JPH07105537A - 磁気テープ評価装置 - Google Patents

磁気テープ評価装置

Info

Publication number
JPH07105537A
JPH07105537A JP25285193A JP25285193A JPH07105537A JP H07105537 A JPH07105537 A JP H07105537A JP 25285193 A JP25285193 A JP 25285193A JP 25285193 A JP25285193 A JP 25285193A JP H07105537 A JPH07105537 A JP H07105537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
flat plate
evaluation apparatus
flatness
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25285193A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Haneda
匠 羽根田
Masanobu Kikko
正信 橘高
Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
Yukihiro Shimazaki
幸博 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP25285193A priority Critical patent/JPH07105537A/ja
Publication of JPH07105537A publication Critical patent/JPH07105537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁気テープの評価装置に関するもの
で、磁気テープの端面に設けられたオーディオリニア再
生出力信号の出力や、ビデオ再生波形信号の平坦率と相
関性の高い磁気テープの幅方向の反り量を安定して定量
化できる磁気テープ評価装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 磁気テープを置く平面板5と、磁気テープ3
を側面の1点で同方向から支持する平面板上に設けられ
た2本の支持部品1と、2本の支持部品間の中央部の平
面板内略垂直方向に設けた目盛り2からなる磁気テープ
評価装置で、反り量4を定量的に評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ機器、ビデ
オ機器、コンピューターなどに用いる磁気テープの評価
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォーマットにより磁気テープの端部に
固定ヘッドを用いてコントロール信号、やオーディオリ
ニア信号などが記録されるものは、テープの走行性がヘ
ッドタッチに大きな影響を与える。このオーディオリニ
ア再生出力信号を安定して得るため主に、磁気テープの
幅精度を管理する方法が従来用いられてきた。
【0003】加えて、回転シリンダを用いてビデオ信号
などを記録再生する場合、ヘッドタッチが悪化すると再
生出力信号が歪んでしまい、平坦率が悪化する。そのた
め、良好な再生出力信号を得るため主に、磁気テープの
機械的強度を管理する方法が従来用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタル記録VTR、
ハイビジョンVTRなどの実用に伴い磁気テープとヘッ
ドの相対速度や磁気テープの送り速度は年々速くなる。
加えて、記録される情報は増加することから磁気テープ
の消費量が増加するため、磁気テープ全厚の薄手化が進
んでいる。このような状態になってくると、従来の技術
だけを用いて磁気テープを管理することで、オーディオ
リニア再生出力信号、ビデオ再生信号出力の平坦率を確
保することは不可能になってきた。加えて、今までも従
来技術と上記特性の相関は取りにくく、従来技術のみで
は上記特性を安定して得られない問題があった。
【0005】ここで従来評価することのできなかった評
価項目に、磁気テープの幅方向の反り特性が存在する。
【0006】例えば、磁気テープが走行方向に対して下
端方向に反っている場合(上に凸の場合)、デッキで走
行させると磁気テープはポストの下方向に向かって斜行
しようとする。テープの走行を安定させるためにVTR
内に設けられている規制ポストでは、磁気テープは端部
で規制されているためこの現象は生じないが、規制の無
いポストでは磁気テープはフリーな状態で走行するた
め、反りの無い磁気テープの走行位置と比較しポストの
下側を走行する。そしてある程度下に走行位置がずれる
と、規制ポストの影響を受け走行位置が中心付近に戻る
という動きを繰り返す。固定ヘッドは磁気テープの走行
を規制しないため、磁気テープの走行は規制の無いポス
トと同様に行われる。磁気テープの上端に記録する場
合、磁気テープは固定ヘッドの下側を走行するため、固
定ヘッド上側に設けられたヘッドギャップが磁気テープ
の上端からはみ出し記録面積が減る。この時、固定ヘッ
