JPH07103816A - 照明用光源の寿命検知装置 - Google Patents
照明用光源の寿命検知装置Info
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- JPH07103816A JPH07103816A JP5250280A JP25028093A JPH07103816A JP H07103816 A JPH07103816 A JP H07103816A JP 5250280 A JP5250280 A JP 5250280A JP 25028093 A JP25028093 A JP 25028093A JP H07103816 A JPH07103816 A JP H07103816A
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- Japan
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B20/40—Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、従来のように、照明用光源の定性
的な判断による寿命の判定をするのではなく、光源の光
束維持率の測定を行い、その寿命到達の時期を定量的に
求めるため、光源交換の時期を正確に判断することがで
きる照明用光源の寿命検知装置の提供を目的とする。 【構成】 照明器具の光源10より発せられた光を受光
し、電気信号に変換する受光手段11と、前記受光手段
11で受光された光を電気信号に変換する電気信号変換
手段12と、光源10の初期点灯時の光から求められた
電気信号と、光源10の初期点灯時以降使用時の光から
求められた電気信号との比率を、あらかじめ前記光源に
つき求められた基本光束維持率と比較する制御手段13
と、光源10の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源10の初期点灯時以降使用時の光から求められ
た電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき求め
られた基本光束維持率より低下したか否かを検知する検
知手段14と、を備えたことを特徴とする照明用光源の
寿命検知装置より構成される。
的な判断による寿命の判定をするのではなく、光源の光
束維持率の測定を行い、その寿命到達の時期を定量的に
求めるため、光源交換の時期を正確に判断することがで
きる照明用光源の寿命検知装置の提供を目的とする。 【構成】 照明器具の光源10より発せられた光を受光
し、電気信号に変換する受光手段11と、前記受光手段
11で受光された光を電気信号に変換する電気信号変換
手段12と、光源10の初期点灯時の光から求められた
電気信号と、光源10の初期点灯時以降使用時の光から
求められた電気信号との比率を、あらかじめ前記光源に
つき求められた基本光束維持率と比較する制御手段13
と、光源10の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源10の初期点灯時以降使用時の光から求められ
た電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき求め
られた基本光束維持率より低下したか否かを検知する検
知手段14と、を備えたことを特徴とする照明用光源の
寿命検知装置より構成される。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、照明用光源の実使用時
における寿命検知装置に関するものである。
における寿命検知装置に関するものである。
【従来の技術】照明用光源は一般に初期点灯時より点灯
時間が経過すると経時変化により前記照明用光源が劣化
し、その光束維持率が低下してくる。すなわち、現用の
電気エネルギーを用いた光源では、その特性上、その光
源の発する全光束は、一定時間(一般に100時間)に
急速に減光した後に(このときの全光束を初光束とい
う)、点灯時間の経過とともに徐々に低下する性質があ
る。ここで、光束維持率とは、一定時間点灯後の全光束
と前述の初光束の比の百分率と定義されるのである。ま
た、これを時間に対する光束比で表した図を動程曲線と
指標されている。各光源は、光源製造上の問題(製造技
術と素材)、及び点灯条件(点灯電圧、周囲温度、点滅
回数)により前記動程曲線が変化し、点灯不能になるま
での時間(絶対寿命)も各々異なっている。ところで、
光源の寿命は単に長ければよいというものではなく、光
源を長期間使用すれば点灯電力に対する全光束の比(効
率)が悪くなり、また被照射面の照度も低下する。また
逆に、光源の寿命が極端に短いと、照明光源に関する費
