JPH07106667B2 - サ−マルプリンタおよびその印刷方法 - Google Patents
サ−マルプリンタおよびその印刷方法Info
- Publication number
- JPH07106667B2 JPH07106667B2 JP61256694A JP25669486A JPH07106667B2 JP H07106667 B2 JPH07106667 B2 JP H07106667B2 JP 61256694 A JP61256694 A JP 61256694A JP 25669486 A JP25669486 A JP 25669486A JP H07106667 B2 JPH07106667 B2 JP H07106667B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- recording paper
- thermal
- recording
- recording medium
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38292—Contact thermal transfer or sublimation processes with correction means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/325—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサーマルプリンタおよびその印刷方法に係り、
特に熱転写によってなされた記録紙上の文字・記号等の
記録を消去するコレクト操作を良好に実施しうるサーマ
ルプリンタおよびその印刷方法に関する。
特に熱転写によってなされた記録紙上の文字・記号等の
記録を消去するコレクト操作を良好に実施しうるサーマ
ルプリンタおよびその印刷方法に関する。
一般に、サーマルプリンタは、記録紙とサーマルヘッド
との間に熱溶融性インクを有する感熱記録体、すなわち
インクリボンを配置し、サーマルヘッドに備えらえた複
数の発熱素子を加熱することにより、インクリボンの熱
溶融性インクを溶融させ、これによって記録紙上に所望
の文字・記号等を転写、つまり印刷させるものであり、
他の形式のプリンタに比べて記録時に叩打音等の騒音を
生じることがなく印刷をおこなうことができる利点があ
る。
との間に熱溶融性インクを有する感熱記録体、すなわち
インクリボンを配置し、サーマルヘッドに備えらえた複
数の発熱素子を加熱することにより、インクリボンの熱
溶融性インクを溶融させ、これによって記録紙上に所望
の文字・記号等を転写、つまり印刷させるものであり、
他の形式のプリンタに比べて記録時に叩打音等の騒音を
生じることがなく印刷をおこなうことができる利点があ
る。
ところで、昨今このようなサーマルプリンタが電子式タ
イプライタ等に応用されつつあり、このようなタイプラ
イタにあっては記録された文字・記号等を訂正するため
のコレクト操作が必要不可欠なものになっている。そこ
で、インクリボンとは別に文字・記号等を消去するため
に用いられる消去用リボンを備え、記録紙上に転写され
た文字・記号等の上に記録紙と同色の顔料等を上塗りし
てコレクトをおこなっていた。(特開昭61−182975号参
照) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このようなサーマルプリンンタにあって
は、消去用リボンを要することから、インクリボンと消
去用リボンとの切換機構等が必要になり装置構造が複雑
で大型になるという問題点があった。また顔料上に再記
録する際、顔料表面に形成される凹凸によって高品質な
記録ができないという問題点があった。
イプライタ等に応用されつつあり、このようなタイプラ
イタにあっては記録された文字・記号等を訂正するため
のコレクト操作が必要不可欠なものになっている。そこ
で、インクリボンとは別に文字・記号等を消去するため
に用いられる消去用リボンを備え、記録紙上に転写され
た文字・記号等の上に記録紙と同色の顔料等を上塗りし
てコレクトをおこなっていた。(特開昭61−182975号参
照) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このようなサーマルプリンンタにあって
は、消去用リボンを要することから、インクリボンと消
去用リボンとの切換機構等が必要になり装置構造が複雑
で大型になるという問題点があった。また顔料上に再記
録する際、顔料表面に形成される凹凸によって高品質な
記録ができないという問題点があった。
本発明の目的は、上記した従来技術における問題点を解
決し、1つの感熱記録媒体を介して印刷操作とコレクト
操作を行ない、かつ高品質な記録を実現させることので
きるプリンタおよび印刷方法を提供することにある。
決し、1つの感熱記録媒体を介して印刷操作とコレクト
操作を行ない、かつ高品質な記録を実現させることので
きるプリンタおよび印刷方法を提供することにある。
本発明のサーマルプリンタは、記録紙とサーマルヘッド
との間に、着色剤を有する感熱記録媒体を介在させ、サ
ーマルヘッドの印刷エネルギに応じて上記感熱記録媒体
の着色剤を上記記録紙に転写させて印刷をおこなうサー
マルプリンタにおいて、上記感熱記録媒体が、着色剤を
有するインク層と、該インク層に連設され前記インク層
の融点もしくは軟化点以上の融点もしくは軟化点であ
り、かつ、前記インク層の溶融粘度よりも低い溶融粘度
を有しワックス類を主成分とする離型層と、ベース層と
を備えていることを特徴とする。
との間に、着色剤を有する感熱記録媒体を介在させ、サ
ーマルヘッドの印刷エネルギに応じて上記感熱記録媒体
の着色剤を上記記録紙に転写させて印刷をおこなうサー
マルプリンタにおいて、上記感熱記録媒体が、着色剤を
有するインク層と、該インク層に連設され前記インク層
の融点もしくは軟化点以上の融点もしくは軟化点であ
り、かつ、前記インク層の溶融粘度よりも低い溶融粘度
を有しワックス類を主成分とする離型層と、ベース層と
を備えていることを特徴とする。
また上述したサーマルプリンタにおいて実施される印刷
方法は、上記感熱記録媒体を上記記録紙に対向可能に設
け、あらかじめ印刷用エネルギとこの印刷用エネルギと
同等もしくはそれより大きい消去用エネルギとを設定
し、印刷時には上記印刷用エネルギを上記感熱記録媒体
に付与して上記記録紙上に所定の転写をおこなわせ、こ
の記録紙に転写された誤記録を消去する時には、上記消
去用エネルギを上記感熱記録媒体に付与してこの記録紙
の誤記録を上記感熱記録媒体に接着させることを特徴と
する。
方法は、上記感熱記録媒体を上記記録紙に対向可能に設
け、あらかじめ印刷用エネルギとこの印刷用エネルギと
同等もしくはそれより大きい消去用エネルギとを設定
し、印刷時には上記印刷用エネルギを上記感熱記録媒体
に付与して上記記録紙上に所定の転写をおこなわせ、こ
の記録紙に転写された誤記録を消去する時には、上記消
去用エネルギを上記感熱記録媒体に付与してこの記録紙
の誤記録を上記感熱記録媒体に接着させることを特徴と
する。
以下、本発明のサーマルプリンタおよび印刷方法の一実
施例を図に基づいて説明する。
施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明のサーマルプリンタの一実施例の全体構
成を示す平面図、第2図(a)(b)は第1図に示す一
実施例の動作をそれぞれ示す側面図である。第1図およ
び第2図(a)(b)において、1はプラテン、2は印
刷位置を規定するプラテンゴム、1aはこれらのプラテン
1およびプラテンゴム2に巻回される記録紙である。3
は記録紙1aを案内する紙ガイド、4はプラテンゴム2に
対向可能に配置され、複数の発熱素子を有するサーマル
ヘッド、5はこのサーマルヘッド4が統裁されるととも
に、プラテン1に沿って第1図の左右方向に移動可能な
キャリッジである。6はサーマルヘッド4と記録紙1aと
の間に介在され、着色剤を有する後述の感熱記録媒体す
なわち印刷リボン、7はこの印刷リボン6を収容し、か
つ上述のキャリッジ5に装着されるリボンカセットであ
る。8はキャリッジ5を移動可能に保持し、プラテン1
に対して回動可能に設けられるキャリッジ保持体で、第
2図(a)に示すようにばね9により同第2図(a)の
反時計方向に付勢されている。このキャリッジ保持体8
のプラテン1側にはピン10を備えており、このピン10に
はカム11が係合している。また、第1図に示す13は駆動
源すなわちパルスモータ、15はこのパルスモータ13の回
転力を伝える歯車群、16は歯車群15を介してパルスモー
タ13から伝えられる回転力をキャリッジ5の移動機構、
および記録紙1aを送る紙送り軸14の回転機構に選択的に
伝えるクラッチ機構である。
成を示す平面図、第2図(a)(b)は第1図に示す一
実施例の動作をそれぞれ示す側面図である。第1図およ
び第2図(a)(b)において、1はプラテン、2は印
刷位置を規定するプラテンゴム、1aはこれらのプラテン
1およびプラテンゴム2に巻回される記録紙である。3
は記録紙1aを案内する紙ガイド、4はプラテンゴム2に
対向可能に配置され、複数の発熱素子を有するサーマル
ヘッド、5はこのサーマルヘッド4が統裁されるととも
に、プラテン1に沿って第1図の左右方向に移動可能な
キャリッジである。6はサーマルヘッド4と記録紙1aと
の間に介在され、着色剤を有する後述の感熱記録媒体す
なわち印刷リボン、7はこの印刷リボン6を収容し、か
つ上述のキャリッジ5に装着されるリボンカセットであ
る。8はキャリッジ5を移動可能に保持し、プラテン1
に対して回動可能に設けられるキャリッジ保持体で、第
2図(a)に示すようにばね9により同第2図(a)の
反時計方向に付勢されている。このキャリッジ保持体8
のプラテン1側にはピン10を備えており、このピン10に
はカム11が係合している。また、第1図に示す13は駆動
源すなわちパルスモータ、15はこのパルスモータ13の回
転力を伝える歯車群、16は歯車群15を介してパルスモー
タ13から伝えられる回転力をキャリッジ5の移動機構、
および記録紙1aを送る紙送り軸14の回転機構に選択的に
伝えるクラッチ機構である。
なお、第2図(a)(b)に示すカム11はパルスモータ
13の回転に伴って同第2図(a)(b)の左右方向に移
動可能になっている。
13の回転に伴って同第2図(a)(b)の左右方向に移
動可能になっている。
次に、上記した印刷リボン6の概略構成を第3図に示す
要部拡大側面図によって説明する。
要部拡大側面図によって説明する。
この第3において、21は記録紙1aに対向可能に設けら
れ、エチレンビニルアセテートコポリマー(EVA)・エ
チレンエチルアクリレートコポリマー(EEA)・ポリビ
ニルアルコール(PVA)等を主とするバインダに、カー
ボンブラック等の顔料または/およびオイルブラック等
の染料からなる着色剤、および防腐剤・分散剤等の添加
剤を加えた厚さ約1〜10ミクロンのインク層である。22
はこのインク層21に連設された低分子量ポリエチレン・
パラフィンワックス・アミドワックス等にオイル等の柔
軟剤を加えた厚さ約1〜5ミクロンのほぼ透明な離型層
であり、上記インク層21の融点もしくは軟化点以上の融
点もしくは軟化点をゆうしており、かつ、上記インク層
21の溶融粘度よりも低い溶融粘度を有している。23は上
記離型層22に連設されたポリエチレンテレフタレート
(PETP)等のプラスチックフイルムよりなる厚さ約3〜
12ミクロンのベース層である。なお上記インク層21は上
記離型層22が溶融もしくは軟化している時には記録紙1a
との接着力が離型層22との親和力および離型層22の凝集
力よりも強くなるよう設定されている。またインク層21
は離型層22が凝固している時には逆に離型層22との親和
力および離型層22の凝集力が記録紙1aとの接着力よりも
強くなるよう設定されている。
れ、エチレンビニルアセテートコポリマー(EVA)・エ
チレンエチルアクリレートコポリマー(EEA)・ポリビ
ニルアルコール(PVA)等を主とするバインダに、カー
ボンブラック等の顔料または/およびオイルブラック等
の染料からなる着色剤、および防腐剤・分散剤等の添加
剤を加えた厚さ約1〜10ミクロンのインク層である。22
はこのインク層21に連設された低分子量ポリエチレン・
パラフィンワックス・アミドワックス等にオイル等の柔
軟剤を加えた厚さ約1〜5ミクロンのほぼ透明な離型層
であり、上記インク層21の融点もしくは軟化点以上の融
点もしくは軟化点をゆうしており、かつ、上記インク層
21の溶融粘度よりも低い溶融粘度を有している。23は上
記離型層22に連設されたポリエチレンテレフタレート
(PETP)等のプラスチックフイルムよりなる厚さ約3〜
12ミクロンのベース層である。なお上記インク層21は上
記離型層22が溶融もしくは軟化している時には記録紙1a
との接着力が離型層22との親和力および離型層22の凝集
力よりも強くなるよう設定されている。またインク層21
は離型層22が凝固している時には逆に離型層22との親和
力および離型層22の凝集力が記録紙1aとの接着力よりも
強くなるよう設定されている。
次に、上述したサーマルプリンタにおける印刷方法につ
いて、第4図(a)(b)および第5図(a)(b)
(c)とともに説明する。なお、第4図(a)(b)は
第1図に示すサーマルプリンタにおいておこなわれる印
刷操作を例示する説明図、第5図(a)(b)(c)は
同サーマルプリンタにおいておこなわれるコレクト操作
を例示する説明図である。