ドにより記録されたオーディオリニア再生出力信号は低
下する。磁気テープの走行位置が固定ヘッド下側と中心
付近の間で変化するとそれに伴い記録面積も変化するた
めに出力変動が生じる。
【0007】回転シリンダを用いて信号を記録する場
合、ヘッドは磁気テープ下端から上端に向かって走査す
る。走行方向に対して下端方向に反っている(上に凸)
磁気テープは、磁気テープ下側がシリンダに設けられた
規制リードにより規制されているため、下側は回転シリ
ンダに密接している。磁気テープ上側は上端が下端と比
較して伸びているために、下側よりも浮上してしまう。
そのため磁気テープ上側のスペーシングロスが増大し、
ビデオ再生出力信号出側の出力が低下する。
【0008】磁気テープが走行方向に対して上端方向に
反っている場合(下に凸の場合)は以上と逆になり、固
定ヘッドを用いて媒体下端に記録されるオーディオリニ
ア再生出力信号の出力低下や出力変動が生じる。そし
て、回転シリンダを用いて記録されるビデオ再生出力信
号入側の出力が低下する。
【0009】このように、磁気テープの幅方向の反りと
いう特性は重要な特性であるにもかかわらず、従来まで
は定量的に評価する装置が無いという課題があった。
【0010】本発明の目的は、磁気テープの走行性やヘ
ッドタッチを改善し、磁気テープの端部に設けられたオ
ーディオリニア再生出力信号や回転シリンダにより記録
されたビデオ再生出力信号の出力が安定して得るために
必要な、磁気テープの幅方向の反り量を定量的に評価で
きる評価装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、磁気テープを静置する平面板と、磁気テ
ープを側面の1点で同方向から支持する平面板上に設け
られた2本の支持部品と、2本の支持部品間の中央部に
平面板内の略垂直方向に設けた目盛りからなる磁気テー
プ評価装置を作製した。また、長さが1m、幅が100
mmの範囲で規定する平面板の平面度が5μm以上10
00μm以下で、表面粗さがJIS規格で3S以上10
0S以下であることが望ましい。評価を行う場合、特に
2本の支持部品間の長さが1m近傍で行うと精度良く、
また効率良く評価できる。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成により、磁気テープと評
価装置に密着、ひずみが生じないので、磁気テープは外
力が加わらない無負荷の反り状態となる。そしてこの反
り量は、支持部品を用いることで安定的に定量化でき、
測定可能となる。
【0013】この評価装置を用いて定量化した磁気テー
プの幅方向の反り量を管理することにより、固定ヘッド
により記録されるオーディオリニア信号の記録面積が変
化しないため、再生出力が安定して得られる。加えて、
回転シリンダにより記録されるビデオ再生出力信号も媒
体端部の浮上を無くしスペーシングロスを改善したた
め、安定して得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。
【0015】4種類の全厚13.5μm、幅1/2イン
チの磁気テープをサンプルとして作製した。これを本発
明の評価装置で反り量を測定した後、D3方式カセット
としてカセット化した。このカセットをD3VTR(松
下電器製:AJ−D350−E)を用いてビデオ再生出
力信号の平坦率、テープ走行時の上端に設けられている
オーディオリニア再生出力信号の測定を行った。
【0016】今回用いた評価装置は(図1)である。支
持部品1は円柱を用いているがこれは発明を限定するも
のではない。また、目盛り2は2本の支持部品間の中央
部に垂直方向に設けており、支持部品間の距離は1mと
した。
【0017】反り量4は、磁気テープをVTRで走行さ
せた時に下側に斜行する(走行状態で上側に凸)方向を
+、磁気テープをVTRで走行させたときに上側に斜行
する(走行状態で下側に凸)方向を−とし、単位はmm
とした。
【0018】(実施例1)平面板5の表面粗さをJIS
規格で3S、平面度を5μmとして磁気テープ評価装置
を作製した。
【0019】(実施例2)実施例1の表面粗さをJIS
規格で100Sとした他は実施例1と同様に磁気テープ
評価装置を作製した。
【0020】(実施例3)実施例1の平面度を1000
μmとした他は実施例1と同様に磁気テープ評価装置を
作製した。
【0021】(実施例4)実施例2の平面度表面粗さを
1000μmとした他は実施例2と同様に磁テープ評価
装置を作製した。
【0022】(比較例1)実施例1と比較するために、
表面粗さをJIS規格で2Sとした他は実施例1と同様
に磁気テープ評価装置を作製した。
【0023】(比較例2)実施例1と比較するために、
平面度を4μmとした他は実施例1と同様に磁気テープ
評価装置を作製した。
【0024】(比較例3)実施例1と比較するために、
支持部品をはずした他は実施例1と同様に磁気テープ評
価装置を作製した。
【0025】(比較例4)実施例2と比較するために、
表面粗さをJIS規格で105Sとした他は実施例2と
同様に磁気テープ評価装置を作製した。
【0026】(比較例5)実施例2と比較するために、
平面度を4μmとした他は実施例2と同様に磁気テープ
評価装置を作製した。
【0027】(比較例6)実施例2と比較するために、