用がコスト高となる。故に、適当な時期に前記光源の交
換が要請される。従って、JIS規格では使用者にとっ
て不利にならないよう、一定の寿命を定め、それを定格
寿命(長期間にわたり製造された同一形式のランプの平
均値に基づいて公表された寿命)と称している。そし
て、日本工業規格またはそれに準ずる規格では、その光
束維持率が一定の値以下に低下したとき、その光源は寿
命であるとするのである。しかし、その寿命は前述のよ
うに、電源電圧、点滅回数、周囲温度により変化するも
のであり、従来、一般の需要場所においては、 所定の光源が点灯不能となったとき、 被照射部の照度が著しく低下したとき、 点灯時間の推計により寿命がきたと判断されたと
き、 の1つについて、その条件を満足するに至ったとき、す
なわち、前記の条件を満足するに至ったときその寿命
がきたと判断し、また、の条件を満足するに至った
ときには、照明管理者が定性的に寿命がきたと判断して
きた。しかしながら、この様な従来の照明用光源使用者
の定性的判断のみによる寿命判定では、照明用光源の寿
命判断にバラツキが生じてしまい、正確な寿命判断がで
きないとの課題があった。特に、多数の照明器具を使用
する施設、あるいは照明用光源の交換が困難な場所に取
り付けられた照明器具などにおいては、前記従来の寿命
判断では照明用光源の正確な交換時期を決定するのはき
わめて困難なことであった。さらに、従来では、照明用
光源をその寿命前に交換することが多々生じてしまい、
もって、被照射部の照度が適正な値以上のものとなっ
て、照明設備費のコスト高を招来するとの課題もあっ
た。
時間が経過すると経時変化により前記照明用光源が劣化
し、その光束維持率が低下してくる。すなわち、現用の
電気エネルギーを用いた光源では、その特性上、その光
源の発する全光束は、一定時間(一般に100時間)に
急速に減光した後に(このときの全光束を初光束とい
う)、点灯時間の経過とともに徐々に低下する性質があ
る。ここで、光束維持率とは、一定時間点灯後の全光束
と前述の初光束の比の百分率と定義されるのである。ま
た、これを時間に対する光束比で表した図を動程曲線と
指標されている。各光源は、光源製造上の問題(製造技
術と素材)、及び点灯条件(点灯電圧、周囲温度、点滅
回数)により前記動程曲線が変化し、点灯不能になるま
での時間(絶対寿命)も各々異なっている。ところで、
光源の寿命は単に長ければよいというものではなく、光
源を長期間使用すれば点灯電力に対する全光束の比(効
率)が悪くなり、また被照射面の照度も低下する。また
逆に、光源の寿命が極端に短いと、照明光源に関する費
用がコスト高となる。故に、適当な時期に前記光源の交
換が要請される。従って、JIS規格では使用者にとっ
て不利にならないよう、一定の寿命を定め、それを定格
寿命(長期間にわたり製造された同一形式のランプの平
均値に基づいて公表された寿命)と称している。そし
て、日本工業規格またはそれに準ずる規格では、その光
束維持率が一定の値以下に低下したとき、その光源は寿
命であるとするのである。しかし、その寿命は前述のよ
うに、電源電圧、点滅回数、周囲温度により変化するも
のであり、従来、一般の需要場所においては、 所定の光源が点灯不能となったとき、 被照射部の照度が著しく低下したとき、 点灯時間の推計により寿命がきたと判断されたと
き、 の1つについて、その条件を満足するに至ったとき、す
なわち、前記の条件を満足するに至ったときその寿命
がきたと判断し、また、の条件を満足するに至った
ときには、照明管理者が定性的に寿命がきたと判断して
きた。しかしながら、この様な従来の照明用光源使用者
の定性的判断のみによる寿命判定では、照明用光源の寿
命判断にバラツキが生じてしまい、正確な寿命判断がで
きないとの課題があった。特に、多数の照明器具を使用
する施設、あるいは照明用光源の交換が困難な場所に取
り付けられた照明器具などにおいては、前記従来の寿命
判断では照明用光源の正確な交換時期を決定するのはき
わめて困難なことであった。さらに、従来では、照明用
光源をその寿命前に交換することが多々生じてしまい、
もって、被照射部の照度が適正な値以上のものとなっ
て、照明設備費のコスト高を招来するとの課題もあっ
た。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
課題を解決するために創案されたものであり、従来のよ
うに、照明用光源の定性的な判断による寿命の判定をす
るのではなく、本発明では、光源の光束維持率の測定を
行い、その寿命到達の時期を定量的に求めるため、光源
交換の時期を正確に判断することができる照明用光源の
寿命検知装置の提供を目的とする。また、本発明では、
多数の照明器具を使用する施設、あるいは照明用光源の
交換が困難な場所に取り付けられた照明器具など、保守
