JP2005149538A - 光ディスク記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
パワーレベルの最適化が可能な光ディスク記録方法を提案する。
【解決手段】
ディスク情報としてOPCパラメータを読み出し、光ディスクのOPC領域にパワーレベルPを適宜変化させながら所定の信号パターンを記録する。各パワーレベルPiで記録された信号を再生して変調度miを測定することにより、ターゲット変調度mtargetに対応したターゲットパワーレベルPtarget’を求める。次に該ターゲットパワーレベルPtarget’を含む所定の範囲でパワーレベルPを適宜変化させてながら所定の信号パターンを記録し、各パワーレベルPjで記録された信号の変調度mjを測定する。前記パワーレベルPと、該パワーレベルP及び前記変調度mの積(P×m)との関係を直線近似し、該近似式の切片Pthr’を求め、所定の係数を乗じて最適パワーレベルPopt’を決定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、エネルギービームの照射により情報を記録する光ディスクに係り、特に記録パワーレベルの最適化技術に関する。
光ディスク装置は、非接触、大容量、高速アクセス、可換かつ低コストなメディアを特徴とする情報記録再生装置であり、これらの特徴を生かしてディジタルオーディオ信号やディジタル映像信号の記録再生装置として、あるいはコンピュータの外部記憶装置として広く利用されている。
現在、利用されている光ディスクには、CD−ROM(Compact Disc)やDVD−ROMのように凹凸ピットで情報が予め記録されている再生専用ディスクと、CD−R、CD−RW、あるいはDVD−RAM等のように、エネルギービームを照射することでディスクの情報記録膜の物理状態を変化させ、ユーザが任意の情報を記録することができる記録可能ディスクとがある。
ところで、後者の記録可能ディスクに情報を記録するためには、ディスクの記録膜の物理特性に応じた適正なパワーレベルのエネルギービームを照射することが必須である。
ところが、この記録パワーレベルの適正値はディスクの特性だけではなく、エネルギービームの発光タイミング(記録ストラテジ)、エネルギービームスポットの形状等、光ディスク装置の特性にも依存する。また光ディスク装置間のパワーレベルの校正誤差も考慮する必要があるため、従来から一般に、所謂試し書きによって各光ディスク装置毎に適正な記録パワーレベルを検出し、該パワーレベルにて書き込み処理が行われてきた。
試し書きにより最適パワーレベルを検出する一連の動作をOPC(Optimum Power Control)と呼ぶ。
通常、OPCは、ディスク毎に規格として定められたOPC領域に対して、パワーレベルを変化させながら所定の信号パターンの書き込みを実行し、所定の評価指標を満足するパワーレベルを求め、更に該パワーレベルに所定の係数を用いて補正処理を行い、最適パワーレベルを求める。現在、一般的に用いられている評価指標としては、CD−R等で用いられているβ(RF信号のアシメトリに関する指標)、CD−RW等で用いられているγ(RF信号の変調度に関する指標)があり、これら指標はディスク情報として予めディスクに記録されているか、あるいはディスク装置側のメモリにパラメータとして格納されている。
RF信号の変調度mを利用したOPCとして、上記γを用いる方法の他に、対応するパワーレベルPとの積(P×m)を評価値として用いる方法(以下、κ法と呼ぶ)が知られている。この方法は直線近似を用いることで、測定サンプル数を少なく抑えるとともに精度の向上が期待できるという点において、有効な方法である。(例えば特許文献1)
以下、κ法について説明する。図1はパワーレベルPと変調度mとの関係を示す特性曲線の一例である。ここで、変調度mをパワーレベルPの関数として次式で近似する。
m=msat×(1−Pthr/P)
ここで両辺にPを乗じると次式となり、左辺の評価値(P×m)とパワーレベルPとの間は直線で近似される。なおPthrは直線のP切片を意味する。
P×m=msat×(P−Pthr)
パワーレベルPと評価値P×mとの関係を示す特性曲線の一例を図2に示す。
ところで、図1に示すように、最適パワーレベルPopt近傍ではパワーレベル変化に対する変調度変化の感度が低い。OPCにとって該感度は高いほうが測定精度の点で望ましいことから、及びレーザには出力限界がありなるべく低いパワーで測定を行うことが望ましいことから、所定の係数ρを導入して、
Ptarget=Popt/ρ
