JPH0710672Y2 - 口紅おさえ用シート - Google Patents

口紅おさえ用シート

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Publication number
JPH0710672Y2
JPH0710672Y2 JP1990407021U JP40702190U JPH0710672Y2 JP H0710672 Y2 JPH0710672 Y2 JP H0710672Y2 JP 1990407021 U JP1990407021 U JP 1990407021U JP 40702190 U JP40702190 U JP 40702190U JP H0710672 Y2 JPH0710672 Y2 JP H0710672Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lipstick
powder
sheet
lips
holding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990407021U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH059414U (ja
Inventor
伊織 宮崎
志津子 岸元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pias Corp
Original Assignee
Pias Corp
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、口紅おさえ用シート、
さらに詳しくは、口紅が唇から離脱するのを防止するた
めの口紅おさえ用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、口紅が使用される場合、唇から
食器等の他の場所へ転着するのを緩和するために、たと
えば粉体を付着することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような粉
体の付着によると、次のような問題点が生じていた。 (a)粉体の付着のために何らかの用具が必要となり、
その準備が結構煩雑である。 (b)唇に付着する際に粉体が飛散し、周囲のメイクの
仕上げを損ない、また被服 を汚すおそれがあり、或い
は粉体を誤って吸入するおそれがある。 (c)唇に適当な量を定着状態で付着させるのが容易で
はない。 (d)粉体を容器等に充填して携帯しなければならず、
その携帯が必ずしも容易ではなく、また使用の際に鏡等
も必要であり、化粧なおし時等に手軽に使用できない。 (e)粉体使用の前にティッシュペーパー等を用い、唇
をおさえて余分な油分を吸着して除去する作業が必要と
なっていた。
【0004】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、粉体の唇への付着を別途用具等を
必要とすることなく容易に行わしめるとともに、口紅の
油分の吸着を速やかに行え、また携帯が便利でティッシ
ュペーパーによるおさえを不要にすることを課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような課
題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決す
るための手段は、口紅の油分を吸着しうるシート本体1
に、口紅の転着を防止しうる粉体2が添着されてなるこ
とにある。
【0006】
【作用】本考案の口紅おさえ用シートは、上記のような
構成なるために、これを唇に付着すると、口紅の油分は
シート本体1によって速やかに吸着されることとなる。
また、シート本体1に添着された粉体2が、口紅に吸着
し、それによって口紅の離脱が防止されることとなるの
である。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。実施例1 図1において、1は油取り紙からなるシート本体で、そ
の表面には、口紅おさえ用の粉体2が添着されてなる。
尚、この扮体2の組成は次のとおりである。
【0008】実施例2 本実施例においては、シート本体1の構成は上記実施例
1と同様であるが、粉体2の組成が異なる。その組成は
次のとおりである。
【0009】実施例3 本実施例においては、シート本体1の構成は上記実施例
1と同様であるが、粉体2の組成が異なる。その組成は
次のとおりである。
【0010】調製例 上記のような実施例1〜3の成分を、ヘンシルミキサー
にて均一に分散させ、耐圧スプレー管でフロン11,フ
ロン12に振りながら処理粉体を分散させ、10cm
の紙片に噴霧して粉体が均一に付着した口紅おさえ用シ
ートを、上記実施例1〜3についてそれぞれ作成した。
付着量は、0.5g/10cmとした。
【0011】試験例1 上記のようにして作成された口紅おさえ用シートの効果
を確認する試験を次のように行った。すなわち唇に口紅
を約0.013g塗布し、上記実施例1〜3の口紅おさ
え用シートを使用した後、紙片を唇に軽く押し当て、口
紅の転着量を重量にて測定した。一方、口紅おさえ用シ
ートを使用せずに紙片を唇に軽く押し当て、口紅の転着
量を重量にて測定し、上記実施例1〜3の場合と比較し
た。その測定結果を次表1に示す。 この表1からも明らかなように、口紅おさえ用シートを
使用しない場合に比べて、上記実施例1〜3のような口
紅おさえ用シートを用いることによって、その転着量を
著しく軽減できることとなった。
【0012】試験例2 上記のような実施例1〜3の口紅おさえ用シートについ
て、使用官能評価を行った。評価パネル数は13名で行
った。その結果は次表2のとおりである。
【表2】 この結果からも明らかなように、実施例1〜3の口紅お
さえ用シートを使用すると、口紅塗布のみの場合に比べ
て、食器への付着性、化粧持ち,口紅のよれ,口紅の滲
み,べとつきのなさ等において評価の差異が認められ
た。
【0013】その他の実施例 尚、上記実施例では、シート本体1が油取り紙にて構成
されていたが、シート本体1の材質はこれに限定される
ものではなく、要は、口紅を吸着しうるような材質で構
成されていればよい。また、粉体の組成も上記実施例1
〜3に限定されるものではなく、要は、口紅の転着を防
止しうるような粉体が用いられていればよい。
【0014】
【考案の効果】叙上のように、本考案は、口紅の油分を
吸着しうるシート本体に、口紅の転着を防止しうる粉体
を添着したものであるため、次のような効果を有する。 (イ)従来のように、粉体付着のための用具を別途準備
する必要がなく、付着のための作業が従来に比べて非常
に容易になる。 (ロ)必要な部分(唇)に、適当な量の粉末を添着する
ことができる。 (ハ)唇に付着する際にも従来のように粉体が飛散する
こともなく、従って周囲のメイクの仕上げを損なうこと
がなく、また被服を汚すおそれもなく、さらには粉体を
誤って吸入するおそれもない。 (ニ)携帯に便利で、化粧なおし時にも簡単に使用でき
る。 (ホ)シート状物で口紅をおさえることで、口紅の余分
な油分を吸着して自然な仕上がりになる。従って、従来
のようにティッシュペーパー等を用いて余分な油分を除
去する作業が不用となる。 (ヘ)シートで軽く押えることにより、粉末がより口紅
上に安定して定着することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての口紅おさえ用シート
の平面図。
【符号の説明】
1…シート本体 2…粉末 3…口紅おさえ用シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 口紅の油分を吸収しうるシート本体1に、口紅の転着を
    防止しうる粉体2が添着されてなることを特徴とする口
    紅おさえ用シート。
JP1990407021U 1990-12-28 1990-12-28 口紅おさえ用シート Expired - Lifetime JPH0710672Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990407021U JPH0710672Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 口紅おさえ用シート

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JP1990407021U JPH0710672Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 口紅おさえ用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH059414U JPH059414U (ja) 1993-02-09
JPH0710672Y2 true JPH0710672Y2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=18516650

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4913180U (ja) * 1972-05-11 1974-02-04
JPS5511794Y2 (ja) * 1977-02-07 1980-03-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH059414U (ja) 1993-02-09

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