JPH07105906B2 - ノイズ低減装置 - Google Patents

ノイズ低減装置

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JPH07105906B2
JPH07105906B2 JP61122985A JP12298586A JPH07105906B2 JP H07105906 B2 JPH07105906 B2 JP H07105906B2 JP 61122985 A JP61122985 A JP 61122985A JP 12298586 A JP12298586 A JP 12298586A JP H07105906 B2 JPH07105906 B2 JP H07105906B2
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noise
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像信号のノイズ低減装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、フレーム間の画像信号処理によって静止画成
分を得ると共に、この静止画成分またはフレームメモリ
の出力を入力画像信号から減算処理して得られる動画成
分にフレーム内でのフィルタ処理を施し、このフィルタ
処理された動画成分を静止画成分と合成することによ
り、複雑な動き検出を必要とせず、簡単な構成で動画成
分のノイズをも低減するようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、画像信号のノイズ低減方法として、フレーム間で
の演算による信号処理が知られている。
この種の信号処理には非巡回型式と巡回型式とがあっ
て、各型式によるノイズ低減装置は、例えば第5図及び
第6図にそれぞれ示すように構成される。
第5図の非巡回型のノイズ低減装置は、入力端子INにn
個のフレームメモリ(1a),(1b)‥‥(1n)が縦続接
続され、端子INからの入力画像信号及び各フレームメモ
リ(1a),(1b)‥‥(1n)の出力画像信号が加算器
(2)に供給される。加算器(2)の出力は乗算器
(3)に供給され、端子(4)から係数1/(n+1)を
乗ぜられて、n+1フレーム周期を通して平均化され
る。
一般に、画像信号に含まれるノイズ成分は、自己相関性
が殆どないので、複数フレーム周期の平均によってその
エネルギーが低減される。他方、静止画の場合、画像信
号のフレーム相関が強いので、複数フレームの周期の平
均によっても信号成分のエネルギーは殆ど変化しない。
従って、第5図の構成でノイズ低減が行なわれ、S/Nが
改善される。
また、第6図において、(5V)は巡回型ノイズ低減装置
を全体として示し、端子INからの入力画像信号は、第1
の乗算器(6)及び加算器(7)を介して、フレームメ
モリ(8)に供給される。フレームメモリ(8)の出力
は、第2の乗算器(9)を介して、加算器(7)に供給
される。(10)は動き検出回路であって、端子INからの
入力画像信号とフレームメモリ(8)から読み出された
画像信号とが供給され、動き検出回路(10)から両乗算
器(6)及び(9)にそれぞれ係数1−KV,KV(0<K
V<1)が供給される。係数KVは画像のフレーム間の相
関の程度に応じて変化し、静止画の場合にはKV≒1/2と
され、動画部分に対してはより小さな値とされる。これ
により、現フレーム周期の入力画像信号と、メモリ
(8)から読み出された先行フレーム周期の画像信号と
がフレーム方向(時間方向)に重み付け平均されて加算
器(7)から出力端子OUTに導出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、第5図の非巡回型ノイズ低減装置は、静止画
に対しては有効であるが、動画では残像が発生して動き
がぼけるという本質的な問題があった。
また、第6図の巡回型ノイズ低減装置では、画像の動き
(フレーム相関度)に応じて係数KVを変化させ、S/Nの
改善量を変えて残像を目立たないようにしているが、ノ
イズ低減効果と残像の程度とは二者択一の関係にあり、
画面の動画の部分ではノイズ低減効果を期待することが
できないという問題があった。
更に、第6図のノイズ低減装置では動き検出回路(10)
の構成が複雑であるという問題もあった。
かゝる点に鑑み、本発明の目的は、簡単な構成で、動画
成分のノイズをも低減てることのできるノイズ低減装置
を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、入力画像信号が供給され入力画像信号に1よ
り小さい第1の係数を乗算する第1の乗算器と、所定信
号が供給されるフレームメモリと、フレームメモリの出