支持部品をはずした他は実施例2と同様に磁気テープ評
価装置を作製した。
【0028】(比較例7)実施例3と比較するために、
表面粗さをJIS規格で2Sとした他は実施例3と同様
に磁気テープ評価装置を作製した。
【0029】(比較例8)実施例3と比較するために、
平面度を1010μmとした他は実施例3と同様に磁気
テープ評価装置を作製した。
【0030】(比較例9)実施例3と比較するために、
支持部品をはずした他は実施例3と同様に磁気テープ評
価装置を作製した。
【0031】(比較例10)実施例4と比較するため
に、表面粗さをJIS規格で105Sとした他は実施例
4と同様に磁気テープ評価装置を作製した。
【0032】(比較例11)実施例4と比較するため
に、平面度を1010μmとした他は実施例4と同様に
磁気テープ評価装置を作製した。
【0033】(比較例12)実施例4と比較するため
に、支持部品をはずした他は実施例4と同様に磁気テー
プ評価装置を作製した。
【0034】各評価装置を用いてサンプル磁気テープの
反り量を3回測定し、値の読み取りを行なった。これを
(表1)に示す。
【0035】
【表1】
【0036】サンプル磁気テープについては以下の方法
により、オーディオリニア再生出力信号の出力レベル及
び出力変動、回転シリンダにより記録されたビデオ再生
出力信号の平坦率の評価を行なった。この測定結果と、
実施例1から4の評価装置で測定した値の平均で決定し
た各サンプル磁気テープの幅方向の反り量の関係を(表
2)に示す。
【0037】
【表2】
【0038】1.媒体上端に設けられたオーディオリニ
ア再生出力信号の出力レベル及び出力変動の評価試験 (1)D3方式ビデオテープレコーダー(松下電器産業
製形式AJ−D350)を用いて、信号発生器から出力
された信号をCUE−AUDIO−INにいれ、CUE
−AUDIO−OUTから出た信号をエレクトリックボ
ルトメーター(松下電器製形式VP960A)にいれる
様に結線を行う。 (2)CUE−AUDIO−INに周波数12KHzの
信号の入力を行い記録を開始する。 (3)エレクトリックボルトメーターの表示が0dBに
なるようにCUE−AUDIO−INに入力する信号の
電圧を調整する。 (4)記録が終了した後、記録開始位置まで巻き戻し、
再生を行う。 (5)再生時のオーディオリニア再生出力信号の出力レ
ベル、出力変動をエレクトリックボルトメーターの表示
から読み取る。 2.ビデオ再生出力信号平坦率の評価試験 (1)D3方式ビデオテープレコーダー(松下電器産業
製形式AJ−D350)を用いて、WFMの信号をオシ
ロスコープに入力し、ヘッドスイッチングでオシロスコ
ープのトリガをかけるように結線する。 (2)評価するサンプルをデッキに十分に馴染ませた
後、単一信号を記録する (3)記録が終了した後、記録開始位置まで巻き戻し、
ヘッドのあおり位置調整を手動に切り替え、再生を行
う。 (4)ビデオ再生出力信号が最大になるようにあおりを
調節し、その時の出力の最大値と最小値をオシロスコー
プから読み取る。 (5)(最小値/最大値)×100(%)でそのサンプ
ルのビデオ再生出力信号の平坦率を出す。
【0039】(表1)(表2)から明らかなように評価
装置の平面度(長さ1m、幅100mmの範囲)が5μ
m以上1010μm以下、表面粗さがJIS規格で3S
以上100S以下、磁気テープを支持する部品がある場
合、安定して反り量を定量化して評価できる。そして本
実施例の場合、反り量が+2.0以上の場合磁気テープ
上端に設けられたオーディオリニア再生信号の安定した
出力が得られず、−2.0以上の場合ビデオ再生出力信
号の平坦率が確保できないという関係が明確に見られ
る。
【0040】また、本実施例では全厚13.5μm幅1
/2インチのサンプル磁気テープと、D3フォーマット
のカセット、ビデオテープレコーダーを用いたが、これ
は本発明を限定するものではない。試作サンプルの全
厚、幅方向の長さ及び使用するカセット、ビデオテープ
レコーダーのフォーマットは他のものを用いても本実施
例と同様の結果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の磁気テープ
評価装置は、磁気テープの端面に設けられたオーディオ
リニア再生出力信号や、ビデオ再生波形信号の平坦率と
相関性の高い磁気テープの幅方向の反り量を安定して定
量化できる磁気テープ評価装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープの評価装置を表す図
【符号の説明】
1 支持部品 2 目盛り 3 磁気テープ 4 反り量 5 平面板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 幸博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを静置する平面板と、磁気テー
    プを同方向から側面の1点で支持する前記平面板上に設
    けられた2本の支持部品と、前記2本の支持部品間の中
    央部に前記平面板内の略垂直方向に設けた目盛りからな
    ることを特徴とする磁気テープ評価装置。
  2. 【請求項2】少なくとも磁気テープと当接する平面板
