JPH0374915B2 - - Google Patents
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- JPH0374915B2 JPH0374915B2 JP60080283A JP8028385A JPH0374915B2 JP H0374915 B2 JPH0374915 B2 JP H0374915B2 JP 60080283 A JP60080283 A JP 60080283A JP 8028385 A JP8028385 A JP 8028385A JP H0374915 B2 JPH0374915 B2 JP H0374915B2
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- Japan
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- printing
- energy
- thermal
- thermal head
- recording paper
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Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 4
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 3
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/26—Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
- B41J29/36—Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、ワードプロセツサやタイプライタ等
に好適なサーマルプリンタの印刷方法に関する。
に好適なサーマルプリンタの印刷方法に関する。
サーマルプリンタは、例えば特公昭49−26245
号公報に記載されているように、記録紙とサーマ
ルヘツドとの間に可逆的な熱融解性インクを含む
感熱記録媒体、すなわちインクリボンを介在さ
せ、このサーマルヘツドの発熱によつてインクリ
ボン上のインクを溶融して記録紙上に文字・記号
等を記録するものである。
号公報に記載されているように、記録紙とサーマ
ルヘツドとの間に可逆的な熱融解性インクを含む
感熱記録媒体、すなわちインクリボンを介在さ
せ、このサーマルヘツドの発熱によつてインクリ
ボン上のインクを溶融して記録紙上に文字・記号
等を記録するものである。
この種のサーマルプリンタは、近年、事務機器
用出力装置として広く使用されるようになり、そ
の一例としてワードプロセツサや電子式タイプラ
イタ等へも応用されつつある。かかるワードプロ
セツサやタイプライタは、紙面上の文字、記号等
の記録についての訂正すなわちコレクト操作が要
求されるものであるが、従来の一般的なサーマル
プリンタにあつては、一旦紙面上に転写記録され
た文字、記号等を訂正するために消去することが
困難であり、誤つて印刷した場合は、その誤印刷
部を手書修正するか、あるいは再印刷をおこなわ
なければならない欠点があつた。
用出力装置として広く使用されるようになり、そ
の一例としてワードプロセツサや電子式タイプラ
イタ等へも応用されつつある。かかるワードプロ
セツサやタイプライタは、紙面上の文字、記号等
の記録についての訂正すなわちコレクト操作が要
求されるものであるが、従来の一般的なサーマル
プリンタにあつては、一旦紙面上に転写記録され
た文字、記号等を訂正するために消去することが
困難であり、誤つて印刷した場合は、その誤印刷
部を手書修正するか、あるいは再印刷をおこなわ
なければならない欠点があつた。
本発明は、上記した従来技術における実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、1本の感熱転
写媒体を用いて印刷操作とともにリフトオフコレ
クト操作を良好におこなうことのできるプリンタ
の印刷方法を提供することにある。
みてなされたもので、その目的は、1本の感熱転
写媒体を用いて印刷操作とともにリフトオフコレ
クト操作を良好におこなうことのできるプリンタ
の印刷方法を提供することにある。
この目的を達成するために本発明は、記録紙と
サーマルヘツドとの間に、着色剤を有する感熱転
写媒体を介在させ、サーマルヘツドの印刷エネル
ギに応じて前記感熱転写媒体の着色剤を前記記録
