JPH07103822B2 - 内燃機関の絞り弁制御装置 - Google Patents
内燃機関の絞り弁制御装置Info
- Publication number
- JPH07103822B2 JPH07103822B2 JP62243750A JP24375087A JPH07103822B2 JP H07103822 B2 JPH07103822 B2 JP H07103822B2 JP 62243750 A JP62243750 A JP 62243750A JP 24375087 A JP24375087 A JP 24375087A JP H07103822 B2 JPH07103822 B2 JP H07103822B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- throttle
- sleeve
- spring
- return spring
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の絞り弁制御装置に係り、特に、スロ
ツトルボデイとスロツトルレバーとに連結された絞り弁
戻し用スプリングの両端部分を2つのスリーブにより支
持している型式の内燃機関の絞り弁制御装置に関する。
ツトルボデイとスロツトルレバーとに連結された絞り弁
戻し用スプリングの両端部分を2つのスリーブにより支
持している型式の内燃機関の絞り弁制御装置に関する。
〔従来の技術〕 絞り弁用スプリングの両端部分を2つのスリーブにより
支持する型式の、従来の内燃機関用絞り弁制御装置にお
いては、実開昭53−132529号公報に記載のように、スロ
ツトルボデイ側に位置した第1スリーブとスロツトルレ
バー側に位置した第2スリーブとにより絞り弁戻し用ス
プリングの両端部分を支持しているが、これら2つのス
リーブは共にスロツトルボデイに形成された軸に回転自
在に取り付けられている。そして、スプリングの一端は
スロツトルレバーに他端はスロツトルボデイに固定され
ている。
支持する型式の、従来の内燃機関用絞り弁制御装置にお
いては、実開昭53−132529号公報に記載のように、スロ
ツトルボデイ側に位置した第1スリーブとスロツトルレ
バー側に位置した第2スリーブとにより絞り弁戻し用ス
プリングの両端部分を支持しているが、これら2つのス
リーブは共にスロツトルボデイに形成された軸に回転自
在に取り付けられている。そして、スプリングの一端は
スロツトルレバーに他端はスロツトルボデイに固定され
ている。
この種の絞り弁制御装置においては、絞り弁軸に固定さ
れたスロツトルレバーの回転により絞り弁が回転する
と、スロツトルレバー側のスプリング端部はスロツトル
レバーの回転に伴つて回転し、スロツトルボデイ側の端
部はスロツトルボデイに固定されているため回転しな
い。したがつて、スプリングの両端間には回転方向の変
位差が生じ、スプリングがねじられる。スロツトルレバ
ーにはこのねじり力の反力が働き、スロツトルレバーを
回転させた力を取り除くとこの反力によつてスロツトル
レバーは回転前のもとの位置に戻る。
れたスロツトルレバーの回転により絞り弁が回転する
と、スロツトルレバー側のスプリング端部はスロツトル
レバーの回転に伴つて回転し、スロツトルボデイ側の端
部はスロツトルボデイに固定されているため回転しな
い。したがつて、スプリングの両端間には回転方向の変
位差が生じ、スプリングがねじられる。スロツトルレバ
ーにはこのねじり力の反力が働き、スロツトルレバーを
回転させた力を取り除くとこの反力によつてスロツトル
レバーは回転前のもとの位置に戻る。
スロツトルレバーを回転させてスプリングがねじられる
と、スロツトルレバー側のスプリングの端部はスロツト
ルレバーとともに回転し、スロツトルボデイ側のスプリ
ングの端部は回転しない。したがつて、スプリングを支
持するスリーブをスロツトルレバー側とスロツトルボデ
イ側とに2分割して、スプリングとスリーブとの間の摩
擦で異音を生じたり戻り不良を生じたりするのを防止し
ている。
と、スロツトルレバー側のスプリングの端部はスロツト
ルレバーとともに回転し、スロツトルボデイ側のスプリ
ングの端部は回転しない。したがつて、スプリングを支
