は台木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置され
た発光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応す
る受光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光
を投光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に
基づいて台木苗の高さ方向に交差する方向における大き
さを計測することができる。
【0115】請求項6に記載された発明によれば、穂木
苗高さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサと、受光部において
受光した投光部からの光に基づいて穂木苗の高さを演算
する演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投
光部からの光が穂木苗によって遮られ、演算手段により
穂木苗の高さを演算することができる。このため、非接
触で穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛め
ることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅
速に穂木苗の高さを計測することができる。
苗高さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサと、受光部において
受光した投光部からの光に基づいて穂木苗の高さを演算
する演算手段とを備えるようにしたので、受光部では投
光部からの光が穂木苗によって遮られ、演算手段により
穂木苗の高さを演算することができる。このため、非接
触で穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛め
ることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ迅
速に穂木苗の高さを計測することができる。
【0116】請求項7に記載された発明によれば、投光
部は穂木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を
備え、受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備え
るようにしたので、投光部からの光を投光部からの光が
検出された受光素子の数・位置等に基づいて穂木苗の高
さを計測することができる。
部は穂木苗の高さ方向に沿って配置された発光素子列を
備え、受光部は発光素子列に対応する受光素子列を備え
るようにしたので、投光部からの光を投光部からの光が
検出された受光素子の数・位置等に基づいて穂木苗の高
さを計測することができる。
【0117】請求項8に記載された発明によれば、穂木
苗高さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部で
は投光部からの光が穂木苗によって遮られる。また、こ
のセンサを穂木苗の高さ方向に沿って走査することで、
各高さ位置における穂木苗の高さ方向に交差する方向の
大きさの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるた
め、受光部において受光された投光部からの光に基づい
て穂木苗の高さを演算することができる。このため、非
接触で穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛
めることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ
迅速に穂木苗の高さを計測することができる。
苗高さ計測手段は、穂木苗を挟んで対向配置された一対
の投光部及び受光部を有するセンサにおいて、受光部で
は投光部からの光が穂木苗によって遮られる。また、こ
のセンサを穂木苗の高さ方向に沿って走査することで、
各高さ位置における穂木苗の高さ方向に交差する方向の
大きさの違い、例えば茎と葉の違い等が検出できるた
め、受光部において受光された投光部からの光に基づい
て穂木苗の高さを演算することができる。このため、非
接触で穂木苗の高さを計測することができ、穂木苗を痛
めることがないとともに、比較的簡単な装置で容易かつ
迅速に穂木苗の高さを計測することができる。
【0118】請求項9に記載された発明によれば、投光
部は穂木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置され
た発光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応す
る受光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光
を投光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に
基づいて穂木苗の高さ方向に交差する方向における大き
さを計測することができる。
部は穂木苗の高さ方向に交差する方向に沿って配置され
た発光素子列を備え、受光部は前記発光素子列に対応す
る受光素子列を備えるようにしたので、投光部からの光
を投光部からの光が検出された受光素子の数・位置等に