紙に転写させて印刷を行うサーマルプリンタにお
いて、あらかじめ低い印刷エネルギと高いエネル
ギを設定し、印刷時には前記低いエネルギを前記
サーマルベツドに付与し前記感熱記録媒体上の着
色剤を前記記録紙に転写して印刷を行い、該記録
紙に転写された記録を訂正するコレクト時には前
記高いエネルギをサーマルヘツドに付与して、前
記記録紙上に転写された着色剤を前記感熱転写媒
体に接着させてリフトオフコレクトを行うように
前記サーマルヘツドに印刷エネルギを付与するエ
ネルギ付与手段を備え、該エネルギ付与手段によ
り前記プラテンから前記サーマルヘツドが離隔す
るヘツドアツプ状態において前記サーマルヘツド
に前記低い印刷エネルギよれもさらに低いエネル
ギを付与し該サーマルヘツドを予熱する構成にし
てある。
サーマルヘツドとの間に、着色剤を有する感熱転
写媒体を介在させ、サーマルヘツドの印刷エネル
ギに応じて前記感熱転写媒体の着色剤を前記記録
紙に転写させて印刷を行うサーマルプリンタにお
いて、あらかじめ低い印刷エネルギと高いエネル
ギを設定し、印刷時には前記低いエネルギを前記
サーマルベツドに付与し前記感熱記録媒体上の着
色剤を前記記録紙に転写して印刷を行い、該記録
紙に転写された記録を訂正するコレクト時には前
記高いエネルギをサーマルヘツドに付与して、前
記記録紙上に転写された着色剤を前記感熱転写媒
体に接着させてリフトオフコレクトを行うように
前記サーマルヘツドに印刷エネルギを付与するエ
ネルギ付与手段を備え、該エネルギ付与手段によ
り前記プラテンから前記サーマルヘツドが離隔す
るヘツドアツプ状態において前記サーマルヘツド
に前記低い印刷エネルギよれもさらに低いエネル
ギを付与し該サーマルヘツドを予熱する構成にし
てある。
以下、本発明のサーマルプリンタの印刷方法を
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
第1図は本発明の印刷方法が実施されるサーマ
ルプリンタの一例の全体構成を示す平面図、第2
図a,bは第1図に示すプリンタの動作をそれぞ
れ示す側面図である。第1図および第2図a,b
において、1はプラテン、2は印刷位置を規定す
るプラテンゴム、1aはこれらのプラテン1およ
びプラテンゴム2に巻回される記録紙である。3
は記録紙1aをプラテン1のプラテンゴム2に沿
うように案内する紙ガイド、4はプラテンゴム2
に対向可能に配置され、複数の発熱要素を有する
サーマルヘツド、5はこのサーマルヘツド4が搭
載されるとともに、プラテン1に沿つて第1図の
左右方向に移動可能なキヤリツジである。6はサ
ーマルヘツド4と記録紙1aとの間に介在され、
着色剤を有する後述の感熱記録媒体、すなわち印
刷リボン、7はこの印刷リボン6が収容され、か
つ上述のキヤリツジ5に装着されるリボンカセツ
トである。8はキヤリツジ5を移動可能に保持す
るキヤリツジ保持体である。
ルプリンタの一例の全体構成を示す平面図、第2
図a,bは第1図に示すプリンタの動作をそれぞ
れ示す側面図である。第1図および第2図a,b
において、1はプラテン、2は印刷位置を規定す
るプラテンゴム、1aはこれらのプラテン1およ
びプラテンゴム2に巻回される記録紙である。3
は記録紙1aをプラテン1のプラテンゴム2に沿
うように案内する紙ガイド、4はプラテンゴム2
に対向可能に配置され、複数の発熱要素を有する
サーマルヘツド、5はこのサーマルヘツド4が搭
載されるとともに、プラテン1に沿つて第1図の
左右方向に移動可能なキヤリツジである。6はサ
ーマルヘツド4と記録紙1aとの間に介在され、
着色剤を有する後述の感熱記録媒体、すなわち印
刷リボン、7はこの印刷リボン6が収容され、か
つ上述のキヤリツジ5に装着されるリボンカセツ
トである。8はキヤリツジ5を移動可能に保持す
るキヤリツジ保持体である。
また、第1図に示す13は駆動源すなわちパル
スモータ、15はこのパルスモータ13の回転力
を伝える歯車群、16は歯車群15を介してパル
スモータ13から伝えられる回転力をキヤリツジ
5の移動機構、および記録紙1aを送る紙送り軸
14の回転機構に選択的に伝えるクラツチ機構で
ある。
スモータ、15はこのパルスモータ13の回転力
を伝える歯車群、16は歯車群15を介してパル
スモータ13から伝えられる回転力をキヤリツジ
5の移動機構、および記録紙1aを送る紙送り軸
14の回転機構に選択的に伝えるクラツチ機構で
ある。
次に、上記した印刷リボン6の概略構成を第3
図に示す要部拡大側面図によつて説明する。
図に示す要部拡大側面図によつて説明する。
