JPH07104281B2 - 液状試料中の気泡の検出方法及びその装置 - Google Patents

液状試料中の気泡の検出方法及びその装置

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JPH07104281B2
JPH07104281B2 JP8336089A JP8336089A JPH07104281B2 JP H07104281 B2 JPH07104281 B2 JP H07104281B2 JP 8336089 A JP8336089 A JP 8336089A JP 8336089 A JP8336089 A JP 8336089A JP H07104281 B2 JPH07104281 B2 JP H07104281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血清、尿、試薬などの液状試料の分析、検査
(検体検査)に使用される自動分注装置における液状試
料中の気泡の検出方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の自動分注装置においては、液状試料(以
下、検体と略称する)を所望形状の容器(以下、チップ
と略称する)に入れて分析、検査するものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の自動分注装置によれば、チップに入れた検体
中に気泡(0.5〜1mm程度の大きさ)が生じても、この気
泡を検出することについては何ら考慮されていなかっ
た。このため、チップに検体を入れる時に空気の混入で
気泡が生じても、そのまま分注を行い、分注量に誤差を
生じることになる。この誤差は分析値(検査時)に少な
からず影響を与えることになり、特に微量検体の分注時
にはその影響が大きいという問題点があった。
発明の目的 本発明は上記のような問題点を解消することを課題にな
されたもので、その目的は、検体中に生じた気泡を検出
する方法及びその装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項(1)記載の発明に係
る検体中の気泡の検出方法は、発光体から発生した近赤
外光をビーム状とし、この近赤外光が透過するチップに
検体を入れて該チップを前記ビーム状の近赤外光と交差
させて定速度で一方向に移動させ、このチップを透過し
た近赤外光の透過光量レベルと予め測定記憶してある空
のチップを透過した近赤外光の透過光量レベルとを減算
し、この減算値が、予め空のチップを透過した近赤外光
の透過光量レベルと気泡の生じない状態で検体を入れた
チップを透過した近赤外光の透過光量レベルとの減算値
に基づいて決定した基準値より小さいことにより、気泡
が発生したことを判別することを特徴とする。
また、請求項(2)記載の発明に係る検体中の気泡の検
出装置は、発光体から発生した近赤外光をビーム状とす
る光学系と、この近赤外光が透過するチップと、検体を
入れた前記チップを前記ビーム状の近赤外光と交差させ
て定速度で一方向に移動させるチップ移動手段と、前記
チップを透過した前記近赤外光を検出する光検出器と、
前記光検出器の出力側に切換スイッチを介して接続され
た第1,第2の積分回路と、前記第1,第2の積分回路で平
滑化された透過光量レベルをメモリする第1,第2の透過
光量レベルメモリと、前記第1の透過光量レベルメモリ
にメモリされた空のチップを透過した近赤外光の透過光
量レベルと前記第2の透過光量レベルメモリにメモリさ
れた検体を入れたチップを透過した近赤外光の透過光量
レベルとを減算する減算器と、前記減算器の減算値を予
め空のチップを透過した近赤外光の透過光量レベルと気
泡の生じない状態で検体を入れたチップを透過した近赤
外光の透過光量レベルとの減算値に基づいて決定した基
準値をメモリした基準値メモリのメモリ値と比較して、
前者が後者より小さいとき気泡発生の判別信号を出力す
る比較回路と、を具備したことを特徴とする。
〔作用〕
上記のようにしたので、請求項(1)記載の発明におけ
る検体中の気泡の検出方法によれば、気泡が検出された
場合は分注をしないとか分注をやり直すなどの処置を行
い、安定した分析、検査を行うことができる。
