JPH07107476B2 - 熱交換設備 - Google Patents

熱交換設備

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JPH07107476B2
JPH07107476B2 JP7677487A JP7677487A JPH07107476B2 JP H07107476 B2 JPH07107476 B2 JP H07107476B2 JP 7677487 A JP7677487 A JP 7677487A JP 7677487 A JP7677487 A JP 7677487A JP H07107476 B2 JPH07107476 B2 JP H07107476B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱交換設備に係り、冷熱源設備によって加熱或
いは冷却して所定温度に調整される熱交換媒体液を使用
側の熱交換器(冷却装置或いは暖房装置)に流して熱交
換を行う熱交換設備に関する。
〔従来技術〕
一般に冷暖房設備に於いて、加熱或いは冷却を行う冷熱
源を直接暖房装置或いは冷却装置とせずに、冷熱源から
熱交換媒体液を介して間接的に使用側で熱エネルギーを
取出し暖房器或いは冷却器とした熱交換設備が用いられ
る。ところで、従来の熱交換設備においては、使用側の
熱交換器、例えば冷却器に用いられる冷媒液の温度は使
用される冷却器の目的、又は機種によって異なる場合が
ある。このような場合には、冷熱源設備を複数設け、各
冷却器に必要とされる温度の冷媒を各冷熱源設備に夫々
供給するか或いは使用される冷却器の最低温度の冷媒液
を少量送流して各冷却器に順次適用対処させる方法が取
られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の熱交換設備において
は、異なった温度の熱交換媒体液を各々得るには複数の
冷熱源設備を必要とし、イニシャルコスト、ランニング
コストが共に増大する不具合がある。また、最低温度の
熱交換媒体液を他の熱交換器等に送流したのでは、熱交
換媒体液を不必要に消費しランニングコストがアップす
る不具合があり、熱交換器等の温度調節も正確にできな
い不具合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、熱交
換媒体液の使用温度が異なる複数の熱交換器に効率良く
熱交換媒体液を供給し、イニシャルコスト及びランニン
グコストが減少する熱交換設備を提案することを目的と
している。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するために、熱交換媒体液が貯
留される槽と、前記槽内に立設され槽内を複数の区分域
に分割する仕切壁と、槽内の熱交換媒体液を加熱或いは
冷却し、所定温度に調整して槽内に戻す冷熱源設備と、
前記槽内の区分域のうち第1の区分域と第2の区分域を
連通すると共に、次に第2の区分域と第3の区分域を連
通し、以下これを繰返して各区分域を接続する夫々の送
流通路と、熱交換媒体液の使用温度に応じて夫々の送流
通路に設定配置される熱交換器と、から構成したことを
特徴とする。
〔作用〕
本発明に係る熱交換設備によれば、槽を仕切壁によって
複数の区分域に分割し、各区分域間を連結する通路の熱
交換器で熱交換媒体液を使用することにより、熱交換媒
体液が順次段階をおって高温或いは低温になるように
し、各区分域の熱交換媒体液を槽内で温度区分したもの
である。従って、使用温度の異なる熱交換器をその温度
の使用最適条件に対応させて送流ラインに組合わせ配置
するので、冷熱源装置からの熱交換媒体液は熱交換が効
率良く行われ、熱交換設備のイニシャルコスト及びラン
ニングコストを下げることができる。
〔実施例〕
以下添付図面に従って本発明に係る熱交換設備の好まし
い実施例を詳説する。
第1図は本発明に係る熱交換設備の説明図である。第1
図に示すように槽10内には熱交換媒体液としての冷水12
が貯留される。槽10内には3個の仕切壁22A、22B、22C
が立設され、槽10内は4個の区分域24A、24B、24C、24D