管理の上で光源の一斉交換の時期を検知することが可能
で、もって保守費の低減を図ることができる照明用光源
の寿命検知装置の提供を目的とする。さらに、光源の光
束維持率を一定の値以上に維持できるという点から、照
明設計時の保守率を高めに設定することができ、この面
からも照明設備費の低減を図ることができる照明用光源
の寿命検知装置の提供を目的とするものである。
課題を解決するために創案されたものであり、従来のよ
うに、照明用光源の定性的な判断による寿命の判定をす
るのではなく、本発明では、光源の光束維持率の測定を
行い、その寿命到達の時期を定量的に求めるため、光源
交換の時期を正確に判断することができる照明用光源の
寿命検知装置の提供を目的とする。また、本発明では、
多数の照明器具を使用する施設、あるいは照明用光源の
交換が困難な場所に取り付けられた照明器具など、保守
管理の上で光源の一斉交換の時期を検知することが可能
で、もって保守費の低減を図ることができる照明用光源
の寿命検知装置の提供を目的とする。さらに、光源の光
束維持率を一定の値以上に維持できるという点から、照
明設計時の保守率を高めに設定することができ、この面
からも照明設備費の低減を図ることができる照明用光源
の寿命検知装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる装置は以下のように構成されてい
る。すなわち、まず第1発明にかかる照明用光源の寿命
検知装置は、照明器具の光源10より発せられた光を受
光し、電気信号に変換する受光手段11と、前記受光手
段11で受光された光を電気信号に変換する電気信号変
換手段12と、光源10の初期点灯時の光から求められ
た電気信号と、光源10の初期点灯時以降使用時の光か
ら求められた電気信号との比率を、あらかじめ前記光源
につき求められた基本光束維持率と比較する制御手段1
3と、光源10の初期点灯時の光から求められた電気信
号と、光源10の初期点灯時以降使用時の光から求めら
れた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき求
められた基本光束維持率より低下したか否かを検知する
検知手段14と、を備えて構成され、第2発明にかかる
照明用光源の寿命検知装置は、照明器具の光源10より
発せられた光を受光し、電気信号に変換する受光手段1
1と、前記受光手段11で受光された光を電気信号に変
換する電気信号変換手段12と、光源10の初期点灯時
の光から求められた電気信号と、光源10の初期点灯時
以降使用時の光から求められた電気信号との比率を、あ
らかじめ前記光源につき求められた基本光束維持率と比
較する制御手段13と、光源10の初期点灯時の光から
求められた電気信号と、光源10の初期点灯時以降使用
時の光から求められた電気信号との比率が、あらかじめ
前記光源につき求められた基本光束維持率より低下した
か否かを検知する検知手段14と、初期点灯時の光から
求められた電気信号と、初期点灯時以降使用時の光から
求められた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源に
つき求められた基本光束維持率より低下したことが、検
知手段14により検知されたとき、当該検知情報を表示
する表示手段15と、を備えて構成され、第3発明にか
かる照明用光源の寿命検知装置は、照明器具の光源10
より発せられた光を受光し、電気信号に変換する受光手
段11と、前記受光手段11で受光された光を電気信号
に変換する電気信号変換手段12と、光源10の初期点
灯時の光から求められた電気信号と、光源10の初期点
灯時以降使用時の光から求められた電気信号との比率
を、あらかじめ前記光源につき求められた基本光束維持
率と比較する制御手段13と、光源10の初期点灯時の
光から求められた電気信号と、光源10の初期点灯時以
降使用時の光から求められた電気信号との比率が、あら
かじめ前記光源につき求められた基本光束維持率より低
下したか否かを検知する検知手段14と、初期点灯時の
光から求められた電気信号と、初期点灯時以降使用時の
光から求められた電気信号との比率が、あらかじめ前記
光源につき求められた基本光束維持率より低下したこと
が、検知手段14により検知されたとき、当該検知情報
を表示する表示手段15と、初期点灯時の光から求めら
れた電気信号と、初期点灯時以降使用時の光から求めら
れた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき求
められた基本光束維持率より低下したことが、検知手段
14により検知されたとき、警告情報を送出する警告手
段16と、を備えて構成されている。
に、本発明にかかる装置は以下のように構成されてい
