JPH07105539A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH07105539A
JPH07105539A JP5273199A JP27319993A JPH07105539A JP H07105539 A JPH07105539 A JP H07105539A JP 5273199 A JP5273199 A JP 5273199A JP 27319993 A JP27319993 A JP 27319993A JP H07105539 A JPH07105539 A JP H07105539A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光透過率可変媒体層を設けた光ディスクに情
報を高密度に記録、或いは再生しても正確な再生信号を
得ることが可能な光ディスク装置を提供する。 【構成】 光ディスク1上の予め定められた位置に試験
信号発生回路29より発生される試験信号に基づいた記
録マークを記録した後、先に設定した最適再生光強度で
記録マークを再生する。そして、この再生信号をマーク
長−電圧変換回路24を用いてマーク長に応じた再生信
号電圧E1 に変換して比較回路25へ出力させ、更に、
上記記録した試験信号のマーク長に対応した基準信号電
圧E2 を基準電圧回路26から比較回路25に出力させ
る。比較回路25では、E2 −E1を計算した結果を制
御回路32に出力する。制御回路32は、その結果が最
も0に近付くように光強度調整回路28を用いて記録レ
ーザ光の光強度を調整させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照射光強度や温度変化
などによって光透過率が変化する光透過率可変媒体から
なるマスク層により照射レーザビームの実効スポット径
を小さくさせる光ディスクに情報を記録又はこの光ディ
スク上に記録された情報を再生する光ディスク装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年光ディスクの大容量化が検討され、
種々の提案がなされている。光ディスクは、一般に記録
時のレーザ光強度を制御することによって光スポット径
よりも小さな記録マークを形成することが可能であるた
め、記録時の密度向上には原理上限界はない。しかし、
レーザ光をレンズで絞ったときの光スポット径は、ある
一定値以下には絞れない限界値をもっており、光ディス
クの高密度化はいかに再生レーザスポットを小さくする
かにかかっている。
【0003】ここで、再生限界の記録マークの繰り返し
波長(記録波長)は、λ/2NA(λは光の波長、NA
はレンズの開口数)で与えられる。この式から、より短
い記録波長の記録マークを識別して再生するためには、
波長λの短い光で再生するか開口数NAの大きなレンズ
を用いれば良いことがわかる。しかしながら再生に用い
る半導体レーザの短波長化は技術的にも困難が多く、ま
た開口数NAの大きなレンズを光ディスク装置に組み込
むことも容易ではない。
【0004】そこで、光の照射による温度上昇で光の透
過率が高くなる物質を光ディスク内に層状に設け、光デ
ィスクへの情報の記録或いは再生時には光の照射部分の
中央部分のみを光透過性とし、光スポット内の他の部分
をマスクすることにより光ディスク上に高密度記録され
た情報を再生する方法が従来より知られている。
【0005】このような光ディスクの高密度記録技術の
一つとして、温度依存性のある光透過率可変媒体よりな
るマスク層を、光透過性基板上に設け、光ディスク上の
光スポットにおける光スポット進行方向の後方部分が温
度が高いことを利用して、見かけ上の光スポット径を小
さくする技術が、特開平5−12673号公報により開
示されている。この公報によれば、温度依存性の光透過
率可変媒体の光透過率が低い部分の反射率が、光透過率
が高い部分の反射率に較べて十分に低いことを利用し
て、光ディスクからの反射光をモニターする光検知器の
光量が常に一定になるように出射レーザパワを制御させ
ることにより、光スポット全面積における光透過率の高
い部分の面積比を常に一定になるように制御することが
できる。また、記録に関しても、光透過率可変媒体の形
状変化が起こるよりも低い温度で記録が可能となる記録
層を用いることで高密度な光記録を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術に基づき光ディスクへの高密度記録及び高密度再生の
実験を繰り返すうち、最適な記録光強度で高密度に記録
した領域を最適な再生光強度でマスク効果を発揮させて
再生するためには、反射光量を一定に保つだけでは不十
分であることがわかってきた。それは、高密度な記録媒
体であればあるほど情報信号を形成するマークサイズが
小さくなるために、再生信号の時間軸成分のズレ(いわ
