JPH07107252B2 - 斜張橋 - Google Patents
斜張橋Info
- Publication number
- JPH07107252B2 JPH07107252B2 JP19103093A JP19103093A JPH07107252B2 JP H07107252 B2 JPH07107252 B2 JP H07107252B2 JP 19103093 A JP19103093 A JP 19103093A JP 19103093 A JP19103093 A JP 19103093A JP H07107252 B2 JPH07107252 B2 JP H07107252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main
- tower
- cable
- girder
- stayed bridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は斜張橋に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】斜張橋は主塔から張設する斜材によって
主桁を吊上げるものである。従来この主塔の形状として
様々なものが採用されている。例えば上方に行く程左右
幅が小さくなるA型主塔、上方と下方の幅が同じである
門型主塔、更に下方は二本に分かれているが上方は一本
に絞り込まれた逆Y型主塔等が開発されている。
主桁を吊上げるものである。従来この主塔の形状として
様々なものが採用されている。例えば上方に行く程左右
幅が小さくなるA型主塔、上方と下方の幅が同じである
門型主塔、更に下方は二本に分かれているが上方は一本
に絞り込まれた逆Y型主塔等が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の主塔
は、全て上方が鉛直か主塔の幅方向内側に絞り込まれた
形状となっている。これら主塔aから張設した斜材によ
って主桁cを吊上げた場合、図3及び図4に示すよう
に、斜材bは主桁cの幅方向側端に沿って延びることと
なる。
は、全て上方が鉛直か主塔の幅方向内側に絞り込まれた
形状となっている。これら主塔aから張設した斜材によ
って主桁cを吊上げた場合、図3及び図4に示すよう
に、斜材bは主桁cの幅方向側端に沿って延びることと
なる。
【0004】このような斜材bであると主桁cに作用す
る地震力に有効に抵抗できない。すなわち図2に示すよ
うに主桁cの長手方向に対し、直交する方向の地震力が
水平に作用した場合、斜材bは主桁cの荷重を支えるだ
けで、直交方向の力を何ら負担することができない。
る地震力に有効に抵抗できない。すなわち図2に示すよ
うに主桁cの長手方向に対し、直交する方向の地震力が
水平に作用した場合、斜材bは主桁cの荷重を支えるだ
けで、直交方向の力を何ら負担することができない。
【0005】この発明は地震によって主桁に作用する直
交方向の力にも有効に抵抗することができる耐震性の良
好な斜張橋を提供することを目的とする。
交方向の力にも有効に抵抗することができる耐震性の良
好な斜張橋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる斜張橋
は、斜材を主桁に作用する直交方向の力を負担するよう
張設するものである。
は、斜材を主桁に作用する直交方向の力を負担するよう
張設するものである。
【0007】主塔基部上の中央に主桁を配置し、主桁の
両側より主塔基部上に主塔柱部を立設し、主塔柱部に幅
方向左右に張出る張出し梁を形成し、主塔柱部及び張出
し梁の張出部より斜材を張設して主桁の左右側部に連結
したものである。
両側より主塔基部上に主塔柱部を立設し、主塔柱部に幅
方向左右に張出る張出し梁を形成し、主塔柱部及び張出
し梁の張出部より斜材を張設して主桁の左右側部に連結
したものである。
【0008】
【作用】張出し部から張設して主桁に連結した斜材は、
主桁の幅方向左右から鋭角に交差する角度で主桁に連結
される。従って主桁に直交方向から作用する地震力に斜
材の引張力によって抵抗することができる。
主桁の幅方向左右から鋭角に交差する角度で主桁に連結
される。従って主桁に直交方向から作用する地震力に斜
材の引張力によって抵抗することができる。
【0009】
【実施例】以下、図に示す一実施例に基づきこの発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0010】図1において1は主塔であって、複数本が
所定間隔離れて立設されている。
所定間隔離れて立設されている。
【0011】主塔1の基部上の中央に主桁4が配置され
主桁4の基部の両側より主塔柱部2,2が立設され、主
塔柱部2,2の上方部に、この主塔柱部2,2を貫通し
て幅方向左右に張出る張出し梁6を設けてある。
主桁4の基部の両側より主塔柱部2,2が立設され、主
塔柱部2,2の上方部に、この主塔柱部2,2を貫通し
て幅方向左右に張出る張出し梁6を設けてある。
【0012】斜材5,…は主塔柱部2,2の上方部及び
張出し梁6の張出し部A,Aから張設され、斜材端部は
主桁4の長手方向に適宜間隔づつ離れて連結されてい
る。
張出し梁6の張出し部A,Aから張設され、斜材端部は
主桁4の長手方向に適宜間隔づつ離れて連結されてい
る。
【0013】上記したように張出し部A,Aは主塔1の
幅方向左右へ大きく張出した部分であり、主桁4の幅よ
りも左右へ大きく張出ている。従ってこの張出し部A,
Aから張設した斜材5は、主桁4の幅方向左右から鋭角
に交差する角度で主桁4に連結される。このように主桁
4の幅方向左右から連結された斜材5は、主桁4の中間
部に作用する主桁4と直交する方向の力を引張り力によ
って受けることができる。従って主桁4に作用する地震
力をこの斜材5の引張力によって受けることができ、耐
震性の大きな斜張橋となる。
幅方向左右へ大きく張出した部分であり、主桁4の幅よ
りも左右へ大きく張出ている。従ってこの張出し部A,
Aから張設した斜材5は、主桁4の幅方向左右から鋭角
に交差する角度で主桁4に連結される。このように主桁
4の幅方向左右から連結された斜材5は、主桁4の中間