持するスリーブをスロツトルレバー側とスロツトルボデ
イ側とに2分割して、スプリングとスリーブとの間の摩
擦で異音を生じたり戻り不良を生じたりするのを防止し
ている。
上記従来技術においては、スプリングがねじられると
き、スプリング全体が絞り弁軸に対して半径方向に位置
ずれを生じる点については考慮していなかつた。すなわ
ち、スプリング全体が絞り弁軸に対して半径方向に位置
ずれを生じると、スロツトルレバー側の第2スリーブが
スプリングの内周に押され、該スリーブの内周がスロツ
トルボデイに形成された軸の外周に押しつけられ、この
軸の外周と第2スリーブの内周との間の摩擦で異音を生
じたり、異常摩耗を生じたり、戻り不良を生じたりする
問題があつた。
き、スプリング全体が絞り弁軸に対して半径方向に位置
ずれを生じる点については考慮していなかつた。すなわ
ち、スプリング全体が絞り弁軸に対して半径方向に位置
ずれを生じると、スロツトルレバー側の第2スリーブが
スプリングの内周に押され、該スリーブの内周がスロツ
トルボデイに形成された軸の外周に押しつけられ、この
軸の外周と第2スリーブの内周との間の摩擦で異音を生
じたり、異常摩耗を生じたり、戻り不良を生じたりする
問題があつた。
このことは、スプリングをその線径と、そのコイル平均
直径が同一の2つのスプリングを重ね合わせて構成した
場合は、第2スリーブに加わる力が大きくて第2スリー
ブが変形してしまうこともあり、スロツトルボデイに形
成された軸と第2スリーブの内周との間の摺動抵抗が著
しく増大し、上記問題が更に悪化する。
直径が同一の2つのスプリングを重ね合わせて構成した
場合は、第2スリーブに加わる力が大きくて第2スリー
ブが変形してしまうこともあり、スロツトルボデイに形
成された軸と第2スリーブの内周との間の摺動抵抗が著
しく増大し、上記問題が更に悪化する。
本発明の目的は、絞り弁戻し機構の耐久性の向上と絞り
弁の作動の信頼性の向上とを図ることができる内燃機関
の絞り弁制御装置を提供することにある。
弁の作動の信頼性の向上とを図ることができる内燃機関
の絞り弁制御装置を提供することにある。
上記目的は、内燃機関の吸気通路を内部に備えたスロッ
トルボディと、このスロットルボディ内に位置し開閉度
合により前記吸気通路の流通面積を決定する絞り弁と、
前記スロットルボディに回転可能に装着され前記絞り弁
を固着担持した絞り弁軸と、この絞り弁軸の一端部に固
着したスロットルレバーと、前記スロットルレバーに一
端を連結され前記スロットルボディに他端を連結され、
前記絞り弁に戻りトルクを与えるための絞り弁戻し用ス
プリングと、前記スロットルボディ側の該絞り弁戻し用
スプリングの端部を支持する第1スリーブと、前記スロ
ットルレバー側の前記絞り弁戻し用スプリングの端部を
支持する第2スリーブとから成る内燃機関の絞り弁制御
装置において、前記第1スリーブは前記スロットルボデ
ィに形成された軸に回転自在に取り付けられ、前記第2
スリーブは前記絞り弁軸と実質的に一体に回転するよう
に取り付けられ、前記絞り弁戻し用スプリングは前記絞
り弁に戻りトルクを与えるメインスプリング及び二重安
全の目的で用いるアシストスプリングとからなり、前記
メインスプリングの線径及びコイル平均直径と前記アシ
ストスプリングの線径及びコイル平均直径とをそれぞれ
同一にすることによって達成される。
トルボディと、このスロットルボディ内に位置し開閉度
合により前記吸気通路の流通面積を決定する絞り弁と、
前記スロットルボディに回転可能に装着され前記絞り弁
を固着担持した絞り弁軸と、この絞り弁軸の一端部に固
着したスロットルレバーと、前記スロットルレバーに一
端を連結され前記スロットルボディに他端を連結され、
前記絞り弁に戻りトルクを与えるための絞り弁戻し用ス
プリングと、前記スロットルボディ側の該絞り弁戻し用
スプリングの端部を支持する第1スリーブと、前記スロ
ットルレバー側の前記絞り弁戻し用スプリングの端部を
支持する第2スリーブとから成る内燃機関の絞り弁制御
装置において、前記第1スリーブは前記スロットルボデ
ィに形成された軸に回転自在に取り付けられ、前記第2
スリーブは前記絞り弁軸と実質的に一体に回転するよう