ゆるジッタ成分)が、記録光強度や再生光強度によって
大きく影響をうけるからである。
【0007】一般に情報信号は従来よりあるCD(コン
パクトディスク)の記録方式で知られているように基準
周波数に対してある範囲内で時間的に整数倍の信号の組
み合わせで成り立っている。CDの場合はピット長が3
Tから11Tの範囲での情報信号の組み合わせで成り立
っており、3Tが最も短いピット長であり、11Tが最
も長いピット長である。高密度光ディスクシステムにお
いてもこのように短いマーク長の記録マークから長いマ
ーク長の記録マークの組み合わせで情報信号を組み立て
ることが、CD方式との整合性を取るためにも有利であ
る。
【0008】しかし、上記光透過率可変媒体によるマス
ク層を設けた光記録再生可能な光ディスクに、高密度に
情報を記録する場合、図3に示すように照射する記録レ
ーザ光の光強度によって形成されるマーク長が異なって
くる。ここで、同図に示す11A〜11Cは、記録レー
ザ光の光強度分布を、12A〜12Cはそのとき記録層
上に記録される記録マークを示し、11A,12Aは光
強度が小さい記録レーザ光、11B,12Bは光強度が
適正な記録レーザ光、11C,12Cは光強度が高い光
レーザ光をそれぞれ用いた場合を示している。また、再
生時においても、マスク層によるスポット径を小さくす
る効果が発揮されなければ良好な再生が出来なくなって
しまう。この結果、マスク層を設けることにより、再生
信号は本来出力されるべき時間情報を有した記録マーク
が、そうでない異なった情報として再生されてしまうこ
とになりエラーの増大を引き起こしてしまう。また、再
生光強度が最適化されていないとスポット径を小さくす
る効果が十分発揮されず、再生すべきピットの隣のピッ
トや前後のピットの影響によって正しく再生できなくな
ってしまう。このように高密度に記録をする場合や、照
射スポットの径を小さくすることで再生する場合には、
ピット長の微小変化が大きな影響を及ぼすため、CD密
度の情報では問題とならなかったことでも高密度情報に
おいては大きな問題となり、記録光強度と再生光強度と
の両方の最適化を図る必要がある。
【0009】そこで、本発明は上記の点に着目してなさ
れたものであり、光透過率可変媒体層を設けた光ディス
クに情報を高密度に記録、或いは再生しても正確な再生
信号を得ることが可能な光ディスク装置を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための手段として、同心円状又はスパイラル状に
案内溝が形成された光透過性基板と、特定波長の光又は
光の熱を吸収することにより光透過率が可逆的に変化す
ることを利用して装置側から照射されるレーザ光の実効
スポット径を小さくさせるマスク層と、光記録再生可能
な情報記録層とが少なくともこの順に積層された光ディ
スク上に、記録信号に応じて長さが異なる記録マークに
より情報を記録し、前記光ディスク上に記録された記録
マークのマーク長を検出することで記録された情報を再
生する光ディスク装置において、前記光ディスクへの記
録動作を行う前に、前記光ディスク上の予め定められた
位置に記録レーザ光を照射して試験的な記録信号を記録
し、この記録信号を再生して得たマーク長と、前記記録
した記録信号が本来有するべきマーク長との差が最も小
さくなるように前記記録レーザ光の照射光強度を設定す
ることを特徴とする光ディスク装置を提供しようとする
ものである。
【0011】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。最初に、本発明の実施例の光ディスク装
置に使用される光ディスクに付いて説明する。図1は、
本発明の実施例の光ディスク装置に使用される光ディス
クの構造を示す図であり、同図(A)は、光ディスクの
信号記録領域の構成を示す図であり、同図(B)は、光
ディスクの半径方向の断面の構造を示す図である。同図
(A)に示すように、光ディスク1の最内周部分には記
録後にリードイン信号領域となる領域4があり、最外周
部分には同じくリードアウト信号領域となる領域5があ
る。ここで、最内周部分の更に内周部分の一部分6が本
実施例において予備記録領域6として用いられる部分で
ある。上記リードイン信号領域4や予備記録領域6は最
内周に設けられることは必ずしも必要ではないが、現行
の光ディスクシステムにおいては、これらが最内周に設
けられているため、将来的に現行システムとの互換性等
を考慮した場合、光ディスク上で最初に再生される場
所、即ち、最内周に設けられている方が好ましい。
【0012】また、同図(B)に示すように、光ディス
ク1は、記録可能型の光ディスクであり、光透過性基板
2上にはトラッキング用のグルーブ3が微少な凹凸とし
て光ディスク1上に同心円状、或いはスパイラル状に連
続的に設けられている。そして、上記基板2上には特定
