JPH07107813B2 - 分解生成物排出型ケ−ブル連続架橋装置 - Google Patents

分解生成物排出型ケ−ブル連続架橋装置

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JPH07107813B2
JPH07107813B2 JP6725987A JP6725987A JPH07107813B2 JP H07107813 B2 JPH07107813 B2 JP H07107813B2 JP 6725987 A JP6725987 A JP 6725987A JP 6725987 A JP6725987 A JP 6725987A JP H07107813 B2 JPH07107813 B2 JP H07107813B2
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はケーブル連続架橋装置における分解生成物を排
出する装置に関するものである。
[従来の技術] ケーブルの架橋ポリエチレン被覆は、ケーブル芯上に未
架橋ポリエチレン被覆を押出被覆して架橋管内に走行さ
せ、架橋管上部に加圧不活性ガスを充填して形成した加
熱部を走行させて加熱することにより架橋し、ついで加
熱部の下方に連なる冷却部の冷却液中を通過させて冷却
することにより架橋被覆を形成しているが、この押出被
覆される未架橋ポリエチレンは低密度ポリエチレン(LD
PE)等に架橋剤としてヂクミールパーオキサイド(DC
P)や老化防止剤が混入されているので、架橋管の加熱
部を走行して加熱され架橋反応すると架橋剤の分解生成
物としてメタン、クミルアルコール、アセトフェノン、
α−メチルスチレン等が生じこれがガス化して架橋管内
の加熱部に充満する。
この分解生成物のガスは架橋管の管壁内面に付着してド
レーン化すると架橋管内面を伝って冷却部の冷却液に落
下するが、水に溶けにくく比重が小さいため冷却液面に
滞留浮游して冷却効果を阻害するので、従来は架橋管の
加熱部に充填されている加圧不活性ガスを一定時間管外
に放出してこれと一緒に分解生成物を排出するようにし
ていた。
[発明が解決しようとする問題点] 前記のように架橋管の加熱部に発生する分解生成物を除
去するのに、架橋管の加熱部に充填されている加圧不活
性ガスを一定時間管外に放出するだけては加熱部に充満
した分解生成物は充分に排出されず時間の経過とともに
冷却液面上に浮游する量が多くなり、このため分解生成
物が架橋管内に残存しないように加圧不活性ガスを長時
間放出し続けると不活性ガスの損失量が増大しきわめて
不経済であるという問題点があった。
そこで本発明は、分解生成物が冷却液を汚染したり冷却
液面上に浮游しないようにするために、架橋管内面を伝
って落下する分解生成物トレーンを管外に排出できるよ
うにした分解生成物排出型ケーブル架橋装置を提供する
ものである。
[問題点を解決するための手段] 前記の問題点を解決するために本発明の分解生成物排出
型ケーブル架橋装置は、架橋管の上部に加熱部を有し下
部に冷却部を有する縦型や傾斜型のケーブル連続架橋装
置において、加熱部の下部の管連結下端部と冷却液面の
上方の管連結上端部との間にドレーン受け環を設置し、
このドレーン受け環には架橋管外に連通する排出孔を設
けて分解生成物を排出するように構成したものである。
[作用] 前記の冷却液面の上方に設置したドレーン受け環は、加
熱部の架橋管々壁を伝って落下する分解生成物ドレーン
が冷却液面に到達する前に受け止めることにより分解生
成物ドレーンによる冷却液の汚染や浮游を防ぐものであ
り、このドレーン受け環に受け止められたドレーンは排
出孔を通って架橋管外に排出されることになる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面により説明する。第1図は本
発明の架橋管の分解生成物排出装置の要部を断面で示
し、第2図は本発明の装置を設けたケーブル架橋装置の
断面図である。
まず第2図において、1は縦型の連続架橋装置の垂直に
設置された架橋管、2は押出機、3はその押出ヘッド、
4はケーブルの送出し装置であり、ケーブル導体Aは送
出し装置4を経て押出ヘッド3に入り、この押出ヘッド
3において底密度ポリエチレン(LDPE)に架橋剤のヂク
ミールパーオキサイド(DCP)や老化防止剤等を混和し
た未架橋ポリエチレン混和物が押出されてケーブル導体
A上に被覆され、この押出被覆された未架橋ポリエチレ
ン被覆ケーブルBは架橋管1内に入って下方に走行し、
架橋管上部の加熱部5を走行する間に加熱架橋され、つ
いで下部の冷却部6を走行して冷却される。
7は加熱部5の加熱ヒーターであり、加圧媒体としてN2
ガスのような加圧不活性ガスを用いこれをガス容器8か
らガス圧コントロール弁9で一定圧にコントロールして
加熱部管内に送給し、この加熱部5に前記の未架橋ポリ
エチレン被覆ケーブルBを走行させて加圧雰囲気中で加
熱することにより架橋する。なおこの加熱部5の熱源に
は高温に加熱された加圧不活性ガスもしくは加圧蒸気を
用いこれを管内に送給充填して加熱してもよい。10は冷
却部6の管内に送給されている冷却水等の冷却液、10a
はその冷却液面であり、ポンプPで冷却管内に送給さ
れ、その管内における水位は冷却液コントロール弁11に
より一定にコントロールされており、加熱部5を走行し
て加熱架橋された架橋ポリエチレン被覆ケーブルはこの
冷却液10中を走行降下して冷却される。このように冷却