に取り付けられ、前記絞り弁戻し用スプリングは前記絞
り弁に戻りトルクを与えるメインスプリング及び二重安
全の目的で用いるアシストスプリングとからなり、前記
メインスプリングの線径及びコイル平均直径と前記アシ
ストスプリングの線径及びコイル平均直径とをそれぞれ
同一にすることによって達成される。
絞り弁軸に固定されたスロットルレバーとの回転により
絞り弁が回転すると、スロットルレバー側の第2スリー
ブには絞り弁戻し用スプリングから軸に対して半径方向
に位置ずれさせる力が加わり、第2スリーブの内周が絞
り弁軸の外周に押しつけられる。一方、絞り弁戻し用ス
プリングの端部はスロットルレバーに取り付けられてお
り、スロットルレバーの回転と、絞り弁軸の回転と、絞
り弁戻し用スプリングの回転とは同じ回転変位になる。
そして、絞り弁戻し用スプリングからの力により第2ス
リーブの内周が絞り弁軸の外周に押しつけられて第2ス
リーブが絞り弁軸と同じ回転変位で回転する。したがっ
て、スロットルレバー,絞り弁軸,絞り弁戻し用スプリ
ングの端部,第2スリーブは同じ回転変位となるので、
これらの間の相対滑りがなくなり、これに起因する異音
や異常摩耗の発生を防止でき、絞り弁の戻り不良を防止
でき、絞り弁の作動の信頼性が向上する。さらに、絞り
弁戻し用スプリングをメインスプリングとアシストスプ
リングとから構成することによりフェイルセール機能を
保たせられるとともに、メインスプリングの線径及びコ
イル平均直径とアシストスプリングの線径及びコイル平
均直径とをそれぞれ同一にしたことにより信頼性を向上
できる。
絞り弁が回転すると、スロットルレバー側の第2スリー
ブには絞り弁戻し用スプリングから軸に対して半径方向
に位置ずれさせる力が加わり、第2スリーブの内周が絞
り弁軸の外周に押しつけられる。一方、絞り弁戻し用ス
プリングの端部はスロットルレバーに取り付けられてお
り、スロットルレバーの回転と、絞り弁軸の回転と、絞
り弁戻し用スプリングの回転とは同じ回転変位になる。
そして、絞り弁戻し用スプリングからの力により第2ス
リーブの内周が絞り弁軸の外周に押しつけられて第2ス
リーブが絞り弁軸と同じ回転変位で回転する。したがっ
て、スロットルレバー,絞り弁軸,絞り弁戻し用スプリ
ングの端部,第2スリーブは同じ回転変位となるので、
これらの間の相対滑りがなくなり、これに起因する異音
や異常摩耗の発生を防止でき、絞り弁の戻り不良を防止
でき、絞り弁の作動の信頼性が向上する。さらに、絞り
弁戻し用スプリングをメインスプリングとアシストスプ
リングとから構成することによりフェイルセール機能を
保たせられるとともに、メインスプリングの線径及びコ
イル平均直径とアシストスプリングの線径及びコイル平
均直径とをそれぞれ同一にしたことにより信頼性を向上
できる。
以下図面に従い本発明を説明する。
第1図は、内燃機関の絞り弁制御装置の平面図、第2図
は第1図のII方向から見た図、第3図は第1図のIII方
向から見た図、第4図は第1図のIV−IV線における断面
図である。第2図において、内燃機関の絞り弁制御装置
は吸気通路1を内部に備えたスロツトルボデイ2を有
し、この吸気通路1内に位置した絞り弁3は、その開閉
度合いにより、吸気通路1の流通面積を制御する。第4
図において、絞り弁3は、スロツトルボデイ2の軸受ハ
ウジング4内に設けた2個の軸受5によりスロツトルボ
デイ2に回転可能に装着された絞り弁軸6に固着担持さ
れている。各軸受5は対応する軸受ストツパ7により軸
受ハウジング4内に押圧固定され、軸受ストツパ7の側
面に設けられた凹部7aに防塵シール8を介装し絞り弁軸
6を軸封する。絞り弁軸6の一端にはスロツトルレバー
9が固着され、絞り弁軸6と一体に回転変位する。
は第1図のII方向から見た図、第3図は第1図のIII方
向から見た図、第4図は第1図のIV−IV線における断面
図である。第2図において、内燃機関の絞り弁制御装置
は吸気通路1を内部に備えたスロツトルボデイ2を有
し、この吸気通路1内に位置した絞り弁3は、その開閉
度合いにより、吸気通路1の流通面積を制御する。第4
図において、絞り弁3は、スロツトルボデイ2の軸受ハ
ウジング4内に設けた2個の軸受5によりスロツトルボ