波長の光を吸収することにより光透過率が可逆的に変化
するマスク層7が形成され、このマスク層7上には、装
置側より照射されるレーザー光の適量を吸収して幾何学
的変化または光学的変化を起こすことで光学的に記録が
可能な記録層8が設けられ、この記録層8上には反射層
9、及び保護層10が順次積層された構造となってい
る。
【0013】上記光ディスク1の光透過性基板としては
既によく知られているように、種々のものを用いること
ができ、ガラス、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、非晶質ポリオレフ
ィン樹脂などいずれも良好な透明性があれば用いること
が可能である。ここで、基板2上へのトラッキング用グ
ルーブの形成方法については特に限定はない。研磨した
ガラス原盤上にフォトレジストを塗布し、記録用レーザ
によって連続溝であるグルーブを記録し、現像、導電化
皮膜の形成後メッキによってスタムパを作製し、射出成
形によって基板2を得る方法や、エッチングによる方
法、いわゆる2P法と呼ばれる紫外線硬化樹脂による型
押し方法等のいずれの方法を用いることも可能である。
【0014】又、基板2の上には光透過率可変媒体であ
るマスク層7が積層されるが、このマスク層7は、例え
ば特願平4−331049号公報により開示されている
ような光依存性の光透過率可変媒体や、スピロピラン、
ラクトン、フルオラン系色素などの温度依存性の光透過
率可変媒体が使用され、例えば真空蒸着法、スピンコー
ト法などの適当な薄膜形成手段を用いて形成される。こ
こで、これらの光透過率可変媒体は、図2(A)に示す
光透過率特性を有し、基板2を通して照射されるレーザ
光の強度が飽和光強度以上になると光透過率が急激に高
くなり、同図(B)で示すとおりに、照射されるレーザ
光の実効スポット径を小さくすることが可能となる。ま
た、これらの物質は室温で特定の波長領域に吸収があ
り、温度上昇や、照射光強度にともなって吸収波長が異
なるので記録再生に使用するレーザ光波長に応じて適当
な物質を選択すれば良い。
【0015】又、前記マスク層7上に形成される記録層
8は、通常用いられている光記録再生可能物質であれば
特に物質としての制約はないが、記録レーザ光の照射に
よりマスク層が変形してしまうことを防ぐため、光透過
率可変媒体の形状変化が起こるよりも低い温度で記録が
可能となるものが使用される。そして、この記録層8
は、孔開け方式、相変化方式、光磁気方式、形状変化方
式等に使用される記録可能物質を、スパッタリング、真
空蒸着、スピンコート法等の適当な薄膜形成手段を用い
て形成される。
【0016】また、上記記録層8上には、アルミニウム
等による反射層9が真空蒸着やスパッタリング等の手段
によって設けられ、更にその上には、紫外線硬化樹脂等
による保護膜が積層される。即ち、上記光ディスク1は
反射型の光ディスクであり、現行光ディスクシステムと
の互換を図りやすくなっている。
【0017】以上のように構成された光ディスク1は、
記録の際には、図2(A)の領域Aを用いてマスク層7
で透過率が高くなった部分、つまり、マスク効果により
小さくされたスポットを用いて高密度記録することもで
きるし、同図の領域Bを用いてマスク効果を用いること
無しに記録することもできる。しかし、いづれの場合も
光強度を最適化することが非常に重要であり、適正光強
度で記録しなければ、正確な記録再生ができなくなって
しまう。そこで、再生光強度と記録光強度とを予備記録
再生領域6で調整しておくことが必要になってくるので
ある。以下、この光ディスク1の光ディスク装置につい
て説明する。
【0018】図4は、本発明の一実施例の光ディスク装
置の概略構成図である。同図に示す光ディスク装置21
は、上記光ディスク1上に記録又は再生用のレーザビー
ムを照射する光ヘッド22と、この光ヘッド22により
再生された再生信号を増幅するための増幅回路23と、
この増幅回路23から出力された再生信号をマーク長に
応じた電圧に変換するマーク長−電圧変換回路24と、
このマーク長−電圧変換回路24から出力される電圧値
と基準信号電圧発生回路26から発生される電圧値とを
比較してその比較結果に応じた出力信号を発生する比較
回路25と、記録マークのマーク長に応じた基準電圧値
が記憶された上記基準電圧発生回路26と、上記増幅回
路23から出力された再生信号の振幅を検出してその結
果に応じて信号を出力する振幅検出回路27と、記録信
号又は試験信号発生回路29の出力信号を光変調した記
録レーザ光を光強度調整回路28により調整された光強
度で上記光ヘッド22から照射させるレーザドライバ3
0と、上記光ヘッド22を光ディスク1の半径方向へ移
動させると共に照射レーザ光のフォーカスを行う光ヘッ
ド駆動手段31と、光ディスク装置21の動作制御を行
う制御回路32と、RAM(Random Acces
s Memory)等で構成されたメモリ33とを備え