部に作用する主桁4と直交する方向の力を引張り力によ
って受けることができる。従って主桁4に作用する地震
力をこの斜材5の引張力によって受けることができ、耐
震性の大きな斜張橋となる。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上のような構成を有し、主
塔の上部に主桁の幅より左右に張出る張出し梁を設け、
この張出し部から張設した斜材を主桁に連結したため、
主塔柱部は補強され斜材は幅方向左右から鋭角に交差し
て主桁と連結することになる。
塔の上部に主桁の幅より左右に張出る張出し梁を設け、
この張出し部から張設した斜材を主桁に連結したため、
主塔柱部は補強され斜材は幅方向左右から鋭角に交差し
て主桁と連結することになる。
【0015】従って主桁に作用する直交方向の地震力を
斜材の引張力によって受けるため、主桁に作用する力を
軽減し、耐震性の良好な斜張橋となる。
斜材の引張力によって受けるため、主桁に作用する力を
軽減し、耐震性の良好な斜張橋となる。
【0016】主塔の柱部間に張出し梁を設けたから、主
塔はこれにより補強され柱部を細くできるから全体を安
価に施工できる。
塔はこれにより補強され柱部を細くできるから全体を安
価に施工できる。
【図1】この発明の斜張橋の斜視図である。
【図2】この発明の斜張橋の平面図である。
【図3】従来の斜張橋の斜視図である。
【図4】従来の斜張橋の平面図である。
A…張出し部、1…主塔、2…主塔柱部、3…梁、4…
主桁、5…斜材、6…張出し梁。
主桁、5…斜材、6…張出し梁。
Claims (1)
- 【請求項1】 所定間隔離れて立設した主塔から張設し
た斜材によって主桁を吊上げる斜張橋において、主塔基
部上の中央に主桁を配置し、主桁の両側より主塔基部上
に主塔柱部を立設し、主塔柱部に幅方向左右に張出る張
出し梁を形成し、主塔柱部及び張出し梁の張出部より斜
材を張設して主桁の左右側部に連結したことを特徴とす
る斜張橋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19103093A JPH07107252B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 斜張橋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19103093A JPH07107252B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 斜張橋 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63143268A Division JPH0765294B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 斜張橋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673710A JPH0673710A (ja) | 1994-03-15 |
JPH07107252B2 true JPH07107252B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=16267735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19103093A Expired - Fee Related JPH07107252B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 斜張橋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07107252B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102644241A (zh) * | 2012-04-05 | 2012-08-22 | 广东省长大公路工程有限公司 | 斜拉桥的空间曲面索塔 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2192063A1 (en) * | 1995-04-05 | 1996-10-10 | Nobumichi Yamamura | Method of suspending bridge girder suspension bridge |
KR20010048238A (ko) * | 1999-11-25 | 2001-06-15 | 염병대 | 아치형 교각 |
ES2332442B1 (es) * | 2008-07-11 | 2011-03-03 | Universidad De Granada | Estructura autotensada para puente de material compuesto. |
CN110593078A (zh) * | 2019-09-06 | 2019-12-20 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 公铁并行的双主梁公铁合建桥 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP19103093A patent/JPH07107252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102644241A (zh) * | 2012-04-05 | 2012-08-22 | 广东省长大公路工程有限公司 | 斜拉桥的空间曲面索塔 |
CN102644241B (zh) * | 2012-04-05 | 2014-07-30 | 广东省长大公路工程有限公司 | 斜拉桥的空间曲面索塔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0673710A (ja) | 1994-03-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |