JPH07104840A - 冷蔵庫の動作再現装置 - Google Patents

冷蔵庫の動作再現装置

Info

Publication number
JPH07104840A
JPH07104840A JP5244308A JP24430893A JPH07104840A JP H07104840 A JPH07104840 A JP H07104840A JP 5244308 A JP5244308 A JP 5244308A JP 24430893 A JP24430893 A JP 24430893A JP H07104840 A JPH07104840 A JP H07104840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
data
stored
performance data
eeprom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5244308A
Other languages
English (en)
Inventor
Sayuri Murota
小百合 室田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5244308A priority Critical patent/JPH07104840A/ja
Publication of JPH07104840A publication Critical patent/JPH07104840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷蔵庫が故障したときに、故障の原因究明を
行うに際して、発生した故障をほぼ再現することを可能
にして、故障原因を極力明確に特定する。 【構成】 本発明の冷蔵庫の動作再現装置は、冷蔵庫の
冷却運転中の運転状態を表わす運転データを入力する制
御回路装置を備えると共に、上記入力した運転データ
を、コンプレッサの運転時間等の動作条件データ19a
と、各貯蔵室の内部温度等の性能データと、各貯蔵室の
扉の開閉等の外的条件データとにグループ分けして記憶
するEEPROMを備え、そして、このEEPROMに
記憶された外的条件データと同じ外的条件の環境下に冷
蔵庫を設置した状態で、EEPROMに記憶された動作
条件データ19aに基づいて冷蔵庫の冷却運転動作を再
現させるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫が故障したとき
に、その故障の原因究明作業を容易化するのに役立つ冷
蔵庫の動作再現装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫では、マイクロコンピュー
タにより、各種センサからの検出信号を受けて、コンプ
レッサや冷気供給用のファン装置や冷気供給用のダンパ
装置や除霜ヒータ等を駆動制御することにより、冷却運
転を実行制御する構成となっている。また、冷蔵庫本体
の内部に自動製氷装置を備え付け、この自動製氷装置に
より貯氷容器内に氷が一杯になるまで自動的に氷を生成
するようにした構成もあり、上記自動製氷装置の製氷運
転もマイクロコンピュータにより制御するように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、故
障が発生した場合に備えてセルフチェック機能を有して
おり、このセルフチェック機能を動作させることによ
り、故障が発生した不良部品や不良箇所(例えばセンサ
や除霜ヒータ等)を特定すると共に、制御基板に設けた
異常報知用LEDを点灯させることにより、上記特定し
た不良部品や不良箇所をサービスマンに知らせるように
構成されていた。これにより、サービスマンは、不良部
品や不良箇所が容易に分かるから、修理がし易いもので
あった。
【0004】しかし、上記セルフチェック機能で特定で
きない不良品や不良箇所があったり、完全には壊れてい
ないが機能が低下した部品があったり、使用者の使い方
が非常に酷であったり、メーカー側で想定していない使
い方であったりすると、故障原因が良くわからないこと
があった。特に、このような場合には、上記自動製氷装
置で氷が製造されないとか、冷蔵室や冷凍室内の冷却が
不十分であるとかいうクレーム(故障)が発生する。そ
して、上記故障が発生した場合、故障が発生した冷蔵庫
を回収してきて、故障の原因究明を行なっても、回収し
てきた冷蔵庫は原因究明用の試験室では正常に動作して
しまうことから、故障を再現することができず、結局、
原因不明のままとなることが多かった。
【0005】そこで、本発明の目的は、冷蔵庫が故障し
たときに、その故障の原因究明を行うに際して、発生し
た故障をほぼ再現することができて、故障原因を極力明
確に特定し得る冷蔵庫の動作再現装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫の動作再
現装置は、冷蔵庫の冷却運転中の運転状態を表わす運転
データを入力するデータ入力手段を備え、このデータ入
力手段により入力した運転データを、コンプレッサの運
転時間等の動作条件データと、各貯蔵室の内部温度等の
性能データと、前記各貯蔵室の扉の開閉等の外的条件デ
ータとにグループ分けして記憶すると共に、記憶してい
るデータを電源オフ時にも記憶保持することができる記
憶手段を備え、そして、この記憶手段に記憶された外的
条件データと同じ外的条件の環境下に前記冷蔵庫を設置
した状態で、前記記憶手段に記憶された動作条件データ
に基づいて前記冷蔵庫の冷却運転動作を再現する動作再
現手段を備えたところに特徴を有する。
【0007】この場合、前記動作再現手段により前記冷
蔵庫の冷却運転動作を再現させたときに得られた性能デ
ータと前記記憶手段に記憶されている性能データとを比
較する比較手段を備えると共に、この比較手段による性
能データの比較が一致しないときに、一致しない性能デ
ータの項目を表示する表示手段を備える構成とすること
も考えられる。
【0008】
【作用】上記手段によれば、冷蔵庫の冷却運転中におい
て、その運転状態を表わす運転データを入力し、この入
力した運転データを、動作条件データと性能データと外
的条件データとにグループ分けして記憶しておく。そし
て、冷蔵庫に故障が発生した場合、冷蔵庫を回収してく
ると共に、原因究明用の試験室において、記憶手段に記
憶された外的条件データと同じ外的条件の環境下に上記
回収してきた冷蔵庫を設置した状態で、動作再現手段に
より記憶手段に記憶された動作条件データに基づいて冷
蔵庫の冷却運転動作を再現させることが可能になる。こ
れにより、発生した故障をほぼ再現することができるか
ら、故障が再現した状態で原因を調べれば、故障原因を
明確に特定し得る。
【0009】また、上述したようにして冷蔵庫の冷却運
転動作を再現させても、故障が再現しない場合には、冷
蔵庫の冷却運転動作を再現させたときに得られた性能デ
ータと記憶手段に記憶されている性能データとを比較す
ると共に、性能データの比較が一致しないときに、一致
しない性能データの項目を表示手段に表示する構成とし
たので、表示された性能データの項目に基づいて、故障
の原因をかなり正確に推定することが可能になる。従っ
て、故障が再現しない場合においても、故障原因を極力
明確に特定し得ることができ、その対策を施すことが容
易になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を自動製氷装置付きの冷蔵庫に
適用した一実施例について図面を参照しながら説明す
る。まず、冷蔵庫の電気的構成を機能ブロックの組合わ
せにて概略的に示す図4において、制御回路装置1は、
例えばマイクロコンピュータを含んで構成されており、
予め記憶された制御プログラムに基づいて冷蔵庫全体の
冷却運転を制御するものである。この制御回路装置1
が、データ入力手段としての機能を有している。
【0011】そして、上記制御回路装置1は、冷蔵庫本
体の冷凍室内の温度を検知するF室温度センサ2、冷蔵
室内の温度を検知するR室温度センサ3、自動製氷装置
の製氷皿内の製氷完了を検知する製氷完了検知センサ
4、自動製氷装置の貯氷箱内に氷が一杯になったことを
検知する貯氷量検知センサ5、並びに、冷蔵庫本体が据
え付けられた室内の温度を検知する室温センサ6からの
各検知信号を受けると共に、冷凍室の温度を設定する冷
凍室温度調節器7、冷蔵室の温度を設定する冷蔵室温度
調節器8からの各温度設定信号、並びに、急速冷凍スイ
ッチ9からのスイッチ信号を受けるように構成されてい
る。また、制御回路装置1は、上記各信号及び制御プロ
グラムに基づいて、自動製氷装置の給水ポンプ10、自
動製氷装置の離氷モータ11、給水ランプ12、急速冷
凍表示ランプ13、コンプレッサ14、冷気供給用のフ