力が供給され、フレームメモリの出力に1/2より小さく
第1の係数と加算して1になる第2の係数を乗算する第
2の乗算器と、第2の乗算器の出力と第1の乗算器の出
力とを加算して入力画像信号の静止画成分を得ると共
に、静止画成分をフレームメモリに供給する加算器と、
入力画像信号から加算器の静止画成分を減算して入力画
像信号の動画成分を得る減算器と、減算器から動画成分
を供給される2次元低域フィルタと、2次元低域フィル
タからノイズ低減された動画成分を供給されると共に、
加算器から静止画成分を供給されて、出力画像信号を合
成する第2の加算器とを有することを特徴とするノイズ
低減装置である。
〔作用〕
かゝる構成によれば、複雑な動き検出を必要とせずに、
動画成分のノイズが低減される。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図を参照しながら、本発明による
ノイズ低減装置の一実施例について説明する。
本発明の一実施例の構成を第1図に示す。
第1図において、入力画像信号が端子INからフレームメ
モリ(11)、加算器(12)及び減算器(13)に共通に供
給されると共に、フレームメモリ(11)の出力が加算器
(12)及び減算器(13)に共通に供給される。加算器
(12)及び減算器(13)の出力はそれぞれ乗算器(14)
及び(15)に供給されて、端子(16)からの係数1/2を
それぞれ乗ぜられ、第1の乗算器(14)の出力が第2の
加算器(17)に供給される。
(18)は2次元低減フィルタであって、同一フレーム周
期における水平及び垂直方向もしくは両対角線方向のそ
れぞれ複数の画素に対する画像信号の重み付け平均を行
なうものである。この2次元低域フィルタ(18)を介し
て、第2の乗算器(15)の出力が第2の加算器(17)に
供給されて、第1の乗算器(14)の出力と合成される。
なお、両乗算器(14)及び(15)に代えて、第2の加算
器(17)と出力端子OUTとの間に単一の1/2乗算器を設け
てもよい。
本実施例の動作は次のとおりである。
第2図Aに示すようなノイズを含んだ画像信号が端子
INから入力されると、同図Bに示すように、フレームメ
モリ(11)の出力は入力画像信号より1フレーム周
期Frだけ遅れたものとなる。この入力画像信号とフレ
ームメモリ(11)の出力とが加算器(12)及び第1の
乗算器(14)において算術平均されて、第1の乗算器
(14)から出力される静止画成分は、同図Cに示すよ
うに、入力画像信号の立上り及び立下り直後の各1フ
レーム周期では入力画像信号の振幅aの1/2の振幅と
なり、フレームメモリ(11)の出力と入力画像信号
とが共存する複数フレーム周期では入力画像信号と等
しい振幅aとなる。また、静止画成分に含まれるノイ
ズレベルは、現フレーム周期及び先行フレーム周期の平
均によって、同図Cに示すように、入力中のノイズレベ
ルnのほゞ1/2となり、フレーム相関を利用したノイズ
低減が行なわれる。
また、減算器(13)においては、入力画像信号とフレ
ームメモリ(11)の出力との差が演算され、減算器
(13)の出力が第2の乗算器(15)において、静止画成
分とのレベル合わせをされて、同図Dに示すような動
画成分が得られる。即ちこの動画成分は入力画像信
号の立上り及び立下り直後の各1フレーム周期でそれ
ぞれ入力画像信号の1/2の振幅の正及び負の極性のパ
ルスとなる。
図示のように、この動画成分はノイズ成分を含んでい
るが、このノイズ成分は、2次元低減フィルタ(18)に
おいて、例えば水平及び垂直の2方向に、同一フレーム
周期内で重み付け平均処理されて、2次元低減フィルタ
(18)の出力は、第2図Eに示すように、ノイズが充
分に低減される。
第2の加算器(17)において、2次元低減フィルタ(1
8)からのノイズ低減された動画成分と、第1の乗算
器(14)からの静止画成分とが合成されて、第2の加
算器(17)から出力される画像信号は、同図Fに示す
ように、入力画像信号と同一の波形となると共に、ノ
イズが低減されている。
次に、第3図及び第4図を参照しながら、本発明の他の
実施例について説明する。
本発明の他の実施例の構成を第3図に示す。この第3図
において、前出第6図に対応する部分には同一の符号を
付して重複説明を省略する。
第3図において、第1及び第2の係数入力端子(19a)
及び(19b)からフレーム方向低減フィルタ(5)の第
1及び第2の乗算器(6)及び(9)にそれぞれ固定係
数(1−K)及びK(0<K<1)が供給される。この
係数Kは例えば1/2より稍小さく設定される。加算器
(7)の出力が減算器(21)に供給されて、端子INから
この減算器(21)に供給された入力画像信号から減算さ
れる。減算器(21)の出力が2次元低減フィルタ(22)
を介して、第2の加算器(23)に供給されると共に、第