が形成される。仕切壁22Aは他の仕切壁22B、22Cより長
く形成されるが、上端は冷水12の液面下に位置する。こ
のため、区分域24A、24B、24C、24Dの上方は連通されて
いる。槽10の左側には混合弁14、送流ポンプ16及び冷却
設備18が設けられる。冷水12は槽10の区分域24Aの上部
から導入され冷却設備18で一定の温度(温度T0)に冷却
された後、槽10の区分域24Aの下部内に戻される。送流
ポンプ16の後段には温度検出計20が設けられ、混合弁14
は音読検出計20の信号に基づいて槽10内からの冷水温度
に応じて冷水量を調節している。
槽10の区分域24Aの底面には冷水12の送流ライン26Aの冷
水導入口28Aが形成され、冷水12は送流ポンプ30によっ
て送流ライン26Aに送流される。冷水12は制御弁32及び
冷水の温度T0で使用される熱交換器34Aを通って仕切壁2
2Bの上端に形成された開口36Aから区分域24B内に流出さ
れる。区分域24Bの底面には、送流ライン26Bの冷水導入
口28Bが形成され、冷水12は送流ポンプ30によってライ
ン26Bに送流される。冷水12は混合弁38、制御弁32及び
冷水温度T1で使用される熱交換器34Bを通過して仕切壁2
2Cに形成された開口36Bから区分域24Cに戻される。区分
域24Cの底面には送流ライン26Cの冷水導入口28Cが形成
され、冷水12は送流ポンプ30によって送流ライン26Cに
送流される。冷水12は混合弁38、制御弁32及び冷水温度
T2で使用される熱交換器34Cを通って槽10の右側壁中間
部に形成された開口36Cから区分域24Dに戻される。区分
域24Dの底面には送流ライン26Dの導入口28Dが形成さ
れ、冷水12は送流ポンプ32によって送流される。冷水12
は混合弁38、制御弁32及び冷水温度T3で使用される熱交
換器34Dを通って槽10の右側壁上部に形成された開口36D
から槽10の上部域に流出される。尚、熱交換器34A乃至3
4Dの使用温度T0乃至T3はT0<T1<T2<T3の関係にある。
また槽12の区分域24Aの底面には冷水温度調節ライン40
が接続され、調節ライン40は送流ライン2B乃至26Dに設
けられた各混合弁38に接続される。送流ライン26B乃至2
6Dにはそれぞれ温度検出計42、42…が設けられ、温度検
出計42からの信号に基づいて混合弁38は調節される。例
えば、送流ライン26Bに於いて、熱交換器34Bに温度T1
冷水を送るために、区分域24B内の冷水の温度がT1より
高い場合には、混合弁38が温度検出計42に基づいて調節
ライン40から温度T0の低温冷水と一部混合させて温度T1
の冷水になるように調節している。送流ライン26C、26D
においても同様な調節がされ熱交換器34Cには温度T2
冷水12が流れるように調節し、熱交換器34Dには温度T3
の冷水12が流れるように調節している。
前記の如く構成された本発明に係る熱交換設備によれ
ば、冷水12は冷却設備18によって槽10内で最低温度であ
る温度T0に冷却され、槽10の区分域24Aの底部に流出さ
れる。温度T0の冷水12は送流ポンプ30によって送流ライ
ン26Aに送流され、熱交換器34Aで熱交換される。熱交換
された冷水12は略温度T1に上昇して区分域24Bに戻され
る。区分域24B内では略温度T1の冷水12が底部に貯留さ
れ、略温度T1の冷水12は送流ポンプ30によって導入口28
Bから送流ライン26Bに送流される。温度検出計42は送流
ライン26Bに流れる冷水12の温度を検出し、検出値に基
づいて混合弁38を調節している。混合弁38の調節によっ
て、区分域24B内からの略温度T1の冷水12と調節ライン4
0からの温度T0の冷水12とが混合され温度T1に調節され
た後、熱交換器34Bに送流される。冷水12は熱交換器34B
によって熱交換され略温度T2に上昇された後区分域24C
に戻される。区分域24C内では略温度T2の冷水12が底部
に貯留され、略温度T2の冷水12は送流ポンプ30によって
導入口28Cから送流ライン26Cに送流され、送流ライン26
Bに示した時と同様に混合弁38によって調節された後、
熱交換器34Cに送流される。冷水12は熱交換器34Cによっ