部6で冷却されたケーブルは架橋管下端のエンドシール
12を通過しガイドローラ13、引取装置14を経て巻取装置
15に巻取られることになる。なお冷却液にはシリコンオ
イル等を用いてもよい。
16は加熱部5の下端部における管連結下端部、17は冷却
液面10aの上方における冷却部6の管連結上端部であ
り、この管連結下端部16と管連結上端部17は図示のよう
にフランジに形成する。18、19に両フランジの間のパッ
キンである。
前記の加熱部5下端の管連結下端部16と冷却部6の冷却
液面10aの上方における管連結上端部17との間にはドレ
ーン受け環20を設置する。
前記のドレーン受け環20は第1図に断面で示したよう
に、架橋管の内径よりも小径の短筒部21とその周囲の取
付け用フランジ部22とを有し、この取付け用フランジ部
22の上面と短筒部21の外周面との境界角部に環状のドレ
ーン受け溝23を設け、この環状のドレーン受け溝23に連
通する排出孔24を前記の取付け用フランジ部22に設けた
ものであり、このフランジ部22を前記の管連結下端部16
と連結上端部17の間のパッキン間に挾んで取付ける。こ
のように取付けられたドレーン受け環20の短筒部21は架
橋管の内面よりも内側にあって冷却液10の液面10aの上
方に位置し、この短筒部21の外周の環状のドレーン受け
溝23は管連結下端部16の管内面の直下に位置する。なお
25は前記排出孔24に接続した排出管、26は排出バルブで
ある。
前記のように加熱部5の下部の管連結下端部16と冷却部
6の上方の管連結上端部17の間にドレーン受け環20を設
置した本発明の架橋装置において、未架橋ポリエチレン
を押出被覆されたケーブルBが加熱部5を走行すると、
架橋剤により架橋反応が促進されるとともに分解生成物
が生じ、この分解生成物がガス化して管壁内面に付着す
るとドレーン化して管壁内面を伝って落下するが、この
ように落下するドレーンはドレーン受け環20の環状のド
レーン受け溝23内に入って受け止められるのでその下方
の冷却液10には到達せずしたがって分解生成物が冷却液
10を汚染したり冷却液面10a上に浮游するようなことは
なくなるのである。このようにして環状のドレーン受け
溝23内に滞留する分解生成物ドレーンの量が多くなると
排出バルブ26を開き、加熱部5内に充填されている加圧
ガスがその圧力により架橋管外に噴出するのと一緒に前
記ドレーン受け溝23内の滞留分解生成物も排出孔24から
排出管25を通って架橋管外に排出される。
なお図示の実施例では架橋管が垂直に設置された縦型の
架橋装置を示しているが、本発明は架橋管を傾斜して設
置されている架橋装置にも適用することができるもので
ある。
本発明は前記のようにして未架橋ポリエチレン被覆ケー
ブルが加熱部で架橋される際に発生する分解生成物を除
去するのであるが、実験の結果によれば、従来の架橋装
置において単に加熱部内に充填されている加圧ガスを架
橋管外に放出するという従来の方法により分解生成物を
管外に排出したところ、ガス放出量が40Nm3/Hの多量に
なっても冷却部の冷却液面上に分解生成物が残留して浮
游を生じたが、本発明のドレーン受け環20を設置したケ
ーブル架橋装置によれば、ドレーン受け環20の環状のド
レーン受け溝23に滞留する分解生成物ドレーンを排出バ
ルブ26を開いて加熱部5内の充填加圧ガスと一緒に架橋
管外に排出したところ、ガス放出量が10〜20Nm3/H程度
の少量でも冷却部の冷却液に支障のない程度に加熱部5
内の分解生成物を除去することができた。
[発明の効果] 前述のように本発明の分解生成物排出型ケーブル架橋装
置は、加熱部の下部の連結下端部と冷却部の上部の連結
上端部との間にドレーン受け環を設置したので、未架橋
ポリエチレン被覆が架橋管の加熱部で加熱架橋される際
に発生する分解生成物ガスのドレーンを冷却液に落下す
る前に受けて止めて排出することができ、このため分解
生成物が冷却液を汚染したり冷却液面上に浮游するよう
なことがなく、しかも加熱部内に充填されている加圧ガ
スの放出量が少くなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の要部の断面図、第2図は本発明
の装置を設けたケーブル架橋装置の断面図である。 1:架橋管、5:加熱部、6:冷却部 10:冷却液、10a:冷却液面 16:管連結下端部、17:管連結上端部 20:ドレーン受け環

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架橋管の上部に加熱部を有し下部に冷却部
    を有するケーブル連続架橋装置において、加熱部の下部
    における管連結下端部と冷却液面の上方における管連結
    上端部との間にドレーン受け環を設置したことを特徴と
    する分解生成物排出型ケーブル連続架橋装置。
JP6725987A 1987-03-20 1987-03-20 分解生成物排出型ケ−ブル連続架橋装置 Expired - Fee Related JPH07107813B2 (ja)

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JP6086415B1 (ja) * 2016-06-22 2017-03-01 株式会社ニチリン シール装置およびこれを備えたゴムホースの連続加硫装置、並びに、シール方法およびこれを備えたゴムホースの連続加硫方法

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