で定義されるパワーレベルを定義する。またPtargetとPthrとの比を、
κ=Ptarget/Pthr
として定義する。
ディスク情報としてPtarget、ρ及びκが与えられた場合のOPCとしては、下記の手順が知られている。即ち、ディスクのOPC領域に対して、Ptarget付近、例えばPtarget±30%の範囲でパワーレベルを変化させながら、所定の信号パターンで書き込みを行う。各パワーレベルPiに対応した変調度miを測定し、評価値Pi×miを計算する。PとP×mとの関係を直線近似して、Pthrを求める。求めたPthrにκを乗じ、更にρを乗じてPoptを求める。
また、Ptarget付近の複数の測定範囲(例えばPtargetよりわずかに高パワー側、わずかに低パワー側を各々測定中心とするなど)にて評価値P×mとパワーレベルPとの関係式を求め、所定の計算処理を行うことで精度を向上させる手段が知られている。
特開2002−298357号公報(第3〜4頁)
ところが、光ディスクの記録膜の特性によっては、前記パワーレベルPと変調度mおよび評価値(P×m)との間の特性曲線が、前述の近似から大きくずれる場合があることが判ってきている。
図3、図4に、上記記録膜特性を有する光ディスクにおける、パワーレベルPと評価値(P×m)との関係を示す特性曲線の一例を示す。図3が基準装置で、図4がパワー校正ずれの大きい装置で見た特性を表す。この例では、評価値(P×m)のパワーレベルPに対する線形性が従来よりも乏しく、所定のパワーレベルにおいて特性曲線が屈曲する特性であって、基準装置においてPtargetは該屈曲点よりも僅かに低パワー側に与えられている。前述のκ法ではPtargetを中心とした所定の範囲において直線近似を行うが、この場合、屈曲点を含む範囲で直線近似を行うことになる。そのため、Ptargetの僅かなずれで近似直線(傾きmsatと切片Pthr)が大きく異なってしまう。
ここで、図4に示すように、パワーレベルの校正がずれている光ディスク装置でOPCを実行することを想定すると、該光ディスク装置においては、Ptargetで発光しているつもりが、実際には基準装置におけるPtarget_B相当で発光していることになる。
該光ディスク装置にてPtargetを中心とした範囲より求めた近似直線からは、切片Pthr’が求まり、さらに最適パワーとしてPopt’=ρ・κ・Pthr’が求まる。近似直線の傾きが基準装置と異なって求まるため、κ・Pthr’とPtarget’とのずれが大きく、その結果Popt’と実際の最適パワーレベルとのずれも大きい。このような光ディスクと光ディスク装置の組み合わせにおいては、実際の最適な記録パワーレベルとは異なるパワーレベルPopt’で記録処理が行われるため、記録された情報マークの品質劣化という問題を引き起こす場合がある。Popt’が最適パワーからずれるほど、記録マーク品質劣化の可能性は高くなる。
本発明は以上を鑑みてなされたものであり、変調度のパワーレベル依存特性が従来とは異なる故に、κ法における評価値(P×m)のパワーレベルPに対する線形性が従来に比して乏しい光ディスクに対しても、良好にパワーレベルの最適化が可能な光ディスク記録方法を提案しようとするものである。
上記課題は、光ビームを光ディスクに照射して信号を記録する光ディスク記録方法であって、前記光ディスクにパワーレベルを変化させた光ビームを照射させて信号を記録し、該信号を再生して変調度を測定し、該変調度からターゲット変調度に関連したターゲットパワーレベルを決定し、前記光ディスクに該ターゲットパワーレベルから所定範囲のパワーレベルの光ビームを照射して信号を記録し、該信号を再生して変調度を測定し、前記所定範囲のパワーレベルと、前記所定範囲のパワーレベル及び該変調度の積との関係を一次関数によって近似してパワーレベルを決定し、前記光ディスクに該パワーレベルの光ビームを照射して信号を記録する光ディスク記録方法により解決される。
また、より詳細には、本発明において、所定のパワーレベルのエネルギービームを光ディスクに照射することによって情報を記録する光ディスク装置における光ディスク記録方法を、下記の手順により構成した。
即ち、前記光ディスクのOPC領域に、パワーレベルPを適宜変化させながら所定の信号パターンを記録する。各パワーレベルPiで記録された信号を再生し、再生信号の振幅Ippと最大値Itopの比によって定義される変調度mi(=Ipp/Itop)を測定することにより、所定のターゲット変調度mtargetに対応したターゲットパワーレベルPtarget’を求める。