て熱交換され略温度T3に上昇された後区分域24Dに戻さ
れる。区分域24D内では略温度T3の冷水12が底部に貯留
され、略温度T3の冷水12は混合弁38によって温度調節さ
れて熱交換器34Dに送流され熱交換される。温度T3から
温度T4に上昇した冷水12は槽10の右上の開口36Dから槽1
0の上部に戻される。
槽10の上部に導入された略温度T4の冷水12は各区分域24
A乃至24Dの底部に貯留される温度T0乃至T3の冷水12より
高温であるため、槽10の上部に滞留すると共に各仕切壁
22A乃至22Cの上端を越流して槽10の左上の側面の導入口
13より冷却設備18に導入される。温度T4の冷水12は冷却
設備18によって再び温度T0に冷却された後、槽10の区分
域24A内に供給される。従って、異なる冷水温度で使用
される熱交換器34A乃至34Bは、冷水12が最低使用温度T0
で使用される熱交換器34Aから順次高温冷水が使用され
る熱交換器34B乃至34Dに送流するように送流ラインに配
せられ、各熱交換器34A乃至34Bは槽10内の各区分域24A
乃至24Bから最適条件温度の冷水12の供給を受けること
ができる。この場合、冷水12は各熱交換器34A乃至34Bに
順次使用されるため、冷水12は最大限に利用できる。
又、冷却設備18には最高温度T4の冷水12が送流されるた
め、冷却設備18の運転条件は高効率に維持される。
第2図(A)乃至(D)は本発明に係る熱交換設備の第
2実施例を示した説明図である。第2図に示す第2実施
例の熱交換設備は第1実施例で示した熱交換設備と略同
様な構成であり、冷媒には冷水12が使用され、槽10の左
側には冷却設備18及び送流ポンプ16が設けられている。
又、槽10内には二個の仕切壁22A、22Bが設けられ槽10内
は三つの区分域24A、24B、24Cが形成され、それぞれの
区分域24A、24B、24Cには送流ライン26A、26B、26Cが接
続される。送流ライン26A、26B、26Cには第1図の第1
実施例の熱交換設備と同様に送流ポンプ30及び異なる温
度T0、T1、T2で使用される熱交換器34A、34B、34Cがそ
れぞれ配せられている。第2実施例の熱交換設備におい
て第1図に示した第1実施例の熱交換設備と異なる点
は、仕切壁22A、22Bの下部にそれぞれ流量調節口50、52
が形成されていることである。又、各調節口50、52には
スライド蓋54、56が設けられており、上下にスライドし
て調節口50、52の開閉を行っている。
本発明に係る第2実施例の熱交換設備によれば、熱交換
器34A乃至34Cに使用される冷水12の流量がそれぞれ異な
る場合に適用される。たとえば、熱交換器34Aの単位時
間当たりの冷水使用量をA量とし、熱交換器34Bの冷水
使用量をB量とし、熱交換器34Cの冷水使用量をC量と
すれば、これらの流量がA>B>Cの関係にある場合で
ある。この場合には第2図(A)に示すように調節口5
0、52はスライド蓋54、56によって共に閉止される。
熱交換器34Aで使用された使用冷水A量は区分域24Bに戻
される。A>Bであるため、区分域24Bに戻れた冷水A
量の大部分は送流ライン26Bから熱交換器34Bに送流され
るが、余分の(A−B)量は仕切壁22Aの上端を越流し
て区分域24Aの上方(第2図(A)に示す左方向)に溢
れ出ることになる。又、熱交換器34Bで使用された冷水
B量は区分域24Cに戻される。区分域24Cに戻された冷水
B量はC量だけ熱交換器34Cに使用され、余分の(B−
C)量は仕切壁22Bの上端を越流して区分域24Bの上方に
流れる。又、熱交換器34Cで最終使用された冷水12は槽1
0の上部に流出され、この冷水12は仕切壁22A、22Bを越
流する余剰冷水12と同方向に円滑に流れ導入口13から冷
却設備18に送られることになる。
しかし、各熱交換器34A乃至34Cの冷水使用量がA>C>
Bの関係にある場合には、第2図(A)の状態では次の
様な不具合がある。熱交換器24Bの使用冷水B量は区分
域24Cに流入されるが、熱交換器34Cで使用される冷水C
量はB量より大きいため、(C−B)量の冷水12を区分
域24Bから仕切壁22Bの上端を越流させて区分域24Cに