この第3図において、21は記録紙1aに対向
可能に設けられ、例えば100℃以下の低い融点お
よび低い粘度を有するオーバコート層で、例えば
厚さが1〜2ミクロンのワツクスからなつてお
り、ほぼ透明になつている。22はこのオーバコ
ート層21に連設され、該オーバコート層21の
融点、粘度よりも高い融点、粘度、弾粘着性を有
するバインダ、および着色剤、例えばカーボンブ
ラツク等を有し、厚さが例えば3〜8ミクロンの
インク層である。このインク層22のバインダと
着色剤の比率は、例えば着色剤の方が多くなる所
定の比率に設定される。23はインク層22に連
設され、印刷エネルギが付与されるベース層で、
例えば厚さが3〜12ミクロンのプラスチツクから
なつている。そして、上述したインク層22とベ
ース層23との親和力、すなわち接着力は、例え
ば印刷エネルギを約20〜35mj/mm2とした場合に
弱くなり、すなわちインク層22がベース層23
からはく離しやすくなり、該印刷エネルギを約45
〜55mj/mm2とした場合に強くなり、すなわちイ
ンク層22とベース層23とが強く接着されるよ
うに設定してある。また、上述したインク層22
と記録紙1aとの間の親和力は、例えば印刷エネ
ルギを約20〜35mj/mm2とした場合に強くなり、
約45〜55mj/mm2とした場合に弱くなるように設
定してある。
可能に設けられ、例えば100℃以下の低い融点お
よび低い粘度を有するオーバコート層で、例えば
厚さが1〜2ミクロンのワツクスからなつてお
り、ほぼ透明になつている。22はこのオーバコ
ート層21に連設され、該オーバコート層21の
融点、粘度よりも高い融点、粘度、弾粘着性を有
するバインダ、および着色剤、例えばカーボンブ
ラツク等を有し、厚さが例えば3〜8ミクロンの
インク層である。このインク層22のバインダと
着色剤の比率は、例えば着色剤の方が多くなる所
定の比率に設定される。23はインク層22に連
設され、印刷エネルギが付与されるベース層で、
例えば厚さが3〜12ミクロンのプラスチツクから
なつている。そして、上述したインク層22とベ
ース層23との親和力、すなわち接着力は、例え
ば印刷エネルギを約20〜35mj/mm2とした場合に
弱くなり、すなわちインク層22がベース層23
からはく離しやすくなり、該印刷エネルギを約45
〜55mj/mm2とした場合に強くなり、すなわちイ
ンク層22とベース層23とが強く接着されるよ
うに設定してある。また、上述したインク層22
と記録紙1aとの間の親和力は、例えば印刷エネ
ルギを約20〜35mj/mm2とした場合に強くなり、
約45〜55mj/mm2とした場合に弱くなるように設
定してある。
次に、上述したサーマルプリンタにおける印刷
方法の一実施例について、第4図a,b,c、第
5図a,b,c、第6図、第7図、第8図ととも
に説明する。なお、第4図a,b,cは第1図に
示すサーマルプリンタにおいておこなわれる印刷
操作を例示する説明図、第5図a,b,cは同サ
ーマルプリンタにおいておこなわれるコレクト操
作を例示する説明図、第6図はサーマルヘツドに
与えられる印刷エネルギとヘツド表面温度との関
係を示す説明図、第7図は印刷時におけるサーマ
ルヘツドの表面温度の変化の一例を示す説明図、
第8図はコレクト時におけるサーマルヘツドの表
面温度の変化の一例を示す説明図である。
方法の一実施例について、第4図a,b,c、第
5図a,b,c、第6図、第7図、第8図ととも
に説明する。なお、第4図a,b,cは第1図に
示すサーマルプリンタにおいておこなわれる印刷
操作を例示する説明図、第5図a,b,cは同サ
ーマルプリンタにおいておこなわれるコレクト操
作を例示する説明図、第6図はサーマルヘツドに
与えられる印刷エネルギとヘツド表面温度との関
係を示す説明図、第7図は印刷時におけるサーマ
ルヘツドの表面温度の変化の一例を示す説明図、
第8図はコレクト時におけるサーマルヘツドの表
面温度の変化の一例を示す説明図である。
まず、第1図に示すパルスモータ13を駆動
し、歯車群12、クラツチ機構16を駆動して、
紙送り軸14を回転させ、記録紙1aを印刷位置
にセツトすることがおこなわれる。このとき、第
2図bに示すように、例えば図示しないキヤリツ
ジ5の回動機構が作動してキヤリツジ5が図示反
時計方向に回動し、これによつてサーマルヘツド
4はプラテンゴム2から離れた状態、すなわちヘ
ツドアツプ状態に保たれる。
し、歯車群12、クラツチ機構16を駆動して、
紙送り軸14を回転させ、記録紙1aを印刷位置