いて、第4図(a)(b)および第5図(a)(b)
(c)とともに説明する。なお、第4図(a)(b)は
第1図に示すサーマルプリンタにおいておこなわれる印
刷操作を例示する説明図、第5図(a)(b)(c)は
同サーマルプリンタにおいておこなわれるコレクト操作
を例示する説明図である。
まず、第1図に示すパルスモータ13を駆動し、歯車群1
5、クラッチ16を駆動して、紙送り軸14を回転させ、記
録紙1aを印刷位置にセットすることがおこなわれる。こ
のとき、第2図(b)に示すように、ばね9の力に抗し
てキャリッジ保持体8に設けたピン10がカム11の高部に
係合し、これによってサーマルヘッド4はプラテンゴム
2から離れた状態に保たれる。
5、クラッチ16を駆動して、紙送り軸14を回転させ、記
録紙1aを印刷位置にセットすることがおこなわれる。こ
のとき、第2図(b)に示すように、ばね9の力に抗し
てキャリッジ保持体8に設けたピン10がカム11の高部に
係合し、これによってサーマルヘッド4はプラテンゴム
2から離れた状態に保たれる。
このような状態からパルスモータ13を駆動すると、歯車
群15を介してカム11が同第2図(b)の左方に移動し、
これによって第2図(a)に示すように、ピン10がカム
11の低部に係合するに至り、ばね9の力によってキャリ
ッジ保持体8が逗子反時計方向に回動し、印刷リボン6
を挾んでサーマルヘッド4がプラテンゴム2に当接し、
記録紙1aへの転写すなわち印刷操作、あるいは記録紙1a
の記録の消去すなわちコレクト操作の実施が可能な準備
状態となる。
群15を介してカム11が同第2図(b)の左方に移動し、
これによって第2図(a)に示すように、ピン10がカム
11の低部に係合するに至り、ばね9の力によってキャリ
ッジ保持体8が逗子反時計方向に回動し、印刷リボン6
を挾んでサーマルヘッド4がプラテンゴム2に当接し、
記録紙1aへの転写すなわち印刷操作、あるいは記録紙1a
の記録の消去すなわちコレクト操作の実施が可能な準備
状態となる。
なお、印刷操作、コレクト操作の実施の際にはクラッチ
機構16が切換えられ、これによってパルスモータ13の回
転力、歯車15、クラッチ機構16を介してキャリッジ移動
機構に伝えられ、これによってキャリッジ5がプラテン
ゴム2に沿って移動する。
機構16が切換えられ、これによってパルスモータ13の回
転力、歯車15、クラッチ機構16を介してキャリッジ移動
機構に伝えられ、これによってキャリッジ5がプラテン
ゴム2に沿って移動する。
そして、上述した第2図(a)に示す準備状態にあっ
て、印刷操作をおこなう場合、第4図(a)に示すよう
に、印刷リボン6はインク層21側が記録紙1aに対向する
ように圧接される。このような状態からサーマルヘッド
4に例えば約20〜35mj/mm2の印刷用エネルギを付与する
と、これによりインク層21および離型層22は溶融する。
ただしインク層21よりも離型層22の方が溶融粘度が低い
ので離型層22の方がよりやわらかくなっている。この状
態、すなわち本実施例では印刷リボン6の温度が150〜2
50℃の状態で印刷リボン6を記録紙1aから引き剥すとイ
ンク層21と離型層22との間の界面破壊および離型層22内
の凝集破壊がおこり第4図(b)に示すようにインク層
21が記録紙1a上に残り所望の記録24が転写される。
て、印刷操作をおこなう場合、第4図(a)に示すよう
に、印刷リボン6はインク層21側が記録紙1aに対向する
ように圧接される。このような状態からサーマルヘッド
4に例えば約20〜35mj/mm2の印刷用エネルギを付与する
と、これによりインク層21および離型層22は溶融する。
ただしインク層21よりも離型層22の方が溶融粘度が低い
ので離型層22の方がよりやわらかくなっている。この状
態、すなわち本実施例では印刷リボン6の温度が150〜2
50℃の状態で印刷リボン6を記録紙1aから引き剥すとイ
ンク層21と離型層22との間の界面破壊および離型層22内
の凝集破壊がおこり第4図(b)に示すようにインク層
21が記録紙1a上に残り所望の記録24が転写される。
また、記録紙1aに転写された記録24を訂正する。コレク
ト操作をおこなう場合、第5図(a)に示すように、印
刷リボン6はインク層21側が記録紙1a上の訂正すべき記
録24に対向するように圧接される。このような状態から
サーマルヘッド4に前記印刷時以上の消去用エネルギ、
例えば約35〜55mj/mm2のエネルギを付与すると、これに
より前記印刷時以上の面積でインク層21および離型層22
が溶融する。そして第5図(b)に示すように溶融した
インク層21と前記記録24が接着する。なお上記のように
消去時には印刷時以上のエネルギを付与することにより
同一の発熱素子で溶融するインク層21の面積は印刷時以
上になり、溶融したインク層21は記録24を完全にカバー
できる。その後、エネルギの供給をストップすると印刷
リボン6の温度が離型層22の融点以下になり離型層22が
凝固する。この状態から第5図(c)に示すように印刷
リボン6を記録紙1aから引き剥すと記録紙1a上の記録24
は印刷リボン6と一体となり記録紙1aを離れて消去が完
了する。
ト操作をおこなう場合、第5図(a)に示すように、印
刷リボン6はインク層21側が記録紙1a上の訂正すべき記
録24に対向するように圧接される。このような状態から
サーマルヘッド4に前記印刷時以上の消去用エネルギ、
例えば約35〜55mj/mm2のエネルギを付与すると、これに
より前記印刷時以上の面積でインク層21および離型層22
が溶融する。そして第5図(b)に示すように溶融した
インク層21と前記記録24が接着する。なお上記のように
消去時には印刷時以上のエネルギを付与することにより
同一の発熱素子で溶融するインク層21の面積は印刷時以
上になり、溶融したインク層21は記録24を完全にカバー
できる。その後、エネルギの供給をストップすると印刷
リボン6の温度が離型層22の融点以下になり離型層22が
凝固する。この状態から第5図(c)に示すように印刷
リボン6を記録紙1aから引き剥すと記録紙1a上の記録24
は印刷リボン6と一体となり記録紙1aを離れて消去が完
了する。
なお上記実施例にあっては記録24を訂正するコレクト操
作に際してサーマルヘッド4の発熱素子を記録24と同形
に発熱させるだけで確実な消去が行なえるが、発熱素子
を全部発熱させていわゆるベタで消去しても同様の結果
が得られるものである。
作に際してサーマルヘッド4の発熱素子を記録24と同形
に発熱させるだけで確実な消去が行なえるが、発熱素子
を全部発熱させていわゆるベタで消去しても同様の結果
が得られるものである。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変更が可能であることは言うまでもない。
の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明のサーマルプリンタおよびその印刷方法は、以上
のように構成してあることから、1つの感熱記録媒体を
介して印刷操作とコレクト操作を実現させることがで
き、それ故、当該サーマルプリタにあっては、構造の単
純化、小型化を図ることができるという効果を奏する。
のように構成してあることから、1つの感熱記録媒体を
介して印刷操作とコレクト操作を実現させることがで
き、それ故、当該サーマルプリタにあっては、構造の単
純化、小型化を図ることができるという効果を奏する。
また本発明で使用する印刷リボンにおいてはインク層の
溶融粘度を高く設定してあるので、印刷された記録が記
録紙に浸み込みにくいため消去時に剥離しやすく確実な
消去ができるという効果を奏する。
溶融粘度を高く設定してあるので、印刷された記録が記
録紙に浸み込みにくいため消去時に剥離しやすく確実な
消去ができるという効果を奏する。
また当該印刷方法にあっては消去時に印刷時以上のエネ
ルギを付与するため、同一の発熱素子で溶融するインク
層の面積が印字時の面積と同等もしくはそれより大きく
なるため、取り残しがなくなり確実な消去ができるとい
う効果を奏する。
ルギを付与するため、同一の発熱素子で溶融するインク
層の面積が印字時の面積と同等もしくはそれより大きく
なるため、取り残しがなくなり確実な消去ができるとい
う効果を奏する。
第1図は本発明のサーマルプリンタの一実施例の全体構
成を示す平面図、第2図(a)(b)は第1図に示す実
施例の動作をそれぞれ示す側面図、第3図は第1図に示
す実施例に備えられる感熱記録媒体の概略構成を示す要
部拡大側面図、第4図(a)(b)は第1図に示すサー
マルプリンタにおいておこなわれる印刷操作を例示する
説明図、第5図(a)(b)(c)は同サーマルプリン
タにおいておこなわれるコレクト操作を例示する説明図
である。 1a……記録紙 4……サーマルヘッド 6……印刷リボン 21……インク層 22……離型層 23……ベース層
成を示す平面図、第2図(a)(b)は第1図に示す実
施例の動作をそれぞれ示す側面図、第3図は第1図に示
す実施例に備えられる感熱記録媒体の概略構成を示す要
部拡大側面図、第4図(a)(b)は第1図に示すサー
マルプリンタにおいておこなわれる印刷操作を例示する
説明図、第5図(a)(b)(c)は同サーマルプリン
タにおいておこなわれるコレクト操作を例示する説明図
である。 1a……記録紙 4……サーマルヘッド 6……印刷リボン 21……インク層 22……離型層 23……ベース層
Claims (2)
- 【請求項1】記録紙とサーマルヘッドとの間に、着色剤
を有する感熱記録媒体を介在させ、サーマルヘッドの印
刷エネルギに応じて上記感熱記録媒体の着色剤を上記記
録紙に転写させて印刷をおこなうサーマルプリンタにお
いて、上記感熱記録媒体が、着色剤を有するインク層
と、該インク層に連設され前記インク層の融点もしくは
軟化点以上の融点もしくは軟化点であり、かつ、前記イ
ンク層の溶融粘度よりも低い溶融粘度を有しワックス類
を主成分とする離型層と、ベース層とを備えていること
を特徴とするサーマルプリンタ。 - 【請求項2】上記感熱記録媒体を上記記録紙に対向可能
に設け、あらかじめ印刷用エネルギとこの印刷用エネル
ギと同等もしくはそれより大きい消去用エネルギとを設
定し、印刷時には上記印刷用エネルギを上記感熱記録媒
体に付与して上記記録紙上に所定の転写をおこなわせ、
この記録紙に転写された誤記録を消去する時には、上記
消去用エネルギを上記感熱記録媒体に付与してこの記録
紙の誤記録を上記感熱記録媒体に接着させることを特徴
とする印刷方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61256694A JPH07106667B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | サ−マルプリンタおよびその印刷方法 |
US07/086,958 US4781481A (en) | 1986-10-28 | 1987-08-19 | Thermal printer and its printing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61256694A JPH07106667B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | サ−マルプリンタおよびその印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63111079A JPS63111079A (ja) | 1988-05-16 |
JPH07106667B2 true JPH07106667B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=17296178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61256694A Expired - Lifetime JPH07106667B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | サ−マルプリンタおよびその印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106667B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2579061B2 (ja) * | 1990-11-15 | 1997-02-05 | 松下電器産業株式会社 | 記録装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4384797A (en) * | 1981-08-13 | 1983-05-24 | International Business Machines Corporation | Single laminated element for thermal printing and lift-off correction, control therefor, and process |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP61256694A patent/JPH07106667B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63111079A (ja) | 1988-05-16 |
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