1の加算器(7)の出力が第2の加算器(23)に供給さ
れ、第2の加算器(23)の出力が端子OUTに導出され
る。
第3図の実施例の動作は次のとおりである。
第4図の時間軸は前出第2図のそれよりも圧縮されてい
る。第4図Aに示すようなノイズを含んだ入力画像信号
が端子INから入力されると、フレーム方向低減フィル
タ(5)の加算器(7)から、同図Bに示すような静止
画成分が出力される。この静止画成分は、図示のよ
うに、ノイズは充分に低減されているが、入力画像信号
の立上り及び立下り直後の各複数のフレーム周期Tu及
びTdにわたって緩かに立上り、また立下って、動画成分
は残像が発生する。
第3図の実施例では、減算器(21)において、この静止
画成分を入力画像信号から減算して、第4図Cに示
すような微分波形に類似したスパイク状の動画成分を
得ている。図示のように、減算器(21)から出力される
動画成分には入力画像信号と同レベルのノイズ成分が
含まれる。前出第1図の実施例と同様に、動画成分中
のノイズは2次元低減フィルタ(22)において同一フレ
ーム内で水平及び垂直の2方向に重み付け平均処理され
て、2次元低減フィルタ(22)の出力は、第4図Dに
示すように、ノイズが充分に低減されたスパイク状の波
形となる。
第2の加算器(23)において、2次元低減フィルタ(2
2)からのノイズ低減された動画成分と、加算器
(7)からの静止画成分とが合成されて、第2の加算
器(23)から出力される画像信号は、同図Eに示すよ
うに、入力画像信号と同一の波形となると共に、ノイ
ズが低減されている。
〔発明の効果〕
以上詳述のように、本発明によれば、フレーム間の画像
信号処理により画像信号の静止画成分を得ると共に、こ
の静止画成分またはフレームメモリの出力を入力画像信
号から減算処理して得られる動画成分にフレーム内での
フィルタ処理を施し、このフィルタ処理された動画成分
を静止画成分と合成するようにしたので、複雑な動き検
出を必要とせず、簡単な構成で、動画成分のノイズをも
低減することのできるノイズ低減装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるノイズ低減装置の一実施例の構成
を示すブロック図、第2図は第1図の実施例の動作を説
明するためのタイミングチャート、第3図は本発明の他
の実施例の構成を示すブロック図、第4図は第3図の実
施例の動作を説明するためのタイミングチャート、第5
図及び第6図は従来のノイズ除去装置の構成例を示すブ
ロック図である。 (8),(11)はフレームメモリ、(7),(12)は加
算器、(13),(21)は減算器、(18),(22)は2次
元低減フィルタ、(17),(23)は第2の加算器であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号が供給され、上記入力画像信
    号に1より小さい第1の係数を乗算する第1の乗算器
    と、 所定信号が供給されるフレームメモリと、 上記フレームメモリの出力が供給され、上記フレームメ
    モリの出力に1/2より小さく上記第1の係数と加算して
    1になる第2の係数を乗算する第2の乗算器と、 上記第2の乗算器の出力と上記第1の乗算器の出力とを
    加算して上記入力画像信号の静止画成分を得ると共に、
    上記静止画成分を上記フレームメモリに供給する加算器
    と、 上記入力画像信号から上記加算器の上記静止画成分を減
    算して上記入力画像信号の動画成分を得る減算器と、 上記減算器から上記動画成分を供給される2次元低域フ
    ィルタと、 上記2次元低域フィルタからノイズ低減された上記動画
    成分を供給されると共に、上記加算器から上記静止画成
    分を供給されて、出力画像信号を合成する第2の加算器
    とを有することを特徴とするノイズ低減装置。
JP61122985A 1986-05-28 1986-05-28 ノイズ低減装置 Expired - Lifetime JPH07105906B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5871710A (ja) * 1981-10-24 1983-04-28 Mitsubishi Electric Corp 画像フイルタ
JPS59186474A (ja) * 1983-04-07 1984-10-23 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号処理回路
JPS60182290A (ja) * 1984-02-06 1985-09-17 アールシーエー トムソン ライセンシング ビデオ信号処理装置

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