該ターゲットパワーレベルPtarget’を略中心とした所定の範囲でパワーレベルPを適宜変化させてながら所定の信号パターンを記録し、各パワーレベルPjで記録された信号の変調度mjを測定する。前記パワーレベルPと、該パワーレベルP及び前記変調度mの積(P×m)との関係を一次関数によって近似し、該近似式の切片Pthr’を求め、所定の係数を乗じて最適パワーレベルPopt’を決定するようにした。更に、該最適パワーレベルのエネルギービームを照射することにより光ディスクに対して情報の記録を行うようにした。
また、前記光ディスクのディスク情報を再生し、該ディスク情報として予め記録されているパラメータに基づいて、前記ターゲット変調度mtargetを決定するようにした。
本発明によれば、光ビームのパワーレベルの決定がより適切に行える。
以下、本発明の実施例としての光ディスク記録方法を、図面を参照しながら説明する。まず本実施例に係る光ディスク装置の構成を明らかにし、次いで該光ディスク装置における本実施例としての光ディスク記録方法を説明する。
図5は本発明の実施例に係る光ディスク装置の構成例を示すブロック図である。
該光ディスク装置1は、光ディスク10を保持し所定の速度で回転可能な光ディスク回転機構11と、前記光ディスク10に対して情報の記録再生を行うための光ピックアップ12と、該光ピックアップ12を光ディスク10の半径方向に関して所定の位置に位置決め可能な光ピックアップ送り機構13とを備える。
前期光ピックアップ12は、前記光ディスク10に対応した波長λで発光するレーザ光源2と、所定のNAで前記光ディスク10の所定の情報記録面に収差よく光スポットを形成するための対物レンズ3と、該対物レンズ3をフォーカス方向及びトラッキング方向に変位させる対物レンズアクチュエータ4と、光ディスク10からの反射光量を検出して電気信号に変換する光検出器5と、レーザ光源2の発光光量を検出する光検出器6と、レーザ光源2を所定のパワーレベル並びに所定のタイミングで発光させるレーザ駆動回路7とを備える。
再生信号生成回路21は前記光検出器5の出力信号から前記光ディスク10に記録された情報の再生信号を生成する。
サーボ信号生成回路22は前記光検出器5の出力信号から所定の検出方法に基づいてフォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号等の所定のサーボ信号を生成する。
システム制御回路20は光ディスク装置1全体の動作を制御する機能を備え、サーボ制御回路23を介して、前記光ディスク回転機構11を駆動し光ディスク10を所定の回転数で回転制御する。また光ピックアップ送り機構13を駆動し光ピックアップ12を光ディスク半径方向の所定の位置に位置決めを行う。また、前記サーボ信号生成回路22からの各サーボ信号出力に基づき、前記対物レンズアクチュエータ4を介して前記対物レンズ3を所定の位置に位置決めする。
また、該システム制御回路20は、前記光検出器6の出力に基づき前記レーザ駆動回路7を介して前記レーザ光源1を所定のパワーレベルで発光させる。
なお本実施例ではレーザ駆動回路7を光ピックアップ12に搭載する構成を示したが、本発明はこれに限るものではなく、固定の回路基板に搭載してもよい。
次に、以上述べてきた光ディスク装置における、本実施例の光ディスク記録方法を説明する。図6は本実施例としての光ディスク記録方法におけるOPCの処理手順を示すフローチャートである。
システム制御回路20は光ピックアップ12を、光ピックアップ送り機構13及び対物レンズアクチュエータ4を駆動することにより、光ディスク10のディスク情報記録領域に位置決めし、再生信号生成回路21からの出力としてディスク情報であるOPCパラメータを取得する。本実施例においてOPCパラメータは前述の係数κ、係数ρ、ターゲットパワーレベルPtarget及びターゲット変調度mtargetとする。(ステップ100)
システム制御回路20は光ピックアップ12を、光ディスク10に設けられたOPC領域の未使用領域に移動させる。未使用領域が無い場合、光ディスク10が書換型の場合には適当なパワーレベルのレーザビームを照射することによる消去処理を実行し、空き領域を確保する。光ディスク10が追記型の場合には記録不可として処理する。(ステップ101)
パワーレベルPを前記ターゲットパワーレベルPtargetに基づいて、例えばPtargetの70%相当のパワーレベルに設定し、光ディスク10に所定のパターン信号、例えばランダム信号を所定の長さ記録する。パワーレベルPを変更し、例えばPtargetの10%相当ΔPだけ増加させた値P+ΔPに設定し、再び所定のパターンを記録する。パワーレベルPが所定のレベル、例えばPtargetの130%相当のパワーレベルになるまで、パワーレベル変更及び記録の処理を繰り返す。(ステップ102)