ている。
【0019】次に、上記光ディスク装置21の動作を図
5及び図6に示すフローチャートを用いて説明する。図
5は、上記光ディスク装置21の最適再生光強度を求め
る動作を示すフローチャートである。また、図6は、上
記光ディスク装置21の最適記録光強度を求める動作を
示すフローチャートである。光ディスク装置21におい
て、光ディスク1が装着されると図示されない光ディス
ク検出手段から光ディスク検出信号が制御回路32に入
力される。この光ディスク検出信号が入力されると制御
回路32は、光ヘッド駆動手段31に駆動信号40を出
力して光ヘッド22を予備記録再生領域6に移動させ
(P1)、フォーカスサーボを掛けた(P2)後、予備
記録領域6を再生する(P3)。光ディスク1が装着さ
れて最初に予備記録再生領域6が再生される時は、トラ
ッキングサーボがかかっていない状態であり、その再生
信号はトラッキングエラー溝跨ぎ信号であるので、この
トラッキングエラー溝跨ぎ信号を用いて最適再生光強度
を設定する。
【0020】最初にフォーカスサーボを掛けた状態にお
いては、再生レーザ光の光強度が最適値よりも高い状態
にあるので、制御回路32は、再生光強度を少し小さく
した(P4)後、振幅検出回路27に駆動信号41を出
力して溝跨ぎ信号の信号振幅を検出させ、トラッキング
エラー溝跨ぎ信号の信号振幅が増加したかを検出する
(P5)。このP4,P5の動作は、トラッキングエラ
ー信号振幅が増加しなくなるまで行う。P5において、
トラッキングエラー信号振幅が増加しなくなったことが
検出されると、今度は、再生光強度を少し大きくした
(P6)後、再び、トラッキングエラー溝跨ぎ信号の信
号振幅が増加したかを検出する(P7)。そして、この
P7において、トラッキングエラー信号振幅が増加しな
くなったときの再生光強度が最適再生光強度となる。そ
して、設定された最適再生光強度をメモリ33に記憶す
る(P8)。光ディスク1上に記録された記録マークを
再生する際には、この最適再生光強度に設定された再生
レーザ光を用いて行われる。
【0021】最適再生光強度が決定したら次に最適記録
光強度を設定する。図6において、制御回路32は、ト
ラッキングサーボをかけた後(P9)、試験信号発生回
路29に駆動信号43を出力して、光ディスク1の予備
記録領域6に試験的な記録マークを記録するための試験
信号(記録信号)を発生させる(P10)。レーザドラ
イバ30では、試験信号発生回路29から発生された試
験信号を光変調し、この試験信号に応じた記録マークが
予備記録領域6に記録されることになる(P11)。
【0022】予備記録領域6に上記試験信号に応じた記
録マークを記録した後、制御回路32は、先に設定した
最適再生光強度をメモリ33より読み出して光強度調整
回路28を駆動させてレーザ光強度を設定し、この最適
再生光強度で上記予備記録領域6に記録した記録マーク
を再生する(P12)。そして、この再生信号を2値化
した後、駆動信号44によってマーク長−電圧変換回路
24を動作させてマーク長に応じた再生信号電圧E1
変換して比較回路25へ出力させる。更に、制御回路3
2は、駆動信号45を基準電圧発生回路45に出力し、
上記試験信号発生回路29で発生した試験信号のマーク
長に対応した基準信号電圧E2 を比較回路25に出力さ
せるようにする。再生信号電圧E1 と、基準信号電圧E
2 とが入力された比較回路25では、E2 −E1 を計算
し、その結果を制御回路32へ出力する(P13)。
【0023】制御回路32では、再生信号電圧が基準信
号電圧よりも大きい場合、即ち、E2 −E1 が負であっ
た場合には、記録光強度過多であるので、光強度調整回
路28を用いて記録光強度を少し小さくさせる(P1
4)。逆に、再生信号電圧が基準信号電圧よりも小さい
場合、即ち、E2 −E1 が正であった場合には、記録光
強度不足であるので、光強度調整回路28を用いて記録
光強度を少し大きくさせる(P15)。そして、光強度
調整回路28により設定された光強度の記録レーザ光で
予備記録領域6に、再び上記記録マークと同じ記録マー
クを記録する(P11)。そして、比較回路25での計
算結果が最も0に近付くようになるまで上記P11〜P
15までの動作を繰り返す。
【0024】上述のP11〜P15までの動作により、
2 −E1 が最も小さい値を取るようになった時の記録
光強度を最適記録光強度としてメモリ33に記憶する
(P16)。そして、光ディスク1上への情報の記録
は、この最適記録光強度のレーザ光を用いて行われる。
【0025】なお、上記P11〜P15までの動作を行
って、E2 −E1 が0となるように制御することが望ま
しいが、現実問題として難しく、また、最適記録光強度
設定までに時間が掛かるので、許容範囲A(Aは正の実
数)を設定しておき、E2 −E1 が、−A<E2 −E1