また、請求項(2)記載の発明における検体中の気泡の
検出装置によれば、検体中に混入した気泡を簡単な構成
で高精度に検出することができる。
〔実施例〕
第1図は、本発明に係る検体中の気泡の検出方法を実施
するに好適な装置の概要図、第2図は、その装置の一部
の平面図、第3図は近赤外光と交差するチップ10上のビ
ーム位置に対する透過光量レベルの特性図である。
第1図及び第2図において、近赤外線を透過するチップ
10は、例えばプラスチックなどの光学的に透明又は半透
明の素材で作られており、検体(例えば血清)12を入
れ、チップ移動手段14によって定速度で一方向、図示例
は矢印方向の上方に送られる。
発光体としての近赤外光発光ダイオード16は、700nm〜1
000nmの波長を有する近赤外光を出射するもので、この
近赤外光はレンズ18、円柱レンズ20の光学系を介して、
上記チップ10と交差するように一定幅、一定厚さのビー
ム22とされる。
チップ10を透過したビーム22は近赤外域の波長の光のみ
を透過する光学フィルタ24を通り、光検出器26に至る。
上記光検出器26の出力側には、切換スイッチ28を介して
第1,第2の積分回路30,32が接続され、それぞれの積分
回路30,32の出力側には第1、第2のレベルメモリ34,36
が設けられており、この第1、第2のレベルメモリ34,3
6の出力は減算器38で減算される。
この減算器38の出力側には切換スイッチ40を介して、前
記減算器38の出力に基づいて決定した基準値をメモリす
る基準値メモリ42が接続され、この基準値メモリ42の出
力側には基準値メモリ出力と前記減算器出力とを比較し
て、気泡の有無を判別する比較回路44が接続されてい
る。
次にこの発明の気泡の検出方法を具体的に説明する。
近赤外光発光ダイオード16から出射された近赤外光は、
レンズ18によって平行ビームに変換され、更に円柱レン
ズ20によってチップ10の軸方向には該チップの位置で、
ある大きさに絞られる。この絞られる大きさは検出すべ
き検体中に生じた気泡の最小体積等によって決定され
る。
また、チップ10の軸に垂直な方向のビーム幅は該チップ
の位置交差で決まる幅よりは大きく、チップ10の先端部
の位置精度が悪くても、必ずビーム22がチップ10を照射
するようになっている。
チップ10を透過した光は、光学フィルタ24を通り、他の
照明光等の可視領域の光が光検出器26に入らないように
して検出される。
まず、切換スイッチ28を接点A、切換スイッチ40を接点
Aにそれぞれ投入する。そして、この状態において、空
のチップ10をチップ移動手段14で図示位置から矢印方向
に一定速度で移動させると、このチップ10を透過した近
赤外光の透過光量が光検出器26で検出され、切換スイッ
チ28を介して第1の積分回路30に入力され、第3図に示
す透過光量レベルaとして平滑化されて、第1のレベル
メモリ34にメモリされる。
次いで、切換スイッチ28を接点Bに切り換え、液状試料
を気泡が生じないように入れたチップ10をチップ移動手
段14で図示位置から矢印方向に一定速度で移動させる。
このとき、チップ10を透過した近赤外光が光検出器26で
検出され、切換スイッチ28を介して第2の積分回路32に
入力され、第3図に示す透過光量レベルbとして平滑化
されて、第2のレベルメモリ36にメモリされる。
次いで、上記第1、第2のレベルメモリ34,36のレベル
出力a,bを減算器38で減算し、この減算値cに基づいて
決定した基準値dを基準値メモリ42にメモリする。以上
が気泡検出動作に先行して行われる基準値決定動作であ
る。
次いで、切換スイッチ28及び切換スイッチ40をそれぞれ
接点Bに切り換えて実際の気泡検出動作を実行する。つ
まり、液体試料を入れたチップ10を前記のように、チッ
プ移動手段14で図示位置から矢印方向に一定速度で移動
させ、この移動中にチップ10を透過した透過光量を光検
出器26で検出する。
そして、この光検出器26の検出信号を、切換スイッチ28
を介して第2の積分回路32で平滑化し、第2のレベルメ
モリ36にメモリする。次いで、前記第1のレベルメモリ
34にメモリされた空の容器の透過光量レベルと第2のレ
ベルメモリ36にメモリされた透過光量レベルとを減算器
38で減算しこの減算値c′と前記基準値メモリ42にメモ