ァン装置(Cファン装置ともいう)15、冷気供給用の
ダンパ装置16、除霜ヒータ17、機械室内のコンプレ
ッサ14やコンデンサ等を冷却する冷却ファン18を駆
動制御するように構成されている。
【0012】ここで、上記給水ポンプ10は、冷蔵室内
に出入れ可能に収容された給水タンクから水受皿内へ貯
留された水を製氷室に配設された製氷皿内へ供給するた
めのポンプである。また、離氷モータ11は、製氷完了
した製氷皿を上限反転させると共に捩じることにより、
製氷皿から氷を離氷させるモータである。更に、ファン
装置15は、冷却器で生成された冷気を冷気ダクト及び
ダンパ装置16を介して上記冷凍室、冷蔵室、製氷室内
へ供給して、各室内を冷却するものである。
【0013】また、上記制御回路装置1は、記憶手段で
ある例えばEEPROM(Electrically
Erasable Programmable RO
M)19にデータを書込み可能になっていると共に、E
EPROM19に書込まれているデータを読出し可能に
なっている。上記EEPROM19は、データを電気的
に書き替え可能なメモリであると共に、電源オフ時にも
書込まれたデータを記憶保持する機能を有している。そ
して、上記制御回路装置1は、各種の負荷を駆動制御し
て冷却運転を実行している最中に、その運転状態を表わ
す運転データを入力して、定期的に例えば4時間おきに
EEPROM19に書き込んで記憶させる構成となって
いる。
【0014】この場合、図1に示すように、上記運転デ
ータを三つのグループに分けてEEPROM18に記憶
させるようにしている。即ち、第1のグループは、コン
プレッサ13の運転時間及び断電時間や、ファン装置1
4の運転時間及び断電時間等からなる動作条件データの
グループであり、この動作条件データをEEPROM1
9の記憶エリア19aに書込むように構成されている。
また、第2のグループは、貯蔵室である冷凍室や冷蔵室
の各内部温度、並びに、自動製氷装置の製氷サイクル等
からなる性能データのグループであり、この性能データ
をEEPROM19の記憶エリア19bに書込むように
構成されている。更に、第3のグループは、冷凍室や冷
蔵室製氷室の各扉の開閉回数、各扉が開放している時
間、並びに、冷蔵庫本体が据え付けられた室内の温度等
からなる外的条件データのグループであり、この外的条
件データをEEPROM19の記憶エリア19cに書込
むように構成されている。
【0015】ここで、上記動作条件データは、具体的に
は、図3に示すように、1ワードの情報量を有する単位
記憶セル20から構成されている。この単位記憶セル2
0は、状態を示す1バイト(8ビット)のデータ20a
と、その状態の経過時間を示す1バイト(8ビット)の
データ20bとからなる。この場合、上記単位記憶セル
20のデータ20aは、その最も右の位置の1ビットに
より、例えばコンプレッサ14のオンを「1」で、オフ
を「0」で示し、右から2番目の1ビットにより、例え
ばファン装置15のオンを「1」で、オフを「0」で示
すように設定されている。また、単位記憶セル20のデ
ータ20b内には、経過時間が例えば分単位の時間数が
2進数で書き込まれている。
【0016】そして、今の場合、状態としては、例えば
4つのモード「11」、「10」、「01」、「00」
があり、冷却運転中、上記各モードについての各経過時
間を制御回路装置1内の内蔵タイマにより積算してお
り、4時間が経過する毎に(即ちEEPROM19に書
込むタイミングに達する毎に)、上記4つのモードにつ
いてそれぞれの積算時間を書き込んでから、これら4つ
の単位記憶セル20をEEPROM19の記憶エリア1
9aに書き込むようにしている。更に、この場合、上記
記憶エリア19aの記憶容量としては、少なくとも1週
間分、即ち、1日4回書込むとして28回分書込むだけ
の容量(具体的には4ワード×28=112ワード)が
用意されており、1週間分書込むと、先頭のアドレスか
ら再び書込まれるように書込み制御される構成となって
いる。
【0017】尚、本実施例では、状態として4つのモー
ドがある場合について説明したが、必要に応じて5つ以
上のモードを適宜設定し、各モードについてそれぞれ経
過時間を積算し、4時間経過する毎に上記5つ以上の単
位記憶セルをEEPROM19に書込むように構成する
ことが好ましい。
【0018】一方、性能データについても、4時間毎
(即ちEEPROM19に書込むタイミングに達する