上記試し書き処理を行ったトラックを再生する。各パワーレベルPiに対応する再生信号のエンベロープを検波し、振幅Ipp及び最大レベルItopを測定し、次式で定義される変調度miを計算する。(ステップ103)
mi=Ipp/Itop
ステップ103で得られたPとmの関係に基づいて、ディスク情報から得たターゲット変調度mtargetに対応するパワーレベルPtarget’を求める。例えば、mtargetとmを逐次比較し、m<mtargetを満たす最大のmnと、m>mtargetを満たす最小のmmを求め、各変調度に対応するPn及びPmを用いて、線形補完により次式にてPtarget’を決定することができる。(ステップ104)
Ptarget’=Pn+mtarget×(Pm−Pn)/(mm−mn)
再び試し書き可能なトラックに移動し、パワーレベルPをステップ104で得たPtarget’に基づいて、上記ステップ102と同様に順次パワーレベルを変更しながら試し書き処理を行う。パワーレベルの範囲は、例えばPtarget’の90%相当から110%相当までの範囲とする。(ステップ105)
またステップ103と同様に、上記ステップ102で試し書きを行ったトラックの信号を再生し、各パワーレベルPjに対応する変調度mjを測定する。(ステップ106)
ステップ106で得られた所定の範囲のPとmに関し評価値(P×m)を計算し、該評価値(P×m)とパワーレベルPとの関係を、例えば最小自乗法などで次式で表される直線に近似し、傾きmsat’と切片Pthr’を求める。(ステップ107)
P×m=msat’×(P−Pthr’)
最後に、上記ステップ106で求めたPthr’に、OPCパラメータとして取得した係数κ及び係数ρを乗じて、最適パワーレベルPopt’を決定する。(ステップ108)
なお本発明は本実施例で具体的に示したプロシージャに限るものではなく、各ステップにおいて適当なアルゴリズムを用いてよい。例えば切片Pthr’を求めるのに、Ptarget’を含む複数の範囲にて複数の直線近似を行い、平均値を採用する等して精度向上を図ってもよい。
あるいはPtarget’を求めるのに、本実施例では一通りの記録を済ませてから、測定及びターゲット変調度との比較を行うプロシージャを示したが、例えばパワーレベル設定、記録、変調度測定、ターゲット変調度との比較、の一連の動作をループさせることにより構成してもよい。
図7は、図3、図4で示したパワーレベルPと評価値P×mとの関係が線形性の乏しい特性曲線の一例であり、パワー校正ずれの大きい装置において、以上述べてきた本発明のプロシージャに基づいてOPCを行った場合を示している。
直線近似を行う範囲がmtargetに基づいて決定されているため、パワーの校正ずれがあっても、近似直線の傾きは、パワー校正比を考慮して、基準装置と略等しく求まる。その結果、κ・Pthr’とPtarget’が略等しい値となり、またPopt’は最適パワーレベルと略等しくなる。
図8に、パワー校正ずれの大きい装置における、線形性の乏しいパワーレベルPと評価値P×mの特性曲線の具体例を示す。該光ディスクは屈曲点が2箇所ある特性である。なお、該装置において記録マークの再生性能(ジッタ)が最適となる最適パワーレベルPjbは3.9mWである。また、基準装置にて決定された該光ディスクのOPCパラメータは、以下の通りであった。
係数κ=1.17
係数ρ=1.20
ターゲットパワーPtarget=2.67mW
ターゲット変調度mtarget=0.21
上記OPCパラメータを用いて、本発明のプロシージャに基づきOPCを行った結果は以下の通りである。ただし、ここではOPCの精度をOPCによって求まった最適パワーPopt’と実際の最適パワーPjbとの比として定義する。
測定ターゲットパワーPtarget’=3.22mW
切片Pthr’=2.79mW
κ・Pthr’=3.26mW
最適パワーレベルPopt’=3.92mW
精度Popt’/Pjb=100%
一方、従来のプロシージャに基づき、ターゲットパワーPtargetを略中心とする範囲で直線近似を行うと、OPCは以下の結果となる。
切片Pthr’=2.47mW
κ・Pthr’=2.89mW
最適パワーレベルPopt’=3.47mW
精度Popt’/Pjb=89%
ところで、OPCに要求される上記精度は、光ディスク装置のシステム設計にも拠るが、例えば95%以上105%以下である。本発明のOPCを適用することにより、従来のκ法によるOPCでは必要精度が得られなかった特性を有する光ディスクに対しても、精度よく最適パワーを求めることが可能となる。