デイ2に回転可能に装着された絞り弁軸6に固着担持さ
れている。各軸受5は対応する軸受ストツパ7により軸
受ハウジング4内に押圧固定され、軸受ストツパ7の側
面に設けられた凹部7aに防塵シール8を介装し絞り弁軸
6を軸封する。絞り弁軸6の一端にはスロツトルレバー
9が固着され、絞り弁軸6と一体に回転変位する。
内燃機関の出力を増加させる目的で運転者がアクセルペ
ダル(図示せず)を踏んだときにスロツトルレバー9が
回転せしめられ、絞り弁軸6を介して絞り弁3を開弁さ
せる。絞り弁3に戻りトルク(閉弁のためのトルク)を
与える絞り弁戻し用スプリング10がスロツトルボデイ2
とスロツトルレバー9との間に設けてあり、この絞り弁
戻し用スプリング10は、第3図に示すように、絞り弁3
に戻りトルクを与えるメインスプリング11と、二重安全
用即ちフエイルセーフ用のアシストスプリング12とから
成る。好適には、これらのスプリング11,12の線径及び
コイル平均直径を同一にする。メインスプリング11及び
アシストスプリング12の一端を第1図に示すスロツトル
ボデイ2のスプリングフツク13に固定連結し、これらス
プリング11,12の他端をスロツトルレバー9のスプリン
グフツク14に固定連結する。調整ネジ15により絞り弁3
をアイドル開度に設定し、絞り弁3の全開位置はストツ
パ16により決定される。
ダル(図示せず)を踏んだときにスロツトルレバー9が
回転せしめられ、絞り弁軸6を介して絞り弁3を開弁さ
せる。絞り弁3に戻りトルク(閉弁のためのトルク)を
与える絞り弁戻し用スプリング10がスロツトルボデイ2
とスロツトルレバー9との間に設けてあり、この絞り弁
戻し用スプリング10は、第3図に示すように、絞り弁3
に戻りトルクを与えるメインスプリング11と、二重安全
用即ちフエイルセーフ用のアシストスプリング12とから
成る。好適には、これらのスプリング11,12の線径及び
コイル平均直径を同一にする。メインスプリング11及び
アシストスプリング12の一端を第1図に示すスロツトル
ボデイ2のスプリングフツク13に固定連結し、これらス
プリング11,12の他端をスロツトルレバー9のスプリン
グフツク14に固定連結する。調整ネジ15により絞り弁3
をアイドル開度に設定し、絞り弁3の全開位置はストツ
パ16により決定される。
本発明においては、第4図に示すように、スロツトルボ
デイ2側における絞り弁戻し用スプリング10の端部を支
持する第1スリーブ17と、スロツトルレバー9側におけ
る絞り弁戻し用スプリング10の端部を支持する第2スリ
ーブ18とを設ける。第1スリーブ17はスロツトルボデイ
2の軸受ハウジング4の外周に装着され、第2スリーブ
18はスロツトルレバー9の近傍で絞り弁軸6の外周に装
着されている。また、第2スリーブ18は絞り弁戻し用ス
プリング10の端部を支持する部分の外周の直径と、絞り
弁軸6が貫通する内周の直径との寸法差を大きくし、肉
厚を厚くしている。この寸法差は第1スリーブのスロツ
トルボデイに形成された軸が貫通する内周の直径と絞り
弁戻し用スプリングの端部が接する外周の直径との間の
寸法差よりも大きくすれば、第2スリーブの対変形強度
は少なくとも第1スリーブよりも大きくなるので、絞り
弁戻し用スプリングから力が加わっても容易に変形しな
い。もちろん、これよりも肉厚を厚くすれば、さらに強
度が向上し、絞り弁戻し用スプリングから力が加わって
も容易に変形しない 次に、本発明の内燃機関の絞り弁制御装置の作動を説明
する。スロツトルレバー9の回転動作による絞り弁の作
動時に、スロツトルレバー9側の絞り弁戻し用スプリン
グ10の端部はスロツトルレバー9に連結されているた
め、スロツトルレバー9の回転に伴って回転変位する。
そして、絞り弁戻し用スプリング10が軸に対して半径方
向へ変位し、これに伴って第2スリーブ18の内周が絞り
弁軸6の外周に押しつけられ圧着される。このとき、ス
ロツトルレバー9、絞り弁軸6、第2スリーブ18、及び
この第2スリーブ18に支持された絞り弁戻し用スプリン
グ10の端部が一体的に回転する。したがって、第2スリ
ーブ18とこれに支持された絞り弁戻し用スプリング10の
端部との間、及び、第2スリーブ18と絞り弁軸6との間