<Aとなるように制御するようにしても良い。又、上記
P10において試験信号発生回路29から発生される試
験信号は、マスク層7の影響を最も受けやすい記録マー
ク(例えば、最もマーク長が短いもの)の記録信号であ
れば良いが、光ディスク1上に記録される全ての種類の
記録マークの記録信号(例えば、現行のCDのように、
記録マークが3T〜11Tのように基準周波数に対して
ある範囲内で時間的に整数倍の信号の組み合わせで成り
立っていれば、マーク長3T〜11Tの全ての種類の記
録マークの記録信号)であっても良い。その場合には、
上記P10〜P15の動作を、それぞれの記録信号毎に
行ってそれぞれの最適記録光強度を求め、これらの平均
値を記憶するようにする。更に、又、上記光ディスク装
置21は記録と再生との両方を行う記録再生装置だけで
なく、記録のみを行う記録装置においても使用可能であ
ることは勿論のことである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ディスク
装置によれば、マスク層を設けることで変動する記録マ
ークのマーク長を適性に保つことができ、再生の際のエ
ラーを減少させることができ、高密度記録再生を円滑か
つ正確に行うことが可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ディスク装置に使用され
る光ディスクの構造を示す図である。
【図2】光透過率可変媒体の光透過率特性を示す図であ
る。
【図3】記録レーザ光の光強度により記録マーク長が異
なる様子を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の光ディスク装置の概略構成
図である。
【図5】図4に示した光ディスク装置の動作の一部を示
すフローチャートである。
【図6】図4に示した光ディスク装置の動作の一部を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 基板 3 グルーブ(案内溝) 4 リードイン領域 5 リードアウト領域 6 予備記録領域 7 マスク層(光透過率可変媒体) 8 記録層 9 反射層 21 光ディスク装置 22 光ヘッド 24 マーク長−電圧変換回路 25 比較回路 26 基準電圧発生回路 27 振幅検出回路 28 光強度調整回路 29 試験信号発生回路 30 レーザドライバ 32 制御回路 33 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心円状又はスパイラル状に案内溝が形成
    された光透過性基板と、特定波長の光又は光の熱を吸収
    することにより光透過率が可逆的に変化することを利用
    して装置側から照射されるレーザ光の実効スポット径を
    小さくさせるマスク層と、光記録再生可能な情報記録層
    とが少なくともこの順に積層された光ディスク上に、記
    録信号に応じて長さが異なる記録マークにより情報を記
    録し、前記光ディスク上に記録された記録マークのマー
    ク長を検出することで記録された情報を再生する光ディ
    スク装置において、 前記光ディスクへの記録動作を行う前に、前記光ディス
    ク上の予め定められた位置に記録レーザ光を照射して試
    験的な記録信号を記録し、この記録信号を再生して得た
    マーク長と、前記記録した記録信号が本来有するべきマ
    ーク長との差が最も小さくなるように前記記録レーザ光
    の照射光強度を設定することを特徴とする光ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスク装置において、 前記光ディスク上に前記レーザ光を照射して情報を記録
    すると共に光ディスク上に記録された記録信号を再生し
    て再生信号を出力する光ヘッドと、 前記光ヘッドから前記光ディスク上に照射されるレーザ
    光の光強度を調整する光強度調整回路と、 前記光ディスクへの記録動作を行う前に、試験的な記録
    信号を発生する試験信号発生回路と、 前記光ヘッドから出力される再生信号のマーク長を検出
    し、この検出結果に応じて電圧に変換し、この変換した
    電圧を再生信号電圧として出力する電圧変換回路と、 前記試験的な記録信号のマーク長に応じた電圧を基準電
    圧として出力する基準電圧発生回路と、 前記電圧変換回路から出力される再生信号電圧と、前記
    基準電圧発生回路から出力される基準電圧とを比較する
    比較回路と、 前記比較回路の比較結果に基づき光強度調整回路を用い
    て記録レーザ光の光強度調整を行う制御回路とを備える
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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