毎)に、その4時間が経過する間の平均温度を各室につ
いてそれぞれ算出した各算出結果や、4時間が経過する
間の自動製氷装置の製氷サイクルの積算回数等から単位
記憶セル(一つ以上)を形成し、この単位記憶セルをE
EPROM19の記憶エリア19bに書込むように構成
されている。そして、性能データの記憶エリア19b
も、少なくとも1週間分のデータを書込むだけの記憶容
量が準備されている。
【0019】また、外的条件データについても、4時間
毎(即ちEEPROM19に書込むタイミングに達する
毎)に、その4時間が経過する間の平均室温を算出した
算出結果や、4時間が経過する間の各貯蔵室の扉の各開
閉回数を積算した各積算開閉回数や、各扉が開放してい
る時間を積算した各積算開放時間等から単位記憶セル
(一つ以上)を形成し、この単位記憶セルをEEPRO
M19の記憶エリア19cに書込むように構成されてい
る。そして、外部条件データの記憶エリア19cも、少
なくとも1週間分のデータを書込むだけの記憶容量が準
備されている。そして、上記した三つのグループのデー
タは、4時間毎に同時にEEPROM19の各記憶エリ
アに書込まれる構成となっており、これにより、冷蔵庫
の最新の1週間分の運転データが、EEPROM19に
記憶されるようになっている。
【0020】さて、上記した構成の冷蔵庫が故障した場
合、使用者がサービスマンを呼ぶと、サービスマンはセ
ルフチェック機能を動作させることにより、故障が発生
した不良部品や不良箇所(例えばセンサや除霜ヒータ
等)を特定すると共に、制御基板に設けた異常報知用L
EDを点灯させて、上記特定した不良部品や不良箇所を
認識することができ、不良部品等を交換することにより
故障を修理することができる。
【0021】ここで、上記セルフチェック機能で特定で
きない不良品や不良箇所があったり、完全には壊れてい
ないが機能が低下した部品があったり、使用者の使い方
が非常に酷であったり、メーカー側で想定していない使
い方であったりすると、セルフチェック機能を動作させ
ても、何の異常もみつからないし、また、冷却運転も一
見正常に行われてしまうから、サービスマンは故障原因
がほとんどわからず、修理することもできない。このよ
うな場合、使用者が更にその冷蔵庫を使用続けると、や
はり自動製氷装置で氷が製造されないとか、冷蔵室や冷
凍室内の冷却が不十分であるとかいうクレーム(故障)
が発生する。このため、上記したような故障が発生する
と、故障した冷蔵庫を回収してきて、原因究明用の試験
室で故障の原因究明を行なうことになる。
【0022】具体的には、回収してきた冷蔵庫から制御
基板を取り外し、該制御基板に装着されているEEPR
OM19を、外部のパソコンにより該EEPROM19
内に記憶されているデータを読出し可能になるように上
記パソコンに接続する。そして、このパソコンでEEP
ROM19内に記憶されているデータ、特には、記憶エ
リア19c内に記憶されている外的条件データを読出
し、ディスプレイに表示したり、プリンタにより印字し
たりして出力する。これにより、試験室内において、上
記出力した外的条件データと同じ外的条件の環境を設定
することができ、設定した環境下に上記回収してきた冷
蔵庫を設置することができる。
【0023】また、上記パソコンは、冷蔵庫の制御基板
が有する機能をすべて備えるように構成されており、制
御基板を取り外した冷蔵庫の各種センサや各種負荷をす
べて上記パソコンに接続することにより、上記各種セン
サからの各検知信号を入力すると共に、各種負荷を駆動
制御することが可能になっている。この場合、上記パソ
コンが、動作再現手段、比較手段及び表示手段を構成し
ている。
【0024】そして、上記回収した冷蔵庫の冷却運転動
作を再現する場合、EEPROM19に1週間分の運転
データが記憶されているので、最大1週間前から再現す
ることが可能である。従って、原因究明する者の必要に
応じて、例えば最初は1〜2日程度前から冷蔵庫の冷却
運転動作を再現させるようにすれば良い。具体的には、
再現運転開始のパラメータ(例えば何時間前、或いは、
何日前であるかを示すパラメータ)を指定して、冷却運
転動作の再現運転を開始させる。これにより、指定され
たパラメータが示す時間(或いは日)だけ前から、冷却
運転動作の再現運転が開始される。
【0025】この場合、パソコンは、EEPROM19
の記憶エリア19aに記憶された運転条件データを読出