には相対滑りは生じない。一方、スロツトルボデイ2側
に位置する第1スリーブ17に支持された絞り弁戻し用ス
プリング10の端部によつて第1スリーブ17が軸受ハウジ
ング4に押しつけられても、絞り弁戻し用スプリング10
の端部がスロツトルボデイ2のスプリングフツク13に固
定連結されているため、絞り弁戻し用スプリング10の端
部、第1スリーブ17及び軸受ハウジング4は回転せず、
第1スリーブ17と軸受ハウジング4との間の相対滑りは
生じない。
デイ2側における絞り弁戻し用スプリング10の端部を支
持する第1スリーブ17と、スロツトルレバー9側におけ
る絞り弁戻し用スプリング10の端部を支持する第2スリ
ーブ18とを設ける。第1スリーブ17はスロツトルボデイ
2の軸受ハウジング4の外周に装着され、第2スリーブ
18はスロツトルレバー9の近傍で絞り弁軸6の外周に装
着されている。また、第2スリーブ18は絞り弁戻し用ス
プリング10の端部を支持する部分の外周の直径と、絞り
弁軸6が貫通する内周の直径との寸法差を大きくし、肉
厚を厚くしている。この寸法差は第1スリーブのスロツ
トルボデイに形成された軸が貫通する内周の直径と絞り
弁戻し用スプリングの端部が接する外周の直径との間の
寸法差よりも大きくすれば、第2スリーブの対変形強度
は少なくとも第1スリーブよりも大きくなるので、絞り
弁戻し用スプリングから力が加わっても容易に変形しな
い。もちろん、これよりも肉厚を厚くすれば、さらに強
度が向上し、絞り弁戻し用スプリングから力が加わって
も容易に変形しない 次に、本発明の内燃機関の絞り弁制御装置の作動を説明
する。スロツトルレバー9の回転動作による絞り弁の作
動時に、スロツトルレバー9側の絞り弁戻し用スプリン
グ10の端部はスロツトルレバー9に連結されているた
め、スロツトルレバー9の回転に伴って回転変位する。
そして、絞り弁戻し用スプリング10が軸に対して半径方
向へ変位し、これに伴って第2スリーブ18の内周が絞り
弁軸6の外周に押しつけられ圧着される。このとき、ス
ロツトルレバー9、絞り弁軸6、第2スリーブ18、及び
この第2スリーブ18に支持された絞り弁戻し用スプリン
グ10の端部が一体的に回転する。したがって、第2スリ
ーブ18とこれに支持された絞り弁戻し用スプリング10の
端部との間、及び、第2スリーブ18と絞り弁軸6との間
には相対滑りは生じない。一方、スロツトルボデイ2側
に位置する第1スリーブ17に支持された絞り弁戻し用ス
プリング10の端部によつて第1スリーブ17が軸受ハウジ
ング4に押しつけられても、絞り弁戻し用スプリング10
の端部がスロツトルボデイ2のスプリングフツク13に固
定連結されているため、絞り弁戻し用スプリング10の端
部、第1スリーブ17及び軸受ハウジング4は回転せず、
第1スリーブ17と軸受ハウジング4との間の相対滑りは
生じない。
このように、本発明においては、スロツトルレバー9側
の絞り弁戻し用スプリング10の回転変位量の多い部分、
及び、スロツトルボデイ2側の絞り弁戻し用スプリング
10の回転変位量のほとんどない部分のそれぞれについて
適したスリーブ17,18を設け、各スリーブ17,18の内周と
これらを支持する軸4,6の外周との間の相対滑りを生じ
させないように構成したので、これに起因する異音や異
常摩耗の発生を防止でき、絞り弁の戻り不良を防止で
き、絞り弁の作動の信頼性が向上する。さらに、スロツ
トルレバー9側の第2スリーブ18の絞り弁軸6が貫通す
る内径と絞り弁戻し用スプリング10が接する外径との間
の寸法を大きくして肉厚を厚くしたことにより、絞り弁
戻し用スプリング10から力が加わっても容易に変形しな
いので、さらに、異音や異常摩耗の発生、絞り弁の戻り
不良を防止でき、絞り弁の作動の信頼性が向上する。
の絞り弁戻し用スプリング10の回転変位量の多い部分、
及び、スロツトルボデイ2側の絞り弁戻し用スプリング
10の回転変位量のほとんどない部分のそれぞれについて
適したスリーブ17,18を設け、各スリーブ17,18の内周と
これらを支持する軸4,6の外周との間の相対滑りを生じ
させないように構成したので、これに起因する異音や異
常摩耗の発生を防止でき、絞り弁の戻り不良を防止で