(右方向に)流出させる必要がある。これは熱交換器34
Cから槽10に送られた最終使用の冷水12の流れに逆らう
ことになり、区分域24B、24C間の温度区分を悪くする不
具合がある。
そこで、冷水流量がA>C>Bの関係にある場合には、
第2図(B)に示すように仕切壁22Bの下部のスライド
蓋56をスライドさせて調節口52を開放する。これによ
り、区分域24Cに供給される冷水B量は熱交換器34Cで不
足するため、(C−B)量が調節口52より区分域24Bの
下部から区分域24Cに導入されることになる。又、区分
域24B内に供給される冷水A量は熱交換器34Bに冷水B量
を送流し、調節口52から(C−B)量が送流して(A−
C)量が過剰となっている。このため、(A−C)量分
だけ余剰分として仕切壁22Aの上端より区分域24Aの上方
に越流することになる。従って、仕切壁22Bの上方で
は、冷水12の越流による不具合を生じることがなく、熱
交換器34Cで最終使用された冷水12は円滑に槽10の上部
を移動して冷却設備18に送流される。
また、熱交換器34A乃至34Cで使用される各流量の関係が
C>A>Bの場合には第2図(C)に示すように調節口
50、52が共に開放される。このような構成においては、
(C−A)量の冷水12が区分域Aから区分域24Bに調節
口50を介して供給される。また、(C−B)量の冷水12
が区分域24B内から区分域24C内に調節口52を介して供給
される。このような調節口50、52により、C>A>Bの
関係においては、仕切壁22A、22Bの上端から冷水12が越
流することがない。
また、C>B>Aの流量関係にある場合でも、第2図
(C)に示すように調節口50、52が共に開口され、調節
口50からは(C−A)量の冷水12が区分域24Aから区分
域24Bに供給され、調節口52からは(C−B)量の冷水
が区分域24Bから区分域24Cに供給される。これにより、
仕切壁22A、22Bの上端からの越流が防止される。
また、使用流量がB>A及びB>Cの関係にある場合に
は、第2図(D)に示すように仕切壁22Aの下部の調節
口50が開放される。この調節口50からは(B−A)量の
冷水12が区分域24Aから区分域24Bに供給される。従っ
て、熱交換器34Bには区分域24Bから適量であるB量が供
給され区分域24Cに流れたB量は一部が仕切壁22Bを越流
して区分域24Bの上方に流れる。従って、この場合にお
いて、最終使用された冷水12は槽10の上方を円滑に流出
される。
前記実施例に於いては、開口50、52を全開したが、これ
に限るものではなく、A、B、Cの各量の供給量の差に
応じて、調節口50、52の開口面積をスライド蓋54、56に
よって調節してもよい。これにより決めの細かい冷水12
の流量調節が出来る。
第3図は本発明に係る熱交換設備の第3実施例を示す説
明図である。第3図に示すように槽58内には熱媒60が貯
留され、槽58内には2個の仕切壁62A、62Bが形成され
る。各仕切壁62A、62Bは熱媒60の液面より上端が突き出
され、下部に開口64A、64Bを有している。槽58は仕切壁
62A、62Bによって3つの区分域66A、66B、66Cが形成さ
れる。槽58の左側には熱媒60の加熱設備68及び送流ポン
プ69が設けられ区分域64Aの下部開口67から熱媒60を導
入して一定の温度T5に上昇させて区分域64Aの上部に戻
している。送流ライン70A乃至70Cの熱媒導入口72A乃至7
2Cは各区分域64A乃至64Cの上部に配せられ、各区分域64
A乃至64Cの熱媒60は各送流ポンプ74、74、74によって各
送流ライン72A乃至72Cに導入される。送流ライン72A乃
至72Cにはそれぞれ異なる温度T5、T6、T7で使用される
熱交換器(暖房器)80A乃至80Cが配せられ、熱媒60の使
用温度はT5>T6>T7の関係にある。
区分域66Aの上部の熱媒60は送流ライン70Aを通過して熱
交換器80Aに使用された後、仕切壁62Aの下部に設けられ
た開口82より区分域66Bに戻される。又、区分域64Bの上
方から送流ライン70Bに導入された熱媒60は熱交換器80B
を通って槽58の右側壁開口84から区分域64Cに戻され