して、この読出したデータに基づいて各種負荷を強制的
に駆動制御することにより、再現運転を実行するもので
ある。即ち、上記パソコンは、再現運転のために必要な
制御プログラムを有している。そして、冷蔵庫を設定し
た試験室内の環境は、上記出力した外的条件データに基
づいて、再現運転開始のときから実際の使用者の使用環
境と同じ外的条件の環境を設定し、且つ、時間の経過と
共に試験室内の環境を実際の使用者の使用環境と同じよ
うに変化させていくものである。そして、パソコンは、
冷蔵庫の冷却運転動作を再現させていくときに、冷蔵庫
の各種センサから得られた性能データを受けて、4時間
毎に、これら性能データをメモリ(パソコン内蔵のRA
Mなど)に記憶するように構成されている。この場合、
記憶する性能データの項目及び構造は、前記EEPRO
M19に記憶されている性能データと全く同じ項目及び
構造としている。
【0026】更に、パソコンは、図1の機能ブロック2
1に示すように、上記再現運転中に記憶した性能データ
と、前記EEPROM19の記憶エリア19bに記憶さ
れている性能データとを比較する構成となっている。そ
して、図2に示すように、性能データの中の項目として
例えば冷凍室内の温度(平均温度)を比較したときに、
平均温度の温度差が例えば3度以上あった場合に、比較
結果が一致しないとして、冷却温度の再現異常の報知を
行うように構成されている。この報知は、具体的には、
パソコンのディスプレイに上記異常を表示したり、或い
は、プリンタにより印字したりする構成となっている。
また、性能データの中の他の項目についても、上記した
と同じような比較がなされると共に、比較結果が一致し
ないときには、その旨(一致しない性能データの項目)
が報知されるように構成されている。
【0027】このような構成の本実施例によれば、回収
した冷蔵庫を原因究明用の試験室において、EEPRO
M19に記憶された外的条件データと同じ外的条件の環
境下に設置した状態で、EEPROM19に記憶された
動作条件データに基づいて冷蔵庫の冷却運転動作を再現
させる構成としたので、発生した故障をほぼ再現するこ
とができる。この結果、故障が再現した状態で、その原
因を調べれば、故障原因を明確に特定することができ、
その対策及び修理を行うことができる。
【0028】また、上述したようにして冷蔵庫の冷却運
転動作を再現させても、故障が再現しない場合には、冷
蔵庫の冷却運転動作を再現させたときに得られた性能デ
ータと、EEPROM19に記憶されている性能データ
とを比較すると共に、この性能データの比較が一致しな
いときに、一致しない性能データの項目をパソコンのデ
ィスプレイ等に表示して出力する構成としたので、表示
された性能データの項目に基づいて、故障の原因をかな
り正確に推定することが可能になる(図1に示す機能ブ
ロック22参照)。従って、故障が再現しない場合にお
いても、故障原因を極力明確に特定することができるか
ら、その対策を施すことができる。
【0029】尚、上記実施例では、運転データをEEP
ROM19に書込んで記憶保持させる構成としたが、こ
れに限られるものではなく、電源オフ時に記憶データが
消去されない記憶手段例えばICメモリやフロッピーデ
ィスクやハードディスクや電源バックアップ付きRAM
等に書込んで記憶保持させる構成としても良い。
【0030】また、上記実施例では、外部のパソコンに
より、EEPROM19の記憶エリア19aに記憶され
た運転条件データを読出して、この読出したデータに基
づいて各種負荷を駆動制御することにより、再現運転を
実行する構成としたが、これに代えて、冷蔵庫の制御基
板に設けられている制御回路装置により再現運転を実行
する構成としても良い。この場合には、上記制御基板に
再現運転開始用のパラメータを指定入力するための入力
スイッチ等を設けると共に、再現運転のために必要な制
御プログラムを制御回路装置に予め記憶させておく。ま
た、再現運転中に記憶した性能データと、EEPROM
19に記憶されている性能データとを比較し、比較結果
が一致しないときに、その一致しない性能データの項目
を表示するための表示手段(例えば種々のLEDや液晶
ディスプレイ等)を設けておくようにすることが好まし
い。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、冷蔵庫の冷却運転中において、その運転状態を表わ
す運転データを入力し、この入力した運転データを、動