基づいて穂木苗の高さ方向に交差する方向における大き
さを計測することができる。
【0119】請求項10に記載された発明によれば、台
木苗搬送機構及び穂木苗搬送機構とによりそれぞれ台木
苗及び穂木苗を別々に送ることができるため、枯れた苗
や欠株があった場合には先送りさせることができる。さ
らに、台木形成装置により台木苗の高さに基づいて切断
位置を決定して台木苗の穂部を切除して台木を形成する
ことができる。また、台木苗搬送機構と穂木苗搬送機構
との間に配置された穂木形成・位置決め装置により、穂
木苗搬送機構上の穂木苗の穂部を穂木苗の高さに基づい
て切断位置を決定して穂木苗の台部を切除するとともに
穂部を保持し穂木を形成し、台木苗搬送機構上の台木に
位置決めし、接合することができる。このため、台木及
び穂木は元の台木苗及び穂木苗の高さにかかわらず接ぎ
木に適した高さ位置で接合でき、接ぎ木の成功率を高め
ることができる。
木苗搬送機構及び穂木苗搬送機構とによりそれぞれ台木
苗及び穂木苗を別々に送ることができるため、枯れた苗
や欠株があった場合には先送りさせることができる。さ
らに、台木形成装置により台木苗の高さに基づいて切断
位置を決定して台木苗の穂部を切除して台木を形成する
ことができる。また、台木苗搬送機構と穂木苗搬送機構
との間に配置された穂木形成・位置決め装置により、穂
木苗搬送機構上の穂木苗の穂部を穂木苗の高さに基づい
て切断位置を決定して穂木苗の台部を切除するとともに
穂部を保持し穂木を形成し、台木苗搬送機構上の台木に
位置決めし、接合することができる。このため、台木及
び穂木は元の台木苗及び穂木苗の高さにかかわらず接ぎ
木に適した高さ位置で接合でき、接ぎ木の成功率を高め
ることができる。
【0120】請求項11に記載された発明によれば、台
木形成手段において台木苗の穂部を切除して台木を形成
し、穂木苗高さ計測手段により計測された穂木苗の高さ
に基づいて切断位置を決定して穂木形成手段において穂
木苗の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、
穂木苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置
で切断できる。そして、台木と所望の高さ位置で切断し
た穂木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の
成功率を高めることができる。
木形成手段において台木苗の穂部を切除して台木を形成
し、穂木苗高さ計測手段により計測された穂木苗の高さ
に基づいて切断位置を決定して穂木形成手段において穂
木苗の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、
穂木苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置
で切断できる。そして、台木と所望の高さ位置で切断し
た穂木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の
成功率を高めることができる。
【0121】請求項12に記載された発明によれば、台
木苗高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づ
いて切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の
穂部を切除して台木を形成し、穂木形成手段において穂
木苗の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、
台木苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置
で切断できる。そして、穂木と所望の高さ位置で切断し
た台木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の
成功率を高めることができる。 苗の高さを検出するこ
とにより、高さの異なる苗であっても常に子葉直下を切
断することができる。またこの結果接ぎ木の成功率を高
めることができる。
木苗高さ計測手段により計測された台木苗の高さに基づ
いて切断位置を決定して台木形成手段において台木苗の
穂部を切除して台木を形成し、穂木形成手段において穂
木苗の台部を切除して穂木を形成するようにしたので、
台木苗の高さが異なっていても接ぎ木に適した高さ位置
で切断できる。そして、穂木と所望の高さ位置で切断し
た台木とを位置決めして、接合することにより接ぎ木の
成功率を高めることができる。 苗の高さを検出するこ
とにより、高さの異なる苗であっても常に子葉直下を切
断することができる。またこの結果接ぎ木の成功率を高
めることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る接ぎ木装置を
示す平面図。
示す平面図。
【図2】同接ぎ木装置の要部を示す斜視図。
【図3】同接ぎ木装置に組み込まれた台木形成装置を示
す斜視図。
す斜視図。
【図4】同接ぎ木装置に組み込まれた穂木位置決め装置
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】同穂木位置決め装置の要部を示す斜視図。
【図6】同接ぎ木装置に組み込まれたクリップ固定装置