リされた基準値dとを比較回路44で比較する。
この場合、チップ10の液体試料中に気泡があると、減算
値c′が基準値dより小さくなるので、この小さくなっ
たとき比較回路44から気泡発生の判別信号を出力するこ
とにより、液体試料中に気泡の生じたことを知ることが
できる。
なお、時間とともに透過光量レベルが増大しているの
は、チップ10の形状がテーパ状になっているためであ
る。
〔発明の効果〕
以上のようにして、本発明の液状試料中の気泡の検出方
法によれば、チップに検体を入れる時に空気の混入で気
泡が生じた場合、この気泡を検出して該チップの分析、
検査をしないようにできるので、気泡の発生による分注
量の誤差を未然に防止することができる。この結果、安
定した分析検査を高精度に行うことができる効果があ
る。
また、この気泡の検出装置は近赤外光ビームを照射する
光学系と光電変換回路及びチップ移動手段による簡単な
構成で安価に得ることができるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る液状試料中の気泡の検出方法を
実施する好適な装置の概要図、 第2図は、その一部の平面図、 第3図は、近赤外線と交差するチップ上のビーム位置に
対する透過光量レベルの特性図である。 10……チップ(容器) 12……検体(液体試料) 14……チップ移動手段 16……近赤外光発光ダイオード 18,20……レンズ 22……ビーム 26……光検出器 30……第1の積分回路 32……第2の積分回路 34……第1のレベルメモリ 36……第2のレベルメモリ 38……減算器 42……基準値メモリ 44……比較回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−121584(JP,A) 特開 昭60−161546(JP,A) 特開 昭53−21887(JP,A) 特開 昭53−34595(JP,A) 特開 昭49−50958(JP,A) 特開 昭50−8677(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光体から発生した近赤外光をビーム状と
    し、 この近赤外光が透過する容器に液状試料を入れて該容器
    を前記ビーム状の近赤外光と交差させて定速度で一方向
    に移動させ、 この容器を透過した近赤外光の透過光量レベルと予め測
    定記憶してある空の容器を透過した近赤外光の透過光量
    レベルとを減算し、 この減算値が、予め空の容器を透過した近赤外光の透過
    光量レベルの気泡の生じない状態で液状試料を入れた容
    器を透過した近赤外光の透過光量レベルとの減算値に基
    づいて決定した基準値より小さいことにより、気泡が発
    生したことを判別することを特徴とする液状試料中の気
    泡の検出方法。
  2. 【請求項2】発光体から発生した近赤外光をビーム状と
    する光学系と、 この近赤外光が透過する容器と、 液状試料を入れた前記容器を前記ビーム状の近赤外光と
    交差させて定速度で一方向に移動させる容器移動手段
    と、 前記容器を透過した前記近赤外光を検出する光検出器
    と、 前記光検出器の出力側に切換スイッチを介して接続され
    た第1,第2の積分回路と、 前記第1,第2の積分回路で平滑化された透過光量レベル
    をメモリする第1,第2の透過光量レベルメモリと、 前記第1の透過光量レベルメモリにメモリされた空の容
    器を透過した近赤外光の透過光量レベルと前記第2の透
    過光量レベルメモリにメモリされた液状試料を入れた容
    器を透過した近赤外光の透過光量レベルとを減算する減
    算器と、 前記減算器の減算値を予め空の容器を透過した近赤外光
    の透過光量レベルと気泡の生じない状態で液状試料を入
    れた容器を透過した近赤外光の透過光量レベルとの減算
    値に基づいて決定した基準値をメモリした基準値メモリ
    のメモリ値と比較して、前者が後者より小さいとき気泡
    発生の判別信号を出力する比較回路と、 を備えたことを特徴とする液状試料中の気泡の検出装
    置。
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