作条件データと性能データと外的条件データとにグルー
プ分けして記憶しておき、そして、冷蔵庫に故障が発生
した場合、冷蔵庫を回収してくると共に、原因究明用の
試験室において、記憶手段に記憶された外的条件データ
と同じ外的条件の環境下に上記回収してきた冷蔵庫を設
置した状態で、動作再現手段により記憶手段に記憶され
た動作条件データに基づいて冷蔵庫の冷却運転動作を再
現させる構成としたので、発生した故障をほぼ再現する
ことができるから、故障が再現した状態で原因を調べれ
ば、故障原因を明確に特定し得るという優れた効果を奏
する。
【0032】また、上記したようにして冷蔵庫の冷却運
転動作を再現させても、故障が再現しない場合には、冷
蔵庫の冷却運転動作を再現させたときに得られた性能デ
ータと記憶手段に記憶されている性能データとを比較す
ると共に、性能データの比較が一致しないときに、一致
しない性能データの項目を表示手段に表示する構成とし
たので、表示された性能データの項目に基づいて、故障
の原因をかなり正確に推定することが可能になる。従っ
て、故障が再現しない場合においても、故障原因を極力
明確に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、EEPROM
の記憶内容並びに機能ブロックを概略的に示す図
【図2】性能データを比較する構成の機能ブロックを概
略的に示す図
【図3】単位記憶セルの内容を示す図
【図4】冷蔵庫の機能ブロック図
【符号の説明】
1は制御回路装置、2はF室温度センサ、3はR室温度
センサ、4は製氷完了検知センサ、5は貯氷量検知セン
サ、6は室温センサ、10は給水ポンプ、11は離氷モ
ータ、14はコンプレッサ、15はファン装置、16は
ダンパ装置、17は除霜ヒータ、18は冷却ファン装
置、19はEEPROM(記憶手段)、19a、19
b、19cは記憶エリア、20は単位記憶セルを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の冷却運転中の運転状態を表わす
    運転データを入力するデータ入力手段と、 このデータ入力手段により入力した運転データを、コン
    プレッサの運転時間等の動作条件データと、各貯蔵室の
    内部温度等の性能データと、前記各貯蔵室の扉の開閉等
    の外的条件データとにグループ分けして記憶すると共
    に、記憶しているデータを電源オフ時にも記憶保持する
    ことができる記憶手段と、 この記憶手段に記憶された外的条件データと同じ外的条
    件の環境下に前記冷蔵庫を設置した状態で、前記記憶手
    段に記憶された動作条件データに基づいて前記冷蔵庫の
    冷却運転動作を再現する動作再現手段とを備えたことを
    特徴とする冷蔵庫の動作再現装置。
  2. 【請求項2】 前記動作再現手段により前記冷蔵庫の冷
    却運転動作を再現させたときに得られた性能データと前
    記記憶手段に記憶されている性能データとを比較する比
    較手段と、 この比較手段による性能データの比較が一致しないとき
    に、一致しない性能データの項目を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の動作
    再現装置。
JP5244308A 1993-09-30 1993-09-30 冷蔵庫の動作再現装置 Pending JPH07104840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244308A JPH07104840A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 冷蔵庫の動作再現装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244308A JPH07104840A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 冷蔵庫の動作再現装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07104840A true JPH07104840A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17116810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5244308A