にセツトすることがおこなわれる。このとき、第
2図bに示すように、例えば図示しないキヤリツ
ジ5の回動機構が作動してキヤリツジ5が図示反
時計方向に回動し、これによつてサーマルヘツド
4はプラテンゴム2から離れた状態、すなわちヘ
ツドアツプ状態に保たれる。
このような状態からパルスモータ13を駆動す
ると、上述の図示しないキヤリツジ5の回動機構
が作動し、第2図aに示すように、キヤリツジ5
が図示時計方向に回動し、印刷リボン6を挟んで
サーマルヘツド4がプラテンゴム2に当接し、記
録紙1aへの転写すなわち印刷操作、あるいは記
録紙1aの記録の消去すなわちコレクト操作の実
施が可能な状態、すなわちベツドダウン状態とな
る。
ると、上述の図示しないキヤリツジ5の回動機構
が作動し、第2図aに示すように、キヤリツジ5
が図示時計方向に回動し、印刷リボン6を挟んで
サーマルヘツド4がプラテンゴム2に当接し、記
録紙1aへの転写すなわち印刷操作、あるいは記
録紙1aの記録の消去すなわちコレクト操作の実
施が可能な状態、すなわちベツドダウン状態とな
る。
なお、印刷操作、コレクト操作の実施に際して
は、クラツチ機構16が切換えられ、これによつ
てパルスモータ13の回転力が、歯車群15、ク
ラツチ機構16を介してキヤリツジ移動機構に伝
えられ、これによつてキヤリツジ5がプラテン1
すなわちプラテンゴム2に沿つて移動する。
は、クラツチ機構16が切換えられ、これによつ
てパルスモータ13の回転力が、歯車群15、ク
ラツチ機構16を介してキヤリツジ移動機構に伝
えられ、これによつてキヤリツジ5がプラテン1
すなわちプラテンゴム2に沿つて移動する。
そして、上述した第2図bに示すヘツドアツプ
状態にあつては、引続いて実施される印刷操作あ
るいはコレクト操作のために、第7図あるいは第
8図に示すように、例えば7ms前後の時間、サー
マルヘツド4にパルス信号を印加して予熱する操
作がおこなわれる。すなわち、引続いて実施され
る操作が印刷操作である場合には、サーマルヘツ
ド4を予熱し、最終的に例えば約30mj/mm2の印
刷エネルギを付与し、これにより第7図に示すよ
うにヘツド表面温度は約300℃に保たれる。また、
引続いて実施される操作がコレクト操作である場
合には、サーマルヘツド4を予熱し、最終的に例
えば約50mj/mm2の印刷エネルギを付与し、これ
により第8図に示すようにヘツド表面温度は約
500℃に保たれる。
状態にあつては、引続いて実施される印刷操作あ
るいはコレクト操作のために、第7図あるいは第
8図に示すように、例えば7ms前後の時間、サー
マルヘツド4にパルス信号を印加して予熱する操
作がおこなわれる。すなわち、引続いて実施され
る操作が印刷操作である場合には、サーマルヘツ
ド4を予熱し、最終的に例えば約30mj/mm2の印
刷エネルギを付与し、これにより第7図に示すよ
うにヘツド表面温度は約300℃に保たれる。また、
引続いて実施される操作がコレクト操作である場
合には、サーマルヘツド4を予熱し、最終的に例
えば約50mj/mm2の印刷エネルギを付与し、これ
により第8図に示すようにヘツド表面温度は約
500℃に保たれる。
このようなヘツドアツプ状態から、仮に印刷操
作をおこなう場合、上述したように図示しないキ
ヤリツジ5の回動機構が作動し、第2図aに示す
ヘツドダウン状態となり、第4図aに示すよう
に、印刷リボン6のオーバコート層21が記録紙
1aに対向するように配置される。そして、上述
したようにヘツドアツプ状態においてサーマルヘ
ツド4が予熱され、このサーマルヘツド4に最終
的に約30mj/mm2の印刷エネルギが付与されるこ
とから、第4図bに示すように、まず低融点を有
するオーバコート層21の一部が溶融して記録紙
1aに浸透し、記録紙1a上にワツクス部24が
形成される。
作をおこなう場合、上述したように図示しないキ
ヤリツジ5の回動機構が作動し、第2図aに示す
ヘツドダウン状態となり、第4図aに示すよう
に、印刷リボン6のオーバコート層21が記録紙
1aに対向するように配置される。そして、上述
したようにヘツドアツプ状態においてサーマルヘ
ツド4が予熱され、このサーマルヘツド4に最終
的に約30mj/mm2の印刷エネルギが付与されるこ
とから、第4図bに示すように、まず低融点を有
するオーバコート層21の一部が溶融して記録紙
1aに浸透し、記録紙1a上にワツクス部24が
形成される。
次いで、第4図cに示すようにインク層22が
溶融し、前述したように当該印刷エネルギが20〜
35mj/mm2の範囲内にあるときには、ベース層2