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図7】同接ぎ木装置に組み込まれた台木苗高さ計測装
置及び穂木苗高さ計測装置を示す斜視図。
置及び穂木苗高さ計測装置を示す斜視図。
【図8】同台木苗高さ計測装置及び穂木苗高さ計測装置
による高さ計測の原理を示す説明図。
による高さ計測の原理を示す説明図。
【図9】同接ぎ木装置による切断位置・角度を示す説明
図であって、(a)は台木苗、(b)は穂木苗。
図であって、(a)は台木苗、(b)は穂木苗。
【図10】第2の実施の形態に係る接ぎ木装置を示す平
面図。
面図。
【図11】同接ぎ木装置の要部を示す斜視図。
【図12】同接ぎ木装置に組み込まれた台木形成装置を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図13】同台木形成装置による高さ計測の動作を示す
説明図。
説明図。
【図14】同台木形成装置による高さ計測の原理を示す
説明図。
説明図。
【図15】同接ぎ木装置に組み込まれた穂木位置決め装
置を示す斜視図。
置を示す斜視図。
【図16】同穂木位置決め装置の要部を示す斜視図。
【図17】高さの異なる苗木の状態を示す正面図。
10…ベース 20,30…台木苗搬送用コンベア 40…位置・姿勢認識装置 50…台木形成装置 60…穂木位置決め装置 70,170…穂木位置決めユニット 80,180…台部保持機構 90…穂木切断装置 100…クリップ固定装置 110…ゴムクリップフィーダ装置 120,200…台木苗高さ計測装置 130,210…穂木苗高さ計測装置 140,190…制御装置
Claims (12)
- 【請求項1】台木苗の台部を台木とし、穂木苗の穂部を
穂木とし、前記台木と前記穂木とを連結することにより
接ぎ木を行う接ぎ木装置において、 前記台木苗の高さを計測する台木苗高さ計測手段と、 この台木苗高さ計測手段により計測された前記台木苗の
高さに基づいて切断位置を決定して前記台木苗の穂部を
切除し、台木を形成する台木形成手段と、 前記穂木苗の高さを計測する穂木苗高さ計測手段と、 この穂木苗高さ計測手段により計測された前記穂木苗の
高さに基づいて切断位置を決定して前記穂木苗の台部を
切除し、穂木を形成する穂木形成手段と、 前記台木形成手段により形成された前記台木と、前記穂
木形成手段により形成された前記穂木とを位置決めする
位置決め手段と、 この位置決め手段により位置決めされた部分を接合する
接合手段とを備えていることを特徴とする接ぎ木装置。 - 【請求項2】前記台木苗高さ計測手段は、前記台木苗を
挟んで対向配置された一対の投光部及び受光部を有する
センサと、 前記受光部において受光した前記投光部からの光に基づ
いて前記台木苗の高さを演算する演算手段とを備えてい
ることを特徴とする請求項1に記載の接ぎ木装置。 - 【請求項3】前記投光部は前記台木苗の高さ方向に沿っ
て配置された発光素子列を備え、 前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備
えていることを特徴とする請求項2に記載の接ぎ木装
置。 - 【請求項4】前記台木苗高さ計測手段は、前記台木苗を
挟んで対向配置された一対の投光部及び受光部を有する
センサと、 このセンサを前記台木苗の高さ方向に沿って走査する走
査手段と、 前記受光部において受光された前記投光部からの光に基
づいて前記台木苗の高さを演算する演算手段とを備えて
いることを特徴とする請求項1に記載の接ぎ木装置。 - 【請求項5】前記投光部は前記台木苗の高さ方向に交差
する方向に沿って配置された発光素子列を備え、 前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備
えていることを特徴とする請求項4に記載の接ぎ木装
置。 - 【請求項6】前記穂木苗高さ計測手段は、前記穂木苗を
挟んで対向配置された一対の投光部及び受光部を有する
センサと、 前記受光部において受光した前記投光部からの光に基づ
いて前記穂木苗の高さを演算する演算手段とを備えてい
ることを特徴とする請求項1に記載の接ぎ木装置。 - 【請求項7】前記投光部は前記穂木苗の高さ方向に沿っ
て配置された発光素子列を備え、 前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備
えていることを特徴とする請求項6に記載の接ぎ木装
置。 - 【請求項8】前記穂木苗高さ計測手段は、前記穂木苗を
挟んで対向配置された一対の投光部及び受光部を有する
センサと、 このセンサを前記穂木苗の高さ方向に沿って走査する走
査手段と、 前記受光部において受光された前記投光部からの光に基
づいて前記穂木苗の高さを演算する演算手段とを備えて
いることを特徴とする請求項1に記載の接ぎ木装置。 - 【請求項9】前記投光部は前記穂木苗の高さ方向に交差
する方向に沿って配置された発光素子列を備え、 前記受光部は前記発光素子列に対応する受光素子列を備
えていることを特徴とする請求項8に記載の接ぎ木装
置。 - 【請求項10】台木苗の台部を台木とし、穂木苗の穂部
を穂木とし、前記台木と前記穂木とを連結することによ
り接ぎ木を行う接ぎ木装置において、 前記台木苗を所定の搬送方向に搬送する台木苗搬送機構
と、 この台木苗搬送機構と所定間隔をおいて配置され前記穂
木苗を搬送する穂木苗搬送機構と、 前記台木苗搬送機構近傍に配置され、前記台木苗搬送機