Pending JPH07104840A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 冷蔵庫の動作再現装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07104840A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999014540A1 (fr) * 1997-09-18 1999-03-25 Matsushita Refrigeration Company Appareil d'autodiagnostic pour refrigerateur
WO2014128893A1 (ja) * 2013-02-21 2014-08-28 三菱電機株式会社 設備機器、設備機器解析システム、設備機器シミュレーション装置、運転制御方法、運転シミュレーション方法、及びプログラム
KR101458509B1 (ko) * 2007-11-30 2014-11-07 엘지전자 주식회사 세탁물 처리장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999014540A1 (fr) * 1997-09-18 1999-03-25 Matsushita Refrigeration Company Appareil d'autodiagnostic pour refrigerateur
KR101458509B1 (ko) * 2007-11-30 2014-11-07 엘지전자 주식회사 세탁물 처리장치
WO2014128893A1 (ja) * 2013-02-21 2014-08-28 三菱電機株式会社 設備機器、設備機器解析システム、設備機器シミュレーション装置、運転制御方法、運転シミュレーション方法、及びプログラム
JP6045681B2 (ja) * 2013-02-21 2016-12-14 三菱電機株式会社 設備機器、設備機器解析システム、運転制御方法、及びプログラム
JPWO2014128893A1 (ja) * 2013-02-21 2017-02-02 三菱電機株式会社 設備機器、設備機器解析システム、運転制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100499028B1 (ko) 냉장고의 운전 제어방법
US20020029575A1 (en) Remote inspection and control of refrigerator
JPH07146046A (ja) 冷蔵庫及びその制御方法
US20130098083A1 (en) Refrigerator
JPH04126967A (ja) 自動製氷装置
JPH08271110A (ja) 冷蔵庫の動作記憶装置
JPH07104840A (ja) 冷蔵庫の動作再現装置
JP3017915B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫の動作記憶装置
KR20050096339A (ko) 냉장고 및 그 제어 방법
KR100577416B1 (ko) 냉장고 및 그 제어방법
KR0123432B1 (ko) 냉장고의 온도제어장치 및 그 방법
JP2519165B2 (ja) 冷蔵装置の動作情報表示装置
KR100549060B1 (ko) 냉장고의 자가진단장치 및 그 방법
JPH063036A (ja) 冷蔵庫
KR20000008061A (ko) 온도센서를 이용한 냉장고의 자기진단장치 및 그 방법
JP2993408B2 (ja) コンテナ装置の庫内温度記録装置
KR100203068B1 (ko) 전자식 냉장고의 자기진단방법
KR100595430B1 (ko) 냉장고 제어장치 및 그 제어방법
JP2854754B2 (ja) 製氷装置付冷蔵庫
JP3384655B2 (ja) 低温庫
KR100368941B1 (ko) 냉장고 및 그 제어방법
KR100362610B1 (ko) 냉장고 및 냉장고의 제어방법
JP2004069246A (ja) 冷蔵庫
JP2003050070A (ja) 冷蔵庫
KR0138095B1 (ko) 자기진단기능을 가진 전자식 냉장고의 비상 운전방법