3に対してインク層22がはく離しやすく、また
インク層22と記録紙1aとが強く接着すること
から、記録紙1aに形成されたワツクス部24上
に着色剤とバインダを含む例えば文字25が転写
される。
溶融し、前述したように当該印刷エネルギが20〜
35mj/mm2の範囲内にあるときには、ベース層2
3に対してインク層22がはく離しやすく、また
インク層22と記録紙1aとが強く接着すること
から、記録紙1aに形成されたワツクス部24上
に着色剤とバインダを含む例えば文字25が転写
される。
また、記録紙1aに転写される文字25を訂正
するコレクト操作をおこなう場合、印刷時と同様
に第2図aに示すヘツドダウン状態となり、第5
図aに示すように、印刷リボン6のオーバコート
層21が記録紙1aの文字25に対向するように
配置される。そして、上述したようにヘツドアツ
プ状態においてサーマルヘツド4が予熱され、最
終的に約50mj/mm2の印刷エネルギが付与されて
いることから、第5図bに示すように、まず文字
25に対向するオーバコート層21が溶融し、前
述したように当該印刷エネルギが45〜55mj/mm2
の範囲内にあるときにはベース層23とインク層
22とが強く接着し、インク層22と記録紙1a
との接着が弱くなることから、第4図cに示すよ
うに、記録紙1aのワツクス部24上の文字25
がインク層22に接着される。
するコレクト操作をおこなう場合、印刷時と同様
に第2図aに示すヘツドダウン状態となり、第5
図aに示すように、印刷リボン6のオーバコート
層21が記録紙1aの文字25に対向するように
配置される。そして、上述したようにヘツドアツ
プ状態においてサーマルヘツド4が予熱され、最
終的に約50mj/mm2の印刷エネルギが付与されて
いることから、第5図bに示すように、まず文字
25に対向するオーバコート層21が溶融し、前
述したように当該印刷エネルギが45〜55mj/mm2
の範囲内にあるときにはベース層23とインク層
22とが強く接着し、インク層22と記録紙1a
との接着が弱くなることから、第4図cに示すよ
うに、記録紙1aのワツクス部24上の文字25
がインク層22に接着される。
上述のようにしておこなう印刷方法にあつて
は、1つの印刷リボン6を介して印刷操作とコレ
クト操作をともに実現させることができ、したが
つて当該印刷方法を実施するサーマルプリンタの
全体の装置構造を単純に、かつ小型化することが
できる。
は、1つの印刷リボン6を介して印刷操作とコレ
クト操作をともに実現させることができ、したが
つて当該印刷方法を実施するサーマルプリンタの
全体の装置構造を単純に、かつ小型化することが
できる。
また、上述した印刷方法によれば、印刷操作を
実施する際に、インク層22と記録紙1aとの間
の強い親和力を介して印刷することができるの
で、高品質な印刷を実現させることができる。
実施する際に、インク層22と記録紙1aとの間
の強い親和力を介して印刷することができるの
で、高品質な印刷を実現させることができる。
また、上述した印刷方法によればコレクト操作
を実施する際に、記録紙1a上に形成したワツク
ス部24からインク層22に文字25を接着させ
るようになつていることから、記録紙1aの毛羽
立ちを抑制でき、したがつてコレクト後の記録紙
1aの表面性状を平滑に保つことができ、文字2
5の除かれた当該ワツクス部24に再印刷をおこ
なう場合には、該ワツクス部24上に文字25が
転写されることから、高品質な再印刷を実施させ
ることができる。
を実施する際に、記録紙1a上に形成したワツク
ス部24からインク層22に文字25を接着させ
るようになつていることから、記録紙1aの毛羽
立ちを抑制でき、したがつてコレクト後の記録紙
1aの表面性状を平滑に保つことができ、文字2
5の除かれた当該ワツクス部24に再印刷をおこ
なう場合には、該ワツクス部24上に文字25が
転写されることから、高品質な再印刷を実施させ
ることができる。
また、上述した印刷方法によれば、印刷操作、
コレクト操作に際してヘツドアツプ状態にあつ
て、サーマルヘツド4を予熱するようにしてあ
り、しかもこの予熱に要する時間はキヤリツジ5
の移動動作、キヤリツジ保持体8の回動動作の間
において十分に吸収しうる程度の短時間で済むこ
とから、印刷操作、コレクト操作を実施するため
にサーマルヘツド4でプラテン2を押圧する時
は、印刷リボン6に常に所定の安定した印刷エネ
ルギを与えることができ、優れた印刷性能、コレ
クト性能が得られるとともに、印刷操作、コレク
ト操作に要する時間が必要短時間で済む。