る。また、区分域64Cの上方の熱媒60は送流ライン70Cを
通って熱交換器80Cに使用された後、槽58の右下の開口8
6より槽58の底部に流出される。
前記の如く構成された本発明に係る熱交換設備の第3実
施例によれば、熱媒60は加熱設備68によって槽58内で最
高温度である温度T5に加温され、槽58の区分域66Aの上
部に供給される。温度T5の熱媒60は送流ポンプ74によっ
て送流ライン70Aに送流され熱交換器80Aで熱交換され
る。熱交換された熱媒60は温度T6に下がって区分域66B
に戻される。温度T6の熱媒60は区分域66Bを上昇して上
部に滞留される。滞留した温度T6の熱媒60は送流ポンプ
74によって送流ライン70Bに送流される。温度T6の熱媒6
0は熱交換器80Bで熱交換され、温度T7に下る。温度T7
熱媒60は区分域66Cに戻される。温度T7の熱媒60は区分
域66C内を上昇して上部に滞留する。滞留した温度T7
熱媒60は送流ライン70Cに送流ポンプ74を介して送流さ
れる。温度T7の熱媒60は熱交換器80Cで熱交換され温度T
0に下って槽58の開口86から槽58の底部に流出される。
槽58の低部に流出された温度T8の熱媒60は各区分域66A
乃至66Cに滞留する温度T5乃至T7の熱媒より低温である
ため、槽58の低部に貯留する。温度T8の熱媒60は仕切壁
62A、62Bに形成された開口64A、64Bを通過して左下側面
の開口67より加熱設備68に導入される。温度T8の熱媒60
は加熱設備68によって再び昇温され、温度T5に調節され
た後、槽10の区分域66Aの上方に再び供給される。
従って、異なる熱媒温度で使用される熱交換器80A乃至8
0Cは、熱媒60が最高使用温度T5で使用される熱交換器80
Aから順次低温熱媒60が使用される熱交換器80B、80Cに
送流するように使用ラインに配せられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る熱交換設備によれば、
仕切壁を槽内に設け熱交換媒体液が異なる温度で貯留さ
れるように区分域を形成して、各区分域区間を連結する
通路を形成すると共に各通路間に熱交換器を備えた送流
ラインを設けたので、熱交換媒体液の使用温度が異なる
複数の熱交換器に効率良く熱交換媒体液を供給し、熱交
換設備のイニシャルコスト及びランニングコストを下げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る熱交換設備の第1実施例を示す説
明図、第2図(A)乃至(D)は第2実施例の説明図、
第3図は第3実施例の説明図である。 10……槽、18……冷却設備、22A乃至22C……仕切壁、24
A乃至24B……区分域、26A乃至26B……送流ライン、34A
乃至34B……熱交換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−147677(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換媒体液が貯留される槽と、 前記槽内に立設され槽内を複数の区分域に分割する仕切
    壁と、 槽内の熱交換媒体液を加熱或いは冷却し、所定温度に調
    整して槽内に戻す冷熱源設備と、 前記槽内の区分域のうち第1の区分域と第2の区分域を
    連通すると共に、次に第2の区分域と第3の区分域を連
    通し、以下これを繰返して各区分域を接続する夫々の送
    流通路と、 熱交換媒体液の使用温度に応じて夫々の送流通路に設定
    配置される熱交換器と、から構成したことを特徴とした
    熱交換設備。
  2. 【請求項2】前記仕切壁に調節口を設け、該調節口によ
    って各区分域に流れる熱交換媒体液の送流量の不均一を
    調節することを特徴とした特許請求の範囲第1項記載の
    熱交換設備。
JP7677487A 1987-03-30 1987-03-30 熱交換設備 Expired - Lifetime JPH07107476B2 (ja)

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