構に搬送されている前記台木苗の高さを計測する台木苗
高さ計測機構と、 前記穂木苗搬送機構近傍に配置され、前記穂木苗搬送機
構に搬送されている前記穂木苗の高さを計測する穂木苗
高さ計測機構と、 前記台木苗高さ計測機構の前記搬送方向の下流側であっ
て前記台木苗搬送機構近傍に配置され、前記台木苗高さ
計測手段により計測された前記台木苗の高さに基づいて
切断位置を決定して前記台木苗の穂部を切除し、台木を
形成する台木形成装置と、 この台木形成装置の前記搬送方向の下流側であって前記
台木苗搬送機構と前記穂木苗搬送機構との間に配置さ
れ、前記穂木苗搬送機構に搬送された前記穂木苗の穂部
を前記穂木苗高さ計測装置による前記穂木苗の高さに基
づいて切断位置を決定して前記穂木苗の台部を切除する
とともに穂部を保持し、前記台木苗搬送機構に搬送され
た前記台木苗の前記台木に位置決めする穂木形成・位置
決め装置と、 この穂木形成・位置決め装置に対して前記台木苗搬送機
構を挟んだ位置に配置され、前記穂木形成・位置決め装
置により位置決めされた前記台木と前記穂木とを接合す
る接合装置とを備えていることを特徴とする接ぎ木装
置。 - 【請求項11】台木苗の台部を台木とし、穂木苗の穂部
を穂木とし、前記台木と前記穂木とを連結することによ
り接ぎ木を行う接ぎ木装置において、 前記台木苗の穂部を切除し、台木を形成する台木形成手
段と、 前記穂木苗の高さを計測する穂木苗高さ計測手段と、 この穂木苗高さ計測手段により計測された前記穂木苗の
高さに基づいて切断位置を決定して前記穂木苗の台部を
切除し、穂木を形成する穂木形成手段と、 前記台木形成手段により形成された前記台木と、前記穂
木形成手段により形成された前記穂木とを位置決めする
位置決め手段と、 この位置決め手段により位置決めされた部分を接合する
接合手段とを備えていることを特徴とする接ぎ木装置。 - 【請求項12】台木苗の台部を台木とし、穂木苗の穂部
を穂木とし、前記台木と前記穂木とを連結することによ
り接ぎ木を行う接ぎ木装置において、 前記台木苗の高さを計測する台木苗高さ計測手段と、 この台木苗高さ計測手段により計測された前記台木苗の
高さに基づいて切断位置を決定して前記台木苗の穂部を
切除し、台木を形成する台木形成手段と、 前記穂木苗の台部を切除し、穂木を形成する穂木形成手
段と、 前記台木形成手段により形成された前記台木と、前記穂
木形成手段により形成された前記穂木とを位置決めする
位置決め手段と、 この位置決め手段により位置決めされた部分を接合する
接合手段とを備えていることを特徴とする接ぎ木装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8049204A JPH09238571A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 接ぎ木装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8049204A JPH09238571A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 接ぎ木装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09238571A true JPH09238571A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12824470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8049204A Pending JPH09238571A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 接ぎ木装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09238571A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102326493A (zh) * | 2010-07-13 | 2012-01-25 | 上海科斗电子科技有限公司 | 种苗自动栽培采收系统 |
CN103609344A (zh) * | 2013-11-26 | 2014-03-05 | 浙江大学 | 针式嫁接机用穴盘蔬菜苗定位与斜切装置 |
CN103688631A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-04-02 | 中国农业大学 | 一种用于马铃薯脱毒苗快速繁殖的移植机及其移植方法 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8049204A patent/JPH09238571A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102326493A (zh) * | 2010-07-13 | 2012-01-25 | 上海科斗电子科技有限公司 | 种苗自动栽培采收系统 |
CN103609344A (zh) * | 2013-11-26 | 2014-03-05 | 浙江大学 | 针式嫁接机用穴盘蔬菜苗定位与斜切装置 |
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