き、絞り弁の作動の信頼性が向上する。さらに、スロツ
トルレバー9側の第2スリーブ18の絞り弁軸6が貫通す
る内径と絞り弁戻し用スプリング10が接する外径との間
の寸法を大きくして肉厚を厚くしたことにより、絞り弁
戻し用スプリング10から力が加わっても容易に変形しな
いので、さらに、異音や異常摩耗の発生、絞り弁の戻り
不良を防止でき、絞り弁の作動の信頼性が向上する。
本発明によれば、絞り弁戻し用スプリングの両端部分と
これらを支持するスリーブとの間に相対滑りが生じない
ので、異音や異常摩耗の発生を防止でき、ひいては絞り
弁の戻り不良をも防止し、絞り弁の作動の信頼性を向上
させることが可能になるという効果がある。
これらを支持するスリーブとの間に相対滑りが生じない
ので、異音や異常摩耗の発生を防止でき、ひいては絞り
弁の戻り不良をも防止し、絞り弁の作動の信頼性を向上
させることが可能になるという効果がある。
第1図は本発明による内燃機関の絞り弁制御装置の平面
図、第2図は第1図のII方向から見た図、第3図は第1
図のIII方向から見た図、第4図は第1図のIV−IV線に
おける断面図である。 符号の説明 1…吸気通路、2…スロツトルボデイ、3…絞り弁、6
…絞り弁軸、9…スロツトルレバー、10…絞り弁戻し用
スプリング、11…メインスプリング、12…アシストスプ
リング、17…第1スリーブ、18…第2スリーブ。
図、第2図は第1図のII方向から見た図、第3図は第1
図のIII方向から見た図、第4図は第1図のIV−IV線に
おける断面図である。 符号の説明 1…吸気通路、2…スロツトルボデイ、3…絞り弁、6
…絞り弁軸、9…スロツトルレバー、10…絞り弁戻し用
スプリング、11…メインスプリング、12…アシストスプ
リング、17…第1スリーブ、18…第2スリーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−212731(JP,A) 特開 昭60−47827(JP,A) 実開 昭61−12946(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関の吸気通路を内部に備えたスロッ
トルボディと、このスロットルボディ内に位置し開閉度
合により前記吸気通路の流通面積を決定する絞り弁と、
前記スロットルボディに回転可能に装着され前記絞り弁
を固着担持した絞り弁軸と、この絞り弁軸の一端部に固
着したスロットルレバーと、前記スロットルレバーに一
端を連結され前記スロットルボディに他端を連結され、
前記絞り弁に戻りトルクを与えるための絞り弁戻し用ス
プリングと、前記スロットルボディ側の該絞り弁戻し用
スプリングの端部を支持する第1スリーブと、前記スロ
ットルレバー側の前記絞り弁戻し用スプリングの端部を
支持する第2スリーブとから成る内燃機関の絞り弁制御
装置において、前記第1スリーブは前記スロットルボデ
ィに形成された軸に回転自在に取り付けられ、前記第2
スリーブは前記絞り弁軸と実質的に一体に回転するよう
に取り付けられ、前記絞り弁戻し用スプリングは前記絞
り弁に戻りトルクを与えるメインスプリング及び二重安
全の目的で用いるアシストスプリングとからなり、前記
メインスプリングの線径及びコイル平均直径と前記アシ
ストスプリングの線径及びコイル平均直径とをそれぞれ
同一にしたことを特徴とする内燃機関の絞り弁制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62243750A JPH07103822B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 内燃機関の絞り弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62243750A JPH07103822B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 内燃機関の絞り弁制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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