以上述べてきたように、本実施例によれば、従来は考慮されていなかったパワーレベルPと評価値P×mと関係が線形性の乏しい特性を有する光ディスクに対し、パワー校正ずれの大きい光ディスク装置であっても、κ法によるOPCにおいて、ディスク情報であるターゲット変調度mtargetに基づいて直線近似の範囲を決定することにより、精度良く最適パワーレベルを決定できる。
パワーレベルPと変調度mとの関係を示す特性曲線の一例の図である。 パワーレベルPと評価値P×mとの関係が線形性の良い特性曲線の一例であり、基準装置においてOPCを行った場合を示す図である。 パワーレベルPと評価値P×mとの関係が線形性の乏しい特性曲線の一例であり、基準装置においてOPCを行った場合を示す図である。 パワーレベルPと評価値P×mとの関係が線形性の乏しい特性曲線の一例であり、パワー校正ずれの大きい装置において従来のプロシージャでOPCを行った場合を示すした図である。 本発明の実施例に係る光ディスク装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例としての光ディスク記録方法におけるOPCの処理手順を示すフローチャートの図である。 パワーレベルPと評価値P×mとの関係が線形性の乏しい特性曲線の一例であり、パワー校正ずれの大きい装置において本発明のプロシージャでOPCを行った場合を示した図である。 パワー校正ずれの大きい装置における、線形性の乏しいパワーレベルPと評価値P×mの特性曲線の具体例の図である。
符号の説明
1…光ディスク装置、2…レーザ光源、3…対物レンズ、4…対物レンズアクチュエータ、5…光検出器、6…光検出器、7…レーザ駆動回路、10…光ディスク、11…光ディスク回転機構、12…光ピックアップ、13…光ピックアップ送り機構、20…システム制御回路、21…再生信号生成回路、22…サーボ信号生成回路、23…サーボ制御回路。

Claims (5)

  1. 光ビームを光ディスクに照射して信号を記録する光ディスク記録方法であって、
    前記光ディスクにパワーレベルを変化させた光ビームを照射させて信号を記録し、
    該信号を再生して変調度を測定し、
    該変調度からターゲット変調度に関連したターゲットパワーレベルを決定し、
    前記光ディスクに該ターゲットパワーレベルから所定範囲のパワーレベルの光ビームを照射して信号を記録し、
    該信号を再生して変調度を測定し、
    前記所定範囲のパワーレベルと、前記所定範囲のパワーレベル及び該変調度の積との関係を一次関数によって近似してパワーレベルを決定し、
    前記光ディスクに該パワーレベルの光ビームを照射して信号を記録することを特徴とする光ディスク記録方法。
  2. 前記ターゲット変調度は、予め光ディスクに記録又は光ディスク装置に記憶されていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録方法。
  3. 前記所定範囲のパワーレベルは、前記ターゲットパワーレベルを略中心とした範囲のパワーレベルであることを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録方法。
  4. エネルギービームを、光ディスクに照射することによって情報を記録する光ディスク記録方法であって、
    前記光ディスクのパワー校正領域に上記エネルギービームのパワーレベルを適宜変化させながら信号パターンを記録し、
    記録された信号を再生して、再生信号の振幅と最大値の比である変調度を測定し、
    該変調度を用いてターゲット変調度に対応したターゲットパワーレベルを求め、
    該ターゲットパワーレベルを略中心とした所定の範囲でパワーレベルを適宜変化させながら所定の信号パターンを記録し、
    該パワーレベルで記録された信号の変調度を測定し、
    該パワーレベルと、該パワーレベル及び該変調度の積との関係を一次関数によって近似し、該近似式に基づいて最適パワーレベルを決定し、
    該最適パワーレベルのエネルギービームを照射して情報の記録を行うことを特徴とする光ディスク記録方法。
  5. 前記光ディスクのディスク情報を再生し、該ディスク情報に予め記録されたパラメータに基づいて、前記ターゲット変調度を決定することを特徴とする請求項4に記載の光ディスク記録方法。
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