る。すなわち、まず第1発明にかかる照明用光源の寿命
検知装置は、照明器具の光源10より発せられた光を受
光し、電気信号に変換する受光手段11と、前記受光手
段11で受光された光を電気信号に変換する電気信号変
換手段12と、光源10の初期点灯時の光から求められ
た電気信号と、光源10の初期点灯時以降使用時の光か
ら求められた電気信号との比率を、あらかじめ前記光源
につき求められた基本光束維持率と比較する制御手段1
3と、光源10の初期点灯時の光から求められた電気信
号と、光源10の初期点灯時以降使用時の光から求めら
れた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき求
められた基本光束維持率より低下したか否かを検知する
検知手段14と、を備えて構成され、第2発明にかかる
照明用光源の寿命検知装置は、照明器具の光源10より
発せられた光を受光し、電気信号に変換する受光手段1
1と、前記受光手段11で受光された光を電気信号に変
換する電気信号変換手段12と、光源10の初期点灯時
の光から求められた電気信号と、光源10の初期点灯時
以降使用時の光から求められた電気信号との比率を、あ
らかじめ前記光源につき求められた基本光束維持率と比
較する制御手段13と、光源10の初期点灯時の光から
求められた電気信号と、光源10の初期点灯時以降使用
時の光から求められた電気信号との比率が、あらかじめ
前記光源につき求められた基本光束維持率より低下した
か否かを検知する検知手段14と、初期点灯時の光から
求められた電気信号と、初期点灯時以降使用時の光から
求められた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源に
つき求められた基本光束維持率より低下したことが、検
知手段14により検知されたとき、当該検知情報を表示
する表示手段15と、を備えて構成され、第3発明にか
かる照明用光源の寿命検知装置は、照明器具の光源10
より発せられた光を受光し、電気信号に変換する受光手
段11と、前記受光手段11で受光された光を電気信号
に変換する電気信号変換手段12と、光源10の初期点
灯時の光から求められた電気信号と、光源10の初期点
灯時以降使用時の光から求められた電気信号との比率
を、あらかじめ前記光源につき求められた基本光束維持
率と比較する制御手段13と、光源10の初期点灯時の
光から求められた電気信号と、光源10の初期点灯時以
降使用時の光から求められた電気信号との比率が、あら
かじめ前記光源につき求められた基本光束維持率より低
下したか否かを検知する検知手段14と、初期点灯時の
光から求められた電気信号と、初期点灯時以降使用時の
光から求められた電気信号との比率が、あらかじめ前記
光源につき求められた基本光束維持率より低下したこと
が、検知手段14により検知されたとき、当該検知情報
を表示する表示手段15と、初期点灯時の光から求めら
れた電気信号と、初期点灯時以降使用時の光から求めら
れた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき求
められた基本光束維持率より低下したことが、検知手段
14により検知されたとき、警告情報を送出する警告手
段16と、を備えて構成されている。
【作用】本発明にかかる照明用光源の寿命検知装置で
は、従来装置が照明用光源の定性的な判断による寿命の
判断であるのに対して、その寿命到達の時期を定量的に
求められることでき、光源交換の時期を適切に判断する
ことができる。また、多数の照明器具を用いている施
設、光源交換が困難な場所に取り付けた照明器具など、
保守管理の上で光源の一斉交換が適切に行われ、保守費
が低減できる。さらに、光源の光束維持率を一定に維持
できるという点から、照明設計時の保守率を高めに設定
することができ、照明設備費の低減が図れ、照明費に関
する経済的貢献度は大なるものとなる。
は、従来装置が照明用光源の定性的な判断による寿命の
判断であるのに対して、その寿命到達の時期を定量的に
求められることでき、光源交換の時期を適切に判断する
ことができる。また、多数の照明器具を用いている施
設、光源交換が困難な場所に取り付けた照明器具など、
保守管理の上で光源の一斉交換が適切に行われ、保守費
が低減できる。さらに、光源の光束維持率を一定に維持
できるという点から、照明設計時の保守率を高めに設定
することができ、照明設備費の低減が図れ、照明費に関
する経済的貢献度は大なるものとなる。
【実施例】以下、本発明を図に示す好適な実施例に基づ
いて説明する。図2において、照明器具の光源10より
発せられた光の一部は可視光用フォトダイオード、フォ
トトランジスタなどの受光素子20で受光され、電気信
号に変換されて出力される。なお、可視光用フォトダイ