    の、長さが1m、幅が100mmの範囲で規定する平面
    度が、5μm以上1000μm以下であることを特徴と
    する請求項1記載の磁気テープ評価装置。
  3. 【請求項3】少なくとも磁気テープと当接する平面板の
    表面粗さが、JIS規格で3S以上100S以下である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の磁気テープ評
    価装置。
JP25285193A 1993-10-08 1993-10-08 磁気テープ評価装置 Pending JPH07105537A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25285193A JPH07105537A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 磁気テープ評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25285193A JPH07105537A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 磁気テープ評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07105537A true JPH07105537A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17243062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25285193A Pending JPH07105537A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 磁気テープ評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07105537A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6348472B2 (ja)
US5543990A (en) Multitrack magnetic head assembly for scanning a magnetic tape with a plurality of magnetic head tips
JPH0346114A (ja) 磁気記録再生装置
US5587848A (en) Digital signal magnetic recording and reproducing apparatus for both metal evaporation tapes and metal powder tapes
JPH07105537A (ja) 磁気テープ評価装置
US4451859A (en) Magnetic video head position control
US7911723B2 (en) Method for measuring offset amount between heads in a composite magnetic head and a measuring device using the method
JPH05258207A (ja) 磁気記録/再生装置
US20090244755A1 (en) Method for measuring write width and/or read width of a composite magnetic head and a measuring device using the method
EP0615238B1 (en) Apparatus for recording and reproducing tape-shaped recording medium
JPH06267065A (ja) 磁気テープ
JPH06187623A (ja) 磁気記録再生装置
JP3671553B2 (ja) 記録トラック直進性調整装置
JP2510325B2 (ja) 磁気記録再生装置の調整装置
JP2611202B2 (ja) 磁気抵抗ヘツド
JPH0573859A (ja) マルチトラツクヘツドユニツト
JPS5810177Y2 (ja) 記録円盤再生装置における情報検知カ−トリッジ
JP2924391B2 (ja) 磁気記録再生装置
Donnelly et al. Real-time microprocessor monitoring of skew angle in a compact cassette multitrack magnetic tape system
JP2800400B2 (ja) 磁気ヘッドおよび磁気記録装置
JPS6034091Y2 (ja) 磁気記録再生装置
Selsted et al. Magnetic recording-a report on the state of the art
JPH0760481B2 (ja) 磁気記録媒体の検査方法
JPS62219301A (ja) 磁気デイスク媒体用減磁評価装置
Willis et al. Some engineering aspects of magnetic tape system design