コレクト操作に際してヘツドアツプ状態にあつ
て、サーマルヘツド4を予熱するようにしてあ
り、しかもこの予熱に要する時間はキヤリツジ5
の移動動作、キヤリツジ保持体8の回動動作の間
において十分に吸収しうる程度の短時間で済むこ
とから、印刷操作、コレクト操作を実施するため
にサーマルヘツド4でプラテン2を押圧する時
は、印刷リボン6に常に所定の安定した印刷エネ
ルギを与えることができ、優れた印刷性能、コレ
クト性能が得られるとともに、印刷操作、コレク
ト操作に要する時間が必要短時間で済む。
なお、上記実施例にあつては、印刷機能とコレ
クト機能とをともに有する印刷リボン6を備えた
サーマルプリンタにおいて実施する例を挙げた
が、本発明はこれに限られず、例えば前述した第
3図に示すオーバコート層21が形成されておら
ず、印刷機能のみを有する印刷リボンと、例えば
同第3図に示すオーバコート層21が表面に形成
されかつ同第3図に示すインク層22が形成され
ておらず、コレクト機能のみを有するコレクト用
リボンを備えたサーマルプリンタにおいて実施す
るようにしてもよく、この場合にも上記実施例と
同様に、ヘツドアツプ状態において、印刷操作に
際してはサーマルヘツド4に例えば最終的に約
300℃となる予熱が施され、コレクト操作際して
は同サーマルヘツド4に例えば最終的に約500℃
となる予熱が施され、このように構成することに
よつて上記実施例と同様に、優れた印刷性能、コ
レクト性能が得られるとともに、印刷操作、コレ
クト操作に要する時間が必要最短時間で済む。
クト機能とをともに有する印刷リボン6を備えた
サーマルプリンタにおいて実施する例を挙げた
が、本発明はこれに限られず、例えば前述した第
3図に示すオーバコート層21が形成されておら
ず、印刷機能のみを有する印刷リボンと、例えば
同第3図に示すオーバコート層21が表面に形成
されかつ同第3図に示すインク層22が形成され
ておらず、コレクト機能のみを有するコレクト用
リボンを備えたサーマルプリンタにおいて実施す
るようにしてもよく、この場合にも上記実施例と
同様に、ヘツドアツプ状態において、印刷操作に
際してはサーマルヘツド4に例えば最終的に約
300℃となる予熱が施され、コレクト操作際して
は同サーマルヘツド4に例えば最終的に約500℃
となる予熱が施され、このように構成することに
よつて上記実施例と同様に、優れた印刷性能、コ
レクト性能が得られるとともに、印刷操作、コレ
クト操作に要する時間が必要最短時間で済む。
以上説明したように、本発明によれば、1本の
感熱転写媒体を用いて優れた印刷性能、コレクト
性能が得られるとともに、印刷操作、コレクト操
作に要する時間が必要最短時間で済む効果があ
る。
感熱転写媒体を用いて優れた印刷性能、コレクト
性能が得られるとともに、印刷操作、コレクト操
作に要する時間が必要最短時間で済む効果があ
る。
第1図は本発明の印刷方法が実施されるサーマ
ルプリンタの一例の全体構成を示す平面図、第2
図a,bは第1図に示すサーマルプリンタの動作
をそれぞれ示す側面図、第3図は第1図に示すサ
ーマルプリンタに備えられる感熱記録媒体の概略
構成を示す要部拡大側面図、第4図a,b,cは
第1図に示すサーマルプリンタにおいておこなわ
れる印刷操作を例示する説明図、第5図a,b,
cは同サーマルプリンタにおいておこなわれるコ
レクト操作を例示する説明図、第6図は第1図に
示すサーマルプリンタのサーマルヘツドに与えら
れる印刷エネルギとヘツド表面温度との関係を示
す説明図、第7図は本発明の印刷方法による印刷
操作時におけるサーマルヘツドの表面温度の変化
の一例を示す説明図、第8図は本発明の印刷方法
によるコレクト操作時におけるサーマルヘツドの
表面温度の変化の一例を示す説明図である。 1……プラテン、1a……記録紙、2……プラ
テンゴム、3……紙ガイド、4……サーマルヘツ
ド、5……キヤリツジ、6……印刷リボン、7…
…リボンカセツト、8……キヤリツジ保持体、1
3……パルスモータ、14……紙送り軸、15…
…歯車群、16……クラツチ機構、21……オー
バコート層、22……インク層、23……ベース
層、24……ワツクス部、25……文字。
ルプリンタの一例の全体構成を示す平面図、第2
図a,bは第1図に示すサーマルプリンタの動作
をそれぞれ示す側面図、第3図は第1図に示すサ
ーマルプリンタに備えられる感熱記録媒体の概略
構成を示す要部拡大側面図、第4図a,b,cは
第1図に示すサーマルプリンタにおいておこなわ
れる印刷操作を例示する説明図、第5図a,b,
cは同サーマルプリンタにおいておこなわれるコ