オード、フォトトランジスタは光源10が蛍光ランプな
どである場合を考えて550nm付近の波長領域に充分
なる感度を有するものが望ましい。また、変換された電
気信号は制御部21へ送出される。ここで、まず照明器
具の光源10につき、一定のエージングを行った後の初
期点灯時における光を前記受光素子20で受光し、変換
した電気信号を制御部21へ送出する。また初期点灯時
以後における光を前記受光素子20で受光し、変換した
電気信号を随時、制御部21へ送出する。そして、制御
部では、あらかじめ前記光源10につき求められた初期
点灯時における光の電気信号と初期点灯時以後における
光の電気信号との比率を随時、比較し、初期点灯時以
後、一定のエージングによる光束減退量を含めた全光束
減退量があらかじめ特定した値より、低下したか否か
が、検知部22により検知される。そして、前記全光束
減退量があらかじめ特定した値より、低下したことが検
知されたとき、その情報が表示部23に表示される。さ
らに、前記検知情報は、警告情報として警告部24で告
知されることとなる。ここで、本実施例の製品としての
概略構成を図3に示すと、照明器具用ケース25内の左
側に照明用光源10が取り付けてあり、その右側に設け
られた仕切壁26の略中央に開口部27が形成され、該
開口部27内に受光素子20が取り付けられている。符
号28は電気回路を示しており、該電気回路28内に制
御部21、検知部22等が設けられている。次に、図4
に本実施例の一例となる動作を表したフローチャートを
示す。図4において、光源10を新たに取り付けたと
き、照明集中監視コンピュータより信号を受信し、光束
維持率δを指定するとともに、光束の初期値F0を読み
込む(ステップ100)。ついで、光源10使用中に随
時、光束の瞬時値Fを読み込み(ステップ102)、前
記光束の瞬時値Fと、光束の初期値F0と光束維持率δ
との積算値とを比較する(ステップ104)。そして、
光束の瞬時値Fが、光束の初期値F0と光束維持率δと
の積算値より小なるときは(ステップ104でNO)、
再度光束の瞬時値を読み込む(ステップ102)。ま
た、光束の瞬時値Fが、光束の初期値F0と光束維持率
δとの積算値より大なるときは(ステップ104でYE
S)、当該光源は所定の光束維持率を下回ったとして、
表示部23が点灯され(ステップ106)、照明集中監
視コンピュータへ警告信号が送信される(ステップ10
8)。
いて説明する。図2において、照明器具の光源10より
発せられた光の一部は可視光用フォトダイオード、フォ
トトランジスタなどの受光素子20で受光され、電気信
号に変換されて出力される。なお、可視光用フォトダイ
オード、フォトトランジスタは光源10が蛍光ランプな
どである場合を考えて550nm付近の波長領域に充分
なる感度を有するものが望ましい。また、変換された電
気信号は制御部21へ送出される。ここで、まず照明器
具の光源10につき、一定のエージングを行った後の初
期点灯時における光を前記受光素子20で受光し、変換
した電気信号を制御部21へ送出する。また初期点灯時
以後における光を前記受光素子20で受光し、変換した
電気信号を随時、制御部21へ送出する。そして、制御
部では、あらかじめ前記光源10につき求められた初期
点灯時における光の電気信号と初期点灯時以後における
光の電気信号との比率を随時、比較し、初期点灯時以
後、一定のエージングによる光束減退量を含めた全光束
減退量があらかじめ特定した値より、低下したか否か
が、検知部22により検知される。そして、前記全光束
減退量があらかじめ特定した値より、低下したことが検
知されたとき、その情報が表示部23に表示される。さ
らに、前記検知情報は、警告情報として警告部24で告
知されることとなる。ここで、本実施例の製品としての
概略構成を図3に示すと、照明器具用ケース25内の左
側に照明用光源10が取り付けてあり、その右側に設け
られた仕切壁26の略中央に開口部27が形成され、該
開口部27内に受光素子20が取り付けられている。符
号28は電気回路を示しており、該電気回路28内に制
御部21、検知部22等が設けられている。次に、図4
に本実施例の一例となる動作を表したフローチャートを
示す。図4において、光源10を新たに取り付けたと
き、照明集中監視コンピュータより信号を受信し、光束
維持率δを指定するとともに、光束の初期値F0を読み
込む(ステップ100)。ついで、光源10使用中に随
時、光束の瞬時値Fを読み込み(ステップ102)、前
記光束の瞬時値Fと、光束の初期値F0と光束維持率δ
との積算値とを比較する(ステップ104)。そして、
光束の瞬時値Fが、光束の初期値F0と光束維持率δと
の積算値より小なるときは(ステップ104でNO)、
再度光束の瞬時値を読み込む(ステップ102)。ま