レクト操作を例示する説明図、第6図は第1図に
示すサーマルプリンタのサーマルヘツドに与えら
れる印刷エネルギとヘツド表面温度との関係を示
す説明図、第7図は本発明の印刷方法による印刷
操作時におけるサーマルヘツドの表面温度の変化
の一例を示す説明図、第8図は本発明の印刷方法
によるコレクト操作時におけるサーマルヘツドの
表面温度の変化の一例を示す説明図である。 1……プラテン、1a……記録紙、2……プラ
テンゴム、3……紙ガイド、4……サーマルヘツ
ド、5……キヤリツジ、6……印刷リボン、7…
…リボンカセツト、8……キヤリツジ保持体、1
3……パルスモータ、14……紙送り軸、15…
…歯車群、16……クラツチ機構、21……オー
バコート層、22……インク層、23……ベース
層、24……ワツクス部、25……文字。
Claims (1)
- 1 記録紙とサーマルヘツドとの間に、着色剤を
有する感熱転写媒体を介在させ、サーマルヘツド
の印刷エネルギに応じて前記感熱転写媒体の着色
剤を前記記録紙に転写させて印刷を行うサーマル
プリンタにおいて、あらかじめ低い印刷エネルギ
と高いエネルギを設定し、印刷時には前記低いエ
ネルギを前記サーマルヘツドに付与し前記感熱記
録媒体上の着色剤を前記記録紙に転写して印刷を
行い、該記録紙に転写された記録を訂正するコレ
クト時には前記高いエネルギをサーマルヘツドに
付与して、前記記録紙上に転写された着色剤を前
記感熱転写媒体に接着させてリフトオフコレクト
を行うように前記サーマルヘツドに印刷エネルギ
を付与するエネルギ付与手段を備え、該エネルギ
付与手段により前記プラテンから前記サーマルヘ
ツドが離隔するヘツドアツプ状態において前記サ
ーマルヘツドに前記低い印刷エネルギよれもさら
に低いエネルギを付与し該サーマルヘツドを予熱
することを特徴とするサーマルプリンタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8028385A JPS61239973A (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | サ−マルプリンタの印刷方法 |
US06/849,747 US4651162A (en) | 1985-04-09 | 1986-04-09 | Thermal printer erasure method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8028385A JPS61239973A (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | サ−マルプリンタの印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61239973A JPS61239973A (ja) | 1986-10-25 |
JPH0374915B2 true JPH0374915B2 (ja) | 1991-11-28 |
Family
ID=13713943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8028385A Granted JPS61239973A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-17 | サ−マルプリンタの印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61239973A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59129174A (ja) * | 1983-01-13 | 1984-07-25 | Canon Inc | サ−マルプリンタ |
-
1985
- 1985-04-17 JP JP8028385A patent/JPS61239973A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59129174A (ja) * | 1983-01-13 | 1984-07-25 | Canon Inc | サ−マルプリンタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61239973A (ja) | 1986-10-25 |
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