た、光束の瞬時値Fが、光束の初期値F0と光束維持率
δとの積算値より大なるときは(ステップ104でYE
S)、当該光源は所定の光束維持率を下回ったとして、
表示部23が点灯され(ステップ106)、照明集中監
視コンピュータへ警告信号が送信される(ステップ10
8)。
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成され
る。そして、本発明によれば、従来行われている照明用
光源使用者の定性的判断による寿命判定に対して、定量
的測定を行って照明用光源の寿命判断を行うことができ
る。その結果、その寿命到達時を照明管理部署に通報す
ることにより迅速に照明管理者が検知することができ
る。また、照明器具に取り付けた表示部により検知する
ことができ、前述の効果と相まって光源の取り替え時期
を的確に判断することができる。さらに、本発明による
装置を用いることにより、多数の照明器具を使用する施
設、光源交換が困難な場所に取り付けた照明器具など、
保守管理が困難な箇所での光源の一斉交換が実施でき、
これにより保守費の低減が期待できる。また、光源の適
正交換により、被照射部の照度低下を一定の値以上に保
つことができ、もって照明設計時の保守率を高く設定す
ることができると共に、被照射部の照度を常に適正な値
に保つことができるので、この面からも照明設備費の低
減が図られ、照明費に関する経済的貢献度は大なるもの
となる。
る。そして、本発明によれば、従来行われている照明用
光源使用者の定性的判断による寿命判定に対して、定量
的測定を行って照明用光源の寿命判断を行うことができ
る。その結果、その寿命到達時を照明管理部署に通報す
ることにより迅速に照明管理者が検知することができ
る。また、照明器具に取り付けた表示部により検知する
ことができ、前述の効果と相まって光源の取り替え時期
を的確に判断することができる。さらに、本発明による
装置を用いることにより、多数の照明器具を使用する施
設、光源交換が困難な場所に取り付けた照明器具など、
保守管理が困難な箇所での光源の一斉交換が実施でき、
これにより保守費の低減が期待できる。また、光源の適
正交換により、被照射部の照度低下を一定の値以上に保
つことができ、もって照明設計時の保守率を高く設定す
ることができると共に、被照射部の照度を常に適正な値
に保つことができるので、この面からも照明設備費の低
減が図られ、照明費に関する経済的貢献度は大なるもの
となる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例における製品の概略構成説明
図である。
図である。
【図4】実施例の動作の一例を示すフローチャートであ
る。
る。
10 光源 11 受光手段 12 電気信号変換手段 13 制御手段 14 検知手段 15 表示手段 16 警告手段 20 受光素子 21 制御部 22 検知部 23 表示部 24 警告部 25 照明器具用ケース 26 仕切壁 27 開口部 28 電気回路
Claims (3)
- 【請求項1】 照明器具の光源(10)より発せられた
光を受光し、電気信号に変換する受光手段(11)と、 前記受光手段(11)で受光された光を電気信号に変換
する電気信号変換手段(12)と、 光源(10)の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源(10)の初期点灯時以降使用時の光から求め
られた電気信号との比率を、あらかじめ前記光源につき
求められた基本光束維持率と比較する制御手段(13)
と、 光源(10)の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源(10)の初期点灯時以降使用時の光から求め
られた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき
求められた基本光束維持率より低下したか否かを検知す
る検知手段(14)と、 を備えたことを特徴とする照明用光源の寿命検知装置 - 【請求項2】 照明器具の光源(10)より発せられた
光を受光し、電気信号に変換する受光手段(11)と、 前記受光手段(11)で受光された光を電気信号に変換
する電気信号変換手段(12)と、 光源(10)の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源(10)の初期点灯時以降使用時の光から求め
られた電気信号との比率を、あらかじめ前記光源につき
求められた基本光束維持率と比較する制御手段(13)
と、 光源(10)の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源(10)の初期点灯時以降使用時の光から求め
られた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき
求められた基本光束維持率より低下したか否かを検知す
る検知手段(14)と、 初期点灯時の光から求められた電気信号と、初期点灯時
以降使用時の光から求められた電気信号との比率が、あ
らかじめ前記光源につき求められた基本光束維持率より
低下したことが、検知手段(14)により検知されたと
き、当該検知情報を表示する表示手段(15)と、 を備えたことを特徴とする照明用光源の寿命検知装置 - 【請求項3】 照明器具の光源(10)より発せられた
光を受光し、電気信号に変換する受光手段(11)と、 前記受光手段(11)で受光された光を電気信号に変換
する電気信号変換手段(12)と、 光源(10)の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源(10)の初期点灯時以降使用時の光から求め
られた電気信号との比率を、あらかじめ前記光源につき
求められた基本光束維持率と比較する制御手段(13)
と、 光源(10)の初期点灯時の光から求められた電気信号
と、光源(10)の初期点灯時以降使用時の光から求め
られた電気信号との比率が、あらかじめ前記光源につき
求められた基本光束維持率より低下したか否かを検知す
る検知手段(14)と、 初期点灯時の光から求められた電気信号と、初期点灯時
以降使用時の光から求められた電気信号との比率が、あ
らかじめ前記光源につき求められた基本光束維持率より
低下したことが、検知手段(14)により検知されたと
き、当該検知情報を表示する表示手段(15)と、 初期点灯時の光から求められた電気信号と、初期点灯時
以降使用時の光から求められた電気信号との比率が、あ
らかじめ前記光源につき求められた基本光束維持率より
低下したことが、検知手段(14)により検知されたと
き、警告情報を送出する警告手段(16)と、 を備えたことを特徴とする照明用光源の寿命検知装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5250280A JPH07103816A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 照明用光源の寿命検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5250280A JPH07103816A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 照明用光源の寿命検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103816A true JPH07103816A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17205553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5250280A Pending JPH07103816A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 照明用光源の寿命検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103816A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100787221B1 (ko) * | 2006-09-26 | 2007-12-21 | 삼성전자주식회사 | Led 기반 광시스템 및 그의 노화 보상방법 |
JP2009250879A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Ae Tekku Kk | 発光装置の検査装置及び検査方法 |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP5250280A patent/JPH07103816A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100787221B1 (ko) * | 2006-09-26 | 2007-12-21 | 삼성전자주식회사 | Led 기반 광시스템 및 그의 노화 보상방법 |
JP2009250879A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Ae Tekku Kk | 発光装置の検査装置及び検査方法 |
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